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■ 【三十一】円盤皇女ワるきゅーレ総合【31】
584 名前:
名無し客
:2010/02/10(水) 07:46:21
「遠雷」「道元禅師」などの小説やテレビリポーターとしても知られた作家の立松和平(本名・横松和夫)さんが8日午後5時37分、多臓器不全で死去した。62歳だった。1月中旬に体調を崩し、入院していた。
宇都宮市生まれ。早稲田大学在学中から沖縄・東南アジアなどを放浪。在学中に学生運動を経験し、出版社への就職を断って運転手や土木作業員、魚市場の荷運びなどさまざまな職業を経験した。いったん故郷の宇都宮に戻り市職員として働きながら作品を発表し、「村雨」などで芥川賞候補にもなった。都市化が進むなか小さな土地にしがみついてトマトを栽培している青年の姿を描いた「遠雷」は80年に野間文芸新人賞を受け、映画化もされた。
次々に小説を発表する一方、旅好きの行動する作家としても知られ、環境保護問題などにも積極的に取り組んだ。97年には「毒―風聞・田中正造」で毎日出版文化賞を受賞。自伝的小説「卵洗い」は坪田譲治文学賞、「道元禅師」は泉鏡花文学賞と親鸞賞を受けた。
またパリ・ダカールラリーにナビゲーターとして参加。報道番組「ニュースステーション」では「心と感動の旅」のリポーター役も務め郷土・栃木のイントネーションを残した語り口で人気を集めた。
著作は約300点にのぼる。1月には全30巻の「立松和平全小説」の刊行が始まったばかりだった。
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