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■ 名護啓介 VS 有角幻也 闘争会議室
- 18 名前:名護啓介 ◆753/IdWG5E :2008/06/07(土) 20:18:31
- [導入5]
Cafe mald'amour(カフェ・マル・ダムール)。
会長の嶋をはじめとする『素晴らしき青空の会』の会員は、この喫茶店を拠点のひとつとして活用している。
カウンター席に並んで座っているのは、名護とファンガイアハンターの麻生恵。親子三代に渡って『素晴らしき青空の会』と関わってきた女性であった。
名護は、この店自慢のコーヒーを一口啜るのももどかしいかのように恵に切り出した。
「恵くん、君はあの有角幻也という男の事をどう思う?」
恵は、名護の言葉の真の意図を察知しつつ返答する。
「んー、いわゆる“イケメン”……だと思うけど」
はぁ、と大きな溜息。
「俺は君にそういう意見を聞いているんじゃない、あの男が信用に値するかどうかということだ」
「……名護くん、あなたのそういう偽善的で独善的な態度、早く直さないと誰にも好かれないわよ?」
恵が呆れたように名護を窘める。
「あいにく、俺の事を嫌うのは悪人かファンガイアだけだ」
感情を押し殺すかのようにコーヒーをもう一口。
次の瞬間、嶋が店内に駆け込んできた。小脇に茶封筒を抱えている。
「良かった、ここに居たか―――名護君、ようやく彼についての調べがついた」
嶋が持っていた封筒を名護に手渡す。その内容は『素晴らしき青空の会』が持つ情報網をフルに活用して手に入れた『有角幻也』に関する報告書。正に値千金/珠玉の情報。
1ページ目を飾るは当たり障りの無い、戸籍謄本や住民票などの『有角幻也』という人物の公的情報。
その手の仕事屋を高給で雇えば、3日も掛からず偽造することは十分に可能だろう。
仕事柄、裏事情にも通じている名護は興味なさげに読み飛ばす。
数ページほど読み飛ばした所で、報告書は公的な情報とは一線を画す、核心に迫る情報を記し始めた。
===ここまで===
情報の内容の描写が思いつき次第加筆していく予定です。
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