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■ 辻疾風≠フ阿音vsゾーリン・ブリッツ中尉闘争会議室
- 1 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2009/12/02(水) 06:19:23
- 読んで、字のごとく。
とりあえず、お約束として関係者以外立ち入り禁止、と。
- 10 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2009/12/21(月) 04:13:52
-
致命的な情報処理災害により、一度、世界は滅亡する。生き残った者も吹き荒れる<禍津風>
により、絶滅の危機に瀕する。
その地獄に一粒の星間種子が漂着し、神樹<七星樹>として、根付き、世界は再び生命の息吹
をあげる。しかしながら、蟲毒塗れの地上では人が生きる事が出来るのは、蟲毒を浄化する
<七星樹>の周囲のみ、其処のみが、人々の生きる世界である。
その世界の外にて、毒極まりて神に至る。生物、植物、器物を核とし、堆積し、自己進化を
遂げた蟲毒は憑喪神として、世界を跳梁し、人々を侵す。
かかる恐るべき憑喪神を狩る者がいる。腹中に蟲を呑み、心中に刃を呑み、人魔彷徨う境を
駆ける修羅を<蟲忍>と言う。
信じようが、信じまいと――
憑喪神共が蠢く魔境に、突然現れる街があると言う。その様相は、既に伝説となっている滅亡
前の街に類似しており、其処の街には人々が平和に豊かに暮らしていると言う。なれど、その
真偽は未だ不明、その街に向かって、還って来た者は誰一人として存在しないからである。
街は実は巨大な憑喪神で、侵入した獲物を喰らうという噂。余りに居心地が良いので、誰も帰
ろうとしないという噂。
それらの噂に惹かれたか、また今夜も街に一人の侵入者の影が……
- 11 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2009/12/21(月) 04:24:00
- ごめんなさい、丸々一週間遅れたわね(苦笑
一応、骨組みは完成したわ。
>>7 ドクの決意表明、素敵科学を使うという布石
>>8 前振り+大殲的クロスオーバーみたいな
>>9 舞台背景説明+中尉側戦力説明
>>10 蟲忍背景世界説明→阿音へバトンパス
Q.説明しろ、一言で
A.シュレディンガーの猫理論で世界をつなげてみました
阿音は素敵な背景を持っているですもの。
使えないのは、余りに勿体無いから、使える様にね。
戦力設定は、やりすぎかしらと思ったけれど、あくまで舞台装置に留めるつもり。
あくまで本命は、闘争の外道行為だから。
速ければ、次から早速、開示するわ。
- 12 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2009/12/21(月) 04:26:07
- 中身は異論がなければ、これでいくわ。
改行や描写はもう少し推敲するけど、凡そはこんな感じで。
要望とか説明して欲しいことがあるなら、遠慮なく言ってね。
- 13 名前:阿音:2009/12/22(火) 00:15:32
- ほう、面白い。
こういう、ある種強引なやり口(というと表現が悪いが)でクロスした例はあまりなかった
気がする。いかにもパラレル猫っぽ理論ならではといった所か。
こちらの世界観もさっくり説明して貰えて、何かと助かる。
異論などは勿論ない。
取りあえず、「北部:オフィス街」辺りにのビルの上にそっと姿を現す、というような形が
私の導入になりそうだが。
別に地区はどこでも構わない。そちらの希望があればそこにしよう。
- 14 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2009/12/22(火) 00:46:50
- 強引ね、まあ、一度きりなネタでしょうけど、その一度なら使っても良いわよね。
文章は今見直すと、みょんなところがあるから、適当に推敲するけど、流れ自体は、そちらは異論なしね。
世界観はざっと書いたけど、後はお任せね。
侵入は何処からでもいいわよ。
侵入してきたら、まあ、十人ばかり差し向けて銃撃+幻覚攻撃(オフィス街なら
ビルが影化して倒れてくる感じ)する感じかしら。
それでは、楽しみにお待ちしていますわ
- 15 名前:阿音:2009/12/23(水) 00:36:50
- >>
――影が生じた。
形もなく、音も立てなかった。実際の所、実体のないそれは質量すらゼロだったので。
ゆるゆると乳液を注いだような夜霧の中に、その街は沈んでいた。
霧の紗幕に反射した色とりどりのネオンサインは、どこか薄ぼんやりしたライトアップとなっ
て街全体をけぶらせている。
白い霧海を縫って林立する背の高い建物は、舟を舫う岸辺の杭のようだ。
その谷間では、家路へと急ぎ、また繁華街へと繰り出す人々がいつも通りの流れを作り、
未だ消えようとしないオフィスの窓明かりがそれを照らす。
何の変哲もない――だからこそ異常極まる光景だった。
影は――正確には不意にそこだけ濃くなった靄は、そんなビルの一つの屋上で生じた。
と、見る間に別のものへと変じる。
女だ。
寒夜の霜ごと凍てつかせたような、白く澄んだ美貌の主である。地獄のように黒く、長い髪
は左右で纏められ、うずくまる獣の尾の如く垂らしている。
しなやかな四肢を包むのは、胸元を大きく開けた袖なしの上着、短めのスカートにブーツと
いう動き易さを重視した装束だ。
両手に朱色の手甲を嵌め、背にはひと振りの大刀を斜めに差していた。
現れた女は、軽く床を蹴った。
それだけの所作は彼女の体を羽毛のように舞わせ、フェンスの縁へと着地させた。
女は眼下の街を見遣った。姿勢は平然たるものだ。足場の不安定な高所に立っている事
など微塵も感じさせない。
颯、と吹き過ぎた風が、女の長い髪を少しくなぶる。
美しい眉間が訝しげにひそめられた。
(――風が、違う)
心中で、女はそう呟いた。
- 16 名前:阿音:2009/12/23(水) 00:38:47
- >> 続き
(妙な所だ。何もかもが)
女は確認済みの事実を改めて再認識する。
此処は神木<七星樹>のお膝元からは離れている。本来ならば、魔怪変化が我が物顔
でのし歩く彼らの領土であり、吹き荒ぶのは生体を死に至らしめ、無機物を妖怪へと変える
狂風<禍津風>に他ならない。
であるのに、見知らぬ街並みがある。平穏無事な営みがある。
そして、ただの風が吹いている。
死の風神の見えざる手に脅え、蠱毒を浄化する<七星樹>の木陰に群れ集う。それが八
百年余も前からの、この世界の者たちの暮らしだ。
断じて、この街が今も紡ぎ続けているそれではない。
この蜃気楼のような不可思議な街には、幾たりかの蟲忍が探査に赴き、また餌を求める
憑喪神の群れが侵入したが、遂に誰も、何も還って来なかった。――そんな噂がある。
半不死の体で驚天の忍法を揮う超人・蟲忍と、時に彼らを凌駕しさえする怪魔・憑喪神が、
だ。
全て喰われたという者もいる。そこは実は極楽で、みいんな足抜けできなくなっただけさ、
と賢しらに主張する者もいる。
真偽の程はわからない。
ただ、紛う事なき怪異がある。それだけは確かだった。
個人の仕業ではあるまいと、そう女は推察する。神木を擁する<家基都ノ宮(かきつのみ
や)>に仕える蟲忍軍<御厨衆>十二門同士の抗争、或いは更にその上の筋の企みか。
兎も角もこの街は、そういった動きが生み出した産物なのだろう、と。
かつては<御厨衆>きっての手練れとは言え、今は抜け忍として追われる身の彼女には、
事の詳細など判ぜられぬし、また関係もない。しかし、
「いるかもしれない」と女は囁くような声を洩らした。「縁隈(エニグマ)――おまえが」
煌――
と、女の左眼が光った。
ある種の爬虫と等しく、縦長の瞳孔を備えた異形の眼、蛇眼≠セ。
戦いに生まれ、戦いを極め、戦いに死せず戦い続ける仇敵の名を口にして、女は――
辻疾風(つじはやて)≠フ異名を持つくノ一、阿音(アイン)は霧の夜の果てを凝視した。
- 17 名前:阿音:2009/12/23(水) 00:41:47
- そちらの銃撃+幻覚の初手は了解。
待たせたが、ではこちらはこのような感じだ。
ビルの屋上フェンスの上で目を光らせている、という所。演出上、軽く蛇眼≠ェ発動して
いるが、幻覚攻撃はちゃんと喰らうつもりだ。
何か変更要望などあれば、言ってくれ。
- 18 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2009/12/24(木) 06:03:42
- うん、オープニングとしては上々ね。
特に異論はないわ。
では、次から私の手札をオープンにするわ。
募集の際に述べたとおり、時間がかかってしまうけど、年内に返すわ。
行動自体は、そうね。
遠距離から、モブ吸血鬼兵の十字砲火>幻覚でいくつもり。
- 19 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2009/12/31(木) 23:09:27
- 年内と思ったけど、ちょっと無理そうね(苦笑
ごめんなさい。
初手はこっちの今後のスタンスを明示するものだから、特に丁寧に書きたいの。
もう少し待っていただけるかしら。
ちなみに行動自体は、先に話したとおりで確定ね。
幻覚描写までいくかどうかは怪しいところ。
- 20 名前:阿音:2009/12/31(木) 23:56:27
- 承った。
急く事はない。何かと用事も多かろう年末年始だ、ゆっくりやって欲しい。
そちらの初手、幻覚描写まで行かないのであれば、例えば、
モブ兵の十字砲火>一旦こちらに貰って、銃撃を逃れながらビル壁面を壁走り>そちらの幻覚攻撃
とするような展開もありか。
そちらのレスの都合もあるだろうし、幻覚まで一気に進めてもらっても別に構わない。まあ、参考までに。
- 21 名前:<font color=red>名無し</font>:2022/08/13(土) 14:03:59
- ふむ
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