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■ 【鉄人!・・じゃないけど】円盤皇女ワるきゅーレ総合【28号】

311 名前:小泉氏引退へ 「改革の総括」を聞きたい:2008/09/29(月) 22:34:40
 麻生内閣が多難な船出を迎える中、小泉純一郎元首相が次期衆院選には出馬せず、引退する考えを表明した。これも小泉流サプライズ劇場と受け止める向きもあるが、小泉氏自身は早くから引退の意向を固めていたという。「もうやり残したことはない」とも語っている。

 しかし、本当に「やり残したこと」はないのだろうか。5年5カ月にわたる小泉政権時代をどう総括しているのか。小泉氏は首相退任後、公の席できちんと語っておらず、27日の地元後援会の会合でも、ほとんど触れなかった。それをせずに引退するというのでは、都合が悪くなったから引退する、つまり「勝ち逃げ」の批判は免れまい。

 小泉政治の評価は功罪相半ばしている。

 一番の功績は「ワイドショー政治」と批判されながらも政治に対する国民の関心を高めたことだろう。多くの国民は変化を期待し、政治の閉塞(へいそく)感を打ち破ったのは確かだ。

 だが、その後、「小泉改革の影」と言われた負の側面も明らかになってきた。自由競争や市場原理、自己責任を重視し過ぎた結果、日本社会では格差が拡大した。郵政民営化や道路公団民営化などの改革も、自民党の族議員や官庁との妥協を迫られ、中途半端に終わった。批判を呼んだ後期高齢者医療制度も小泉政権時代に決めたものだ。

 02年9月、北朝鮮を訪問し、5人の拉致被害者帰国を実現させたが、その後は大きな進展を見ていない。一方では毎年、靖国神社に参拝し、中国や韓国などの反発を招いた。イラク戦争などで米国を支持する考えを早々に表明し、対米従属に過ぎたとの批判もある。

 小泉氏は、これにどう反論するのか。後始末は知らん顔では通らないのではないだろうか。

 小泉路線を継承するのか、しないのか。安倍晋三元首相、福田康夫前首相はあいまいにしたまま、政権を投げ出した。麻生内閣は小泉路線から決別しようとしているようだが、これはなし崩し的な印象が強い。

 小泉改革、小泉政治とは何だったのかを考えることは、次の衆院選でも大きな論点となる。有権者の判断材料とするためにも、小泉氏は自ら語るべきである。

 小泉氏は後継に次男を指名した。当選すれば4代続きの世襲となる。折しも麻生内閣には世襲議員が多く、これが組閣直後の内閣支持率が高くならなかった一因と思われる。世襲は「古い自民党」の象徴とも国民に見られているはずだ。

 「自民党をぶっ壊す」と叫んで人気を博したはずなのに、「小泉さん、お前もか」と失望した人も多いだろう。後援会の会合で小泉氏は「私の親ばかぶりも、ご容赦いただきたい」と語ったが、この世襲問題についても、きちんとした説明を聞きたい。



ttp://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080929k0000m070113000c.html

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