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■ 辻疾風≠フ阿音vsゾーリン・ブリッツ中尉闘争会議室

1 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2009/12/02(水) 06:19:23
読んで、字のごとく。

とりあえず、お約束として関係者以外立ち入り禁止、と。

11 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2009/12/21(月) 04:24:00
ごめんなさい、丸々一週間遅れたわね(苦笑

一応、骨組みは完成したわ。


>>7 ドクの決意表明、素敵科学を使うという布石

>>8 前振り+大殲的クロスオーバーみたいな

>>9 舞台背景説明+中尉側戦力説明

>>10 蟲忍背景世界説明→阿音へバトンパス



Q.説明しろ、一言で

A.シュレディンガーの猫理論で世界をつなげてみました



阿音は素敵な背景を持っているですもの。
使えないのは、余りに勿体無いから、使える様にね。


戦力設定は、やりすぎかしらと思ったけれど、あくまで舞台装置に留めるつもり。
あくまで本命は、闘争の外道行為だから。
速ければ、次から早速、開示するわ。

12 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2009/12/21(月) 04:26:07
中身は異論がなければ、これでいくわ。
改行や描写はもう少し推敲するけど、凡そはこんな感じで。

要望とか説明して欲しいことがあるなら、遠慮なく言ってね。

13 名前:阿音:2009/12/22(火) 00:15:32
ほう、面白い。
こういう、ある種強引なやり口(というと表現が悪いが)でクロスした例はあまりなかった
気がする。いかにもパラレル猫っぽ理論ならではといった所か。
 
こちらの世界観もさっくり説明して貰えて、何かと助かる。
異論などは勿論ない。
取りあえず、「北部:オフィス街」辺りにのビルの上にそっと姿を現す、というような形が
私の導入になりそうだが。
別に地区はどこでも構わない。そちらの希望があればそこにしよう。

14 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2009/12/22(火) 00:46:50
強引ね、まあ、一度きりなネタでしょうけど、その一度なら使っても良いわよね。
文章は今見直すと、みょんなところがあるから、適当に推敲するけど、流れ自体は、そちらは異論なしね。

世界観はざっと書いたけど、後はお任せね。

侵入は何処からでもいいわよ。
侵入してきたら、まあ、十人ばかり差し向けて銃撃+幻覚攻撃(オフィス街なら
ビルが影化して倒れてくる感じ)する感じかしら。


それでは、楽しみにお待ちしていますわ

15 名前:阿音:2009/12/23(水) 00:36:50
>>
 
 
 ――影が生じた。
 形もなく、音も立てなかった。実際の所、実体のないそれは質量すらゼロだったので。
 
 
 ゆるゆると乳液を注いだような夜霧の中に、その街は沈んでいた。
 霧の紗幕に反射した色とりどりのネオンサインは、どこか薄ぼんやりしたライトアップとなっ
て街全体をけぶらせている。
 白い霧海を縫って林立する背の高い建物は、舟を舫う岸辺の杭のようだ。
 その谷間では、家路へと急ぎ、また繁華街へと繰り出す人々がいつも通りの流れを作り、
未だ消えようとしないオフィスの窓明かりがそれを照らす。
 何の変哲もない――だからこそ異常極まる光景だった。
 
 
 影は――正確には不意にそこだけ濃くなった靄は、そんなビルの一つの屋上で生じた。
 と、見る間に別のものへと変じる。
 女だ。
 
 
 寒夜の霜ごと凍てつかせたような、白く澄んだ美貌の主である。地獄のように黒く、長い髪
は左右で纏められ、うずくまる獣の尾の如く垂らしている。
 しなやかな四肢を包むのは、胸元を大きく開けた袖なしの上着、短めのスカートにブーツと
いう動き易さを重視した装束だ。
 両手に朱色の手甲を嵌め、背にはひと振りの大刀を斜めに差していた。
 
 現れた女は、軽く床を蹴った。
 それだけの所作は彼女の体を羽毛のように舞わせ、フェンスの縁へと着地させた。
 女は眼下の街を見遣った。姿勢は平然たるものだ。足場の不安定な高所に立っている事
など微塵も感じさせない。
 
 颯、と吹き過ぎた風が、女の長い髪を少しくなぶる。
 美しい眉間が訝しげにひそめられた。
 
 
(――風が、違う)
 
 
 心中で、女はそう呟いた。
 

16 名前:阿音:2009/12/23(水) 00:38:47
>> 続き
 
(妙な所だ。何もかもが)
 
 女は確認済みの事実を改めて再認識する。
 
 此処は神木<七星樹>のお膝元からは離れている。本来ならば、魔怪変化が我が物顔
でのし歩く彼らの領土であり、吹き荒ぶのは生体を死に至らしめ、無機物を妖怪へと変える
狂風<禍津風>に他ならない。
 
 であるのに、見知らぬ街並みがある。平穏無事な営みがある。
 そして、ただの風が吹いている。
 
 死の風神の見えざる手に脅え、蠱毒を浄化する<七星樹>の木陰に群れ集う。それが八
百年余も前からの、この世界の者たちの暮らしだ。
 断じて、この街が今も紡ぎ続けているそれではない。
 
 
 この蜃気楼のような不可思議な街には、幾たりかの蟲忍が探査に赴き、また餌を求める
憑喪神の群れが侵入したが、遂に誰も、何も還って来なかった。――そんな噂がある。
 半不死の体で驚天の忍法を揮う超人・蟲忍と、時に彼らを凌駕しさえする怪魔・憑喪神が、
だ。
 全て喰われたという者もいる。そこは実は極楽で、みいんな足抜けできなくなっただけさ、
と賢しらに主張する者もいる。
 真偽の程はわからない。
 ただ、紛う事なき怪異がある。それだけは確かだった。
 
 個人の仕業ではあるまいと、そう女は推察する。神木を擁する<家基都ノ宮(かきつのみ
や)>に仕える蟲忍軍<御厨衆>十二門同士の抗争、或いは更にその上の筋の企みか。
 兎も角もこの街は、そういった動きが生み出した産物なのだろう、と。
 
 かつては<御厨衆>きっての手練れとは言え、今は抜け忍として追われる身の彼女には、
事の詳細など判ぜられぬし、また関係もない。しかし、
 
 
「いるかもしれない」と女は囁くような声を洩らした。「縁隈(エニグマ)――おまえが」
 
 
 煌――
 と、女の左眼が光った。
 ある種の爬虫と等しく、縦長の瞳孔を備えた異形の眼、蛇眼≠セ。
 
 戦いに生まれ、戦いを極め、戦いに死せず戦い続ける仇敵の名を口にして、女は――
 辻疾風(つじはやて)≠フ異名を持つくノ一、阿音(アイン)は霧の夜の果てを凝視した。
 

17 名前:阿音:2009/12/23(水) 00:41:47
そちらの銃撃+幻覚の初手は了解。
 
待たせたが、ではこちらはこのような感じだ。
ビルの屋上フェンスの上で目を光らせている、という所。演出上、軽く蛇眼≠ェ発動して
いるが、幻覚攻撃はちゃんと喰らうつもりだ。
 
何か変更要望などあれば、言ってくれ。
 

18 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2009/12/24(木) 06:03:42
うん、オープニングとしては上々ね。
特に異論はないわ。

では、次から私の手札をオープンにするわ。
募集の際に述べたとおり、時間がかかってしまうけど、年内に返すわ。

行動自体は、そうね。
遠距離から、モブ吸血鬼兵の十字砲火>幻覚でいくつもり。

19 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2009/12/31(木) 23:09:27
年内と思ったけど、ちょっと無理そうね(苦笑
ごめんなさい。

初手はこっちの今後のスタンスを明示するものだから、特に丁寧に書きたいの。
もう少し待っていただけるかしら。
ちなみに行動自体は、先に話したとおりで確定ね。
幻覚描写までいくかどうかは怪しいところ。

20 名前:阿音:2009/12/31(木) 23:56:27
承った。
急く事はない。何かと用事も多かろう年末年始だ、ゆっくりやって欲しい。
 
そちらの初手、幻覚描写まで行かないのであれば、例えば、
モブ兵の十字砲火>一旦こちらに貰って、銃撃を逃れながらビル壁面を壁走り>そちらの幻覚攻撃
とするような展開もありか。
そちらのレスの都合もあるだろうし、幻覚まで一気に進めてもらっても別に構わない。まあ、参考までに。
 

21 名前:<font color=red>名無し</font>:2022/08/13(土) 14:03:59
ふむ

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