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■ 【三十路?】円盤皇女ワるきゅーレ総合【30】

358 名前:ショウワノートが新商品:2009/07/24(金) 18:47:45
 勉強なら誰にも負けない東京大学と、勉強用のノートで業界をリードするショウワノート(東京都中央区)が組んで、新しい学習用のノートを作り出した。東大大学院でキャラクタービジネスを研究している七丈直弘(しちじょう・なおひろ)准教授のゼミ学生が出したアイデアが盛り込まれたノートは、黒板を書き写しやすいレイアウトと、先鋭的なデザインで中高生の学習マインドを刺激する。

 ショウワノートが9月28日に発売する「Tノート」は、ノートの多くが縦型で、けい線が横に入っているのに対し、黒板のように横長となっているのが特徴だ。けい線も方眼状のものと、縦に入っているものがあって、方眼ノートは英語や数学といった横書きで板書(ばんしょ)される教科、縦のものは国語や古典のような教科の学習に向いている。

 「最初に考えていたのは、キャラクターがついた学習帳だった」とショウワノートの片岸茂社長。来年で発売から40周年を迎える「ジャポニカ学習帳」を手がけ、学習用ノートのキャラクター化で先頭を走ってきた実績を土台に、高い年齢の生徒が使えるノートができないかと探ってきた。

 きっかけは、七丈准教授が推進する「東京大学キャラビズ研究プロジェクト」に招かれ、文房具におけるキャラクタービジネスについて講義したこと。七丈准教授は2008年6月に、キャラクターが社会や経済にもたらす効用を研究するプロジェクトを発足。キャラクター関連企業の代表者を招き、学生たちとともに研究を進めていた。

 実務経験者に仕事の要点を話してもらい、プロジェクトに役立てる企画も推進。08年9月に講義を行った片岸社長は、ゼミのノウハウを生かしたノート作りができないかと誘いをかけた。七丈准教授側では「学生が商品化を目標としたプロジェクトに主体的に参加することで、新たな教育機会を創出できる」と引き受け、今年2月に学生4人が参加し商品開発が始まった。

 ゼミの研究成果を生かしてキャラクターを入れ込む案も出たが、機能性とデザインに優れたノート自体を、一種のキャラクターとして位置づける方向へと転換。東大生の学習経験から「集中と継続が成功のひけつ。それには達成感が重要で、16枚32ページと薄くして、早く使い切れるようにした」(七丈準教授)ノートを作り上げた。

 ノートは縦型も用意した。両者では他の商品でもコラボを進めて、キャラクター的な存在感を確立していく。



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