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■ 【Cobalt】円盤皇女ワるきゅーレ総合【27番目】
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地震発生時、家の中に人は…家電の電流で確認
:2008/03/29(土) 16:40:34
エアコンやテレビなど家電ごとの消費電流の特徴から、地震直前に家に人がいたかどうかを推測し、倒壊家屋からの救助につなげる「残留者予測システム」の開発を東京電力が進めている。首都圏直下型地震では15万棟の倒壊が予測され、消防には安否確認の手段として期待が高まっている。
地震発生の数分から数時間前の消費電流のデータを家ごとに分析。照明やテレビのオンオフ、電子レンジなどの電流波形が確認できれば、地震時に在宅が濃厚と判断する仕組み。家電の電流波形を研究する東京工科大学の伊藤雅仁専任講師(情報工学)によると、エアコンはくし型、掃除機は三角型などの特徴があり、「家全体の消費電流から波形を一つずつ取り出し家電の種類を判断できる」という。
東電の計画では、各世帯にある電力量計に数万円の発信器を付けてデータを蓄積。震災時にデータを分析し「在宅濃厚」「不在濃厚」と色わけした住宅地図を行政機関に提供する。行政側が作る倒壊家屋地図と組み合わせ、救助を急ぐべき倒壊家屋を判断する。
04年の新潟県中越地震をきっかけに東電は05年、地域防災に協力する研究を始めた。消防関係者から「大地震の際、倒壊家屋の下に人がいるかいないか、安否確認に数日以上かかる。救助できないまま火災や衰弱で死ぬ人も出る」と聞き、今回の研究を思いついた。
研究委託した電機メーカーの実験住宅でも、個々の使用家電の把握に成功。消防研究センターの室崎益輝所長も「地域のつながりを使った調査と加えることで、救助の優先度の判断が一気に迅速化する」と期待する。
東電側では開発中のシステムを一人暮らしのお年寄りの見守りなどにも応用したい考えだが、個人情報保護の問題もあり、導入時期は未定。担当する東電販売営業本部技術サービスグループは「木造住宅密集地などの一部地域で進めるなどしながら、導入の是非を議論したい」という。
http://www.asahi.com/life/update/0329/TKY200803290167.html
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