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■ 【鉄人!・・じゃないけど】円盤皇女ワるきゅーレ総合【28号】
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今冬予報:暖?寒? カギは「北極振動」
:2008/12/10(水) 15:46:48
気象庁は今冬について「暖冬傾向となりそう」と予報しているが、「強い寒気」の襲来を予想する民間の気象会社もある。どちらの予想が当たるのか。カギを握るのが「北極振動」という気象現象だ。
気象庁は9月の寒候期予報で、12月〜来年2月の平均気温は北日本(北海道、東北)で平年並み、東・西日本は平年並みか高く、沖縄・奄美でも平年より高いと予想。3カ月予報(11月25日発表)でも「12月に寒気が入るが1、2月は暖冬となりそう」としている。気候情報課の渡辺典昭予報官は「南の亜熱帯高気圧が強く寒気が南下しにくいため、冬型の気圧配置が長続きしないと予想される」と理由を説明する。
日本気象協会首都圏支社の気象予報士、小田美穂さんも「冬期間を通すと気温は平年並みか高い暖冬傾向。寒暖の変動が大きくなるのが特徴で、冬の前半は寒く、後半は暖かくなりそう」と言う。12月は日本付近に寒気が流れ込み、日本海側は大雪になる時期もありそう。来年1、2月になると一転、暖かく湿った空気が流れ込み、南岸低気圧の通過が増え、太平洋側で雪や雨の降る日が例年より多くなる恐れがあるという。
暖冬予測の気象庁などとやや異なる見方をするのが、民間気象会社ウェザーニューズの予報センターチームリーダー、須山洋治さん。「気温は平年並みで、冬らしい寒さとなりそう」と指摘した上で、「冬型の気圧配置は長く続かず、寒気が入ったり緩んだりを繰り返す。来年1月後半〜2月後半には強い寒気が次々入り、北海道は暴風雪に見舞われる日もあり、太平洋側でも降雪の可能性がある」と予想する。
実は、気象庁の暖冬予想が大きく外れたことがある。05年12月から東・西日本で記録的な低温に見舞われ、同月〜06年2月に本州を襲った「平成18年豪雪」である。気象庁は05年9月の寒候期予報などで「北日本を除き暖冬」と予想していたが、ふたを開けてみれば全国の降雪観測地点339カ所のうち23地点で観測開始以来の最深積雪記録を更新した。
記録的な寒気を招いた大きな要因が「北極振動」。北極振動とは、北極圏で寒気が蓄積と放出を繰り返す現象のことだ。北極圏での寒気の動きが世界的な大気の変動を招くという。最近の研究で、日本列島の冬季の天候は北極振動の影響を受けていることが明らかになってきた。
事実、平成18年豪雪では05年11月中旬以降、北極振動の放出期に入り、寒気が偏西風に乗って南下、列島を覆い記録的な大雪と寒さが1カ月半にわたって続く要因となった。
気象庁の渡辺予報官は「北極振動はメカニズムが解明しきれていないため、長期予報をしにくい」と指摘。今後の北極振動次第では、猛烈な寒波が日本列島を襲うことも考えられるという。
気象庁も予報システムの精度向上を進めている。けれども、昨冬「気温は全国的にやや高め」と予想した今年2月の都心の雪日数は平年の3.5日を上回る6日だった。それだけ地球環境に異常事態が続いているということなのだろう。
ttp://mainichi.jp/select/weathernews/news/20081210k0000e040016000c.html
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