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■ <剣聖>と「呪われし公子」の会議場 〜機械庭園のカフェテラスにて〜
- 1 名前:◆GAinErMg8k :2011/07/01(金) 00:11:55
ようこそ狂い咲きの園へ
.
- 2 名前:<呪われた公子>ゲイナー ◆GAinErMg8k :2011/07/01(金) 00:14:45
- ここは<剣聖>と余が戦いを交えるために用意された場所。
我ら以外は何人たりとも立ち入ることは許されぬ。しかと心得よ。
- 3 名前:<呪われし公子>ゲイナー ◆GAinErMg8k :2011/07/01(金) 00:16:43
- では改めてよろしく頼むぞ<剣聖>よ。
シチュエーションだが予定通り魔力炉ネタでいくこととしようぞ。
それを前提に導入案を近日中にこの場にあげるとしよう。
長くは待たせぬ。しばし待つがいい<剣聖>よ。
汝も此度の闘争でやりたいネタがあれば遠慮せずに言うがよい。
全面的に取り入れようぞ。
- 4 名前:フリメルダ・ロティス:2011/07/02(土) 15:58:59
- ご挨拶が遅れました。
よろしくお願いしますね、公子さん。
導入の件は分かりました。
任せきりで申し訳ありませんが、待たせてもらいますね。
闘争のネタは―――
私の希望は明快単純。「派手なファンタジーチャンバラ」です。
その願いは相手があなたであれば自然に叶えられるだろう、と考えてます。
期待してますよ。
シチュエーションでは特にネタはありませんが、
逆に〆の「炉の暴走に巻き込まれてゲイナーは異世界へ〜」に関しましては、
わたしに一案ございます。
ミストのオーバーロードの理由付けというか説得力付与というか…
次の闘争のお力になれるようであれば、是非に。
まぁこれは闘争がある程度進んでから相談してもいいでしょう。
- 5 名前:暫定版導入 ◆GAinErMg8k :2011/07/03(日) 21:34:20
- >>
遠くから聞こえてくる絶え間ない音。聞き慣れた音だ。
金属と金属が打ち合わされる音。
刃が肉に深々と食い込む湿った音。
命が消えるときの断末魔の音。
これはそう、戦場(いくさば)の音。
ほんの数刻前まではそんな予兆などつゆほどに感じさせなかったが、
いまではここは凄惨な殺戮の舞台(キリングフィールド)だ。五感を研
ぎ澄ませば、むせ返りそうになるほどの血の匂いすら嗅ぎ取ることがで
きそうだった。そんな濃密な戦場の空気がこの建物を満たしていた。
思ったよりも早かったか。
まるで他人事のように考えながら彼は無機質な廊下を行く。
奇妙な男だった。
闇色のソフト帽。目の細かいブロードのホワイトシャツ。光すら吸い
込み逃さぬような漆黒の三つ揃え。シンプルな銀のループタイ。左手に
はシンプルな造形のステッキを握っている。一歩一歩踏み出すたびにト
リプルソールの重厚な足音が飾り気のない廊下に響く。
そこまではいい。奇妙なのはその顔だった。彼の顔はオペラで使われ
るような仮面に覆われていた。顔の上半分を覆い隠す仮面によって、そ
の表情を伺うことはできない。ただあらわになったその口元には諦めに
も似た自嘲めいた笑みが浮かんでいる。
状況はお世辞にも良いとは言いがたかった。
莫大なコストーーー金銭的にも時間的にも労働力的にもーーーをかけ
て作り上げたこの施設も廃棄せねばならないだろう。
ミストの力を効率よく抽出するための動力炉。彼が異界より持ち込ん
だ魔光炉の技術を応用して作り上げた魔導炉。予定よりもだいぶ早く破
棄するはめになってしまった。いったいどこから情報が漏れたのだろうか。
まあ、いい。
必要なデータは充分に集めることができた。後はこれをもとにまた別
の場所で仕上げれば良い。時間はあるのだ。そう、時間だけは彼には有
り余るほどにあるのだから。
- 6 名前:暫定版導入 ◆GAinErMg8k :2011/07/03(日) 21:35:11
- >>
【中略】(スタイリッシュに登場したイケメンクールガイを瞬殺する描写。の予定)
- 7 名前:暫定版導入 ◆GAinErMg8k :2011/07/03(日) 21:35:58
- >>
銃口より撃ち出された弾頭が狙い過たず敵の頭部を吹き飛ばす。
赤い飛沫が床を壁を醜く汚す。
はじめの襲撃者から数えて、既にもう五組目だ。襲撃の間隙がどんど
ん短くなっている。予想以上の速度で浸透されていた。急がねばなるまい。
使い終わった拳銃を空間の狭間に投げ捨て歩き出す。撃ち終わりだ。
これで手持ちの火器は使いきった。ここから先は剣と魔法のみが彼の矛
だ。先に立ち寄った次元でもう少し多めに補充しておけばよかったと少
しだけ反省する。有象無象を一掃するには剣や魔法よりもやはり火器が
お手軽だ。
隔壁を開き最深部へと足を踏み入れる。殺戮の音は聞こえてこない。
この区画までは、流石にまだ侵入されていないようだ。
ここまでくれば炉心まではもうすぐだった。自然に足が速くなる。厳
密に言えば彼の目的地は炉心ではなくその直近にある制御室だ。
彼の目的は重要な研究結果を襲撃者たちの手に渡さぬことだった。そ
のための手っ取り早い方法は炉心を暴走させることだ。それでこの辺り
一帯はきれいに吹き飛び跡形も残らない。魔導炉の現物も資料もこの施
設のことを部分的にとはいえ知る研究者や作業員たちも、そしてもちろ
ん襲撃者たちも一切合切何も残らない。残るのは彼の頭の中にあるデー
タのみ。それを持って臨界点を突破する前にこの場所より『跳べ』ばいい。
実に簡単で効果的で素晴らしいことではないか。
データはもう充分に取れているのだ。次はこんな小国ではなく軍国主
義の帝国にでも取り入り派手にやるとしよう。そう思いながらついにた
どり着いた制御室の扉に手をかけたところで背後に現れた気配に一瞬だ
け動きを止め、そして振り返った。
「余になにかようかな?」
その左手にしかとステッキを握ったまま。
- 8 名前:<呪われし公子>ゲイナー ◆GAinErMg8k :2011/07/03(日) 21:48:24
- とりあえずは暫定版の導入を用意した。
本番までには改良を加えるゆえ、文章の粗さには目を瞑るがよい。
この後そちらのレスをはさんで戦闘開始となる訳だが、汝から動くつ
もりがなければ余が仕込み杖で斬り掛かるつもりだ。
その後、「・・・拙いな本物か。ならば余も全力で相手しよう」などと
いった具合に全身鎧の姿へと変身するとしよう。
>派手なファンタジーチャンバラ
望むところよ。そなたならば相手にとって不足はない。余も全力で相手いたそう。
>ミストのオーバーロード
ではこの案については後ほど打ち合わせることとしよう。
- 9 名前:フリメルダ・ロティス:2011/07/05(火) 19:42:07
- ぐ…思ったより書き出しで苦戦してます。
あまりにも長いこと文章から離れいた代償でしょうか。
今晩中か…遅くとも明晩には上げるのでもう少し待ってください。
ほんと、ごめんなさい…
- 10 名前:名無し子猫:2011/07/06(水) 21:42:01
栗色の髪がミストに揺れた。
翡翠色の双眸がわたしを射抜く。厳しさと優しさをあわせもった慈愛の瞳。
歓喜の震えが総身を襲う。この人はあの時となにも変わっていない。
うなじのあたりで短く切り揃えた髪も、触れば溶けてしまいそうな白肌も、数多の死線をくぐり抜けたとは到底思えない生娘のような素朴なかんばせも―――腰に提げた二振りの騎士剣も。
緑を基調とした旅装束や革鎧など、装飾品に至るまでなにひとつ変わっていない。
当然だ、この人は時の流れから解放された概念なのだから。
くつくつ、と肺腑から笑いがこみ上げる。
わたしの世界が赤熱したあの時から決めていた。絶対に連れていってもらう―――と。
- 11 名前:フリメルダ ・ロティス:2011/07/06(水) 21:44:54
ここはどこなのか。
なぜ、私はここにいるのか。
なにも情報が与えられないまま見知らぬ研究室―――らしき部屋に呼び出されたところで、今更そういった疑問で戸惑うことはない。ミストが必要としたから、フリメルダ・ロティスはここにいる。
私が“喚ばれた”ということは、Sランククエストが発生したことを意味する。ジャッジが、この依頼(クエスト)は現在活動しているクラン(ギルド)では達成不可能だと審判した。イヴァリースの法則を無視した巨大な理不尽が成されつつある。
ジャッジとはミストの意思である。ミストは私たちにとって大気や日光と同じようなもの。ユトランドに満ちる大いなる力が、自らが敷く“法(システム)”の危機を訴えている。剣を執る理由としては十分だ。
私はユトランドで生まれ、育った。ユトランドは笑顔も涙も等しく受け止めてくれた。
ユトランドの平和―――誰にも壊させはしない。
だけど、今回の召喚は普段のクエスト執行とは若干様子が違った。そこが懸念となって、胸裏にしこりを残している。
まず、私の推参に立ち会った娘の存在。この施設の研究員だと自称していたが、不振なところがあまりに多い。なにせ、ミストの光気を帯びながら突如として顕れた私に驚きもせず、口角を歪めてこう言い放ったのだから。
「世界が赤熱する有様を見てみたいんだ」
聞き捨てならない文句だった。
魔術を学んではいるようだったが、魔力量は見習い程度しかなく、Sランククエストを発生させる魔王クラスの驚異には逆立ちしても見えなかった。いまの状況では施設からの脱出を促すことぐらいしかできなかったが、年若い容姿からは想像もつかない濃密な存在感が、見逃してしまったことに対して消化しきれない懸念となり胸にわだかまっている。それほどまでに娘の笑顔は邪悪だった。
もう一つは、我が身をまとう充実したこの剣気。ユトランドの窮地に際して、不謹慎なまでに調子がいい。今ならば海を断ち、山を割り、空を穿つことすらできるのではないか。そんな錯覚を覚えてしまうほどだ。
その原因はやはり、この大それた施設にあるのか。
ミストを効率的に熱量へと変換するための動力炉。あの娘曰く“魔導炉”と呼ぶらしいが―――施設というよりも、もはや巨大な城塞だ。ユトランドにはあまりに不似合いな鋼材による無機物の異界。ミストの流れを読むだけで、如何に歪んだ存在であるか分かる。
ミストの濃度が不自然に高められているからこそ、私の力も相応に高まっているのだとしたら、それはあまりに皮肉だ。
どちらにせよ、人の手には過ぎた代物。ジャッジの審判に従い、最小限の被害で破壊しなければ。
ならば、まずはこの舞台を演出した指揮者を討つ。娘の情報を参考に足を向けた制御室に―――果たして、ジャッジが“法の敵”と認めた男はいた。
何か用か、と問うのならば、私の返答は一つしかない。
「争うつもりはありません。これ以上の流血は無意味だと訴えるために来ました。この施設の存在が露見してしまった時点で、あなたの目論見は破れているはず。ならば、ここは大人しく退くのが賢明な判断でしょう」
言葉に説得力を持たせるため、剣の柄に手はかけない。
- 12 名前:フリメルダ ・ロティス:2011/07/06(水) 21:51:49
- しまった…改行を忘れてしまいました。
恐らくたいへん見苦しいレイアウトになってることでしょう。
申し訳ありません。本スレに貼る段ではちゃんと調整します。
内容はご覧の通りです。
「?」な部分も多々あるかもしれませんが、そこは考えず、
当初の予定通り仕込み杖で切りかかって頂き、闘争を始めましょう。
しかし…
あまりに多忙で帰宅すらままならない生活の為、
必死で携帯端末で書いたのですが…
昔よりもはるかに手軽に打ち込めました。
これも時代というものでしょうか。ふふ。
- 13 名前:<呪われし公子>ゲイナー ◆GAinErMg8k :2011/07/07(木) 21:39:38
- >>
一目見てわかった。目の前に立つ女が何であるかが。
天秤の騎士、永遠の戦士、勇者、英雄、決戦存在。呼び方は数多あ
れど、その本質はすべて同じ。世界の理に外れた事象がおこらんとす
るとき、それを修正するための抑止力。・・・・・・そういえば聞こ
えは良いが、なんのことはない。結局のところは愚集の尻拭いをする
掃除屋、世界の奴隷だ。
報われることのない、終わりのない戦いを続ける孤独な戦士。かつ
ては彼がそうであったものであり、今や決定的に相反するものであり、
それでいて本質は全く同じものだ。
凝り固まった既存の法(ロウ)を打ち壊し変化にとんだ混沌(カオス)
をもたらすか、混沌に満ちた世界に秩序をもたらすか、その違いでし
かない。法と混沌、言い換えれば秩序(コスモス)と混沌(カオス)
どちらかがより世界にとって害であるのか。光と闇そのどちらかが世
界にとって余剰であるのか。結局はそれを修正するために、天秤(バランス)
を保つための道具にすぎない。
女の言葉に彼は苦笑を浮かべ大きくうなずく。
「もっともなことだ。汝の言うことはおおむね正しい。汝の言う通り、
この施設の存在が露見した時点で余の計画は破綻しているし、故に余
はこの場より去らねばならぬ」
そういいながら彼は目の前の女へと近づいていく。まるで町中で偶
然古い知人とあったかのような気楽な足取りで。
「そう、汝の言うことはおおむね正しい。ただ一点をのぞいては」
彼の口元から笑みが消え、左手に握ったステッキの先を女へと向ける。
「後始末をしていかなくてはなるまい?この施設に関わった者はただ
の一人も生かしておく訳にはいかぬ。ならば汝の言葉のうち、これ以
上の流血は無意味というその一点は間違っておるのだ」
彼はそう言い放つと滑るような足取りで残りの間合いを一息に詰め
る。同時に左手に握ったステッキを目の前の女へと突き出した。空を
貫き女へと迫るステッキ。それが瞬く間に変化する。ただの道具から
人を傷つけ命を屠るための凶器へと。複雑な模様の描かれたレイピア
へと。
混沌の魔力を秘めた極細剣。自在に曲がる刀身を持ち、防御の隙間、
鎧のつなぎ目から相手を貫く忌まわしい魔剣。その切っ先が鎌首をも
たげた蛇のごとく<剣聖>へと襲いかかった。
- 14 名前:<呪われし公子>ゲイナー ◆GAinErMg8k :2011/07/07(木) 21:47:20
- 予定通り汝に仕込み杖で斬り掛かった。好きにいなすがよかろう。
さて、導入の改訂版もできたので近々本スレに張ろうと思うが、その前に
この闘争の題名を決めておきたい。汝に何か良い案はないものか。サブタイ
トルはSaviorかmessiahあたりが今のところの候補だがそれもまた未定だ。
Furimeruda Rotisu vs Gaynor 〜Savior〜
などとシンプルにいくのも悪くはないが、汝に何か案があれば出してもらいたい。
- 15 名前:<呪われし公子>ゲイナー ◆GAinErMg8k :2011/07/10(日) 14:36:28
- 題名案追加
鏡持て見るが如く(Through a Glass, Darkly)〜Savior〜
元ネタは
「童の時は語ることも童の如く 思うことも童の如く 論ずることも童の如くなりしが 人となりては 童のことを棄てたり
今我ら鏡持て見る如く 見るところ朧なり されどかのときには 顔を対せて相ま見えん」
〜コリント人への第一の手紙 第13章〜
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