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■ 吸血大殲10周年祭会議室
- 393 名前:コブラ ◆5jtw/COBRA :2011/11/29(火) 19:32:31
- コブラ・エピローグ
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とある惑星において、民衆によるクーデターが起こっていた。
巷には常用を続ければ廃人と化すロド麻薬が氾濫。それに伴う犯罪の急増。乱発される増税政策。貧困層の拡大。
治安維持を行い窮民を救うべき肝心の政府は、自身の懐を肥やす事に終始する政治屋(ポリティシャン)の巣窟。
まさに起こるべくして起こった人民の怒りの声だ。
そしてその最中には―――葉巻を咥えた一人の男がいた。
「それで、サラマンダー派の計画は結局どういうものだったの?」
異世界の戦いの後、出迎えたアーマロイド・レディは労いの言葉に続けてコブラに問うた。
「俺にも難しいことはわからんが…“魔術的な方法”で辻褄あわせを行ってサラマンダーを復活させるつもりだったみたいだな」
理屈としてはこうだ。
ファシナトゥールの核からのエネルギー供給ラインをコブラたちの世界に繋ぎ、『万が一の事態』のためのバックアップとして利用する、
既に『万が一の事態』が起こってしまっているが、ファシナトゥールとコブラたちの世界を「擬似的な過去と未来の関係」として定義し、
即座にバックアップ措置を適用させる。
つまり、グルマルキンのファシナトゥール制圧計画が成功すればシバの女神と共に倒れたサラマンダーは自動的に成功するというわけだ。
「あきれた……それじゃあまるで事故の後に入った保険を事故に適用するようなずさんな計画じゃないの」
「悪企みなんてそんなもんさ。そして、あと一手(チェック)まで追い込んだ状況でボードをひっくり返されることなんて良くあることだろ?」
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