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■ 【三十一】円盤皇女ワるきゅーレ総合【31】

115 名前:詩人まど・みちおさん100歳「何か新しいことできる」:2009/11/16(月) 19:28:35
 童謡「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」の作詞者として知られる詩人のまど・みちおさんが16日、100歳の誕生日を迎えた。今月、新作の詩集2冊が出版されたほか、故郷・山口で開かれている展覧会に、最近描いた抽象画も出品。「何か新しいことができるんじゃないか」と、創作意欲は衰えていない。

 刊行されたのは、「100歳詩集 逃げの一手」(小学館)と「のぼりくだりの…」(理論社)。「逃げの一手」には、昨年春までに書かれた作品36編を収録。中に、こんなみずみずしい作品がある。


 「あかちゃん」
 どうも まぶしい…/とおもって ハットきがついた/だっこされてるんだ かみさまに!/あかちゃんは どんなあかちゃんでも/なんのあかちゃんでも/ママにだっこされてても そのまま/かみさまに だっこされてるんだ!(抜粋)


 「私がいうかみさまは、宇宙の意思みたいなもの」と、まどさんは話す。人も、ゾウも蚊も、タンポポもコップも、みんな同じようにこの宇宙に生かされている、という思いが根底にある。

 昨年末、腰を痛めたのを機に入院し、東京都内の病院で療養中だ。「物忘れがひどいし、考えることが長続きしない」と語りつつ、日記を毎日欠かさず、抽象画を描いている。

 節目の誕生日を控えた今月7日、これからのことを尋ねると、こんな言葉が返ってきた。「なんか新しいことができるんじゃないかと、いつも必ずそれを思っています。自分の世界は、空間的にも時間的にもごくささやかだけれども、生かしていただいている限り、その中には必ず何か新しいものがあるはずだという考えを持ち続けております」

 9歳まで過ごした山口県の周南市美術博物館は、100歳を記念して12月27日までまどさんの絵画約300点を展示。60年代の作品を中心に、画家としての一面に光を当てる。同市内では12月にかけて、まどさんが作詞した童謡を歌う音楽会やシンポジウムもある。



http://www.asahi.com/culture/update/1116/TKY200911160174.html

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