■記憶形成に関わる遺伝子などを特定 今回、英、米、仏、独、アイルランド、ベルギー、ギリシャの大学の研究者による 共同研究チームと、フランスの国立保健医学研究所(Institut National de la Sante et de la Recherche Medicale、INSERM)の研究チームとは、計3万6000人のDNAを調べ、 アルツハイマー病患者に見られる3つの遺伝子変異を新たに特定した。 このうち、CLUとCR1は脳内のアミロイド班を除去する働きを持つ遺伝子とみられ、 これらが変異することによって脳内に有害物質が蓄積され、アルツハイマー病の 誘因となると研究チームは考えている。