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■ RHマイナス板専用テストスレッド

1 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/09/22 02:20
様々な書き込みテストにご使用ください。

387 名前:馬呑吐 ◆TUNTUWt93U :2005/09/10(土) 04:26:23
>> 続き

「五行丹法炉(イオノ・テスラ・ドライブ)出力40パーセント! 非(ヌル)ユークリッド載頭回転
放物面を強制相剋!」

 主人の命令と同時に上半身、両肩に当たる部分が割れ、第三第四の手がせり出した。
 海星(ひとで)か何かのようですらある掌部分の形状は奇怪だが、異常に巨大でもある。
 下半身の頭骨が見合った骨格を持っているなら、それはこの位の大きさになるだろう。

「――天羅!」

 右肩で生えた巨腕が、突如白い光を帯びる。

「地網――!」

 左肩に鎮座する剛腕が、これまた赤光を放つ。
 白熱化した右手と、赤熱化した左手は、胸の前でがっしりと組まれた。

「斗牛北楼、鬼気千秋! 帯甲一哭、熱血江湖! ……お前が!」

 下部の巨大頭骨、その後頭部分が火を噴いた。推進器(バーニア)代わりの後押しにより、
凄まじい物理的・魔術的質量が、急速度で上昇。敵の敷いた必殺の陣と、また敵そのものへ
と突撃を掛ける。


「お前が、死ねェ! 急々如律令!!」

(現在位置 B-2 空港跡)

388 名前:青銅名無し客:2005/09/10(土) 04:40:17


「あなたも、一人になってしまったのね。
 もう、あなたの隣に兄さんはいないわ。
 だって――」

 月が止まった。
 波が止まった。
 息が止まった。

 ―――――全部、止まった。

「――あなた、とっても怖いんだもの」



              ぶつん



<i>


 ――――手に持つ『それ』は綺麗な花に見えた。


 それは元々、花ではなかった。
 名も知らぬ、けれど、限りなく近く果てしなく遠い『私』だった。
 今はただの肉の塊、話す事は無い、見る事も無い。
 凡そ、首だけになって死ぬ等は人間の死に方ではない、だから『それ』は肉の塊。

 私の紅い瞳には『それ』はすくすくと育てられる事無く、
 今、この一瞬の為に咲かせられた即席の、そして、何にも増して綺麗な花に見える。
 この一瞬の邂逅の為に『私』は喜び、怒り、悲しみ、笑い、生きてきたのだ。
 ぽんと一輪の花をこの海に咲かせるために。

 ぷんと『それ』は生々しい肉の甘い香りを辺りに漂わせている。
 私は愛おしく『それ』を撫で、微笑む。

             ずぶり

 白い指が『それ』の眼窩に差し込まれ、鈍い音を立てる。
 そして、ぐじゅぐじゅと血と肉が掻き混ざる音。
 まるで子供の砂遊び……小さい頃、庭で兄さん達がやっていた……かの様。
 ああ、何だ、私はまだこうやって兄さんを思い出せる、貴方は嘘吐きですね。

 がりっと言う音と共に私は赤く綺麗に塗られた爪を抜き取った。
 少し爪が割れてしまっている。
 その割れた爪の間には筋の通った肉、肉、肉、肉、肉、赤い肉。
 それをペロリと舐めて、ご馳走様とお礼を言う、お粗末様とは還って来ない。
 ちょっと失礼だと思う、だから『それ』を両の掌で、

             ぐしゃり




        『それ』は最後に花から花火になった。




 外に出る。
 透き通る様な潮風が心地良い。
 ところで何時からこんなに周りは、世界は色彩が変わったのだろう……?



        ―――――赤と白と黒しか無い、なんて―――――



(現在地 A−3の港 黒桐鮮花を殺害し、一日目終了)


389 名前:青銅名無し客:2005/09/10(土) 04:41:01


「あなたも、一人になってしまったのね。
 もう、あなたの隣に兄さんはいないわ。
 だって――」

 月が止まった。
 波が止まった。
 息が止まった。

 ―――――全部、止まった。

「――あなた、とっても怖いんだもの」



              ぶつん






 ――――手に持つ『それ』は綺麗な花に見えた。


 それは元々、花ではなかった。
 名も知らぬ、けれど、限りなく近く果てしなく遠い『私』だった。
 今はただの肉の塊、話す事は無い、見る事も無い。
 凡そ、首だけになって死ぬ等は人間の死に方ではない、だから『それ』は肉の塊。

 私の紅い瞳には『それ』はすくすくと育てられる事無く、
 今、この一瞬の為に咲かせられた即席の、そして、何にも増して綺麗な花に見える。
 この一瞬の邂逅の為に『私』は喜び、怒り、悲しみ、笑い、生きてきたのだ。
 ぽんと一輪の花をこの海に咲かせるために。

 ぷんと『それ』は生々しい肉の甘い香りを辺りに漂わせている。
 私は愛おしく『それ』を撫で、微笑む。

             ずぶり

 白い指が『それ』の眼窩に差し込まれ、鈍い音を立てる。
 そして、ぐじゅぐじゅと血と肉が掻き混ざる音。
 まるで子供の砂遊び……小さい頃、庭で兄さん達がやっていた……かの様。
 ああ、何だ、私はまだこうやって兄さんを思い出せる、貴方は嘘吐きですね。

 がりっと言う音と共に私は赤く綺麗に塗られた爪を抜き取った。
 少し爪が割れてしまっている。
 その割れた爪の間には筋の通った肉、肉、肉、肉、肉、赤い肉。
 それをペロリと舐めて、ご馳走様とお礼を言う、お粗末様とは還って来ない。
 ちょっと失礼だと思う、だから『それ』を両の掌で、

             ぐしゃり




        『それ』は最後に花から花火になった。




 外に出る。
 透き通る様な潮風が心地良い。
 ところで何時からこんなに周りは、世界は色彩が変わったのだろう……?



        ―――――赤と白と黒しか無い、なんて―――――



(現在地 A−3の港 黒桐鮮花を殺害し、一日目終了)


390 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/10(土) 22:51:02
>>236
「……っくく、未熟な眷属、か。 殊勝で何より何より。
 それに、とぼけたようで一本気なその態度、なかなかに好みだよ」

少しゆったりしつつも、毅然とした決意ある言葉があまりにも可愛らしかったので、ついつい忍び笑いを漏らす。
嘲笑ではなく、その好ましさと力強さに。

――だからこそ、その清らかそうな血を味わいたいくらいに。

そして、

>>256
「獲物は共通おなじ? 違うな」
 フロイライン・カサンドラ。キミも、私の獲物だ」

目の前に立つ希代の独裁者は、そのうえでなお私を獲物と言ってのけた。
その言葉に益々闘争本能が刺激され、私の体からも眩 霧リークブラッドが滲み始める。

「面白い。ともに捕食者同士、どちらが先に喰われるか。
 命がけのダンス、せいぜい楽しませていただきましょうかっ。 総統閣下どの!」

余裕たっぷりの獰猛な表情とともに、千切れた腕がこちらに向けられる。
…再生? ――――否!

「ぐぁ……!」

全くの勘で飛びのくが―――それでも間に合わない。
掠めた箇所、肩の肉を少し持っていかれ、私は無様に膝を突く。
アドルフの腕から伸びた、とても人間どころかまともな生物とも思えない、触手の槍によって。


「くく……そういえばもう60年も前の世代のが、そんな若々しくいられるはずもありませんな。
 吸血鬼 わ れ わ れとも全く違う化け物とお見受けしたが……面白い、それがあなたの力の一片かっ」

睨み返すと私はベルトを引き抜き、引き裂いたその中味に手をかける。
そして――

「なれば、こちらも全力で行こう。
 黒蛇の毒、せいぜい中らぬようご注意あれ!」

中味を引き出し、投げつける。
それはベルトの中に仕込まれていた、魔を退ける銀製の鎖。
吸血鬼の腕力で投じられたそれは猛速で、銀の回転鋸と化し、アドルフめがけて飛翔する!

(現在位置:C-3 灯台エリア。 灯台前にてアドルフと戦闘中)

391 名前:上条当麻 ◆4kIcNrTOMA :2005/09/10(土) 23:00:08
>>242

――――――――もうどれくらい、動き続けてきただろうか。
何も考えなしに飛び込んで、ひたすら動く腐乱死体リビングデッド)
追い払い、殴り倒し、蹴り飛ばし、時には銃をぶっ放し。
全身に擦り傷切り傷を拵えながら、上条当麻はひたすらに走った。

緑髪の女性が派手に立ち回ってくれたお陰か、上条の方に来る腐乱死体の数はそれほど多くもなかったが―――
乱戦の末に結局彼女からはぐれてしまったのでは本末転倒だ。
あー、もっと共闘とか考えりゃ良かったなぁ、などと胸中で嘆いても後の祭りだった。

そんな風に、走って走ってひたすら走って。
何時しか腐乱死体と血の臭いに、かすかな潮の臭いが混じり始めた事に気付いたときには―――


上条当麻は、港に着いていた。

その場所が、この地獄と化した閉鎖空間からの唯一と言っていい脱出口であったのは、上条当麻の既に失われたと思われていた幸運か。
それとも、その脱出口に上条の最悪の敵ともいえる少女が立ち塞がっていた事が、上条の最大級の不幸なのか。
運命だいほん)以外には答えの出せない二択クイズを残したまま、
とにかく上条当麻は、
遠野秋葉と、
対面を果たした―――


「――――――アンタ」

上条当麻の第一声が掠れていたのは、単に激しい運動の後だった所為だけではない。
気圧されたのだ。
その紅い紅い、どこまでも紅い少女の放つ、壮絶な雰囲気に―――。


「……、おい、アンタは――――――何だ、、?」


ただそれだけの疑問しか、出せなかった。



(移動:B3 居住区跡→A3 港 遠野秋葉と対面)

392 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2005/09/10(土) 23:25:00
>>293
 炎を裂き、屍を砕き、夜を払う勢いで、笑石は森の中を疾駆する。
 『感知』に掛かる少女達の反応は、先ほどよりずっと近くなっている。
――もうすぐだ、間に合うか。

 そう思った刹那――突風が吹いた。
 否、それは突風などと描写するには生温い、文字通りの暴風であった。

 岩で造られた我が身ですら、宙に浮き掛ける。
――いや、それで良い。
 笑石はその顔に笑みを浮かべ、身を沈めた。
 引き絞られた強弓のように力を蓄える。
 『感知』が示す少女達の方角、空高く舞い上げられた方へと向けて――跳躍した。
 蹴られた大地に、深々と穴が穿たれる。
 暴風を受け、岩で出来た笑石の巨躯が宙を舞い――

 虚空に放り出された黒い影(>>293)を、その腕でしっかりと抱き止めた。

393 名前:タバサwithタオ ◆3VTTABASAI :2005/09/10(土) 23:25:08
>>284
 居住区と思しき地帯を抜けると、波止場が見えた。
 軽く見渡してみたが、船舶の類は見当たらない。

「……む?」
 視界の端に、腰の辺りまで伸びた紅髪の、女性らしき人影が映った(>>278)。

 ざわ……
        ざわ……

「――っ!」
 思わず、息を呑んでいた。竜眼が感じた殺意の主。それはまさに――あの人影だった。

「……紅い髪……もしやあれは……」
「え……紅い髪? ボクには長い黒髪にしか見えないけど……」
 タオには、まだ感じられないと言う事だろうか。

 私が知る限り、あれほどまでに見事な長い紅髪の女性は二人。

 一人は私の同業、そしてもう一人は……
「……遠野、秋葉……」

 どうやら私は、最悪のカードを引き当てたようだった。


(現在地:A-3港 遠野秋葉に遭遇)

394 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2005/09/10(土) 23:27:51
私は、塔を駆け上がる。バベルの塔を駆け上がる。
螺旋の階段を廻り続けて。あれ?          ドコカデ 聞イタコトノ アル 音 
怖いのはあのお二方。尋常じゃない何か。    何カ オ忘レニ ナッテマセンカ ?

―――――だから、私は無防備にも、窓に、つまり『塔の外』に意識を集中させて歩いていた。

>>258
『獲物は共通?違うな』

教科書では、教えてくれなかった独裁者の真の姿は夜の王。
そして、私が考えた以上に暴虐かつ傲慢不遜な魔王
構えすら取らないという余裕。例え、片方の腕が無かったとしても、だ。

―――――だから。正解なはずなんだ。気を付けるのは窓の外。    ファイナルアンサー?

警戒警報が鳴り響く。意味のないこと、危険な場所にいるのだから。   本当ニ?
高速道路で鳴る車の喧しいベルはなくなった。それと同じ。耳を閉ざせ。コレハ ソレト 同ジ ?

『くくく、無理矢理というのも時には面白い』

だから目の前の、二つの敵を凝視しろ!それがきっと正解。        ファイナルアンサー?

>>290
『……っくく、未熟な眷属、か。 殊勝で何より何より。
 それに、とぼけたようで一本気なその態度、なかなかに好みだよ』

やっぱり、なんだかんだで。私は人気があるようで………。
ああ、何というか。どちらか、もしくはお二方とも、味方にするというも望みも立たれてしまった気が。

だから、私の敵は窓の外。バベルの螺旋を駆け上がれ!       ファイナルアンサー?

ほら、窓の外では。死闘の幕が開く。だから、私は塔を駆け上がる。 サッキ 聞イタコトノ アル 音

>>15
―――――残念!

TVで見慣れた意地の悪い司会者の声が聞こえた気がした。ついでに着流しの侍も。

後ろ向きに窓だけ気にして歩いていた。              私ノ中ニ眠ッテイル何カモ忘レテ
だから、審判の鉄槌が。文字通りの鉄槌が。私の頭にめがけて。

―――――振り下ろされた。

活性化してる身体でも、予期していなかった事態は避けられない。
多少なりと急所はずらすことが精一杯。              そうして此処は塔の上。

哀れ因幡の白兎。バベルの螺旋を、逆しまに廻って、落ちる。
廻って廻って廻って落ちる。墜ちる。堕ちていく。         忘レテイタワタシノ本質

闇の中で眠っていた。―――――私の鼓動が動き出す。


〈現在位置:C-3灯台の階段を夢想花→覚醒。バタリアンと対峙。あわよくば退治。〉

395 名前:アドルフ・ヒトラー ◆sLAdoLfKkE :2005/09/10(土) 23:38:38
>>290
「流石に一筋縄ではいかないか。だが、いい格好だな、カサンドラ嬢」

アドルフは哄笑する。
悪意を込めたその笑いでさえ、美しさを感じさせるのは何故だろうか。

「だがこれで終わりでは……ないよな?」

優位に立ち、誇るアドルフにカサンドラからの銀鎖の返礼。
速度は申し分なく、威力も充分。
だが。

銀鎖は空を切った。
否。
アドルフの身体を通り抜けたのだ。

「……それで?」

軽く首を振るアドルフ。
その表情から余裕は消えることもなく。
その態度から油断は消えることもなく。

ただ、王は然して其処にある。

「この程度で不意を打ったつもりかね? 不意というのは……」

動きを感じさせない静かな動きで手を突き出す。
その手が一瞬ぶれた、と感じた刹那、カサンドラの後頭部を掴むものがあった。
アドルフの、手だ。

「こうやって打つものだ」

そのまま、地面に叩きつけようと、力が籠もる。


(現在位置:C-3灯台)

396 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/11(日) 00:01:59
>>322
「―――っ!?」

投げた銀鎖がすり抜ける。
そして嘲笑の言葉とともに、私の後頭部を、がっしりと掴む一つの手。
……おいおい、あの龍王の仙術でもここまでやるとは聞かないぞ!?


あまりにもあからさまに投げた為、あっさりかわされた銀鎖。
そして後ろの手によって、地面との接吻を強要される私の頭。
あらぬ方角に飛びゆく鎖を尻目に、見る見る迫る硬い大地。 だが――

「……あっはははははははは! 判ってないのは君の方―――」

私は嗤う。
したり顔の大戦争家、その知恵比べにおける慢心に。
回転速だけそのままに、力場思念ハイド・ハンドでベクトルのみを正反対にした銀鎖が戻り、空いた背中を狙い飛ぶ。
合わせる形で下手から、無理矢理刀を投げつけた。

ごしゃり。
自分の額が地面にめり込み、割れる音を聞きながら。
身を起こそうと力を込めて、私はなおも言い放つ。

「真の策とは、二重三重に重ねたうえで考えてこそ。
 知恵比べで不意を打つには、そのぐらいの周到さが居るものなのだよ、総統閣下…!」

(現在位置:C-3 灯台エリア。 アドルフと灯台前で戦闘中)

397 名前:バタリアン ◆DEAD.xOMy6 :2005/09/11(日) 00:12:06
「ママノ ママぁぁノノ
 どこいっちゃったのぉぉノノ」


無人の筈の上の解から泣きじゃくる声がするのが聞こえるだろうか?
声色から判断するに、10にも満たないであろう幼い子供の声だ。
だが、この子は暗がりの中でどのぐらいの間泣き続けてきたのだろう。
嗚咽は既にひび割れ、からからに乾いていた。

(現在位置:C-3 灯台の上階)

398 名前:アドルフ・ヒトラー ◆sLAdoLfKkE :2005/09/11(日) 00:12:29
>>338
「なるほど、それは確かにその通りだ」

銀鎖と刀、その二面からの攻撃に動じることもなく涼しい顔で答える。

「だから、こそ、だ。
 だからこそ……私の勝ちなのだよ、カサンドラ嬢」

勢いをそのままに背後から奔る銀鎖。
正面から迫る刀。

アドルフは、鬱陶しい虫でもはたくかのように欠けた腕で刀を弾く。
そして、銀鎖は先程と同じようにアドルフの身体をすり抜け……勢いをそのままにカサンドラに向かって飛ぶ。

「このままだと、その美しい顔が石榴になるかも知れんが……仕方ないな」

カサンドラを押さえつける手の力は一切緩めず、さも残念そうに呟く。

(現在位置:C-3灯台)

399 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/11(日) 00:37:23
>>
重ねて同時攻撃を仕掛ける間にも、私の頭を抑える力は消えない。
無理矢理顔を起こして、投げた刀の行く末を見届けるが――

刀はあっさり弾かれて、銀鎖はまたもすり抜ける。
龍王とやるとき勉強になるなあ……それどころではないか。

戻した鎖はその風斬り音も高らかに、私めがけて戻ってくる。
またしてもしたり顔で勝利宣言を行うアドルフ。
成程、君のその『反則技』には感服するよ。 だが忘れてないか?


――いったい、その鎖は動いている?

そのままのベクトルで、鎖は私めがけて飛来する。
慌てず騒がず肝を据え、鎖が目の前に飛び込む瞬間―――そのベクトルを、少しだけ変える。

「ぐぁ……!」
鎖は私の額を擦り、焼き、自慢の髪ごと肉片を飛ばす。
そしてその勢いのまま男の腕にぶつかり絡みつき、強引に腕を私の頭からどけさせた。


「……いい加減、地面との蜜月は飽きた。
 次は貴方の血で乾杯といこうかな? この落とし前の意味も込めて」

凄絶な笑みで、私は笑った。

(C-3 アドルフと戦闘中)

400 名前:青銅名無し客:2005/09/11(日) 00:38:26

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401 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2005/09/11(日) 00:52:07
蒼い血が高ぶる、ほら、夜の気を吸い込んで。
風がこんなにも心地良い。さあ、目覚めた私は誰にも止められない。それが若さ故の傲慢ならば!

そうね、目の前の独裁者と。ようやく肩を並べられるかしら?
高らかに笑い声。さっきまでの私を知っているなら、きっと呆気にとられるんでしょう。

でも、コレも紛れもなく。私、山城友香の一部。私は私を否定しない。否定できない。
さあ、それでも私とエンゲージしてみる?

>>348
ああ、目が冴え渡る。夜の闇こそ我が住処!見据えろ!私が居た場所を。
目の前に居るのは………女の子?

『ママ… ママぁぁ……
 どこいっちゃったのぉぉ……』

そんなか弱くすすり泣く声。               吐キ気ガスル
私に助けを求めてる。ああ、匂いでわかるわ。    コンナ悪イ夢

『ママぁ…… ママぁぁぁ……
 痛いよぅ… もっともっとあれが食べたいよぅぅ……
 ママのだけじゃ全然たりないんだよぉぅ……』

アナタはもうとっくに、終わっているんだから!   壊シテシマエ!
身体から漲ってくる闇の眷族『吸血鬼』としての奔流。

「 ナウマク ・ サマンダ ・ ボダナン …… インダラヤ ・ ソワカ! 」

虚空より出ずるは、帝釈天が持つ雷の錫杖ヴァジュラ!

「―――――さあ、還りなさい。須くバベルの塔は崩れ去るべきだわ!
 それに、アナタみたいな存在、気分が悪いったらありゃしなくて!」

『塔』の称号を持つ友達は告げていた。バベルの塔は人の罪の象徴だと。
神に近づきすぎた人の罪。ならば、私は死を超えるという愚かさを『吸血眷族』が故に打ち砕く!

天より降り注ぐ数多の雷光が塔を破壊していく。

私は一瞬だけ次元の狭間に潜り込んで。零距離テレポート。
さすがに、このダークロアの血が目覚めてしまってはE.G.O.の超能力は薄まるご様子。
だけど、零距離とはいえ場所を決めて現れることが出来るなら。それは、強化なのかしら?

「―――――サヨナラ。人が信じた黄泉の国があるのなら。ママと仲良くね。
 さあ、お二方、ご機嫌よう。塔には一人お姫様が居たけど、壊して来ちゃったわ♪」

てへっ、と。でも。そんな感じで。氷のような微笑を浮かべて。
私は、瓦礫の山に舞い降りる。―――――白ビキニのままなのが難点だけど。

〈現在位置:C-3『元』灯台エリア オ姫サマハ モウイナイ〉

402 名前:アドルフ・ヒトラー ◆sLAdoLfKkE :2005/09/11(日) 01:02:22
>>360
「なるほど、気丈なものだ。それに思い切りもいい」

腕を戻し、絡みついたままの銀鎖を鬱陶しげに見る。
カサンドラの念で動くそれはまるで蛇のように巻き付き、万力のように締め上げる。

「それに、その朱に染まった顔もまたいい。好きになってしまいそうだよ、カーサ」

腕の鎖は無視し、軽口を叩く。
だがそれだけの余裕がまだあると言うことだ。

優雅に一歩歩を進めようとして……

>>366
異変に、気付いた。

(何だ、この違和感は……!?)

そして灯台を破壊し、その上に舞い降りた白い少女。
先程までの彼女と同じで、同じではない少女。

「なるほど。なら今いるのは……悪鬼か魑魅魍魎か」

不敵な笑みは消しもせず。

「どちらにせよ、ダンスにはもってこいの相手のようだな。両手に花で困ってしまいそうだ」


(現在位置:C-3灯台)

403 名前:ロゼット・クリストファ:2005/09/11(日) 01:24:51
港は、もう既に戦場だった。

>>344
まず、赤い髪を持った少女。
ものすごく――嫌、というか怖いという感情を抱かせる。

「――髪、か」

クロノが唇をかむ。

「髪がどうしたのよ?」
「ああ、ロゼットには見えないだろうけど――彼女、あの髪で『奪って』る。
 伸ばした赤い髪に囚われたら、ああやって『奪われ』るんだ
 タイムラグもほとんどないみたいだ……厳しいね」


冗談じゃないわよ、何その化け物。
けど、クロノは首を横に振る。

「ううん、違う。
 彼女は人間だよ……ただ、能力に振り回されてるんだ、たぶん」
「アズと同じ……人と違う能力を持った、か。
 OK、んじゃそいつは後回し!
 それより先に、当座の敵叩くわよ!!」



>>365
「当座の敵」。
巻き込まれたらしい一般人の少年を攫う女。
その感じは、はっきり言って人間じゃない。
いわゆる――悪霊ってヤツだ。

「あいつが一番判りやすい悪玉だからね!
 クロノ、あの男の子の保護お願い!
 私はあいつを叩くっ!」
「分かった!」

私の言葉を受けて少年の方に走り出すクロノ。
さあ、ここからは私の仕事ね!
とっておきの一発、お見舞いしてやりましょ!

「迷える子羊に安寧を、狼の牙に一時の休息を、そして悪魔に死の鉄槌を――」

「とっておき」を装填。
目の前にいる悪霊に向け、狙いをつけ――

「――AMEN!!」

福音弾ゴスペル
生きとし全ての命への福音を刻み込まれた弾丸が、命亡きモノを本来の無に戻すべく撃ち出される!


(A-3 魅魔に攻撃開始)

404 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/11(日) 01:26:19
ようやく身を起こし、奴の姿を睨みつける。
さてさて、血の舞踏もそろそろ酣、ここからもっと激しく行くよ――そう思った矢先。

>>366
灯台から強烈な雷光が吹き荒れ、跡形もなく瓦解していく。
その神の猛威の主は、先刻灯台へ逃げ込んだ銀髪の娘そのもの。
ただしより強くなった血の波動と、赤から青へ変わった瞳さえ違っていなければ、だが。

「………あーっはっはっはっはっはっは! 本当に愉快なところだな、ここはっ。
 冗談のような踊り手が山のようにいる、退屈だけはしないで済むね」

>>
彼女に意識を向けた隙に、締め上げ続ける鎖ごと、その腕は主の元へ戻った。
迂闊だったが、思念で操る鎖はまだ奴を縛っている。なら手はあるか。
刀を力場思念で手元に呼び戻すと、私はアドルフめがけて駆け出した。

「ようやく呼んでくれたね閣下、そうまで言うなら愛してあげよう――」

締め上げる銀鎖を強く、後ろでに力場思念で引っ張りあげ。
今度はきっちり狙いすまして、両の腕を振りかざす。

右には刀、首狩り狙い。
左には鉄鞘、膝砕き狙い。

「ただし、殺し愛いでね!」

三方からの同時攻撃。
邪魔立てはしてくれるなよ、お姫様?

(現在位置:C-3“元”『灯台』エリア、三つ巴戦開始)

405 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2005/09/11(日) 01:57:56
例え死んでいたとしても、アンナ悪イ夢ハ見タコトガナクテ。
胸の中に募るモヤモヤが私を締め付ける。アア、ホントウニ。コンナ簡単ナコトデ。

ワタシ ノ ココロ ハ 麻ノヨウニ 乱レテシマウノカ。

例え私が、赤から蒼に変わっていたとしても。本質で私のままだと、気づく。

>>374
『どちらにせよ、ダンスにはもってこいの相手のようだな。両手に花で困ってしまいそうだ』

不敵な笑みの第三帝国総統が。美女を前に驚喜し。

>>393
『………あーっはっはっはっはっはっは! 本当に愉快なところだな、ここはっ。
 冗談のような踊り手が山のようにいる、退屈だけはしないで済むね』

背中に闇夜よりも昏い黒い蛇の気迫を称えた同族が。

今宵の気分の悪い音楽に合わせて、踊り始める。――――――と、その時だ。

>>376
『か、重ねて通達する!
 当該区域に対し某大国による大陸間弾道核ミサイル発射の用意がなされたと情報が入った!
 先の機械生命体の殲滅目的と思われるッ!
 着弾予想時刻はAM04:00(マルヨンマルマル時)!
 島内の者は、それまでになんとしてでも脱出せよッ!

 繰り返す! こちらは――――』

正真正銘のレッドアラート。正真正銘のデッドアラート。
闇夜の舞踏会に、思い切りかけられた冷や水。

「―――――ところで………お二方。踊りの最中申し訳ないけれど。
 核の衝撃に耐えられるような化け物って訳じゃないでしょう?

 いや、我々の眷族の再生能力なら不可能ではないかも知れないけど。
 ほら、此処が島だって言うのなら………ねぇ?」

島が無くなれば、海へと還る。海へと還れば、我々も海へ放たれる。
助けは来ないだろうし。むしろ、流れる波間に消えるのが関の山。

「―――――今夜の舞踏会。悲しいけれどコレまでだわ。
 ちなみに、私に危害を加えないで、逃げさせてくれるなら………力は貸すけれど?」

姫君が出来る唯一の欺瞞。きっと、此処にいる化け物達は。
私の力なんて必要がない。姫君が出来る最後の打算。―――――乗るか、反るか!

「―――――乗らないのであれば、私とワルツを踊って頂こうかしら?」

荒れ狂う稲妻は、きっと。私が抱いている畏怖。私が抱いているif.

〈現在位置:『元』灯台エリア 姫君の欺瞞、最後の賭け 〉

406 名前:アドルフ・ヒトラー ◆sLAdoLfKkE :2005/09/11(日) 02:11:24
>>393
迫るカサンドラに、腕を振り上げて対しようとするアドルフ。
その腕が、引かれた。
腕に巻き付いた銀鎖が間接を逆に極めながら腕を締め上げる。

「ムウッ……!」

そして、その機に走り込んでくるカサンドラ。
右手に刀、左手に鞘。
その斬撃は速く、その撲撃は巧み。
如何なる怪物と言えども、躱すことは容易ではあるまい。
カサンドラがそう確信した、瞬間。

カサンドラの首と膝に痛みが走った。

>>413
うずくまるカサンドラは捨て置き、白い少女に目を向ける。

「核? あのような薄汚い兵器など、私には無意味だ。
 私は、外側に立つものが故に」

時間と重力、そして空間を操るアドルフにしてみればその通りだろう。
その余裕があったからこそ、彼女の嘘にも気付けた。

「キミが私に忠誠を誓うなら、確実にキミを助けられるが。
 私の能力は、見ただろう?」

王は王であるが故に一人。
一人覇道を往く。


(現在位置:C-3灯台『跡』)

407 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/11(日) 02:47:49
>>
踏み込みは完璧。 振り切りはどちらも如意の極み。
動き封じに腕まで極めた。
まさしく必殺の一撃のはずであったが――――

「ッ!!?」

猛烈に嫌な気配が。
あのセイの縮地法にもにたあの空間の感覚が、私の肌を二箇所撫でた。
一つは首。
一つは左の膝。

「―――――っ」

振り切る腕はどちらも、如意の極みにあり。
その速度にては止める間も合わず。

そして私は首から血をしぶき、膝蓋骨を砕かれて地に転がった。



……生死の岐路は、ほとんど偶然。
危機感の優先順位という奴で、僅かに早く反応した右、そうでない左。
食い込む得物の速度差によって左の膝が先に砕け、体が傾いで僅かに崩れた右の斬撃。
まさに首の皮一枚――斬れてるけど――の差で、私は絶命を免れたのだ。


そして痛みと痛手で動けない私から興味をなくし、友香にコナをかけ始めるアドルフ。
あるいはこれは好機。
再生で動きが取れるようになるまで、頭だけは回さねば。

先刻(>>)の彼女の言葉を頭の中で反芻しつつ、状況を再度整理する。
このまま核で焼かれるのはぞっとしない。香港でもそこまでの惨劇はなかった。
このままでは奴にも勝てない。
もともとあの龍王に通じる力の持ち主だ。力量差がわからないほど馬鹿でもない。

そして――あの娘の助力の申し出。 この状況。
打算まみれなのは重々承知だが、打開策はこのぐらいしか考え付かない。
何よりこういう交渉は私らの領分だ。
なら――やることは一つ、か。
丁度近くに打ち捨てられた、先刻(>>191>>213)千切れた彼の腕から血を吸い、再生速度を加速する。

砕けた膝がようやく再生すると同時に、私は彼女にだけ聞こえるように、念話を飛ばす。

“――いいよ、君の申し出、乗ろうじゃないか。
   ついてはまず……この状況を何とかしようか”

一方的に言い切って、私はアドルフに鞘を投げる。
迎撃されるのは折込済みさ。 本命は―――

不意をつく形で、力場思念ハイド・ハンドで男の片足を掴んで引っ張り、転倒を狙う。
仕掛けると同時に立ち上がり、私は友香に向けて、叫ぶ。

「走れ!」

(C-3 灯台跡 友香に逃走を持ちかける)

408 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2005/09/11(日) 03:09:19
>>429
『核? あのような薄汚い兵器など、私には無意味だ。
 私は、外側に立つものが故に』

―――――外側?因果の地平でも超えたというのか。

『キミが私に忠誠を誓うなら、確実にキミを助けられるが。
 私の能力は、見ただろう?』

そう、それでも。いや、それこそが。
私が歴史で学んだとおりのアナタのスガタだわ。
意外に教科書というの中にも真実は眠っているものね?

民主主義は衆愚の極み。交渉なんて、すなわち愚の骨頂。

安心したわ。アナタもアナタという本質のままなのね。
チョビ髭が無くても、喜劇王が書いたイメージが無くても。

傲慢不遜な虐殺者、未だその名を歴史に刻む独裁者アドルフ・ヒトラー!

『還ることが出来たなら、少しぐらいは尊敬してあげる。
 だけど、私はアナタに忠誠は誓えない。そう、アナタを見てると殊更に思うのよ。

 ワタシもワタシと言う本質をまだ亡くすわけにはいかないって。

 ―――――だから、さようなら、偉大なる総統閣下。

独裁者の傲慢を、さらなる傲慢にてねじ伏せよう。蒼い瞳の奥底にそんな決意だけ宿す。
私は、在るべき場所に還る。 コンナ ワルイ ユメ 壊してやる!

>>455
“――いいよ、君の申し出、乗ろうじゃないか。
   ついてはまず……この状況を何とかしようか”

カサンドラ………この際長いので総統閣下のカーサを拝借。
カーサの願ったりかなったりのテレパシーによる申し出。

ああ、私が覚醒していなければ。総統を吹き飛ばすことも………。
ifを考えるな―――今を切り開け!そうしなければ還れない!

『走れ!』

なんて、ああ、息も絶え絶えに言うから。少しお節介を焼きたくなる。
走りながら、私の口は禁呪を紡ぐ。虚空よりカーサの手元に降るように。

―――――権力者殺しの妖刀村正を喚びだした。

(それじゃ、コレは私からのプレゼント。だから、また逢いましょ、カーサ?)

私はカーサの言葉に従って、北に向かって走り出した。全身の眠っていた筋肉達を総動員させて。
きっと、カーサは姫君を追いかけてくるわ。総統かも知れないけど。

〈現在位置:C-3『元』灯台エリアより→B-3エリアへ逃亡〉

409 名前:宇佐見 蓮子 (M) ◆0mM.SPARK2 :2005/09/11(日) 03:17:29
「妹紅!」

「また、会えるわよね? これでお別れなんてのは私が許さないわ。
 あんたに会わせたい奴がいるのよ。そいつと、メリーと一緒にお茶でも飲むの。なんだったら酒でもいいわ。
 だからこれで終わりはダメ。もう一度会おう、妹紅。
 なんだったらこっちから会いに行くから。夢を、幻想を現実に変えてみせるわ。
 秘封倶楽部と宇佐見蓮子の名にかけて、ね」

「妹紅、またね!」

410 名前:アドルフ・ヒトラー ◆sLAdoLfKkE :2005/09/11(日) 03:23:29
>>455
地に倒れ伏したままのカサンドラが未だ手にしたままだった鞘を投げる。
むろん、そんなものを易々と食らうアドルフではない。
鬱陶しげに腕を振るい、叩き落とす。
それと同時に、グン、と引かれる足。

(念動か……ちぃっ!)

だが、不可視の力に抗う術はない。
転倒をこらえるのが精一杯だ。

>>463
そしてその横を走り抜ける白い少女。
制止など間に合うはずもない。



結局、目の前には少女の残した禍々しい日本刀と、それを手にしたカサンドラ。

「いいだろう。天馬も、刀を使うサムライマスターだ。
 前哨戦と思えば……丁度いい!」

アドルフの掌に黒い虚ろが集い……刃の形を為す。

「……ああ、それと……避けたまえよ?」

冗談なのか本気なのか見当も付かない台詞を吐いて、アドルフはただその膂力とバネだけを頼りとした斬撃を繰り出した。



(現在位置:C-3灯台『跡』)

411 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/11(日) 03:37:10
>>463
果たして目論見どおりに、彼女は独裁者からの逃亡を果たす。
お礼は後でたっぷりとしてもらう予定だよ、少なくとも奴に飲ませるよりはずっとマシだ。

>>474
――そして、姫を逃がされた暴君の、怒りの矛先は魔術師へ。
『悪い魔法使い』にはらしくない展開だが――私が奴を叩きのめしたいのも、また真実。

「……さあて、さっさと片付けて帰るとしようか。
 時間もないし、何より弟や親友も待ってる」

軽口を叩きながら銀鎖を呼び戻し、刀を握りなおす。
誰が呼んだか土壇場の決戦シ ョ ウ ダ ウ ン
状況的にも時間的にも、最後の勝負となるのは明白。そこへ――

開いた左手の中に、一本の刀が現れる。
ジローの銀刀とは正反対の、禍々しいまでの呪いの魔力。
呪われた血を持つ、我ら九龍王の子らクーロン・チャイルドにはお似合いか。
友香め、小憎らしい贈り物をしてくれたものだ。

刀が私の力と絡まり、全身から、刀からすら眩 霧リークブラッドが吹き荒れる。
それはさながら嵐の如く。

視界に移るは、力場思念と似て非なる、無明の刃を構えたアドルフ。
いいだろう、最後は小細工なしでやってやるさ。
こういうのは私ではなくジローのキャラクターなのだが、たまにはいいか。

奴が何か言っている。
避けろ? さあな、私の体に聞いてくれ。
今の私は一刀如意、意識よりも先に剣がある。

「カサンドラ・ジル・ウォーロック――――」

吹き荒れる己が気配の烈風に押され、二刀をぶらりと提げたまま。
妖気迸る呪いの刃と、最大出力の力場思念を込めた刃が――

「参る!」

×の字を描きながら、暴君に向かって繰り出される!

412 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/11(日) 04:26:05
(私が打ち勝った場合の描写が、これ。)

>>

一瞬の差にて、私の剣が競り勝ったらしい。
くずおれる総統に背を向け、絞りかすのような力の体に鞭打って歩く。

自前の刀は砕け散り、
私も疲労の極み。核着弾まで時間ももうない。

これまでか――そう思いかけていた時。
私の頭に、よく聞きなれた、くたびれた念の叫び声が届いた。


“――お姉ちゃんっ、まだ生きてるな!?”

“――ザザか。やっぱり持つべきものは家族だねえ。
 お姉ちゃんは嬉しいぞ、うんうん”

“――阿呆な事言ってる場合かっ。 話はあらかた島のバタリアンにとりついて聞いてたよ。
 それより黒コゲは御免だ、とっとと飛び移れ! トンズラするぞ!”

“――是非もなし!”

頂き物の妖刀を握り、私は最後の力を振り絞り、灯台のあった崖からダイブを試みる。
届かないか――と思ったが、そこをヤフリーの力場思念が拾い上げ、優しく船に乗せてくれた。
……偉いぞ、我が愛すべき弟たちよ。

「さあ出発! 長居は無用だ!
 ヤフリー、マーベリック、ハンス! 力場思念で船を加速させろ! 全力だ!」


そして頼りになる長兄の言葉とともに船は加速し、島が豆粒ぐらいになったところで。
禍々しい流れ星が軍艦島に着弾し、一足早い呪わしい暁をもたらした。



(カーサ――カサンドラ・ジル・ウォーロック、脱出成功)

413 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/11(日) 04:26:51
(そしてこれが、アドルフが打ち勝った場合の私の死亡レスだ。)

>>
ありうる限りの力を費やした剣は、しかし一歩及ばなかった。
無明の刃が私の体を袈裟懸けに絶ち、ついに私は崩れ落ちる。


……くく、私がこんなところでねえ。

望月ジロー。
望月コタロウ。
葛城ミミコ。
ケイン坊――ケイン・ウォーロック。
ザザを初めとする我が愛すべき呪われた家族達。
そして――――あのガキんちょになってしまった生涯の親友、アリス。

彼らの顔が脳裏を渡り。
最後にザザと、かつての家――ウォーロック家の従者の顔を思い出して、苦笑する。

お前らの言うこと、確かに正しかったねえ。
でも、これが私の本質だったってことさ―――救いがたいほどの、ね。


島に降りゆく滅びの光。
それを最後の光景に、私は灰となって消えうせた。
(カーサ消滅、最終地点:C-3)

414 名前:グリフォン(M):2005/09/12(月) 10:48:46
巨大戦 レス番纏め(前半)

・侵攻
デビルリバース 導入     >>11>>12
ファントム&グリフォン 導入 >>28
馬呑吐 導入         >>30

・交戦
>>43>>56>>82>>117


415 名前:グリフォン(M):2005/09/12(月) 10:50:27
巨大戦 レス番纏め(後半)

・乱戦
>>120>>156>>158>>189>>205>>223
>>246>>247

・終焉
グリフォン&ファントム 死亡 >252
デビルリバース     死亡 >255
馬呑吐         死亡 >256>257

・後日譚
魔帝胎動 >530 

416 名前:青銅名無し客:2005/09/14(水) 01:17:45
 ま、( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)……。

417 名前:青銅名無し客:2005/09/14(水) 01:19:07
 ま、()()()()()()()()( ・)()()()()( ・)()()()……。

418 名前:青銅名無し客:2005/09/14(水) 01:23:05
ま、そういう私も(・・・・・・)例外じゃあないけどねぇ(・・・・・・・・・・・)……。

419 名前:青銅名無し客:2005/09/21(水) 21:09:01

 窓の外を見るのを止めた。
 アイ・ヒッツ・ザ・ハイウェイ、ハイウェイ・トゥ・ヘル。
 デラウェア・ターンパイクを突っ切るワゴンの外、ジェットコースター並の勢いで風景と
車が背後に流れていく。流れ去る夜景は見蕩れる前に抽象画同然の形に姿を変えて行
くし、ドライブだとしたら情緒もクソもない。そして、スピード狂のセシルが運転しているの
ならこれもいつもの事だ、と納得するのだが、ハンドルを握るのはジェイムス。改造もし
ていないワゴンでこのスピードは異常なのだが、どうやら俺の周りの人間は自制にタガ
のタの字も存在してないらしい。ブッ飛びワゴンは制限速度を大幅にオーヴァーして、
いつ警察に追われてもおかしくない、警察にしてみれば見逃すのが大失態という速度
で走行中。しかしチキンハート共め。追手はなし。ガンガン飛ばすドライバーに一ミリの
躊躇いすらなし。ゴートゥーヘル。
 なので、助手席はカラである。CDチェンジャーの前に座れないのはあまり嬉しくない
が、この状態ならまだセシルの隣に座っていた方が平穏な気がしたからだ。いつも自
分でこれ以上のスピードを出しているクセに、セシルは「少し出し過ぎだぞ」などと白々
しいことを言う。何か突っ込んでやろうと思ったが、色々と面倒なので止めた。車内に
掛かっているのはヘラコプターズの「ビッグ・ガン」で、ジェイムスは対向車を遠慮なく
スレスレで掠めながら前を走る車を弾くように抜いて行く。が、前方の車を抜く度に「ビ
ッグ・ガン!」とか叫ぶのはどうかと思う。

「――私達の魔術が万能の産物だと勘違いしている人間が無数に存在するのは、私
達がルールを支配していると思っているからだろう。違うな。魔術には万能性など認
められない。体系立てられているのに、携わる人間の能力の個人差が大き過ぎるせ
いで異端の力としか思えないというだけだ。魔術と技術はどう違うか――魔術は技術
だ。魔術と科学はどう違うか」
「……フォーマットやないのん?」
 運転席から投げられる声。
 

420 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2005/09/24(土) 01:24:06

 天より飛来した業火は、有相無相の区別なく、その島の一切合財を消滅させた。
 笑石が護ろうとした二人の少女達も、その例外ではない。
 ──笑石は二人の少女を、その笑顔を護ることができなかった。
 そのことを意識すると、笑石の胸の内は三毒の業火に焦がされる。胸中を渦巻くその火勢は、
島を焼き滅ぼした滅罪の火に勝るとも劣らない。

 貪欲――即ち、失われてしまった二人の少女の生命への執着。
 瞋恚――即ち、少女達を護ることができなかった己への忿怒。
 愚痴――即ち、彼女らをこのような運命(さ だ め)に導いた縁起への不信。

「……未練だな」

 己を嘲るように、そう呟いた。
 感じるのは煩悩であり、魔縁だ。それを滅却すべくこうして座禅を組み、瞑想を行っているの
だが――結果は惨憺たるものだった。

 諦めと共に息を抜き、閉じていた瞼を開く。
 人気がない裏庭。西洋の瀟洒な建物に囲まれているそこは、笑石にとって異郷の地であり、異
教の地だ。
 ――ヴァチカン。カトリックの総本山であり、世界でも名だたる狩人達の組織。
 島が滅び去る直前、白衣の狩人との闘争で意識を失った笑石は、あろうことか敵対した狩人の
手で島より運び出され、ここへと連れて来られた。
 何故、自分がここにいるのか。何故、自分がここで生きているのか。目が醒めた直後は、流石
の笑石も困惑したものだが――

「ああ、そうか……」

 そこでふと、思い至った。


421 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2005/09/24(土) 01:27:21

 少女達を護れなかった、という事実もある。出逢った直後、殺すことができなかった自身の甘
さもある。だがそれ以上に笑石は、あの少女達を差し置いて、己が生き延びた状況に怒りを感じ
ているのだ、と。
 笑石は、たとえ自分があの地に残されようと、あの業火で滅ぼされようと、何の感慨も抱かな
かっただろう。元より、既に長くはない身だ。幾多の化生を伴って闘争の中で逝くのなら、まさ
しく本懐だった。
 ――あの少女達は違う。

 ――もっと生きていたかっただろう。
 ――もっと笑っていたかっただろう。
 ――あのような死に様など、望んでいなかっただろう。

 ぎり、と奥歯が軋む。
 ――いくら劫を経たつもりになろうと、自分は未熟に過ぎないということか。過ぎ去ったもの
への諦観という大悟には、未だ未だ至らぬらしい。
 少女達には縁がなく、自分には縁があった。互いにそういう運命だったと、そう諦めるべきだ。
取り返しのつかぬ過去に執着するのは、何より忌まわしい妄念に過ぎない。仮にも仏道に身を置
く者として、それは何よりも赦され得ぬ業罪である。
 諦めろ、と。笑石の深い部分が警句を告げる。
 ――だが、今の笑石にその権利はない。
 正しい在り方を間違え、少女を殺すことも護ることもできなかった笑石に、今更、正しいから
と言って少女達の死を諦めて良い理由が、あろうはずもない。

 ならば――瞋恚を以て修羅道を歩み、化生どもにその業罪を見せ付けてやろう。
 天魔の殺生を善行とし、彼奴らへの瞋恚を功徳としよう。
 今までと同じように? 否、今まで以上に( 、 、 、 、 、 、 )、だ。
 元より、この身は人ならぬ末法の化身。これ以上の業罪を背負おうとも構うものか。
 その結果として地獄、修羅道に堕ちるか虚無へと帰すかはわからないが、それこそ因果応報と
いうものだ。悔いなどない。


422 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2005/09/24(土) 01:31:09
 そして、誓おう。

 ――少女達の笑顔を忘れない。
 ――少女達の無念を忘れない。
 そして、少女達の来世が笑顔と共に在るように……そう、強く願った。

 降魔の決意を新たに、少女達への哀悼を胸に、笑石は立ち上がる。
 今は、先に解決しなければならない問題が一つあった。

 ――前述したように、ここは笑石にとって異郷の地である。
 そして当然の話だが、千年間をずっと日本で過ごして来た笑石が、ヴァチカンの公
用語であるラテン語など話せるはずもない。
 そもそも、日本を離れ海外に行くなど考えたこともなかったし、第一、不可能だと
思っていた。X線で引っ掛かるし。
 よって、何か不都合があった場合の人間の最上手段とも言える『人に訊く』は、こ
の場合使えない。身元の預かり人である女性や、白衣の青年には日本語が通じていた
のだが、生憎と今ここにはいない。

「…………ここはどこだ」

 ――広大なヴァチカンの敷地内で、笑石は迷子になっていた。


423 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2005/09/24(土) 01:51:44
(>>422修正)

 そして、誓おう。

 ――少女達の笑顔を忘れない。
 ――少女達の無念を忘れない。
 少女達の来世が笑顔と共に在るように……そう、強く願った。

 降魔の決意を新たに、少女達への哀悼を胸に、笑石は立ち上がる。
 今は、先に解決しなければならない問題が一つあった。

 ――前述したように、ここは笑石にとって異郷の地である。
 そして当然の話だが、千年間をずっと日本で過ごして来た笑石が、ヴァチカンの公
用語であるラテン語など話せるはずもない。
 そもそも、日本を離れ海外に行くなど考えたこともなかったし、第一、不可能だと思っ
ていた。X線で引っ掛かるし。
 よって、何か不都合があった場合の人間の最上手段とも言える『人に訊く』は、この
場合使えない。身元の預かり人である女性や、白衣の青年には日本語が通じていた
のだが、生憎と今ここにはいない。

「…………」

 沈黙が降りた。
 降りた、というのはあくまで笑石の主観的な物言いだ。人の気配が乱雑に行き交うヴ
ァチカンにおいて、人に忘れ去られたような裏庭は、笑石が来る以前も以後も同じ静
けさを保ったままだ。

「……ここはどこだ」

 弱々しく呟く。
 ――広大なヴァチカンの敷地内で、笑石は迷子になっていた。


424 名前:ガドル・名無し客!:2005/10/04(火) 14:23:32
テスト

425 名前:ガドル・名無し客!:2005/10/07(金) 14:05:31
test

426 名前:◆UHOEEB./K. :2005/10/08(土) 03:20:22
テストだぜ

427 名前:◆RX93cMuFTI :2005/10/11(火) 22:42:17
てすと・・・・

428 名前:ガドル・名無し客!:2005/10/14(金) 06:27:40
テスト

429 名前:ボンボン名無し:2005/11/29(火) 03:22:42
テスト

430 名前:ボンボン名無し:2006/01/04(水) 14:46:15
ビ「明けまして魂斗羅ッ!!!

ジ「意味不明でござる、ビル殿」

ビ「いいじゃねえか。こういうのはなぁ、ノリと勢いなんだよ!新年めでたいって気持ちとか
雰囲気が伝われば十分ッ!」

ジ「拙者としてはOH!エドの慣習にならい、厳粛に正月を迎えたいのでござるが…致し方
あるまい」

ビ「じゃあ新年の一言、よろしく」



(今回の投票結果を見て)
………さもありなん。
                …でござる
        ノw 、
       {   ミ
       ヽ __
       /     ヽ      /ヽ
       i ⌒ -´  |   /ヽ/
       >, >-  i_イ |  /ヽ/
  _  /ヾ/ ◎ . ゜ |/ヽ/
/―ヲ L_/|    ~  | /〜 ^\
   | ` /ヽ\  "^"ノ ゝ、|   \
  /  / \,――、/  ヾ \
 /\_ノ  |ー--―|  、 ノ\
   /―i´       ケ―ヾ


>>106
ビ「なんだおい、えらく哲学的な質問じゃねえか。生きる喜びと幸せねぇ…。まあ、好き勝手
絶頂に暴れ回ってるのは楽しいが、幸せとかとは違うよなぁ…」

ジ「しかし、いくさ人が戦場であれこれ考え事をするなど笑止。そういうことはネオCONTRAを
壊滅させてから考えるべきでござろう」

ビ「まあ確かにそうなんだけどよ、そう答えちまうと質問放棄みたいでちょっとなぁ…。
とりあえず、ヤツらみてえな無法をする連中は許せねえからよ。俺達があのアホ共をぶっ
潰すことで、ちっとでも世の中が良くなれば、いい気分だな」



>>107
○ビル・ライザー
「極めて高火力ですので、使用目的を十分に吟味した後、慎重に使用を決定してください」
「一旦起動すればほぼ自動的に目的を達成しますが、周囲への被害を考慮に入れない
恐れがあります。十分注意してください」
「記憶メモリー部分が完全ではありませんが、使用に問題が発生するほどではありません」

○柳生・ジャグワァ・玄兵衛
「極めて高火力ですので、使用目的を十分に吟味した後、慎重に使用を決定してください」
「一旦起動すればほぼ自動的に目的を達成しますが、周囲への被害を考慮に入れない
恐れがあります。十分注意してください」
「メモリー内の情報が正しいとは限りません。言うことを100%信用するのは避けてください」

ビ「…ま、似た者同士ってことだよな。はっはっはっはっは」

ジ「そうでござるなぁ。はっはっはっはっは」



>>108
ビ「………東方、ってなんだ?ジャグワァ」

ジ「少々待たれよ。調査してみるでござる」





ビ「………ほうほう、成る程ねえ。遙か昔のアジア圏の一部を舞台にしたゲーム・プログラム
ってわけか。21世紀頃には人気があったらしいな」

ジ「我が故郷OH!エドにも、似た雰囲気を持つ場所がござる。拙者には懐かしく感じられ
申す」

ビ「で、弾幕か。バラージシュートか!やっぱり荒事と言えば俺らの出番だよな!」

ジ「しかしビル殿。何やらこの物語はまったりが基本の様子」

ビ「…そういや出てくるのも女の子ばっかりだな。それじゃあ駄目だ。やっぱり俺達は血と
硝煙の匂いが漂ってねえとな。のんびりしたのは性にあわねえや。
 だからよ、どんな感じになるかって言われても、むやみやたらと重火器振り回す変なおっs…
お兄さんにしかなれねえと思うぜ」



ビ「…お、本部からの情報提供か。拠点がいくつか判明してるな」

ジ「では早速、出陣の準備をば」

ビ「まあ、今のところは地道にやるしかねえからな。一丁やってやるか!
 じゃあな!See You Next Mission!」

431 名前:◆ASUKAvosE6 :2006/01/19(木) 04:12:42
test

432 名前:ボンボン名無し:2006/01/19(木) 19:36:21
テスト

433 名前:ボンボン名無し:2006/01/24(火) 19:40:16
>>815
…こういう質問が来るのも、「人格」という本来あやふやな物を、要素ごとに分解して理解
しようという、今の世の中の風潮なのかな。この世にある物は、何でもデジタルに割りきれる
ものではないと思うんだが。
事実、Vateel=Technologyを持ってしても、魂という人間の内面部分をデジタル化して保存
することは出来なかった。脳は結局の所、神経細胞の塊だから、クローニングすることで
過去に保持していた記憶や人格を再生させることは出来たが…。

…話が逸れたな。私からパイロットである部分を取り除けば、当然そうでない部分が残る。
とはいえ、除いた部分に比べれば、残る物は少ないだろうな。私は偏った育ち方をしたから。
人間、人格形成のなされていない子供のうちから無茶をすると、こういうことになる。
だが、私はそれほど自分が嫌いではないし、人は変われるものだというからな。戦場に立つ
ことが無くなっても、残りの人生を楽しめるようになってみせるさ。

…だが、今の私の命が、Guardianの気まぐれ…いや、正確にはどういうつもりだったのかは
不明だが…とにかく、「彼/彼女」の手で助けられたものだというのは、少々不満だがな。
どうせなら自分で掴み取った命だと思いたかった。
…こういう風に思考するのも、パイロットというか、戦士的な部分であるのかもしれんな。

>>816
どういうもの…と言われてもな。
要するに、あれは血液の流れが正常でなくなるから起きる現象で、体調不良の一種なんだ。
しかも、体を鍛えることでマシには出来るが、基本的には絶対避けることが出来ないもの…。
だからまあ、例えるなら…一般企業のサラリーマンやOLが、毎朝の通勤ラッシュを不愉快に
思うようなもの、かな。つまりは鬱陶しいんだ。

私は会社勤めなんてしたことがないから、電車の中にぎゅうぎゅう詰めにされる苦しみは
分からんがね。

>>817
その両方だな。

命を危険にさらして戦場に立つことが全く怖くない人間なんて、この世にいない。それこそ、
薬物でも使わなければ無理だろう。
しかし、我々パイロット…特にエースと呼ばれる連中は、強い相手と戦うと高揚するという
困った悪癖がある。死ぬのは怖いが戦うのは楽しいんだ。…全く、救われんな。
だがこれは、我々戦士という人種の持つ性質だ。まともでも利口でもないと思うが、仕方が
ない。

…しかし、超巨大機動兵器、ね。考えてもみれば、Guardian戦役ではそういうのとばかり
戦っていた気がするな。まあ、「超」が付くほど大きくはないだろうが…。
む?そういえば「超」の付く巨大兵器って、具体的に何メートル以上あるものをいうんだ…?
君は知っているか?

>>818
シンプルだから…だと、私は思っている。

これはあくまで私の個人的な考えだが、遊戯というものはシンプルな方が面白い…いや、
受けが良いと言うべきかな。無論、複雑なルールのゲームの方がいい、というのも理解
できるが、それはどちらかと言えば上級者向けだと思う。ゲームにそこまで入れ込んで
いない…いわばライトユーザー層に対しては、やはりシンプルで分かりやすく、単純な内容の
ゲームの方が好まれるだろう。

で、ゲーム作りも企業がやる以上、商売だ。作って売るからには利益を出さなければならん。
そうなると玄人向けの複雑なものより、シンプルで楽しみやすいものの方が売れやすい。
シューティングゲームというものは…一般的には、横スクロールより縦スクロールの方が、
システム面がシンプルに出来ていることが多い。つまり、ライトユーザーにも受けやすいんだ。
それらの理由から、縦スクロールが主流になっている…と、私は推測している。
シンプルな分、作りやすいからという理由もあるかも知れんがな。

…問題は、シューティングというジャンル自体が受けなくなっているということだろうな。

>>819
およそ技術というものは、すべて才能と努力によってレベルの差が決まる。努力をしない
天才と才能のない努力家、どちらが優れているかという議論がよくされるが、私からすれば
ナンセンスだ。本当の強者になれるのは、類い希な才能を持ち、なおかつ人並み外れた
修練を積んだ者だけだ。

ゲームのプレイヤーでも、それは同じなんだろう。特にシューティングは操作センスと反復
練習によるパターン作りが最重要だからな。持って生まれたものと、積み重ねてきたもの。
どちらも顕著に現れるだろう。

>>820
戦場にあるものは、全て儚い。
どんな凄腕のパイロットも、被弾したり操縦ミスで事故を起こせば死ぬ。最新鋭の技術を投入
した超高性能機も、攻撃を受ければ破壊される。例外はない。

…考えてみれば、そういった無常感から解放されていたのは、唯一Guardianだけだったん
だろうな。結局「彼/彼女」も滅んだが、外的要因で滅ぼされた訳じゃない。「自決」したんだ。
…私は、勝てなかったのさ…。

>>821
先ほど述べたゲームのシンプルさの話と関係するな。
マイナージャンルである理由は、すでに君が言っているじゃないか。「非常に特異で希有」
だからだ。対戦型シューティングというのは、システム面が複雑でどうすれば勝てるのかが
他のシューティングに比べて分かりにくいし、ランダム性が強くてパターン化もしづらい。
だから、ただでさえ人口の少ないシューティングゲーマーからも避けられがちなんだ。
メジャーになれないのはそういう理由からだろう…と、私は思っている。

434 名前:ボンボン名無し:2006/01/24(火) 19:43:03
>>822
私には経験がない。
だが、他人が私の命の価値をいくらだと思っていようと、私には関係のないことだ。君だって、
見知らぬ誰かがどこかで「あいつの命の価値は100円だ」と思っていたところで、痛痒に
感じるか?感じまい。

自分の命の価値などというものはな、自分だけが知っていればいいことだ。ゴミだ屑だと
言われようと、全く意に介さず生きる人間もいれば、周囲からどれだけ賞賛されても、自分に
価値を感じることが出来ない人間だっている。そういうことだ。

>>823
再販だけで十分だ。

>>824
ttp://www.toranoana.jp/mailorder/soft/051205broken/051205broken.html
買 え 。

…君は私が歌って踊れる軍人だとでも思っているのか?あいにく、私にはそんな芸能的
才能はない。声が綺麗だと言われたことはあるが。
…そして、

>フィギュアつきで ぱ ん つ は い て な い と売り上げ倍増らしいですよ。
ヨゴレになるのはもっとごめんだ。

>>825
…地球圏におけるVasteel=Technologyの物語は、Guardian戦役の終了とともに完結して
いる。私がなにがしかの形で、歴史に名を残すようなことはもうあるまい。もっとも、「サンダー
フォース」による対Guardian反撃作戦は極秘だったから、一般の人々には知れ渡っていない
が。

だが、そもそもVasteelはどこから来たのか、ということを考えれば、物語の焦点はそちらに
当てられるのではないかな?
私はよその世界に興味など無いがね。





続編の製作が現在進行中だという情報は入ってきているがな…実は。

>>826
…漫画はあまり読まないんだが…。何がいい、と言われてもな。
そもそも擬音というのは、本来口では言い表せない音を無理矢理文字に変換しているんだ。
実際、私は爆発音なんぞ聞き飽きるほど聞いてきたが、あんな音を人間の喉で出せるとは
思えん。
だからいっそのこと、漫画らしく豪快なアレンジとか、オリジナリティがあった方がいいな。
たとえば、

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1110561531/117.jpg

…こんなのとか。

>>827
今度はイタリア抜きでやろう。

ttp://www.encyclopedia.masdf.com/pukiwiki.php?%BA%A3%C5%D9%A4%CF%A5%A4%A5%BF%A5%EA%A5%A2%C8%

B4%A4%AD%A4%C7

>>828
…食えばいいだろう、そのくらい。
それとも、今は魚の値段がそんなに高騰しているのか?確かに、Guardian戦役の影響で
地球の海洋部も多大な影響を受けたが…魚が捕れなくなるほどではないだろう。まさか
Guardianが漁師を皆殺しにしたとは思えんし…。
…私が商店で魚を買うことなんて滅多にないから、はっきりしたことは言えんが。

そもそも「ツナ」というのは加工されたマグロのことだろう。マグロの刺身が食いたいという
ことか?最近は日本食も珍しいものではなくなっているし、和風料理店に行けば注文できると
思うぞ。

…しかし、こんな話をしていたら魚が食いたくなってきたな。今日の夕食は刺身にするか…。

435 名前:ボンボン名無し:2006/01/24(火) 19:43:40
>>822
私には経験がない。
だが、他人が私の命の価値をいくらだと思っていようと、私には関係のないことだ。君だって、
見知らぬ誰かがどこかで「あいつの命の価値は100円だ」と思っていたところで、痛痒に
感じるか?感じまい。

自分の命の価値などというものはな、自分だけが知っていればいいことだ。ゴミだ屑だと
言われようと、全く意に介さず生きる人間もいれば、周囲からどれだけ賞賛されても、自分に
価値を感じることが出来ない人間だっている。そういうことだ。

>>823
再販だけで十分だ。

>>824
ttp://www.toranoana.jp/mailorder/soft/051205broken/051205broken.html
買 え 。

…君は私が歌って踊れる軍人だとでも思っているのか?あいにく、私にはそんな芸能的
才能はない。声が綺麗だと言われたことはあるが。
…そして、

>フィギュアつきで ぱ ん つ は い て な い と売り上げ倍増らしいですよ。
ヨゴレになるのはもっとごめんだ。

>>825
…地球圏におけるVasteel=Technologyの物語は、Guardian戦役の終了とともに完結して
いる。私がなにがしかの形で、歴史に名を残すようなことはもうあるまい。もっとも、「サンダー
フォース」による対Guardian反撃作戦は極秘だったから、一般の人々には知れ渡っていない
が。

だが、そもそもVasteelはどこから来たのか、ということを考えれば、物語の焦点はそちらに
当てられるのではないかな?
私はよその世界に興味など無いがね。





続編の製作が現在進行中だという情報は入ってきているがな…実は。

>>826
…漫画はあまり読まないんだが…。何がいい、と言われてもな。
そもそも擬音というのは、本来口では言い表せない音を無理矢理文字に変換しているんだ。
実際、私は爆発音なんぞ聞き飽きるほど聞いてきたが、あんな音を人間の喉で出せるとは
思えん。
だからいっそのこと、漫画らしく豪快なアレンジとか、オリジナリティがあった方がいいな。
たとえば、

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1110561531/117.jpg

…こんなのとか。

>>827
今度はイタリア抜きでやろう。

ttp://www.encyclopedia.masdf.com/pukiwiki.php?%BA%A3%C5%D9%A4%CF%A5%A4%A5%BF%A5%EA%A5%A2%C8%B4%A4%AD%A4%C7

>>828
…食えばいいだろう、そのくらい。
それとも、今は魚の値段がそんなに高騰しているのか?確かに、Guardian戦役の影響で
地球の海洋部も多大な影響を受けたが…魚が捕れなくなるほどではないだろう。まさか
Guardianが漁師を皆殺しにしたとは思えんし…。
…私が商店で魚を買うことなんて滅多にないから、はっきりしたことは言えんが。

そもそも「ツナ」というのは加工されたマグロのことだろう。マグロの刺身が食いたいという
ことか?最近は日本食も珍しいものではなくなっているし、和風料理店に行けば注文できると
思うぞ。

…しかし、こんな話をしていたら魚が食いたくなってきたな。今日の夕食は刺身にするか…。

436 名前:ボンボン名無し:2006/02/03(金) 03:22:47
てすと

437 名前:部長:2006/02/03(金) 07:42:41
――大きくなったら日本にいらっしゃい。
                   ティー
             美味しいお茶をいれてあげる――

438 名前:@darkblue@部長:2006/02/03(金) 08:26:30
美味しいお茶(ティー)をいれてあげる――

439 名前:ボンボン名無し:2006/02/05(日) 19:56:33
…この場で言うのも何だが、復帰を祝ってくれた人達に特別に感謝の意を表する。貴方達の
言葉はいかなる援軍や支援物資よりもありがたく、心強い。これからも応援してくれれば、
それ以上に嬉しいことはない。
…私は口下手だから、通り一遍の言葉に聞こえるかも知れないが、本心で言っている。
ありがとう。

>>832
…改めて問われると、即答はしかねるな。

軍人としての私の「敵」なら、命令に従って撃破すべき機体、もしくは任務遂行の妨げになる
ものだ。仕事だから贅沢は言わんが、出来れば手強いヤツの方がいい。手応えがないと
面白くないからな。
だから、どんな存在かというと…一言で言えば「喧嘩相手」だ。戦い甲斐のある相手だと
嬉しい。力を尽くし技を尽くし知恵を尽くして、強者に勝利することを至上の喜びと感じるのが、
戦士の性という物だ。
私は一対一の戦闘で負けたことはない。私が勝てなかったのは唯一、Guardianだけだ。

個人としての私の「敵」なら……なんだろうな。人間関係で敵は作らないようにしている…
というか、敵が出来るほど広い交友関係を持っていない(苦笑)
無論、こういう仕事をしている以上、恨みを買わないはずはないが…軍の情報管理は徹底
しているからな。プライベートで戦場の報復を受ける、ということはまず無い。そんな事件が
頻発しては、士官の命がいくらあっても足りんからな。
あるとしたら、強盗や通り魔のような無差別に襲ってくる犯罪者くらいか。そういう連中から
なら、私は自分の身を守ることが出来るし、自宅にも押し入られない程度のセキュリティは
ある。
つまり、私生活で「敵」と呼べるほどのものは存在しないな。…だが、Guardian戦役の混乱で、
これからまた治安が悪くなるかも知れん。気をつけねばなるまい。

>>833
…だから、私は恋愛には興味がないと言っただろう。恋人はいないし、今までいたことも
なかった。だから好きなタイプ、と言われてもピンと来ない。

色気づくような年になった頃には、もう軍隊にいたからな。恋愛に現を抜かす余裕なんぞ
なかったし、何より私は自分が強くなること以外、考えていなかった。他の全てをかなぐり
捨てて、己を鍛え上げたからこそ、史上最年少の18歳でCTNナンバーに登録されることが
できたんだ。後悔はない。

…まあ、そんな育ち方をしたせいで、男が寄ってこないような女になってしまったんだが。
だが恋人がいなくては生きて行けん訳でもあるまい。私は今のままで十分だよ。

>好きな同性のタイプは……教えてくれなくていいや
…君は私の恋愛関係は知りたいが、交友関係は知りたくないというのか?まったく…。
確かに私は人付き合いが下手だからな。はっきり言って友人の数は少ない。その分、狭く
深く付き合っているつもりだがね。

>>834
>セネス先生
…またずいぶんと懐かしい呼び名だな…。私は既に教師としては活動していない。先生は
よしたまえ。

>出演決定か?
さあ、な。まだ何とも言えん。だが、もし出るとしたら、私の戦いはまだ終わってはいないと
いうことなんだろうな。
…Guardianが滅び、人類の脅威は去ったと思っていたが…。「彼/彼女」以上の敵が存在
するというのか…?フッ、それならそれでいい。このまま平和に暮らすのも悪くないと思って
いるが…Guardian以上の敵がいるというなら、見せてもらおう。

>本来の髪の色と目の色
昔から髪も肌も白かったから、大して変わっていない。外で走り回って遊んでいた割には、
日焼けもしていなかったしな。
…流石にこんな真っ赤な瞳ではなかったから、実家で家族に会ったとき変に思われるんじゃ
ないかと思ったが…発展した科学技術はファッション関係にも還元されているからな。それ
ほど勘ぐられなかったよ。最近では目の色も髪の色も簡単かつ自由に染色できる。

…CTNに関しては当然、重要軍事機密だからな…。外部の人間には誰にも話せん。

>>835
ふむ、彼についてか。

技術畑の人間でありながらCTN登録されたという、かなりの変わり種だが、それだけに腕は
一流だ。整備スタッフとしては勿論、パイロットとしても十分信頼できる能力を持っている。
…Gurdian戦役で、私の直属の部下だったパイロットは、彼以外全員戦死したからな。今も
生き残っているのは彼だけだ。
もしかしたら、その悪運の強さこそが彼の最大の武器かも知れん。

…ん?どうした?まだ何か聞き足りないようだが。
………ああ、プライベートでの付き合いはなかったのかとか、そういうことが聞きたいのか?
悪いが、基地の外では彼と顔を合わせたこともないよ。さっきも言ったとおり、私は人付き
合いが苦手だし、CTNという連中はコミュニケーション不全者であることが多い。
その点、彼は社交的な方だったな。人格面でとがったところの多い222部隊の中で、一番
周りと上手くやっていたのは彼だろう。

だから、「どう思うか」という質問に答えるとすると…「極めて優秀な部下。一個人としても
好人物」といったところかな。

>>836
ドイツの英雄と言えば、一般層にも有名なのは「ニーベルンゲンの指輪」の王子ジークフリード
だろうが…伝説上の人物だしな。実在した英雄について語るべきだろう。


戦闘機のパイロットなら、間違いなくエーリッヒ・ハルトマンがドイツ最高の英雄だ。
1922年生まれで、ドイツ空軍には1940年、18歳の時に入っている。配属したばかりの頃は、
半年間で一機も撃墜できなかったりと伸び悩んだ時期があったようだが、1943年7月に展開
されたチタデレ作戦以降、凄まじいとしか言いようのない成長を見せている。
1943年5月までの撃墜数はたったの15機だったが、7月に24機、8月では倍の49機を撃墜と
いう、とんでもない記録を打ち立てた。その後、約一年で148機を撃墜し、騎士十字勲章を
授与されている。
9月には中尉に昇進して中隊長を務めるようになったが、その頃になるとソ連空軍は機体も
パイロットも手強くなってきて、ドイツ軍は徐々に押され始めるようになる。しかし彼の撃墜
率は全く落ちることなく、翌年3月には202機撃墜で柏葉騎士十字章、さらにその3ヶ月後には
266機撃墜で剣柏葉騎士十字章を授与。もはやドイツ空軍のトップエースの名を恣にし、ソ連
軍からは「ウクライナの黒い悪魔」と呼ばれて恐れられた。
結局、ドイツ軍はソ連軍との戦力差が開きすぎて敗北するんだが、劣勢になってもなお出撃し
続けた彼の生涯撃墜数は352機。ギネスブックに載ることになった。…もし、私と同じ時代に
生まれていれば、間違いなくCTNナンバーに登録されただろうな。

一個人としては…童顔だったらしく、同僚からは「ブービ」(坊や)とか呼ばれていたそうだ。
また、我の強い性格であることが多いエースパイロットの中では珍しく、部隊全体の調和を
重んじていた。事実、全員で生還することを信条としていたため、彼自身はおろか寮機すら
一度たりとも撃墜されなかったらしい。
後進の指導にも熱心で、自信が持てない新兵には、自分の機体と同じ黒いチューリップの
ペイントを施し、少しでも生還できる確率を上げるようにしていたそうだ。

私はパイロットとして、また部隊を率いる者として、彼を最も目標とすべき人物だと思っている。
私も若くして天才と呼ばれたが、彼の成し遂げたことは天才という言葉すら超えている。
彼のような人物がいると、人間の能力には限界がないのかも知れない、と思わせてくれる
からな。私もかくありたいものだ。

ちなみに、彼の写真が残っている。右がハルトマン大尉に次ぐ撃墜数を持つバルクホルン
少佐、左が大尉だ。
ttp://www.page.sannet.ne.jp/ww2/ace2.jpg (撮影当時22歳)
…うむ、童顔だな。


軍団を指揮する将帥なら、エルヴィン・ヨハンネス・オイゲン・ロンメル元帥だろう。「砂漠の
狐」といえば、君も知っているのではないか?

元々は歩兵戦術のプロだったようだが、装甲部隊の有効性を認めてからは、砲兵や戦車隊を
指揮するようになった。「幽霊師団」と呼ばれる理由となった神出鬼没の機動戦術と、本来
対空砲である88mm高射砲を水平発射して、対戦車攻撃を行ったのが最も有名だな。
先ほど述べた「砂漠の狐」の異名で呼ばれるようになったのは、北アフリカでイギリスと戦った
際の活躍からだ。数的に不利だったにもかかわらず大勝を続け、海上交通の最重要地だった
スエズ運河の目の前まで到達したが…元々アフリカ戦線が「イタリア軍を助けるもののついで」
だったため、ヒトラーが補給を惜しんでロンメルは慢性的な物資不足に悩まされ続けた。彼が
総統に対して不信感を持ち始めたのも、この頃からだと言われている。
しかしやる気のないドイツとは裏腹に、イギリス側は大英帝国の威信がかかっていると必死。
結果、ロンメルが長年の無理がたたって発病したこともあり、ドイツ軍はアフリカから叩き出さ
れることになった。
その後も脚の負傷や病気に耐えながら前線に赴き続けたが、戦争末期のヒトラーは国防軍の
高級将校に対して懐疑的になっていて、ロンメルにヒトラー暗殺計画の首謀者であるという
嫌疑をかけた。しかしすでに国家的英雄となっていた彼を処刑することは出来ず、ヒトラーは
ロンメルに毒を飲むよう強要し、彼はそれを受け入れて服毒自殺してしまったそうだ。
…いかに偉大な戦士も、こんなあえない結末を迎えてしまうのが、歴史の悲しいところだな。

性格的にも非常に高潔な人物で、当時のドイツ軍将校としては驚異的なことに、ユダヤ人を
差別せず、捕虜も厚遇していた。戦場にあっても騎士道精神を貫き、ハードキル(殲滅)より
ソフトキル(無力化)を重視する方針をとっていたらしい。常に前線に立って兵士達とともに
戦い、敵国イギリスの宰相であるチャーチルをもってして「ロンメルは聖者」と言わしめたの
だから、まったくもって感服するほか無い。

彼が亡くなってから既に200年以上経っているが、統合政府軍士官学校の戦術教本には、
エルヴィン・ロンメルの名が出てくる。無論、私も一軍人として、彼のことを尊敬している。
まさしく武人の鑑のような人だからな。私は生まれてこの方忠誠心というものに縁のない人間
だが、彼のような人物にこそ上に立って欲しいと思うよ。

>>837
無い。
そんな危険人物に、基地内部をうろうろさせられるわけないだろう。そもそも、これはあくまで
飛行機に乗るときに着るもので、普段からこの格好で勤務しているわけではない。乗り降りの
際にはロングコートを羽織っているしな。
…「体の線が出る=いやらしい格好」だとしたら、この世から水泳選手はいなくなっていると
思うぞ。

それに、こんなだがこのスーツは極めて高性能だ。対Gは当然として、対弾、対刃、耐衝撃、
保温機能に優れ、身体の動きを制限することもない。正に最新技術の結晶だ。
見た目だけで判断するものではない。

>>838
……今のところはノーコメントとさせてもらう。ただ、私が地球にVamblaceを持ち帰ったのは
確かだ。それによって、この先の人類がどうなるかは…誰にも分からんだろう。

440 名前:ボンボン名無し:2006/02/14(火) 16:49:58
ビ「んどるぅあぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 何か理由はわかんねえが、今日は暴れたくて暴れたくて仕方ねえぜぇーーーッ!!まったく
何があったわけでもねえのに困ったもんだ!あれ!?でもこれ血涙!?

ジ「我らはこれより修羅に入る!!人と会っては人を斬り、神とあっては神を斬れ!!
特にわけもなく!!!

ビ「がはぁ…!だが質問を残したまま出撃するわけにもいかねえ!一旦オーラを押さえて、
返答してからネオCONTRAのやつらを殺っちまうとするぜ…!
 ジャグワァ!<fpnt size="6">理由無き怒りの</font>一言よろしく!」



いやマジで拙者チョコレイトとか嫌いなんだよね
ああいう甘ったるいの苦手っていうか食べても
やたらと喉乾くしさぁ食べ過ぎたら虫歯や肥満の
原因にもなるしそもそもSAMURAIたるものが
甘味類を過剰摂取なんて言語道断でしょ拙者
これでも普段から食生活には気を遣っtあれ
ちょっとどこいくのねえまだ話終わってな(ry)
                       …でござる
        ノw 、
       {   ミ
       ヽ __
       /     ヽ      /ヽ
       i ⌒ -´  |   /ヽ/
       >, >-  i_イ |  /ヽ/
  _  /ヾ/ ◎ . ゜ |/ヽ/
/―ヲ L_/|    ~  | /〜 ^\
   | ` /ヽ\  "^"ノ ゝ、|   \
  /  / \,――、/  ヾ \
 /\_ノ  |ー--―|  、 ノ\
   /―i´       ケ―ヾ



>>109
ビ「おう!誰かと思えば伝説の傭兵じゃねえか!わざわざ挨拶に来てもらえるとは恐縮だ
ねぇ」

ジ「ご厚意、感謝いたす。レーションは本日の夕食にさせていただくでござる。醤油漬けに
して」

ビ「で、なんだ?他の世界?おまえさん、傭兵なんてやってる割にはずいぶんと夢のある
質問するなぁ。
 別の世界ねぇ。まあ、別世界って訳じゃないが、昔オペレーション・ワイワイワールドって
変な作戦に参加したことがあるぜ。何かサイボーグみたいなヤツとか、鞭持った変な兄ちゃん
とか、SAMURAIっぽいヤツとか、赤ん坊とか集まってたよ」

ジ「…何やら、本当に作戦なのか疑わしいでござるな」

ビ「いや、アレはアレで結構ハードだったぜ。見たこともねえ奴らが襲ってくるしよ」

ジ「で、行きたい世界は?」

ビ「んー、別にこの世界に不満とかねえんだけどな。まあ、平和なとこならそれに越したことは
ねえかな。でも争いごとが無くなると、俺達みてえなのは活躍できなくなっちまうんだよなぁ…。
難しいところだぜ」



>>110
ビ「…あぁ?まだ地球に商売人なんていたのかよ…。でも、俺達金なんて持ってねぇぜ?」

ジ「本部に必要経費として申請させればよいのでは?」

ビ「それもそうだな。じゃあ請求はそっちに頼むぜ。まずは品揃えをっと…ムッ!?」

ジ「何奴ッ!」

『ガガガガガガガガガガ!!!!』
「あわびゅっ!」
(窓の方向に向けてマシンガン乱射!窓から飛び込もうとしていた>>111を蜂の巣にする)

ビ「…畜生、ネオCONTRAの偵察部隊だ。この辺もそろそろ嗅ぎつけられてきたって事か…」

ジ「住居も移さねばならぬかも知れぬな…」

ビ「チッ!また雨風凌げて通信設備もある場所探さなきゃいけねぇのかよ…!そんな都合の
良い場所あんまり残ってないってのに…。
 …おう、すまねえな。そういうことで引っ越しの準備しなきゃならなくなった。とりあえず弾薬
だけ買っとくよ」



ビ「うるぁぁぁぁぁぁぁ!!オーラ発動再開!
MINAGOROSHIだぁーーーーーッ!!!

ジ「斬る!!全て斬る!!うぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

ビ「Seeeeeeeee Yoooooooou Neeeeeext Missiooooooooooooooon!!!!!

(粉塵を巻き上げながら去っていきました)

441 名前:ボンボン名無し:2006/02/14(火) 16:51:28
ビ「んどるぅあぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 何か理由はわかんねえが、今日は暴れたくて暴れたくて仕方ねえぜぇーーーッ!!まったく
何があったわけでもねえのに困ったもんだ!あれ!?でもこれ血涙!?

ジ「我らはこれより修羅に入る!!人と会っては人を斬り、神とあっては神を斬れ!!
特にわけもなく!!!

ビ「がはぁ…!だが質問を残したまま出撃するわけにもいかねえ!一旦オーラを押さえて、
返答してからネオCONTRAのやつらを殺っちまうとするぜ…!
 ジャグワァ!理由無き怒りの一言よろしく!」



いやマジで拙者チョコレイトとか嫌いなんだよね
ああいう甘ったるいの苦手っていうか食べても
やたらと喉乾くしさぁ食べ過ぎたら虫歯や肥満の
原因にもなるしそもそもSAMURAIたるものが
甘味類を過剰摂取なんて言語道断でしょ拙者
これでも普段から食生活には気を遣っtあれ
ちょっとどこいくのねえまだ話終わってな(ry)
                       …でござる
        ノw 、
       {   ミ
       ヽ __
       /     ヽ      /ヽ
       i ⌒ -´  |   /ヽ/
       >, >-  i_イ |  /ヽ/
  _  /ヾ/ ◎ . ゜ |/ヽ/
/―ヲ L_/|    ~  | /〜 ^\
   | ` /ヽ\  "^"ノ ゝ、|   \
  /  / \,――、/  ヾ \
 /\_ノ  |ー--―|  、 ノ\
   /―i´       ケ―ヾ



>>109
ビ「おう!誰かと思えば伝説の傭兵じゃねえか!わざわざ挨拶に来てもらえるとは恐縮だ
ねぇ」

ジ「ご厚意、感謝いたす。レーションは本日の夕食にさせていただくでござる。醤油漬けに
して」

ビ「で、なんだ?他の世界?おまえさん、傭兵なんてやってる割にはずいぶんと夢のある
質問するなぁ。
 別の世界ねぇ。まあ、別世界って訳じゃないが、昔オペレーション・ワイワイワールドって
変な作戦に参加したことがあるぜ。何かサイボーグみたいなヤツとか、鞭持った変な兄ちゃん
とか、SAMURAIっぽいヤツとか、赤ん坊とか集まってたよ」

ジ「…何やら、本当に作戦なのか疑わしいでござるな」

ビ「いや、アレはアレで結構ハードだったぜ。見たこともねえ奴らが襲ってくるしよ」

ジ「で、行きたい世界は?」

ビ「んー、別にこの世界に不満とかねえんだけどな。まあ、平和なとこならそれに越したことは
ねえかな。でも争いごとが無くなると、俺達みてえなのは活躍できなくなっちまうんだよなぁ…。
難しいところだぜ」



>>110
ビ「…あぁ?まだ地球に商売人なんていたのかよ…。でも、俺達金なんて持ってねぇぜ?」

ジ「本部に必要経費として申請させればよいのでは?」

ビ「それもそうだな。じゃあ請求はそっちに頼むぜ。まずは品揃えをっと…ムッ!?」

ジ「何奴ッ!」

『ガガガガガガガガガガ!!!!』
「あわびゅっ!」
(窓の方向に向けてマシンガン乱射!窓から飛び込もうとしていた>>111を蜂の巣にする)

ビ「…畜生、ネオCONTRAの偵察部隊だ。この辺もそろそろ嗅ぎつけられてきたって事か…」

ジ「住居も移さねばならぬかも知れぬな…」

ビ「チッ!また雨風凌げて通信設備もある場所探さなきゃいけねぇのかよ…!そんな都合の
良い場所あんまり残ってないってのに…。
 …おう、すまねえな。そういうことで引っ越しの準備しなきゃならなくなった。とりあえず弾薬
だけ買っとくよ」



ビ「うるぁぁぁぁぁぁぁ!!オーラ発動再開!
MINAGOROSHIだぁーーーーーッ!!!

ジ「斬る!!全て斬る!!うぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

ビ「Seeeeeeeee Yoooooooou Neeeeeext Missiooooooooooooooon!!!!!

(粉塵を巻き上げながら去っていきました)

442 名前:ボンボン名無し:2006/02/14(火) 16:53:16
ビ「んどるぅあぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 何か理由はわかんねえが、今日は暴れたくて暴れたくて仕方
ねえぜぇーーーッ!!
まったく何があったわけでもねえのに困ったもんだ!
あれ!?でもこれ血涙!?

ジ「我らはこれより修羅に入る!!人と会っては人を斬り、
神とあっては神を斬れ!!

特にわけもなく!!!

ビ「がはぁ…!だが質問を残したまま出撃するわけにもいかねえ!一旦オーラを押さえて、
返答してからネオCONTRAのやつらを殺っちまうとするぜ…!
 ジャグワァ!<fpnt size="6">理由無き怒りの</font>一言よろしく!」



いやマジで拙者チョコレイトとか嫌いなんだよね
ああいう甘ったるいの苦手っていうか食べても
やたらと喉乾くしさぁ食べ過ぎたら虫歯や肥満の
原因にもなるしそもそもSAMURAIたるものが
甘味類を過剰摂取なんて言語道断でしょ拙者
これでも普段から食生活には気を遣っtあれ
ちょっとどこいくのねえまだ話終わってな(ry)
                       …でござる
        ノw 、
       {   ミ
       ヽ __
       /     ヽ      /ヽ
       i ⌒ -´  |   /ヽ/
       >, >-  i_イ |  /ヽ/
  _  /ヾ/ ◎ . ゜ |/ヽ/
/―ヲ L_/|    ~  | /〜 ^\
   | ` /ヽ\  "^"ノ ゝ、|   \
  /  / \,――、/  ヾ \
 /\_ノ  |ー--―|  、 ノ\
   /―i´       ケ―ヾ



>>109
ビ「おう!誰かと思えば伝説の傭兵じゃねえか!わざわざ挨拶に来てもらえるとは恐縮だ
ねぇ」

ジ「ご厚意、感謝いたす。レーションは本日の夕食にさせていただくでござる。醤油漬けに
して」

ビ「で、なんだ?他の世界?おまえさん、傭兵なんてやってる割にはずいぶんと夢のある
質問するなぁ。
 別の世界ねぇ。まあ、別世界って訳じゃないが、昔オペレーション・ワイワイワールドって
変な作戦に参加したことがあるぜ。何かサイボーグみたいなヤツとか、鞭持った変な兄ちゃん
とか、SAMURAIっぽいヤツとか、赤ん坊とか集まってたよ」

ジ「…何やら、本当に作戦なのか疑わしいでござるな」

ビ「いや、アレはアレで結構ハードだったぜ。見たこともねえ奴らが襲ってくるしよ」

ジ「で、行きたい世界は?」

ビ「んー、別にこの世界に不満とかねえんだけどな。まあ、平和なとこならそれに越したことは
ねえかな。でも争いごとが無くなると、俺達みてえなのは活躍できなくなっちまうんだよなぁ…。
難しいところだぜ」



>>110
ビ「…あぁ?まだ地球に商売人なんていたのかよ…。でも、俺達金なんて持ってねぇぜ?」

ジ「本部に必要経費として申請させればよいのでは?」

ビ「それもそうだな。じゃあ請求はそっちに頼むぜ。まずは品揃えをっと…ムッ!?」

ジ「何奴ッ!」

『ガガガガガガガガガガ!!!!』
「あわびゅっ!」
(窓の方向に向けてマシンガン乱射!窓から飛び込もうとしていた>>111を蜂の巣にする)

ビ「…畜生、ネオCONTRAの偵察部隊だ。この辺もそろそろ嗅ぎつけられてきたって事か…」

ジ「住居も移さねばならぬかも知れぬな…」

ビ「チッ!また雨風凌げて通信設備もある場所探さなきゃいけねぇのかよ…!そんな都合の
良い場所あんまり残ってないってのに…。
 …おう、すまねえな。そういうことで引っ越しの準備しなきゃならなくなった。とりあえず弾薬
だけ買っとくよ」



ビ「うるぁぁぁぁぁぁぁ!!オーラ発動再開!
MINAGOROSHIだぁーーーーーッ!!!

ジ「斬る!!全て斬る!!
うぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!


ビ「Seeeeeeeee Yoooooooou Neeeeeext Missiooooooooooooooon!!!!!

(粉塵を巻き上げながら去っていきました)

443 名前:ボンボン名無し:2006/02/14(火) 16:54:49
ビ「んどるぅあぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 何か理由はわかんねえが、今日は暴れたくて暴れたくて仕方
ねえぜぇーーーッ!!
まったく何があったわけでもねえのに困ったもんだ!
あれ!?でもこれ血涙!?

ジ「我らはこれより修羅に入る!!人と会っては人を斬り、
神とあっては神を斬れ!!

特にわけもなく!!!

ビ「がはぁ…!だが質問を残したまま出撃するわけにもいかねえ!一旦オーラを押さえて、
返答してからネオCONTRAのやつらを殺っちまうとするぜ…!
 ジャグワァ!理由無き怒りの一言よろしく!」



いやマジで拙者チョコレイトとか嫌いなんだよね
ああいう甘ったるいの苦手っていうか食べても
やたらと喉乾くしさぁ食べ過ぎたら虫歯や肥満の
原因にもなるしそもそもSAMURAIたるものが
甘味類を過剰摂取なんて言語道断でしょ拙者
これでも普段から食生活には気を遣っtあれ
ちょっとどこいくのねえまだ話終わってな(ry)
                       …でござる
        ノw 、
       {   ミ
       ヽ __
       /     ヽ      /ヽ
       i ⌒ -´  |   /ヽ/
       >, >-  i_イ |  /ヽ/
  _  /ヾ/ ◎ . ゜ |/ヽ/
/―ヲ L_/|    ~  | /〜 ^\
   | ` /ヽ\  "^"ノ ゝ、|   \
  /  / \,――、/  ヾ \
 /\_ノ  |ー--―|  、 ノ\
   /―i´       ケ―ヾ



>>109
ビ「おう!誰かと思えば伝説の傭兵じゃねえか!わざわざ挨拶に来てもらえるとは恐縮だ
ねぇ」

ジ「ご厚意、感謝いたす。レーションは本日の夕食にさせていただくでござる。醤油漬けに
して」

ビ「で、なんだ?他の世界?おまえさん、傭兵なんてやってる割にはずいぶんと夢のある
質問するなぁ。
 別の世界ねぇ。まあ、別世界って訳じゃないが、昔オペレーション・ワイワイワールドって
変な作戦に参加したことがあるぜ。何かサイボーグみたいなヤツとか、鞭持った変な兄ちゃん
とか、SAMURAIっぽいヤツとか、赤ん坊とか集まってたよ」

ジ「…何やら、本当に作戦なのか疑わしいでござるな」

ビ「いや、アレはアレで結構ハードだったぜ。見たこともねえ奴らが襲ってくるしよ」

ジ「で、行きたい世界は?」

ビ「んー、別にこの世界に不満とかねえんだけどな。まあ、平和なとこならそれに越したことは
ねえかな。でも争いごとが無くなると、俺達みてえなのは活躍できなくなっちまうんだよなぁ…。
難しいところだぜ」



>>110
ビ「…あぁ?まだ地球に商売人なんていたのかよ…。でも、俺達金なんて持ってねぇぜ?」

ジ「本部に必要経費として申請させればよいのでは?」

ビ「それもそうだな。じゃあ請求はそっちに頼むぜ。まずは品揃えをっと…ムッ!?」

ジ「何奴ッ!」

『ガガガガガガガガガガ!!!!』
「あわびゅっ!」
(窓の方向に向けてマシンガン乱射!窓から飛び込もうとしていた>>111を蜂の巣にする)

ビ「…畜生、ネオCONTRAの偵察部隊だ。この辺もそろそろ嗅ぎつけられてきたって事か…」

ジ「住居も移さねばならぬかも知れぬな…」

ビ「チッ!また雨風凌げて通信設備もある場所探さなきゃいけねぇのかよ…!そんな都合の
良い場所あんまり残ってないってのに…。
 …おう、すまねえな。そういうことで引っ越しの準備しなきゃならなくなった。とりあえず弾薬
だけ買っとくよ」



ビ「うるぁぁぁぁぁぁぁ!!オーラ発動再開!
MINAGOROSHIだぁーーーーーッ!!!

ジ「斬る!!全て斬る!!
うぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!


ビ「Seeeeeeeee Yoooooooou Neeeeeext Missiooooooooooooooon!!!!!

(粉塵を巻き上げながら去っていきました)

444 名前:なめんなよ、この名無し:2006/02/17(金) 14:59:32
書き込みテスト。

445 名前:www:2006/02/27(月) 10:25:08
今学校祖の打つ書き込みを
今学校

446 名前:なめんなよ、この名無し:2006/03/06(月) 12:16:42
ななめ

447 名前:なめんなよ、この名無し:2006/04/15(土) 23:25:28
書き込みテスト

448 名前:なめんなよ、この名無し:2006/04/27(木) 02:41:52
テスト。

449 名前:@whitesmoke@test:2006/06/24(土) 18:47:43
test

450 名前:なめんなよ、この名無し:2006/06/28(水) 10:55:38
font

451 名前:なめんなよ、この名無し:2006/06/30(金) 01:13:17
テスト。

452 名前:なめんなよ、この名無し:2006/07/01(土) 03:50:29
テステス。

453 名前:テスト ◆n6DB.us5iM :2006/07/15(土) 17:40:32
(゚Д゚)。o(…………………………………………ウウッ)


結局大企業の(変な) マニュアルに勝てず(ずー)
メコルで鱧とアーティチョークほおばって(てー)
怒りをぶつける場所もなく(くー)
帰り際に
     ______
    /          )))
   /   /// /―――-ミ
   / 彡彡 // /      ヽ))
   / 彡彡 iiiiiiiiiiiiiii  iiiiiiiiii|
   / 彡彡 < ・ > 、<・ >l
  /    |       ヽ   〉
  /  ( | |      __)  |    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  /   | ≡  /, ―――  |ゝ < 手が汚れてしまったではないか!
  /   |   |  L ___」 l ヾ  \_________
_ミ  l   ______ノ ゞ_
  |  l ヾ    ー   / |  l
  |  |   \ー    ‐/  |  |

て、言うたった

454 名前:なめんなよ、この名無し:2006/07/17(月) 22:28:15
<b>テスト?</b>

455 名前:なめんなよ、この名無し:2006/07/17(月) 22:33:18
<B>もっかい。</B>

456 名前:なめんなよ、この名無し:2006/07/17(月) 22:40:49
<b>B</b>
I
S
U
FONT

CENTER


rubyるび

457 名前:なめんなよ、この名無し:2006/07/27(木) 04:53:52
test

458 名前:& ◆k8GJO873N2 :2006/08/02(水) 03:24:46
名前欄が化けているなぁ?

この状態でいけるのか、一つテストしてやろうじゃないか。

459 名前:VAVA ◆L184gI/VA2 :2006/08/02(水) 03:26:39
チッ……こうも化けるのか、俺が…!

460 名前:なめんなよ、この名無し:2006/08/02(水) 14:07:28
テスト

461 名前: ◆SatoSeiNss :2006/08/06(日) 02:42:40
テスト

462 名前:なめんなよ、この名無し:2006/08/18(金) 03:26:19
あたしは絶対にしないからなーー

463 名前:なめんなよ、この名無し:2006/08/18(金) 03:26:57
しないから…あたしは絶対にしないからなー!!

464 名前:なめんなよ、この名無し:2006/08/18(金) 03:47:06
最終テストかな
しないから!あたしは絶対にしないからなーーー!!
そして誰もいなくなった

465 名前:レナス・ヴァルキュリア ◆AesirGt.x6 :2006/08/22(火) 11:31:16
我と共に生きるは冷厳なる勇者!出でよ!!

こちらにもちゃんと書き込めるかどうかのテストだ。

466 名前:& ◆B7WSpSLTBM :2006/08/22(火) 11:33:42
『 死の、先を逝く者たちよ!』

テスト二回目だ。

467 名前:レナス・ヴァルキュリア ◆AesirGt.x6 :2006/08/22(火) 11:35:42
何?!化けているだと…!…そう言う事か、気を付けねばな。

468 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/01(金) 21:19:10
テスト

469 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/02(土) 04:41:15

               , 、 -‐ ‐ - . 、
                /          ".i 、
              ./i             i ヽ
               i i              i i
              i .i              .i i
             i ノ       i      i .i /i
           iヽ'      、ヾi /     ヽ/` i
           i  〉、__ 、.,__,ゝメ,__,.、 -ェ'  i
           .i  `'ー--‐''´i レ`'‐-‐'´ i  i
            i´ヽ     ,   ヽ.,_, -‐'  ,ノ
              ゝ.,iヽー ..入    ,k'     i
             i/  i´  `""`  ´yヽ i
              i . γ -ニ二ニ=-`' .ゝi
                 '、    ー-‐''    乂
                    ゝ.,       .,t'`
                    `''ー - ‐'


470 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/02(土) 14:33:54
規制テスト

471 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/02(土) 18:35:31
かきこみてすと。

472 名前:テスト:2006/09/05(火) 03:01:39
性質タチ

473 名前:◆7v.r55Qi.w :2006/09/23(土) 10:16:02
テスト

474 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/24(日) 01:18:43
テストテストテスト

475 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/29(金) 01:57:40
試験書き込み

476 名前:レナス・ヴァルキュリア ◆AesirGt.x6 :2006/10/09(月) 09:16:20
もう一度テストさせて頂く。

477 名前:テスト名無し:2006/10/19(木) 03:00:43
テスト。

478 名前:テスト名無し:2006/10/19(木) 03:01:46
テストする。

479 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/03(金) 20:35:26
一刻館いっこくかん

480 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/03(金) 20:36:55
最微塵クォーク

481 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/08(水) 01:21:32


 血の河を踏みしだき、凶々しき軍靴がゆく。半世紀余り昔と同じように。


 つい先ほどまでこの壮麗なホールには、人知の及ぶ限りの贅によって満たされていた。
 テーブルにはさほど手もつけられぬ豪華な料理が山と積まれ、バンドは優雅なメロディを奏で、
くるくるとルーレットが回っていた。
 注がれるそばから干される酒、さんざめく笑い声、そして着飾った女達。


 だが、もうそんなものはない。
 なくなってしまった。

 VIP達の半数は物言わぬ血袋と化して転がり、残りはこれから饗される血袋として縛り上げら
れ、別室に監禁されていた。
 最高級ホテルの豪奢をそのまま空に移し、南極遊覧飛行に飛び立った筈の巨大飛行船は、殺
戮の暴嵐に軋みを上げる獄門船と成り果てたのである。

 現在、紳士淑女の代わりに大パーティホールを埋め尽くしているのは兵士達だ。
 野戦服、親衛隊、空軍(ルフトバッフェ)。各所で鈍色に輝く紋章は――鉤十字である。
 そう、かつて欧州を征した狼たち、二十世紀最強の悪人軍団――ナチス・ドイツ。その筋金入
りの精鋭野郎どもであった。


 軍集団の眼前に設置された簡易お立ち台の階段を、軍靴の主―― 一人の美女が登っていく。
 ナチス親衛隊の軍服・軍帽に身を包み、マントを羽織った彼女――SS大佐にして大魔導師グ
ルマルキン・フォン・シュティーベルは、台上で腰のサーベルを抜き払うと、

「貴様らァ!!」

 溜め無しでいきなり叫んだ。
 スピーカー不要、ドーラ列車砲もかくや蛮声であり、口蓋帆即ちのどちんこ丸出しである。
 眉毛のない怜悧な美貌は顔中口となり、既に見られたものではない。


「――貴様らみんな、レン高原へ行きたいかァァァァァァァァァァッ!!」


 音の核爆発のような大佐の問いに、一拍置いて兵隊どもは「ヤァァァァァッ!」と応じた。

「奈落堕ちしてもレン高原に行きたいかァァァァッ!!」
「ヤァァァァァッ!」
「狂気山脈は怖くないかァァァァァッ!!」
「ヤァァァァァッ!」

 ゆあーん、ゆよーん、ゆやゆよーん――
 と船体は大いに揺れた。
 それは絶叫と足踏みとジェンカのステップと、意味もなく火を噴くエルマ・ベルケMP40短機関銃
の銃口や、導火線が抜かれたM24型柄付手榴弾(ポテトマッシャー)のヘイパス! パス! ドリ
ブルドリブル! な投げっこによる小爆発の所為であった。

 同僚の癖にグルマルキンと仲が悪いヘルマン・タッツェルヴルムだが、ついノリノリで追加武装
のドリル右腕を突き上げながら「守れ友を倒せ敵を!」などと叫んでしまい、マシーネン・ヴァル
キュリアことヴァルトラウテ中佐にはっ倒される、といった光景は微笑ましい部類である。

 つき合いきれん、という顔で壁際に引っ込んでいる面子もいた。レップ中佐やジェームズ・ホワン
ら、(表面上は)やや冷静な人々である。
 脱糞するヤン、尿漏れするルーク、前日に吟味済みのおやつ(三百円まで。バナナは含まない)
をはや貪り喰うレザード等々、一億総発狂化の様相を呈している者どもと比べるといかにもク
ールだが、なに、中身のマッドさは大差ない(多分)。


 そう、ここでは誰しもが基地の外にいるのだった。
 

482 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/08(水) 01:22:47
>>481

 例え今まさに総統その人が出現し、オーストリア併合の演説をぶち上げたとしてもこうまでには
なるまいというフィーバーぶりは、グルマルキンがお立ち台からジャンプし、兵隊の群れに身
を投げ込んだ事であっさりと限界突破した。

 喉も裂けよといわんばかりの「た・い・さ! た・い・さ!」の掛け声。
「エル・オー・ブイ・イーぼくらの大佐! オーバースト・グルグル最高絶好調!」という、品性っ
て言葉ぁママの腹ん中置いてきたかこの糞虫! 的なシュプレヒコール。

 軍兵のウェーブの上を、どこか恍惚とした表情のグルマルキン大佐が運ばれてゆく。

 狂乱した人の雪崩の下敷きになり、やや影の薄いクロエネン大佐が圧死寸前なのを尻目に、
とどまる所を知らぬ熱狂は、期せずして国歌斉唱の形へと昇華した。


♪世界で一番 イカれた民族
 ドイツ ドイツ ユーバーアレス

 命令絶対 規則がいっぱい
 ユーバーアレス インデアヴェルト♪


 みんなのうたに合わせ、船外では制空権を確保したリヒトホーフェン大尉ら吸血鬼撃墜王(ヴァ
ンパイア・エース)、空中機甲兵ロンギヌス13による合同アクロバッティング・ショウが、今まさ
にたけなわであった。
 因みに演目は「竜鳥飛び」や「クモの巣攻撃」などである。


 そして魔女の箒を傍らに、船体の頂上に腰掛けたふみこ・O・Vは、口の端を冷ややかな形に歪
めるのであった。


 いざゆかいでか、我ら約束の地へ。
 嗚呼、ナチス第四帝国の明日は明るい……。



 ――――船体後部から垂れたケーブルに必死で掴まり密航中の私こと、弓塚さつき記す。
 寒いよ志貴くん……。



【空戦祭り本編へ続くものか、馬鹿め】

483 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/09(木) 02:10:42
―――――世界は薄闇に包まれる。

 何処の国でも日没の光景はさほど変わる筈もなく、徐々に徐々に世界は太陽に暗幕を
掛け、全てに等しく闇の訪れを告げる。だがまだ性懲りもなく太陽は世界に別れを告げる
のを惜しんでいる為、中途半端に赤い光を放っている。
 この広大な甲板もまた例外ではなく、血を連想させるかのような光に包まれ、私と他に
もう一人――この船には似合わない風体の――を残し、訪れる夜を待つだけだ。
 これではまるで、巨大な『船』で、彼と二人きりになってしまったかのように錯覚してしまう。

 そう、私は巨大な船の甲板に立っている。どのパーツを取っても全て独逸に在る資源の
みで造られたと言うこの船は、現代の科学力の粋を結集して建造された―――『飛行船』。
 時代錯誤も甚だしい、まるで御伽噺の中の登場人物になったかのような気になってしまう
形状は、私の中の童心を擽るに相応しい。

 気球に乗って空を飛ぶ。誰もが一度は夢見たような――しかし簡単には叶わない夢では
あるが――を叶えるには充分過ぎる程造り込まれた飛行船。外観を見ただけで思わず私は
溜息を漏らし、開いた口が塞がらなくなってしまったほどに――素晴らしい。
 現代科学の結晶でありながら、まるで時を遡ったかのように感じさせる無駄のないボディ。
しかし、遊び心もしっかりと感じさせてくれるのだから、設計者は浪漫の何たるかをしっかりと
理解しているに違いない。


 全長651m。
 全高153m。
 全幅208m。
 最大速力152Km/h。
 最大乗員数562名。
 エンジンは両翼に2基――姿勢制御用を合わせるならば14基。


 内装は豪奢を誇り、客室は高級ホテルのロイヤルスウィートルームを更に凌ぐとまで言われ、
定員二名の部屋だったとしても、大人十人を詰め込んだ所でなおスペースが余る。
 更に各国のVIPを接待する為に設けられた遊戯室にはルーレットは勿論の事、ラスベガスを
凌ぐ勢いのカジノが開かれている。一日に何千、何万と言うドルが動くのは見ていて圧巻では
あるが、その裏にある『何か』を疑わずには居られない。
 またダンスホール、バーラウンジ、パーティールームなどは最高級のアンティークで彩られ、
華やかでありながらも落ち着きを持った雰囲気を醸し出し、正に上流階級の社交場と呼ぶに
相応しい造りだ。

 また、最大乗員数562名とあるが、実際に持て成される側として乗るのは200名前後。後の
残りはこの船のスタッフで締められ、一人一人にサービスが行き届くようになっている。まあ、
今回の渡航ではスタッフも合わせて200名ばかりしか乗ってはいないのだが。
 言わば今回の渡航は、この飛行船のお披露目を兼ねた物であるからだ。現代科学の結晶
を多くの人に見てもらおうと言うのは分からないでもない心理だ。そしてそのプレミア性に集る
人間が多いのも事実だろう。かく言う私もその一人なのだから。

「失礼致します。そろそろ出航ですので、船内にお入り頂けますか?」
「ああ、失礼。あちらの男性にも声を掛けておいて貰えるかな」

 どうやらもう出航の時間だ。
 私は甲板と――名残惜しくはあるが――暫しの別れを告げ船内へと戻る。
 敷き詰められた赤い絨毯は、外の光すら吸い込み、眼に痛いほど赤く輝く。

―――『Zeppelin Neue Ara』

 そう名付けられた船は正に今飛び立たんとする。
 微かに響くエンジン音に心を震わせながら、割り当てられた客室に戻り、外の景色を眺めて
いるとしよう―――――。

484 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/09(木) 04:53:43
「ツェッペリンによって創造された歴史は、ツェッペリンにより再び浮上する」

 1937年5月。大西洋横断航路に就航していた硬式飛行船ヒンデンブルク号は、原因不明
の出火事故を起こし爆発炎上。この悲劇は巨大飛行船時代の終焉を告げるものとなった。
 ―――それから70年。
「伯爵の曾孫」によって、ツェッペリンは再び空を往く。

「新たな時代のツェッペリン(Zeppelin Neue Ara)」と名付けられた、全長1キロにも
及ぶ超巨大硬式飛行船は、ドイツ製飛行船による空の再征服計画「ネオ・ツェッペリン
・プロジェクト」によって完成された現代飛行技術の結晶だ。
 フンフツェーン・フォン・ツェッペリン伯爵によって発案されたこの企画は、スピード
ワゴン財団やトムスン・アンド・フレンチ商会など多くの有力者による出資協力や、ツェ
ッペリン・ルフトハンザ社などの飛行船企業から人材支援を受け、ヒンデンブルク号爆発
炎上より70年目の今日ついにお披露目となった。
 現在公表されているスペックは以下の通りである。プロジェクトチームによると、より
詳細なスペックは企画の次段階「ツェッペリン事業の開拓」に併せて公表するとのことだ。

  姿勢制御用小型エンジン12基
  推進用メインエンジン2基
  全高約350メートル
  全長約1000キロメートル
  最大飛行可能距離5000キロメートル

 大雑把なスペックだが、これだけでも「ツェッペリン・ノイエ・アラ号」が如何に巨大
な飛行船かは分かるはずだ。現在のところ、これを上回る飛行物は地球上に存在しない。
「新たな時代」の名に相応しい超ド級飛行船だ。

 プロジェクトの立案者であり、飛行船の設計技師でもあるフンフツェーン・フォン・
ツェッペリン伯爵は完成したド級飛行船に絶対の自信を賭けている。
彼の野望は曾祖父である飛行船の父<cェッペリン伯爵が成し遂げることのできな
かった「飛行船ビジネスの完成」だ。
 そのためには、今回の規格外な超ド級飛行船がどうしても必要だったと語る。

「現在、空は航空機によって支配されている」
「移動手段、輸送手段としての空の征服者は、以後数世紀航空機のままだろう」
「だが空を楽しむ≠ニいう一点においてだけは、今後の王者はツェッペリンだ」
「航空機の台頭によって忘れ去られた空の魅力はツェッペリンによって想起される」

 空を楽しむため。なぜ、プロジェクトのお披露目の第一段階が超豪華遊覧飛行なのか
という問いに対して、伯爵はそう答えた。富裕層のための新たな娯楽提供が第一の目的。
次に軍事利用。輸送や移動手段としての利用はあくまで二次目的に過ぎないと語る。
 事実、今回の進水式°yび処女航海≠フために用意された「南極上空遊覧飛行の
旅」は最安値のプランで1千ドルだというのに、一般受付を開始する前に各国のVIPによ
って席は買い占められてしまった。伯爵自身は乗り合わせず、離陸地のニュージャージ
ー州レイクハースト――ヒンデンブルク墜落の地だ――で飛行を見守る予定だと言う。

「南極上空遊覧飛行の旅」はアメリカ合衆国ニュージャージー州から出発し、途中アルゼ
ンチンで物資と燃料補給を受けてから南極上空を3日間遊覧、その後は全速力で帰路に就
き、生産国のドイツで着陸するという。全日程7日間豪華遊覧の旅だ。
 広大な容積を誇るゴンドラは、その殆どを娯楽施設と客室で占められている。飛行船と
いうよりも、空に浮かぶスウィートホテルと言ったほうが正しいだろう。

 ツェッペリン・ルフトハンザ社この旅程の成功により、飛行船による観光ビジネスは
一気に注目を浴びることになると強きの姿勢を見せている。


      ―――エアシップ・マガジン11月号特集『再浮上するツェッペリン』より抜粋

485 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/12(日) 17:34:08
テスト

486 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/12(日) 17:40:04
さすが名無しだ、NGワードなんてアウトオブ眼中。

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