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48 名前:大槻聖 ◆nkg.2sWI0U :2020/08/04(火) 23:41:22
>>46
PBCは完全な思い付きだったのですが自分でも気に入っております
ちょっと妖沃島のサイドストーリーとして使おうかなとも考えていますので
もし件の「敵役」として必要ならお声がけ下さい

ジーンスティーラー
ジーンスティーラー事学名コルポラプトル・ホミニス/イルムガリ(イルムガリは初めて接触した惑星からつけられた。ただし現在は通称の方で呼ばれる事が殆ど)は怪奇この上ないエイリアンであり
名前の由来は潜伏した世界の知的生命体に対して遺伝子汚染を起こして繁殖を行う事に由来する。「ティラニッド」の下位個体の一つだがティラニッドは通常ハイヴマインドと呼ばれる
集合意識によって統一されているのに対し、ジーンスティーラーは下位個体でありながら自我と知性がありまた高いテレパシー(精神感応)能力を持ちジーンスティーラー間での意思疎通が可能な他
遺伝子汚染によって生まれた犠牲種をテレパシーで制御する事が可能。それによりティラニッドの下位個体としては異例の戦術を駆使した戦闘を行う事
同時に集合艦隊(ハイヴフリート)と呼ばれるティラニッドの本隊と独立した行動を可能としている。狭い通気口や真っ暗な地下等の閉鎖空間等でも難無く活動出来る等高い潜伏能力を持ち
この為ティラニッド本隊の尖兵として偵察や斥候、攪乱工作や潜入工作を行う役目に担っている。

ジーンスティーラーは比較的強固なキチン質の外殻で要所を守り、鍵爪のある足で常に前傾姿勢で行動し、大きな肩からは四本の腕が伸び突き出た後頭部と牙を持った長い顔には鋭い目が光る。
この大きく球根状に膨れ上がった頭部には異常なサイズの脳が存在し、之によりジーンスティーラーは驚異的な環境適応能力とその獰猛な外見からは想像が難しい高い知性を併せ持つ。
武器にもなる長く鋭い舌には産卵管が存在し、之を知的生命体へと侵入させ小さな胚性生物を注入、体内に寄生させ遺伝子汚染を引き起こす。
大きな肩からは四本の腕が伸びその内二本は人間の様な指が存在し、もう二本の腕にはレンディングクローと呼ばれる強力な鍵爪がついており。時折より強力なサイジングタロンと呼ばれる
鎌状の爪を持つ個体も存在し、どちらもPAやSAA等に使われる特殊合金や軽装甲車両の防御装甲をも容易く切り裂く事が出来る。また指の生えた腕は簡単な機械等を操作可能。
ハイヴフリートで製造されたジーンスティーラー個体群の中で最も古く強い個体が「ブロッドロード」と呼ばれ、ブロッドリンクと呼ばれるテレパシーで群れを統率する。
本来であればティラニッド種はハイヴフリートで製造されない限り増える事は無いのだが、事ジーンスティーラーに限っては遺伝子汚染された犠牲種が世代を重ねるにつれ
およそ第五世代辺りで純粋種(ピュアスレイン)と呼ばれるハイヴフリートで作られるのと全く同じジーンスティーラーが生まれる。

パトリアーク
ジーンスティーラーカルトの中心となる個体であり、その惑星や世界における遺伝子汚染の根源。カルトにおいては文字通り一族の尊父や尊母として崇められている。
単なるジーンスティーラーの一個体に過ぎなかったパトリアークは、何らかの方法でこの世界にやってきた後、暗闇の中へ消えて姿を隠し、新しい世界について学びつつ知的生命体を攫い
「口づけ」と呼ばれる遺伝子汚染を行い、ジーンスティーラーカルト創設の第一歩を踏む。こうして支配下の犠牲種が増えるにつれパトリアークは群れのボスにふさわしい優位性を示す様に
体は膨張し鍵爪はまるで剣の様に鋭く長く伸び、更に肉体だけでなく知能も向上する他、その肥大した頭部には奇怪なテレパシーエネルギーが満たされている。
耐性の無い生命体であれば遺伝子汚染せずとも支配出来る程の強力なサイオニック能力を持ち、パトリアークは通常のジーンスティーラーに比べてあらゆる面で優れた能力を持つ。
またたとえパトリアークが失われる事があっても、純粋種のジーンスティーラーから新しいパトリアークが誕生する為、カルトにとって忌むべき事であっても致命傷には至らない。
契血氏族においても当然パトリアークは存在し本来はそのパトリアークによって契血氏族は統率される筈だが、現在までの所契血氏族のパトリアークは存在が確認されていない。

イムガール
やや特殊なジーンスティーラーの一種。基本的な性質は通常のジーンスティーラーと同じだが、一瞬で身体的特徴を変化させる。之は環境適応等だけでなく鍵爪を長く伸ばしたり新しい外殻を作る等
戦闘中において柔軟に自身の肉体を変化させる。ただしこの身体変化はイムガール種にとっても負担が大きく、普段は休眠状態で活動を停止しており、獲物となる種族が接近してきた時のみ活動する
超常現象対策科技術部門によると、契血氏族はジーンスティーラーとしては特殊なこのイムガール種の因子が確認されているという。

コンタギー
「宿主」や「犠牲種」とも呼ばれるジーンスティーラーの「口づけ」によって遺伝子汚染を引き起こした知的生命体。コンタギーは遺伝子汚染により徐々に精神に異常をきたし
やがてジーンスティラーを増殖させるための奴隷と化す。外見的には青痣や薄藤色の斑点が生じる以外は大きな変化は無く、汚染前の記憶や人格等も継承しているが
実際には既に別種(ジーンスティーラー)化してしまっているといっても過言ではない。コンタギーは主にジーンスティーラーカルトを創設し、あらゆる手段を使って同じ種族を集め
自分達同様遺伝子汚染させることで「トモダチ」を増やす事、そしてもう一つコンタギー同士繁殖活動を行い子供を作る事を主な役割としている。

アコライトハイブリッド
コンタギー(宿主)同士の交配で生まれた第一世代(メイリグナチ)から第四世代(プリマーシ)までを示す犠牲となった知的生命体とジーンスティーラー(ティラニッド)の混血児。
アコライトハイブリッドはその中でもジーンスティーラーの容貌を色濃く反映させた第一世代及び第二世代であり、球根状の大きな頭部や唸る様な声。針の様な歯を持つ口
先端に鋭い双子爪が生えた腕、不完全な形状の尻尾等がそれにあたり、一目で見て犠牲種と違う生物である事が分かる。また三本腕である事も特徴の一つである。
彼等は概ね愚鈍かつ不器用であり犠牲種の武器を使う事も不可能では無いが得意ではない。普段は下水道等の暗く狭い空間に潜み、戦闘時は消耗を前提とした所謂「鉄砲弾」の役割を担う。
また平時においてはコンタギーと犠牲種特有の繁殖方法を行い、より優れた第三世代、第四世代のハイブリッドを生み出す事。そしてジーンスティーラーカルトの為
単純な肉体労働に従事している。第一世代に比べ第二世代は多少知能が向上しており、ある程度自身が寄生する社会構造を理解出来、一定の会話を行う事も可能。

ネオファイトハイブリッド
第三及び第四世代の混血児はより賢く犠牲種に近い特性を持ち、直立姿勢を取る様になり肌の色や頭部等もより犠牲種に近くなり、三本目の腕も衣服の下に隠せるほど小さくなっている。
第四世代に至ってはほぼ犠牲種と相違ない外見と能力を有し、犠牲種の社会へ浸透し権力の座等重要なポストに就く事を主な役割としている。
また第四世代はサイオニックや魔術等の高い適性を持つ事が多くジーンスティーラーカルトにおいても指揮官等の要職に就く事が多い。ただし第一・第二世代に比べ身体能力は劣っている。
彼等は皆極めて勤勉かつ優秀で悪環境であっても不平不満を漏らさず、常に犠牲種の社会において「模範的存在」である様務めており、それ故重用されることも多い。
そうして彼等は緩慢にそして注意深く、犠牲種の社会においてジーンスティーラーカルトの影響力を強めていく。

コンタギー、アコライト、ネオファイトに関してはあくまで通常のジーンスティーラーカルトにおけるものであり、契血氏族においてその限りではない。
特に神浜市一斉検挙作戦において、既に第五世代にあたるピュアスレインジーンスティーラーが確認されており、之は本来犠牲種(主に人間)の繁殖機能を利用して
生まれる事を考えると異常な速度であり、またアコライトやネオファイトの数も多い事から一説にはコンタギー自身が「変化」あるいは「進化」しているのではないかと言われている。

グールハイブリッド
喰種(グール)と呼ばれる人肉食亜人種から生まれたハイブリッドであり、元々人間を遥かに上回る身体能力や再生能力そして赫包(かくほう)と呼ばれる特殊な器官から赫子(かぐね)と呼ばれる
捕食器官を形成し特殊な武器として自在に操る事が出来る喰種は、ジーンスティーラーによる汚染遺伝子との相性が良く契血氏族において優れた戦士として活躍している。
その能力を生かす為グールハイブリッドはあえて第一・第二世代に固着させている事が多く、第三・第四世代は殆ど居ない(喰種のコミュニティへの浸透は主にコンタギーが行っている)
本来発生させる赫子は喰種毎に違うのだが、グールハイブリッドはほぼ固定されており羽赫(うかく)と尾赫(びかく)の特徴を合わせた様なものとなっており
特に肩から形成される羽赫は実際に飛行やそれを補助する推進機関として使える為、上空のヘリや飛行ウィッチが奇襲を受けたという事例も報告されている。

他にもカゲヤシ(扶桑古来の吸血鬼的亜人)やビースト(獣人)。ディーモン(妖魔や悪魔)等のハイブリッドも存在し、それぞれ親に当たる犠牲種の特性を受け継いだ能力を持つ。
ただしジーンスティーラーの遺伝子汚染も万能ではなく、エルフの様に生命サイクルの長い種族、テレパシーによるブロッドリンクが不可能な種族は寄生に適していない。

アベラント
ハイブリッドが誕生する過程で何らかの理由により発生した奇形種。その姿は頭部や腕等にジーンスティーラーの特徴を残しつつも、まるでBOWタイラントの様である。
外見通りアコライトハイブリッド等を上回る圧倒的な力を持つアベラントだが、知能に関しては犠牲種の幼児或いは犬程度しかなく、ジーンスティーラーカルトにおいても
役割を与える指導者達に盲目的に服従し、地下の奥深くでネットワークを構築する為のトンネル建設や地下洞窟等を掃除する等の単純労働に従事する。
戦闘時においては有り余るパワーを生かして採掘用機器を手に、敵のバリケードや防壁等を破壊し、驚異的な耐久力で銃弾の雨の中突進しカルトの敵を粉砕する。
こうした中特に優秀なアベラントはパトリアークの手によって、マインドワームと呼ばれる使い魔の様な生物を植え付けられより強力な「アボミナント」に変貌する。
この際ただでさえ強力だった筋肉や骨格等が異常に肥大化し、肉体はより頑強にそして力はより強くなり、こうした突然変異にも耐えるうる強い再生能力を併せ持つ。
純粋な強化種であるアボミナントは戦闘においてアベラントを引き連れてカルトの前衛に立ち、暴君と呼ぶにふさわしい力を振るうのだ。

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