■ ――混沌の果て――

1 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/07/29(水) 00:19:18
 
 
 
 
 
  
 
  「――――始めようではないか。
   この混沌の最果てにて、新たなる幻想の闘争(たたかい)を!」

2 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/07/29(水) 00:29:40
明日にでもって…日付変わった直後かよ。やるもんだな。
ともあれ、オッサンお疲れだ。

とりあえず、おおまかな自己紹介とか必要か?

3 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/07/29(水) 01:19:26
 
フン…来ておったか。
ならば是非もなし、可能なところだけでも話しておくとしよう。
 
 
そうだな…お主に関しては、大本の原典(DMC4)は持っておらぬが、
幸いと動画等の事前知識、ならび小説版をこの度入手しておる。
お主のおおまかな情報はほぼ分かるつもりだ。安心せい。
  
さて、儂の方は大まかな自己紹介はしておくべきか。
 
http://www.square-enix.co.jp/dissidia/
一先ず公式を見れば如何なる風体・得物かは分かるではあろうが…
所望とあらばテンプレートを用意しよう。

4 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/07/29(水) 01:31:25
なるほど、予備知識は概ね万全ってわけか。なら話は早い。

俺もそっちの原典は手元にあることはあるが、ここ長いとこ触れてないから忘れちまった。
なんで、その公式見るだけでも大まかな復習になると思うが…
一応テンプレも見せてもらえればより面倒が省けて助かる。


5 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/07/29(水) 02:07:24
 
<ディシディア道場出張版 ガーランド師範代補佐の闘争講座〜会議編〜>
 
                           師範:エクスデス先生
                           師範代:ウボァー
                           師範代補佐:ガーランド←今ココ

 
ククク―――折角用意しておいた会議室用の準備(ログ)が消えおった上に
看板を貼る機会を逸したが、別に気にするほどでは無かったわ!
 
 
……まあ良い、では次の話に入ろう。 
 
・テンプレートを確認しよう。

[原典]
DISSIDIA FINAL FANTASY&ファイナルファンタジー

[名前]
ガーランド
 
[年齢]
不明(輪廻により気の遠くなるような時をすごしている)

[外見]
公式を参照(何

[性別]


[性格] 
ひたすら戦いを求め、闘争そのものを愉しむ闘争狂。
常に正々堂々とした振る舞いで正面からの戦いを望むが、時には敵を挟み撃ちにすることも。

[戦闘スタイル/持ち技]
変幻自在の大剣(斧、双剣、槍などに変形)を武器にした豪快な戦い方を常とする。
また自分の分身でもある4大カオスの力を使い、小規模な天変地異を起こすことも可能。
その能力は以下のとおり。

じしん:剣を斧に変形させ振り下ろし、
    土のカオス「リッチ」(骸骨の親玉)の力で大地を割って地震を起こす。
つなみ:鎖につながれた剣先を打ち出し、
     水のカオス「クラーケン」(イカのバケモノ)の力で津波を引き起こす。
たつまき:大きな剣を振り回し、
      風のカオス「ティアマト」(無数の頭を持つ竜)の力で竜巻を起こす。
ほのお:二つに分離した剣を振り回し、
     火のカオス「マリリス」(刀剣を持ち、蛇の下半身をした鬼女)の力で炎の矢を撃ちだす。
  
ソウルオブカオス:4つのカオスの力を身に宿す最終奥義。
           剣をカオスの力を引き出す4形態に変形させながら繰り出す連続攻撃である。

また、自身の秘めた力を引き出す「クラスチェンジ」という能力を持つ。
銀色の鎧姿になり、敵の攻撃をものともしない装甲を手に入れるのが一般的だが…?

 
 
……といったところか。
多少含みのある書き方だが、少しばかり考えておるネタがあるとだけ覚えておけばよい。

6 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/07/29(水) 02:19:26
 
<ディシディア道場出張版 ガーランド師範代補佐の闘争講座〜導入編〜>
 
 
※重要※
・議題→導入、ならび刷り合せ/レギュレーション他について
 
これについては、申し出をした此方の方に腹案がある。
互いの刷り合せを行うに、丁度良いものを見つけたのでな。
先ずはそれを聞いてもらおう。
 
 
  
――――悪魔城、という城がある。
魔王ドラキュラが君臨し、多数の悪魔がはびこる災いの城。
今は城主であるドラキュラが滅び、月に封じられているが…
十数年に一度の皆既日食により城は姿を現し、仮初めの復活を遂げるという。
  
 
端的に言えば、其処を今回の舞台にしようという腹積もりよ。
本来ならば城主の居らぬ城、だが偶然流れ着いた一匹のヴァンパイアが城主に選ばれた事により、
不完全だが急遽復活を果たす……といった風情にな。
そして……そのヴァンパイアこそが、かつて儂の手下の一匹だったという訳だ。
 
お主のようなハンターならば『依頼』で悪魔城に乗り込む事もあろう。
そして急な事態であれば…単身で同じく乗り込んだ儂と居合わせることもあろう。
かつ、そこが事件の元凶である悪魔城城主の間であれば……後は儂がお主に戦いを仕掛けるのみよ。
 
 
 
―――と、以上が有k……儂の用意した導入の流れとなる。
最初は此方で導入のレスを上げるゆえ、お主は城に攻め込むなり、
城主の間に向かうというレスを用意しておけば、上手く事が運ぶであろう。
 
 
夜も遅い、ひとまず今宵はこれまでとしよう。
質問なりあれば、明日儂が答えるゆえ書いておくがよい。

7 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/07/29(水) 02:22:41
お、助かるねぇ。大体把握した。
関係無いけど俺の場合何時も師範はセクシーボイスでマヌケセリフ吐く皇帝サマだったり(何

じゃあこっちも返礼のようなモノとして…


[原典]
Devil May Cry4:銃と剣で悪魔を倒していくアクションゲームシリーズ最新作。

[名前]
ネロ(Nero)

[年齢]
推定16-17歳

[外見]
ttp://www.capcom.co.jp/devil4/images/character/cg_nero.jpg
魔人化
ttp://www.capcom.co.jp/devil4/images/character/cg_nero_dt.jpg

[性別]


[性格]
厭世的で皮肉屋な為誤解されやすい性格だが、正義感は強い。
また、親しい人達が悪魔に殺された経歴から神仏の類を一切信じていない。
(小説版参照)

[戦闘スタイル/持ち技]
専用改造推進剣「レッドクィーン」
上下二連射が可能な大型リボルバー「ブルーローズ」
そして生まれ持っていたスパーダの血によって発現した悪魔の右腕「デビルブリンガー」

更にその右腕の中に実体無き魔剣「閻魔刀」を有し、
レッドクィーンとの二刀流は勿論その力を以て「デビルトリガー(魔人化)」を発動することも可能。

ざっと復習代わりにはなっただろうか?

…と、書いてる途中で導入みたいなの来たみたいだ。
じゃ、俺もここまでとさせてもらう。
絡みとかはまた次の晩辺りにでも。

8 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/01(土) 22:01:19
 
ネロvsガーランド  ―――混沌の果て――― 
 
http://charaneta.sakura.ne.jp/test/read.cgi/ikkoku/1157135826/182-186
http://charaneta.sakura.ne.jp/test/read.cgi/ikkoku/1157135826/191
http://charaneta.sakura.ne.jp/test/read.cgi/ikkoku/1157135826/194-196
http://charaneta.sakura.ne.jp/test/read.cgi/ikkoku/1157135826/199
 
(続き、わしのターン)
 
>>
 
世界は調和の理で成り立っている。
混沌と秩序、陰と陽、相反する片方のみに傾くことなく、相互の力が拮抗する
ことによって遍く因果が成立する。それはさながら釣り合う天秤のごとく。
それは今、この魔城においても例外ではない。
 
即ち、振り下ろされた暴君の刃/振り上げられた悪魔の腕に防がれ
利き腕の得物より放たれた狩人の雷火/これ以上ない返答にして返礼。
その刹那の行動が、反応が、衝撃が、痛みが、戦意が。
<男>――――否、<猛者>ガーランドの虚ろなる心を歓喜で震わせる。
  
 
「どうやら何も知らされておらぬようだな―――まあよい。
 所詮この城の全ては混沌に還るのだ、知識など何の意味もありはせん」
 
再び開く間合い。
銃弾を正面から受けて尚微動だにせず、なお猛者はくつくつと笑う。
下がる事も引く事もなく、『蒼薔薇』より放たれた銃弾をあえて受けたのだ。
すなわち一の銃弾で装甲の表面を抉られ、貫通力ある二の弾の威力を直にである。
そのため仮面の一部が罅割れ、流れる赤黒い血が鋼の相貌を彩っていた。
まるで男、ガーランドのどす黒い闘争心が噴出されかのように。
     
そう、彼は歓喜していた。
ただ行われる退屈で一方的な蹂躙ではなく。
己の世界で永劫久遠と繰り返される果て度なき輪廻と同じく。
彼がもはや唯一望む、永遠の闘争がここでも繰り広げられるのだから。
  
「その異形の腕に面構え……己の本性を隠す愚か者でもあるようだがな。
 だが、うぬの欺瞞も今開放される――――そう」 
  
そうして湧き上がる歓喜と闘志を伝達され、彼の得物―――片手で吊り下げられた
異形の大剣が今また軽々と振るわれる。
上下への捻りを混ぜ、右から左へ無造作に振るわれる。
剣は大きく円を描く軌道を描き――――同時に『剣の半分』が、飛び出し天地を抉る。
大剣の上下を結合せしめる、一条の鎖と共に。
 
―――雷声と轟音、破壊の雄たけびが狭い戦場という世界に響く。
    

「最早この場にあるべきは只一つ。                     
 ――――力を、もっと力を、戦いの為の力を、そして力による戦いだ!」
 
前方放射状へ振るわれた剣の軌道は、そのまま城主の間を蹂躙する一振りと化す。
すなわち前の戦いで罅割れた柱を割り、天上を砕き、壁を砕いて欠片にしたのだ。
それも絶妙な力のコントロールで指向性を与えられたのか、大小様々な欠片の中にはまるで
生きているかのように<狩人>へと殺到するものまであった。
  
否、もはや砕かれた石片すべてが狩人を狙う猛獣であるやもしれぬ。
無数の飛礫と化し、側面を狙うものが一群。
巨大な落石となり頭上を襲うものが複数、脱したとしても行く手を阻む落石が、
さらに行く手を阻む落石が微妙にタイミングをずらし、さながら布陣の如き様相を形成しているのだから。
加えて舞い上がった粉塵は煙幕の役目を果たす。
猛者の言葉と秘められたい意志の通り、戦うための戦場が瞬時に構築されたのだ。
 
  
「戦いを求めるがいい、異形の戦士よ!
 そこには信念も理念もいらぬ、人の心も姿も要らぬ!!くだらぬ人間の皮など要らぬ!!
 己が醜き本性を曝け出し、ただ欲望のまま戦いを愉しもうではないか!」
 
 
姿は見えねど声が響く。
戦場を生み出した猛者の宣言が、瓦礫の中で雄雄しくも。     
 
もはや止める術はない。
互いの命と力、両者の命運は既に闘争の天秤へと掛けられた。
<猛者>ガーランドの宣戦布告を、<狩人>ネロが受けた時点で全ては始まったのだ。
後はどちらかが振り切れ落ちるまで、破滅的な勢いで激動と変動を繰り返し続けるのみである。
これこそが闘争。もっとも激しく、そして忌々しくも公正なる破滅の天秤に他ならない。
  
  
「――――始めようではないか。
 この混沌の最果てにて、新たなる幻想の闘争(たたかい)を!」
 
 
そして猛者の剣(つるぎ)が狩人へ走る。
城を蹂躙せしめた剣、黒い鉄鎖に繋がれた超重量の刀身が。 

9 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/01(土) 22:18:58
 
告げた刻限より一分遅れたか……だが、儂は媚びぬ、退かぬ、省みn。
  
【謝れ、虫の様に。   by Zの英雄】
 

<ディシディア道場出張版 ガーランド師範代補佐の闘争講座〜やりとり編〜>
 
…書く為にあたら士気(テンション)を上げたのが儂に影響を及ぼしておるが、気にせぬ事だ。
 
一先ずわしの為した事を説明しよう。
刀身を鎖分銅のごとく振り回し地形破壊+砕いた地形で弾幕と目晦まし、
(ディシディアのムービーで、儂が柱を砕いて光の戦士にぶつけたがごとく)
とどめに返礼にそのまま「伸びた剣」で一撃という流れよ。
 
銃弾は(構造上)凶悪な威力だがあえて受けさせて貰った。 
仮面の一部が罅割れ、中から赤い中身が漏れている…とレスそのままよ。
 
それと、うぬを言動で煽らせてもらった。
これは逆上なりさせて会話なりのやりとりを望んでの事。
折角互いに言葉が話せるのだ、感情をぶつけ合う舌戦も組み込んだ方が
闘争もより激しさと見栄えを増そうと考えてな。
 
 
追記:今までのレスについて
代理貼り付けも考えたが、貼付けに手間を考えハイリンに代えさせて貰った。
改めて貼り付けるか、本スレに貼るまでこのままかは追々決めよう。
 

10 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/02(日) 21:37:54
ネロvsガーランド  ―――混沌の果て――― 

>>

牽制のつもりで放った2連射の銃弾は戦士の顔面に直撃した―――いや、
寧ろあちらが敢えて受けたと言うが正しいだろう。

これ程の得体の知れない闘気を持った相手だ、この程度の銃弾では
牽制程度にしかならないだろう―――
若干相手をそう大き目に見立てて放ったが意外にも相手の装甲を破壊し、
流血を促す程度はあったようだ。

正直、逆に戸惑った。
だが、最早ダメージが如何とか等は些細な事に成りつつあるらしい。

ブルーローズの直撃を受けて尚、ヤツは身体を震わせ笑っていた。
だがそれはどうやら「この程度の力しか持たないのか」などといった嘲笑の意味ではないようだ。
寧ろ何故か悦びに打ち震えているようにしか見えないのだ。

意味が解らない。
戸惑いを膨れ上がらせる俺に突如放たれた戦士の言葉…

‘本性を隠す愚か者―――欺瞞を開放せよ―――’

不図、眉間が力み奥歯が軋った。

たとえ腕が悪魔になろうとも、俺は人間で在り続けたい、在り続けられる…
そんな俺の在り方に真っ向から唾を吐き捨てんばかりだ。
嘗て、どこかの連中からそこらの悪魔どもと一緒たくれのように言われた時があった。
まあつい最近までも街の住民から悪魔呼ばわりされることも少なくなかったが…
コイツの場合、俺の心までもその様に謗っているのだ。

「―――て、めェ…!」

そんな俺の憤りなど知らぬかのように戦士が振り上げた鉄塊のような大剣は、
その刃を幾つもに割ったかと思えば突如恰も鎖のように伸長し、
大蛇の如く上下更に左右に振り払われる。

打ち砕かれる柱、天井、壁…それらから生み出された瓦礫は今にも俺を喰いつくさんとばかりに
その顎を剥いてくる。

前へ進んでも、後ろへ退いても、左か右に跳んでも呑み込まれるだろう―――

―――呑み込まれる?

誰が呑み込まれるって?冗談じゃない。
高が石ころども如きに喰わせてやるほどこの身は安くない。
障害が立ち塞がるなら蹴散らす…そうさ、何時だってそうやって生きてきただろうが。
だったら答えはただ一つ、俺の心に唾吐いたあの鎧野郎を叩きのめせる可能性が一番高い方向…

―――そう、「前」のみを目指して進め!

俺の生存本能はこの身体にただ一つそれのみを命令した。
後は頼むぜ、背中の紅き女王様レッドクィーン…そして右腕に眠る俺の半身。
そう、俺の魔力でその身を築く妖刀「閻魔刀ヤマト」―――!

周囲から襲いかかってくる落石はただひたすらレッドクィーンと閻魔刀で払い続ればいい。
頭上から降り落ちてくる落石は面倒なので閻魔刀の魔力込みの剣風で纏めて一気に斬り払ってやる。
直に斬らずとも閻魔刀ほどのパワーならば落石などただの粉石と化すのみ。

煙幕でヤツの姿が見えにくい。だからどうした。
糸を手繰るようにあのムカつくセリフを吐きまくった声のする方向を辿り
突き進めばいいだけだ。

更にヤツの言葉―――

‘力を、もっと力を―――戦いの為の力を、力による戦い―――’

俺の中でマグマのような何かが噴き上がった。
前半部分で俺のセリフが飛んで来たが、後半部分がこのようなのは
ある意味俺への当てつけ染みていると言える。
コイツはそんなこと知る筈もないだろうが、そんな事はどうでもいい。

‘己が醜き本性を曝け出し、ただ欲望のまま戦いを愉しもうではないか!’

確かに俺は力を求め続けた。今もきっと心の中で求め続けている。
だがそれはただ徒に戦う為だけの、戦いを愉しむ為だけの力なんかじゃない。
ただ大切なものを…守る為に―――
悪魔に魂を売る思いまでして手に入れた力、それは間違っても―――

「そんな事の為じゃねえ!
 黙って聞いてりゃ偉そうに人のカンに障ることばっかほざきやがって!
 最初にケンカ売っておいて何が本性だこの鎧野郎!
 今度は面だけじゃ済まないぜ!!」

ああ、始めてやるとも。幻想だの混沌だの知ったことじゃないがな。
売られたケンカは丸ごと品揃え無くなる勢いで買い占めるのが俺の主義だ。

突撃を敢行する俺の眼前に地中から土竜の如く襲いかかって来る鎖刃の切先。
―――どけ、お前に用は無い!
微かに音がしたと識った刹那に閻魔刀を構えれば後は勝手にその右手が動いて払ってくれる。

煙幕もだいぶ晴れた先に…見えた、そのツラだ!後は跳びかかって叩くのみ…!
今こそ紅き女王様の鉄槌をその頭蓋にしかと受けるがいいさ―――



11 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/02(日) 21:37:59
大分ノって来たみたいだな。

アンタの言葉に逆上した俺。
で、その鎖刃で撒き散らした瓦礫を背中のレッドクィーンと右手から出てきた閻魔刀で
振り払いつつ前進。
頭上からのヤツと鎖刃の切先は閻魔刀で斬り払う。
売り言葉に買い言葉発しつつスプリット(飛びかかり剣を振り下ろす技)。

ざっとこんな感じ。
虎の子の閻魔刀の出番が少々早い気がするがまあこの状況じゃしょうがないな。
序盤からいきなり袋叩きは勘弁なんで少々(描写的に)ムチャさせてもらった。
ま、DMCなんて実際そんなもんだし(何

12 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/03(月) 00:00:34

ネロvsガーランド  ―――混沌の果て――― 
 
>>
 
 
半人半魔――――それは人と魔の混血。
人間の穏やかなる理性と魔の荒ぶる力とを持ち合わせた狭間なるもの。
ガーランドが属する幻想の世界にも、幻獣との混血児である少女がいた。
人としての姿と心が争いを嫌い、しかし並ならぬ破壊の魔力を秘めた魔導の少女。
人と魔の混血は、人としての理性と皮あるかぎり争いを嫌う―――そのように彼は思っていた。
   
だが、今己の首級を目掛け突き進む目の前の男はどうだ。
人としての己を否定され、嘆くのではなく渾身の怒りをもって驀進する半魔の男。
そう、男の宿す眼光は悪魔の抱く狂気ではない。
純然たる怒り、猛者の言葉を否定する抗いの怒り、己の魔を否定しようという人間としての怒り。
そしてその正しき怒りに支えられた揺るぎ無い闘志の炎。
 
落石落岩の布陣は破られ、飛礫の兵は振り切られ、蛇剣の伏兵は突破さる。
奇形の剣が叩き割り、光る魔刃が切り拓き、怒りと共に疾駆する。
即席の戦場を駆け抜ける一騎掛け。瞬く間に詰まる間合い。前と違うは狩人の手番。
そして走る剣に込められた殺意。早くも必殺を望む容赦なき狩人の一刀一撃。
 
 
               ――――是非も、なし。
 
  
ぶつけられる怒りと殺意。
                  ―――肉薄する闘気。
いざ迫り来る死の予感。
                    ―――死を呼ぶ剣が風を割り。
そう、これでこそ我が闘争なり。
                      ―――怒りと殺意が心地よい。
危難にこそ快楽がある。
                        ―――退かず、避けず、省みぬ。
修羅にこそ法悦がある。
                          ―――己が手元に手繰られる刀身。  
地獄にこそ楽園がある。
                            ―――刃が届く紙一重、剣風が撫で、

そして戦いにこそ――――我が全てがある!                    
          
 
「下らぬな、己の業を否定し人間の“心”にすがるか?」
 
伽藍に高く鈍く響くは音階。鋼と鋼の撃合う音が音波の衝撃(インパルス)を生む。
形は違えど同じく異形の剣と剣、<猛者>の大剣と<狩人>の機剣。
すなわち苛烈なる攻撃の刃金と、元の威容たる姿に戻った防御の鋼が噛み合った音である。
 
「ならば、うぬの揮うその刃は何だ? おぞましき異形の腕は何だ?
 紛れもなき魔の力、闇に巣食う悪魔こそが持つ破壊の力ではないか!」
  
男の声は疑問にあらず、ただ狩人を責める嘲弄であり敢えての愚問。
剣を持つ腕に力を込め鍔迫り合いのままに更に問う、更に責める。
半魔に性に足掻く狩人の目を見据え、力を込める。
  
「命果てるまで戦い――否、命果てて尚戦い続ける。
 そんな永遠の闘争こそを望み、殺し続けなくば決して満たされることはない!
 かような者でなくばこの城へ、地獄の果てへ訪れるなど決してありはせん!!」
   
猛者は烈火を求める。更なる烈火を求めている。
確かに闘争は此処にある、闘いの扉は開き殺意と気迫は十分に在る。
だがまだ足らぬ、まだ満ちぬ、まだ満ち足りぬ!
渇望の粋にすら達する<猛者>の欲望。
己を、敵を、全てを巻き込み永遠に焼き続ける業火をこそガーランドは欲する! 
  
そう、ならばこそ猛者は己が炎で種火をくべるのだ。
鍔迫り合う己の剣もそのままに、掴む右手をそのままに。
―――自らの刀身より分かたれた第二の“剣”を、闘争の火を増すために注ぐのだ。
 
  
「もう一度言う、己が醜い本性を受け入れよ」 
 
左の薙ぎ払いから右、右の突き、左の切り上げ、右の袈裟切り。
逆袈裟突き上げ加速払い切り流し神速逆風加速加速加速切り下げ残月袈裟
加速加速加速斬り突き払い突き切り払い斬り突き払い加速加速加速―――
  
「戦いこそが人を外れた者の道、それ以外に残るものなどない!」
   
右の業剣、左の剛刀。
防御を省みず回避を赦さぬ、対主の反応反撃すらをも無視する勢いで二刀が舞う。 
敵の剣撃よりも重く、そして防御を貫くため限りなく速く。
敵を封じる手数ではなく敵を完膚なきまでに粉砕するための手数。
膂力に優れ、強固な鋼を鎧うガーランドだからこそできる猛攻の剣舞だ。 
     
「ただ朽ちる最期の時まで、闘争を愉しもうではないか!!」
 
もっと激しく、もっと強く。
己すら焼き尽くす更なる業火を求め。 
猛者の繰る二刀は百烈真紅の剣戟となり、正しく猛火の勢いでネロを襲う。 

13 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/03(月) 00:17:38
 
ふ……筆が乗ったならば是非もなし。
ではこれより先、燃え盛る業火の如く始めるとしよう。
 
 
<ディシディア道場出張版 ガーランド師範代補佐の闘争指南〜やっちゃった編〜>
 

そして、何をというべきか…儂も筆が乗ったので無茶をやった(何だと
 
紙一重で剣を受け止め鍔迫り合い、そのまま刀身の半分(分離して二つの刀となる)
を用いて反撃→二刀流で乱舞という運びとなる。
原典(ゲーム)以上の速度が出ておるやもしれぬが――――出来る、出来るのだ!
……まあそれは儂が仕込んでおる理由のせいとしよう。
 

さて…ここは一つ、正しく火を噴く剣戟と行きたい所存だ。
うぬが悪魔狩人戦でやったような……或いは戦国BA○ARAの
奥州筆頭と真田某がやるような如くのな。
 
とまれ儂の例えはともかく、うぬの動きに関しての描写はしておらぬ。
故に、うぬの好きに動くがよい。

14 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/04(火) 00:14:13

ネロvsガーランド  ―――混沌の果て――― 
 
>>
 
あの日から俺の腕は悪魔と化した…
身近にいる大切な人を守ることもできず、仲間をも見す見す死なせてしまったあの日から…
全ては俺の力が足りなかったから―――

そう、あの日から俺の魂は常に奥底から叫び続けた―――


‘力を…もっと力を…!


そしてもう一つ。

或る時、俺の生地に折れた刀が流れ着いた…

誰も直すことができなかった妖刀…
俺はいつしか、運命に導かれるようにそいつと巡り合い
そいつを在るべき形へと蘇らせ、右手に握りしめた―――俺の半身として。

‘悪魔に魂を売り渡したって構わない。この手で大切な人を守れるのなら…!’

―――その飽くなき想いの形が今、この腕…そしてこの手にした妖刀として―――



ここに在る――――――!




怒りの鉄槌として振るわれた、俺の手にする機剣レッドクィーン…
それを遮らんとして元の形を成した戦士―――いや、最早‘猛者’と呼ぶべきだろう―――の大剣…
それらの激突によって生み出される雷のように耳を劈くサウンドが鳴り響く。

どうやらそう簡単に徹させてはくれないらしい。上等―――!


「誰が縋ってるって…!?俺は俺の在りたいがまま在るだけだ!
 テメエに何が解るってんだ!」


俺の剣を受けたままの猛者の大剣が二つに割れ、こちらと同じ二刀流の型を成すや否や
正しく烈火の如く左右上下前と喰いかかってくる。


「―――人が来た理由をテメエの都合の好い様に捏造解釈しやがって…!
 ただの偶然を巧いように言い立ててんじゃねえよ!」


二刀と二刀が―――電光石火・疾風怒涛の連刃という名の猛獣が―――双方の間で稲妻の如く飛び交い、
ぶつかり合い、絡み合い、咆哮と共に炸裂音さえ響き続け―――
そしてその牙を…顎を何度も突き立て合う―――


「同じことを2度も言わせんなよ―――」


尚も烈火の如く加速を続ける猛者の怒涛の奮刃。
刃を防ぐ気持ちで受けていたら何時か崩される―――


「テメェの理屈なんぞ知るか!
 テメエがそうだからって俺まで一緒に考えなきゃ気が済まないか!?」


防ぐんじゃない、敵の刃を砕く気持ちで打ち続けろ―――!
怒りと意地と闘志が俺の振るう刃を増々と加速させ、
攻撃という名の防御壁を形成する。
肉体の限界なんざ知ったことじゃない。相手をブチ砕くまでやるんだよ―――!


「―――いっしょにすんじゃねえって言ってんだろうが!
 頭ン中まで戦いに侵されたテメェ如きが俺を全て知った気になってんじゃねえ!
 今はテメエを叩き潰すまでただ喰らいつき続けてやるが!」


挫け、諦めたら終わりだ。その時ヤツの二刀が俺を喰らいつくすだろう。
だから、喰らいつくすつもりで刃を振るえ!
その吼える意志を刃に換えてただひたすらに打ち続けろ―――!


―――ただ直感と本能と闘志のままに剣を叩きつけ続ける俺の脳裏に不図、
しかしまるで無理なく一つの「思考」という名の声が囁きかける。
あたかもその声を全身に行き渡らせんとばかりに…

ただ一つ解るのは…その瞬間より、剣戟を繰り広げる俺の眼前の光景が
不思議と緩やかになっていくことだ…まるで周囲の時間が遅くなっていくかの如く…


“…だが考えてもみろ…このまま延々と不毛な鍔迫り合いを繰り返すだけでいいのか?
もし相手が何らかのフェイントなり使ってこの均衡を崩そうなどとしたらどうする…?”


‘…その前にこっちがそういう手を使って崩すだけ―――…そう、それだ!’


“ならば今全力で打ち合いながら考えろ、考えろ、考えろ…身体がついていけている今の内に!
相手が先にその手に出てくる前に―――…”

敵の刃は左右からの二刀で来る…

左…/右…
左…手…/右…手…―――


右手…悪魔の…手…―――


――…これだァ―――――!


―――そうだ、俺にはこの右手が在るんだ。
態々延々と不毛な剣の打ち合いに拘り続けることは無い。
生半可な刃など徹さないのは知っての通りだろう。

俺の胴体を貫きにかかる左の刃―――それを待っていた!

青い外殻に覆われた右手にヤツの刃の感触がしっかりと伝わる。

右手に握られていたはずの妖刀は直前既に光となってこの右腕に還り、
代わりに今手中に在るは俺の胴体を狙った相手の凶刃、その切先。
全く、頼もしきはこのバランスの悪い身体か…

ともあれ今こそ、この不毛な均衡を崩しにかかる時―――

掴んだ以上はこの刃、もう微動だにさせやしない。

―――さて、空いたもう片方の互いのチャンバラはどうなってる事やらな?
まあ。知ったことじゃないが。そっちが止めないならこっちも一緒だろうさ。

一瞬でも止まったんならそのまま空かさず剣ごとブン投げよう、
全く止まらないならその流れに割り込むように剣ごとブン投げようってわけだからな!
踏み止まれるものなら踏み止まってみせろ!



15 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/04(火) 00:14:41
昨日はちょっと落ちるの早過ぎたな…

そっちの二刀流ラッシュに最初二刀流で張り合う。
けど打ち合いながらフェイントかまし合いを(ほぼ勝手に)予測し
即座に判断し突きにかかった刃を右手でグラスプ。
閻魔刀はその直前に引っ込めた(我ながら便利仕様だなコレ)
そこに至るまでの思考の期間、実に刹那。
所謂「明鏡止水」とでも言うヤツなんだろうが…ああ強引だな、実に強引だ。

更にもう片手の流れがどうなっているかなど殆ど無視して(酷)
剣ごとアンタを投げ飛ばそうとする俺…

そのまま踏ん張るもよし、敢えて投げられ(というか「させ」)て間合いを取る形にするもよしってとこだ。


16 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/04(火) 01:43:02
 
暫し遅れたが委細確認した。
そして、是非もなし。
なれば此処は一つ、間合いを取りカオスの力を使わせてもらおうか。
…左様、そろそろ手札を切る好機ゆえ宣言をしておく。 
 
……とはいえ時間が時間でもある。
済まぬがレスは明日(というか夜明け以降)、そう心得てもらおう。
今宵は休み、英気を養うが良い。
 
 
では、また此処でまみえよう。

17 名前:Chaos Side:2009/08/04(火) 23:02:12
 
>>
  

 ―――何と!
 カオスよ、それはまことなのですか?
 
 『…左様。我が内なる混沌が、<大いなる意志>が我へと告げておる…』
  
 混沌の変調……では、これは紛れもなく。
 
 『…我が、この世界の<混沌>の象徴であるならば……。
  狭間に現れたあの城もまた<混沌>の門であり…象徴なのだ』
 
 …心得ております。
 時限に存在する混沌とは唯一無二…次元の数だけ生まれた門が、
 ただ一つの混沌へと繋がっているのみ。
  
 『…だが今、一つの狭間に<門>は二つ…。
  それは我と我らの世界と―――我を、我等が<混沌>を揺るがす』
 
 では、私を呼び出したるは…。
 
 『ガーランドよ…我がカオスの軍勢の長、我が一なる僕よ…。
  我を脅かす<混沌>の門を、かの城を我等が世界から取り除くのだ!』
 
 は――――委細心得ております。
 必ずや滅ぼしてご覧に入れましょう…我らが主、混沌の神カオスよ。
  
 
 
 
    ――――“<混沌>の異分子”、
          “多次元ゆえの可能性”か…ふん、よもや彼奴の杞憂が現実となろうとはな。
    
 
    ――――だが案ずるな、大いなる意志シドよ。
         貴様の生み出した世界と儂との契約、このままむざむざと反故にはさせぬ。

18 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/04(火) 23:04:45
ネロvsガーランド    ―――混沌の果て――― 
 
>>(続き)
 
 
赤熱を越えた白熱の剣戟。
本能と一体化した最速の一撃を狩人の魔腕、青い悪魔の豪腕が制し投げ飛ばす。
若き悪魔狩人の機転と力が、ガーランドの誇る無双の猛攻を止め戦況を覆したのである。
死に迫る激戦を経験したがゆえの急激な成長(レベルアップ)か、それとも敵に
巣食う悪魔が最適の解を囁いたのか。
最も、どちらにせよガーランドはその理由に興味などない。
 
確かなのは、そして彼が望むは唯一つ。
この闘争の天秤が、狂的に揺れ動くその過程―――己すら引き千切る、更なる
流転と躍動の勢い―――即ち、今ここにある<闘争>のみ。
そう、先の猛攻から見事反撃に転じてみせた男の機転、危機を脱するに見せた
更なる力は、この鎧の猛者を更に奮い立たすのだ。
 
                          
                            ―――力を
 
そんな最中。 
混沌の城、呪わしき異界の頂に囁き続けるは誰が声か。
この城に巣食う魔王の残滓か、新たなる仮初めの城主が魂か、それとも狩人に宿る悪魔の力か。
 
 
                    
「――――そうだな、これ以上は言葉の無駄か」
  
男は一人、空中にて。
鎧を纏う狂気の猛者が、身をひねり静かに告げる。 
まるで内側に秘めた熱を隠すが如く帯びた口調は極めて冷酷。
五体が打ち据えられるべき壁に対し横向きの、仁王立ちを思わせる体勢で着地する。
そう、“横向き”で着地する。
 
 
                           ―――もっと力を
 
    
「ならば最早語るまい、闘争の真(まこと)―――」
   
その言葉が始まると同じく、ガーランドの外套が突如螺旋の軌跡を描く。
否、突如として捻られたのは彼の全身。
そして急激な回転を始める猛者の傍らには再び一つとなった異形の剣。
その剣が今、赤い魔力の波を帯びて妖しげな光を放つ。
そして――――
 
    
                           ―――力を、戦いの為の力を
  
「―――その身を以って思い知れ!」
     
                
―――左に一つ、右に一つ。
突如、伽藍の堂を支配する巨大な竜巻がガーランドと狩人の間に現れる。
そう、剣と担い手が一瞬巨大に見えるほどの疾風による回転圧力を経て生じる竜巻が。
そしてその双つの竜巻の間に生じる真空が。
正に圧倒的破壊空間となり、行く手のあらゆる合切を天地問わず呑み込み砕き蹂躙する!
  
これこそが猛者ガーランドの秘めた力、輪廻によって手に入れた悪しき災いの力。
そして彼だけが所有を許された、世界を壊す混沌の力。
自然界の四大属性を象った化身の一つ、<風>を司るカオスの恐るべき力だ。
未だ立ち上り、そこに存在した一切を粉砕し続ける一対の大竜巻。
 
だが、カオスの災いは此処で終わらない。
剣に纏わりつく妖光は消えず、更なる脅威を生み出すために駆動する。
手から離れ変容するその形は――――先の猛攻と同じ型、紅き業火をと燃える一対の刀!
 
 
                           ―――力を、もっと力を、闘いの力を
 
「灰になれい!」
 
更なるカオスの災厄が、紅蓮の灼熱となって降り注ぐ。
世界の終末を思わせる炎の矢、<火>のカオスの力が立ち塞がる災禍を擦り抜け奔る。
何故ならばこれもまた災いそのもの。
今なお君臨する竜巻と同じく、主以外の敵にのみ牙を剥くため具現化したものに過ぎぬのだ。
 
そう、これら災厄の狙うは一つ。 
寄らば砕くと緩やかに進む暴虐の竜巻に、その数十を越え追尾する弾幕の焔。
すべては右腕に悪魔を宿す狩人、その一人だけを標的としているのだ。
それはまるで、狩人の言葉を全存在もろとも否定するかのようですらあった。 
   
 
  
                           ―――力を、力を、もっと力を、戦いを力を 

19 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/04(火) 23:22:15
時間は在った筈なのだが……分からぬ、何ゆえにこうなった…!
 
【長いからだよ、この脳筋。by \の死神】
 
 
<ディシディア出張版 ガーランド師範代補佐の闘争講座〜酷い編〜>
 
最初に言っておく。
30分で書き上げるのは、儂は、無理だ――――――。(遠い目)
 
…………と、実例を挙げるまでもなくだ。
個人闘争の速度というものは実にまちまちであると言えよう。
今回は(主に儂のせいで)ともかく、祭り参加も見据えておるのなら、
次にでも短時間で書くというのを試してみるのも良かろう。
…前にも言ったような気はするが、気の所為だとせい。
 
【以上、閑話なので休題】
 
 
話を戻そう。
という訳でだ、予告の通りカオスの力を使わせてもらった。
「たつまき」を盾にして、「ほのお」の弾幕で攻めるという手よ。
原典でも良く使われた凶悪な連携でもある。
 
……そして一旦脱出不可能ないわゆる「厨」な攻撃に見えるが、そうでもないのがこの連携よ。
レスでは描写し損ねたが、この竜巻は短時間で消える。
其方の反撃で消えた瞬間の隙を突いても一向に構わん、むしろ是非やれといった所だ。
 
因みにこのタグを使った謎の声は……聞こえるだけなので好きにせい(何
何者の声か、というのはあえて決めておかぬのでな。

20 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/05(水) 02:10:44

ネロvsガーランド    ―――混沌の果て――― 
 
>>

壮絶な剣戟の末、咄嗟の機転から剣ごと投げ飛ばすも猛者は叩きつけられるべき壁を
足をつける地とし難無く態勢を立て直す。
投げ飛ばして叩きつけてやるつもりだったが、まあ距離を取れただけマシだ。


すると猛者は、全身を大きく捻り続け急速な回転を始める。
更にその横には同じく舞い続けるヤツの大剣が―――

その直後、突如ヤツと俺の間に一対の巨大な竜巻が聳え立っていた。
あらゆるモノを呑み込み、打ち砕き、蹂躙し続ける様は正に竜が怒り荒れ狂い
咆哮を揚げるが如しだった。

「まったく…暴風警報なんていつ出てたんだよクソッ」

荒れ狂う竜巻に吸い込まれそうになるも、全力で足を踏ん張らせつつ疾走し、離脱。
そんな間にも猛者は更に大剣を空で再び二つに割り赤く輝かせる。


次は空から炎の豪雨が轟々と降り注ぎ、俺に襲い掛かってくる。
正しく世界の終焉――ハルマゲドン――を再現したような光景だ。

逃げても逃げても追いかけてくる。
ならばこうするしかない…
閻魔刀を扇風機のように大旋回させて弾幕を斬り払い、凌ぐのみ。

「暴風の次は豪雨かよ…天気予報が当てにならないってのは本当みたいだな」

軽口を叩き続けてはみたが実際凶悪だ。
あの厄介な竜巻が消えるのを待つしかない…


しかし、またいつまで続くんだこの不毛な守りは…苛立ちが募り続ける。


先程は此方の得意レンジだったからこそ守りを攻めに転化し得ただろうが、
まともな遠距離攻撃がブルーローズぐらいしかない以上、碌に攻めようがない。
今の俺に出来る事は、ただひたすら竜巻から逃れ得る距離で延々と対弾幕防御を張りつつ
機を伺いながらレッドクィーンのアクセルを捻り続けることだけだ。


…だがいざとなれば、やはり「アレ」を使うしか無いのか………?

―――いや、まだだ!どうやらその必要は無くなったようだ。


逡巡している間に、俺とヤツの間に挟まる一対の竜巻はいつの間にか
微風すら残していなかった。

―――――炎の弾幕はまだ消えてはいないが、叩くなら今だ!


後は跳躍し、空を蹴って距離を詰めつつ加熱の余り真っ赤に染まったコイツを引き抜くがごとく一気に振るい、
3連続で払い斬りを繰り出すだけだ。
空の右手を添えなければフォロースルーが困難。それだけのパワーとスピードが在るということだ。
弾幕なんざ追ってこさせやしない。
刃の全身から荒れ狂う炎風が烈しく俺の周囲で舞い散る。

「灰になるのはテメエだァッ!」

一方的なお天気マジックショーは終わりだ。炎の剣には炎の剣で返してやるぜ。



21 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/05(水) 02:13:15
というか何か俺、色々と誤魔化してる気がするな…

竜巻からは当然ながら吸い込まれないように全力で逃げ、炎の弾幕は閻魔刀を高速旋回させてガード。
しつつ、左手は背中のレッドクィーンのアクセルに余念が無い。
竜巻が消えた瞬間、跳んで一気に突っ込みつつMAXキャリバー。

そして露骨な伏線来ましたよと。大体わかるだろ?(何

22 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/06(木) 01:18:50
(ピーンポーンパーンポーン)
 
 
<ディシディア道場(以下中略) 〜連絡編〜> 
 
レスは委細確認した…その上で此方も書いておるが、
今日は過ぎた務めが祟ったか、儂の疲れが少しばかり濃くてな…。
済まぬが、今宵の内には返せぬようだ。
 
もっとも既に半分程は形になっておるゆえ明日には返せよう。
今のごとき刻限に言うは礼を失するやもしれぬが…許せ。
 
 
以上、念を押して伝言を残す。
用向きがあればケフカの「フフフフーフーフーフーフフーン」の後にメッセージを入れておくがいい。
 
【……連絡にネタを挟む必要はないと思うが。 by Wの魔人】

23 名前:CHAOS REPORT No.02〜?:2009/08/07(金) 00:01:13
 
 秩序と混沌に分かれ、争いを続ける駒。
 その駒の中でもまれに見る興味深い特性については
 前に記したとおりだ。
 
 
 駒の中には、戦いにより一度死を迎えても
 再び同じ姿で蘇るものがある。
 強いなにかを抱いたもの。それを抱いたものだけが、新たな生を得て蘇る。
 逆に言えば、一度の死を迎えそのまま消え去るのは
 強い何かを抱かない存在であるという事だ。
 これは私が、今まで繰り返された争いを見続けて
 結論づけるに至った事実でもある。
 
 
 だが、それにも一つだけ例外があった。
 強い何かを抱いたまま、それでも死を迎えたまま消滅した駒がいたのだ。
 この世界に存在する駒は一部の例外こそ除けば、幾多の世界から呼び集められた
 意思の虚像である。
 その虚像の力が、この世界で用意された器の限界を超えていたのか
 あるいはその力の質が、駒という器に適合しなかったのか
 今となっては分かる術はなく、また究明する必要もない。 
 
 
 しかし、その駒の存在だけは覚えている。
 混沌の側に属していた<悪魔>と<剣士>。
 自らを魔剣士と呼ぶ悪魔と、力に貪欲な銀髪の剣士。
 片方は混沌の神に反逆し、もう片方は力を求め全ての軍勢の敵となった。
 そして共に、この世界で戦った時間こそは違ったが
 二人ともが似通った力と姿を有していた。
 いずれも争いが終わりを迎えるとき、混沌の軍勢を統べる彼の手によって
 相撃ちとなり、その望みが叶うことはなかったが。
  
   
 彼らが希少な例外であるから覚えていたのか。
 それとも、彼らが時代を隔てながらも実の親と子であるから覚えていたのか…
 いずれにしろ、すべては遠い過去のことだ。

 

24 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/07(金) 00:09:55
ネロvsガーランド ――混沌の果て――
  
>>
 
                           ―――力を、
 
世に語られる幻想の中の一つに、『箱』の逸話がある。
神々があらゆる災いを封じた黄金の『箱』。
だが箱は一人の神の過ちにより開かれ、ふたたび災いは世界へ解き放たれた。
かくて世は災いに満ちたが、『箱』には唯一希望が残されたという。
今その神話の様相を―――荒廃の進んだ魔城の頂にて戦う二人が。
なおも荒ぶる激戦を続ける両雄が体現せんとしていた。
 
                             ――――力を、                                  
災いたる『箱』を為すは鎧の猛者。  
荒れ狂う風の災禍に、燃え盛る業火の災厄。
在るがままに世界を蹂躙するその威容は、正に縛めを解かれ『箱』から放たれる災いを。
そしてあらん限りの災いを現出させる猛者の様は、禍を秘めた『箱』そのものをこそ思わせる。
                
                             ―――――もっと               
だが、その災いに立ち向かう者がいる。
解き放たれる災厄を前に、恐れず『箱』へと進む半魔の狩人。
絶望の災禍を凌ぎ、脅威の過ぎ去るを見逃さず、死中に活の好機を見出しなお挑む。
その胸に抱くのは、神話の『箱』に唯一残され人の手に託された希望の二文字か。
                                                             
                             ―――――もっと、力を   

そしていざ、両者の間合いは無と近づく。
狩人が揮う剣は炎の機剣。
噴射された推進剤は推力となり、のみならず刀身に紅蓮蒼穹を纏わせる火炎流となり牙を剥く。
その加速に加速の重ねられた勢いは、最早疾風の域にある。
たとえ相手が百戦錬磨の猛者であろうと、突撃の暴力的な剣速はその反応を上回る。
 
『灰になるのはテメエだァッ!』    
  
                     ―――力を、『そうだ<悪魔城>よ、今こそ其の力を寄越すがいい!』
 
そして今、一直線の肉薄から荒々しく刻まれる三重の軌跡。
災いは反攻の暴力をもって『箱』へと返還される。
 
 
    
              ――――『闘争の魂よ!』
         
                  
そう、かくて災いは返還された。
『箱』に残された最悪にして最後の災い―――其れが在るが為に絶望も諦めも出来ず、
それ故空虚な期待を抱きながら、永遠に苦痛を味わなければならぬ―――
すなわち、“希望”という災いが。
白銀に輝く『箱』―――輝きを放つ精霊銀の全身鎧、ガーランドのより堅固に生まれ変わった
装甲は、確かに炸裂した剣戟の威力をいとも容易く遮断したのだ。
 
クラスチェンジ。
より上位の存在、より強大な力を行使するため位階を押し上げる進化の秘蹟。
彼が<混沌>との契約で望んだのは、何物にも屈さぬ力と体。
忌まわしい輪廻の根源。忘れもせぬ最初の敗北。
今まで誇った武威において敗れた猛者は、故に純然なまでの不屈の力をこそ求めた。
そして彼は得た。強靭強固なる白銀の鎧。
決して揺るがず、怯まず、退かず、魔力ある限り修復を続ける、対峙する敵全てに絶望を
与える鉄壁の防御を。
 
  
「言ったはずだぞ、小僧」
 
故に、彼は敵の剣戟に体勢を崩す事もなく。
故に、彼の鎧は早くも修復を初め。
故に、彼は中空で剣を上段に振り上げ。
その声は、一瞬の攻防の最中である筈にも関らずとてもゆっくりと響いた。
   
 
「―――その身を以って思い知れとな!」
 
 
異形の刀身が三度蠢き、斧となる。
剣に銃弾、剣と豪腕、災厄と災厄が応酬の果て。
希望に誘われた狩人に今、渾身の絶望が振り下ろされた。

25 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/07(金) 00:27:55
 
約定は守ったが、日は跨ぎおったか……まあよい。
 
【謝れ、這い蹲る人形のように。 by Zの英雄】
 

<ディシディア道場出張版 ガー(中略) 〜ヒートアップ・又はインフレ開始編〜>
 
ふはははははは! 
うぬの露骨な伏線に習い、儂も早々と切り札を切った次第よ!(※胸を張る必要はありません)
確定攻撃のようになったが、此処でうぬもダメージを負って貰う方が盛り上がると思ってな。
 
とまれスーパーアーマー状態でうぬの攻撃を凌ぎ、剣を斧に変形させての反撃。
(原典でいうEXモード→バルディッシュ→ブレイブブレイクのイメージ)
再度仕切りなおし、其方の「引き金」を引くには丁度良い展開であると思うが、如何か?

26 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/07(金) 00:40:25

<続き>
 
余談であるが、此方のレスの合間合間に挟まっておる幕間のごときもの。
これは仕掛けのための云わば伏線……の如き物だ。
本来チュートリアルであるべき闘争には無駄であろうが…これはうぬと儂との闘争を
考えた当初から、思い浮かんだネタでもある。
うぬの参考にはならぬやもしれぬが、こういうギミックを用いる者もいる、という事は
覚えておいても損は無かろう。
 
  
それと、もう一つ。
テンプレートで思わせぶりな事が書いてあった以上、嫌な予感はしておると思うが…。
――――「奥の手」がもう一枚、儂にはある。
仕掛けがあって初めて可能な、今回の闘争のみでこそ使える捏造と呼ばれるような代物だがな。
……まぁ、いわばボス補正という事で見逃せい。
どの道これで押し切り、勝とうなどとは思っておらぬのでな。
 
【ヒント:↑の原典を考えてみましょう。そこに奥の手の答えがあります】  
 

27 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/07(金) 22:49:17

ネロvsガーランド ――混沌の果て――
  
>>

俺にだけ降り注ぐ炎の雨を凌ぎ切り、全てを呑み込む一対の竜巻が止むや否や
飛び込み叩き込んだ地獄の業火の如き一撃。

これで勝負あった―――そう思った俺の前に、絶望と云う名の嘆きの壁は大きく立ち塞がった。

その紅蓮の刃は、この猛者を揺るがすことさえ敵わない。
何しろ猛者の体躯は、白銀に輝き全身を纏う、より強靭に進化したと思しい鎧に纏われていたのだ。
更にその鎧は、どうやら魔力と思しい力によりか剣撃で空いた穴さえ塞ぐのだ。

‘言ったはずだぞ小僧―――その身を以て思い知れとな!’

うろたえる間も潰すが如く、ヤツの声はゆっくりと響く。
その声が届くよりも先にヤツの巨斧は俺の左肩から首にかけてに抉りこまれていた―――

「ぐわぁぁぁぁぁぁっ!!!」

意せずして絞り出すような絶叫が喉から飛び出し、木魂すると共に
左肩から首筋付近から鮮血が爆ぜる。
鎖骨や僧帽筋は間違いなく両断されただろう。
大胸筋にまで喰い込み、もう少しで心臓に届きそうな位置にまで抉りこまれている。
若干人を外れた体でなければとっくに両断されていることは想像に難くない。
当然ながら左手に全く力は入らず、レッドクィーンが俺の手をずり落ち虚しく地を叩く。
更に俺の意に反して両膝までも地を叩く。

未曾有の絶望が震えとなって俺の精神果ては肉体までもを襲う。
俺にはただ、これから恐らくは最悪こんなザマの俺にトドメを刺さんとしているであろう相手を
呆然と見上げていることしかできないのか。
だが現に攻撃は一切徹らない、オマケに自分はこの在り様ダメージ…どうすればいい?

…煩い!
考えろ…考えそして立って戦えよネロ!
こうやって震えている間にもヤツは俺にトドメを刺さんとしているかも知れないってのに―――…!



―――――そんな折、見たことのある顔や声が幾つも今にもブラックアウトせんばかりの俺に
折り重なってくる…



「あなたは誰よりも人間らしい人間だから…」

「坊や、もうギブアップか?」

「悪魔に憑かれたか…」

「お前の魂は何と叫んでいる…?」


これ…マズいだろ?所謂走馬灯ってヤツじゃないか?
死に際に見えるって言う、アレか…
俺、もうすぐ逝くのかな……


…ところで何故あの男が家族の形見であるはずのこの刀を俺に託したのだろう…?


――いや、愚問だ。
今の俺ならばその答えなんて直ぐ解る筈…―――今の俺ならば。


「大事にしろ。可愛いお嬢ちゃんといっしょにな」


―――そうだ、俺の戦う理由は…俺が力を求めた理由は…

俺の生まれ育った…
――それまでこそ風習だ何だと堅苦しくて好きじゃなかったけど、
今は嘗ての暮らしを取り戻さんとみんな懸命に頑張っている、そんな人々の住む――
…あの街を守る為に。

俺のようなヤツさえ受け入れ、更に愛してくれた彼女の笑顔を―――守る為に。
俺に優しく、バカみたいに神様を信じ続けた彼女の両親のような非業の死を―――ひとつでも多く生まない為に。

そして何より―――俺が………俺で在る為に!


きっと、あの男も俺のそうした想いを汲んでいたから……
そうやって大切なモノを全力で守る生き方を支えたかったから………この、刀を―――…!!




「―――おおおおぉぉぉぉぉぉっ!!!」


―――現の時へと帰るや否や、閃く右腕から魔力が噴出し俺の全身で爆裂する。
そのエネルギーは俺の身体からさえ食み出し衝撃波となり飛び出していく。

悪魔の引鉄デビルトリガー
俺の中に秘められた力。
俺の中に流れる伝説の魔剣士スパーダの血流と、そのスパーダの子息が使っていた
閻魔刀の力による相互作用によって引き出された比類なき力。
その力の具現体ともいえる青白いオーラが俺を纏う。

「そうさ…戦いの為の力なんか最初から俺は求めちゃいなかった…
 俺がここに来たのも、元はといえば…」

俺を見ているものにはきっと片目を伏せた蒼き鎧武者のような魔人が俺の背後に見えているだろう。
更には俺の赤く妖しく輝く二つの眼光も。

「―――いや、こんなことテメェに語ったって仕方が無いか…。
 ただテメェの言う、終わりなき闘争とやらが幻想だってんなら―――…」

左半身の刀傷はその魔力によりすっかり塞がり、くっ付いてしまっている。
今すぐに動かすことぐらい造作もない。
ちょっとぐらい乱暴な運動を行ったって平気なものだろうさ。

「―――まずはそのふざけた幻想を丸ごとブチ壊してやる!
 この俺の!力で!!」

その装甲がぶっ壊しても直り続けるのなら、直る前に叩き潰しきるだけだ!
この実体持たぬ悪魔―――謂わばもう一人の俺自身―――に護られた超速の両拳で!
100回直るなら101回ぶっ壊すまでだ!
止め得るものなら止めてみろ!



28 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/07(金) 22:52:36
ともかく簡単にくたばらないのは主人公補正というかヒーロー補正、みたいな?(何

斧は左半身にモロに受けた。流石に真っ二つはされないけど
で、死の危険が迫った際いきなり回想もどき
(また懲りずにクロックアップ的演出ですよ。ホントこれ好きだな俺)
そこでデビルトリガー発動。
ぶった切られた傷も魔力で完治。
更にベリアル戦や教皇戦でやったようなオラオラのラッシュ。
尚この際、危うく某ラノベの幻想殺しの主人公のキメ科白をうっかり丸パクしそうになったのは秘密だ。

ところで回想の文書いてる最中、途中途中にラルクの「Drink it down」(DMC4の主題歌)の歌詞を交ぜようとは考案したが
結構な数を交ぜることになって厄介な連中に目をつけられそうになったので敢え無く没。
一行ぐらいだったら問題無かったろうけど…難しいもんだな、ホント…

ああそういえば、俺にも取って置きの超必殺技が一つあったな。
これも大体分かると思うけどな。

29 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/09(日) 23:57:27
ネロvsガーランド  ――混沌の果て――
 
>>
 
 
希望は絶望に塗り替えられ、勝機は絶体絶命の危機に堕す。
地に叩きつけられた者と、地に降り立ったモノ。
悠然と響く足音は敗者へと近づく死の宣告か。
 
だが、忘れてはならない。
彼らが今載っているものは闘争の天秤なのだ。
嵐のように激動し、だがそれでも狂える均衡を生み出し続ける天秤なのだ。
例えもし片方が命を削られ宙に飛ぼうと、振り切れてさえいないのならば。
その優勢は、ときに容易く覆る。
 
そう、もはや雌雄が決したと思われたその時。
己が勝利を幻視したガーランドに視えたのは、突如湧き上がった魔力の奔流。
そして、
   
「―――“スパーダ”!? いや、貴様は―――」 
 
 
突如現れたそれに、ガーランドは驚愕していた。 
眼差しの先に見据えるのは<狩人>と―――他でもない、その背後に浮かぶ隻眼の蒼い魔人。
―――そう、彼が輪廻の一つで相互いに刺し違えた半魔の<剣士>。
幻想の世界、千年を越え繰り返される戦いの幾度目かにおいて、ただ一度召喚された冷徹なる剣士。
同じく一度だけ現れ剣を交えた<悪魔>の息子。力を求め苛烈なる道を進んだ青の修羅。
そして今―――その魔人の姿を従えて、あの男と同じく紅い双眸を光らせる半人半魔の狩人が立つ。
  
―――<幻想>をブチ壊す。
その揺るがぬ決意を込めた言葉と拳を、驚きを隠さぬガーランドへ容赦なく叩きつけて。
       
「グフ、クク――“バージル”!!
 そうか貴様、グ、くくく、ふ、ググ、フ、フハハハハハハ!!」
 
魔人の覚醒。悪魔狩人の秘められた力の開放。
その荒ぶる力は拳激となり容赦なく襲い掛かる。容赦なく隙間なく容赦なく降り注ぐ。
全ては天秤。災いは、災いを秘めた『箱』は一つに非ず。
全ては公正。猛者を仇とする災厄の具現、強大なる魔人は目の前に。
全ては望んだ天秤の摂理。皮肉にもガーランドが欲した闘争の在り方そのままに。
  
「そうか小僧! 貴様、“あの男”の末裔であったか!」
  
故にこそ、襲い掛かる拳の弾幕を前にガーランドは笑う。
自らの装甲を再生を凌駕する止め処ない破壊を前に、だがしかし猛者は笑う。
もはや回避も防御も許されぬ猛攻に曝されて、それでも尚狂喜ゆえに声をあげ笑う。
何故気付かなかったのか。
<狩人>が示す魔力の波長。スパーダとバージル、親子二代と波長を同じくするこの魔力の胎動を。
ただ一度だけ争いに召喚された彼の<悪魔>達と同じ魂の波動を。
 
そう、彼は狂おしいまでに歓喜していた。 
虚像の器に収まらぬ力で、互いの自壊する最期まで剣を交え続けた<悪魔(スパーダ)>。
神を凌駕する力を求め、共に世界が焼かれる末期まで剣を揮い続けた<剣士(バージル)>。
最強に最高たる輪廻の<異分子>、その強者の末裔と巡り合いまたも死闘を演じられようとは!
 
古の記憶と共に甦る、いまだ極みの一つにある闘争の歓喜。
我が身を見舞う衝撃以上の電流が、軋む体躯を強引に建て直し、遥か上空に放り投げた。
すなわち彼が半身たる異形の大剣を。
代わりに握られるのは拳。そう、渾身の力を込めて繰り出される握り拳!
その名を、
その名を。
その名を!
その名を!!  
     
「ならば見事壊してみせい!末裔よ、儂を一度は殺してのけた」
    
そう、だがそれは名も無いただの拳。
但し全力で振るわれる右と左の両拳。
大木をすら捻じ切る猛者の膂力を込めた握り拳。相手の豪腕にも劣らぬ剛力の拳。
他のなにものでもない、ガーランド自身の巨躯から繰り出す力である。
そして拳と拳、剥き出しの暴力と暴力は何物をも隔てず衝突する。即ち――――
 
 
殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り
殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り
殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り
殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り
殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り
殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り「魔剣士の末裔よ!!」殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り
殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り
殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り
殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り
殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り
殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り
殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り
殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り殴り
殴り続ける、殴り続ける、殴り続ける!そう殴り続ける!!眼前の敵を其処を殴り続ける!!!
  
 
加速、加熱、ひたすら過熱。
闘争の天秤も、そして闘争そのものも。
 
先の剣戟をすら凌ぐ激しさで、今までの激突すら超える勢いで拳を番え殴りあう。
防御も回避も出来ぬならと防御も回避も否定して殴りあい続ける。
再生の速度を超えて破壊され続ける鎧は各部が拉げ、裂け、砕け、潰れ、罅割れ、
だが意に介さぬとただ相手を捻じ伏せその再生すらも粉砕すべく全力の拳を振るい続ける。
死を前にして殴る。敵を打ち倒すため殴る。己が全身を投げ打って殴る。
笑いながら殴る。哂いながら殴る。嗤いながら殴り殴り殴り殴る。殴り合い殴り続ける。
 
 
男が叫ぶ、衝撃で瓦礫が舞う。
激突するは二人の魔人。
その中心から廃墟が抉れ縦横無尽に亀裂が走る。
そしてこの城で闘争が始まってより何時よりも、男は秘めた本性を曝け出していた。
城を、世界を、己をも打ち砕く闘争をこそ求める、狂える果てしなき闘志を。 

30 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/10(月) 00:22:21

先ずは火急の用件が入り、レスが今この時間になった事を詫びておく。
またもや日を跨ぐような時刻だが…な。重ねて済まぬ。  
 
<ガーランド師範代補(略) 〜死に至る病編〜 >
 
(白い、本来は少女が着るべきなシスター服をまとい)<
 
お腹が空いたと言っておるのだ! 
 
【自演乙……まぁ色々アレ過ぎるんで言っとくわ。すまねぇ。 by ]の幻想】
 
 
……幻想を壊すと言われれば返しはこうもなろう!(なりません)
 
 
………気を取り直して説明とゆこう。
殴られながらも剣を上空に投げ、空いた両手で語り合いよ。
世界と星が殴りあうというよりは、地下闘技場で格闘士(グラップラー)が
殴り合うといったような風情だがな。
 
(※北斗神拳伝承者同士の殴り合いに見えるのは気のせいです、多分)
 
また伏線の回収その一として、うぬの正体に今更ながら気付いた。
儂らの世界で召喚された駒(通称:サーヴァント)の中に、うぬの父と祖父が
一度だけいたという……大殲が十八番『捏造設定』なる物を利用してな。
まぁ、彼奴らほどの戦士なら儂らの世界に召喚されたとしても不思議ではない…
という想像に基づいてのものよ。 

31 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/10(月) 00:33:18
さて……。
 
ここから後、結末への流れだが…。
互いの殴り合いから一撃を見舞いあい、儂が競り負けて一区切りと行きたい。
その後は儂の仕掛け回収(城のネタばらしをしつつ)→奥の手発動という具合にな。
 
『取って置き』は、儂が先に札を切る。
そして、こういうものは概して後に切った者が勝ちとなる…後は分かるな?(何 

32 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/10(月) 23:02:28

ネロvsガーランド ――混沌の果て――
  
>>

―――今より2000年前、悪魔が人間界を虐げていた頃…
一人の魔剣士が人間への愛に目覚め、魔帝に叛旗を翻した。
自らと同じ名の剣を振い、次々を魔の眷属を打倒していく魔剣士。
しかし魔帝の無比なる力の前に敢え無く斃れる。

その時、人々の祈りが斃れた魔剣士に再び生命を与えた。
蘇った彼は見事魔帝を打倒し、人間界に光明を齎す。

そして彼はある街の領主となり、人々に善政を敷く。

人々は彼がその街を去った後も彼を神と崇めその勇ましき物語を真とし語り継いだ―――




再生修復する間など瞬きも与えぬ超速の魔拳を受け、装甲を破壊し尽くされる猛者。
しかし、ヤツは尚またも狂い散らしたかのような高笑いを立てる。
先程は強者に出会えた興奮で今度は何かと思うと―――俺が伝説の魔剣士スパーダの末裔だと気付いたようだ。
だが何故「こことは違う世界」と思しい所から来たこの男がスパーダの事を…?

更に気になる名が…「バージル」―――どうも俺の背後に立つ魔人を指して呼んでいるらしい。

どういうことだ…まさかスパーダは嘗て、ヤツのいる「或る次元の世界」とやらででも
戦っていたとでも言うのだろうか―――?
また、俺の背後に立つ魔人を指して呼ばれたバージルという男もまたスパーダの末裔と…?

そういえばスパーダの実子ダンテはその閻魔刀を「兄の形見」と呼んでいた。
更に、かの魔剣教団教皇サンクトゥスが語ったことには嘗て日本刀を持った男が
スパーダの子を名乗り、訪れたその地で流れ者の娼婦と交わり子――それが俺、らしい――を孕ませたという…

その男の名が正しくバージル、俺の背後に立つ魔人の正体だと云うことだろうか―――…


「お前もスパーダを知っているのか!?それにバージルとは一体―――…」


問い質す余裕をも許されず、態勢を立て直した猛者の手からは虎の子の大剣が上空高く放り投げられ、
同じように大木をも捻じ切らんばかりの剛力の両拳を握り締め、
跳ね返ってくるかの如く俺に襲い掛かってくる拳撃の暴風。

狂い痴れたかのような高笑いを立て殴り続ける猛者の拳が、魔力に覆われ尋常ならざる強度を得た俺の身体をも――――――


殴打叩圧折潰抉虐苛拉軋減喰侵捩爆炸砕壊歪割破裂撃轟焼燃衝暴滅殺破虐折圧潰爆侵喰軋殴抉減炸潰殴苛砕破虐捩割圧抉焼撃殺潰折抉侵喰爆潰叩苛虐壊砕破軋爆―――――――――


―――――――――叩き続ける。そう、抉り打ちのめし潰し叩き続ける。



全身の筋肉なんて何度月面のクレーターのように抉られたか。
全身の骨格なんて何度砕かれたか。

だからどうした、知ったことじゃないさ。
今更ガードとかドッジとか一々細かい小賢しいこと考えてられるか。
次々蓄積するダメージなんて構ってられるか。

こうなればただ野獣の如く剛毅に猛り吼えながら同じ様に―――――――――



殴打叩圧折潰抉虐苛拉軋減喰侵捩爆炸砕壊歪割破裂撃轟燃焼衝暴滅殺破虐折圧潰爆侵喰軋殴抉減炸潰殴苛砕破虐捩割圧抉焼撃殺潰折抉侵喰爆潰叩苛虐壊砕破軋爆―――――――――




―――――――――叩き続けるのみ!そう、抉り打ちのめし潰し叩き続けるのみ!!!


「当然だァッ!そもそもスパーダの末裔云々なんて話知ったことじゃないが―――」


振るう拳、いやこの肉体が欠片でも残っている限り―――拳奮う意志が微かでも燃え続ける限り―――ただブチかまし続けろ!!!


「―――俺はただその為に戦い続けて来たんだ!そしてこれからも戦い続けてやる!生きる為…守る為に!」


決して止むことなく弛むことなく撓むことなく、ただただ噴き荒れる―――――――――



強烈苛烈熾烈激烈猛烈超烈死烈暴烈絶烈炸裂爆裂斬烈加熱白熱加熱強熱過熱激熱炎熱真熱超熱豪熱爆熱暴熱強拳超拳剛拳魔拳真拳神拳豪拳激拳烈拳爆拳裂拳絶拳―――――――――



―――――――――の応酬乱舞乱撃連舞連撃。



踏みしめる互いの両足はその剛力の余り大地を踏み割りながら火山噴火の如く地岩を隆起せしめ、
流星の如く無数の拳から生み出された衝撃波は空を揺るがし周囲を渦巻く暴嵐と化し、
空に飛び散った無数の瓦礫飛礫をも舞い踊り狂わせる。



―――――とはいえ………流石にラチが空かない。

先程の小細工も通用するか怪しい以上…やはり鉄塊のような重い一撃が必要だ。
たとえその拳を振り被る僅かな間にヤツの無数の拳がまるで止むことなく
俺を打ち砕き苛み続けようと知ったことか。
これからの一撃は、その分を返すに充分過ぎるほど相当する。


肩から肘、拳に駈けて螺旋の如き捻り…または竜巻の如き捩じりを、迅く――強く――熱く――――この右腕に蓄えて。


ただ、別にこれで勝負を決めようと云う訳じゃない。
こんなものじゃ決めかねる相手だということは重々承知だ。

ただ「最強最後の一撃」を決める為の布石として、「突き放す」ことさえできればそれで充分だ――――――!!



33 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/10(月) 23:19:24
…成程、俺が頭からガブリとやられるんだなわか―――ってたまるかバカヤロウ!ヽイリ#`皿')ノ
とはいえ、口火を切ったのはそもそも俺なんだけどな…

…とお約束?の返しはさて置き要約。
祖父スパーダと父(この話に於いては一応「…つまりそういうことなのか?」としている)バージルの事を問いただす間もなく
壮絶な殴り合いに突入。
ただ、何ぞ自分でも訳の解んねえ文章になっちまったけどな。
どうも俺ってヤツはちょっと熱が入ると御覧の在り様となるらしい(何
更にその最中、イチバチの一撃でそっちのラッシュによるダメージなんぞ無視して(またか)
右のコークスクリューブロー狙い。

で、次で伏線回収及び決着、そんで俺が後出しか…そこも了解した。
さて、そんじゃ今のうちに「カーテンコール」に向けて多少なり準備しとくか。


34 名前:と或る男の手記:2009/08/12(水) 01:06:44
 
 魔剣士スパーダの足跡を示す資料に、奇妙にして興味深いものが一つある。
 
 
 或る地方で書き記されたという、一冊の書。
 その一つには、魔剣士の戦いが書かれた英雄譚が載っているという。

 もちろん、此れだけならば各所に残る文献と同じであろう。
 だがこの英雄譚が他のそれと大きく異なるのは、その内容にある。
 
   
 ――――魔界とも人間界とも異なる、二つの神々が争いを続ける世界。
 スパーダはこの戦いの続く異世界へ召喚され、同じく神々より召喚された
 異界の英雄たちと剣を交えた―――そう書かれていたという。 
   
 
 本来ならば資料と見るにも値しない御伽噺、あるいは後世の創作。
 しかしこの英雄譚を記したのが、かのスパーダ本人であったならば話は別だ。
 頁の最後には『この物語を、我が足跡の一つとして記す』の言葉と共に
 彼自身のサイン――それも自らの魔力を用いての焼印――があったという。
  
 スパーダは、自ら書き記したこれを『刹那の夢』と題している。
 魔帝との戦いの折で斃れた際に見た、まるで永遠にも感じられた刹那の夢であると。
 
 
 ―――だが真に奇妙で、そして興味深いのは此処からだ。
 
 今、私と一時的な協力関係にあるスパーダの息子――あの閻魔刀を携える、双子の片割れ。  
 彼にこの書物の話をしたとき、彼は珍しく神妙な顔をしてこう呟いたのだ。
  
  
 『その本は読んだことがある。
  ―――そして、同じような夢を見たこともな』
 
 
 そう。 
 確かに私の前で、彼はそう答えたのだ。
 


35 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/12(水) 01:07:58
ネロvsガーランド   ――混沌の果て――
  
>>
  
猛撃豪砕撃砕激烈剛撃轟音烈風怒号豪腕絶砕豪爆激風衝撃連撃爆音撃音
猛撃豪砕撃砕激烈剛撃轟音烈風怒号豪腕絶砕豪爆激風衝撃連撃爆音撃音
拳風強風合切爆裂超力強力破烈招来流血喀血墳血出血豪快裂壊走壊魔壊
拳風強風合切爆裂超力強力破烈招来流血喀血墳血出血豪快裂壊走壊魔壊
熱撃鉄撃血撃拳撃殺撃凶撃爆撃衝撃戦撃死撃交撃送撃咆哮雷哮爆哮衝哮
熱撃鉄撃血撃拳撃殺撃凶撃爆撃衝撃戦撃死撃交撃送撃咆哮雷哮爆哮衝哮
壊裂百烈千烈熾烈全身驀進総身渾身激震惨震爆震魔震拳轟交轟鉄轟魔轟
壊裂百烈千烈熾烈全身驀進総身渾身激震惨震爆震魔震拳轟交轟鉄轟魔轟
魔拳猛拳轟拳火拳猛攻猛撃鋼撃魔撃粉砕爆砕撃砕破砕粉砕玉砕大喝砕―――
 
 
嗚呼。
嗚呼、素晴らしき哉。
嗚呼、素晴らしき哉、我が呪わしき闘争の生。闘争に彩られた我が生よ。
 
男は憎しみの果てにカオスに堕ちた、彼は憎しみの果てに輪廻に堕ちた。
男に残されたのは無限の闘争、猛者に残されたのは永遠の戦場。
故に男は唯一残ったそれに全てを捧げた。
故に男――ガーランドは唯一許された戦いの道に、命と心の全てを捧げた。
 
自身の生み出した拳嵐が眼前の魔人を破壊してゆく。
魔人の繰り出した拳陣が己の肉体を蹂躙してゆく。
この我が身を削られる痛みこそが。
この敵の体をこそげ落とす実感こそが。
この彼我の生と死を分ける過程こそが、この行為そのものこそが。
これこそが、彼が最早唯一望むもの。
純正にして神聖なる『闘争』―――彼に在る唯一無二のものなのだ。
 
  
 ―――そうだ、末裔よ。<悪魔>どもの血を受け継ぐであろう者よ。
 
  
そのとき、交錯を超え乱舞を続ける拳戟に一瞬の凪が生まれる。
激戦によって麻痺するどころか鋭敏化したガーランドの感覚が見出したのは、螺旋の兆し。
右腕に篭る魔力の躍動を無意識に感じ取ったのだ。
そして闘争にのみ生きる彼の意識は、永久の戦いで得た心眼を以って洞察を開始する。
 
必殺の兆しか? 否、たとえ悪魔の豪腕といえどこの間合いは近すぎる。
或いはその読みを覆す奥義か、若しくは―――と。
 
そして永遠に続くかと思われた拳の応酬は、その凪より永久に断ち切られる。
 
 
 ―――力を集め、知恵を絞り、全身全霊を傾けろ。
  
 
炸裂する渾身の螺旋の拳。 
思惑に乗るかのように、否、それに自ら応じるかのように。
猛者はその一撃をわざと受け、後方へと突き放され間合いを離す。
  
そう、全ては“互いの”思惑のうちにある。
ガーランドの下がった先。その上空には異形なる鉄塊があった。
先の拳闘の前に放り投げた愛用の大剣。
猛者の怪力で宙を舞っていたそれは、吸い込まれるように今再び持ち主の
手元へと帰還し―――そして次瞬には異様なる変形を始めた。
鋭い切先を前に構えられた剣の柄が伸び、刀身が伸び、槍のごとき形へ。
そして展開された槍は回転を始め、その隙間から正しく怒涛の勢いで激流が噴出する。
  
 
 ―――そう、かつて貴様の祖が為したのと同じように。
 
 
それこそは彼が支配する<水>のカオスの力、全てを流し潰す災いの津波。
その現出した大海嘯の勢いが、推進力として槍と猛者に急激なまでの力を与える。
<狩人>が先刻、自身の振るう機剣を加速させていたように。
しかもそれ以上の勢いを、よりベクトルの先鋭化した“突き”の形で。
  
蹴られ砕ける石畳。  
踏みしめ留まる力を反動とし、そのまま前方へと転換させたベクトルの再起動。
全身のバネを上乗せされた力の流れは瞬間的な加速を促し、
最初の加速は槍の推進力と結実し、
そうして生まれた爆発同然の勢いは、破滅的な速度となって解き放たれる!
  
 
 ―――仕掛けるが良い。だが、届かねば打ち砕く!
 
  
かくて第三の災害、激流を纏う剛槍が迫り来る。
荒々しく回転と噴出を続ける破滅の螺旋、その行く先はただ一つ。
力の先へ、ただ己を待ち構える力の先へ、己を斃すべく構える牙の只中へ!
  
理想も要らぬ、信念も要らぬ。一方的な破壊も要らぬ。 
闘争を、あらん限りの激突を、のぞむ限りの命と命のぶつかり合いを。
この男の魂は、そう叫んでいる。  

36 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/12(水) 01:29:30
隣の闘争が終わったようだな…次の募集が打ち切られる前に、
終わらせられるよう奮起せねばなるまい。
 
……儂がな。
 
【即レス? 今で精一杯ですが死んでいいよガーランド^^ by \の死神】
 
 
<ディシディ(略) 〜ここからが本当の地獄だ…!編〜>
 
……クジャの奴め、この闘争が終わればEX特化装備で捻り潰してくれる…!
 
閑話は休題して、本題に移ろう。
思惑の一撃に乗ってわざと突き放され、間合いをとってドリルアタックを仕掛けさせてもらった。
通常(ブレイブ)技であるドリル突撃と「つなみ」の合わせ技ともいえる技…
本編にはない技だがなに、気にすることはあるまい…恐らくな。
 
そして云うまでもなく、向かう先は本命を用意しているうぬの正面。
真っ向からのぶつかり合いを望むという具合よ。
 
 
>熱が入る
 
  そだ  |------、`⌒ー--、
  れが  |ハ{{ }} )))ヽ、l l ハ
  が   |、{ ハリノノノノノノ)、 l l
  い   |ヽヽー、彡彡ノノノ}
  い   |ヾヾヾヾヾヽ彡彡}
  !!    /:.:.:.ヾヾヾヾヽ彡彡} l
\__/{ l ii | l|} ハ、ヾ} ミ彡ト
彡シ ,ェ、、、ヾ{{ヽ} l|l ィェ=リ、シ} |l
lミ{ ゙イシモ'テ、ミヽ}シィ=ラ'ァ、 }ミ}} l
ヾミ    ̄~'ィ''': |゙:ー. ̄   lノ/l | |
ヾヾ   "  : : !、  `  lイノ l| |
 >l゙、    ー、,'ソ     /.|}、 l| |
:.lヽ ヽ   ー_ ‐-‐ァ'  /::ノl ト、
:.:.:.:\ヽ     二"  /::// /:.:.l:.:.
:.:.:.:.:.::ヽ:\     /::://:.:,':.:..:l:.:.
;.;.;.;.;;.:.:.:.\`ー-- '" //:.:.:;l:.:.:.:l:.:
 
【当然だけどイメージだよ、表情は仮面だから見えないからねえ? by \の死神】
 
むしろ闘争というものは、余った勢いで筆が乗るくらいが丁度良い。
無論可読性など諸々の兼ね合いが本来はあるのだが、先ずは熱こそが肝要よ。
……ただ、そうよな。
一行がとかく長くなる場合は適当なところで改行し、二行三行と積んでゆく
形にした方が、見やすくインパクトも伝わりやすいかと愚考する。
心の片隅にでも覚えておくが良かろう。

37 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/12(水) 01:38:22
 
・追記 モノローグについて
 
そもそも儂の側だけで完結する設定というのも、興を削ぐのでな。
故に本来はありえぬのだが、スパーダが此方の記憶を持ってそれが書き残されている…という事にした。
元々イレギュラーな駒であったが故に、夢という形で記憶が残っていた……とでも考えるべきか。
そちらのレスを見て、ふと思いついたので利用させて貰った。
 
なお手記の主は、あの道化に変身しては傍迷惑を繰り返すあの禿だ(何
 
 
それと、今回は好き勝手やっておるのでな…。
何か不都合があれば言うがいい。それに応じて修正をしよう。

38 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/12(水) 18:25:16

ネロvsガーランド   ――混沌の果て――
  
>>

人への愛に目覚め、同族に刃振い魔の帝を封ぜた悪魔がいた。

父たる彼の悪魔の無比なる力に憧れ、魔の帝に挑むも志半ばで斃れた半魔が居た。

父たる彼の悪魔の誇り高き魂を受け継ぎ、再び魔の帝を封ぜた半魔が居た。

そして…ただ守るべき者の為に力を求めた果てに正道を掴んだ、
斃れし半魔の落とし子が今―――

偶さかか必ずか、彼の祖父そして父の嘗て挑みたる幻想世界よりの来訪者とぞ相見ゆる。
時を越え三度交錯せる因縁…今此の時ぞ決着の時か―――



乱撃の最中、トドメではなく「突き放す為に」放った右の魔腕によるコークスクリューブロー。
そしてそんな此方の意図に直感的に気付いたか…カウンターを返す様子さえなく
敢えて受けて吹っ飛び間合いを作る猛者。

この様子だととどうやら向こうも必殺の一撃に賭けるつもりのようだ。
その為に敢えて受けたと見ていいだろう。
面白い、望む所だ。

そもそも此方は魔力で治癒し続けるとはいえ先の拳戟で肉体が所々ボロボロ。
自然、文字通り全身全霊を懸けた一撃で決めるしかなくなる。
その意図も含めての先刻のアレなのだ。

相手は竜巻だ炎雨だといった自然災害さえも引き起こす強者。
今度は何が飛び出すか解らない…だが案ずることは無い。
こちらには自慢の右腕があり、その腕には先刻まで今だ引き出さなかった
「最強最後の一撃」がある。

今はただ―――自分の身体を駆け巡る魔力、そしてその右腕に収まる閻魔刀の魔力を
全て集束させ今青白く輝ける右腕を大きく後ろに振り被ればいい。
俺の心はどんな手が来ようとブチ破る自信で満たされている。


その頃、再び大剣を掌握した彼の猛者の放つ切り札―――それは、大剣を槍に変形させ、
旋回させた槍身から膨大な水流を烈しく噴出させ大津波を生む。

その様は正に大海嘯にて全てを呑み込む伝説の海竜リヴァイアサンその物だ。

だがもう一々相手の手札に驚くのも飽きた所だ。
相手が何を仕掛けようが最早関係無い。
一意専心。俺はただ…自らの一撃に全てを懸けるのみ。

―――――今がその時だ!

                 ―――――俺の魂が…

時を同じくして放たれる俺の「切り札」。
自分の身体並びに腕内に収められる閻魔刀の魔力が全て集束された右腕を
一気に突き出し、そこから質量を持った巨大な魔力の掌を打ち放つ。

                 ―――――俺のこの手が輝き唸る!

その掌のサイズは実に俺の体躯の数十倍と言っていいだろう。
反面、魔力が全て右腕に回っているので当然全身の防御力は手薄になってしまっている。

そして今放たれんとする相手の切り札とは単なる大海嘯のみではない。
旋回させた槍身をその激流により推進力を高める。
つまりは俺のレッドクィーンがイクシードの噴射力で剣速を爆発的に高めるのと似た原理だ。
更に、津波による後押しと地を抉るような自らの踏み込みによる加速を加え
爆発的な突進力を生み出す。
旋回し続ける大槍と相俟って破壊力は桁違いだろう
要するに大海嘯とドリルアタックの合わせ技と言った所だ。

そんなものを受ければ間違いなく俺の体躯など当然軽く消し飛ぶ。
あの刃の先端でも触れれば魔力の掌といえど容易く貫かれるのは想像に難くない。
運良くかわしても大海嘯の餌食。つまり何れにせよ討ち損ねれば‘死’あるのみだ。

だが生憎、今の俺の脳裏にそんなヴィジョンは無い。
此方が放った巨大な右掌でヤツの体躯を全て呑み込んでしまえばいい。
この一撃に全てを懸けた俺の脳裏に在るのはそのヴィジョンだけだ。

今そのヴィジョンをこの俺の身体を通し、この常に絶え間なく流れる今という時に刻み…
揺ぎ無い現実と顕してみせよう。
俺の心で燃え続けるこの魂の前では幻想ヴィジョン現実リアルの壁など
薄紙に等しい事を…証明してみせる。
そう…この誇り高き魂プラウドソウルの前では。

                 ―――――この「終わり無き闘争」という

―――俺の右手はある日突然、悪魔と化した。
それからずっと、この右手を忌まわしく思っていた。
俺はただの人間だと信じていたから…。
その時は、この世に神とやらがいたらブチ殺してやりたいと思っていた。

そしていつしか―――夢は叶ったのだ。
「神」を殺した。そう―――この右掌で。

「神」を殺し、運命に打ち克った今だから言える。
この腕は謂わば俺の誇り高き魂の結晶だ。
愛するものを守る、その飽くなき想いがこの腕としてカタチを成した。
今や俺の半身と呼べる閻魔刀もまた然りだ。

その飽くなき想いが俺の中に眠る底知れぬ力を引き出す。
それこそが俺の誇り高き魂プラウドソウル

                 ―――――ふざけた幻想を打ち砕けと…

そう…嘗て「神」さえも粉砕したこの魔腕ならば―――
たかが大津波だドリルだなど物の数ではない筈さ。
質量を伴ったこの巨大な五指がヤツの体躯を呑み込めば
そのままクラッシュエンド―――と相成るだろう。

                 ―――――吼え猛り叫ぶ!

「この一撃で―――――消えろ!!」




39 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/12(水) 19:00:38

可読性か…そう言えばスクロールのこと全然考えてなかったぜ。マズった…
インパクトに関しても実は狙ったつもりなんだが、謂われてみれば確かに逆に薄れた感が拭えないな。
そっちのを見せてもらって思ったが、カラーフォントや斜体タグも交ぜてみるといいか…


さて、ここで飛び出したる奥の手…それは御覧の通り。
ラストで「この腕はお前をブチ殺す為にあるってことだ!」と偽神を粉砕した巨大な右掌。
通称、爆熱デビルフィンガー(仮)。

俺の中でラストを飾るにこれ程の技って無いと思うしさ。

vW∀゚V<てか幾ら何でもそのネーミング露骨過ぎだろ…途中の口上?といい

うるせえ黙れ触れるなこっちだってアレに関するそういうツッコミは聞き飽きてんだよ。
てかいい加減不精ヒゲ剃れオッサン。あの幼女にだって散々言われてるだろ(関係無し)

…外野は放っといて話を戻そう。
別に不都合な部分ってのは無いよ。
寧ろこっちのツッコミ所満載の描写をよくここまで巧く受けて捌いて返してくれたなと
感嘆と共に感謝の尽きない次第さ。

vW∀゚#V<…そうか、あの戦っててつまんねーよと巷で評判のセクハラピエロ/ハゲオヤジがな…

何かまた森川ボイスで聴こえた気がするがスルー。
そもそも俺の闘争なんだからアンタは基本引っ込んでろって。

スパーダ、バージルに関する話もまあこの通り。
とりあえずアンタの独り相撲で終わらせたくだけはなかったからな。

40 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/13(木) 00:36:39
レスは明日辺りまで掛かるゆえ、確認の報と連絡のみぞ返しておく。
……戦い(務め)の疲れで未だ完成ならぬのでな。
 
<ディシ(ry) 〜連絡編再び〜>
 
さて…うぬの奥の手を含め委細、確認させてもらった。
その上で是非は無し、見事と言わせてもらおう。
 
後は儂の敗北レス
(最後のネタばらし:うぬの疑問であるバージルに関してと、この城について吐露、そして城の崩壊開始)
→互いのエピローグ(うぬ:城脱出 儂:最後の仕掛け)
 
という流れで締めとしたい。
一先ずは其処まで書いた後、今までの闘争レスを本スレに上げるとしよう。
  
なお儂の最後のレスの後、城脱出後のレスを書くも良しだ。
化物どもの残りが、ED宜しく徘徊しておるやも知れぬからな。
…ともあれ、このペースならば今週末にはエピを含め終わるであろう。
 
本スレでのレス番纏めは儂の方でしておく。
次なる依頼(募集)とやらも出てきたようだ。
次の闘いを望むうぬの為にも、此方は疾く筆を走らせるとしよう。

41 名前:CHAOS REPORT No.〜?:2009/08/14(金) 01:44:45

 何ということであろうか。
 よもやこの時空に、私が知らない混沌が現れようとは。
 
 
 それは、突如として次元の狭間に流れ着いたひとつの城であった。
 その城は強い力を持ち、混沌の力を自らの力に変換する
 一種の門のような特性を備えているようだ。
 
 
 いわば城はもう一つの混沌であり、それはすなわち
 私の実験を妨げる脅威となりうる。
 一つの時空に混在する二つの混沌。
 この異例の事態は時空のバランスを崩し、
 或いは私の創ったこの世界を崩壊させかねない。
 
 
 よもや、かつて抱いた杞憂が現実になろうとは思わなかった。
  
 
 異分子は排除しなければならない。
 戦いへの干渉をする力はないが、警鐘を鳴らす程度ならば可能だろう。
 あとは混沌と運命を共にする彼が、気付いてくれることを祈るのみだ。
 
 

42 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/14(金) 01:48:17
  ――混沌の果て――
   
>>
 
 
  ―――斯くして、闘争の天秤は振り切られた。
 
 
驕りがあった訳ではない。
一対一の闘争の中で男が選んだのは最善の手札である。
如何なる力も貫き穿つために選ばれた、紛れもなき一撃必殺の天元突破。
一気呵成に叩きつける地水火風の四連撃ではなく、一個の威力を追求したもう一つの『混沌の魂(ソウルオブカオス)』。
限界まで先鋭化された一閃は相手を繋ぎとめる鎖もろとも断ち切る、その筈であった。
  
 事実―――放たれた螺旋の一撃は迫る巨腕の五指を抉り、その半分を砕き
 荒れ狂う怒涛の激流は“腕”の内部を引き裂き、腕本体と担い手に到達せんとしていたのだから。 
   
では何故に彼が敗れたか、それは実に簡単な理由だ。
彼の一手が限界点の力に対し、相手の―――若き狩人の力は己の限界を超えた一手であった。
己が業に囚われそれを捨てたものと、己が業に呑まれずそれを捨てなかったもの。
諦めぬ者にこそ秘められる“可能性”という名の輝きが、この闘争の命運を決したのだ。
  
 そう―――巨大なる魔人の腕は奔る猛者の魔槍を押しとどめ、その勢いを圧し
 込められた全身全霊の力は“猛者”を武威もろとも握りつぶし逃げ場なき力の爆縮を引き起こした。
 

43 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/14(金) 01:50:15
>>(続き)
 
 
「……どうやら、本当に何も知らぬようだな……」
  
異界の妖光が降り注ぎ肌寒い風が吹きすさぶ。共に余すところなく。
衝突によって生み出された最後の衝撃。
その破壊の爪痕は凄まじく、これまで形だけは残っていた伽藍の廃墟―――両者の
激闘で既に原型をとどめぬ有様にあった城主の間は、遂に虚ろなる玉座を残し跡形も
なく吹き飛ばされていた。
最早瓦礫の山だけが埋もれるその中で、力なき声が響き渡る。
 
   
「―――貴様が見せた魔人の力、それは貴様だけの力ではない。
 貴様が持つ刀……その力の、本来の持ち主を象り具現化させたものだ」
  
そう言って声の主―――敗北を喫した猛者は瓦礫の中からゆるゆると身を起こす。
輝きを失った鎧はその全身が拉げるか引き裂かれ、胴に穿たれた風穴からはそら寒い音を
ひゅるひゅると立てている。破れた肺から漏れ出る、空虚なまでの呼気の音。
そしてそれらの傷痕からは例外なく、赤黒い血が今もなお流れ出ていた。
半死半生、満身創痍を越えている正に死に体。否、既に死んでいて然るべき無惨な有様である。
もはや、こうして口を利けるのが不思議なまでに。
 
 
「完全な魔人化が出来ぬものは、手にする魔具の力を借りて化身する…。
 そう、刀の持ち主……スパーダの息子、バージルめは忌々しげに言っておったわ」
 
苦悶を隠さぬ男の声に時折混ざる濁った水音。
大きく罅割れた兜と鉄仮面の隙間から、ごぼごぼと血塊が流れ、弾けてはまた流れていた。
見る者を威圧する兜の角は片方が根元から圧し折れ、かつての猛威は見る影もない。
彼の鎧と同じく今にも朽ち果てんとする命の灯火。
だが、それでも彼は言葉を紡ぐのを止めはしなかった。
まるでそれを遺すのが己の務めであるかのように、次の句を続ける。
 
 
「そして…この城の正体すら知らされておらぬのならば教えてやる。
 此処は<悪魔城>…貴様の世界で猛威を振るったヴァンパイアの王、
 ドラキュラ伯爵が君臨する混沌の城…。
 そして、今はその王を亡ぼされ時空を彷徨う城主なき城だ」
 

44 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/14(金) 01:51:36
>>(続き)
 
 
其処まで言い放ったところで、屍同然の戦士は体勢を崩した。
膝立ちの姿勢。利き手で顔を覆いながらも、遺された右目で魔剣士の末裔を見据える。
襤褸切れとなった外套をなおも纏うのは、隠した半身が無惨と砕けているからか。
 
  
「ゆえに城は己を統べる城主と……ドラキュラの願いであった混沌と破滅を求めておる。
 …そしてこの城は、他の異なる世界を繋げる<門>にもなりうるのだ。
 そうして我らが次元にも同じく現れたこの城は、我が世界の理(ことわり)をも歪め始めた。
 儂の下僕であった不死者を…仮初の城主に祭り上げてな…。
 くく……何故知っているかという面だな?」
 
 
そう力なく笑うや否や、猛者は自らの外套を翻して半身を晒す。
一際黒い血を流す、無惨に引き裂けたもっとも大きな傷痕を。その奥に秘されたものを。
  
「元々このヴァンパイアは、我が力の一部より生まれた手足の如きもの…。
 倒してより、このようにして我が身に取り込めば……この混沌の城の力もろとも、
 全てを労せずして知ることが出来るという訳だ」
   
そう、確かにそこには仮初の城主が居た。全ての発端である蒼白の肌をした吸血鬼がいた。
ただし苦悶の表情を浮かべた顔のみが、棘と棘に貫かれ拘束され血の涙を流し続ける顔だけが。
放逐され祭り上げられ屠られた、哀れなるヴァンパイアの末路が其処にあった。
   
「だが、新たな仮初の城主となって間もなく、貴様が現れた。
 ……そこからの顛末は、今この通りよ。
 
 そして重要なのは、この先だ。
 悪魔城にとって、城主とは力の流れる先であり、もう一つの命。
 その主が代わることなく打ち倒された城は――――」
 
そうして男が次の句を継ごうとした、その時。
廃墟となった城主の間、その床が大きく激しく揺れ動く。
見れば遠景に聳える尖塔が、階下に臨む城壁が、そして城そのものが。
 
「―――今この時のように、崩壊を始める」
 
男の言葉を待たずして、城の各所が轟音と共に崩れ落ち始めた。
混沌の城、<悪魔城>の崩壊。
かつて幾度となくドラキュラが討ち果たされた時と同じく、城主を失った城は
その力を失い永き眠りへと落ちるのみ。
 
それを知ってか、男は己を打ち破った狩人へこう告げた。
     
「長話が過ぎたようだな……往け、スパーダの末裔よ。
 城は<混沌>ある限り甦るが……儂の最後の力で次元の彼方へ切り離す。
 今ならば、来た道を戻れば元の世界へ戻れるやもしれん。
 
 ……だが、忘れるな。これは馴れ合いでもなければ情けでもない」
 
 
そうして崩壊のさなか、その言葉と共に猛者は渾身の力で立ち上がった。
 

45 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/14(金) 01:54:41
>>(続き) 
 
 
猛者の周囲が赤く染まり、妖気と魔力の火花が舞い空気が歪む。
彼のこの城に赴いた本来の目的、呪わしき魔城を駆逐するためだけに用意された最後の手段。
城にのみ及ぶため闘いの切り札には成りえず、城諸共に自壊するため手札とは成りえない最終幻想。
 
そう、之は彼の力であって、彼の力ではなかった。
彼、ガーランドと一体の関係にある混沌の神カオス。
その荒ぶる神と、大いなる意志と契約し世界の破壊と再生を繰り返す神の竜。
そして悪魔城から組み上げた力を源にし、猛者が持つ能力をその限界を超えて解き放つのだ。
  
屍も同然のガーランドの身体へ魔力が集い、朽ちた鎧に赤熱の色を与えていく。
同時に鎧の傷を更に押し広げ、中の肉体を引き裂き破壊させながら。
その最終の臨界を迎える中、猛者は己を打ち破った狩人―――スパーダの末裔たる
戦士に最後の言葉を投げかける。
 
 
「そう―――勝ち残った貴様は、その命のある限り戦い続けるのだ。
 争いを否定しても、貴様に宿る悪魔の力がそうはさせぬ。
 すべては自らの意思で闘争を選んだその時から、貴様の歩む道は決まったのだ! 
 精々足掻き、闘い、最期を迎えるまで地獄の旅路を続けるがいい…!」
 
 
城と自身の崩壊が進む中紡がれたのは、最後の呪い。
お前は果てのない道へと踏み出した。
救いのない戦いの道へと踏み出したのだ。
お前が進むことの出来る道、お前が出来ることはただ一つ。
 
戦え、と。
闘い続けろ、と。
死に狂い、殺し狂い、戦い狂う闘争の道をこそ歩み続けろと。
永久の闘いに囚われた猛者は、最後にそう目の前の戦士に呪いを授けたのだ。
 
 
「さらばだ、若き“黒の天使ネロ・アンジェロ”よ! 貴様の往く道に終わりなき戦いがあらんことを!!」 
 
  
そうして、猛者は最期まで嗤うように――――――。    
 

46 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/14(金) 02:10:17
 
<ディ(ry) 〜ここから先はエピローグ編〜 >
 
 
と、以上の運びにて…>>40で連絡の通り実は訊かれていないが
戦いに敗れ、全てを教えた上で城の崩壊が始まったというレスとなる。
――――5レスという長さになったのは、実質エピローグの一部という事で見逃せい。
とまれ、儂の状況を端的に表せば、
  
 
『このガーランド、天に帰るのに人の手は借りぬ!』
  
と大往生せんとする寸前ゆえ、崩壊に巻き込まれぬよう走るが良い。
走り去ったのを確認した所で天に帰るのでな。
 
【ふ……声ネタは最早色々と諦めておるわ。  by Tの猛者】
 
そして、(闘争レス中にて)うぬの言い分は地味に聞いておらぬが
……それはまぁ、相手が「儂」であったと思って諦めることだ。
 
では、闘争終了へ向け残り一押しと行こう。 

47 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/14(金) 22:35:07

ネロvsガーランド   ――混沌の果て――
  
>>

螺旋と激流の魔槍は魔力の巨掌さえ貫き、大海嘯は腕の内部に喰い込み
やがて繰り出している俺自身に到達せんとしていた。

だが全て撃ち貫かれたわけではない限り諦めることは無い。
内部に喰い込んだのなら好都合だ。
掌を握る際に腕全体に力を込めた事により発生する圧力で潰せばいい。
恰も力を込めて筋肉を強張らせるが如く。

その圧力によりやがて突進力は津波と共に押し留められ、
魔力の塊たる腕内の逃げ場無き圧力で――――――クラッシュ・エンド!
破片と血流を爆裂させゆらりと落ちゆく猛者。


戦い終わった城主の間は訪れた際にも増して無駄に風通しが良くなっていた。
天変地異だ巨大な腕だが飛び交った戦跡は瓦礫の山が連なり、
天井を失い、歪んだ黒き空が臨まれる頭上からは妖しげな光が降り注ぐ。
後に残るのは何者も坐せぬ空虚な玉座のみ…

瓦礫の山からの声が聞こえるや否や、その山を突き崩し一つの黒き人影が飛び出す。
粉砕したと思しかった猛者。
所々罅割れ穴開き小さな破片さえ零す鎧からは赤黒い血流が滝の如く落ちていく肉体。
半死半生どころか普通に、いや少しばかり大袈裟に考えても既に死んでいておかしくない…
そんな様にも拘らず、猛者は息も絶え絶え語りだす。

先刻まで扱っていた俺の魔人の力とは、俺自身だけのみならず
元来の持ち主である「バージル」の魔人となった姿を具現化させたものらしい
そして完全な魔人化が出来ないものはその魔具の力を借りて魔人となると
彼は語っていたらしい。

更にこの城の樞についても。

この「悪魔城」は彼のドラキュラ伯爵が君臨する混沌の城にして、
今は城主を失い時空を彷徨う城…
それゆえ城は主と、ドラキュラの願いであった混沌と破滅を求めているという。
そしてこの城は他の世界とも繋がる門でもあるらしい。
ヤツの世界にも顕れたこの城は世界の理さえ歪め始めたと。

仮初の城主――嘗てのこの猛者の下僕らしい――を祀り上げ。

何故そこまで知っていると面食らう俺の前でヤツは、自分が屠ったらしいその城主を
黒き血流零れる自らの傷跡より覗かせて見せる。

この城に主として選ばれたそいつは元々この猛者の力にて生み出された者というわけだ。
苦悶の表情を浮かべ血涙流す様は、この事件の全ての根源とはいえ
余りにも哀れという言葉を禁じ得なかった。

続けて語られるには――これが重要らしい――悪魔城にとって城主とは力の流れる先であり、
もう一つの命。謂わば心臓とでもいうべきか。
その心臓たる主が代わりなく滅ぼされた城という「肉体は」―――

ヤツがその先を語ろうとするや否や、突如城全体から岩を崩すような轟音と
震動が響き始めた。

つまりその先は御覧の通りというわけだ。

間もなくこの城は崩壊する。城主なき城はただ滅ぶのみ。
次のドラキュラの復活その時まで…

正に瀕死の肉体で周囲に強大な妖気と魔力を放ちながら猛者が言い残す。
自分の最後の力でこの城を次元から切り離すと。

在り来たりな小悪党宜しく城ごとの自爆に巻き込むのかと思ったので
その余りの気前のいい話に最初戸惑ったが、
 
「そう―――勝ち残った貴様は、その命のある限り戦い続けるのだ。
 争いを否定しても、貴様に宿る悪魔の力がそうはさせぬ。
 すべては自らの意思で闘争を選んだその時から、貴様の歩む道は決まったのだ! 
 精々足掻き、闘い、最期を迎えるまで地獄の旅路を続けるがいい…!」

要するに生き残った俺にこれから連綿と続く闘争の輪廻で狂いゆくがいい、と。
その様を地獄の淵で嘲笑いながら眺めてやる。そういうことらしい。

ともあれ崩壊は進む一方だ。
早い処城と共に自壊を進めるヤツから放れなければ危険だ。
最早俺のやることはただ背を向け疾走し去り行く事のみ。


‘貴様の往く道に終わりなき戦いがあらんことを!!’

それがヤツの、高笑いと共に放たれた最期の呪詛の句になった…


途中瓦礫に巻き込まれぬように留意しながら元来た道を一気に突っ切りながら
先刻のヤツの最後の呪詛の句に忌々しく舌打つ……も直後に軽い溜息が洩れる。
それと共に口を突いた俺の句。

「解ってねえな…ホントに解ってねえ。だから負けるんだよ」

絶対の自信と揺ぎ無き勝利感を篭めた言葉と共に今、
無事城の門を蹴り開け外―――元の次元、即ち元の世界へ。


草原を撫でるように吹く感じ慣れた微風と清らかな闇を放つ見慣れた夜のシジマの中、
周囲には悪魔城の残存勢力と思しい多種多様の魑魅魍魎が屯していた。
その数、実に数十にも登る。
今残れる分の此方の体力や気力もどの程度持つやら。

だが家に帰り着くまでが俺の戦いだ。歯を食い縛り下腹に力を入れる。

「さあ――――…遊ぼうか!」

啖呵を切る俺の声と、背中で捻られるレッドクィーンの爆音が夜闇に響く―――――



48 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/14(金) 22:35:19

―――――最後の一匹を右手で粉砕した俺を、地平線の彼方より登る白金なる朝日が包む。
一先ず、「悪魔城」討伐から擦り代わった幻想世界からの来訪者との戦いは終止符が打たれた。

後は家に帰り着き一息眠るだけ。
その後いつもの様にキリエと一緒に街の復興支援に励みながら依頼主からのギャラを待とう。
支援の基金として使いたい。
当然ながら「本業」たる悪魔退治だって忘れない。


―――…こうして、戦いは終わった…いや、最初から既に終わっている・・・・・・・・・・・・

そう―――俺がいつか「生きる為、守る為」戦う事を決意したその時から。

結局、俺にとって戦いなど手段に過ぎない。
何の為のその戦いという手段か、既に答えはこの美しく登る朝日が語っている。
そして何より、これから俺の帰りを待っているであろう彼女の存在が。
あの街の――今尚癒え切らない傷を抱えながら生き抜く人々住まう街の――存在が。

俺がそれらを守る決意を固めた時既に、「終わりなき闘争」という幻想はブチ壊されているのだ。


‘貴様の往く道に終わりなき戦いがあらんことを’


それがヤツの最期に残した言葉。

―――ならば見せてやる。俺は永遠に戦い続けるということを。
ただ立ち上がり、戦うだけだ。
この眩しい朝日が照らされる日々を…戦いの無い日々と云う最高の日を掴む、
その時まで―――…



俺に降伏の二文字は無いI Shall Never Surrender―――





49 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/14(金) 23:15:50
ってな訳でエピローグも無事終了。

アンタの最期の呪詛の言葉を内心コキおろしながら脱出(鬼)
そんで周囲の悪魔城の残党を残る力振り絞って片づけ、後は帰るだけ。
EDテーマのフレーズ込みで。

ともあれ、ここまで付き合ってくれたアンタにはホント感謝の意が尽きない。
そもそも、まさか闘争相手買って出てくれるとは思わなかったしさ。
それだけで充分過ぎるほど満足できたというか。



50 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/15(土) 01:26:38
ちと外しておったゆえ日を跨いだが…
うぬが最後のレス、しかと見届けた。
 
いや、礼を言うは儂も同じよ。
久方ぶりに闘争というものが楽しめた。うぬとの闘争をな。
こと闘争というものは無論、相手がいなければ成立せぬ。
そしてまた……己と相手が空気を読み、かつ好き勝手絶頂にやれなくば
楽しめぬものでもある。
そういった意味でも、今回の闘争は楽しかった…これだけは儂の中で揺るがぬ事実だ。
 
 
……此処でだからこそ言うが、儂などは闘争者の中でも
 
・「暑苦しい」
・「少年漫画のようにド直球過ぎる正面衝突派」
・「背脂特盛り上等特濃豚骨スープ」
 
(※以上、自虐ではなく自覚と但し書き)
 
と、大殲では正統派だと思いきや異端の端くれであるのでな。
本来、初戦の闘争相手としてはおかしい部類だが…おおまかのやり方と醍醐味は
伝えられたようで何よりといったところか。
 
 
…さて、闘争を終えた所で次は本スレへの貼り付けだ。
明日(というよりは今日だが)、今一度ここへ集合としよう。
 
ここで生存報告の後、儂の方からレスを貼り付ける。
後は貼り付けられた相手のレスを確認後、己のを貼り付け以下それを
繰り返す、という流れよ。
 
そうして互いのエピまで貼り付けた後に、儂がレス番纏めをしておく。
此方の最終レスは今し方書き終えたのでな。
レス番纏めの最後に、締め括りとして張り付ける所存でおる。
 
 
とまれ、今宵はこれで落ちるとしよう。
次の夜9:30までには参上しておる予定だ。

51 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/15(土) 21:01:07
ちょいと早いけど生存報告な。

52 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/15(土) 21:12:26
―――と、ついでにちょっと断り入れときたいことが。

今更とは思うけど導入部分を若干ボリュームアップしておいた。
最初粗筋と称したあの部分だ。
(あの頃って余りにも筆の乗りが悪くてさ…骨子を書き上げるのが精一杯だったんだよ)

尚、本筋との辻褄合わせには極力差し支えないように配慮してあると思うんで
そこは安心してほしい。

53 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/15(土) 21:20:27
ふむ…奇遇よな、儂もいち早く報を入れる積もりであった。
 
導入部の改訂に関しては心得た。
なに、儂も少々見栄えを良くするため若干の加筆なりしておったところよ。
同じく本筋への差し支えはない程度のものゆえ、心配は不要だ。
 
 
では少々早いが、儂の方から貼り付けを始めるとしよう。

54 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/15(土) 21:34:37
念のために報告しておく、儂の方の導入を貼り付けた。
後はうぬの導入が貼られたのを確認後、互いにレスを貼ってゆくのみ。
 
では、うぬの貼り付けを待つ。

55 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/15(土) 21:38:13
あいよ、こっちも今貼り終わった。じゃあこっから交互に貼り合いだな。

56 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/08/15(土) 22:55:10
アレが最終レスだよな?
お疲れさん、それと感謝だ。

57 名前:ガーランド ◆rX9kn4Mz02 :2009/08/15(土) 22:58:27
うむ。レス番纏めと全ての幕引き、今ここに終わらせた。
さて―――これで今度こそ、この闘争が終わった訳だ。

  
改めてうぬには礼を言おう。
儂にとっても実に久方ぶりの闘争であり―――そして楽しき闘争であった。
 
次なる闘争を行うか、否か。
いずれにしても、大方の感覚はこれで掴めた筈…であると儂は思っておる。
拙き我が闘争であったが、うぬにとって手ほどきとなるならば幸いというものよ。 
 
 
このスレの始末は儂から管理に頼んでおく。
では――――機会あらば、また次なる輪廻であいまみえようぞ。


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