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■ 【Cobalt】円盤皇女ワるきゅーレ総合【27番目】

796 名前:子の喫煙:やめさせるには 通院しパッチ使用 禁断症状抑え、依存断ち切る:2008/07/14(月) 22:18:07
 自販機でたばこを買う際に必要な成人識別ICカード「taspo(タスポ)」が今月から全国に広がった。導入の狙いは未成年の喫煙防止。専門家は未成年が大人に比べニコチン依存症になりやすく、喫煙開始年齢が若いと、がんなどにかかる危険性も高まると指摘する。子どもに喫煙をやめさせるにはどうしたらいいのか。


 ・難しい動機付け/再開防止が課題
 秋田県潟上市の主婦(45)が長女(21)の喫煙を見つけたのは高校2年のとき。灰皿とたばこを没収したものの、やめる気配はない。就職を考え始めた高3の夏、「禁煙の職場も増えているからたばこをやめた方がいい」と諭して、中通総合病院(秋田市)の未成年者禁煙外来を母娘で訪れた。

 禁煙補助剤であるニコチンパッチを処方された。パッチは、ニコチンの血中濃度を一定に保ち、ニコチン切れ症状を緩和させる効果がある。翌日から使うと「たばこを吸いたいと思わなくなったようで、落ち着いて見えた」と主婦は話す。1日1箱吸っていたが、定期的な通院と毎日のパッチ使用で4、5カ月でやめられた。


 ■10代で経験多く
 厚生労働省の調査では、未成年の喫煙経験者率は低下傾向にあるものの、高校3年の男子は42%、女子は27%にのぼる(04年)。日本赤十字社和歌山医療センターの池上達義医師(呼吸器内科)が同センター職員対象に行った調査(01年)で喫煙者162人を分析すると、90%が20歳までに喫煙を始めていた。

 静岡県立こども病院で、02年10月から06年3月まで卒煙外来を担当した加治正行・清水保健福祉センター所長は「子どもの喫煙はただの非行ではない。ニコチン依存症になると、常に吸いたくてイライラし、修学旅行も楽しめず、たばこ代のためにお金を盗むなど、さまざまな点で子どもを苦しめる」と話す。

 加治さんによると、日常生活に悩みを抱えた子どもが多いため、診療はカウンセリングで始まり、健康被害、パッチの使用法などを説明する。1、2回通院し、十数枚のパッチを使うだけでたばこをやめられる場合が多いという。

 自ら禁煙の意思を持ち受診するのは3割だが、話すうちに興味を示し、担当期間に訪れた中高生30人(男子17人、女子13人)の1週間後の禁煙成功率は83%と高かった。しかし、1カ月後は53%、1年後は23%と、時間がたつほど禁煙が守られていなかった。加治さんは「大人は健康不安など禁煙の意思が明確だが、子どもは動機付けが難しい。再喫煙防止が課題」と話す。

 禁煙治療には06年4月から保険が適用されているが、未成年の場合、ブリンクマン指数(1日の平均喫煙本数×喫煙年数)が200以上という適用条件を満たさないため、事実上、保険が利かない。受診費用は病院ごとに異なり=表、パッチは1枚400円前後だ。


 ■強い健康被害
 そもそも、なぜ未成年の喫煙は問題なのか。

 喫煙開始年齢と健康への影響についての国内外の研究を調べた聖徳大学の簑輪眞澄教授(公衆衛生学)は「喫煙開始年齢が若いと、総喫煙量が増え、がんや循環器病にかかるリスクが高まる。中でも肺がんは、総喫煙量は同じでも、開始年齢が若いほどリスクが高まることが明確に示されている」と話す。

 また、国立成育医療センター総合診療部の原田正平医師は「未成年はニコチン依存症になりやすい」と話す。

 たばこを吸うと、たばこに含まれるニコチンが、快感をもたらす物質ドーパミンの分泌を促進させる。成長期にある未成年は、脳内にあるニコチンの受容体が増えやすいことなどから依存症になりやすい。成人が数年かかるところ、未成年は数日で依存状態に陥ることもあるという。

 原田医師は「依存状態にある場合、タスポ導入後もなんとかしてたばこを手に入れてしまうだろう。未成年の喫煙対策には規制や懲罰より、禁煙治療や周囲の大人が禁煙することが大切だ」と指摘する。



ttp://mainichi.jp/life/health/news/20080713ddm013100056000c.html

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