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■ 黒紫

1 名前: ◆fPATcHE/tU :2009/09/20(日) 19:47:35
黒の戦士と紫の魔女以外の立ち入りを禁ず。

2 名前:“動かない大図書館”パチュリー・ノーレッジ ◆fPATcHE/tU :2009/09/20(日) 19:50:22
ずいぶん待たせてしまったけれど、まあしばらくの間よろしく。
ところで、一応自己紹介とかはした方がいいのかしら?

3 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/09/20(日) 20:05:32
お疲れだ、魔女さん。こっちこそ宜しくな。
しかし「黒紫」ね…コイツはシンプルに来たねェ。

そうだな…アンタの原典自体Wiki等でしか大雑把に知らないんで
こっちで改めてやってくれると助かる。
地下スレで触れてたけどとうとう東方のゲーム自体は触れずじまいだし
(仕入れてきた情報の中にガセも多分に入ってる可能性もあるし)

そっちに関しては、俺を指名したという事は俺の事は
概ね知ってそうなんで無理には要らないかもな。
どうしても必要ってなら大まかなのを貼るが。

4 名前:“動かない大図書館”パチュリー・ノーレッジ ◆fPATcHE/tU :2009/09/20(日) 22:04:51
シンプルは正義よ。
後、原典は余裕があったら触れておいてくれると嬉しいわね。ちょうど新作と同時に再販もした頃だし。
体験版もあるから初めてでも安心よ。もっとも、その範囲では私が出てるのは地霊殿だけだけど。
ま、無理強いはしないしできないけれどね。
ともあれ、紹介の件は了解したわ。以下を見て頂戴。

[原典]
東方シリーズ(東方紅魔郷、東方文花帖、東方地霊殿、東方萃夢想、東方緋想天、東方非想天則、他)

[名前]
パチュリー・ノーレッジ

[年齢]
不明(100歳以上)

[外見]
ttp://izayoinet.info/scs/koumakyou-img/patchouli-face.html
ttp://izayoinet.info/scs/hisouten_suimusou-img/patchouli-hisui-face.html

辺りを参照

[性別]


[性格] 
物静かでやや冷たい。たまに熱が入ると昂揚するが、すぐ冷める。
実はあまり無口ではない。よく喋る。でも喘息持ち。
白黒魔女にデレデレだったりするのは都市伝説。

[戦闘スタイル/持ち技]
「火+水+木+金+土+日+月を操る程度の能力」
全ての属性を操る属性魔法を用い、その多彩さで相手を圧倒する。
属性は合成して用いることもでき、さまざまな応用が利く。
相手の弱点を探りそれを突く戦い方をすることが多く、例えば紅魔郷では自機のタイプごとに異なるスペルカードを用いてくる。
主に遠距離戦が得意で、接近戦闘は苦手。肉体的能力は並の人間より劣る(最近の格闘ゲームではそんなでもない気もするが気にしてはいけない)

[参考]
http://www.youtube.com/watch?v=z99uqkILmpA
東方紅魔郷より。基本的な属性魔法と属性合成。STG

http://www.youtube.com/watch?v=at3b7XCtXQU
東方文花帖より。合成魔法各種。STG

http://www.youtube.com/watch?v=s36Kf-A_4-E
東方萃夢想より。コンボムービー。遠距離戦が得意なのがよく分かる。BGMは気にしてはいけない。格闘ゲーム。

[nicovideo.jp:sm7097317]

東方緋想天より。コンボムービー。やっぱり遠距離戦が得意なのがよく分かる。格闘ゲーム。


こんなところかしら。何か分からないところがあったら聞いてちょうだい。
そちらの事に関しては、一応小説版を入手したから一通りは知っているわ。
残念ながらゲームは未プレイだけれど、それでしか分からないような情報が無ければ恐らくは大丈夫。
……誘った時点ではほとんど知らなかったのは内緒よ。

5 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/09/20(日) 23:05:56
…やっぱ相当外出てないってナリだな(酷

ま、原典は機会があれば触れてみるさ。
DMC4はストーリー等に関しては小説版さえあれば概ね解ると思うんで問題無い。
何しろゲーム自体ハードが高値なんでね。最近は大分値下げされたが(PS3、XBOX360共に)

っていうか…俺のこと知らないで誘ったのか…
まぁ知らなくてもこっちからある程度提示するつもりだったんで別に構わないけどな。


[原典]
Devil May Cry4:銃と剣で悪魔を倒していくアクションゲームシリーズ最新作。
尚、「Deadly Fortune」は4のストーリー掘り下げを行った小説版の副題。

[名前]
ネロ(Nero)

[年齢]
推定16-17歳

[外見]
ttp://www.capcom.co.jp/devil4/images/character/cg_nero.jpg
魔人化
ttp://www.capcom.co.jp/devil4/images/character/cg_nero_dt.jpg

[性別]


[性格]
他者との関係に基本疎遠で皮肉屋な為誤解されやすい性格だが、地の正義感は強い。
また、親しい人達が悪魔に殺された経歴から神仏の類を一切信じていない。

[戦闘スタイル/持ち技]
改造推進剣「レッドクィーン」
上下同時二連射が可能な大型リボルバー「ブルーローズ」
そして生まれ持っていたスパーダの血によって発現した悪魔の右腕「デビルブリンガー」

更にその右腕の中に魔力の結晶体である魔剣「閻魔刀」を有し、
レッドクィーンとの二刀流は勿論その力を以て「デビルトリガー(魔人化)」を発動することも可能。

右腕による攻撃「バスター」のバリエーション
ttp://www.youtube.com/watch?v=VhYeJZOPYnE


動画への感想等は後回しで構わないぜ。何しろ長い(10分程度)し。

あと質問なら幾つかそっちの事を調べた時に湧いたヤツが。

1.なぜ俺「ネロ」を指名となったのか
2.重要となる大殲的要素はどこに?
3.そもそも進んで外に被害を及ぼすタイプと思えないアンタ「パチュリー・ノーレッジ」が
  人間の為に悪魔を狩るスタンスのデビルハンターである俺とぶつかり合う動機は?

以上かな。
まあ1に答えるのは別に闘争後でも構わないんで。
3とある意味絡んでるし。

…しかし、アンタが俺とのライブをどこでやるにしろ…
あのメイド長さんも大変だな。後始末とか。
まあ当事者の一人の俺が言うのもアレだけど。

6 名前:“動かない大図書館”パチュリー・ノーレッジ ◆fPATcHE/tU :2009/09/22(火) 01:14:39
こっちだと動画リンクしても普通にリンクになるだけなのね……まあいいわ

まあ、自覚はしているし。私は本のそばにいる者だから外に出なくてもいいのよ。

少し遅くなったけれど、質問に答えておくわね。

1.
「夜のスレッドで闘争者2人……………」
「勝負でしょう」

昔門番に読まされた漫画からの引用改変だけれど、概ねこんな感じね。
「出会い」は大切にする方だったりするの。意外とね。
というわけで、あの時あのスレッドで出会ったから、が回答。

2.
実はこれが今回最大の悩みどころ。
あなたもそうだけれど、私も大殲的要素は濃いとは言いずらいのよね(レミィ―私の友人の吸血鬼―の存在があるから0ではないけれど)
一応一つネタを思いついたからそれでブレイクスルーを試みてみるわ。

3.
こっちの解決方法は目処がついているわ。私がそっち……フォルトゥナで何かを起こす、という形で進める予定よ。
詳しい内容は今文章に起こしているところだけれど、そうすればあなたが出てくることに何ら問題はないでしょう?
元々、人間を何かに巻き込むことに禁忌的な考えを持っているわけではないから、何かの実験と銘打てばあなたに討たれるにたる相手にはなれると思うわ。

こんなところかしら。色々煮詰めておくわね。あなた側にアイデアがあるなら、それも歓迎よ。
咲夜は忙しいのが仕事だからいいのよ。あの性格だしね。

7 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/09/22(火) 05:46:44
珍しい様だが朝っぱらから参上だ。

まぁ、後始末云々ってマスターオブ請求書が何言うかってハナシだけどな。
以上、自演ツッコミ返し。
…ああ、こっちの話。

なるほど…単純に「出会ったから」か。それもいいね。
こっちとしちゃ、俺なんかに声掛けて来るヤツが居たってだけでも嬉しい話だからな。
前のガーランド然りで。
ま精々、この折角の出会いってのをブチ壊さないように健闘してみるさ。

地元フォルトゥナがフィールドってならこっちとしちゃ色々やりやすいな。
後はその中で何処にするか、って話だな。
やっぱ…フォルトゥナ城あたりがいいか?
あそこなら色んな本が山積みでアンタも興味津津だろうし。

それと「俺の地元」「実験」「大殲的要素」で今思いついたんだが…

「突如フォルトゥナで神隠しが数件起こり、街中がパニックに陥る。
 (何しろこの街は狭いから街の人間一人にでも何かあろうものならすぐ街中に伝わる)
 当然、便利屋的側面も持つ俺の店『Devil May Cry』に調査の依頼が舞い込む。
 至急調査に向かった俺はそこで『人間を吸血鬼に変える』実験の真最中のアンタと出くわす」

―――大雑把にこんな感じのってどうだ?

8 名前:“動かない大図書館”パチュリー・ノーレッジ ◆fPATcHE/tU :2009/09/22(火) 14:15:33
早いうちに再登場。レミィと違って夜行性じゃないのよね、私は。

【小悪魔:興味と気が向けばいつでも起きてますしそうでなければいつでも寝てますよね……ニー(ry】

それは私じゃない誰かね。多分。

>フォルトゥナ城
そうね、小説版を見た限りではそこが一番私の気にいりそう。
蔵書室があるんだったわね。どのぐらいの広さだか、映像で分かる資料はあるかしら?

>案
そうね……基本的に悪くはないけれど、少しパンチに欠けるかしら。
「本物」をしっている私がそういう単純な人体実験に走るとはあんまり思えないし。
私の方であった腹案を混ぜてみるわね。

「霊峰ラーミナに突如降り始めた、季節外れの大量の雪。
 そのさなか山に向かった者達(調査目的の学者あたりかしら)が次々と消息を絶ち、街はパニックとなる。
 実は、その雪はパチュリーが実験的に生み出した『吸血雪(仮称)』であり、生物の水分を吸収して増殖する特性を持っていた。
 行方不明になった者はその雪に吸血されて死亡し、城の中でパチュリーの別の実験の被検体となっていたのだ。
 このままではフォルトゥナが吸血雪に覆われ全滅してしまう。
 一路ラーミナに向かったネロは、雪の中心の城でパチュリーと対峙する……」

こんな感じにしてみたけれど、どうかしら。
ちなみに、吸血雪……原典ではこんな名前じゃなかったけれど……には元ネタあり。「光る雪の恐怖」っていうSFが基よ。

9 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/09/22(火) 17:38:47
繰り返すが俺は便利屋でもある。メインは地元の復興支援で。
規則的な時間帯なんて元来無いんでね。
じゃ、コレが映像資料だ。

フォルトゥナ城シリーズ

Mission3
ttp://www.youtube.com/watch?v=L75Gy8BElck&feature=related
ttp://www.youtube.com/watch?v=K7rZ6EsiYY4&feature=related
ttp://www.youtube.com/watch?v=Ubs4z_NWCMA&feature=related(蔵書室はコレ)

Mission4
ttp://www.youtube.com/watch?v=Q-oX2mhySXg&feature=related
ttp://www.youtube.com/watch?v=-5fdhVs5qrI&feature=related(コレの後半はボスバトルなので最後まで観る必要無し)

Mission5
ttp://www.youtube.com/watch?v=5CfodHZUXSs
ttp://www.youtube.com/watch?v=duKiY3m4n_4&feature=related(俺の悪ガキたる所以の一つ(何 )


多い上に長いものばかりですまねェな。一部だけHQなのは気にするな。
蔵書室は、地味に2階まであるほど天井は高い方なので飛び回りながら
弾幕バラまくにはそう不都合無い場所だとは思うぜ。
ただ、間取りは少々狭い気もするがな。
都合が悪いと思ったらこの中からまた別の場所を検討しても構わない。
何れにしろ、小説版だけじゃどうもピンと来なかった部分も解決されて
だいぶイマジネーションが広がると思うぜ。

吸血雪と来たか…そりゃまた斬新なの来たな。
元ネタのSFってのは…コレか?

ttp://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=4253

ラーミナ山でアンタがこの現象を人為的に引き起こすって話か。
普通に歩いてたら俺といえどアンタに辿り着く前に干乾びてしまいそうだが…
その辺も一応こっちの中でクリア済みなんで問題ない。
何しろこちとら若干人間じゃないからな。特に右腕とか。
不戦敗とか流石に闘争以前の問題だし。
ともあれ、ソレに関しちゃ問題無くゴーサイン出すぜ。

10 名前:“動かない大図書館”パチュリー・ノーレッジ ◆fPATcHE/tU :2009/09/23(水) 09:56:00
規則的な時間が無いという意味では私も似たようなものね。
それを言うなら、幻想郷の住民のほとんどはそんな感じだけれど。


映像の方は確認させてもらったわ。なかなか広大で、使いでのありそうな城ね。気に入ったわ。
蔵書室は、白い鎧が飛んでも大丈夫なぐらいな広さはあるわけね……ファーストステージの舞台としては上々かしら。
ファースト? ええ。せっかくだから、移動しながら戦う形にしても面白いかと思って。まだ思っただけだけれど。
ところで、あの双六は一体何だったのかしら……(関連した他の動画も見たようです)

ええ、それね。今は手に入りにくいのかしら。設定がなかなか面白かったのだけれど、惜しいわね。
ちなみに、元ネタでは水分を吸収する際に発光現象が波のように伝播していたから、実はあなたぐらいの身体能力があればかわすことも不可能じゃなさそうなのよね……。
せっかくだから、今回もその設定を踏襲させてもらうわね。

導入は今執筆中。気長に待ってて頂戴。

11 名前: ◆fPATcHE/tU :2009/10/01(木) 15:35:56




      幻想が牙を抜かれたなどと誰が決めたのか。




12 名前:“動かない大図書館”パチュリー・ノーレッジ ◆fPATcHE/tU :2009/10/01(木) 15:36:58
 パチュリー・ノーレッジが数ある魔術の中からそれを行使するに至ったきっかけは3つ
あり、いずれもほんの些細な事だった。
彼女の友人であるレミリア・スカーレットの――すなわち吸血鬼の種族的特性が、予てより
彼女の研究対象であったことが一つ。
博麗大結界に時折生じる綻びが、その時偶然彼女の図書館と外界を繋いでいたことが一つ。
そして、彼女がその魔術の行使を思い立った際、彼女の眼前に雪景色が広がっていたことが
一つ、である。

13 名前:“動かない大図書館”パチュリー・ノーレッジ ◆fPATcHE/tU :2009/10/01(木) 15:40:04
 その時パチュリーは、紅魔館のバルコニーでレミリアと共に午後の茶会を楽しんでいた。
メイド長である咲夜の淹れた紅茶は今日も鮮血のような冴えを見せていたし、一面の銀世界
の照り返しに目を細めるレミリアはいつも通り天使の如き(パチュリーはこの形容を口にす
るたび苦笑を禁じ得ないが)可愛らしさだ。暇つぶしの為の話題にも事欠かない。寒さへの
愚痴から、相も変わらず侵入頻度が減らない白黒魔法使いへの文句まで。全く普段通りの日常。
しかし、ふと訪れた沈黙の際パチュリーに訪れた閃きは、その日常を粉砕して余りある威力
があった。


     *  *  *


「そうか。モーメントは侵蝕と同化ね。吸収ではなく」
「は?」

突然のパチュリーの呟きに、レミリアは目が点になった。
この愛すべき紫の魔女が素っ頓狂な事を言い出すのは今に始まった事ではないが、それにした
って脈絡がなさすぎる。
跡の聖モ ー  ゼ者がなんだって?

「生殖の延長である、という仮定は正しかったと考えて問題ないか。
 元々近いものだけれど、一般の生物のそれらに比べてより近しい……いえ、寧ろ同一の行為
なのね。
 そう、雪が降った後湖に氷が張るように」
「ええ、と。パチェ? 何の話かしら?」

刻々と自分の世界に沈んでいくパチュリーに対して、レミリアができたのは追いすがるように
問いを投げかける事だけ。
しかし、それもほぼ徒労に終わった。
魔女の回答が、あまりにレミリアの理解を超えたものだったからだ。

14 名前:“動かない大図書館”パチュリー・ノーレッジ ◆fPATcHE/tU :2009/10/01(木) 15:42:55
「あなたの話よ、レミィ」
「……私の?」

はて、自分の事で侵蝕だの生殖の延長だのという話につながる何かがあっただろうか。
レミリアは悩んだ。
パチュリーはまだぶつぶつと呟いていたが、その大半はレミリアの理解の範疇を超えた発言
だったので、聞き流しながら悩み続けた。
だから、パチュリーが咲夜を呼びだした事にも、彼女に幾つか指示を出した事にも大して関心
を持たなかった。

レミリアがふと我に帰った時、パチュリーは紅茶を飲み干し、席から立ち上がる所だった。

「とと、パチェ、どこに行くの? それに、私の事って何よ?」
「少し外に出るわ。帰りは遅くなるから、図書館の管理は咲夜に頼んだ」

絶句するレミリアに、魔女は「そうね」と一言言って


あなたの存在に根付きすぎているから気がつけないのね ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


三日月のような笑みを浮かべた。

15 名前:“動かない大図書館”パチュリー・ノーレッジ ◆fPATcHE/tU :2009/10/01(木) 15:46:15
……一週間か。ずいぶん遅くなってしまったわね。ごめんなさい。

この後、フォルトゥナ城に移動してからのエピソードを挟む予定よ。
場合によっては、その前にあなたの方から見たエピソードがいるかもしれないけれど。

この後は早めに挙げるわ。どこかの人形(ゆっくり静養してほしいわね)みたいにはならないようにしないといけないけれど。

16 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/10/01(木) 18:11:50
お疲れ。
何、別にこの程度の間はどうって話は無いさ。
こっちゃ待機中のモチベーション維持の手段は少なからず心得てるし。
気にせず自分のペースで進めてくれ。

了解。どうしても俺側のエピソードが要ることになったらその時に
「ここでそっちのを挟め」と指示頼む。
ただ、時間はそっち以上に掛かるかもだが。
何しろこっちゃ闘争なんてほんの2ヶ月前に始めたばっかりで
右も左もイマイチ掴めてない身だし。

後はまあ…無理は禁物とだけ。

17 名前: ◆fPATcHE/tU :2009/10/02(金) 17:20:49
 


Il bianco puro freddo freddo, coinvolge la furia porpora.



18 名前:“動かない大図書館”パチュリー・ノーレッジ ◆fPATcHE/tU :2009/10/02(金) 17:21:47
そこに着くのは一瞬で済んだ。
それから、そこにいる事を外に気づかれないようにする為の細工に四時間。
潜んだ場所を改良し、実験の本拠とするための作業に三日。
周囲の環境と地理、属性、なにより人の分布を把握するのに二週間。
彼女の得た直観を基に、フラスコの中でその『現象』を再現するのに一カ月。
『現象』の法則を掌握し、魔術へと具現するための追試験に二ヶ月。

そして、それが始まった時。
そこに魔女が移り住んでから、四ヶ月が経っていた。


19 名前: ◆fPATcHE/tU :2009/10/02(金) 17:23:41
 

Nero VS Patchouli Knowledge

Porpora fiocca
/ Nero vampo



20 名前:“動かない大図書館”パチュリー・ノーレッジ ◆fPATcHE/tU :2009/10/02(金) 18:02:58
見栄えは本スレに投稿する時にでも修正するとして、と。
タイトルコールまではできたから、そろそろあなたのターンといきたいところね。
描写に必要そうな情報は以下のとおりよ。

・私がそこ、つまりフォルトゥナ城蔵書室に居を構えたのは12月中旬。
・ただし、魔法による隠ぺいがかけられるので、町の住民や(いるなら)城の管理者はそれに気がつかない。
・雪が降りだすのはそれから4ヵ月後。つまり四月中旬。どう見ても異常気象。
・雪はフォルトゥナ城を中心としてラーミナ一帯で降り始める。
 降る範囲は、初期こそ異様に狭いものの時間が経つごとに拡大していっており、何れはフォルトゥナの街も範囲となるだろう。
・雪が降り出した段階で、(いるなら)城にいた人間とは連絡が取れなくなる。もちろん犯人は私。南無。
・雪は、ある程度積もった範囲に"血液"、あるいは"血液を含んだ生物"が侵入した場合、その血液を吸収しようと試みる。常人なら喰らうと即死。
・血液を吸収する際、どこからか発光が波のように伝播してくる現象を伴う。その発光をかわす事ができれば吸血は免れられる。
・発光の伝播元はフォルトゥナ城内部。明らかに何か秘密があるが……?
・吸血雪による犠牲者が発生した場合、その遺体はメイド姿の妖精たち(私の部下。紅魔館から借りてきたの)によって城へと運ばれている。
 遺体はどうなっている事やら。
・城の正門を入ったところでイベントがあるので、進めるとしてもそこまででお願いね。

以上。さて、お手並み拝見と行こうかしら。
こっちも、必要そうな描写は適宜足していくわ。

21 名前: ◆XovfKnNero :2009/10/04(日) 21:34:43
「これが本当に桜の季節過ぎた頃の霊峰の姿かよ…辺り一面が最早白銀の異世界だぜ」

それがフェルムの丘を経由し、第2採掘場を抜けて直ぐに零れた俺の、
霊峰ラーミナを目にした時の所感だった。

22 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/10/04(日) 21:34:51
―――事の発端は4月の下旬。

とある人災からそれなりに復興は遂げつつあるここフォルトゥナでも桜の季節も少し過ぎた頃。
しかしTVの気象情報によると霊峰ラーミナでは最近、中旬辺りから
雪が激しくなりつつあるらしい。
幾ら年中雪が積もっているといっても本来この季節はそこまでひどくならない筈。
というより日を重ねるごとに更に激しさを増すとはどうした事か。

「嫌な予感がするな。まさか…」
木材に鋸の刃を立てながら傍目でTVを観ていた俺は呟く。
「考え過ぎよ、ネロ。幾ら変な事が起こってるからって何でも悪魔の仕業にするのもどうかと思うわ」
「それもそうだな…」
キッチンで鍋と向き合うキリエの言葉に取り敢えず相槌を打ってみる。

そもそもこういう、元を辿れば空の衛星から送られてくる情報だけで
判断する事自体考えものなのだが。

…そういえば雪が降り出した頃からフォルトゥナ城の管理局から連絡がハタと途絶えたらしい。
それに連なり、霊峰ラーミナへ登山に向かった住民ならびに観光客が次々消息を絶つという事件が
フォルトゥナを駆け巡った。
何しろこの街は小さい。街の周囲並びに住民に何か起こればそれはすぐに住民全体の知る処となる。
まして、この街に観光客が訪れること自体が稀とあれば。
当然、便利屋的側面を持つ俺の事務所「Devil May Cry」に調査の依頼が舞い込むまでに
まるで時間はかからなかった。

「やっぱり悪魔絡みみたいだな…なら俺の出番って訳だ」

何しろラーミナに季節外れの大雪が降るという案件は一度出くわしている。
その時はやはり悪魔絡みだった。
ただ、それだけの力を持つ上級悪魔を召喚する為の地獄門は既にすべて破壊されており、
このフォルトゥナには最早人間界に残留した微力な勢力しか残っていない筈だが…
何れにしろこのまま放っておけばこのフォルトゥナ全体が
異常気象に見舞われかねないと考えた方がよさそうだ。
それに、デビルハンターの俺なら遭難の心配など粗不要だと思っていい。

背中に剣を、コートの内に銃をそれぞれ収め俺は一路ラーミナへ向かう―――


23 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/10/04(日) 21:35:14
―――更に消息不明の原因がただの吹雪による遭難で無い事に気づいたのは
足を踏み入れて数10mと経っていないその時だった。

右腕が突如輝き、疼き出したのだ。
悪魔と化した俺の右腕は近くに悪魔が寄るとこういった反応を見せる。
それにしてもあまりに早過ぎる気がするが…

そうした思案の暇も許さぬが如く、前方からから何かが迫ってくる。

―――光!?いや雪か!!

光る雪とも呼ぶべきそれはやがて、俺の身体に覆いかぶさらんとしていた。

よく解らないがこの右腕が反応してる以上、悪魔が絡んでいるに違いない…
ならばこの悪魔の右手で薙ぎ払うだけだ!
すると右手を覆う魔力に当てられ、先程まで俺を覆いかけていた光る雪は跡形もなく消滅した。

「雪自体が悪魔だったってわけかよ…」

今思った事だが、もしかすると消息を絶った連中は
この一種の悪魔と思しい光る雪を受けてしまったということだろうか?
となればこの異常な吹雪も…自然そこに連なる事になる。

更に進行の途中で判明したことは、この光る雪はある程度積もった場所に人間が近寄ると
それに反応して光が波の様に伝播してくるようなのだ。
そしてその伝播元は見た所あのフォルトゥナ城と見える。

迂闊に疾走して光に集られたら堪ったものではない。
徒歩で進行しつつ次々迫りくる光を―――


左―――
右―――
前―――
後―――

へと様々にかわし、または右手で払い除ける。
実に面倒くさいが、悪魔と解った以上万が一取りつかれるわけにはいかない。
その登山客の二の轍を踏みたくなければ。
更に途中の道は狭く、片側が断崖絶壁となっている以上は迂闊に大きく動けないのだ。
煩わしい極まりない。

そうした状況あって僅かずつしか進めない苛立たしい進行の果て、
遂にその光の伝播する中枢と思しい城まで辿り着く。
この怪しい雪の中心があの城だとしてあそこで一体何が起こっているというのだろうか?

そうした思案は一先ず他所にフォルトゥナ城の門を開け、いざ事件の中核たる城内へ―――


24 名前:ネロ ◆XovfKnNero :2009/10/04(日) 21:43:21
待たせたな。以上がこっちの大間かな導入だ。
オーダー通り城の正門に入るまでな。
とはいえやっぱり、本スレ投稿に当たってはもう少し肉付けはした方がいいかもなコレ…

文体は例によって小説版のヤツを流用してるわけだが…
どうもコレ、一人でいる時のセリフが書きにくい気はするな。
まあその分、前回の様に闘争になったら増えると見ているからあまり気にしちゃいないが。

あと、犠牲となった管理局の連中(偶々城の中に居たことにしてくれ)とか登山してきた住民や
観光客については…すまないが任されてくれ。
そもここで出てくるフォルトゥナ城管理局なんてもの自体、俺の捏造設定だし(愚
色んな処理に困ったらその都度修正受け付ける。
これ以上長引かせてグリグリ下書きを弄ってもより良いものが書ける自信が無くてね。

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