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■ 【三十路?】円盤皇女ワるきゅーレ総合【30】
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酒井法子被告保釈でメディア過熱
:2009/09/25(金) 18:05:28
覚せい剤取締法違反の罪で起訴された女優の酒井法子被告(38)が17日夕方、ついに報道陣の前に姿を見せた。14日に保釈が決まってから、勾留(こうりゅう)先の東京湾岸署(東京都江東区)前には連日、大勢のマスコミが詰めかけ、その瞬間を待ち続けた。過熱報道に、現場では「誰もが知りたがっている情報なので仕方がない」との声が上がっていたが、メディア研究家からは「もっとバランスのとれた報道をしたほうがよいのでは」との苦言も聞かれる。
◆色めき立つ報道陣
東京湾岸署の正面と裏手の通用口には、17日昼までに250人を超す記者やカメラクルーが群がった。午前11時ごろ、酒井被告のファンを名乗る若者が「おめでとう!」の横断幕を広げると、報道陣が一瞬、色めき立つ一幕もあった。
緊張感が最高潮に達したのは午後4時半。黒のパンツスーツに身を包んだ酒井被告が現れると、一斉にフラッシュが浴びせかけられた。
ある民放情報バラエティー番組のディレクターは、「政権交代と並んで、今年1、2を争う大きな事件。高い知名度と人気があるだけに、各局が多くのスタッフを割くのは分かる」。8月初めの事件発覚以来、報道やワイドショーの“主役”であり続けたことについて「それだけ薬物の恐ろしさを伝えて、世の中を正さなければならないという各局の意気込みの表れ。伝えるべきことは伝えるべきだと思っている」と話す。
「メディアがこれだけ集まるのも無理はない。もっと報道すべきです」と断言するのは、プロカメラマンの宮嶋茂樹さんだ。17日も報道各社のカメラマンに混じって、東京湾岸署前に張り付いた。「今後、どう更生するかをウオッチし、見届けるのもメディアの役割です」と言い切る。
◆のりピーミニバブル
ある週刊誌カメラマンは「報道のあまりの過熱ぶりには驚いているが、それが被告にとっての社会的な制裁にもつながるのではないか」と真剣な表情でファインダーをのぞき続けた。
一連の「メディア狂騒曲」に疑問を投げかける声もある。
東京工科大学の碓井広義教授(メディア論)は「政権交代のニュースなど、本来、貴重な電波を使ってより手厚く報じるべきニュースは多かったはずなのに、メディアが横並びで飛びついた。酒井被告の名前を番組でコールすれば視聴率が取れると安易に考えたのではないか」と指摘する。
一連の騒動を「のりピーのミニバブル」と呼ぶ碓井教授は「現場に動きがない中で、朝昼夜と生中継をするのは多すぎる。そんなに見なければいけないことなのか。もうそろそろ、他のニュースとの兼ね合いも踏まえて放送してほしい」と注文をつける。
この日、東京湾岸署前には、海外メディアの姿もあった。香港で24時間芸能ニュースを流すテレビ局の女性リポーターは「香港でも酒井被告の人気は衰えず、現地の新聞も大きく報じてきた」と話す。「でも、ここまで一度にテレビやカメラマンが集まるとは」と驚きを隠せない様子だった。
ttp://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/090919/med0909190750000-n1.htm
ttp://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/090919/med0909190750000-n2.htm
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