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■ 吸血大殲 夜族達の総合闘争会議室 其の五
- 1 名前:弓塚さつき ◆zusatinwSI :2005/09/14(水) 04:32:37
- ここは吸血大殲の闘争会議を行う場所だよ。
基本的に、第三者の口出しは厳禁。
闘争とは、その当事者によって進められるモノだからね。
文句、感想、突っ込みも、本スレで脚光が浴びるときを待ってるように。
長引きそうな闘争は、各自専用のスレを立てることをお薦めするね。
そっちのほうが、やりやすいはずだから。
- 312 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/02/27(水) 00:17:08
- 確認完了。
それじゃ、明日の夜までにはあげておくわ。
- 313 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/02/27(水) 17:13:10
- ごめんなさい、ちょっと今日の夜は顔を出せそうに無いわ。
申し訳ないけれど一日、時間を頂戴。
木曜には来られるようにするから―――本当にごめんなさいね。
- 314 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/02/27(水) 22:36:04
- 分かったわ。
私から申し込んだ闘争だし、気にしないで。
- 315 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/02/28(木) 14:54:06
- ああ、もう、何度もごめんなさい。
野暮用が思いのほか長引いてしまって。
2月中はこちらに顔が出せなくなってしまったわ……。
3月に入ったらこちらの問題が解決できると思うから。
本当に申し訳ないわ……。
- 316 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/02/28(木) 23:37:21
- 二月って言ってももうおしまいだし、大丈夫よ
時間が出来たらで構わないから
- 317 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/01(土) 21:50:36
- >>867
当てるつもりで放った趣旨返しの弾幕。
最悪、直撃はしなくともダメージくらいは与えられるだろうと踏んでいた弾幕を。
彼女と相棒は無茶な機動でかわして行った。
―――驚きに目を見開きつつも、口元は自然と緩む。
久しぶりに、本当に久しぶりに、楽しい戦いが出来る。
因縁だとか、ルールだとか、そういった一切のものに縛られない戦い。
私は戦いを好みはしないけれど……それでも、血沸き肉踊る気がする。
きっとこれも満月の所為に違いない。そういうことにしておこう。
「―――なかなかやるじゃない。外の人間も捨てたものじゃなさそうね」
相手は一気に急降下した後、一転急上昇。
距離をつめながら再び銃撃の体勢に入った。
微笑みを浮かべたまま、その機動を眺める。
>「だったら、何度でも塵にするわ!」
彼女が叫ぶ。
でも、そうは問屋が卸さない。
「そう何度も塵にはなりたくないわねぇ。痛いし疲れるのよ、再生って」
にこやかに返事をしながら、彼女達の射線から僅かに身をずらし、銃撃をかわす。
「うーん。その飛行機、美しいわね。是非私のコレクションに加えたいところだけど―――ゆずってくれって言っても聞かないでしょうね」」
ふう、とため息を吐いた後懐から一枚のカードを取り出し、通り過ぎてゆく彼女達の背中に向けて、宣言する。
「壊したくはないけど―――敵である以上排除しなきゃ仕方ないわね。神宝『ブリリアントドラゴンバレッタ』」
瞬間。カードに込められた術式が開放され、色とりどりのレーザーと弾が辺りにばら撒かれる。
よく見ればレーザーの発射される方向には法則性があるが、ばら撒かれた弾が回避を困難にする。
しかし難易度は勿論ルナティック。手加減など一切無し。
「果たして貴方は、私からの難題を解くことが出来るかしら?」
人類は難題を解くには十分な時を過ごしてきた。
だが、人類以外はどうだろうか?
- 318 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/01(土) 21:51:01
- お待たせ。
ごめんなさいね、中断しちゃって。
こっちの問題は大体カタがついたわ。
こちらのレスはこんな感じよ。
- 319 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/01(土) 22:36:35
- おかえりなさい。
私の記憶が正しければ、確か最初にして二番目に面倒な部類のだったかしら。
となると戦闘機の大きさじゃ隙間は縫えないわね。
じゃあ、撃墜フラグを立てるわ、そろそろ。
明日の夜にまで挙げるわね。
- 320 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/01(土) 22:37:35
- 少し気になった点
>「だったら、何度でも塵にするわ!」
こういう引用タイプは余り大殲ではみないのよね。
普通に「 」、区別をつけるなら『 』でもいいかもしれないわ。
- 321 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/01(土) 22:39:08
- ただいま。
そうそう。一番最初のカードなのに避けづらいアレ。
ええ、わかったわ。
それじゃ本スレに貼ってくるわね。
- 322 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/01(土) 22:40:18
- あ、なるほど。
助言ありがとう。『 』に直してから貼るわ。
- 323 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/01(土) 22:50:24
- 本スレへの投稿を確認したわ。
後2レスぐらいで撃墜されて地上戦に移行するつもりね。
明日はなるべく早く上げるつもりよ。
- 324 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/01(土) 23:09:30
- 了解よ。
地上戦ね……ふふ、面白そう。
それじゃ、また明日ね。お休みなさい。
- 325 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/02(日) 22:52:26
- 手を翳せば極彩色のレーザーが幾重にも虚空を舞い、無数の花火が散る……なんてのは
子供向けのアニメーションやコミックでの話。実際にそんな事は不可能な御伽噺である
からこそ、人はその手に刃や銃器を携え、鉄火を以って化け物を殲滅する。そんな前提
を嘲笑うかの様に其れは可不可の壁を飛び越え、色彩豊な光の線で描かれた立体絵図を
この空域に具現化させる。その見た目の美しさとは裏腹にモーラが感じたのは戦慄だった。
ありふれたブラウン管の中の出来事であれば、何時の時代もよく飽きないわねと一笑に
付した所だが、今回は私がそのブラウン管の中に居る。眼に映る七色の光と白球は確か
な質量があり、熱を持つ。直撃しようものなら、童話にある怒れる龍の顎に噛み砕かれ
た哀れな獲物の様に塵ひとつ残りはしないだろう。迫る死の予感を前にして、背に冷た
いものを走る―――――そんな中、投げ込まれる言葉。
『果たして貴方は、私からの難題を解くことが出来るかしら?』
………そして、その言葉で理解否再確認した。確かに仕掛けてくる事は今まで見た事も
聞いた事もない想定外の業。だが、その裏は今まで戦ってきた、殲滅した化け物どもと
何等変わりはしない。何時も高みから見下し、他者を一方的に蹂躙し、その足掻く様を
見て興じ、飽きればその命ごと廃棄。そんな事は許せないし、許さない。誰かが、私が
負の連鎖を断ち切らなければならない。
「その物言いそのものが既に狂っている、間違っているって事に気づきなさい!」
相対距離350M/高度180M/時速140キロ
三次元で複雑に組まれた光の迷路。翼を含め10M弱あるこの巨体では無傷で抜ける事
は到底叶わない。そう、「無傷で」抜ける事は叶わない。迫る黄の光を避けるべく操縦
桿を左へ。黒鳥は左へと翔ける方向を変え、今までに無く機体が上下に激しく揺れる。
おそらくレーザーが機体の腹を掠めていったか。痛みにのたうつ機体にフルスロットル
で鞭を入れ、更なる飛躍を強制させ、機関銃のトリガーは引きっぱなし。吐き出される
鋼鉄の既に機体は殲滅の意思もこの狂った光の空間と比較してあまりに矮小。先程から
機体の声色が微妙に狂って聞こえるのもきっとそれを身を以って自覚しているからか。
相対距離250M/高度230M/時速170キロ
各計器の数値が目まぐるしく変わる。詳細なチェックは既に必要が無い。狙いは既に明
確。その目標に向かって機体を疾らせるのみ。操縦桿の上下左右による僅かな制御で赤
や青で造られた光の隙間を押し通る。ただし、その隙間には幾つも小さな光球が障害物
として敷設されており、侵入者を阻害する。
相対距離160M/高度260M/時速180キロ
狂ったパーティーのクラッカーがぱん、ぱんと弾ける音が聞こえる。その度機体が激し
く、揺らぐ。コックピットから見ると、左翼右翼上下二枚ともところどころに虫食いの
様に穴が開いている。空を翔る為に必要な翼が今砕かれつつある。しかし、それでも、
問題は、ない。
相対距離100M/高度290M/時速186キロMaximum
神話では蝋の翼は大いなる光で溶かされ、墜落を余儀なくされた。現在、布張りの翼は
幾つもの弾に撃ち抜かれている。その先の待つのは神話と同じ悲劇か。……NO。狩人は
自身もそのエモノも目標殲滅の為のツールに過ぎない。墜落、あるいはそれに準ずる結果
となっても相手を殲滅出来れば目標のひとつは達せられた事にはなる。
そうして、縮まる、零に近づいていく距離、これが意味するものは。
- 326 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/02(日) 22:53:07
- なんだかんで微妙に時間かかってるわね(苦笑
見ての通り、KAMIKAZE
これ以上ない撃墜フラグとおもうわ
- 327 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/02(日) 23:16:50
- いえいえ、こっちも散々遅れちゃったしね。気にしないで頂戴。
確認したわ。
なるほど、ボロボロの機体で突撃ね。
撃ち落すと私も爆発に巻き込まれそう。
- 328 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/02(日) 23:20:43
- これでいいかしら。
ああ、地上戦があるからぶつかる前に飛び降りるわよ、中の人は
- 329 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/02(日) 23:30:58
- ええ、大丈夫よ。
こちらのレスは明日の夜にはあげるわね。
なるほどね。
飛び降り了解したわ。
- 330 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/02(日) 23:39:26
- 本スレ867は最後の一行が抜けてたから、後で修正依頼しとくわ。
一応、報告ね。
どうとでもしてあげて。
これはもう結末は1つしかないでしょうから。
地上戦も基本は現代携行兵器のみ。
ひとつだけ未来武装を使うけど、それは以前の馬の代案。
まあ、たいしたものではないわ。
それではお疲れ様。
- 331 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/02(日) 23:56:08
- 投下確認。
現代の兵器って、私にとっては珍しいから―――逆に戦いにくいかも。
月時代にそれっぽいものを見たことはある気はするけど、あんまり覚えてないから参考にならないし(何
じゃ、またね。おやすみ。
- 332 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/03(月) 21:55:40
- 申し訳ないけれど、ちょっと時間を頂戴。
考えてたのがどうしても気に入らなくて―――練り直すわ。
水曜日のこの時間にあげるようにするから……我侭言ってごめんなさい。
- 333 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/03(月) 22:15:38
- 分かったわ。
何か分からないとか戸惑ってるとかあれば遠慮なく言ってね。
慣れてないのは確実にあるでしょうから。
- 334 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/03(月) 23:16:30
- ええ、ありがとう。
貴方がそうくれると言ってくれると本当に心強いわ。
気になったことがあれば、すぐに質問させてもらうわね。
それじゃ、ちょっと待っててね。
また水曜に会いましょう。
- 335 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/05(水) 21:36:39
- >>869
当たり判定の大きな機体だから、すぐにでも被弾して墜落していくだろうと想像していた。
良く避けてはいるが、現に被弾している様が視認できる。
だが、彼女とその相棒は一向に墜落していく気配がしなかった。
むしろ、こちらに向けられる殺気やら戦意は増している。
―――この弾幕を目前にして、気が萎えないなんてねぇ。
相当な修羅場をくぐって来ているみたいね。
見た目は私と変わらないくらいなのに。
一体、どんな体験をしてきたのかしら……。
彼女の機動を一歩も動くことなく、目で追いかけながら。
彼女の生い立ちなど、頭の中で色々な想像が浮かんでは消えていく。
……一瞬のあいだ思考の海に沈んでいた私を、彼女の叫びが現実に引き戻す。
『その物言いそのものが既に狂っている、間違っているって事に気づきなさい!』
狂っている、と断じられてしまった。
間違っている、と否定されてしまった。
だが―――。
「あら、私が狂っているのは初めから。間違っているのもまた初めからよ?
私は狂気の姫であり、永遠の罪人なんだから―――あはははは」
手の中でスペルカードが燃え尽きていく。
効果時間終了寸前のその最後の数秒間、色とりどりのレーザーが発狂したかのごとくその数を増す。
笑い声と共に無数の弾が彼女と相棒に殺到する。
ばら撒いた弾が翼に風穴を開ける。
極彩色のレーザーが胴体部分を舐める。
しかし、それらは全て―――致命傷とはなりえなかった。
弾幕のことごとくをギリギリでかわされる。
急所に当たるはずの弾が当たらない。
落としたと思った瞬間、機銃を放ちながら目前に迫る彼女と相棒。
一瞬、背筋に寒いものが走る。
この感覚は「あの」巫女と対峙した時と同じ。
なんて―――楽しいんだろう。
「あはははは、いいわ、すごくいいわよ貴方! こんなにドキドキするのはあの夜以来!! 」
全身に鳥肌をたてつつも高く高く嗤いながら、気弾を放つ。
被弾、被弾、被弾、右腕脱落、被弾、左腕損傷、被弾、大腿部損傷、被弾、被弾、胸部損傷出血大
しかしそれらは全て無視。目の前の彼女らに集中する。
動き辛くなった左腕を相手に向け、さらに気弾を放出。
―――狙いは機体の心臓部。機首のエンジン、ただ一つ。
- 336 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/05(水) 21:37:23
- お待たせ。
こんな感じでどうかしら。
- 337 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/05(水) 22:41:42
- お疲れ様
お見事、正直、驚いてるわ。
あのスレの人達は本当に侮れないわね。
それじゃあ、墜落させましょうか。
やっと地上戦、戦闘機は描写が資料が無くて本当に困ったわ(自業自得
- 338 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/05(水) 22:47:48
- あら、褒めてもらえるなんて光栄ね。
ふふふ、ありがと。
地上戦も楽しみにしてるわ。
じゃ、これを貼って来るわね。
- 339 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/05(水) 22:56:16
- ええ。
では明日の夜、最悪でも明後日までにあげるわ。
私も少し柔軟にやってみようと思ったし。
- 340 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/05(水) 23:02:41
- 了解よ。
それじゃ、またね。おやすみなさい。
- 341 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/06(木) 23:19:06
- ちょっと調整で時間がかかりそう。
明日の夜になるわ。
後、もう地上戦移行フェイズまでこちらで進めていい?
- 342 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/06(木) 23:49:57
- ええ、その辺りは全てお任せするわ。
焦らないでゆっくりやってね。
- 343 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/07(金) 21:56:44
- ごめんなさい。
今夜立て込んでいて無理かもしれないわ。
どんな最悪でも明日の夕方までには仕上げるけど(苦笑
- 344 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/07(金) 22:07:57
- ええ、わかったわ。
のんびり行きましょう。
- 345 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/08(土) 20:52:45
鉛の鼓動に
背骨がきしむ…
命の重さに翼は
しなる…
鉄の棺は音より速く、
心の糧を過去へと飛ばす
長い眠りから叩き起こされて、再び、飛べるとは誰も思ってなかっただろう。
皆、倉庫の片隅で埃を被って、そのままゆっくりゆっくり朽ちていくものと思っていた。
生き残って余生と言うと聞こえはいいが、創られた本来の意図から考えれば不本意そのもの。
それが何の因果か再び空を翔け、果てには異郷の地を飛び、火花を散らす等、
数多く創られた其れの同胞の誰もがした事のない経験に違いない。
確率にして七百分の一、0.0014%以下で辿られた数奇な旅路。
その果てもまた凄惨だった。
被弾→四枚の翼、左右、上下、有象無象の区別無く孔だらけ
被弾→孔から血の代わりにごうごう気流が吹き抜け
被弾→更に増える孔、通る風の圧力は右肩上がり。本来の強度を失った翼は風の圧力に屈し
⇒右翼脱落
被弾→当然、片方の翼も同じ
⇒左翼脱落間近
被弾→胴の部分も見慣れない黒い点が無数。点から黒煙がブスブスと立ち昇る。
⇒右胴下部損傷拡大中
被弾→既に空を飛ぶ為の体裁は何処にも成していない五体不満足、露になるビス止めの心臓
被弾→慈悲も容赦も無く其処に突き刺さる光
⇒爆発、閃光
ひとつの花火となって周囲を眩しく照らし、其れは本懐を遂げる。。。
完
かくして空の舞台は掃けた。空も地に在る森も静寂を取り戻し――――ぼん、と下の森から
二発目の花火が上がった。花火の号名は「毒針」。その針はおよそ1、5メートルと巨躯を
誇っており、炸裂すれば、一発目の花火に負けず劣らず、派手なものになる事は疑いない。
- 346 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/08(土) 20:53:34
-
詰まる所、戦略は単純だった。殺しても蘇り、死なない。確かに前代未聞の脅威である。
しかし、死なないと言う事はイコール倒せないとは限らない。
――――痛いし疲れるのよ、再生って
死ななくても、あの化け物は確かに痛みを感じて、疲れもしている。。人並みというには
おかしいが、感覚は確かに持っているのだ。なら、与える痛みと疲労の限度を超えさせれば、
活路を開く事は可能だろう。後は残った手札で其れを出来るかどうかの問題だ。
私は機体が爆発する直前にコックピットから武器の詰まったサック片手に眼下の森へと飛び
降りる。高度三百メートル強、普通の人間なら確実に死ぬ高度。無論、化け物であってもま
ともに地面に激突すれば原型を留めない肉塊になり果てる。
しかし、幸いにも下は平地でなく森である。鬱蒼と茂る木々の枝をクッションとして、衝撃
を緩和すれば、生き残る事も可能な筈だ。こういう時の為の無意味に頑丈な身体なのだから。
そして、飛び降りる瞬間に私は人外の視力を以って『視る』。眼下の森を、否、森という総
体ではなく、木々を見定める。どの木がより多くの枝を持ち、より盛大に茂っているか。
つまり、クッションになってくれるかを選び取り、最も適していそうな大木に向かって飛び込む!
………着地までに要した時間は十秒足らず。枝がクッションになったとは言え、衝撃が零には
程遠い。身体の節々ずきずきとが痛む。切り傷、打ち身多数、肋骨の何本かは折れている。左
上腕部の骨はおそらく皹が入っている筈。それでも、問題は、無い。少し時間があれば、跡形
も無く治ってしまう、そういう呪われた体なのだから。が、今はその少しの時間も惜しい。ア
レには一切の猶予を与えてはならない。サックに手を伸ばして、『武器』を取り出す。
FIM92 "Stinger"本体起動。右肩に固定。上空に浮かぶヒトガタに照準を合わせ、
「塵は塵に!」
トリガーオン。バスンと音がして、ミサイルが目標に向かって撃ち上げられる。本来は対戦闘
機用の銃火器。人間に使えば跡形も残らない。
………一体、あと何回殺すのかしら
- 347 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/08(土) 20:55:04
- 結局、日が暮れてるし(死
爆発前に飛び降りて、森にまぎれてスティンガーで砲撃。
戦略も一応明らかに書いたわ。勝てるわけないだけどね(何
- 348 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/08(土) 22:26:39
- ごめんなさい、今確認したわ。
なるほどねぇ―――スティンガーで撃たれるなんて。
幻想郷じゃ絶対に経験できないわね。
うん、それと。機体にも黙祷を捧げたくなるわ。
老体に鞭打って、こんなところで果てる。悲しいけど、美しいわね。
- 349 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/08(土) 22:42:09
- まあ、最大の焦点はごっこ遊びじゃなくて殺し合いで不意打ちとか何でもありだから、
その点でモーラ頑張るしかないわね。大変ね(また他人事風に
じゃあ、これで貼ってきていいかしら?
- 350 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/08(土) 22:46:03
- こっちは死んでも「あー痛かったー」で済むから、
不意打ち騙まし討ち、なんでも思う存分やって頂戴ね。
私、あんまり体力に自信がないから(何
ええ、それで大丈夫よ。
- 351 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/08(土) 22:57:07
- あっと、レス番指定忘れてるわね
後で修正依頼出しておくわ。
じゃあ、精々にいぢめてあげて(何
それが売りだから
- 352 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/08(土) 23:06:33
- 確認完了よ。
ふふふ。それじゃ可愛がってあげるわ(何
明後日の夜までには上げるわね。
明日中にはちょっと無理かもしれないから、余裕を持って、ね。
- 353 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/08(土) 23:10:59
- ええ。あわてなくていいわ。
それでは今夜はここまで
おやすみなさい。
- 354 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/10(月) 22:22:18
- >>871 >>872
各所に穴が開き、ずたぼろの姿になっても墜落せずに目前まで迫る彼女の相棒。
私は寡聞にしてこのツワモノの素性を知らないが、きっと外の世界では名の知れた戦闘機であったのだろう。
「彼」もしくは「彼女」と言うべきか―――どちらが正しいかは判らないが、
このツワモノからは、確かに誇りと挫けぬ心を感じ取れた。
永琳には機械に心なんて存在しない、と言われてしまいそうだが、私は確かにあのツワモノの『心』を感じた。
そして……散り際も見事なものであった。
最後の最後の瞬間まで、私の喉笛を噛み千切らんとしていた。
その様はまさに―――誇り高き『戦士』。
「―――貴方の戦さぶりと勇名は、永遠に残るでしょう。私が、約束するわ……。
今はゆっくり休みなさい、外の世界の誇り高き戦士よ」
爆散していく姿を見送った後。
ボロボロになった左手を胸に当て、瞑目する。
こんなカタチで、あの子を破壊したくはなかった―――。
もっと違う形で出会っていたのなら―――
ぼん。
爆裂音と共に思考は強制中断。
一拍遅れて全身を激痛が駆け巡る。
―――くっ、しまった……操縦手の彼女を見失っていたわね……。
今更ながら、戦闘中であったことを思い出す。
体の機能をざっとチェック。
右腕欠損、左腕脱落寸前、右大腿部損傷大、左脚大腿部から下欠損、胸部腹部重度の火傷―――。
「これはダメね……。ああ……もう!服が原型を留めてないじゃない!」
地面へ向けて落下しながら、特に狙いは定めず弾幕をばら撒く。
大きな弾が一定の間隔で地上へ向けて着弾していく。
「しかもねぇ、折角人が感慨に耽っていたというのに邪魔をするなんて。無粋よ、貴方!」
やり場の無い憤りを弾に込めてばら撒き続ける。
木々が薙ぎ倒されるのが見えるが、そんなことは気にしない。
木はいずれ生えて来る。これくらいでへこたれるほど、自然は柔ではないことは重々承知している。
特に地上の自然はしぶとい。月のモノとは訳が違う。
しばらく自由落下した後、地上に激突。
体が文字通りバラバラになった―――当然、とても痛い。いかな蓬莱人とはいえ、痛覚はある。
普段の生活では大きなメリットだが、こと戦いの場においてはデメリットにしかならない。
痛みに顔を歪めながら、体を再構成する。
傍目からは傷も全て回復しているように見えるだろうが、痛みは痛みとして記憶されてしまう。
体の傷は消えても、脳―――魂に刻まれた痛みはそう簡単には消えない。
しかも再構成にはかなりの体力を使う。
そう何回もリザレクションは出来ない……あの焼き鳥は例外だ。
私はあいつと違って死に慣れていない。あと復活できるのは二回くらいか……。
しばらくその場でへたり込んでいたいが、今は戦闘中。そんなことは出来ない。
どうにか動いて、手近な木の幹に身を隠して様子を伺う。
「―――っはぁ、はぁ……ほ、本当に訓練しておくべきだったわ。これじゃ押し切られちゃいそう……」
- 355 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/10(月) 22:22:54
- お待たせ。
こんな感じなんだけど、どうかしら。
- 356 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/10(月) 22:33:13
………………………………………………
…………なんて空気の読みっぷりかしら!
モーラはさつきとほんの少しレシオが上なだけ(ポテンシャル考慮せず)なのに!!
- 357 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/10(月) 22:35:08
- あ、これ、褒め言葉よ。
まさか、ここまでやられてくれるとは思わなかったわ、いい意味で。
うん、全く問題ないわ、ぐっじょぶといえばいいのかしら。
- 358 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/10(月) 22:44:42
- …………。
な、なんてことなの!無意識にノンカリスマモードに入ってしまっていたわ!
まあ、ほら。
やられるのは結構好きだからね(何
それじゃ、コレ貼ってくるわね。
- 359 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/10(月) 22:47:38
- ええ。いってらっしゃい。
- 360 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/10(月) 22:58:09
- 確認、と。
後は銃撃戦ね。
目測決着まで4レス(4ターン)ぐらいかしら。
- 361 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/10(月) 23:03:54
- そうね。4ターンもあれば決着がつくと思うわ。
私もそんなにリザレクションできないしね。
- 362 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/10(月) 23:06:14
- それじゃ、明日の夜には返すわ。
後は調べ物はしなくてもいいから大丈夫でしょう。
後、私の雑感だけど、輝夜はもう普通に誰とでもしっかり闘争になるわよ。
私が太鼓判を押してもいいぐらい。
- 363 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/10(月) 23:19:54
- ええ、了解よ。
あとはノリでいっちゃいましょう?
その言葉……本当に嬉しいわ。
こんなに良い経験をさせて貰えたのは、私にとって財産よ。
貴方には感謝しているわ。ありがと。
- 364 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/10(月) 23:22:24
- こっちこそ。
それでは今夜はここまでね。おやすみなさい。
- 365 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/10(月) 23:28:03
- ええ、それじゃあね。おやすみなさい。
- 366 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/11(火) 21:46:06
-
天から降り注ぐ極彩色の光の雨。
恵みを齎す水色の雨とは違い、其れは徒、破壊のみを齎す。
閃光・轟音・爆発の三重奏。晴れのち不毛。
そうして、木々が薙ぎ倒され、草花は塵と化し、地面が抉れ、そこに潜む私は退避を
余儀なくされる。
兎に角、遮蔽物を利用し、ゲリラ戦を展開しないとと話にならない。
元々、狩人と化け物の戦いの構図は単純な力では話にならない。どれだけ意識の死角
を突くか、これに狩人の意識は集約される。今、行うべきはアレの集中力を奪い、疲
弊を誘い、殺し続ける事、それも速やかに合理的に。その為の切欠を探さねば………。
「それなら、地面に激突する貴方の方が無粋を通り越して、喜劇ね!」
墜落してきた化け物を木陰から挑発しつつ、役目を果たしたスティンガーを地面に投
げ捨てる。サックの中から爆弾を取り出し、足元にセット、デジタル表示で示される
数字は00:30。右手首に嵌めた腕時計のタイマーも同じ数字に設定。
<00:25>
可能な限り、息を潜め、身を屈めて草叢に隠れつつ、爆弾から離れる。相手も木陰に
隠れて、様子を伺っている様子。
<00:18>
私も相手も互いの正確な位置は分からない。幾らヴァンピール故に夜目が利くと言って
も、完全に隠れる事に専念されると捕捉するのは難しい。
<00:12>
ならば、相手から自分の位置を示させれば良い。至って、シンプルな答えが導き出さ
れる。
<00:08>
囮の爆弾が爆発すれば、そこに釣られて攻撃を仕掛ける筈。その間隙の数秒で決着を
つける。……爆弾から距離はかれこれ50メートル。これだけ離れれば問題はない。
<00:05>
残り5秒。私はサックから取り出したイングラムM10を右の手に構え、時を待つ……。
あの化け物を殺し続ける策はもう完成している。後、必要なのは私の覚悟だけ。
<00:01>
SHOW DOWN!
- 367 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/11(火) 21:49:58
- かくれんぼ→囮爆弾設置→隠れながら移動→爆弾爆発直前
繋ぎのレスね
策って言っても、延々心臓狙いで心臓を潰し続けるだけ。
生き物なら心臓潰されると、それ以外の機能が直ぐに停止するでしょう。
まあ、再生されるとどうしようもないけれど、再生するまでは心臓は動かない
心臓が動かないなら他のところも機能するはずがない。
手から弾幕だって撃てないだろうから、事実上無力化。
――――――つまり、ずっと心臓潰し続ければ勝てるって算段。
- 368 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/11(火) 21:50:59
- まあ、甘いわよね(何
- 369 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/11(火) 22:54:10
- ハデで良いわね。
弾幕戦とは一風変わった楽しみがあるわ。
確かに体のつくりはヒトと同じだから、心臓狙いされたらお手上げね。
弾道を見切れるほどの超人的な反応速度とか無いし。
―――いや、良い点突いてると思うわよ?
私は普通の蓬莱人だもの(何
- 370 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/11(火) 22:55:11
- でも、弾幕放つのに手はいらないでしょ(何
これでいいかしら。
- 371 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/11(火) 22:57:25
- ああ!(ぽん)
そうね、そうね。『出ろー』って念じたら出るのが弾幕だもの(何
ええ、問題ないわ。
- 372 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/11(火) 23:01:30
- 貼ってきたわ。
モーラにはきっと死兆星がみえるわね(何
じゃあ、今週以内を一応の目処にしましょう。
- 373 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/11(火) 23:13:28
- 確認完了よ。
今週以内ね。了解、そうしましょ。
こちらのレスは明日上げるわ。
それじゃ、おやすみなさい。またね。
- 374 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/12(水) 21:20:39
- >>874
―――本当に、不味い状況ね。
肩で息をしながら、心の中で呟く。
リザレクション……蘇生の繰り返しで体力が尽きつつある上、不慣れな地上戦に持ち込まれてしまった。
空を飛ぶ手段を持たないが、戦闘慣れしている彼女。
自由気ままに空を飛びまわれるが、お世辞にも戦闘が得意とは言えない私。
両者を比べるまでもなく、地上では彼女が圧倒的なアドバンテージを有している……とは言え。
この時点で負けを認める気など毛頭無い。
戦う前から負けだなんて、絶対に認めない。
―――私は永遠亭の主、蓬莱山 輝夜。
この名に掛けて―――いえ、名前はわりとどうでもいいんだけど、とにかく。
あの子が幻想郷内でこれ以上暴れないとも限らないし、ここで止めておく必要はある。
打ちのめせば大人しくなって、話を聞くことも出来るようになるだろう。
元の世界に返すことだって決して不可能ではないはずだ。
あの子のためにも、幻想郷のためにも。ここで負けるわけにはいかない!
いざ心を決め、相手への攻撃の仕掛け方を思案し始める。
不慣れな戦ならば、後の先をとることが大切だ―――と、確か、鈴仙が言っていた気がする。
相手の技量が上か、そもそもどのような力を持つのかが不明な場合は、
相手の攻撃を一旦受けた後に反撃の手段を考えろ、と。
まあ、あの子が何もせずに時を浪費するとは考えにくいし、この案を採用することに何の問題もない。
先程空中から攻撃した例もあるし、先に仕掛けて効果的な攻撃になるとも思えないから、これで行こう。
そう決意した瞬間、彼女から罵声が飛ぶ。
『それなら、地面に激突する貴方の方が無粋を通り越して、喜劇ね!』
ビキビキッ
―――落ち着くのよ、私。あんな見え透いた挑発には乗らない……乗らないんだから……!
逸る気持ちを抑えきれず、手には一枚のカードを握っていた。
……だが、まだだ。まだ仕掛けるタイミングではない。
深く息を吐いて、心を落ち着ける。
一度、二度、三………………
三度目の深呼吸が終わる寸前に、激しい爆発音が響く。
「―――! 来たわねッ! 食らいなさい、神宝『サラマンダーシールド』ッ!! 」
反射的に木陰から飛び出して、カードを掲げ宣言する。
辺り一面に広がる、木々を焼き尽くさんとする炎はまさに火竜のごとし。
更に広範囲攻撃に加えて、彼女が潜んでいそうな辺りには炎を纏ったレーザーを打ち込む。
これで逃げ場はほとんど無い。
例え仕留められなかったとしても、炙り出した後にゆっくりと狙い撃ちをすればコトは済む。
挑発によって少々、冷静さを欠いていたと思わなくもないが、まあとにかく後の先らしきものは取れた。
後のことは後に考える!
- 375 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/12(水) 21:22:50
- ということで。
クールになりきれない私でした、まる。
挑発で熱くなった所に爆弾破裂。
ついつい飛び出して体を晒しちゃった、ってところね。
- 376 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/12(水) 22:27:53
- この闘争でのモーラの絶頂が遂にやってきたわね!
………1レス限定で(何
ええ、全く問題なしよ。
とりあえず、次は心臓に向けてマシンガンうちまくって、
零距離まで駆け抜けて尚も打ちまくるみたいな感じでいいかしら。
- 377 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/12(水) 22:33:31
- 思う存分やっちゃって頂戴。
それ相応に反撃するから(何
それじゃ、貼ってくるわね。
- 378 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/12(水) 22:54:22
- 確認。
では次の夜にあげるわ。
オーバーキルしまくるけど、問題ないわよね?(何
- 379 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/12(水) 22:57:27
- 問題ないわ、当然。
私は死なんよ!何度でも甦る!(某大佐風)
- 380 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/12(水) 23:00:48
- じゃあ、殺しまくるわ^^
次の夜にまた会いましょう
お疲れ様
- 381 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/12(水) 23:08:10
- お手柔らかに……ね?(弱気
ええ、それじゃまたね。おやすみなさい。
- 382 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/13(木) 22:50:39
- >>875
あらゆる化け物は心臓を破壊されれば、生き返ることは出来ない。
しかし、目の前の其れはかかる不文律すら超越している。
ならば、心臓を破壊する事は無意味なのか?
『NO』。化け物の左胸に照準セット。引き金が落ちる音がカチリ。
パラパラパラ
目標の雪の様な白い左胸にぽんっと赤い華が咲いた。鉛の弾が皮膚をその灼熱で焼き、
食い破り、中の赤い肉を掻き分け、生命の源たる心臓へと殺到する。一の弾でも届き
さえすれば致命傷。それほどにこの器官はデリケート。何せ、ここから血が全身に行
き渡らなければ、思慮を司る脳も命令を遂行する四肢も満足に動作をしなくなり、最
後にはその機能を停止を余儀なくされ、結果、死に至るこの化け物はそれでも
しつこくしつこく新しい心臓を創り出して
パラパラパラ
トリガーを引きっぱなしにしながら、あいた左の手でサックを掴んで踏み込む。照準は
左胸のまま依然固定。銃口から吐き出された9mmパラベラム弾が更に貪欲に化け物のハ
ートを貪る。右心室は既に鉛弾で満席、立ち見も不可。左心室もそろそろ満員御礼。溢
れた乗客は両の心房に殺到し………コンディションオールレッド。全身に送られる予定
の血が行き場を無くし、鉛弾によって穿たれた孔から噴出。化け物自身を真っ赤に染め
パラパラガツン
そのまま化け物に体当たりして押し倒して、カチリとイングラムが空虚な音を立て限界
を訴える。イングラムを投げ捨て、左手のサックから漁る。何でもいい、殺す事が出来
れば。ゴツリと冷たい鉄の感触。其れを引っ掴んで化け物の左胸に押し付けて、まだ引
き金をパラパラパラ。手にしたスコーピオンがその毒を炸裂。
ビクビクと痙攣する化け物の身体。それは単に銃撃への単なる反射(リアクション)?
いいえ、まだまだ新しい血や肉片が飛び散ってる。これだけ撃ってるのに風孔も開かな
い。普通は向こうが見通せてもおかしくないぐらいにオーバーキル。それはしぶとくし
ぶとく血や肉が補充されてるから。ねえ、それは何人分の血肉?命?いい加減にしてく
れないかしら。むせ返る血の匂いでこっちが卒倒しそうよ。化け物でも血の温かさと香
りだけは一人前。全く、忌々しい。そうして、スコーピオンもカチリとギブアップ。面
倒の極みね、でも、まだまだ追加はあるわよ。撃って撃って殺して殺して
- 383 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/13(木) 22:51:17
- 立て込んでてちょっと遅れたわ。
うーん、まだ足りないかしら
- 384 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/13(木) 23:05:25
- ―――凄いわね、本当に。
このまま死んじゃっても良いくらいに素晴らしい殺しっぷりね。
私は十分だと思うけど、不満があるのなら練り直してもいいんじゃない?
- 385 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/13(木) 23:09:57
- うーん、一応、これで。
貼るのは次の夜にでいい?
路線変更はないから、加筆修正の余地があれば次の夜にするってことで。
- 386 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/13(木) 23:17:39
- ええ、OKよ。
- 387 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/13(木) 23:18:32
- では、その方針で
後は好き勝手に料理してあげて
多分一発で終わる紙装甲だからw
- 388 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/13(木) 23:22:55
- ふふっ、了解。
さーてと、どんな風に可愛がろうかしら?
楽しみだわ!
それじゃ、またね。お休みなさい。
- 389 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/14(金) 04:13:38
- 目が覚めて手持ち無沙汰だったから、若干の加筆修正を加えて投下したわ。
- 390 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/14(金) 22:53:56
- 確認したわ。
こちらのレスは明日の夜には投下するわね。
- 391 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/15(土) 02:14:04
- …………今気づいたわ(死
ええ、了解、待ってるわね。
- 392 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/15(土) 16:33:25
- >>876
―――?
体に、衝撃、が、走る、
一拍、遅れ、て、激しい、痛み、が―――
ふと、見ると、彼女、が、駆け寄って来てい、る
手、には、銃、それ、を乱射……いや、確、実、に、私の、心臓を潰―――
「―――あ」
「ああああああああああああああああああああああああああああ! 」
どすん、と、鈍い、衝撃、彼女が、私、を、突き飛ばす、更に、銃撃、
銃撃、銃撃、銃撃、銃撃、銃撃、銃撃、銃撃、銃撃、銃撃、銃撃、銃撃、銃撃、銃撃、銃撃、銃撃、銃撃
銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃
銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃
銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃
銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃
銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い、死ぬほど痛い。
再生も追いつかない、再生した瞬間に穿たれる。
何度も何度も何度も何度も死ぬ。
絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望、ただひたすらに絶望。
一縷の光すら絶えてしまった真っ暗闇。
私の人生ゲームオーバー。
永遠にずっと彼女のターン。
……永遠?
物質に永遠なんてものは、存在しない。
弾薬は撃てば無くなる。
武器も使えば損耗する。
いくら永遠に攻撃し続けるかに思えても、限界はやってくる。
それは物質である以上仕方の無いことだ。
だけど、私は―――永遠と須臾の罪人。
永劫赦されることの無い罪を背負い、永遠に生き続ける。
体が滅したとしても、魂は消え去らない。そういう『薬』を飲んだから。
ゆえに―――この私は永遠そのもの。『永遠に等しい』程度では、太刀打ちできない。
ゼロと1の間には、大きな大きな差があるということを、今、示す。
「あああああああ―――はあ。痛かったわ。ねぇ? か弱い少女の心臓を狙い撃ちだなんて酷いじゃない」
再生場所、彼女の背後。衣服も含めて全て完全再生。
でも……これでもうお釣りはなし。正真正銘最後の再生。
体力は限界で膝が今にも笑い出しそうだが、必死に堪える。
「ねぇ? すっごく痛かったのよ?それはもう死んじゃうくらいにね」
背後から抱きついて、彼女の耳に軽く息を吹きかける。
……体力が尽きていることを悟らせないように、余裕ぶった表情を見せておかねば。
「ふふふ、でも凄く貴重な体験が出来て嬉しかったわ。貴方も体験してみない? きっとセカイが変わるわよ? 」
ニタリと大きく嗤って、懐から一本の枝を取り出す。
その枝には七色の玉が生っていて―――その全てが、弾幕の素となる。
「ふふ、ふふふふ……貴方にとっておきの夢を見せてあげるわ」
言い終わると共に枝を振り上げる。
神宝「蓬莱の玉の枝 -夢色の郷-」
辺りが昼かと思うほどの明るさに包まれる。
その明るさの元は全て弾。隙間が見えない密度の七色の弾。
今までとは比較にならないほどの弾幕が彼女と―――私を襲う。
抱きついた体勢のまま、私は高く嗤う。
「あははははは、あはははは、楽しいわ! 楽しすぎて―――」
死んじゃうわ。
- 393 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/15(土) 16:36:56
- あら、ちょっとバランスが悪かったわね……まああとで修正するわ。
ということで、おかしな時間に投下。
適当な時間に見ておいて頂戴な。
私のターンはこれでおしまい。
特攻のお返しということで、ね。
- 394 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/15(土) 22:07:15
- モーラ、女房思いのいい奴だったわね(違
では、こっちのレスは次の夜にあげるわ。
本当に短い絶頂だったわね、蜻蛉並
- 395 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/15(土) 22:13:45
- ムチャシヤガッテ(AAry
了解よ。
ああ、でも、もうこっちは切り札切っちゃったから……。
- 396 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/15(土) 22:16:10
- 途中送信!?
なんてこと、この私がミスをするなんて!
で、続きね。
こっちはもう攻撃の手段は無しよ。
次死んだら、復活は無し。少なくともこの闘争中はね。
- 397 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/15(土) 22:21:40
- 大丈夫
モーラの死亡はコーラを飲んだらゲップが出るくらい確実だから
仮に最後の攻撃をしてもどうがんばっても相打ち→モーラ昇天ぐらいね
後目測2ターンぐらいでおわるかしらね
- 398 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/15(土) 22:27:51
- あら。死んじゃうの?
別に生き残ってもいいのに。
ああ、そうそう、凄く申し訳ないんだけど……。
月曜以降ちょっと予定が立て込んじゃってね。
明日の貴方のレスに対する返事を書き込めるのは、早くても来週末くらいになりそうなの。
本当にごめんなさい。
- 399 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/15(土) 22:29:17
- 来週?
分かったわ。
ではそれまでに練っておくわね、お疲れ様。
- 400 名前:『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/15(土) 22:38:06
- ええ、日にち的に言えば20日以降ね……ごめんなさい。
貼り付け完了。
それじゃ、またね。おやすみ。
- 401 名前:[-{}@{}@{}-] 『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/19(水) 23:15:48
- 予定通り、というかちょっと早いけど復帰。
今日以降ならばもう大丈夫よ。
とりあえず、ご報告までに、ね。
- 402 名前:[-{}@{}@{}-] 『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/19(水) 23:17:21
- ……見たことのない奇妙な記号列が頭に付いてる!?
何なのかしら、これ……。
- 403 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/20(木) 02:41:52
- それは焼き鳥っていって、特定のホストに対する警告だったかしら。
単に巻き込まれてるだけでしょうし、実害はないはずだから大丈夫よ。
他のスレでもこれついてるヒトいるしね
- 404 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/20(木) 02:42:34
- 了解
では次の夜にはあげるわ
- 405 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/21(金) 00:28:05
- 今帰ってきたわ(苦笑
今夜中にあげるわね。
流れとしてはフルボッコされて力尽きる描写。
これで死亡にしたいけどいい?
- 406 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/21(金) 00:34:09
- って、時間感覚が我ながら狂ってるわね(死
一応報告だけ。
とりあえずシャワー浴びて書いてくるわ。
こちらにまずあげておくわ
- 407 名前:[-{}@{}@{}-] 『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/21(金) 00:46:05
- ミテルワヨー
遅くまでお疲れ様。
今日は寒かったし、体には気をつけて頂戴な。
ええ、その流れで問題ないわ。
〆の描写は―――どうすればいいかしら。
- 408 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/21(金) 00:58:36
- 「月」をみあげてとか簡単でいいとおもうけどね
モーラは別に書いても書かなくても、みたいな
闘争に極論EPなんて不要だったりするし
- 409 名前:[-{}@{}@{}-] 『永遠のお姫様』蓬莱山 輝夜 ◆3nKAguYAXE :2008/03/21(金) 01:02:34
- 簡単でいい、かぁ。
うん、そうね。そうするわ。
まあ、折角だから終わりは終わりってハッキリわかった方が良いかなって思っただけだから。
- 410 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/21(金) 01:04:07
- まあ、週明けまでにはおわるでしょう
それでは書いてくるわね
- 411 名前:レン ◆SL/QoWHITE :2008/03/22(土) 00:40:29
- >>876
赤い閃光が奔った
ちいさな右の足首がぽんと宙を舞うが見える。おかしいわね。私が狙い続けていたのは
あくまで化け物の心臓だけ。何かの見間違いかしら。あ、でも、あの靴の形は見覚えが
ある………というより、私の靴? いいえ、違うわね。私の靴の色は真っ黒だもの。あ
んなに真っ赤ではないわ。―――――でも、何か重心が取りづらいわね。振り向いて殺
さないと駄目なのに、ああ面倒!
橙色の光が目に眩しい
地面に左の腕がボトリと落ちる。ああ、あれは間違いない、私の左の腕だ。これぐらいで
音をあげるなんて、我ながら何て情けない。私の覚悟の足りなさの表れともいえる。でも
問題はない。右の手はまだまだ健在。銃の引き金を引ければそれで良いの。この身は化け
物を殺す為だけにあるのだから。
黄の矢がキラキラと飛んでくる
私の脇腹にぶすり。熱くて鈍い感触。見ると綺麗な小さな穴が開通。でも、馬鹿だわ。
こんなことしたら、私だけでなく羽交い絞めにしている貴方にも被害は及ぶでしょうに。
ほら、現に私を抑える力が緩んだわ。空いている左の腕で肘打ちをして………左腕は目の
前の地面、肝心な時に役に立たない!
森緑に紛れて絡みついてくる緑光
纏わりつかれて全身が焼ける様な悪寒、そして脱力感。けれど、この光は等しく背後の
化け物も焼いている。自滅でもしたいの?ああ、貴方は死なないのだったわね。だから、
こういうことも出来る。その思考が化け物なのに。でも、私だって「まだ」死んでない
わ。銃の引き金だって、まだ引く事は出来る、殺す事がで
飛び込んでくる青い魔光
私の左の目が最後に見た光景がそれだった。じゅうと嫌な音がして、左の視界にカーテンが
かかる。……右の視界に間髪入れず映ったのは
藍色の殺意の奔流
それは容赦なく私の心臓のある位置、左胸を背後の化け物もろとも一片の慈悲も貫いて
全部紫色に………
―――――― Border of life ――――――
随分と身が軽くなった気がする。まるで羽が生えた様。右の目に見えるのはあの化け物の顔。
まだ生きているらしい。右の手の銃で………ふと、右の手が無いことに気づく、否、そもそ
も胴も両の足も無い。自由なのは首から上だけ。
そして、交錯する私の顔と化け物の顔、距離は零。そこで唯一意のままになる口で動かす、
相手の喉下に向かって
がぶり
……………
………
…………………………まずい
―――――― Border of death ――――――
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