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■ ヴェドゴニア vs 摩夜 闘争会議スレ

1 名前:[-{}@{}@{}-] 摩夜 ◆XOZOvuKWhM :2008/04/26(土) 01:23:00
ここは、私(摩夜)とヴェドゴニアとの闘争のために用意されたスレッド。
他の人の書き込みは遠慮願いたい。

23 名前:伊藤惣太 ◆amVJEDOGOs :2008/05/03(土) 17:28:28
>>22を微修正。

「――――っ!」

 追撃は予想以上に早かった。飛び退いた俺の視界に飛び込んでくる異形の腕。
 454カスール弾は予想以上の破壊を奴の左手に示していたがそれどころじゃねェ!
 飛び退いたばかりで体勢が整ってない状態じゃかわしきれない……!
 
 咄嗟に、飛び退いた勢いそのままに地面へ倒れ込む。体勢を立て直すよりも回避が先。
 しかしそれでも完全回避は叶わない――頭への直撃は外せるがこのままだと首が胴体とおさらばだ。
 無防備にさらけ出された首筋を狙う鈎爪。
 
 それが俺の頸動脈を食い破り頸椎を砕き断線する意識壊れた噴水みたいにバカみたいにブチ撒けられるアカ宙を無様にスピンし床をバスケットボールよろしく跳ね転がる怪物の首光を失った瞳は何も見ず見えず頭欠の肉体が生命を急速に失ってくずおれていき醜悪な切断面から垂れ流されていくイノチノミズ嗚呼トドメは的確に確実に完膚無きまでに心の臓を粉々に砕いて一巻のオワリ――――
 
 ――――そんな幻視をねじ伏せ、咄嗟に左腕を奴の異形の腕に叩きつける。
 激痛と粉砕音が、左腕の完全破壊を俺に示す。視界がチカチカする、思考が激痛を受けエラーに染まる。
 何だこの左腕だったモノ? 普通腕ってのはまっすぐなモンだ、そんな歪に捻くれてねェよ……。
 
 左腕を代償に、俺の首は無事繋がった。
 受けた衝撃そのままに地面を転がって距離を取る。
 痛みは堪えろ押し殺せ、邪魔にしかならねェ。無視して意識を現実に繋げ。
 ――――いずれは砕けた骨も再生するだろうが、この戦闘中は無理だ。左腕は使えねェ。
 
 まずは時間を稼がなきゃいけない。
 転がった先で膝立ちになり、奴がいたはずの方向へレイジングブルの残弾で弾幕を張る。
 リコイルが左腕に伝える衝撃が、いちいち忘れたい痛みを突き付けてくる。
 ……弾切れ。右腕一本じゃスピードローダーをリボルバーにねじ込む時間もない。
 
 空っぽのレイジングブルを投げ捨て、次いで抜き放つは円月輪。
 バネ仕掛けの三刃が、円を中心に剣呑な花を咲かせる。
 旋風の暴帝、白兵にも投擲にも使える武器を構えて敵の次なる攻撃に備える。
 何処だ、何処から来る……?

24 名前:伊藤惣太 ◆amVJEDOGOs :2008/05/03(土) 17:30:14
こっちも喰らってみた。
アンタの左腕がどの程度の威力かよく解んねェが……。
問題があったら修正する。

吸血鬼なら普通より頑丈だから問題ねェだろ<レイジングブルの威力

25 名前:[-{}@{}@{}-] 摩夜 ◆XOZOvuKWhM :2008/05/10(土) 13:25:32
ヴェドゴニアの身体が転がっていく。
手応えはあったが会心とはいかず、致命傷には程遠い。
奴がその命と引き換えにした負傷箇所は、奇しくも此方と同じ左腕。
流れ出る血が互いの足元を濡らして、塗らしていく。
――化け物の癖に、血の色と温みはヒトとかわらないんだな、お互い。
そんなことが何故か可笑しく感じられて、思わず笑い声を……

上げている暇なんぞない。
間髪入れずに此方へ向けられる銃口、盲滅法に飛んでくる弾丸、弾丸、また弾丸。
「頑丈な奴だな……!」
射線を逃れるため、床を蹴り、壁を蹴り、天井をぶん殴る。
その度にコンクリートに凹みが穿たれ、直後にそこへ弾丸が飛び込んで大穴に変える。
床に埋め込まれた電線が千切れて火花を上げ、壁からは歪んだ鉄筋が覗き、天井の配水管が割れて錆び交じりの水が滴り落ちてくる。
そこらに転がっていた骸も巻き添えに壊され、潰され、吹き飛ばされていく。

最後に投げつけられた銃身を躱す頃には、部屋は闘争者たちと同じように傷だらけになっていた。
骸から飛沫いた血と体液がその傷の上にかかり、まるで部屋自身がそれらを流しているかのよう。
時間にして三十秒にも満たない劇的ビフォーアフター。
「くく、ははははっ……」
今度こそ笑い声を上げる。可笑しくて仕様がない。
この殲争に居合わせたからには、建物だろうが何だろうが無傷でいられよう筈がないのだ。

見れば、ヴェドゴニアはまた何やら三枚刃のふざけた得物を取り出していた。
まったく、次から次へと手数に事欠かない奴だ。だったら私も武器を使わせてもらおうか……
銃剣ごと壁に突き立った拳銃、そのグリップを掴んで引き抜く。
――遠目に見てもでかいと思っていたが、まさか私の右手にしっくり来るほどの大きさとは。
「まさに化物ご用達の銃、というわけか」
そのまま二、三度振ってみせ、銃剣の刃についた血と砂を掃う。それから銃口を奴の額に向け……
「ばぁん」
弾が残っていないのは最前承知。単なる挑発、嫌がらせのためだけにトリガーを引いた。

26 名前:[-{}@{}@{}-] 摩夜 ◆XOZOvuKWhM :2008/05/10(土) 14:20:34
というわけで銃を拾ってみた。これでどうかな。
BGMは松谷卓の『TAKUMI/匠』で(w


左手の威力に関しては全然問題ない。
幻視を使って威力を表現するなんて、感心しきり。これがベテランの実力か……

27 名前:伊藤惣太 ◆amVJEDOGOs :2008/05/10(土) 15:21:15
「……っけんなァ!!」
 
 空っぽの鉄火を弄ぶバケモノ。明白な嘲弄は――他ならぬ俺の闘争本能というトリガーを引いた。
 頭に血が上っているのは自覚してるがどうでもいい、この怒りが原動力になるならそれで構うものか。
 頭の中で炸薬が弾け、全身へと命令――眼前の敵を見るも無惨に殺せという殺戮本能を送り込んだ。
 しかして――――半死の身体は一個の殺戮兵器として駆動を開始する。
 
 眼前のバヨネットを暴帝の刃が弾く。甲高く響く金属音間髪入れずに斬、斬、斬。
 刃に斬りつけられて傷だらけになっていくレイジングブル……それの修繕費用については忘れる。
 人の手に余る鉄火とはいえ、所詮質量は片手に収まる拳銃。暴帝とでは根本的に威力が違う。
 奴も必死に応戦してくるが、獲物と膂力の違いを利して強引に押し込んでいく。
 金属音と呼ぶのもおこがましい、一撃一撃が完殺、鏖殺を想起させる破壊音が生者の絶えた部屋に響く。
 合間合間に聞こえる咆哮は、果たして俺の絶叫か敵の苦悶かはたまた怒声か。
 やがて、無限の刹那に交わされた乱撃は明白に俺の優勢へと傾き……奴はたまらず大きく距離を取る。
 
(それを……待ってたぜェ!)
 
 そう、それこそが血気逸った俺の脳が待っていた瞬間。
 飛び退いてく方向を、直前の斬撃への対応と筋肉の挙動、そして俺の勘が指し示す。
 その終着点目がけて、フルスイングの旋風の暴帝を投擲!
 無防備に旋風に蹂躙されやがれェ! それが戯れに鉄火を弄んだ罰と痴れ!

28 名前:伊藤惣太 ◆amVJEDOGOs :2008/05/10(土) 15:25:07
ちょっと一気呵成に行ってみた。
そっちの行動に干渉してるんで、問題あったら言ってくれ、修正する。

松谷卓か……インスト系の音楽はあんま聴かねェんだ(苦笑

29 名前:伊藤惣太 ◆amVJEDOGOs :2008/05/10(土) 17:47:59
『ばぁん』
 
 空っぽの鉄火を弄ぶバケモノ。既に撃ち尽くされたレイジングブルのトリガーが引かれた。
 一瞬空転する思考は、すぐに愚弄されたのだと悟った。
 
 ――――愚弄を悟った思考は、明白な怒りへと転化する。
 
 巫山戯んな、それで優位に立ってるつもりか……狩られる獲物が俺を見下ろすな――――!
 俺はハンター、テメェはノスフェラトゥ。夜陰で卑屈に生きるしかねェブンブン五月蠅ェ蚊の分際で誰をおちょくってんのか解ってんのかあァ鉄分臭ェ息俺の前で吐いてんじゃねェよ俺と同じ空気を呼吸すんな俺の視界に存在するなこの地球上に存在すんなテメェは俺に喰われるだけの存在なんだよ弁えやがれクソ野郎が誰に許可取って俺の武器に触ってやがる――――!
 
「……っけんなァ!!」
 
 明白な嘲弄は――他ならぬ俺の闘争本能というトリガーを引いた。
 頭に血が上っているのは自覚してるがどうでもいい、この怒りが原動力になるならそれで構うものか。
 頭の中で炸薬が弾け、全身へと命令――眼前の敵を見るも無惨に殺せという殺戮本能を送り込んだ。
 しかして――――半死の身体は一個の殺戮兵器として駆動を開始する。
 
 眼前のバヨネットを暴帝の刃が弾く。甲高く響く金属音間髪入れずに斬、斬、斬。
 刃に斬りつけられて傷だらけになっていくレイジングブル……それの修繕費用については忘れる。
 人の手に余る鉄火とはいえ、所詮質量は片手に収まる拳銃。暴帝とでは根本的に威力が違う。
 奴も必死に応戦してくるが、獲物と膂力の違いを利して強引に押し込んでいく。
 金属音と呼ぶのもおこがましい、一撃一撃が完殺、鏖殺を想起させる破壊音が生者の絶えた部屋に響く。
 合間合間に聞こえる咆哮は、果たして俺の絶叫か敵の苦悶かはたまた怒声か。
 やがて、無限の刹那に交わされた乱撃は明白に俺の優勢へと傾き……奴はたまらず大きく距離を取る。
 
(それを……待ってたぜェ!)
 
 そう、それこそが血気逸った俺の脳が待っていた瞬間。
 飛び退いてく方向を、直前の斬撃への対応と筋肉の挙動、そして俺の勘が指し示す。
 その終着点目がけて、フルスイングの旋風の暴帝を投擲!
 無防備なまま旋風に蹂躙されやがれェ! それが戯れに鉄火を弄んだ罰だ!

30 名前:伊藤惣太 ◆amVJEDOGOs :2008/05/10(土) 17:48:25
怒りがあまりに唐突に見えたんで>>27を修正。

31 名前:伊藤惣太 ◆amVJEDOGOs :2008/05/10(土) 17:50:46
ごめ、更に>>27を修正。

『ばぁん』
 
 空っぽの鉄火を弄ぶバケモノ。既に撃ち尽くされたレイジングブルのトリガーが引かれた。
 一瞬空転する思考は、すぐに愚弄されたのだと悟った。
 
 ――――愚弄を悟った思考は、明白な怒りへと転化する。
 ハンターとしての矜持が、バケモノに見下されたという事実を許容しない。
 後悔させてやらなければならない。誰が誰に向かって口を利いているのか理解させなければならない。
 
 巫山戯んな、それで優位に立ってるつもりか……狩られる獲物が俺を見下ろすな――――!
 俺はハンター、テメェはノスフェラトゥ。夜陰で卑屈に生きるしかねェブンブン五月蠅ェ蚊の分際で誰をおちょくってんのか解ってんのかあァ鉄分臭ェ息俺の前で吐いてんじゃねェよ俺と同じ空気を呼吸すんな俺の視界に存在するなこの地球上に存在すんなテメェは俺に喰われるだけの存在なんだよ弁えやがれクソ野郎が誰に許可取って俺の武器に触ってやがる――――!
 
「……っけんなァ!!」
 
 明白な嘲弄は――他ならぬ俺の闘争本能というトリガーを引いた。
 頭に血が上っているのは自覚してるがどうでもいい、この怒りが原動力になるならそれで構うものか。
 頭の中で炸薬が弾け、全身へと命令――眼前の敵を見るも無惨に殺せという殺戮本能を送り込んだ。
 しかして――――半死の身体は一個の殺戮兵器として駆動を開始する。
 
 眼前のバヨネットを暴帝の刃が弾く。甲高く響く金属音間髪入れずに斬、斬、斬。
 刃に斬りつけられて傷だらけになっていくレイジングブル……それの修繕費用については忘れる。
 人の手に余る鉄火とはいえ、所詮質量は片手に収まる拳銃。暴帝とでは根本的に威力が違う。
 奴も必死に応戦してくるが、獲物と膂力の違いを利して強引に押し込んでいく。
 金属音と呼ぶのもおこがましい、一撃一撃が完殺、鏖殺を想起させる破壊音が生者の絶えた部屋に響く。
 合間合間に聞こえる咆哮は、果たして俺の絶叫か敵の苦悶かはたまた怒声か。
 やがて、無限の刹那に交わされた乱撃は明白に俺の優勢へと傾き……奴はたまらず大きく距離を取る。
 
(それを……待ってたぜェ!)
 
 そう、それこそが血気逸った俺の脳が待っていた瞬間。
 飛び退いてく方向を、直前の斬撃への対応と筋肉の挙動、そして俺の勘が指し示す。
 その終着点目がけて、フルスイングの旋風の暴帝を投擲!
 無防備なまま旋風に蹂躙されやがれェ! それが戯れに鉄火を弄んだ罰だ!

32 名前:伊藤惣太 ◆amVJEDOGOs :2008/06/10(火) 03:38:35
……生きてる? このレスで難しけりゃ調整してみるけど。

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