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■ 【ニクいねー】円盤皇女ワるきゅーレ総合【29】

916 名前:名無し客:2009/05/07(木) 23:49:28
 映画「ターミネーター2」に登場した自由自在に姿を変える液体金属ほどの先進性はないが、自動修復機能を持つ新しいコンクリート素材がまもなく、橋や道路に画期的な保護性能をもたらすことになるかもしれない。

 従来のコンクリートは意外ともろい素材であり、地震や長期の使用で簡単にクラック(ヒビ)が生じてしまう。一方、新しいコンクリート混合材料は“U”の字に曲げても砕けることがない。この素材は変形を加えれば細かいクラックが生じるが、そのクラックも数日間の小雨に当たれば自動的に塞がってしまう。

「クラックが生じて露出した乾燥部分は雨水や空気中の二酸化炭素と反応し、炭酸カルシウムで“傷跡”を形成して塞いでしまう。炭酸カルシウムは自然界に存在する強力な化合物であり、海の貝殻の主成分でもある」と、アメリカ、ミシガン州アナーバーにあるミシガン大学に在籍し、今回の研究にも参加したヴィクター・リー(Victor Li)氏は解説する。研究チームの話によると、この柔軟性のある素材は自動修復後も強度は落ちないという。

 リー氏はこの15年間、研究チームのリーダーを務めた客員研究員のインズ・ヤン(Yingzi Yang)氏らとともに、さまざまに応用可能な次世代コンクリートの開発を進めてきた。リー氏の話によると、大阪の超高層マンションの中心部分に、自動修復機能を持つ同様のコンクリートが既に使われているという。

 2006年にミシガン州で建設された州間高速道路94号線をまたぐ橋でもこの素材が採用され、従来型の伸縮目地を省くことができた。伸縮目地とは橋の一定区間ごとに設置する歯状突起のある金属板のことであり、この資材を挟むことで普通のコンクリートでも折り曲がることなく伸縮が可能になるが、その設置場所を自動車が通行する際に大きな騒音が生じてしまうというデメリットがある。

「保守作業の必要性が低減することも新しいコンクリートのメリットだが、伸縮目地が不要になることで通行時の騒音が大幅に減少することも大きな魅力の1つである」と、リー氏は話す。自動修復機能を持つコンクリートはいま、アメリカ、モンタナ州の用水路建設でも使用が検討されている。

 この新素材の価格は従来のコンクリートの3倍もするが、保守費用やエネルギー需要が削減されるため、長期的にはコストは削減されることになる、とリー氏は考えている。また、この柔軟性のあるコンクリートを使用すれば、制震装置を購入、設置する必要もなくなる。したがって、「実際には建設の初期コストも下がる」とリー氏は指摘する。

 今回の研究は、「Cement and Concrete Research」誌のオンライン版で3月4日に発表された。



ttp://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090506-00000000-natiogeo-int
ttp://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1241667844/

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