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■ 日守 秋星 vs 後藤

1 名前:田村玲子 ◆bOIWj9Hr0g :2008/11/25(火) 22:12:25
このスレは日守さんと後藤さんの闘争スレよ。
よって第三者の書き込みは遠慮してもらうわ。

48 名前:田村玲子 ◆bOIWj9Hr0g :2009/01/18(日) 23:28:50
>>46

<bババン</b>

しなる足を鞭のように振るい、後藤は秋星を蹴り飛ばした。
秋星の体は子供が無造作に投げた人形のように軽々と飛び上がり、ゆうに5〜6メートルは浮かび上がっただろう。
吹き飛ばされた体は容易にフェンスの外側へ放り出された。
度々くだらない救命番組でとりあげられる奇跡とやらが起きない限り、秋星に待っているのは絶対なる死だ。
もっとも蹴り上げた時に骨の砕ける感触がした。地面に叩きつけられる前に死んでいたのかも知れない。
今となってはどうでも良い問題だったので、後藤はそこで思考を打ち切った。

ひょいと高台から降りると、広川が話しかけてきた。
「てこずったな。」
「妙な相手だった。人間に攻撃を避けられたのは初めてだよ。バカの振りをしているが感覚が他の人間より鋭い。
 他にもあいつのような人間はいるのかも知れんな。」
「彼は吸血鬼と呼ばれていたそうだ。血啜る不死身の化物さ。」
「我々の仲間だな。握手して名刺を渡して、清き一票を、と言うべきだった。」
久々に体を動かしたので後藤は機嫌がよかった。流暢に口から皮肉が出る。
「投票権があるならな。後藤さんも大分、人間じみてきたよ。次は立候補してみるかい?」
「それは御免だな。」

しばらくして仲間が服を持ってくると、後始末を広川に全部押し付けて、すぐに後藤はその場を後にした。
秋星の死体が見つからないことを後藤が知ったのは、交戦から数時間後のことである。</bババン</b>

49 名前:田村玲子 ◆bOIWj9Hr0g :2009/01/18(日) 23:31:22
>>46

バグン

しなる足を鞭のように振るい、後藤は秋星を蹴り飛ばした。
秋星の体は子供が無造作に投げた人形のように軽々と飛び上がり、ゆうに5〜6メートルは浮かび上がっただろう。
吹き飛ばされた体は容易にフェンスの外側へ放り出された。
度々くだらない救命番組でとりあげられる奇跡とやらが起きない限り、秋星に待っているのは絶対なる死だ。
もっとも蹴り上げた時に骨の砕ける感触がした。地面に叩きつけられる前に死んでいたのかも知れない。
今となってはどうでも良い問題だったので、後藤はそこで思考を打ち切った。

ひょいと高台から降りると、広川が話しかけてきた。
「てこずったな。」
「妙な相手だった。人間に攻撃を避けられたのは初めてだよ。バカの振りをしているが感覚が他の人間より鋭い。
 他にもあいつのような人間はいるのかも知れんな。」
「彼は吸血鬼と呼ばれていたそうだ。血啜る不死身の化物さ。」
「我々の仲間だな。握手して名刺を渡して、清き一票を、と言うべきだった。」
久々に体を動かしたので後藤は機嫌がよかった。流暢に口から皮肉が出る。
「投票権があるならな。後藤さんも大分、人間じみてきたよ。次は立候補してみるかい?」
「それは御免だな。」

しばらくして仲間が服を持ってくると、後始末を広川に全部押し付けて、すぐに後藤はその場を後にした。
秋星の死体が見つからないことを後藤が知ったのは、交戦から数時間後のことである。

50 名前:田村玲子 ◆bOIWj9Hr0g :2009/01/18(日) 23:41:39
>>47

>>49こちらが次レス案ね。ミス4回目。
そちらの展開次第では最後の一行も消すわ。

あと、>>46の「死因は飛び降り自殺でいいな?殺人鬼。」は一回で良いと思うわよ。

では次の導入は任せるわね。

51 名前:日守 秋星 ◆g.FomaLl7. :2009/01/20(火) 23:28:30
>44

「なあぁぁぁぁぁがぁぁぁぁれぇぇぇぇぇえええっるぅうぅうぅうぅうぅうぅうぅうぅうぅ!」

大洪水の中、生命体の未来をかけて大波に抗うノアの箱舟のごとく……
いや、それは大袈裟。精々が大雨の日の道端の側溝に流される煙草の吸殻のように、
溢れ出た給水タンクの水に飲まれる秋星。

タンクhが崩壊した瞬間、流されまいと手を伸ばしたのか、
それとも引き抜こうとしたのか、未だタンクに突き刺さる得物に手を伸ばす。
足元をすくおうとする流水に耐えて一歩、ぷるぷると手を一杯に伸ばしながら、もう一歩。
とう!と気合を込めて得物を掴んだ瞬間――

「っ……!?」

背中に走る痛みに顔を歪ませ、それでもなお不敵な笑みを浮かべたまま
サングラスの端から彼はそれを見た。

「ちょ……そんなのアリですか!?」

なんと表現していいのか、それは手だった。
成人男性の右手、としか形容出来無い確かな右手だった。
ただ、自立行動しながら指先を刃物に変形させて飛び掛り秋星の背中を斬り付けただけの右手だった。

激しい痛みに耐えかね、突き刺さる得物に身体を預けるように膝をつきかけた……
だが、流れる水の圧力を舐めてはいけない。
腰が水流の中に入った瞬間、一気に増えた対水面積に流水が猛威を奮い秋星を押し流す。
その暴力に頼りの綱の得物はあっさりと抜け……

「なあぁぁぁぁぁがぁぁぁぁれぇぇぇぇぇえええっるぅうぅうぅうぅうぅうぅうぅうぅうぅ!」

大洪水の中、生命体の未来をかけて大波に抗うノアの箱舟のごとく……
いや、それは大袈裟。精々が大雨の日の道端の側溝に流される煙草の吸殻のように、
溢れ出た給水タンクの水に飲まれたのである。


水は高い所から低い所へ流れる物である。
そして、ここは高層ビルの屋上。周囲はすべて低い所な訳で。
ぐるり一周は転落防止のフェンスに囲まれているものの、水には関係なく零れ落ちていく。
しかし、水ではない秋星はフェンスの隙間を抜けることはなく、
それはもう、大雨の日の道端の側溝に流される煙草の吸殻が
グレーチングに引っ掛かるように流水に踊っていた。
そこへ――

「死因は飛び降り自殺でいいな?殺人鬼。」

流れる水に足をとられぬように、軸足に力を込め
人がサッカーボールを蹴るように後藤は高く振り上げ……

「いや、確かに一番近い逃げ道ですけど!!」

自殺なんてのは人生からの逃げであって、この場からの逃走じゃないじゃないかな?
と、この期に及んでまだ、そんな余裕を見せた感想などいだく秋星だった。



52 名前:日守 秋星 ◆g.FomaLl7. :2009/01/20(火) 23:35:26
>>50

おっと、これはミスでした!ごめんなサイ!
と言うわけで>>51が修正したものです。

>>49へのレスは色々考えてみたけど、蛇足っぽいので次の導入と合わせる事にしマス!
蛇足といえばツチノコには足があるんですよ!知ってました!?

じゃあ、導入っぽいの書いてるんで、くつろぎながら少々おまちを!

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