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■ 【鉄人!・・じゃないけど】円盤皇女ワるきゅーレ総合【28号】
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紅葉:平年よりも遅れる見通し 温暖化の影響か
:2008/10/17(金) 19:24:06
地球温暖化の影響か、紅葉の時期がこの半世紀で半月ほど遅くなっている。今年も既に紅葉前線の南下が始まっているが、見ごろは平年よりも遅れる見通し。紅葉の名所地のなかには対策に乗り出すところも現れた。
民間の気象会社、ウェザーニューズ(東京都港区)によると、関東や関西の今年の紅葉は例年(およそ10年間の平均値)よりも約1週間遅く、ともに11月中旬から下旬にかけて広い範囲で見ごろを迎えそうだ。高気圧に覆われ9〜10月の気温が平年よりも高いためで、記録的「暖秋」だった昨年とほぼ同時期となりそうだ。
紅葉の時期は、9〜11月の気温と関係が深く、最低気温が8度を下回ると色づき始め、5度以下で一気に進むとされる。
気象庁によると、9〜11月の平均気温は04年までの100年間で、全国で0.94度上昇した。一方、04年までの50年間の調査では、カエデの紅葉は全国で平均15.6日、イチョウの黄葉も平均10.7日遅くなっている。同庁は「地球温暖化の影響で紅葉の時期が徐々に遅れている」と分析する。
紅葉の名所が多い京都。最近は12月に入ってから見ごろを迎えることも珍しくない。シーズン中は多くの観光客でにぎわう高台寺(京都市東山区)では、夜間の紅葉ライトアップを95年までは11月いっぱいで終了していたが、96年以降は12月上旬まで延長している。同寺の寺前浄因執事は「温暖化との関係は分かりませんが、最近は12月半ばまで見ごろが続く年もある」と話す。
異常が見られるのは時期だけでない。色づきにもおかしな点があるという。寺前執事などによると、京都ではここ数年、夏の猛暑や台風などの異常気象で木が傷み、カエデなどが真っ赤に色づく前に枯れたり落葉する年が続いたという。
京都市内の紅葉を調査している龍谷大学経済学部の増田啓子教授(環境気候学)は、美しい色づきには(1)十分な日照(2)適度な水分(3)急激な冷え込み−−の3条件が重要と言う。そのうえで、「都市部のヒートアイランド現象の影響で、京都市中心部では最低気温が上昇して最高気温との差が縮小し、色づきの悪さの一因になっている」と指摘する。つまり、「急激な冷え込み」という条件が満たされなくなっているというのだ。
また、増田教授によると、市内のお寺の中には色づきを良くするため、モミジの木の下にコケを張って保水力を高める取り組みを始めた所もあるという。
今年の色づきはどうか。ウェザーニューズによると、関東地方は11月に入って急な冷え込みが予想され、鮮やかな色づきが期待できそう。また、西日本では夏の猛暑や水不足の影響で葉が痛み、色づきがよくない可能性もあるという。
一方、65年から続く気象庁恒例の「関東地方の紅葉の見ごろ予想」は、今年から取りやめとなった。「民間の気象会社が同じような情報を提供するようになったため」(気象庁)で、伝統の秋の風物詩が一つ消えた格好だ。
ttp://mainichi.jp/life/ecology/news/20081017k0000e040015000c.html
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