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■ 【鉄人!・・じゃないけど】円盤皇女ワるきゅーレ総合【28号】

120 名前:マクロスF:全CDがトップ5入り チャート席巻、新たなアニソンブーム:2008/08/30(土) 16:38:59
 「超時空要塞マクロス」の25周年記念作品「マクロスF(フロンティア)」が4月からMBS・TBS系で放送されている。第1作ではリン・ミンメイ役の飯島真理さんの劇場版主題歌「愛・おぼえていますか」は世界中のアニメファンにヒットしたアニメソングだが、「マクロスF」でもヒロインたちが歌うテーマ曲が次々とオリコンランキング上位を獲得、20日に発売されたシェリルとランカのデュエットのオープニング曲「ライオン」も、発売から1週間で約5万6000枚を売り上げ、オリコンシングルCDランキングで3位に入るなど新たなブームを起こしている。

 「マクロスF」は、西暦2059年、銀河の中心をめざす長距離移民船団「マクロス・フロンティア」に謎の巨大宇宙生物「バジュラ」が襲来し、パイロット養成コースの高校生、早乙女アルトやトップスターのシェリル・ノーム、平凡な少女だったランカ・リーらが戦いに巻き込まれていく……という物語だ。

 マクロスFには、ランカとシェリルの2人の歌姫が登場する。中華料理店「娘々(ニャンニャン)」でアルバイトをしながら、歌手にあこがれ、清純派アイドルとなり、「現代のリン・ミンメイ」と言われるランカ。キャストの声も歌も5000人のオーディションで選ばれた中島愛さんが担当し、「愛・おぼえていますか」もカバーするなど第1作のミンメイそのものだ。一方、ランカもあこがれる銀河のトップアイドルで、コンサートのためにフロンティアを訪れて巻き込まれた海外の大物アーティストのイメージで、人気声優の遠藤綾さんがキャストの声を、歌唱力に定評のあるMay’n(メイン)さんが歌を担当。

 主人公熱気バサラの声を林延年さんが、歌を福山芳樹さんが担当した「マクロス7」のような手法を取っている。

 初代「マクロス」から音楽に携わっているJVCエンタテインメントの佐々木史朗プロデューサーは、放送の約2年前から、印象的なシーンに合わせて楽曲を作ったり、逆に、脚本や絵コンテが出来上がる前から、歌詞に合わせてシーンを作るなど、細かい対話を重ねたといい、「作品自体の良さにもなるが、アニメ制作サイドと打ち合わせを重ねたおかげで楽曲をうまく使えた」と分析。07年末に先行して放送された第1話の特別編で、シェリルがさまざまな映像効果の中で「射手座☆午後九時 Don’t be late」を歌いあげるライブシーンを目にしたとき大ヒットの予感がしたという。

 音楽は、アニメ「マクロスプラス」や「カウボーイビバップ」などを手がけた菅野よう子さんが担当。16話までの坂本真綾さんのオープニング曲「トライアングラー」から、ほとんどすべての楽曲の作曲、編曲をしている。売り上げも好調で、「トライアングラー」とシェリルが歌うエンディング曲「ダイアモンドクレバス」はともにオリコン初登場3位で12万枚、ランカが歌う挿入歌「星間飛行」は9万5000枚で5位。さらにサントラ盤「マクロスF OST1 娘(ニャン)フロ。」は19万5000枚を売り上げ、オリコン3位を獲得し、発売したCDがすべてトップ5入り、サントラでは97年の「新世紀エヴァンゲリオン」の「THE END OF EVANGELION」に並ぶ記録を達成した。

 佐々木プロデューサーは「音楽でもマクロスFはいままでの総決算のつもり。二度とできないことをやろうと、あらゆるエネルギーを費やしている」と語る。サントラCD第2弾も予定され、10月にはパシフィコ横浜でライブイベントも開かれる。ヒットを続けるマクロスFの音楽、今後も目が離せない。



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