■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 最新50 read.htmlに切り替える ファイル管理
■ 『人生はかくも素晴らしく美しい』――――サフィズムの舷窓 打ち合わせスレッド

56 名前:杏里・アンリエット ◆xdIdPRINCE :2006/08/12(土) 04:36:36
 不自然? 爛れた? 連れ去る!?
 ―――おお。なんてコトだ。
 父親というのが、無責任な圧制者である事実はボクも知識としては得てはいたが……
その上無理解≠フ勲章までも詰め襟に縫い付けていただなんて!
 このボクが、1人の乙女として――人間として――藤岡ハルヒ嬢に想いをぶつけて
いるっていうのに……斯くも純粋なボクの愛を、そんな卑しい目で見るのが父親なのか!
 情念と情念の駆け引き―――至高の舞踏に、横から嘴を突っ込むのが保護者なのか!
 なんて無理解。
 なんて身勝手。
 ボクは悲しい……。ボクとハルヒ(早速呼び捨てしてしまおう)が二人してタキシード
姿でバージンロードを歩くのを、泣いて悦ぶのが父としての勤めではないのか?
 娘の新たな恋を祝福してこその父ではないのか?!
縁故≠ニいう不可視の戒めによって縛り付けるだけしか能がない……それが父親だと
言うのなら! そんな―――そんな、父など不要だ! 血縁など断ち切ってしまえ!
 そして! 彼と彼女の間を斬り裂く黄金の刃はここにある。
 そう、この杏里・アンリエット自身がハルヒの過去に決別を告げる刃となるんだ!

 理解など必要としない。許可など求めやしない。
 これはボクとハルヒのエクソダスだ。古来から、2人の乙女が寄り添えば1つの行為
しか生まれないという言う―――そう、駆け落ちだ! ハルヒ……ボクがキミを、悪い
王様のお城から解き放ってあげよう。
 2人で一緒に逃げるんだ。どこまでも……どこまでも……

 これはもう、お茶会なんかじゃない。
 愛に生きる戦士と戦士の決闘だ!


 ―――あ、痛いっ。(>>55)おお、ニコル!

261KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50 read.htmlに切り替える ファイル管理

名前: E-mail(省略可)
画像:

削除パス:
img0ch(CGI)/3.1.10