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■ 【鉄人!・・じゃないけど】円盤皇女ワるきゅーレ総合【28号】

462 名前:インドにバイオトイレを:2008/10/22(水) 01:35:55
 インド南部の漁村での「バイオトイレ」普及を目指し、米子高専(米子市)の玉井孝幸准教授(コンクリート材料学)が、安価な建材として鉄筋の代わりに竹を使う「竹筋コンクリート」の研究を進めている。国内では鉄不足の戦時中に使われた代替材料だが、竹は現地で安く大量調達でき、活用したコンクリートを、女性の人権保護や生活環境の改善のためのトイレの普及に役立てる。玉井准教授はトイレの床材として十分な強度と軽量化を両立させ、来夏にも現地で技術指導を始める予定だ。

 玉井准教授は、戦時中の建築遺産として竹筋コンクリート造りの建物に注目し、熊本県小国町の廃線跡に残る鉄道橋などを調べてきた。それを知った西村祐子・駒沢大教授(インド社会論)から「バイオトイレを安く作る材料に使いたい」との相談が舞い込んだ。

 バイオトイレは、便をバクテリアに分解させ、肥料にする構造。西村教授はインド南部の海沿いにあるコバラム村で、2006年から約20基を造ってきた。インドの農漁村にはトイレがほとんどなく、女性の人権保護や住環境の改善、肥料の活用が狙いだ。

 しかし、インドでは経済成長に伴う建設ラッシュで鉄筋などの価格が高騰。1基あたりの建設費は、当初の2万5000円から4万円以上になり、普及の足かせになっているという。竹を使えば、3割ほどコストを抑えられる見込み。

 課題は強度。国内で竹は塗り壁の素地などに使われてきたが、建築基準法に基づく強度基準はなく、耐震性が求められる構造材に使えない。

 玉井准教授は、竹を割って空洞をなくし、差し金状に加工することでセメントとの密着性や強度が高まるよう工夫。厚さ9センチと7センチの床板(縦150センチ、横50センチ)を試作し、11日にはセメント袋(25キロ)や学生を載せて耐荷重実験をした。7センチの板でも、200キロの重みに耐え、人が載るには十分な強度を持つことを確認した。

 玉井准教授は「一般家庭に導入しやすいように、竹筋の使い方をさらに工夫して軽量化したい」。来年7月には学生らと現地に渡り、住民に指導しながら約100基を造る予定だ。

 西村教授は資金援助を国際協力機構(JICA)に申請中で「将来は住民の手で他の村にも普及していけば」と期待している。



ttp://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20081020-OYT8T00714.htm

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