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■ RHマイナス板専用テストスレッド

365 名前:上条当麻 ◆4kIcNrTOMA :2005/09/09(金) 22:02:48
目が覚めたら、そこは阿鼻叫喚の地獄でした。

なんてのはベタな物語フィクション)の中だけの話ではなかったのだ。
事実彼、上条当麻自身が、今そんな状況に直面してしまっているのだから。

上条当麻の実質の人生と言うのは、実は一ヶ月ほど前からしか無い。
その時期に起こったある事件と、とある事故の後遺症。
その所為で上条は以前の記憶を全て失ってしまっていたからだ。

しかし上条はその後の一ヶ月、消えてしまった記憶に倍するほどの、イヤな意味で「濃い」経験を、
色々とこなして来てはいた。
何せ彼の住んでいるのはある意味公然と「超能力開発」なんていう一般人からすれば馬鹿げた研究を続ける
『学園都市』の中であったし、
彼の同居人というのが頭の中に一〇万三〇〇〇冊の魔導書、、、、、、、、、、、、)を詰め込んでいるシスターだ。
一般の人からすればこれはもうそれだけで十二分に「非日常」であるし、そんな非日常な日常、、、、、、を過ごす
上条当麻の周囲で何も事件が起こらないはずがない、というのは誰もが予測のつくところであろう。


ただ。
そんな上条当麻であっても。

この現状には、流石にパニックを起こさざるを得なかった。


(おいおいどうなってんだこりゃ俺はアパートの中で寝てたはずじゃていうかインデックスはどこに
俺は何でこんなところにココはどこで俺は誰で何がどうなってうわつうか臭せぇ血ナマグセェ吐きそう
何でこんなに死体がゴロゴロしてるんだって一体何が誰がこんな事を――――――)


思考が全くまとまらない。纏めようとする気すら起こらない。
ただ何の説明も無く放り込まれた、彼にとっての別世界の感触、そして戦場の臭い、、、、、

その全てを身に受けて、上条当麻は。


「――――――――――――――――――――――――ッ、う」

空を、阿呆のように見上げて。


「う、ぅぁぁぁアアアアああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!?」

ただ、絶叫していた。


(現在地:B3地区 居住区跡)

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