円盤皇女ワるきゅーレ・第21代目（総合）スレッド★七狐神社・一刻館分社

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304 名前：ヴァルハラ昔話：2005/09/09(金) 00:52:14: 昔々ある所に時野和人という青年がいました。
和人が川に水を汲みに出かけると、小さな女の子がいぢわるな二人組にいぢめられていました。
「おい秋菜、そっち引っ張れ！！」
「ＯＫ！一気に行くわよ！！」
「うわあぁぁぁぁんっ！！やめてえぇぇぇぇぇっ！！」
いぢわる二人組の秋菜とハイドラは小さな女の子の頭に付いている羽を両手で掴むと渾身の力を込めて一気に引きちぎってしまいました。
「いたあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぃっ！！」
「やったー取れたーっ！！」
「へへ、俺達の縄張りを荒らした罰だ。ざまあみやがれ！！」
ふたりはそう言って泣き叫ぶ女の子をその場に残してさっさと帰ってしまいました。
「えーん痛いよぅ・・・」
羽を引きちぎられてしまった女の子はめそめそと泣き続けています。
そんな女の子を見つけた和人は自宅に連れ帰って手当てをしてしまいました。
手当てが済んでようやく泣き止んだ女の子は自分の事をワルキューレと名乗りました。
そして空の上の宮殿から、この地上に来た事。
嫌いな相手と婚約させられそうになって逃げてきた事。
逃げてきたのは良いけれど、これからどうしようか考えてたらいぢわる二人組に羽をちぎられてしまった事。
羽がなくなってしまったので帰れなくなった事を和人に話しました。
和人はそんなワルキューレがかわいそうになり、ここにいていいよと優しくいってあげました。
こうして和人とワルキューレの一緒の生活が始まりました。

ワルキューレはお姫様だったらしく好き嫌いやわがままを言いましたが、優しい和人と一緒に暮らすうちにとても良い子に育ちました。
そして十年ほど過ぎたときには村一番、いえ国一番の美人に成長しました。
色んなお金持ちがワルキューレに求婚しに来ましたが、ワルキューレはすべて断りました。
なぜならワルキューレは優しい和人が大好きだったからです。
そして和人はかわいいワルキューレの魅力に転んでしまい、ついつい手を出してしまっていました。
しかもワルキューレが子供の時からです。
世間様は和人の事をロリコン、ペドフィリア、鬼畜と呼びましたがラブラブの二人にはそんな事関係ありません。
かわいくて美人でしかも従順で穢れを知らない幼な妻をゲットした和人は、世間様の評判をただのひがみと思いました。
こうして、いつの間にか家に住み着いていた自称ネコミミ侍女という生命体とオヤジ声で話す白い犬を含めて和人は３人と１匹で幸せに暮らしましたとさ。
いつだって最後に幸せになれるのは優しくて親切な人間なのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい
305 名前：ヴァルハラ昔話：2005/09/09(金) 01:00:16: ちなみにワルキューレを探しにワルキューレの姉が地上に来た事もありましたが、ちぎられてしまったため羽がなかったので本人である事に気づかずかえってしまいましたとさ。

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