■ 語られざる物語
- 1 名前:◆ElriCg9geI :2007/05/04(金) 18:41:120
わたしはアリス。わたしもアリス。あなたもアリス!
狂った国ではあなたもアリス(主人公)。緋色の童話をさあ語りましょう。
.
- 2 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/04(金) 18:42:100
- さてここは、黒き剣の担い手たる「白子の皇子」と、
人間(ヒト)に裏切られ、ゆえに人間を深く憎悪する「かつて勇者であった魔王」、
もしくは理想に熱く燃える「正義の味方志願の少年」の舞台裏でございます。
他の方は、お入りなさらぬよう、なにとぞお願いいたします。
- 3 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/04(金) 18:43:590
- 「魔王」か「少年」か、そのいずれかで居られるお方。
お初にお目にかかります。私は「人形の女王」タイターニアと申します。
「白子の皇子」ともあなた方とも、縁(えにし)を有するものではありませんが、
白子の皇子は尊大でありながらも自虐的なお方にて、円滑な会議が出来るとは思えませんので、
代わりにわたしが打ち合わせを行ないたいと思います。どうかご理解くださいませ。
- 4 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/04(金) 18:45:050
- さて、こんな芝居がかった口調ではわたしが出てきた意味がないわ。
ここからは砕けた口調でやらせてもらうわね。
まず「皇子」とあなた達のいずれかが戦うための状況設定を決めなくちゃね。
まあ、あまり難しく考えなくてもいいと思っているのよ。
シチュエーションとしてはこの祭りの舞台設定を借りればいいと思っているの。
『魔王を斃すために、様々なものたちが城へとやってきた、
だが辿り着けるのは1人のみ、ゆえに互いに戦わねばならなぬ』という設定ね。
つまり、あの祭りの中で有り得たかもしれなかった、
もしくは、在ったが語らえることの無かった「語られざる物語」といったところね。
わざわざ新しく設定を考えていては時間がかかるし、祭りから派生した闘争だもの。
これを利用すれば楽に闘うことが出来るわ。
それに、いまの大殲には導入に手間をかけすぎて何年経っても終わらない闘争もごろごろしているしね。
シンプルな方がいいと思うのよ。
では次に簡単に「エルリック」の紹介をするわ。
- 5 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/04(金) 18:45:580
- 名前:エルリック(第428代皇帝エルリック8世。メルニボネのエルリックとも)
出典:エルリックサーガ
性別:男性
年齢:20歳代後半?
種族:メルニボネ人(現生人類ではない)
外見:(ttp://www.amazon.co.jp/)にて、ストームブリンガーで調べればイラストがある。
なお、旧装版も美しいので、古本屋にでも行って見るだけの価値はある。
色素を持たぬ白子(アルビノ)であるために、乳白色(ミルク・ホワイト)の髪に、真紅の瞳を持つ。
今回の服装は、漆黒の鎧姿。
能力:超絶な魔力を有し、それを操る技術にも優れる。
ただし、霊薬や魔剣の助けを借りねば、呪文の詠唱をおこなうだけの体力もない。
使える魔術は儀式魔術と召喚術。儀式魔術は時間がかかりすぎるゆえ戦闘中は使用不可。
召喚魔法は様々な怪物や精霊を召喚可能。
一流の剣術を身に付けている。
それに加え、黒い剣は己が意志でも動き敵の攻撃を防ぐ。
ただし、霊薬や魔剣の助けを借りねば、戦に出るだけの体力もない。
優れた竜騎士であり、竜に乗ることが出来る。
無論、竜が居なければ意味が無い。
建物の中での戦いになると思うので、今回の闘争では、この技能は使うことは無いだろう。
- 6 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/04(金) 18:46:360
- 装備:ストームブリンガー。悲しき巨人の盾。
黒い剣<ストームブリンガー>。
全長180cmほどの長さの黒い大剣。
混沌に属する神殺しの魔剣。混沌の神の神造兵器。
この剣で殺した人間の魂は剣の中に取り込まれる。
エルリックはこの剣を用い、殺した人間の魂を生命力に代え生き延びている。
この剣の銘であるストームは自然現象の嵐のことではなく、人生における嵐(動乱)のこと。
持つものの人生に、嵐と混乱と悲しみと、そして滅びをもたらす。
混沌の盾<悲しき巨人の盾>
直径1mほどの大きさの、緑がかった銀色の盾。表面には八方向へ伸びる矢印が描かれている。
この盾は物質ではなく混沌を固めたもので出来ているため破壊されることは無い。
また混沌の歪曲力(全ての物質を汚染し歪める力)のような魔法からも身を守る。
弱点:生まれつき虚弱であった彼は、魔法や薬品に頼らずには生きられない身体。
腕力がそう劣るわけではないのだが、極度に体力に乏しく霊薬や魔剣が無ければ廃人同然。
追記:大魔術として<剣の姉妹の召喚>がある。
これは空を埋め尽くさんばかりの大量の黒い剣を異世界より召喚し敵を討つ。
イメージとしては第四次聖杯戦争の弓兵の宝具を想像されたし。
エルリックは世界のためを思い行動し、それを全うした結果、世界を終わらせてしまった英雄。
新たな世界が訪れたが、旧世界に居たものはすべてが死に絶え消滅した。
- 7 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/04(金) 18:48:170
- エルリック@エルリックサーガ
エルリック(第428代皇帝エルリック8世。メルニボネのエルリックとも)。
《夢見る都》イムルイルから世界を支配していた、人ならざる民の治める《光の帝国》メルニボネ。
その最後の皇帝にして、みずから帝国を滅ぼした滅びの皇子。
彼は、<法>と<混沌>の均衡を保とうとする天秤の意志により、
戦い続けることを宿命づけられた永遠の戦士(エターナルチャンピオン)のひとり。
<混沌>とは多様性や変化といった「可能性」であり、行過ぎればすべては歪みあるべき形を失う。
<法>とは規律や正義であり、行過ぎれば「停滞」そのものともなり進歩や未来を失う。
また彼は、彼の守護魔神であり混沌の神の一柱である<剣の騎士>アリオッチの僕として、
混沌に利するような行動もとっていた。
まあ、要するに世界の危機が訪れるとそれを排除するために使役される世界の奴隷であり、
かつては混沌の神の僕として行動することもあった、というところね。
今回の闘いも世界の均衡を保とうとする天秤の意思により召喚された、ということにすればいいと思うわ。
- 8 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/04(金) 18:49:330
- あとはそうね、闘争の形式だけれど、本スレに直張りではどうかしら?
そう長い闘争にはならないと思うし、わざわざ張りなおすのも面倒だしね。
さて、まだお茶会(会議)は始まってもいないけれど、今日はここでお開きにするわ。
もし時間が空けばまた顔を出すけれどね。
最も、いまは祭りを楽しんで頂戴。
いずれ祭り(フェト)は終わり運命(フェイト)が訪れる。
運命はどこまでも追いかけてくるのだから。
- 9 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/04(金) 19:20:090
- 仕事が早い……。
よかろう、我が名は魔王オディオ。
貴様の呼び声に答えて参上した。
……そちらの原典は知らぬのでな。
解説を有難く思おうぞ。
舞台については同意だ。
まだ祭りでの「セイギノミカタ」の結末は決まっておらぬので
どうこうできぬ状態ではあるがな。
それとこちらの原典の紹介は必要かな?
私であろうとあの小僧であろうと貴様は知っているようだが
スペックのお浚いをしたほうが良いであろうか?
- 10 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/04(金) 22:32:070
- 明日も早いので、寝る前にこれだけ。
>原典の紹介
そうね、そうしていただけると助かるわ。
「LIVE A LIVE」は何といっても、10年以上も昔の話しだし。
「Fate」はstay nighは問題無いのだけれど、hollow/ataraxiaの方はよく知らないのよ。
暇なときを見計らって、簡単で良いのでお願いできるかしら。
- 11 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/09(水) 00:57:530
- 名前:魔王オディオ(ルクレチアの勇者「オルステッド」)
出典:LIVE A LIVE
性別:男性
年齢:20歳代前半?
種族:魔王
外見:(ttp://www.bea.hi-ho.ne.jp/nukamisso/aku/meibo/orusu.bmp)公式絵無し。
ttp://koiryouji.hp.infoseek.co.jp/pyuaodeio.gifこちらは変身後。
勇者に相応しきほどの美貌の持ち主でもあり、金髪と真紅の目を持つ。
格好は絵の通り普通の鎧を着ているだけ。
能力:勇者の時の名残として風を使った技が多く、魔術は殆ど備えていない。
唯一使える魔術は正面からの攻撃に対する反撃魔術の風で出来た鏡の盾「ミラージュドライブ」と
直線的に進む竜型の炎を出す「ドラゴンソウル」
国を滅ぼす程度に剣術を身に付けている。
ルクレチアの中では誰も敵うものはいなかった。
魔王として備わった能力として「セントアリシア」を身に付けている。
石化の呪いであり、美しい女性が段々醜い骸骨となりその時にあげる
悲鳴は精神をズタズタに引き裂く。
また、呪いの塊なので触れただけでも相応の呪いが働くであろう。
変身後:ピュアオディオと呼ばれる形態。
剣術は使わなくなるが、その代わりに威力が上がったセントアリシアのみ使うようになる。
胎児のように蹲っており、背中には赤い羽根を生やしている。
憎しみに囚われたオルステッドの成れの果てである。
- 12 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/09(水) 01:00:170
- 装備:ブライオン
銀色の聖剣「ブライオン」
本当は勇者が魔王を打ち倒すために創られた
勇者ハッシュの聖剣であったが、ハッシュの死後にオルステッドに譲られる。
特殊な能力は皆無。
折れない、刃毀れをしないとその程度の能力であるが
それでも聖剣として聖なる力は備わっており、切れ味はかなり鋭い。
弱点:何も無効化できるわけでは無いので、当てれば確実に傷を負う。
魔術相手になると完全なる「力押し」で勝利を狙うしかない。
追記:勇者のみが使える魔王殺しの剣術「デストレイル」が使える。
イメージとしては黒化した騎士王の宝具と思えばよい。
ちなみに「ミラージュドライブ」「デストレイル」「セントアリシア」については
少々拡大解釈を入れている。
- 13 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/09(水) 01:01:150
- 魔王オディオ@LIVE A LIVE
本名はオルステッド。
失われし緑にかこまれし国「ルクレチア」に存在した悲劇の勇者。
信じるものの為に命を懸け、信じるものに裏切られた者。
舞台は彼がまだ「オルステッド」だった時に話は遡る。
ルクレチア王国主催の御前試合の決勝戦で魔術師である友人の「ストレイボウ」に勝利し
優勝商品であるルクレチア王女「アリシア」に求婚する権利を手に入れた。
オルステッドとアリシアの結婚を祝う宴が行われた夜、
アリシアは城のテラスでオルステッドに「誰よりも信じる」との誓いを立てた。
しかしその直後、突然のモンスターの襲撃によりアリシアは魔王に攫われてしまう。
オルステッドは決勝戦でも戦ったライバル「ストレイボウ」、
かつて魔王を倒した勇者「ハッシュ」、ハッシュと共に戦った賢者「ウラヌス」と共に
魔王山に乗り込み、死闘の末魔王を倒した。
しかしハッシュにより魔王は偽者であったことがわかる。
病を患いながらも剣を振るった勇者ハッシュはここでオルステッドに聖剣「ブライオン」を託し
「信じて待つ王女を必ず救え」の言葉と共に絶命してしまう。
その直後に起こった突然の落盤に飲み込まれてストレイボウが死亡し、
二人も仲間を欠いた上に王女を助け出せないまま失意のうちに
オルステッドとウラヌスは城に戻る。
その夜悪夢から目覚めたオルステッドは傍に見えたストレイボウの幻覚を追った所、
玉座に魔王が現れ、オルステッドは魔王を切り伏せる。
しかしそれは魔王ではなくルクレチア王であり、王殺しの罪を背負ったオルステッドは
ウラヌスと共に投獄されてしまう。
ウラヌスは「信じているものがいる限りそのものを信じろ」との言葉を残して命をかけた魔術により
オルステッドを脱獄させる。
魔王と恐れながらも向かってくるルクレチア兵を切り伏せ、民から魔王と罵られながらも魔王山に向かうオルステッド。
しかし待っていたのは魔王でもなくアリシアでもなく、死んだ筈のストレイボウであった。
ストレイボウはずっとオルステッドに劣等感を抱いており、オルステッドを出し抜くために、
王殺しの罪をかけアリシアを救おうとしたのだ。
そのオルステッドの息の根を止めんと向かってきたストレイボウを倒し、
現れたアリシアのもとに駆け寄ろうとするが、アリシアはオルステッドを拒絶して
ストレイボウを追って自害してしまう。
全てを失ったオルステッドは勇者と自分をもてはやしておきながら魔王まで突き落とした人間達に復讐するため
居なかった筈の魔王となり、その復讐をとげんとする。
悪魔城ではドラキュラが望んだ世界の破滅が自分には好ましくないことなので
阻止せんと参加したが、橘朔也により深淵に道連れされたのだが―――
- 14 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/09(水) 01:01:530
- 一つ謝っておくことがある。
今回「セイギノミカタ」は封印するということだ。
自分が使ってみた結果、設定に「破綻」をきたし、
自分でもあまり納得のいかないものとなった。
そのためここでは「セイギノミカタ」は使うことが出来ない。
そこを深くわびよう。
さて、死合場所はどうするかな?
そちらが良ければ「語られざる物語」として一つ、
「形骸の城」等はどうかな?
廃墟と化した城の中で戦うというのを考えていたが
それでそちら側の都合は悪くならないか?
- 15 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/09(水) 18:29:310
- 自己紹介恐れ入ります、魔王様。
ではここから、「堕ちた勇者」vs「白子の皇子」の闘争を始めましょう。
>死合場所
こちらはその「形骸の城」で問題ないわ。
雰囲気も素敵でしょうしね。
さて、導入ですけれど、
魔王様が登場
↓
白子の皇子登場(魔王様を発見。語りかける)
↓
1〜2レスほどの会話
↓
闘争開始
というのではどうかしら?
互いの登場までは一端ここに張ってみた方がいいかもしれないわね。
- 16 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/09(水) 18:31:290
- それと、皇子の装備なのだけれど、始めは「黒い剣」と「混沌の盾」ではなく、
もっと普通の剣と盾を持っていくわ。まあ、それも魔法の武具なのだけれどね。
特殊能力とかは特に無いわよ。
それに魔術師らしく、フードをすっぽりとかぶったローブ姿で登場しようかしら。
といっても魔術の連発はするつもりは無いのだけれど。
そもそも体力が持たないし、なによりあくまで御前試合のスピンオフなのだから。
剣戟中心で戦いましょう。
- 17 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/09(水) 18:32:150
- 私は早ければ明日、遅くても土曜には手が空くと思うわ。
今回の闘争は、本スレに直張りで、
相手のレスを確認しだいレスを返すという形式でかまわないわね?
平日は1日1〜2レス程度。週末ならばある程度連続して戦うことが出来るでしょう。
まあ、無理する必要は無いわ。ただ、遅くても来週中には終わらせたいわね。
さて、用事があるので今日はここまで。
時間があればまたあとで来るわ。
- 18 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/10(木) 01:51:190
- >>15-17
フム、その導入、その日程、その形式でで私はかまわない。
祭りも少しづつ静かになっていっている今が
この闘争の好機だろう。
私の登場の仕方としては
ボロボロの玉座の前に立つ
↓
独り言のあとつまらなさそうに笑う
↓
後ろに立った白子の皇子に気づいて振り向く
という流れで書こうと思っている。
ちなみに舞台の天候、時間帯に関しては何か提案はあるか?
当然廃墟となった城なので所々に雨ざらしの場所が出るであろう。
そこに日を刺すか満月の光を取り入れるか雨に濡らすかも考慮できるであろう。
- 19 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/10(木) 18:35:070
- わたしの好みを言って良いならば、雨がいいわね。
天には一面にうすく曇が広がっていて、空を見ることができない。
ただし光量はそこそこあるので、戦闘には困らない。
そんな空の下、しとしとと陰鬱な雨の降る形骸の城にて。
さもなくば、豪雨と暴風、そして雷鳴の轟く中、
廃墟と化した城で向き合う二つの暗い影。
などはいかがかしら。
- 20 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/10(木) 22:16:230
- では、陰鬱な雨の下で戦うというという天候条件にしよう。
廃墟の虚しい雰囲気も醸し出せるであろう。
では、それらの条件を飲み込んでプロローグを書こう。
時間が足りれば今日中、遅くとも明日までには提出するつもりだ。
それでは「語られざる物語」、開演としようか。
- 21 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/11(金) 22:36:470
- ―――――200X年 5月某日
神祖ドラキュラ・ヴラド・ツェペシュの消滅により悪魔城崩壊。
血で血を洗う血に狂った者達の戦が終焉すると共にその刻は訪れた。
残されたのは幾多の死体と廃墟と化した城のみ。
一つの物語はこうして幕を下ろした――――
それが裏である御前試合の表の物語。
だがこの物語には少しだけ「続き」が存在する。
それこそが今回語る物語だ。
たった今より始めるは最後の血狂い達が織り成す最後の剣戟。
「白子の皇子と堕ちた勇者」が己のカードに全てを賭けて闘争の契約を結ぶ。
―――――――開演しよう、語られざる物語を。
- 22 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/11(金) 22:39:370
- 主を失った城は無人の廃墟となっていた。
あれほど壮観だった城は今ではその原形を留めておらず
ただ沈黙のみが支配していた。
月下の船島へと到る絵は瓦礫に埋もれ
高く聳えた罪人の塔は崩れ去り
無人となった煉獄闘技場は更に荒廃し
時を刻みし塔は流星によって打ち崩され
華麗だった花園は荒れ果て―――――――
そしてこの最上階も然りであった。
ドラキュラが滅びた時に真っ先に崩れ去ったこの元最上階は
地上に落ち、例外なく塵芥が散乱していた。
そして、誰も居なくなった城主の間を謁見する王が一人、
鏡の破片を踏み割り見る影もなくなった絨毯の道を通って
その金髪の王は玉座の前に立った。
「――――無様だな、魔王ドラキュラ」
主が座っていない所々が欠けた玉座に話しかける。
勿論この王の間には誰も居ない。
あくまでこれは金髪の男の独り言なのである。
「たった今貴様の城の全てを拝見させてもらった。
城も領地も万に達した下僕も消え失せ、もはや
ここが全てを滅ぼすものが住む城とはとても思えないほど酷い荒れ果てようだ。
そして……貴様の魂すらも打ち砕かれた
――――哀れだな。人間なんぞに滅ぼされるなぞ実に哀れだな、悪魔城の主よ」
クツクツと笑い出す男。
この光景は彼の結末を知っている者なら信じられぬであろう。
笑っている男は一人の英雄と共に深淵に飲み込まれ、
二度と悪魔城の地上に現れることが出来ない筈であった。
「―――私か?私は死なぬよ。
人間達がいる限り何度でも復活できる。復讐を果たすまで死ぬことは出来ぬのだよ」
この彼の言葉は全て真実であった。
彼自身は人間から生み出されるものであり、たとえ彼を打ち倒したとしても
人間がいる限り何度でも蘇る。
人間を滅ぼすという復讐が叶わぬ限り何度でも復活するのだ。
何度でも、時と場所を越えて現れる。人間達に愚かさを教えるために―――
「フン、私が手を下すまでも無かったか。
―――当然か、化物を打ち倒すのは常に人間であったか。
ククククク……そうか、そうであったな……ハハ……ハハハハ……」
ポツリと、天から雫が落ちてきた。
崩れた天井から覗き見える空から先の雫を合図のように
雨が降り始めていた。
念願を人間によって無に返された魔王の涙雨のようのも思える
その灰色の雲から流れ落ちる雨は形骸の城を濡らしていった。
城に響くのは雨が城を打つ音と、
つまらなさそうに笑う堕ちた勇者―――魔王オディオの声のみであった。
- 23 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/11(金) 22:40:250
- さて、このようなもので良いかな?
不満点などが無ければ次はそちらの番だ。
- 24 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/11(金) 23:28:360
- 確認しましたわ魔王様。
お美事な導入にございます。
明日も朝は早いのですけれど、そのぶん帰りも早くなりそうですので、
夜までにはこちらのレスをここに返しておきましょう。
それで双方問題が無ければ、魔王様の導入と皇子の導入を本スレに貼り、
闘争という名のワルツを踊り始めましょう。
では今宵はこれにて失礼いたします。
- 25 名前:◆ElriCg9geI :2007/05/12(土) 19:53:100
化物を打ち倒すのは常に人間である。
ならばそれは呪いであろう。
ヒトと化物。双方に等しく呪いであろう。
げにも忌まわしき呪いであろう。
- 26 名前:エルリック ◆ElriCg9geI :2007/05/12(土) 19:54:250
- >>
魔王<Iディオ vs メルニボネの皇子<Gルリック
しとしとと陰鬱な雨が舞い落ちてきた。
辺りには生者の気配も無い。不死者の蠢く気配も無い。
廃墟の王国の瓦礫の玉座。座るべき主はもはやいない。
主をなくしたその御前には目的を失った魔王がいるのみ。
だが、玉座へと続く階段の下に一つの影がいつしかあった。
その陰は頭からつま先まで、すっぽりと暗い色をした外衣に覆われていた。
糸のような雨が身に纏った外衣の表面で弾け、丸い水滴をつくり、重力に引かれ流れ落ちてゆく。
足元まである天鵞絨の外衣はゆったりとしており、さらには前をしっかりと合わせて着込んでいるため、
その者の詳細な姿はおろか、外衣の下に身に着けた衣服も、体型も、性別すらもがようと知れぬ。
外衣に付いた大振りな頭巾を目深にかぶっているため、その顔を伺うことすら叶わなかった。
彼――便宜上そう呼ぼう――は見上げるようにして玉座の前の魔王を見つめた。
そのせいで頭巾がわずかばかりずれ、頭巾の奥の瞳が見えた。
爛々と光る血のように赤い瞳だけが、陰になった頭巾の奥より覗いていた。
魔王の言葉を聴きとめた彼の口元が皮肉げな笑みの形に歪む。
そして、傲慢さと、不遜さと、そして自虐的な響きのこもったその声が彼の唇より流れ出た。
「『化物を打ち倒すのは常に人間である』御身はそう言われたか。
ならば、御身も何時の日かヒトの手により討ち滅ぼされるのであろうか、不死の魔王よ」
- 27 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/12(土) 19:58:150
- とりあえずこちらの初手はこんなところね。
遅れてしまってごめんなさい。
結局帰ってこれたのが7時過ぎだったのよ。
それから急いで書いたのだけれどね。
今晩は、定期的にこのスレを覗いているので、
何かあったら書き込んでおいてくださらない?
とりあえず私はお風呂に入ってくるわ。
- 28 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/12(土) 20:58:500
- 今確認した。
私としては何も問題は無い。
強いて言うならタイトルであろうか。
「語られざる物語」を想定してはいるがな。
- 29 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/12(土) 21:15:080
- 戻ってきたわ。
>>21>>22 >>25>>26
もしよければ、このレスを張ってしまわないかしら。
魔王様が自分の分を張り終わったら、すぐにわたしも張ってしまうのだけれど。
>タイトル
「語られざる物語」はわたしの一存で決めたようなものなので、
他にいい案があればそちらでもかまわないわ。
そうそう、今日は12時過ぎぐらいまでなら問題なく闘争できるわ。
少々やらなくちゃならないことがあるので、他の作業と平行してになるので、レスは遅くなると思うのだけれど。
- 30 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/12(土) 21:50:030
- >>29
では今より張る。
タイトルはそのまま語られざる物語にさせてもらう。
- 31 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/12(土) 21:58:200
- 確認したわ。そちらはこれ以上付け足して張るものはあるかしら?
無ければわたしも張ってきますけれど。
- 32 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/12(土) 22:07:200
- いや、初手はこれで全部だ。
安心して張ってくれ。
- 33 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/12(土) 22:17:550
- 張ってきたわ。
ではこれからはお互いのペースでいきましょう。
何か打ち合わせしたいことがあったらここに書き込んでくださいね。
- 34 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/12(土) 23:50:310
- 犬儒派どのの面目躍如といったところね。
……これで解ったでしょう。皇子が会議に向かないわけが。
- 35 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/13(日) 03:05:050
- うむ、確かに良く判る(何
大分時間を食ったが続きを書いておいた。
いつでも時間が取れた時に続きを書いてくれ。
- 36 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/13(日) 11:54:220
- ……皇子長いわ。台詞が長すぎるのよ。
誰もそんなこと聞いてないし。
というわけで書きましたわ。
- 37 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/13(日) 18:12:570
- 最初から私と話す気は更々無いといった所だな。
こっちも負けじと関係のないことを語ってやろうか……。
そういう訳で書いてきたぞ。
- 38 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/13(日) 19:06:470
- 突きました。どうとでも捌いて下さいませ。
いきなり突きましたけれど、皇子は会話の途中で敵を斬殺するような方ですので。
さらには、白子の皇子は、本題とは関係ないことも含め自分では散々長々と語っておきながら、
反論してきた神に対し、「神のくせに、御身はつべこべしゃべりすぎる」とのたまうような方でもあります。
まったく困った方ですわ。
剣術においては、 魔王様>皇子 は確定でしょうね。
まあ、皇子も相当の使い手なのですけれど、魔王様ほどではないでしょう。
ことに黒い魔剣を持たざる今では。
そうそう鎧がいくら頑丈でも衝撃までは殺せませんので、
鎧の上から叩き続けられれば内臓破裂か複雑骨折で死にますわね。
兜はかぶっていないので頭はむき出しですし。
- 39 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/13(日) 22:12:540
- 叩き落して切り上げだ。
体を反らすなり盾で防ぐなりしてくれ。
それは外道な主人公であるな。
極東の島国にいる人外達ですら英雄が5人名乗り終わるまで
攻撃しないという鉄の掟が存在するのだがな。
まさに神も恐れぬ外道主人公。
ここの管理陣と競わせてみたいわ。
私の鎧は胸を守る程度しか用を成していない。
それ以外のところはほとんど鎧では覆っていないために
腕を切り落とすなんてことも可能だぞ。
- 40 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/13(日) 23:12:310
- 盾と剣を使い、魔王様の剣を挟んだまま顔めがけて押し出したわ。
>外道
捕虜を拷問して肉片にしたりとか、敵を嬲り殺したりとか、
奴隷に人体改造を施して一定の音域の声しか出せなくし、
人間楽器まがいのものにしたりとかもありましたわね。
……まあ、皇子の物語はアンチ・ヒロイックサーガと呼ばれるほどですし。
意図的に王道を外しているのでしょう。
方向性は違いますが、LIVE A LIVE の中世編もそうですわね。
普通はあのようなオチになるとは思いませんわ。
- 41 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/14(月) 00:13:350
- 頬に傷ができたが蹴り飛ばしておいたぞ。
>アンチ・ヒロイック
随分と昔からアンチヒロイックは存在していたのだな……。
恐るべし英国、今では溢れるほど存在しているアンチヒロイックを
数十年以上前に作り上げていたとは。
こちらの作品ができたのはまだ完全懲悪が主流だった時代だからな。
王道から転落させられた主人公というのは
当時プレイした人間に十分トラウマを与えるものであったよ。
まあ、普通はな。普通じゃないものを作るのが当時の■だったのだよ。
- 42 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/14(月) 01:04:090
- 外衣を投げつけ目隠しに→下段からの斬りつけですわ。
>恐るべし英国
いえいえ日本も千年以上前に、SFとかトランスセクシャルとか、
同性愛とか、宮廷恋愛ものとかやってますので負けてはいませんわよ。
>アンチヒロイック
ムアコックの主人公はことごとく悲惨な人生とその末路を味わうことになりますわね。
人体改造のモルモットとか、裏切られて死ぬとか。
>しかく
あの会社はいい意味でも悪い忌みでも予想外な作品を作りますわね。いまも昔も。
どうでもいい話ですが、皇子の祖国のメルニボネは平行世界の英国の一つですわ。
だいぶ遠い平行世界なのですけれど。
わたしが会議室の司会を務めているのも、作品は違えど平行世界の英国を滅ぼした者同士という理由ですわ。
- 43 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/14(月) 02:39:030
- 腹を切られながらもインケイジを放った。
威力はそんなに高くないので盾か鎧で十分に掻き消せるが衝撃は残るだろう。
>極東の田舎者も凄い
フム、文化に関してはある意味世界に認められる国であるからな。
……最近は技術よりも文化、それも斜め上の方向の文化に力を入れすぎているきらいがあるが。
>ムアコック
それはそれは……なかなか残酷な物語が好きなようだ。
裏切られて死ぬなら私とも共通するな。
>■
そうだな、最近は悪い意味が多いようであるが。
なるほど、英国の平行世界ということか。
それならば私は「最後の幻想」第4作目の裏側ということになる。
主人公と友人の立場を入れ替えたらどうなるかという形で作られたのが中世編であるからな。
- 44 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/14(月) 13:52:260
- 時間が無いので要点だけ。
そろそろ魔剣を召喚しようかしら。
というわけで、さくっと剣を弾き飛ばして、追撃でもいただけるとありがたいですわ。
- 45 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/14(月) 22:43:060
- お望み通りサクッと剣を弾いて追撃を仕掛けた。
最初の突きの仕返しとばかりに首筋に剣を伸ばしたぞ。
- 46 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/16(水) 02:10:470
- 籠手で突きを叩き落とす→間合いはずす→呪文の詠唱をしながらシールド防御→ウサギ召喚→ウサギ魔王様に襲い掛かる
という要点だけ並べるとわけのわからないことをやったわ。
わけのわからない上にこの召喚で体力をほぼ使い果たしているという有様なのだけれど、まあ何とかなるでしょう。
剣の召喚には少し時間がかかるので、それまでの場つなぎね。
さすがに魔王様と戦いながら剣を召喚している余裕は無いので、代わりに兎を召喚して時間稼ぎをしたわ。
ウサギは次のそちらの攻撃で一蹴してしまっていいわ。お好きな方法で斃して頂戴。
その間に剣を召喚しておくから。次のターンには黒い剣を握っていることでしょう。
そうそう、兎は止めは刺さないでもらえると助かるわ。
剣を召喚した皇子がおいしく兎をいただくから。
……それにしても明らかに長文病ね。
妖魔の君の領域にはまだ及ばないのだけれど。
あれはもはや病気というより本性ですもの。
- 47 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/17(木) 00:40:130
- 兎に風の技を放つ→効かないので戦いながら逃げ回る→壁に追い詰められる→天上崩して兎生き埋め
という回りくどい事をやってみたわけだ。
ジャンプショットは天井が邪魔だから使えなかったと思えばいいであろう。
時間は十分与えた。
兎を相手にしている間皇子には一切の剣戟を加えられなかったものだからな。
兎はそちらが行ったとおり一撃で沈めておいた。
魂が欲しければ這い出ているところを食えばよいであろう。
>長文病
可読性さえ失わなければ長文でも構わないのだがな。
だが長文となると必然的に反撃も長文になってしまうわけだ。
……長文病とは伝染病なのかも知れぬな。
- 48 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/19(土) 18:04:420
- 盛大に遅れてしまったわね、ごめんなさい。
しかもこんな超長文を。……次からはクライマックスまでは、1レス30行以内におさめることにするわ。
ついに後半戦に突入だけれど、やっておきたいネタはあるかしら。
こちらは『精霊を召喚して、それを利用して強力な一太刀を振るう』
あとは戦闘スタイルの変化ぐらいかしら。
盾がなくなって剣を両手で握った分、
ハード的ではなくソフト的な攻防一体に変遷しているところを表現したいわね。
- 49 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/19(土) 18:06:510
- 今までのレス版まとめを張っておくわね。
>>386>>387>>388>>389>>390>>391>>392>>393>>394
>>395>>396>>397>>398>>399>>400>>401>>402>>403>>404>>405>>406>>407>>408
>>409>>410>>411
- 50 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/19(土) 19:54:570
- >ハード的ではなくソフト的
誤解しないように言っておくと、この場合のハード、ソフトというのは、
盾という道具(ハード)を用いた攻防一体から、
攻防一体の技術(ソフト)を用いたものへと変化する、という意味よ。
決して消極的になるわけではないわ。
- 51 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/19(土) 21:05:460
- >この世界(板)のどこかの国(スレ)のてんしさま
問題ないわ。思う存分やって頂戴。
- 52 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/19(土) 22:44:270
- いや、気にしなくてもよい。
こちらも忙しいといえば忙しかったのでな。
やっておきたいネタとしては二つほど
「戦闘を崩れた王の間から地上に移す」「アリシアで徐々に石にしていく」
前者は……そのままだ。
私が地上にまで跳んだ後王の間にレイザーソニックを放つから
それを捌いて地上に追ってきてくれれば良い。
後者は傷を負って不利になったときに切り札を使うということだ。
本編みたいに叫び声をあげるのではなく
触られたところが石化してしまうという形をとろうと思っている。
さて、こちらはようやく本気というより全力を出すようになった。
ストームブリンガーでは体を消滅させられかねないのでな。
それでも剣の腕はイコールで結べるくらいであろう。
- 53 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/19(土) 22:50:230
- >どこぞの薄幸の娘と天使
こちらとしても問題は無い。
―――少し言うのが遅れたか。
- 54 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/20(日) 00:18:110
- やりたいことは了解したわ。その状況になりやすいようにわたしも極力協力するわね。
というわけで、早速だけれど、この一撃をかわすなり受けるなりして、
その勢いで地上まで向かってもらってOKよ。
……今日はいささかアルコヲルをめしたため、唐突に寝落ちする危険が高いので、
そちらもそちらもゆっくり返してくれて結構よ。楽に行きましょう。
何か日本語が変かしら。まあ、いいわよね。
- 55 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/20(日) 01:04:170
- 最近流行のcavedならぬ頭突きをして地上に跳ばさして貰った。
インケイジと同じく一撃一撃の威力は小さいので捌いてくれ。
……少し書くのが遅いかな。
短文の割には時間がかかりすぎている。
- 56 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/20(日) 01:37:200
- かえしたわ。とりあえず魔王さまを追って外に出ました。
たぶん今日はここで落ちると思うわ。上としたのまぶたがもうくっつきそうなのよ。
ごめんなさいね、あまり進められなくて。
魔王様のペースは悪くないと思うわ。
わたしも1時間以上かかるときはざらにあるしね。
- 57 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/20(日) 02:40:320
- 対峙→決戦開始だ。
書いたとおりであるな。
セントアリシアについては折を見て出す。
腕一本落ちたり腹に剣が突き立ったりしたぐらいにな。
- 58 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/20(日) 12:16:560
- 書いたわ。
左手は柄頭ぎりぎりを持っているので、
左手でリカッソを握っていた時よりも1フィート近く間合いが広いわ。
手元で大きく伸びてくる感じね。
- 59 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/20(日) 14:17:260
- 横腹を切られる→その状態で袈裟切り→距離を離してセントアリシア発動準備
後はそちらが斬りかかってきてくれたら
発動して少しずつ石にしていくつもりだ。
- 60 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/20(日) 16:19:320
- 突きかかりました。発動お願いしますわね。
石化し始めたら、こちらも防戦にまわりながら精霊召喚の呪文詠唱でもはじめようかしら。
- 61 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/20(日) 19:05:520
- 片腕を石化させて斬り下ろしだ。
そろそろラストスパートとなるかな。
- 62 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/20(日) 21:19:280
- 水の精霊は力任せに打ち破ってもいいし、そうじゃ無くても次のターンには自動的に解除するわ。
>ラストスパート
そうね、ここまで来たらもう決着としましょうか。
では、魔王様さえよろしければ、こちらは次で最後の一撃を放つわね。
具体的には風の精霊の召喚を行い、風の塊を魔王様に向かって放ち、
追い風を受けながらそれを後追いして強力な一太刀を振り下ろすわ。
だから魔王様も大技の準備をしていただけるとありがたいのですけれど。
- 63 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/20(日) 22:40:490
- こちらはデストレイルの待機をして終わりだ。
闇の極光で風の塊を掻き消すから、その後に
私を一刀両断にしてくれ。
それでラストとしよう。
それとデストレイルは風を掻き消してもまだ有り余るので
避けるなり掠るなり何とかしてくれ。
- 64 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/20(日) 23:59:510
- 風の精霊王の一撃を放ち、その後ろを追いかけて突撃しましたわ。
こちらも死ぬ気満々でしたけれど、確かにここは魔王様が討たれたほうが美しいかもしれませんはね。
その場合でもどのみち皇子も斃れ伏すでしょうけれど。生死は曖昧な形で。
そうそう。わたしの大殲の戦歴は、初期を除き、「滅びの美学」にこだわっていたせいで、白星がほとんどありませんの。
「滅びの美学」も追求していると奥が深くくせになりますわ。
- 65 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/21(月) 01:23:330
- デストレイルを下ろしきった。
フム、最初に言ったであろう。
化物を打ち倒すのはいつでも人間だと。
相打ちの形になるであろうが、そのセオリーに添えば王道であるからな。
私は実は新参者なのでな。
大殲暦はまだ短いのでこれからどう突き詰めていくか研究中だ。
- 66 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/21(月) 01:58:520
- さてついに決着でございます。
そちらのエピローグがあれば、どうぞお願いいたします。
わたしもその後に、皇子のエピローグを書きますので。
なお、いままでのレス版まとめは以下のとおりでございます。
>>386>>387>>388>>389>>390>>391>>392>>393>>394
>>395>>396>>397>>398>>399>>400>>401>>402>>403>>404>>405>>406>>407>>408
>>409>>410>>411>>417>>420>>423>>424
>>427>>430>>431>>433>>434>>435>>436>>437>>438 >>439>>440>>441>>442>>443>>444
この戦いを通じて解っていただけたと思いますけれど、皇子と魔王様はいろいろと共通点がありますわ。
今回の闘争では、魔王様のおかげもあり、それを割りとうまく表現できたと思いますの。
今回は戦っていただき、深く感謝いたします。
そうそう、済みませんが、わたしは今日はこれで落ちますわ。
明日も早いので、もうぎりぎりの時間ですの。
ですから魔王様のエピローグもゆっくり書いてくださってかまいません。
今回の闘争、付き合っていただきありがとうございました。
とても楽しめましたわ。機会があればまたいずれ、共に戦いという踊りを舞いましょう。
- 67 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/05/21(月) 18:38:030
- む……報告を忘れていたな。
心臓まで刃が達してその場で死んだ。死体は煮るなり食うなり好きにするがよい。
ああ、こちらも良い鍛錬となった。
まだまだ自分に足りぬものもこの闘争で発見することもできたよ。
私からもこの闘争の時間を共に過ごした皇子に感謝しよう。
- 68 名前:タイターニア ◆ElriCg9geI :2007/05/21(月) 20:35:590
- 結局はあんな形になったわ。
最後の一文は、エルリックサーガのオマージュよ。
「メルニボネのエルリックのサーガ、ここに終わる。」
この一文で皇子の物語は幕を閉じるの。
さて、改めて付き合ってくれたことに感謝するわ。
有意義な時間がすごせたわ。ありがとうございました。
このスレの削除依頼はわたしが出しておくわね。
ではまたいつかお会いしましょう。じゃあね。
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