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■ 統合CRP雑談 設定・相談

116 名前:大槻聖 ◆nkg.2sWI0U :2021/03/27(土) 06:39:29
何となくGEUからPEUに変えましたが、皆様のご意見を参考にPEUに戻そうかと思います。ご迷惑お掛けしました。とは言え勝手にやっている事ですので新生NATOなり気軽に別組織立ち上げて下さいませ
そもガングリフォン・ブレイズはブリーフィングにしかGEUの名前が出ないので、私自身こう愛着や親しみ等の類も無ければ設定としても薄味でちょっとやり辛かったり。

>>113

国家規模の超常現象機関に関してはNUN事態四大国家連合中心に大国の影響をモロに受けるので色々と苦労しそうです。どうしても問題解決が困難かつ問題が表面化しそうな場合のみUPEOとして正式に問題解決に乗り出すか
一応ネウロイやヒュージ程表面化せずとも、超常現象由来の事件や物(アノーマリーやアーティファクト等)がある事はある程度各国各組織の上層部レベルで認知されているでしょうし、その組織の本国に圧力位はかけるのかな?
強大かつ制御可能な戦力というのはユニバーサルソルジャーにも通じる上層部側への魅力的要素ですね(そしてそれで手痛い失敗を被るのもまた同じという)ほうWPhOにも元ネタがあったのですね。
宜しければその辺りも教えて頂けないでしょうか。後後述の設定で勝手に書いてしまったのですが南・アフリカ、アザニアやその南ア共同体等の設定もあれば教えて頂けるととても参考になります。

設定だけ見ると穏健派に見えるマナによる慈善団体が実際はエチオピアで大虐殺引き起こしてたり、メカニストが世界を守って戦ったり各組織良い面と悪い面があるというのが私の印象です。
GOCも人類種の保護という掲げる理念等見れば善玉ですが、強硬派含め時に先述の様な事件を引き起こしたりと中々に難しい。まぁ分かる範囲でお手すきの際チョコっと教えて頂けたらなと。



- 勢力 組織 -

中東同盟 Middle East Allied

第三次世界大戦及びそれに続く最終中東戦争後設立されたイスラムの教えに基づく相互援助精神の根底とした中東諸国の小規模連合体。世界的天然資源の枯渇とそれに続く脱石油経済は
外貨獲得を原油に依存してた中東諸国にとって特に打撃となった。元々食糧自給率の低い中東諸国にとって外貨を得られないという事は、飢餓に直結する大問題であり之に加え異常気象によって
世界的に食糧価格が高騰した事も併せ中東諸国は深刻なエネルギーと食糧不足に見舞われた。こうした危機を乗り越える為世界各国で隣接国同士が手を結ぶ所謂「連合体ブロック化構造」となった際
中東諸国も旧中東連合(MEC…Middle East Coalition)が結成され、諸問題解決に向けた努力が始められたものの元手となる外貨等の不足や、エネルギー及び食糧危機による元々低かった治安の低下等により上手くいかず
之に拍車をかける様に襲来した未曽有のサンドストームによりドバイ周辺国に甚大な被害が発生しただけでなく、様々な要因が重なり旧イスラエルとの最終中東戦争が勃発。
核兵器を含む各種NBC兵器を用いられたこの戦争はイスラエルを含む周辺国に土壌汚染を含めた大きな傷痕を残し事実上MECは崩壊した。またこの後イラン・ペルシアはMEAに再加盟せずCSAT(カントン条約機構)に加盟している。

しかし彼等の神(アラー)は彼等を見捨てなかった様で二つの恩沢が与えられた。一つは「フロギストン」と呼ばれる新資源の発見。もう一つは異星人ペドラーの到来によるEXOF(エグゾフレーム)の普及である。
フロギストンは新石油や燃素とも呼ばれる天然資源であり、元々は旧MECが遅ればせながら参入した宇宙開発時代の古い資源用小惑星にて発見された。発見の後はMEAの努力により地上の領土内において埋蔵されたフロギストンの
発見及び加工技術の確立に成功し、一時期は新しいエネルギー源として期待されたものの、水素発動機と小型核融合炉の普及、高性能化によりかつての石油の様な地位を得る事は無かった。
とは言えプラズマ燃料等にも用いられる汎用性の高さから一定の需要が存在する為、MEAはかつての原油の様に安定した外貨獲得手段を得る事に成功する。

ペドラーの到来によって地球圏に齎されたEXOFは技術的に他の先進国家連合体の後塵を拝するMEAにとって、安価で使い勝手の良い便利な存在であり当然アメリカ・リベリオンや日本・扶桑、ドイツ・カールスラント
ロシア・オラーシャ、中国・大華等先進各国間で締結されたEXOF規制条約「ザンクトガレン協定」を批准せず、復興事業の為の積極的な導入及びEXOF先進国の南アフリカ・アザニアと提携を行い最終的に技術的独立経済会議事
通称「テックインディーズ」に加盟するに至る。之によりMEAは最終中東戦争の深い傷跡から漸く立ち直り、前(未来)を見て歩み始める事が可能となった。とは言え未だに深い民族間、宗教間対立が根強く残っており
MEA設立の後ウラマー(イスラム法学者)によって女性の地位向上やEXOFの導入を含めた等多数の再解釈が行われた事に対して、保守派は未だに反対姿勢をとっているだけでなくイスラム過激派による
MEAに対するテロ、時には紛争も勃発しており治安面では不安が残り(皮肉も再建の立役者の一つであるEXOFがテロリストの強力な武器となってMEAに牙をむく事となった)
フロギストン利権を巡って先進各国(特にCSAT)が干渉が始まった他MEA再建の象徴として建設された新興リゾート都市「ハラン」においてゾンビ型ウィルスによるアウトブレイクが発生する等まだまだ前途多難な状況である。
とは言えMEC時代と違いNUN(新国際連合共同体)及びその下部組織であるWPhO(世界超保健機構)等の国際的な支援活動も行われており、ハラン及び最終中東戦争の汚染地域等MEA加盟国の一部領土はNUNの管理下にある。
政治形態は立憲君主制となっており、事実上の政治中枢である中東同盟最高議会はイラク・アルフライラに存在。イラク・アルフライラは最終中東戦争後大手PMCアトラス社によって復興事業を当時の国連から委託され
中東諸国では最も早く復興を成し遂げた為、現MEAにおいても中心国となっており、この土地の王家ベトロラム氏族が事実上のMEAトップとなっている。

加盟国
イラク・アルフライラ トルコ・オスマン サウジアラビア・アズィーズ イエメン・ユムン オマーン・スルタン レバノン カタール UAE(アラブ首長国連邦) 他


MEAの軍事
加盟国の再建に注力している為疎かという程では無いが他の連合体に比べ規模は小さくあくまで国防と治安維持の為の物となっている。
21世紀の中東諸国同様世界各国の輸出兵器やそのライセンス生産或いは現地改良型機が主力であり、また先述の通りEXOFを積極的に導入している為、南アフリカ・アザニアに倣い軍事用EXOFも多数配備されている。
とはいえ大半は作業用であり、戦闘用EXOFも南アフリカ・アザニア製の物のライセンス生産品となっているが、イスラム過激派テロリスト等がEXOFを使う事が多い為現在ではそれに対抗する戦闘用EXOFを含む
各種兵器の独自開発にも着手している。兵器以外の特徴としてMEA結成後は女性軍人も大幅に増加した点があげられる。MEA結成後のイスラム教再解釈によって女性の地位が向上し之により社会の重要な地位に
女性が付く事も多くなった(女性首長や女王も存在)軍事においても之は同様であり、EXOFや強化外骨格等身体能力の差を埋める手段は幾らでも存在する為、保守派や過激派の反対はあった物の之により
MEAは困難な状況下でありながらも政治、経済、軍事の立て直しと国際的評価を受けるに至った。また南アフリカ・アザニアと密接な関係を持つため、同国の大手民間軍事請負会社「C.M.S.C」と契約を結び
正規軍の調練、兵器開発(整備含む)インフラ復興及び一部地域の治安維持等を依頼している。


CELL Company(セルカンパニー)

通称CELL(セル)は民間軍事会社クライネットと電気会社ロボトミーを中心に幾つかの企業が合併して誕生した巨大多国籍企業。社訓は「Face the Fear, Build the Future(恐怖に直面し未来を創る)」
民間軍事会社(PMC)も含まれているが主な業務は電力関連のインフラ整備となっている。非常に格安(新しく核融合炉発電所を建設する位ならCELLと契約した方が安くつくと言われる程)で安定した電力供給網を設営する為
先進国家連合体の様に大規模な太陽光発電供給システムや大型発電施設を持てないMEA(中東同盟)やアフリカ大陸、中南米、カンボジア等の後進国やスペースコロニー、植民地星等において貴重な電力供給源となっている。
契約すれば格安かつどのような情勢下であっても確実に送電網(必要なら別のインフラも)設備、維持する為世間一般の評価も高く「離職率は高いが優良企業」と言うのが一般人の認識。
NUN(新国際連合共同体)からも幾つかの地域においてインフラ事業を委託されている。尚CELL(セル)という名前は合併した企業の頭文字を一つずつ取っていると言われている(例Cはクライネット、Lはロボトミー)
クライネットはPMCというよりPMSCs(民間軍事警備会社)であり基本的に自分達の電力供給網とインフラの警備しか行わず、他のPMCの様に戦争や紛争等に積極的介入を行わない。
その他には自社で使うインフラ設備用の工業部門や変わった物では現代では珍しい紙の本で作られた図書館を運営している。つまりCELLはほぼ完全に自己完結しており基本電気しか売らない珍しい企業である。

そんなCELLだがもう一つの顔がある。それは「アブノーマリティ」と呼ばれる現代科学では説明がつかない超常的存在及び現象等を確保する事。そしてCELLによって確保されたアブノーマリティは彼等の手によって
専門の施設に収容、管理、観察されそのアブノーマリティーの知識や記録の集大成として本が作られる。もう一つアブノーマリティから「エンケファリン」と呼ばれる物質を抽出しこれに加工を加えて
「プラスエンケファリンボックス(略称PE-BOX)」と呼ばれる特殊な資源を精製する。PE-BOXの用途は多岐に渡るが主に「発電」に用いられる。その為CELLは魔術・オカルトサイドにおいて「電力会社版"財団"」と例えられている。
CELLが言うアブノーマリティとは所謂アノーマリーの一種であり(曰く厳密には違うものらしい)同時にCELLは極めて高度なパラテクを有する組織でもあり、その為魔術・オカルトサイドにおいて非常に危険視されている。

そんなCELLがNUNひいてはUPEO等に認知されているのは、CELLが先述の通り多大な社会的貢献をしている事(之には多額の献金も含まれる)もう一つは現状アノーマリーを用いて危険性のある行為を一切していない事
他の超常現象機関や国家との衝突を極力回避している為である。例えば「カオス・インサージェンシー」の様に多組織への攻撃やアノーマリーの強奪を行わず、「マナによる慈善団体」の様に
誤った方法でアノーマリーやパラテックを用いて被害を出す事も無く、「蛇の手」の様な無節操な情報開示もせず、「ワンダーテインメント博士」の様にアノーマリーやパラテックを流出させる事も無い。
他の組織や国家に行うのは格安で電気を売る事だけ(この電気事態アノーマリー由来ではあるが電気やインフラ設備等は通常の物)どこかの勢力や組織に過剰に肩入れする事も無く特に確認されているすべての
超常現象機関及び組織に対して「中立」の姿勢を標榜している。アブノーマリティ(アノーマリー)を確保する際CELLは他の組織との接触や衝突を嫌い、財団やGOC(世界オカルト連合)等が先に発見、確保した物は
監察と情報収集のみに留めて居る。また他の超常現象機関すら確認出来ていない様なアノーマリーを即座に発見し、確保し干渉される前に撤収する事を徹底している。尚先述の様にCELL曰く
「アブノーマリティとアノーマリーは厳密には違う存在」である為、CELL独自の技術や手法によってこうした迅速な発見と確保を行えるだけでなく、他の超常現象機関との衝突を巧みに回避している。

つまりNUNにとってCELLは財団同様対処に困る怪しい物(存在)を拾い集め、自分達で徹底管理するだけでなく電力供給等社会貢献もしてくれる都合の良い存在なのだ。
とはいえ財団やGOC、国家に属する超常現象機関にとってCELLは得体のしれない存在かつ管轄荒らしをする迷惑な存在であり、幾度か間接的あるいは直接的に介入を行っているのだがこれ等は全て上手くいっていない
表向きCELLは優良企業であり違法研究を行っているといった類の告発も全て証拠不十分で棄却されており、更に直接的介入つまり部隊を送り込んで収容施設(財団で言うサイトに当たる)を強襲した事例もあるが
どうもCELLはかなり高度な認識改変能力や時間操作能力(時間操作に関してはどうもCELLの施設内でもごく限られた収容施設でしか行えない様だが)を有しており、強襲部隊を派遣したはいいが到着した頃には
既にそこはもぬけの殻になっているか、あるいは内偵等を行っていた諜報員事認識改変能力等により騙されて帰ってくる等といった事例が多発している。この例から分かる通り何とCELLは自分達が攻撃を受けた
場合であっても徹底して戦闘や衝突を回避している。その為内部情報を探る事が非常に難しく、どの程度の規模の組織であるか、どういったアノーマリーを確保しているか、保有するパラテックはどれ位なのか
こうした情報は全て断片的にしか分かっていない。クライネット警備部門は通常の民間軍事警備会社と変わらず、社員事態も認識改変が為されており何と一般社員が財団で言うDクラス職員として
アブノーマリティの管理等を行っているのだが(離職率が高いというのはつまりそれだけ死亡率が高いという事と思われる)彼等全員普通の企業に勤めているという認識である。

セルカンパニーのCEOはアンジェラと呼ばれる女性だが彼女は人間ではなく機械(AI)である。ボディは高度ではあるが一般的な自立人形でありこの辺りについても謎が多い。
更に「セフィラ」と呼ばれる各部門の責任者クラスも全てアンジェラ同様自立人形の体を持つ高度なAIであり、逆にエージェントやオフィサーと呼ばれる一般職員の大半は人間である。
曰くアンジェラは「全てを記録し全ての知識を集め本を作り、本を集めて書庫を作り、自分だけの図書館を作る」と口にした事があり、どうやらCELLの本業は何と図書館にある様だ。
この図書館は一部一般公開がなされており、訪れる人物によって読める本が違う。例えば一般人なら世間一般に公開されている普通の知識や記録を記した本しか読めないが
財団のO5評議会やGOCの108評議会のメンバークラスの人物が訪れれば、魔術やオカルト、アノーマリーやパラテック、ロストテック及びそれに類する現象や事件等が綴られた本を閲覧可能である。
無論CELLに関する事柄や記録は存在しないがCELLが合併して出来る前の会社で行っていた事は閲覧可能。アブノーマリティ関連も大半はこうした公開情報から確認された物である。
図書館や本及び図書館職員に危害を加えない限り誰でも訪れる事が可能。ただし訪れた人物がどんな本を読めるかは訪れてみるまで分からない。

こうした謎の多さからCELLの正体に関しては「カルト・メカニストの分派或いは彼等の崇める万機神(オムニシア)そのもの」「別の世界線の財団」「そもそも存在自体がアノーマリー」
「ペドラーの様な異星人が経営する会社」等様々な憶測が飛び交っているが結局の所真実は今も不明である。確かなのは今日もアブノーマリティを確保、収容し
監察とエンケファリンの収集を行い、電力会社としてそこで生み出された電力を必要とされる場所へ供給し、新しい本を作るという事だけである。

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