『人生はかくも素晴らしく美しい』――――サフィズムの舷窓打ち合わせスレッド

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503 名前：ミシェル・ニルヴァーナ ◆/IJiGODIVA ：2008/06/28(土) 00:02:01: >>500 >>501
　ふふん、どう？　これがザッハトルテなんですよ？
　その味わいの深さはまさに堕天使級……わたしが雲の上から落っこちちゃった理由
が分かるでしょ？　こんなにおいしいのに！　飛ぶことに集中なんてできません。
　そこまで素直に喜ばれると、もっと食べさせてあげたくなっちゃうのはわたしだけ
かしら。もっと食べる？　わたしの分はあげませんけど。
　……って、あらあら。こんなにお口をチョコで汚しちゃって。もったいないからわ
たしが舐め取ってあげます。ぺろぺろー―――って、だめ？
　うーん、もったいないのに。じゃあ、ハンカチで。

>>502
　んぐんぐ―――げふんげふん！　
　あの人との時間を多く取れれば、って―――さすがはアイーシャね。甘さだけじゃ
なくて、しっかりとほろ苦さもたたえてる。さり気ない攻撃がビターです。
　そうよね。みんなわたしより、彼女と一緒にいたいんですものね。わたしみたいな
出来損ないの天使は、チョコレートの海に溺れてしまえばいいんです。
　いじいじいじ――んぐんぐんぐ――ああ、それでもザッハトルテはおいしいわ。

　アイーシャ……。
　わたしはもっともっとあなたと一緒にいたいけど（そしてもっともっとたくさんの
ザッハトルテを食べたいけれど）そろそろ天使の務めを果たさなくてはならないの。
　―――あなたの願い、叶えてあげる。

　今夜もどうせ、夜は空中庭園の温室に行くのでしょう？　なら、そこであなたはあ
なたの求める安らぎの時間を見つけられるわ。このザッハトルテのように甘くなれる
かは、あなた次第だけれども。

　でもアイーシャ―――あなたとわたしも、友達よ？

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