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■ 【三十路?】円盤皇女ワるきゅーレ総合【30】

320 名前:皆既日食:46年ぶりの「奇跡」 22日に今世紀最長の6分44秒:2009/07/19(日) 07:14:44
◆太陽、月、地球が直列
 日食は、太陽、月、地球がほぼ一直線上に位置したときに起きる。地球表面に落ちた月の影が時間と共に移動し、影に入った地域で太陽面が欠けて見える現象だ。地球と太陽の距離(約1・5億キロ)は地球と月の距離(約38万キロ)の約400倍。太陽の直径は月の約400倍のため、月と太陽の見かけの大きさはほぼ同じになり、月が太陽をすっぽりと隠してしまう。

 ただし、月の軌道面は太陽の黄道面に対して約5・1度の傾きを持っているため、新月で月と太陽が同じ方向に来ても常に日食が起こるわけではない。また、楕円(だえん)運動で距離が変化するため、月が太陽より若干大きく見えたり、小さく見えたりする。月の本影に入って太陽が完全に隠れると皆既日食に、周囲が残ると金環日食になる。国立天文台の片山真人・暦計算室長は「月と太陽の大きさと距離が微妙なバランスで織りなす自然の奇跡」と話す。

 皆既日食の始まりから終わりまでの時間は、通常では2〜4分だが、今回は最長6分44秒と今世紀中で最も長い。月が地球に近く、太陽が遠くに位置するため、大きな月が小さな太陽を隠すためだ。


 ◆コロナの形に注目
 皆既日食では、普段は太陽がまぶしくて見ることができない外層大気コロナを、肉眼で見ることができる。

 太陽は中心にある核が最も高温で、表面に近づくにつれ温度が下がる。表面温度が6000度なのに対し、コロナは100万度以上ある。なぜコロナの方が温度が高いのか、なぜ爆発的な現象フレアや太陽風が起こるのかなどは謎だ。

 国立天文台の末松芳法・太陽観測所長は「太陽表面近くから遠くのコロナまで一度に詳細に観測できるのは皆既日食が唯一の機会。神秘に包まれた太陽コロナの謎を解く貴重なデータを得られる」と期待する。

 コロナの形は太陽の活動状態によって変わる。現在、太陽活動は100年ぶりに停滞期に入っており、国立天文台などの観測チームは小笠原諸島の硫黄島、トカラ列島、中国などで観測し、極小期のコロナの状態や磁場構造と温度や密度の関係を調べる。


 ◆日食メガネで観察を
 太陽の光は目に見える光以外に、紫外線や赤外線も入っており、これらはときに有害だ。直視すると最悪の場合は失明する危険性もあり、日本眼科医会は注意を呼びかけている。

 黒い下敷きやすすのついたすりガラスなどで太陽を見るのは危険。可視光線はある程度カットされるのでまぶしく感じなくても、太陽を見続ければ、紫外線が目にダメージを与える恐れがある。国立天文台は有害光線をカットする日食メガネの使用を勧めている。

 太陽を直接見なくても、箱に開けたピンホール(針穴)から入った光が箱の内部の面をスクリーンにして、外の景色を投影する仕組みを使えば、安全に観察できる。また、日食時は木の葉のすき間がピンホールカメラの役割を果たし、木もれ日の一つ一つが地面に欠けた太陽の形を投影する。これを楽しむのも観察方法の一つといえそうだ。



http://mainichi.jp/select/science/news/20090714ddm016040082000c.html

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