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■ RHマイナス板専用テストスレッド

1 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/09/22 02:20
様々な書き込みテストにご使用ください。

423 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2005/09/24(土) 01:51:44
(>>422修正)

 そして、誓おう。

 ――少女達の笑顔を忘れない。
 ――少女達の無念を忘れない。
 少女達の来世が笑顔と共に在るように……そう、強く願った。

 降魔の決意を新たに、少女達への哀悼を胸に、笑石は立ち上がる。
 今は、先に解決しなければならない問題が一つあった。

 ――前述したように、ここは笑石にとって異郷の地である。
 そして当然の話だが、千年間をずっと日本で過ごして来た笑石が、ヴァチカンの公
用語であるラテン語など話せるはずもない。
 そもそも、日本を離れ海外に行くなど考えたこともなかったし、第一、不可能だと思っ
ていた。X線で引っ掛かるし。
 よって、何か不都合があった場合の人間の最上手段とも言える『人に訊く』は、この
場合使えない。身元の預かり人である女性や、白衣の青年には日本語が通じていた
のだが、生憎と今ここにはいない。

「…………」

 沈黙が降りた。
 降りた、というのはあくまで笑石の主観的な物言いだ。人の気配が乱雑に行き交うヴ
ァチカンにおいて、人に忘れ去られたような裏庭は、笑石が来る以前も以後も同じ静
けさを保ったままだ。

「……ここはどこだ」

 弱々しく呟く。
 ――広大なヴァチカンの敷地内で、笑石は迷子になっていた。


424 名前:ガドル・名無し客!:2005/10/04(火) 14:23:32
テスト

425 名前:ガドル・名無し客!:2005/10/07(金) 14:05:31
test

426 名前:◆UHOEEB./K. :2005/10/08(土) 03:20:22
テストだぜ

427 名前:◆RX93cMuFTI :2005/10/11(火) 22:42:17
てすと・・・・

428 名前:ガドル・名無し客!:2005/10/14(金) 06:27:40
テスト

429 名前:ボンボン名無し:2005/11/29(火) 03:22:42
テスト

430 名前:ボンボン名無し:2006/01/04(水) 14:46:15
ビ「明けまして魂斗羅ッ!!!

ジ「意味不明でござる、ビル殿」

ビ「いいじゃねえか。こういうのはなぁ、ノリと勢いなんだよ!新年めでたいって気持ちとか
雰囲気が伝われば十分ッ!」

ジ「拙者としてはOH!エドの慣習にならい、厳粛に正月を迎えたいのでござるが…致し方
あるまい」

ビ「じゃあ新年の一言、よろしく」



(今回の投票結果を見て)
………さもありなん。
                …でござる
        ノw 、
       {   ミ
       ヽ __
       /     ヽ      /ヽ
       i ⌒ -´  |   /ヽ/
       >, >-  i_イ |  /ヽ/
  _  /ヾ/ ◎ . ゜ |/ヽ/
/―ヲ L_/|    ~  | /〜 ^\
   | ` /ヽ\  "^"ノ ゝ、|   \
  /  / \,――、/  ヾ \
 /\_ノ  |ー--―|  、 ノ\
   /―i´       ケ―ヾ


>>106
ビ「なんだおい、えらく哲学的な質問じゃねえか。生きる喜びと幸せねぇ…。まあ、好き勝手
絶頂に暴れ回ってるのは楽しいが、幸せとかとは違うよなぁ…」

ジ「しかし、いくさ人が戦場であれこれ考え事をするなど笑止。そういうことはネオCONTRAを
壊滅させてから考えるべきでござろう」

ビ「まあ確かにそうなんだけどよ、そう答えちまうと質問放棄みたいでちょっとなぁ…。
とりあえず、ヤツらみてえな無法をする連中は許せねえからよ。俺達があのアホ共をぶっ
潰すことで、ちっとでも世の中が良くなれば、いい気分だな」



>>107
○ビル・ライザー
「極めて高火力ですので、使用目的を十分に吟味した後、慎重に使用を決定してください」
「一旦起動すればほぼ自動的に目的を達成しますが、周囲への被害を考慮に入れない
恐れがあります。十分注意してください」
「記憶メモリー部分が完全ではありませんが、使用に問題が発生するほどではありません」

○柳生・ジャグワァ・玄兵衛
「極めて高火力ですので、使用目的を十分に吟味した後、慎重に使用を決定してください」
「一旦起動すればほぼ自動的に目的を達成しますが、周囲への被害を考慮に入れない
恐れがあります。十分注意してください」
「メモリー内の情報が正しいとは限りません。言うことを100%信用するのは避けてください」

ビ「…ま、似た者同士ってことだよな。はっはっはっはっは」

ジ「そうでござるなぁ。はっはっはっはっは」



>>108
ビ「………東方、ってなんだ?ジャグワァ」

ジ「少々待たれよ。調査してみるでござる」





ビ「………ほうほう、成る程ねえ。遙か昔のアジア圏の一部を舞台にしたゲーム・プログラム
ってわけか。21世紀頃には人気があったらしいな」

ジ「我が故郷OH!エドにも、似た雰囲気を持つ場所がござる。拙者には懐かしく感じられ
申す」

ビ「で、弾幕か。バラージシュートか!やっぱり荒事と言えば俺らの出番だよな!」

ジ「しかしビル殿。何やらこの物語はまったりが基本の様子」

ビ「…そういや出てくるのも女の子ばっかりだな。それじゃあ駄目だ。やっぱり俺達は血と
硝煙の匂いが漂ってねえとな。のんびりしたのは性にあわねえや。
 だからよ、どんな感じになるかって言われても、むやみやたらと重火器振り回す変なおっs…
お兄さんにしかなれねえと思うぜ」



ビ「…お、本部からの情報提供か。拠点がいくつか判明してるな」

ジ「では早速、出陣の準備をば」

ビ「まあ、今のところは地道にやるしかねえからな。一丁やってやるか!
 じゃあな!See You Next Mission!」

431 名前:◆ASUKAvosE6 :2006/01/19(木) 04:12:42
test

432 名前:ボンボン名無し:2006/01/19(木) 19:36:21
テスト

433 名前:ボンボン名無し:2006/01/24(火) 19:40:16
>>815
…こういう質問が来るのも、「人格」という本来あやふやな物を、要素ごとに分解して理解
しようという、今の世の中の風潮なのかな。この世にある物は、何でもデジタルに割りきれる
ものではないと思うんだが。
事実、Vateel=Technologyを持ってしても、魂という人間の内面部分をデジタル化して保存
することは出来なかった。脳は結局の所、神経細胞の塊だから、クローニングすることで
過去に保持していた記憶や人格を再生させることは出来たが…。

…話が逸れたな。私からパイロットである部分を取り除けば、当然そうでない部分が残る。
とはいえ、除いた部分に比べれば、残る物は少ないだろうな。私は偏った育ち方をしたから。
人間、人格形成のなされていない子供のうちから無茶をすると、こういうことになる。
だが、私はそれほど自分が嫌いではないし、人は変われるものだというからな。戦場に立つ
ことが無くなっても、残りの人生を楽しめるようになってみせるさ。

…だが、今の私の命が、Guardianの気まぐれ…いや、正確にはどういうつもりだったのかは
不明だが…とにかく、「彼/彼女」の手で助けられたものだというのは、少々不満だがな。
どうせなら自分で掴み取った命だと思いたかった。
…こういう風に思考するのも、パイロットというか、戦士的な部分であるのかもしれんな。

>>816
どういうもの…と言われてもな。
要するに、あれは血液の流れが正常でなくなるから起きる現象で、体調不良の一種なんだ。
しかも、体を鍛えることでマシには出来るが、基本的には絶対避けることが出来ないもの…。
だからまあ、例えるなら…一般企業のサラリーマンやOLが、毎朝の通勤ラッシュを不愉快に
思うようなもの、かな。つまりは鬱陶しいんだ。

私は会社勤めなんてしたことがないから、電車の中にぎゅうぎゅう詰めにされる苦しみは
分からんがね。

>>817
その両方だな。

命を危険にさらして戦場に立つことが全く怖くない人間なんて、この世にいない。それこそ、
薬物でも使わなければ無理だろう。
しかし、我々パイロット…特にエースと呼ばれる連中は、強い相手と戦うと高揚するという
困った悪癖がある。死ぬのは怖いが戦うのは楽しいんだ。…全く、救われんな。
だがこれは、我々戦士という人種の持つ性質だ。まともでも利口でもないと思うが、仕方が
ない。

…しかし、超巨大機動兵器、ね。考えてもみれば、Guardian戦役ではそういうのとばかり
戦っていた気がするな。まあ、「超」が付くほど大きくはないだろうが…。
む?そういえば「超」の付く巨大兵器って、具体的に何メートル以上あるものをいうんだ…?
君は知っているか?

>>818
シンプルだから…だと、私は思っている。

これはあくまで私の個人的な考えだが、遊戯というものはシンプルな方が面白い…いや、
受けが良いと言うべきかな。無論、複雑なルールのゲームの方がいい、というのも理解
できるが、それはどちらかと言えば上級者向けだと思う。ゲームにそこまで入れ込んで
いない…いわばライトユーザー層に対しては、やはりシンプルで分かりやすく、単純な内容の
ゲームの方が好まれるだろう。

で、ゲーム作りも企業がやる以上、商売だ。作って売るからには利益を出さなければならん。
そうなると玄人向けの複雑なものより、シンプルで楽しみやすいものの方が売れやすい。
シューティングゲームというものは…一般的には、横スクロールより縦スクロールの方が、
システム面がシンプルに出来ていることが多い。つまり、ライトユーザーにも受けやすいんだ。
それらの理由から、縦スクロールが主流になっている…と、私は推測している。
シンプルな分、作りやすいからという理由もあるかも知れんがな。

…問題は、シューティングというジャンル自体が受けなくなっているということだろうな。

>>819
およそ技術というものは、すべて才能と努力によってレベルの差が決まる。努力をしない
天才と才能のない努力家、どちらが優れているかという議論がよくされるが、私からすれば
ナンセンスだ。本当の強者になれるのは、類い希な才能を持ち、なおかつ人並み外れた
修練を積んだ者だけだ。

ゲームのプレイヤーでも、それは同じなんだろう。特にシューティングは操作センスと反復
練習によるパターン作りが最重要だからな。持って生まれたものと、積み重ねてきたもの。
どちらも顕著に現れるだろう。

>>820
戦場にあるものは、全て儚い。
どんな凄腕のパイロットも、被弾したり操縦ミスで事故を起こせば死ぬ。最新鋭の技術を投入
した超高性能機も、攻撃を受ければ破壊される。例外はない。

…考えてみれば、そういった無常感から解放されていたのは、唯一Guardianだけだったん
だろうな。結局「彼/彼女」も滅んだが、外的要因で滅ぼされた訳じゃない。「自決」したんだ。
…私は、勝てなかったのさ…。

>>821
先ほど述べたゲームのシンプルさの話と関係するな。
マイナージャンルである理由は、すでに君が言っているじゃないか。「非常に特異で希有」
だからだ。対戦型シューティングというのは、システム面が複雑でどうすれば勝てるのかが
他のシューティングに比べて分かりにくいし、ランダム性が強くてパターン化もしづらい。
だから、ただでさえ人口の少ないシューティングゲーマーからも避けられがちなんだ。
メジャーになれないのはそういう理由からだろう…と、私は思っている。

434 名前:ボンボン名無し:2006/01/24(火) 19:43:03
>>822
私には経験がない。
だが、他人が私の命の価値をいくらだと思っていようと、私には関係のないことだ。君だって、
見知らぬ誰かがどこかで「あいつの命の価値は100円だ」と思っていたところで、痛痒に
感じるか?感じまい。

自分の命の価値などというものはな、自分だけが知っていればいいことだ。ゴミだ屑だと
言われようと、全く意に介さず生きる人間もいれば、周囲からどれだけ賞賛されても、自分に
価値を感じることが出来ない人間だっている。そういうことだ。

>>823
再販だけで十分だ。

>>824
ttp://www.toranoana.jp/mailorder/soft/051205broken/051205broken.html
買 え 。

…君は私が歌って踊れる軍人だとでも思っているのか?あいにく、私にはそんな芸能的
才能はない。声が綺麗だと言われたことはあるが。
…そして、

>フィギュアつきで ぱ ん つ は い て な い と売り上げ倍増らしいですよ。
ヨゴレになるのはもっとごめんだ。

>>825
…地球圏におけるVasteel=Technologyの物語は、Guardian戦役の終了とともに完結して
いる。私がなにがしかの形で、歴史に名を残すようなことはもうあるまい。もっとも、「サンダー
フォース」による対Guardian反撃作戦は極秘だったから、一般の人々には知れ渡っていない
が。

だが、そもそもVasteelはどこから来たのか、ということを考えれば、物語の焦点はそちらに
当てられるのではないかな?
私はよその世界に興味など無いがね。





続編の製作が現在進行中だという情報は入ってきているがな…実は。

>>826
…漫画はあまり読まないんだが…。何がいい、と言われてもな。
そもそも擬音というのは、本来口では言い表せない音を無理矢理文字に変換しているんだ。
実際、私は爆発音なんぞ聞き飽きるほど聞いてきたが、あんな音を人間の喉で出せるとは
思えん。
だからいっそのこと、漫画らしく豪快なアレンジとか、オリジナリティがあった方がいいな。
たとえば、

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1110561531/117.jpg

…こんなのとか。

>>827
今度はイタリア抜きでやろう。

ttp://www.encyclopedia.masdf.com/pukiwiki.php?%BA%A3%C5%D9%A4%CF%A5%A4%A5%BF%A5%EA%A5%A2%C8%

B4%A4%AD%A4%C7

>>828
…食えばいいだろう、そのくらい。
それとも、今は魚の値段がそんなに高騰しているのか?確かに、Guardian戦役の影響で
地球の海洋部も多大な影響を受けたが…魚が捕れなくなるほどではないだろう。まさか
Guardianが漁師を皆殺しにしたとは思えんし…。
…私が商店で魚を買うことなんて滅多にないから、はっきりしたことは言えんが。

そもそも「ツナ」というのは加工されたマグロのことだろう。マグロの刺身が食いたいという
ことか?最近は日本食も珍しいものではなくなっているし、和風料理店に行けば注文できると
思うぞ。

…しかし、こんな話をしていたら魚が食いたくなってきたな。今日の夕食は刺身にするか…。

435 名前:ボンボン名無し:2006/01/24(火) 19:43:40
>>822
私には経験がない。
だが、他人が私の命の価値をいくらだと思っていようと、私には関係のないことだ。君だって、
見知らぬ誰かがどこかで「あいつの命の価値は100円だ」と思っていたところで、痛痒に
感じるか?感じまい。

自分の命の価値などというものはな、自分だけが知っていればいいことだ。ゴミだ屑だと
言われようと、全く意に介さず生きる人間もいれば、周囲からどれだけ賞賛されても、自分に
価値を感じることが出来ない人間だっている。そういうことだ。

>>823
再販だけで十分だ。

>>824
ttp://www.toranoana.jp/mailorder/soft/051205broken/051205broken.html
買 え 。

…君は私が歌って踊れる軍人だとでも思っているのか?あいにく、私にはそんな芸能的
才能はない。声が綺麗だと言われたことはあるが。
…そして、

>フィギュアつきで ぱ ん つ は い て な い と売り上げ倍増らしいですよ。
ヨゴレになるのはもっとごめんだ。

>>825
…地球圏におけるVasteel=Technologyの物語は、Guardian戦役の終了とともに完結して
いる。私がなにがしかの形で、歴史に名を残すようなことはもうあるまい。もっとも、「サンダー
フォース」による対Guardian反撃作戦は極秘だったから、一般の人々には知れ渡っていない
が。

だが、そもそもVasteelはどこから来たのか、ということを考えれば、物語の焦点はそちらに
当てられるのではないかな?
私はよその世界に興味など無いがね。





続編の製作が現在進行中だという情報は入ってきているがな…実は。

>>826
…漫画はあまり読まないんだが…。何がいい、と言われてもな。
そもそも擬音というのは、本来口では言い表せない音を無理矢理文字に変換しているんだ。
実際、私は爆発音なんぞ聞き飽きるほど聞いてきたが、あんな音を人間の喉で出せるとは
思えん。
だからいっそのこと、漫画らしく豪快なアレンジとか、オリジナリティがあった方がいいな。
たとえば、

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1110561531/117.jpg

…こんなのとか。

>>827
今度はイタリア抜きでやろう。

ttp://www.encyclopedia.masdf.com/pukiwiki.php?%BA%A3%C5%D9%A4%CF%A5%A4%A5%BF%A5%EA%A5%A2%C8%B4%A4%AD%A4%C7

>>828
…食えばいいだろう、そのくらい。
それとも、今は魚の値段がそんなに高騰しているのか?確かに、Guardian戦役の影響で
地球の海洋部も多大な影響を受けたが…魚が捕れなくなるほどではないだろう。まさか
Guardianが漁師を皆殺しにしたとは思えんし…。
…私が商店で魚を買うことなんて滅多にないから、はっきりしたことは言えんが。

そもそも「ツナ」というのは加工されたマグロのことだろう。マグロの刺身が食いたいという
ことか?最近は日本食も珍しいものではなくなっているし、和風料理店に行けば注文できると
思うぞ。

…しかし、こんな話をしていたら魚が食いたくなってきたな。今日の夕食は刺身にするか…。

436 名前:ボンボン名無し:2006/02/03(金) 03:22:47
てすと

437 名前:部長:2006/02/03(金) 07:42:41
――大きくなったら日本にいらっしゃい。
                   ティー
             美味しいお茶をいれてあげる――

438 名前:@darkblue@部長:2006/02/03(金) 08:26:30
美味しいお茶(ティー)をいれてあげる――

439 名前:ボンボン名無し:2006/02/05(日) 19:56:33
…この場で言うのも何だが、復帰を祝ってくれた人達に特別に感謝の意を表する。貴方達の
言葉はいかなる援軍や支援物資よりもありがたく、心強い。これからも応援してくれれば、
それ以上に嬉しいことはない。
…私は口下手だから、通り一遍の言葉に聞こえるかも知れないが、本心で言っている。
ありがとう。

>>832
…改めて問われると、即答はしかねるな。

軍人としての私の「敵」なら、命令に従って撃破すべき機体、もしくは任務遂行の妨げになる
ものだ。仕事だから贅沢は言わんが、出来れば手強いヤツの方がいい。手応えがないと
面白くないからな。
だから、どんな存在かというと…一言で言えば「喧嘩相手」だ。戦い甲斐のある相手だと
嬉しい。力を尽くし技を尽くし知恵を尽くして、強者に勝利することを至上の喜びと感じるのが、
戦士の性という物だ。
私は一対一の戦闘で負けたことはない。私が勝てなかったのは唯一、Guardianだけだ。

個人としての私の「敵」なら……なんだろうな。人間関係で敵は作らないようにしている…
というか、敵が出来るほど広い交友関係を持っていない(苦笑)
無論、こういう仕事をしている以上、恨みを買わないはずはないが…軍の情報管理は徹底
しているからな。プライベートで戦場の報復を受ける、ということはまず無い。そんな事件が
頻発しては、士官の命がいくらあっても足りんからな。
あるとしたら、強盗や通り魔のような無差別に襲ってくる犯罪者くらいか。そういう連中から
なら、私は自分の身を守ることが出来るし、自宅にも押し入られない程度のセキュリティは
ある。
つまり、私生活で「敵」と呼べるほどのものは存在しないな。…だが、Guardian戦役の混乱で、
これからまた治安が悪くなるかも知れん。気をつけねばなるまい。

>>833
…だから、私は恋愛には興味がないと言っただろう。恋人はいないし、今までいたことも
なかった。だから好きなタイプ、と言われてもピンと来ない。

色気づくような年になった頃には、もう軍隊にいたからな。恋愛に現を抜かす余裕なんぞ
なかったし、何より私は自分が強くなること以外、考えていなかった。他の全てをかなぐり
捨てて、己を鍛え上げたからこそ、史上最年少の18歳でCTNナンバーに登録されることが
できたんだ。後悔はない。

…まあ、そんな育ち方をしたせいで、男が寄ってこないような女になってしまったんだが。
だが恋人がいなくては生きて行けん訳でもあるまい。私は今のままで十分だよ。

>好きな同性のタイプは……教えてくれなくていいや
…君は私の恋愛関係は知りたいが、交友関係は知りたくないというのか?まったく…。
確かに私は人付き合いが下手だからな。はっきり言って友人の数は少ない。その分、狭く
深く付き合っているつもりだがね。

>>834
>セネス先生
…またずいぶんと懐かしい呼び名だな…。私は既に教師としては活動していない。先生は
よしたまえ。

>出演決定か?
さあ、な。まだ何とも言えん。だが、もし出るとしたら、私の戦いはまだ終わってはいないと
いうことなんだろうな。
…Guardianが滅び、人類の脅威は去ったと思っていたが…。「彼/彼女」以上の敵が存在
するというのか…?フッ、それならそれでいい。このまま平和に暮らすのも悪くないと思って
いるが…Guardian以上の敵がいるというなら、見せてもらおう。

>本来の髪の色と目の色
昔から髪も肌も白かったから、大して変わっていない。外で走り回って遊んでいた割には、
日焼けもしていなかったしな。
…流石にこんな真っ赤な瞳ではなかったから、実家で家族に会ったとき変に思われるんじゃ
ないかと思ったが…発展した科学技術はファッション関係にも還元されているからな。それ
ほど勘ぐられなかったよ。最近では目の色も髪の色も簡単かつ自由に染色できる。

…CTNに関しては当然、重要軍事機密だからな…。外部の人間には誰にも話せん。

>>835
ふむ、彼についてか。

技術畑の人間でありながらCTN登録されたという、かなりの変わり種だが、それだけに腕は
一流だ。整備スタッフとしては勿論、パイロットとしても十分信頼できる能力を持っている。
…Gurdian戦役で、私の直属の部下だったパイロットは、彼以外全員戦死したからな。今も
生き残っているのは彼だけだ。
もしかしたら、その悪運の強さこそが彼の最大の武器かも知れん。

…ん?どうした?まだ何か聞き足りないようだが。
………ああ、プライベートでの付き合いはなかったのかとか、そういうことが聞きたいのか?
悪いが、基地の外では彼と顔を合わせたこともないよ。さっきも言ったとおり、私は人付き
合いが苦手だし、CTNという連中はコミュニケーション不全者であることが多い。
その点、彼は社交的な方だったな。人格面でとがったところの多い222部隊の中で、一番
周りと上手くやっていたのは彼だろう。

だから、「どう思うか」という質問に答えるとすると…「極めて優秀な部下。一個人としても
好人物」といったところかな。

>>836
ドイツの英雄と言えば、一般層にも有名なのは「ニーベルンゲンの指輪」の王子ジークフリード
だろうが…伝説上の人物だしな。実在した英雄について語るべきだろう。


戦闘機のパイロットなら、間違いなくエーリッヒ・ハルトマンがドイツ最高の英雄だ。
1922年生まれで、ドイツ空軍には1940年、18歳の時に入っている。配属したばかりの頃は、
半年間で一機も撃墜できなかったりと伸び悩んだ時期があったようだが、1943年7月に展開
されたチタデレ作戦以降、凄まじいとしか言いようのない成長を見せている。
1943年5月までの撃墜数はたったの15機だったが、7月に24機、8月では倍の49機を撃墜と
いう、とんでもない記録を打ち立てた。その後、約一年で148機を撃墜し、騎士十字勲章を
授与されている。
9月には中尉に昇進して中隊長を務めるようになったが、その頃になるとソ連空軍は機体も
パイロットも手強くなってきて、ドイツ軍は徐々に押され始めるようになる。しかし彼の撃墜
率は全く落ちることなく、翌年3月には202機撃墜で柏葉騎士十字章、さらにその3ヶ月後には
266機撃墜で剣柏葉騎士十字章を授与。もはやドイツ空軍のトップエースの名を恣にし、ソ連
軍からは「ウクライナの黒い悪魔」と呼ばれて恐れられた。
結局、ドイツ軍はソ連軍との戦力差が開きすぎて敗北するんだが、劣勢になってもなお出撃し
続けた彼の生涯撃墜数は352機。ギネスブックに載ることになった。…もし、私と同じ時代に
生まれていれば、間違いなくCTNナンバーに登録されただろうな。

一個人としては…童顔だったらしく、同僚からは「ブービ」(坊や)とか呼ばれていたそうだ。
また、我の強い性格であることが多いエースパイロットの中では珍しく、部隊全体の調和を
重んじていた。事実、全員で生還することを信条としていたため、彼自身はおろか寮機すら
一度たりとも撃墜されなかったらしい。
後進の指導にも熱心で、自信が持てない新兵には、自分の機体と同じ黒いチューリップの
ペイントを施し、少しでも生還できる確率を上げるようにしていたそうだ。

私はパイロットとして、また部隊を率いる者として、彼を最も目標とすべき人物だと思っている。
私も若くして天才と呼ばれたが、彼の成し遂げたことは天才という言葉すら超えている。
彼のような人物がいると、人間の能力には限界がないのかも知れない、と思わせてくれる
からな。私もかくありたいものだ。

ちなみに、彼の写真が残っている。右がハルトマン大尉に次ぐ撃墜数を持つバルクホルン
少佐、左が大尉だ。
ttp://www.page.sannet.ne.jp/ww2/ace2.jpg (撮影当時22歳)
…うむ、童顔だな。


軍団を指揮する将帥なら、エルヴィン・ヨハンネス・オイゲン・ロンメル元帥だろう。「砂漠の
狐」といえば、君も知っているのではないか?

元々は歩兵戦術のプロだったようだが、装甲部隊の有効性を認めてからは、砲兵や戦車隊を
指揮するようになった。「幽霊師団」と呼ばれる理由となった神出鬼没の機動戦術と、本来
対空砲である88mm高射砲を水平発射して、対戦車攻撃を行ったのが最も有名だな。
先ほど述べた「砂漠の狐」の異名で呼ばれるようになったのは、北アフリカでイギリスと戦った
際の活躍からだ。数的に不利だったにもかかわらず大勝を続け、海上交通の最重要地だった
スエズ運河の目の前まで到達したが…元々アフリカ戦線が「イタリア軍を助けるもののついで」
だったため、ヒトラーが補給を惜しんでロンメルは慢性的な物資不足に悩まされ続けた。彼が
総統に対して不信感を持ち始めたのも、この頃からだと言われている。
しかしやる気のないドイツとは裏腹に、イギリス側は大英帝国の威信がかかっていると必死。
結果、ロンメルが長年の無理がたたって発病したこともあり、ドイツ軍はアフリカから叩き出さ
れることになった。
その後も脚の負傷や病気に耐えながら前線に赴き続けたが、戦争末期のヒトラーは国防軍の
高級将校に対して懐疑的になっていて、ロンメルにヒトラー暗殺計画の首謀者であるという
嫌疑をかけた。しかしすでに国家的英雄となっていた彼を処刑することは出来ず、ヒトラーは
ロンメルに毒を飲むよう強要し、彼はそれを受け入れて服毒自殺してしまったそうだ。
…いかに偉大な戦士も、こんなあえない結末を迎えてしまうのが、歴史の悲しいところだな。

性格的にも非常に高潔な人物で、当時のドイツ軍将校としては驚異的なことに、ユダヤ人を
差別せず、捕虜も厚遇していた。戦場にあっても騎士道精神を貫き、ハードキル(殲滅)より
ソフトキル(無力化)を重視する方針をとっていたらしい。常に前線に立って兵士達とともに
戦い、敵国イギリスの宰相であるチャーチルをもってして「ロンメルは聖者」と言わしめたの
だから、まったくもって感服するほか無い。

彼が亡くなってから既に200年以上経っているが、統合政府軍士官学校の戦術教本には、
エルヴィン・ロンメルの名が出てくる。無論、私も一軍人として、彼のことを尊敬している。
まさしく武人の鑑のような人だからな。私は生まれてこの方忠誠心というものに縁のない人間
だが、彼のような人物にこそ上に立って欲しいと思うよ。

>>837
無い。
そんな危険人物に、基地内部をうろうろさせられるわけないだろう。そもそも、これはあくまで
飛行機に乗るときに着るもので、普段からこの格好で勤務しているわけではない。乗り降りの
際にはロングコートを羽織っているしな。
…「体の線が出る=いやらしい格好」だとしたら、この世から水泳選手はいなくなっていると
思うぞ。

それに、こんなだがこのスーツは極めて高性能だ。対Gは当然として、対弾、対刃、耐衝撃、
保温機能に優れ、身体の動きを制限することもない。正に最新技術の結晶だ。
見た目だけで判断するものではない。

>>838
……今のところはノーコメントとさせてもらう。ただ、私が地球にVamblaceを持ち帰ったのは
確かだ。それによって、この先の人類がどうなるかは…誰にも分からんだろう。

440 名前:ボンボン名無し:2006/02/14(火) 16:49:58
ビ「んどるぅあぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 何か理由はわかんねえが、今日は暴れたくて暴れたくて仕方ねえぜぇーーーッ!!まったく
何があったわけでもねえのに困ったもんだ!あれ!?でもこれ血涙!?

ジ「我らはこれより修羅に入る!!人と会っては人を斬り、神とあっては神を斬れ!!
特にわけもなく!!!

ビ「がはぁ…!だが質問を残したまま出撃するわけにもいかねえ!一旦オーラを押さえて、
返答してからネオCONTRAのやつらを殺っちまうとするぜ…!
 ジャグワァ!<fpnt size="6">理由無き怒りの</font>一言よろしく!」



いやマジで拙者チョコレイトとか嫌いなんだよね
ああいう甘ったるいの苦手っていうか食べても
やたらと喉乾くしさぁ食べ過ぎたら虫歯や肥満の
原因にもなるしそもそもSAMURAIたるものが
甘味類を過剰摂取なんて言語道断でしょ拙者
これでも普段から食生活には気を遣っtあれ
ちょっとどこいくのねえまだ話終わってな(ry)
                       …でござる
        ノw 、
       {   ミ
       ヽ __
       /     ヽ      /ヽ
       i ⌒ -´  |   /ヽ/
       >, >-  i_イ |  /ヽ/
  _  /ヾ/ ◎ . ゜ |/ヽ/
/―ヲ L_/|    ~  | /〜 ^\
   | ` /ヽ\  "^"ノ ゝ、|   \
  /  / \,――、/  ヾ \
 /\_ノ  |ー--―|  、 ノ\
   /―i´       ケ―ヾ



>>109
ビ「おう!誰かと思えば伝説の傭兵じゃねえか!わざわざ挨拶に来てもらえるとは恐縮だ
ねぇ」

ジ「ご厚意、感謝いたす。レーションは本日の夕食にさせていただくでござる。醤油漬けに
して」

ビ「で、なんだ?他の世界?おまえさん、傭兵なんてやってる割にはずいぶんと夢のある
質問するなぁ。
 別の世界ねぇ。まあ、別世界って訳じゃないが、昔オペレーション・ワイワイワールドって
変な作戦に参加したことがあるぜ。何かサイボーグみたいなヤツとか、鞭持った変な兄ちゃん
とか、SAMURAIっぽいヤツとか、赤ん坊とか集まってたよ」

ジ「…何やら、本当に作戦なのか疑わしいでござるな」

ビ「いや、アレはアレで結構ハードだったぜ。見たこともねえ奴らが襲ってくるしよ」

ジ「で、行きたい世界は?」

ビ「んー、別にこの世界に不満とかねえんだけどな。まあ、平和なとこならそれに越したことは
ねえかな。でも争いごとが無くなると、俺達みてえなのは活躍できなくなっちまうんだよなぁ…。
難しいところだぜ」



>>110
ビ「…あぁ?まだ地球に商売人なんていたのかよ…。でも、俺達金なんて持ってねぇぜ?」

ジ「本部に必要経費として申請させればよいのでは?」

ビ「それもそうだな。じゃあ請求はそっちに頼むぜ。まずは品揃えをっと…ムッ!?」

ジ「何奴ッ!」

『ガガガガガガガガガガ!!!!』
「あわびゅっ!」
(窓の方向に向けてマシンガン乱射!窓から飛び込もうとしていた>>111を蜂の巣にする)

ビ「…畜生、ネオCONTRAの偵察部隊だ。この辺もそろそろ嗅ぎつけられてきたって事か…」

ジ「住居も移さねばならぬかも知れぬな…」

ビ「チッ!また雨風凌げて通信設備もある場所探さなきゃいけねぇのかよ…!そんな都合の
良い場所あんまり残ってないってのに…。
 …おう、すまねえな。そういうことで引っ越しの準備しなきゃならなくなった。とりあえず弾薬
だけ買っとくよ」



ビ「うるぁぁぁぁぁぁぁ!!オーラ発動再開!
MINAGOROSHIだぁーーーーーッ!!!

ジ「斬る!!全て斬る!!うぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

ビ「Seeeeeeeee Yoooooooou Neeeeeext Missiooooooooooooooon!!!!!

(粉塵を巻き上げながら去っていきました)

441 名前:ボンボン名無し:2006/02/14(火) 16:51:28
ビ「んどるぅあぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 何か理由はわかんねえが、今日は暴れたくて暴れたくて仕方ねえぜぇーーーッ!!まったく
何があったわけでもねえのに困ったもんだ!あれ!?でもこれ血涙!?

ジ「我らはこれより修羅に入る!!人と会っては人を斬り、神とあっては神を斬れ!!
特にわけもなく!!!

ビ「がはぁ…!だが質問を残したまま出撃するわけにもいかねえ!一旦オーラを押さえて、
返答してからネオCONTRAのやつらを殺っちまうとするぜ…!
 ジャグワァ!理由無き怒りの一言よろしく!」



いやマジで拙者チョコレイトとか嫌いなんだよね
ああいう甘ったるいの苦手っていうか食べても
やたらと喉乾くしさぁ食べ過ぎたら虫歯や肥満の
原因にもなるしそもそもSAMURAIたるものが
甘味類を過剰摂取なんて言語道断でしょ拙者
これでも普段から食生活には気を遣っtあれ
ちょっとどこいくのねえまだ話終わってな(ry)
                       …でござる
        ノw 、
       {   ミ
       ヽ __
       /     ヽ      /ヽ
       i ⌒ -´  |   /ヽ/
       >, >-  i_イ |  /ヽ/
  _  /ヾ/ ◎ . ゜ |/ヽ/
/―ヲ L_/|    ~  | /〜 ^\
   | ` /ヽ\  "^"ノ ゝ、|   \
  /  / \,――、/  ヾ \
 /\_ノ  |ー--―|  、 ノ\
   /―i´       ケ―ヾ



>>109
ビ「おう!誰かと思えば伝説の傭兵じゃねえか!わざわざ挨拶に来てもらえるとは恐縮だ
ねぇ」

ジ「ご厚意、感謝いたす。レーションは本日の夕食にさせていただくでござる。醤油漬けに
して」

ビ「で、なんだ?他の世界?おまえさん、傭兵なんてやってる割にはずいぶんと夢のある
質問するなぁ。
 別の世界ねぇ。まあ、別世界って訳じゃないが、昔オペレーション・ワイワイワールドって
変な作戦に参加したことがあるぜ。何かサイボーグみたいなヤツとか、鞭持った変な兄ちゃん
とか、SAMURAIっぽいヤツとか、赤ん坊とか集まってたよ」

ジ「…何やら、本当に作戦なのか疑わしいでござるな」

ビ「いや、アレはアレで結構ハードだったぜ。見たこともねえ奴らが襲ってくるしよ」

ジ「で、行きたい世界は?」

ビ「んー、別にこの世界に不満とかねえんだけどな。まあ、平和なとこならそれに越したことは
ねえかな。でも争いごとが無くなると、俺達みてえなのは活躍できなくなっちまうんだよなぁ…。
難しいところだぜ」



>>110
ビ「…あぁ?まだ地球に商売人なんていたのかよ…。でも、俺達金なんて持ってねぇぜ?」

ジ「本部に必要経費として申請させればよいのでは?」

ビ「それもそうだな。じゃあ請求はそっちに頼むぜ。まずは品揃えをっと…ムッ!?」

ジ「何奴ッ!」

『ガガガガガガガガガガ!!!!』
「あわびゅっ!」
(窓の方向に向けてマシンガン乱射!窓から飛び込もうとしていた>>111を蜂の巣にする)

ビ「…畜生、ネオCONTRAの偵察部隊だ。この辺もそろそろ嗅ぎつけられてきたって事か…」

ジ「住居も移さねばならぬかも知れぬな…」

ビ「チッ!また雨風凌げて通信設備もある場所探さなきゃいけねぇのかよ…!そんな都合の
良い場所あんまり残ってないってのに…。
 …おう、すまねえな。そういうことで引っ越しの準備しなきゃならなくなった。とりあえず弾薬
だけ買っとくよ」



ビ「うるぁぁぁぁぁぁぁ!!オーラ発動再開!
MINAGOROSHIだぁーーーーーッ!!!

ジ「斬る!!全て斬る!!うぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

ビ「Seeeeeeeee Yoooooooou Neeeeeext Missiooooooooooooooon!!!!!

(粉塵を巻き上げながら去っていきました)

442 名前:ボンボン名無し:2006/02/14(火) 16:53:16
ビ「んどるぅあぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 何か理由はわかんねえが、今日は暴れたくて暴れたくて仕方
ねえぜぇーーーッ!!
まったく何があったわけでもねえのに困ったもんだ!
あれ!?でもこれ血涙!?

ジ「我らはこれより修羅に入る!!人と会っては人を斬り、
神とあっては神を斬れ!!

特にわけもなく!!!

ビ「がはぁ…!だが質問を残したまま出撃するわけにもいかねえ!一旦オーラを押さえて、
返答してからネオCONTRAのやつらを殺っちまうとするぜ…!
 ジャグワァ!<fpnt size="6">理由無き怒りの</font>一言よろしく!」



いやマジで拙者チョコレイトとか嫌いなんだよね
ああいう甘ったるいの苦手っていうか食べても
やたらと喉乾くしさぁ食べ過ぎたら虫歯や肥満の
原因にもなるしそもそもSAMURAIたるものが
甘味類を過剰摂取なんて言語道断でしょ拙者
これでも普段から食生活には気を遣っtあれ
ちょっとどこいくのねえまだ話終わってな(ry)
                       …でござる
        ノw 、
       {   ミ
       ヽ __
       /     ヽ      /ヽ
       i ⌒ -´  |   /ヽ/
       >, >-  i_イ |  /ヽ/
  _  /ヾ/ ◎ . ゜ |/ヽ/
/―ヲ L_/|    ~  | /〜 ^\
   | ` /ヽ\  "^"ノ ゝ、|   \
  /  / \,――、/  ヾ \
 /\_ノ  |ー--―|  、 ノ\
   /―i´       ケ―ヾ



>>109
ビ「おう!誰かと思えば伝説の傭兵じゃねえか!わざわざ挨拶に来てもらえるとは恐縮だ
ねぇ」

ジ「ご厚意、感謝いたす。レーションは本日の夕食にさせていただくでござる。醤油漬けに
して」

ビ「で、なんだ?他の世界?おまえさん、傭兵なんてやってる割にはずいぶんと夢のある
質問するなぁ。
 別の世界ねぇ。まあ、別世界って訳じゃないが、昔オペレーション・ワイワイワールドって
変な作戦に参加したことがあるぜ。何かサイボーグみたいなヤツとか、鞭持った変な兄ちゃん
とか、SAMURAIっぽいヤツとか、赤ん坊とか集まってたよ」

ジ「…何やら、本当に作戦なのか疑わしいでござるな」

ビ「いや、アレはアレで結構ハードだったぜ。見たこともねえ奴らが襲ってくるしよ」

ジ「で、行きたい世界は?」

ビ「んー、別にこの世界に不満とかねえんだけどな。まあ、平和なとこならそれに越したことは
ねえかな。でも争いごとが無くなると、俺達みてえなのは活躍できなくなっちまうんだよなぁ…。
難しいところだぜ」



>>110
ビ「…あぁ?まだ地球に商売人なんていたのかよ…。でも、俺達金なんて持ってねぇぜ?」

ジ「本部に必要経費として申請させればよいのでは?」

ビ「それもそうだな。じゃあ請求はそっちに頼むぜ。まずは品揃えをっと…ムッ!?」

ジ「何奴ッ!」

『ガガガガガガガガガガ!!!!』
「あわびゅっ!」
(窓の方向に向けてマシンガン乱射!窓から飛び込もうとしていた>>111を蜂の巣にする)

ビ「…畜生、ネオCONTRAの偵察部隊だ。この辺もそろそろ嗅ぎつけられてきたって事か…」

ジ「住居も移さねばならぬかも知れぬな…」

ビ「チッ!また雨風凌げて通信設備もある場所探さなきゃいけねぇのかよ…!そんな都合の
良い場所あんまり残ってないってのに…。
 …おう、すまねえな。そういうことで引っ越しの準備しなきゃならなくなった。とりあえず弾薬
だけ買っとくよ」



ビ「うるぁぁぁぁぁぁぁ!!オーラ発動再開!
MINAGOROSHIだぁーーーーーッ!!!

ジ「斬る!!全て斬る!!
うぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!


ビ「Seeeeeeeee Yoooooooou Neeeeeext Missiooooooooooooooon!!!!!

(粉塵を巻き上げながら去っていきました)

443 名前:ボンボン名無し:2006/02/14(火) 16:54:49
ビ「んどるぅあぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 何か理由はわかんねえが、今日は暴れたくて暴れたくて仕方
ねえぜぇーーーッ!!
まったく何があったわけでもねえのに困ったもんだ!
あれ!?でもこれ血涙!?

ジ「我らはこれより修羅に入る!!人と会っては人を斬り、
神とあっては神を斬れ!!

特にわけもなく!!!

ビ「がはぁ…!だが質問を残したまま出撃するわけにもいかねえ!一旦オーラを押さえて、
返答してからネオCONTRAのやつらを殺っちまうとするぜ…!
 ジャグワァ!理由無き怒りの一言よろしく!」



いやマジで拙者チョコレイトとか嫌いなんだよね
ああいう甘ったるいの苦手っていうか食べても
やたらと喉乾くしさぁ食べ過ぎたら虫歯や肥満の
原因にもなるしそもそもSAMURAIたるものが
甘味類を過剰摂取なんて言語道断でしょ拙者
これでも普段から食生活には気を遣っtあれ
ちょっとどこいくのねえまだ話終わってな(ry)
                       …でござる
        ノw 、
       {   ミ
       ヽ __
       /     ヽ      /ヽ
       i ⌒ -´  |   /ヽ/
       >, >-  i_イ |  /ヽ/
  _  /ヾ/ ◎ . ゜ |/ヽ/
/―ヲ L_/|    ~  | /〜 ^\
   | ` /ヽ\  "^"ノ ゝ、|   \
  /  / \,――、/  ヾ \
 /\_ノ  |ー--―|  、 ノ\
   /―i´       ケ―ヾ



>>109
ビ「おう!誰かと思えば伝説の傭兵じゃねえか!わざわざ挨拶に来てもらえるとは恐縮だ
ねぇ」

ジ「ご厚意、感謝いたす。レーションは本日の夕食にさせていただくでござる。醤油漬けに
して」

ビ「で、なんだ?他の世界?おまえさん、傭兵なんてやってる割にはずいぶんと夢のある
質問するなぁ。
 別の世界ねぇ。まあ、別世界って訳じゃないが、昔オペレーション・ワイワイワールドって
変な作戦に参加したことがあるぜ。何かサイボーグみたいなヤツとか、鞭持った変な兄ちゃん
とか、SAMURAIっぽいヤツとか、赤ん坊とか集まってたよ」

ジ「…何やら、本当に作戦なのか疑わしいでござるな」

ビ「いや、アレはアレで結構ハードだったぜ。見たこともねえ奴らが襲ってくるしよ」

ジ「で、行きたい世界は?」

ビ「んー、別にこの世界に不満とかねえんだけどな。まあ、平和なとこならそれに越したことは
ねえかな。でも争いごとが無くなると、俺達みてえなのは活躍できなくなっちまうんだよなぁ…。
難しいところだぜ」



>>110
ビ「…あぁ?まだ地球に商売人なんていたのかよ…。でも、俺達金なんて持ってねぇぜ?」

ジ「本部に必要経費として申請させればよいのでは?」

ビ「それもそうだな。じゃあ請求はそっちに頼むぜ。まずは品揃えをっと…ムッ!?」

ジ「何奴ッ!」

『ガガガガガガガガガガ!!!!』
「あわびゅっ!」
(窓の方向に向けてマシンガン乱射!窓から飛び込もうとしていた>>111を蜂の巣にする)

ビ「…畜生、ネオCONTRAの偵察部隊だ。この辺もそろそろ嗅ぎつけられてきたって事か…」

ジ「住居も移さねばならぬかも知れぬな…」

ビ「チッ!また雨風凌げて通信設備もある場所探さなきゃいけねぇのかよ…!そんな都合の
良い場所あんまり残ってないってのに…。
 …おう、すまねえな。そういうことで引っ越しの準備しなきゃならなくなった。とりあえず弾薬
だけ買っとくよ」



ビ「うるぁぁぁぁぁぁぁ!!オーラ発動再開!
MINAGOROSHIだぁーーーーーッ!!!

ジ「斬る!!全て斬る!!
うぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!


ビ「Seeeeeeeee Yoooooooou Neeeeeext Missiooooooooooooooon!!!!!

(粉塵を巻き上げながら去っていきました)

444 名前:なめんなよ、この名無し:2006/02/17(金) 14:59:32
書き込みテスト。

445 名前:www:2006/02/27(月) 10:25:08
今学校祖の打つ書き込みを
今学校

446 名前:なめんなよ、この名無し:2006/03/06(月) 12:16:42
ななめ

447 名前:なめんなよ、この名無し:2006/04/15(土) 23:25:28
書き込みテスト

448 名前:なめんなよ、この名無し:2006/04/27(木) 02:41:52
テスト。

449 名前:@whitesmoke@test:2006/06/24(土) 18:47:43
test

450 名前:なめんなよ、この名無し:2006/06/28(水) 10:55:38
font

451 名前:なめんなよ、この名無し:2006/06/30(金) 01:13:17
テスト。

452 名前:なめんなよ、この名無し:2006/07/01(土) 03:50:29
テステス。

453 名前:テスト ◆n6DB.us5iM :2006/07/15(土) 17:40:32
(゚Д゚)。o(…………………………………………ウウッ)


結局大企業の(変な) マニュアルに勝てず(ずー)
メコルで鱧とアーティチョークほおばって(てー)
怒りをぶつける場所もなく(くー)
帰り際に
     ______
    /          )))
   /   /// /―――-ミ
   / 彡彡 // /      ヽ))
   / 彡彡 iiiiiiiiiiiiiii  iiiiiiiiii|
   / 彡彡 < ・ > 、<・ >l
  /    |       ヽ   〉
  /  ( | |      __)  |    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  /   | ≡  /, ―――  |ゝ < 手が汚れてしまったではないか!
  /   |   |  L ___」 l ヾ  \_________
_ミ  l   ______ノ ゞ_
  |  l ヾ    ー   / |  l
  |  |   \ー    ‐/  |  |

て、言うたった

454 名前:なめんなよ、この名無し:2006/07/17(月) 22:28:15
<b>テスト?</b>

455 名前:なめんなよ、この名無し:2006/07/17(月) 22:33:18
<B>もっかい。</B>

456 名前:なめんなよ、この名無し:2006/07/17(月) 22:40:49
<b>B</b>
I
S
U
FONT

CENTER


rubyるび

457 名前:なめんなよ、この名無し:2006/07/27(木) 04:53:52
test

458 名前:& ◆k8GJO873N2 :2006/08/02(水) 03:24:46
名前欄が化けているなぁ?

この状態でいけるのか、一つテストしてやろうじゃないか。

459 名前:VAVA ◆L184gI/VA2 :2006/08/02(水) 03:26:39
チッ……こうも化けるのか、俺が…!

460 名前:なめんなよ、この名無し:2006/08/02(水) 14:07:28
テスト

461 名前: ◆SatoSeiNss :2006/08/06(日) 02:42:40
テスト

462 名前:なめんなよ、この名無し:2006/08/18(金) 03:26:19
あたしは絶対にしないからなーー

463 名前:なめんなよ、この名無し:2006/08/18(金) 03:26:57
しないから…あたしは絶対にしないからなー!!

464 名前:なめんなよ、この名無し:2006/08/18(金) 03:47:06
最終テストかな
しないから!あたしは絶対にしないからなーーー!!
そして誰もいなくなった

465 名前:レナス・ヴァルキュリア ◆AesirGt.x6 :2006/08/22(火) 11:31:16
我と共に生きるは冷厳なる勇者!出でよ!!

こちらにもちゃんと書き込めるかどうかのテストだ。

466 名前:& ◆B7WSpSLTBM :2006/08/22(火) 11:33:42
『 死の、先を逝く者たちよ!』

テスト二回目だ。

467 名前:レナス・ヴァルキュリア ◆AesirGt.x6 :2006/08/22(火) 11:35:42
何?!化けているだと…!…そう言う事か、気を付けねばな。

468 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/01(金) 21:19:10
テスト

469 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/02(土) 04:41:15

               , 、 -‐ ‐ - . 、
                /          ".i 、
              ./i             i ヽ
               i i              i i
              i .i              .i i
             i ノ       i      i .i /i
           iヽ'      、ヾi /     ヽ/` i
           i  〉、__ 、.,__,ゝメ,__,.、 -ェ'  i
           .i  `'ー--‐''´i レ`'‐-‐'´ i  i
            i´ヽ     ,   ヽ.,_, -‐'  ,ノ
              ゝ.,iヽー ..入    ,k'     i
             i/  i´  `""`  ´yヽ i
              i . γ -ニ二ニ=-`' .ゝi
                 '、    ー-‐''    乂
                    ゝ.,       .,t'`
                    `''ー - ‐'


470 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/02(土) 14:33:54
規制テスト

471 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/02(土) 18:35:31
かきこみてすと。

472 名前:テスト:2006/09/05(火) 03:01:39
性質タチ

473 名前:◆7v.r55Qi.w :2006/09/23(土) 10:16:02
テスト

474 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/24(日) 01:18:43
テストテストテスト

475 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/29(金) 01:57:40
試験書き込み

476 名前:レナス・ヴァルキュリア ◆AesirGt.x6 :2006/10/09(月) 09:16:20
もう一度テストさせて頂く。

477 名前:テスト名無し:2006/10/19(木) 03:00:43
テスト。

478 名前:テスト名無し:2006/10/19(木) 03:01:46
テストする。

479 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/03(金) 20:35:26
一刻館いっこくかん

480 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/03(金) 20:36:55
最微塵クォーク

481 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/08(水) 01:21:32


 血の河を踏みしだき、凶々しき軍靴がゆく。半世紀余り昔と同じように。


 つい先ほどまでこの壮麗なホールには、人知の及ぶ限りの贅によって満たされていた。
 テーブルにはさほど手もつけられぬ豪華な料理が山と積まれ、バンドは優雅なメロディを奏で、
くるくるとルーレットが回っていた。
 注がれるそばから干される酒、さんざめく笑い声、そして着飾った女達。


 だが、もうそんなものはない。
 なくなってしまった。

 VIP達の半数は物言わぬ血袋と化して転がり、残りはこれから饗される血袋として縛り上げら
れ、別室に監禁されていた。
 最高級ホテルの豪奢をそのまま空に移し、南極遊覧飛行に飛び立った筈の巨大飛行船は、殺
戮の暴嵐に軋みを上げる獄門船と成り果てたのである。

 現在、紳士淑女の代わりに大パーティホールを埋め尽くしているのは兵士達だ。
 野戦服、親衛隊、空軍(ルフトバッフェ)。各所で鈍色に輝く紋章は――鉤十字である。
 そう、かつて欧州を征した狼たち、二十世紀最強の悪人軍団――ナチス・ドイツ。その筋金入
りの精鋭野郎どもであった。


 軍集団の眼前に設置された簡易お立ち台の階段を、軍靴の主―― 一人の美女が登っていく。
 ナチス親衛隊の軍服・軍帽に身を包み、マントを羽織った彼女――SS大佐にして大魔導師グ
ルマルキン・フォン・シュティーベルは、台上で腰のサーベルを抜き払うと、

「貴様らァ!!」

 溜め無しでいきなり叫んだ。
 スピーカー不要、ドーラ列車砲もかくや蛮声であり、口蓋帆即ちのどちんこ丸出しである。
 眉毛のない怜悧な美貌は顔中口となり、既に見られたものではない。


「――貴様らみんな、レン高原へ行きたいかァァァァァァァァァァッ!!」


 音の核爆発のような大佐の問いに、一拍置いて兵隊どもは「ヤァァァァァッ!」と応じた。

「奈落堕ちしてもレン高原に行きたいかァァァァッ!!」
「ヤァァァァァッ!」
「狂気山脈は怖くないかァァァァァッ!!」
「ヤァァァァァッ!」

 ゆあーん、ゆよーん、ゆやゆよーん――
 と船体は大いに揺れた。
 それは絶叫と足踏みとジェンカのステップと、意味もなく火を噴くエルマ・ベルケMP40短機関銃
の銃口や、導火線が抜かれたM24型柄付手榴弾(ポテトマッシャー)のヘイパス! パス! ドリ
ブルドリブル! な投げっこによる小爆発の所為であった。

 同僚の癖にグルマルキンと仲が悪いヘルマン・タッツェルヴルムだが、ついノリノリで追加武装
のドリル右腕を突き上げながら「守れ友を倒せ敵を!」などと叫んでしまい、マシーネン・ヴァル
キュリアことヴァルトラウテ中佐にはっ倒される、といった光景は微笑ましい部類である。

 つき合いきれん、という顔で壁際に引っ込んでいる面子もいた。レップ中佐やジェームズ・ホワン
ら、(表面上は)やや冷静な人々である。
 脱糞するヤン、尿漏れするルーク、前日に吟味済みのおやつ(三百円まで。バナナは含まない)
をはや貪り喰うレザード等々、一億総発狂化の様相を呈している者どもと比べるといかにもク
ールだが、なに、中身のマッドさは大差ない(多分)。


 そう、ここでは誰しもが基地の外にいるのだった。
 

482 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/08(水) 01:22:47
>>481

 例え今まさに総統その人が出現し、オーストリア併合の演説をぶち上げたとしてもこうまでには
なるまいというフィーバーぶりは、グルマルキンがお立ち台からジャンプし、兵隊の群れに身
を投げ込んだ事であっさりと限界突破した。

 喉も裂けよといわんばかりの「た・い・さ! た・い・さ!」の掛け声。
「エル・オー・ブイ・イーぼくらの大佐! オーバースト・グルグル最高絶好調!」という、品性っ
て言葉ぁママの腹ん中置いてきたかこの糞虫! 的なシュプレヒコール。

 軍兵のウェーブの上を、どこか恍惚とした表情のグルマルキン大佐が運ばれてゆく。

 狂乱した人の雪崩の下敷きになり、やや影の薄いクロエネン大佐が圧死寸前なのを尻目に、
とどまる所を知らぬ熱狂は、期せずして国歌斉唱の形へと昇華した。


♪世界で一番 イカれた民族
 ドイツ ドイツ ユーバーアレス

 命令絶対 規則がいっぱい
 ユーバーアレス インデアヴェルト♪


 みんなのうたに合わせ、船外では制空権を確保したリヒトホーフェン大尉ら吸血鬼撃墜王(ヴァ
ンパイア・エース)、空中機甲兵ロンギヌス13による合同アクロバッティング・ショウが、今まさ
にたけなわであった。
 因みに演目は「竜鳥飛び」や「クモの巣攻撃」などである。


 そして魔女の箒を傍らに、船体の頂上に腰掛けたふみこ・O・Vは、口の端を冷ややかな形に歪
めるのであった。


 いざゆかいでか、我ら約束の地へ。
 嗚呼、ナチス第四帝国の明日は明るい……。



 ――――船体後部から垂れたケーブルに必死で掴まり密航中の私こと、弓塚さつき記す。
 寒いよ志貴くん……。



【空戦祭り本編へ続くものか、馬鹿め】

483 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/09(木) 02:10:42
―――――世界は薄闇に包まれる。

 何処の国でも日没の光景はさほど変わる筈もなく、徐々に徐々に世界は太陽に暗幕を
掛け、全てに等しく闇の訪れを告げる。だがまだ性懲りもなく太陽は世界に別れを告げる
のを惜しんでいる為、中途半端に赤い光を放っている。
 この広大な甲板もまた例外ではなく、血を連想させるかのような光に包まれ、私と他に
もう一人――この船には似合わない風体の――を残し、訪れる夜を待つだけだ。
 これではまるで、巨大な『船』で、彼と二人きりになってしまったかのように錯覚してしまう。

 そう、私は巨大な船の甲板に立っている。どのパーツを取っても全て独逸に在る資源の
みで造られたと言うこの船は、現代の科学力の粋を結集して建造された―――『飛行船』。
 時代錯誤も甚だしい、まるで御伽噺の中の登場人物になったかのような気になってしまう
形状は、私の中の童心を擽るに相応しい。

 気球に乗って空を飛ぶ。誰もが一度は夢見たような――しかし簡単には叶わない夢では
あるが――を叶えるには充分過ぎる程造り込まれた飛行船。外観を見ただけで思わず私は
溜息を漏らし、開いた口が塞がらなくなってしまったほどに――素晴らしい。
 現代科学の結晶でありながら、まるで時を遡ったかのように感じさせる無駄のないボディ。
しかし、遊び心もしっかりと感じさせてくれるのだから、設計者は浪漫の何たるかをしっかりと
理解しているに違いない。


 全長651m。
 全高153m。
 全幅208m。
 最大速力152Km/h。
 最大乗員数562名。
 エンジンは両翼に2基――姿勢制御用を合わせるならば14基。


 内装は豪奢を誇り、客室は高級ホテルのロイヤルスウィートルームを更に凌ぐとまで言われ、
定員二名の部屋だったとしても、大人十人を詰め込んだ所でなおスペースが余る。
 更に各国のVIPを接待する為に設けられた遊戯室にはルーレットは勿論の事、ラスベガスを
凌ぐ勢いのカジノが開かれている。一日に何千、何万と言うドルが動くのは見ていて圧巻では
あるが、その裏にある『何か』を疑わずには居られない。
 またダンスホール、バーラウンジ、パーティールームなどは最高級のアンティークで彩られ、
華やかでありながらも落ち着きを持った雰囲気を醸し出し、正に上流階級の社交場と呼ぶに
相応しい造りだ。

 また、最大乗員数562名とあるが、実際に持て成される側として乗るのは200名前後。後の
残りはこの船のスタッフで締められ、一人一人にサービスが行き届くようになっている。まあ、
今回の渡航ではスタッフも合わせて200名ばかりしか乗ってはいないのだが。
 言わば今回の渡航は、この飛行船のお披露目を兼ねた物であるからだ。現代科学の結晶
を多くの人に見てもらおうと言うのは分からないでもない心理だ。そしてそのプレミア性に集る
人間が多いのも事実だろう。かく言う私もその一人なのだから。

「失礼致します。そろそろ出航ですので、船内にお入り頂けますか?」
「ああ、失礼。あちらの男性にも声を掛けておいて貰えるかな」

 どうやらもう出航の時間だ。
 私は甲板と――名残惜しくはあるが――暫しの別れを告げ船内へと戻る。
 敷き詰められた赤い絨毯は、外の光すら吸い込み、眼に痛いほど赤く輝く。

―――『Zeppelin Neue Ara』

 そう名付けられた船は正に今飛び立たんとする。
 微かに響くエンジン音に心を震わせながら、割り当てられた客室に戻り、外の景色を眺めて
いるとしよう―――――。

484 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/09(木) 04:53:43
「ツェッペリンによって創造された歴史は、ツェッペリンにより再び浮上する」

 1937年5月。大西洋横断航路に就航していた硬式飛行船ヒンデンブルク号は、原因不明
の出火事故を起こし爆発炎上。この悲劇は巨大飛行船時代の終焉を告げるものとなった。
 ―――それから70年。
「伯爵の曾孫」によって、ツェッペリンは再び空を往く。

「新たな時代のツェッペリン(Zeppelin Neue Ara)」と名付けられた、全長1キロにも
及ぶ超巨大硬式飛行船は、ドイツ製飛行船による空の再征服計画「ネオ・ツェッペリン
・プロジェクト」によって完成された現代飛行技術の結晶だ。
 フンフツェーン・フォン・ツェッペリン伯爵によって発案されたこの企画は、スピード
ワゴン財団やトムスン・アンド・フレンチ商会など多くの有力者による出資協力や、ツェ
ッペリン・ルフトハンザ社などの飛行船企業から人材支援を受け、ヒンデンブルク号爆発
炎上より70年目の今日ついにお披露目となった。
 現在公表されているスペックは以下の通りである。プロジェクトチームによると、より
詳細なスペックは企画の次段階「ツェッペリン事業の開拓」に併せて公表するとのことだ。

  姿勢制御用小型エンジン12基
  推進用メインエンジン2基
  全高約350メートル
  全長約1000キロメートル
  最大飛行可能距離5000キロメートル

 大雑把なスペックだが、これだけでも「ツェッペリン・ノイエ・アラ号」が如何に巨大
な飛行船かは分かるはずだ。現在のところ、これを上回る飛行物は地球上に存在しない。
「新たな時代」の名に相応しい超ド級飛行船だ。

 プロジェクトの立案者であり、飛行船の設計技師でもあるフンフツェーン・フォン・
ツェッペリン伯爵は完成したド級飛行船に絶対の自信を賭けている。
彼の野望は曾祖父である飛行船の父<cェッペリン伯爵が成し遂げることのできな
かった「飛行船ビジネスの完成」だ。
 そのためには、今回の規格外な超ド級飛行船がどうしても必要だったと語る。

「現在、空は航空機によって支配されている」
「移動手段、輸送手段としての空の征服者は、以後数世紀航空機のままだろう」
「だが空を楽しむ≠ニいう一点においてだけは、今後の王者はツェッペリンだ」
「航空機の台頭によって忘れ去られた空の魅力はツェッペリンによって想起される」

 空を楽しむため。なぜ、プロジェクトのお披露目の第一段階が超豪華遊覧飛行なのか
という問いに対して、伯爵はそう答えた。富裕層のための新たな娯楽提供が第一の目的。
次に軍事利用。輸送や移動手段としての利用はあくまで二次目的に過ぎないと語る。
 事実、今回の進水式°yび処女航海≠フために用意された「南極上空遊覧飛行の
旅」は最安値のプランで1千ドルだというのに、一般受付を開始する前に各国のVIPによ
って席は買い占められてしまった。伯爵自身は乗り合わせず、離陸地のニュージャージ
ー州レイクハースト――ヒンデンブルク墜落の地だ――で飛行を見守る予定だと言う。

「南極上空遊覧飛行の旅」はアメリカ合衆国ニュージャージー州から出発し、途中アルゼ
ンチンで物資と燃料補給を受けてから南極上空を3日間遊覧、その後は全速力で帰路に就
き、生産国のドイツで着陸するという。全日程7日間豪華遊覧の旅だ。
 広大な容積を誇るゴンドラは、その殆どを娯楽施設と客室で占められている。飛行船と
いうよりも、空に浮かぶスウィートホテルと言ったほうが正しいだろう。

 ツェッペリン・ルフトハンザ社この旅程の成功により、飛行船による観光ビジネスは
一気に注目を浴びることになると強きの姿勢を見せている。


      ―――エアシップ・マガジン11月号特集『再浮上するツェッペリン』より抜粋

485 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/12(日) 17:34:08
テスト

486 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/12(日) 17:40:04
さすが名無しだ、NGワードなんてアウトオブ眼中。

487 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/12(日) 17:43:15
test

488 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/12(日) 20:51:29
NGワードひっかかりテスト。

489 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/14(火) 22:07:46
テステス

490 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/16(木) 00:39:30
 意識に、灯が点る。
 闇の中で意識は、朧気な光を放ちながらも、やがて一つの像を結ぶ。

 目を開くと、其処は地下墳墓を思わせる空間だった。
 堆く積み上げられた無数の木箱は柩さながらで、或いは物言わぬ墓標とも見える。
 しかし、其処には墓地特有の悼惜たる念を感じることはない。
 共通するのは唯、やがて訪れる忘却という名の死の匂い。

「Sieg heil , ようやくのお目覚めか。
 かつてのよしみで箱の中から見つけ出してやったはいいが、貴公ら、すっかり壊れてし
まったかと思ったぞ」

 その墓標……否、木箱の一つに腰掛けながら、一際濃密な、死の匂いを孕んだ黒い影が
声をかけた。
 闇に溶ける黒の外套と同色の制服。
 肩よりもやや短く切り揃えられた金色の髪。
 怜悧な美貌は、しかし右目に残る疵痕と共にその奥底に野獣めいた残酷を覗かせている。

「……貴殿か、グルマルキン」

 男は、重い歯車が油を切らし軋みを上げる様に、声を出した。
 それに応じ、グルマルキンは口の端を吊り上げた。

「口は利けるようだな、話が早い。
 貴公ら両名にお誂え向きの任務がある」
「断る」

 間、髪を入れぬ拒絶にも動じず、グルマルキンは更に言葉を継ぐ。

「討ち死にもまた武人の誉れ、勲しか?
 だがな、ガラクタ人形どもの行くヴァルハラなど有りはしないのだよ」

 皮肉気な笑みを浮かべながら。

「そのことは貴公にも十分に理解出来たはずだがな。
 さもなくば此所で朽ち果てるのを待つか、それとも米国人ヤンクどもの晒し者になるか。
 理解できたなら返事を聞こう。
 “Ja”か“Nein”か」

 ――手許へと目を落とす。
 腕の中で身を横たえているのは、余りにも華奢な、未だ少女とも見える姿。
 その豊かな金髪の一房が頬に掛かるのを、武骨な指でそっと払った。

「私に、そうするに足る理由があるというのかね?」
「理由……そうだな。
 望む限りの報償がある、といえばどうするかな」

 自信に溢れるその口振りに、彼は眉根を寄せた。

「……貴殿、何を企んでいる」
「随分な言い種だな。
 『望むものをくれてやろう』、こう言っているのだよ。
 現にその力は我らの手の内にある」

 腰掛けていた木箱の、その一つに手をかけながら、指先でこつこつと叩いて見せる。

「“Die Verlorene Arche”、『神の力』だよ。
 ではもう一度問おう。
 返事は“Ja”か“Nein”か」

 目を閉じる。
 刹那の、重い静寂が周囲を包む。


 ――再び目を開くと、男は意を決しこう告げた。

「“Ja”-“Javohl”.
 鉤十字騎士団スワスティク・オルディン四騎士が一騎、ヘルマン・タッツェルヴルム、同じくヴァルトラウテと共に
現時刻を以て戦列に復帰する」


 

491 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/16(木) 21:40:59
test

492 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/17(金) 23:31:10
 牙と棺桶をあしらった枠のなかで、三連のドラムが、縦に回っている。
 俺は慎重にボタンを押した。ひとつ、ふたつ……和風の少女が、二つ並ぶ。リーチだ。
 軽く舌で唇を湿らせ、三番目のボタンに指を置く。慎重に、タイミングを見計らい――

 ガクン

 船が揺れた。乱流に揉まれたか、いやそれにしては鋭い揺れか、そんな一瞬の警報が脳裏をよぎるが、

「ああ、くそ!」
 悪態の前に警戒心は吹っ飛んだ。スロットマシンの3列目には、隈取を施した暑苦しい吸血鬼の顔が収まっていたのだ。
 揺れた拍子に押しちまったらしい。


 遊びに注がれていた熱を冷ますのは、いつだって無粋な外からの干渉だ。
 すっかり興をそがれた俺は、「吸血鬼スロット」(誰が考えたか知らないが、アホなシロモノもあったもんだ)の筐体をバンと叩くと、その場を離れた。


 ぶらぶらと歩きながら、俺はカジノを見渡した。
 紳士淑女の皆々さま方は、今日も賭け事にご執心だ。いやいや、十把一絡げにすべきじゃあ、ない。
 カジノに慣れて存分に楽しむやつ、場の空気を支配しちまう油てかてかのおっさん、巧みな話術で淑女に人気のディーラー、
 慣れない様子でエスコートされる少女、等々、等々。

 その中に入って遊ぶのも良かった。いやさ、ちと飽きちまったのだ。
 この飛行船、豪華はいいのだが、イマイチ俺の興味を引くものがなく、やむなくカジノに入り浸ってたわけだが、
 どんな遊びもぶっ続けじゃ飽きる。賭けそのものにも、人にもだ。
 もうひとつ言やあ、ここのカジノは、ディーラーにもうちっと金使ったほうがいいな。
 ま、場の質は結構な度合い、ディーラーに左右されるっつーことだ。

 そんなわけで、興味を引くものを探して隅っこのスロットマシンまで一巡りしたのだが、さすがに好奇心も打ち止めだ。
 俺はカジノの隅のバーに行き、カウンターに陣取って、投槍にカクテルを頼んだ。ブラッディナントカ。

 バーテンが妙な顔をする。俺が、いいからやれよ、という顔をする。バーテンが後ろを向いてカクテルを造り始める。
 カクテルが出てきた。ブラッディナントカ。赤い。煽る。不味い、なんだこのタルい喉越しは。
 バーテンを睨む。ヤツが知らん顔をする。俺はさらに煽り、不機嫌な顔で頬杖をついた。

 ああくそ。

493 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/19(日) 20:24:52
○コダマ導入

Where there's Lights, Shadow's lured and fear rains and by the Blade of Nights, mankind was given HOPE.光あるところに、漆黒の闇ありき。古の時代より、人類は闇を恐れた。しかし、暗黒を断ち切る騎士の剣によって、人類は希望の光を得たのだ。

494 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/19(日) 21:42:44
>>493は気にしない。

○コダマ導入

Where there's Lights, Shadow's lured and fear rains .
光あるところに、漆黒の闇ありき。古の時代より、人類は闇を恐れた。
and by the Blade of Nights, mankind was given HOPE.
しかし、暗黒を断ち切る騎士の剣によって、人類は希望の光を得たのだ。

―――かつて、人類は闇に生きる魔獣『ホラー』と果ての無い闘いを続けていた。
しかし、『守りし者』魔戒騎士と、彼らを支える者たちの絆によって人類はホラーに打ち勝った。
人類は、ホラーとその始祖“メシア”を流刑地と呼ぶべき牢獄『真魔界』へと封じた。

だが、今もホラー達は真魔界より現世へ出でるための唯一の手段である、陰我を宿すオブジェへと群がる。
そして、魔戒騎士たちも「守るべきもの」を守るため日夜ホラーとの闘いを続けている。

そんな魔戒騎士たちを統括しホラーを送還する役目を負う『番犬所』は、正常に機能していた。
そう、表向きは―――。


「……メシアを、蘇らせられない?」
目深に被ったフードで顔を隠した若々しい男の声が、東の『番犬所』を静かに打つ。

「ええ」
男の言葉に答えたのはブランコに乗った三人の少女、彼女らはこの東の『番犬所』を担当する神官。
何百年という長い時を生きたその魂は、もはや人間のままでは居られなくなっていた。

大人びたケイルの返答を受けて、ベルが言葉を続ける。
「時空の法則……因果律の因果が狂いだそうとしています」

三人の中でもっとも幼い印象のローズが、さらに言葉を続ける。
「鍵十字の亡霊は、南極の奥地に眠る狂気の王の座に迫ろうとしています」

フードの男――暗黒魔戒騎士バラゴ――は、彼女らの返答に疑問を投げかけた。
「……理論的に言って、その亡霊たちがやろうとしていることがどうしてメシアの復活を阻むことになるんだ?」

これにはベルが答える。
「今この世界を覆う時空の法則は、メシアが真魔界に封じられたその時から不変のもの」
ローズが続く。
「その法則が狂えば、用意したゲートが役割を果たさなくなる可能性が大なのです」
「つまり、バラゴ様の宿願である『メシアとの融合』は果たされなくなるのです―――」
ケイルが締めくくると同時に、“主”であるバラゴの返答を待つように押し黙る。

「―――つまり、亡霊たちの思惑を潰さなければ僕は最強にはなれないということか」
バラゴは、フード付きローブのポケットに収めていた招待状を握りつぶしそうになる。
その招待状こそ、バラゴの表の顔である心理カウンセラー・龍崎駈音に充てられて
送られてきた「Zeppelin Neue Ara」号の遊覧飛行のへの搭乗券だった。

「ええ、ですがバラゴ様のお手を煩わせるまでもありませんわ―――コダマ?」
ケイルが今にも飛び出していきそうなバラゴを止め、沈黙を保ち続けていた従者・コダマに声をかけた。
長身痩躯、しかし寡黙。鍛え抜かれているであろう肉体をタキシードで包み、影のように寄り添う男。

「貴方が行って、亡霊の夢を覚ましてあげなさい?」
「夢は生きている者が見るもの」
「かび臭い亡霊が見てはいけないもの」
三人は口々に命令をコダマに下し、微笑う。
コダマも、彼女らの言葉に眉一つ動かすことなく従う様子を見せる。

「ああ、それならば僕からも餞がある」
バラゴは、ポケットから搭乗券を―――胸元から小さなガラス瓶を取り出し、コダマに差し出す。

「バラゴ様、それは―――」
「ああ、『変化の秘薬』だ」
バラゴの隠す素顔には、正面から刻まれた十字の傷がある。死の呪いが掛けられた傷だ。
バラゴは、死の呪いから逃れるために変化の秘薬を用いて容貌を変える必要が在った。

「ストックに限りがあるとはいえ、この場合は仕方ないだろう。
なにしろ、この招待状は『龍崎駈音』に充てられたものだからね」
龍崎駈音本人が『代理人を立てる』といってもキャンセル扱いになる可能性が高いだろう。
招待者が望んでいるのは、どこの馬の骨ともわからない人物ではない。文化人『龍崎駈音』だ。
「コダマ、君はこの薬で『僕の顔』に顔を変えるんだ。服装は……そのままで良いだろう。
どうせ、下らないパーティがあるんだ。礼装しておくに越したことは無い。
声は……筆談で『医者に声を出すことを止められている』とでもしておけば良い」

―――コダマは考える。母と“主”の命令は絶対だ、と。
母の願いである「メシアの降臨」、それを妨げるものはあってはならない。
人類を守る魔戒騎士であろうと、滅び去った鍵十字を掲げ続ける者たちであっても。

「出来れば、土産に鍵十字の影に隠れたホラーを狩ってきてほしいが……『養殖物』は味が薄そうだ」
バラゴは知っている。かつて、『第四帝国』の栄光を求めた者達は人工的にホラーを人間に陰我憑依させる技術や
魔術を用いた兵器を手にしようとしたことを。
だが、所詮は紛い物だ。メシア復活の糧にもなりそうにない。

「さすがでございますわ、バラゴ様」
「その慧眼に、ますます感服いたしました」
「我らの願いは、バラゴ様とともに」
そして、ケイル・ベル・ローズは心の中で嘲笑う。バラゴは大事な餌なのだ。
ここでしゃしゃり出て、帰ってこれなくなったら元も子もない。
最も信頼するコダマならば、首尾よく目的を果たすだろう。

陰我と因果の糸車に、思惑は絡み合う。
二日後、コダマは遠い異国の地・レイクハーストに、『龍崎駈音』の顔で。
母の願いを叶えるために、その先に光明の見えぬ闘いにその身を投じようとしていた。

495 名前:自己紹介スレテンプレテスト ◆DOGS.MVbhk :2006/11/21(火) 04:36:02
 このスレは祭りに参加するメンバーが自身の能力を評価するスレでござーます。
 別に全員の能力を纏めるのが面倒だった訳では……まぁ、面倒だったんだけどさ。

>スレの趣旨

 祭りの中では、常に見知らぬ誰かとカチ合ってしまう可能性がある。そうなった時に自分の
能力がちゃんと伝わっていないと、上手く次に繋げられない。
 特に「絶対やってほしくない事」や「確実に死ぬ弱点」なんかを、相手が意図しないうちにや
られてしまった場合、早々に退場せねばならなくなってしまう。
 そんな自体に陥らないよう、敵も味方も互いの事をよく知っておく必要がある。

 要するに「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という事だ。

 ……いや、俺みたいな単純な奴だと、あまり意味はないけど。


>ルール

・必ずテンプレを利用する

・直リンしない

・妄想設定はやり過ぎない(やってもいいけどキャラ壊したら×)

・自己紹介以外のレスは全て陰スレや会議スレへ(ノイズになるから)

・祭りの最中に見ても大丈夫な判り易い構成にする


>テンプレ

 名前:
 出典:
 性別:
 年齢:

 外見:

 能力:

 装備:


>紹介時の注意

 "名前"と"出典"はそのままの意味。

 "性別"は見た目や口調、名前から判別出来ない莫迦のため。俺とか。

 "年齢"は実年齢の他、「この年齢であると思ってもらいたい歳」を書く。
 例えば俺なんかは「大体十代後半ぐらいだろうか」と相手に表現してもらいたいから。
 A、B、Cの三人がいて、BがAを十五歳と思い、CがAを十歳だと思ったりしたら変になる。
 別にどうにでもして、っていう人は、あまり気にしなくていい。

 "外見"は画像を持ってくれば相手に色々な表現をしてもらえるので吉。
 但し一刻館用アップローダーに張り付けて持ってくる事。直リンは禁止。
 どうしても画像がない場合は、上手く言葉で説明するしかない。

 "能力"は一番重要なところ。自分の能力を簡潔に、判り易く説明する。
 誰かと戦う時、相手がここさえ見れば円滑に進められるぐらいが丁度いい。
 特に出典限定の専門用語や法則などを駆使しなければならない場合は念入りに。
 「本当は持ってるけど祭りでは使わない」ような力は書かなくてもよろしい。
 但し「一応持ってるけど使うかどうか判らない」のは書いておいた方が良い。

 "装備"は二番目ぐらいに重要。特別な武器を使う場合など。
 基本は"能力"項目と同じで、簡潔に判り易く不足ないように説明する。
 場合によっては"能力"よりこっちの方が長くなる奴もいるかもしれない。


 言うまでもないだろうが、大殲の目的は必ずしも「勝つ事」ではない。
 余計な切り札を隠し持つような事はしないで、ここで全部バラした方がいい。
 それに、イザって時の切り札が相手に上手く意味が伝わらないとか、締まらないからな。
 ……原典見れば大体判るから、隠しても意味ないし。

496 名前: ◆MVlNEREMIA :2006/11/21(火) 20:28:01
テストよ。

497 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/23(木) 01:39:25
    吸血大殲 Blood Lust 大規模闘争 The Carnival
         空戦祭/南極戦/ナチ祭り
         
           「新標綱作戦」
       ――Operation Neue Ziel――




.

498 名前:ルーク・ヴァレンタイン(M) ◆jBiAWniQ.. :2006/11/24(金) 02:00:53

「何だね君たちは。ここからは立ち入り禁止区域だ」


連絡通路に現れた一行―――――。
操縦室区域担当警備コールマン・コンラッドの前に来た連中は、経験豊富な彼をして明らかに
不審と言わしめるものだった。

深く被ったコートの上から北欧系と分かる男が数名。
先頭に立って彼らを先導しているのは、白いスーツにジャケットを軽く羽織った神経質そうな青年である。
手には同じく白い手袋をはめ、長く伸ばした金髪を後ろで束ねた、端正な顔立ちの男。

「これはこれは失礼。実は私達、フンフツェーン伯の個人的な友人でしてね。
 折角だから操縦室の見学をと彼に頼んでいたのですがねぇ……伺っていない?」

あくまで知的で冷静な物腰。
慇懃に応える青年の対応は、それが嘘ではないと思わせる程度には自然体だ。
隣に控えている――この船に派遣された警備会社の後輩でもある――ルドルフならば、それだけで恐縮し
迂闊にもこの場を通しかねないだろう。
彼は気質や実力といった面は悪くないのだが、何分ブルジョアの空気というものに慣れていない。
 
「失礼ですがそのような話は伺っていませんな。
 とはいえ、此方の手違いの可能性があるので確認は取りますが、一旦お戻りいただきたい。
 我々も何分、規則ですのでご了承の程を」

この業界でもベテランを自負するコールマンは、元々優秀な軍人だった。
内部のいざこざを理由に一線を退いた後、元上司が勤める警備会社に誘われ今に至る。
さて、もとよりVIPのなりをしていようと不審者と見れば疑わねばならないのが警備員だ。
賓客が実は偽装したテロリストだった、という事例も最近多い。(彼と彼の会社を悩ませる一因だ)
今回のクライアントがVIPではなく飛行船の所有者、ツェッペリン・ルフトハンザ社なら尚更だろう。
ならば、ありうる可能性を徹底的に考慮するのが当然の対応というものであり、事実コールマンは
常にそう努めてきた。ゆえにコールマンのそれは石頭ながら、警備員としてベターな対応であるはずだった。
そう、本来ならば。

「おや、そいつは失礼。では――――」

青年が踵を返す、その半ば。
きわめて自然な動作で掲げられた左腕、手の隙間からわずかに垣間見え光る50センターボ硬貨。
白手袋に包まれた指がスナップを響かせ――――

 
―――聴こえたのは乾いた破裂音。
経歴上実戦経験も豊富なコールマンの考えが正しければ―――それは明らかに、
人体が撃たれたとき発する着弾音だ。そして全てを現実として認識させるのは音の発生源であり、
コールマンが何事かと振り向いた視線の先。
傍らにいたルドルフが眉間を穿たれ、脳漿をぶちまけ崩れ落ちていく光景に他ならない。

「おやおや、顔色が悪いようだが…?」

男の声は既に聴こえない。
ホルスターの拳銃を抜き放つと同時にセーフティを解除、そのまま流れる動作でコールマンは
銃口を突きつける。クソッタレ、そう、クソッタレだ。
この仕事が終わったら結婚する筈だったルドルフ、そんなルドルフをブチ殺したこいつ、そして
こんな事態を防げなかったコールマン自身。全員がクソッタレという以外にない。
だから銃を突きつけて、引き金に手を添える、誰だろうと動けば撃つ。ためらわず撃つ。
これ以上目の黒いうちは誰も腐った真似なんかさせやしない、そう強い意思を込めて「フリーズ!」の
言葉を叫ぼうとした、瞬間。

「―――大丈夫かね?」


――――肝が冷えて、そして潰れた。
体感時間にして1秒以下、さっきまでそこにいた男が後ろの耳元で囁いているのだから。
幾多の訓練と実績を潜った彼ですら、動いたと視認すら出来ぬSFじみた瞬間移動。そうとしか言いようがない。
まるで悪い夢を見ているかのようだった。
そんな一瞬にも満たない間、コールマンがパニックに陥る精神をギリギリで繋ぎとめた時にはもう遅く――――

青年は消えて、軌跡だけがコールマンの周りに弧を描く。
次にその白い姿が現れたとき、歴戦の警備員であったモノは輪切りの肉片となって転がっていた。
人体の急所その全てを切り刻まれ、かつ出血は医学的限界の最小限に抑えられて。

「少し時間を食ったか、急ぐぞ」

惨殺した相手に一切の感慨もなく。
取り出したハンカチでナイフの血糊を拭いながら、白スーツの青年――――ルーク・ヴァレンタインは
飛行船の制圧班を従え、規則正しい歩調で操縦室へと歩き出した。
 

499 名前:ルーク・ヴァレンタイン(M) ◆jBiAWniQ.. :2006/11/24(金) 02:07:31
>> 続き

――――新要綱作戦(オペラツィオン・ノイエ・ジール)。
それはすなわち鉤十字騎士団の魔女と、総統代行とも接触したあの錬金術師の手による混沌の顕現。
突きつけられた命令書の存在だけではない。
その最高とも云える戦争の舞台を、元よりあの狂った大隊指揮官が見逃すわけもなかったのである。

『最後の大隊』が今作戦に際して派遣した戦力、その数々が何よりも物語っている。
制圧・飛行船の制御を役目として結成されたSSおよびドイツ空軍出身の吸血鬼たちは元より。
狙撃兵として遊撃を務めるレップ中佐、襲撃班には彼とヤンの兄弟。
そして命令系統には属さないが――――『最後の大隊』現時点での最高戦力である人狼(ヴェアヴォルフ)『大尉』。


――――要は入れ込んでいるという事だ。あのお方も。


操縦室から見えるオーロラの遠景。
銜えた紙煙草から紫煙をくゆらせ、ルーク・ヴァレンタインはそう一人ごちた。

喫煙を―――否、それ以前に不法侵入を咎める警備員も操縦員も、もういない。
正確には、「だった」モノが今ダストシュートに運び込まれている真っ最中だ。
代わりに居るのは彼に随行してきた元ドイツ空軍士官の吸血鬼たち。
飛行船操縦に関するマニュアルは既に叩き込んである、あとは本隊を迎え入れるための
細かい調整を終えるのみ。
 
制圧は当然のように簡単だった。もはや気に留める事ですらない。
桁外れのパワーはただのコイントスを銃弾同然の兇器に変え、袖口から取り出した拳銃の射撃は
1センチの狂いもなく眉間を撃ち抜く。そして、人間には視認すら不可能なスピード。
銃を抜こうとした警備員も。
エマージェンシコールを発動しようとした操縦士たちも。
デクのように殺された連中は、何が起こったという過程もわからず死んでいったに違いない。
そして死因に反し、さしたる流血もなく始末された事実すら。
理由は単純に上からの「部屋に血の一滴すら垂らさず、汚れひとつ無い状態で譲渡せよ」とのリクエスト。
この部屋は制圧後、合流した本隊の司令室として利用するらしい。

仕事は静かに、クールに完遂するものだ。
ルーク・ヴァレンタインの口癖でありモットーである。
人間の限界をはるかに超え、従来の吸血鬼すら凌駕するスペックは彼の効率・完璧を旨とする
志向により活用され、至難を十重二重に束ねたようなオーダーは万全の仕上がりを見せていた。

「さて……通信士、周波数を合わせておけ。仕上げに入る」

その指示と共にルークが取り出したのはシルバーの携帯電話。
呼び出す相手は無論、今作戦でツーマンセルをなす彼の弟、ヤン・ヴァレンタイン。

「こちらルークだ。操縦室の制圧は完了した。
 後は打ち合わせどおりだ。こちらの準備は済んでいる、お前のほうのパスコードを入力しろ」

作戦前、大隊指揮官のブレイン『博士(ドク)』から渡された一組の携帯電話。
それには狂った少佐のリクエストを受け、今回の作戦をより“素晴らしく”演出するための発明が仕込まれていた。
片方が特定の周波数を拾い、同調する事で回線をジャックする。
―――簡単に原理を説明すればこうだ。とはいえ、そんな真似をどうやって可能にしたのかは聞いていないし、
渡されたルークにも興味はない。重要なのはもう片方だ。
片方が受信機の役割を担うならば、もう片方は送信機の役割を果たす。すなわち――――。


「そして存分にその汚い口舌を船内にぶち撒けろ、盛大にだ。
 それがあの方による命令であり、お前の重要な仕事のひとつだからな」

――――これで、弟の宣言は船内にくまなく伝達される。
その地獄の様を想像してか、あるいはおぞましい仕事の完遂ゆえか。
ルークは歪んだ薄笑いを浮かべた。
弟と何から何まで相反する兄もまた――――その狂える根本は同一なのだ。
 

『フェンリルは巨人に喰らいつく』。
その一節の通り、破滅を呼ぶ大獣の牙は喉元深くに突き立てられた。
ここから先にあるのはただ一つ、“神々の黄昏”にも等しき戦争の地獄のみである。

500 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/24(金) 16:18:36
 銃を抜く暇も与えられず蜂の巣にされたSP/相手は、日頃の訓練が一切通用
せん相手だと知り、狂騒のままに喉元を喰い千切られた警備員/持ち前の騎士
道を発揮させて、本物のゲルマン騎士に頭蓋を噛み砕かれた青年実業家/
「私はドイツ人だ。当時は国防陸軍に従軍していた」―――老獪な航空会社
名誉会長は「敗北主義者」の誹りとともに短剣を刺し込まれた/ハリウッド
スターは「俺様ちゃんの○○と結婚して離婚したから」という理由でヤン・
ヴァレンタインに殺され/スーツに唾がついたという理由で副操縦士はルーク
・ヴァレンタインに殺された/レップとタッツェルヴェルムに挑んだ警備員は
自分が如何に無謀だったかを知る前に殺された。

 狂騒/パニック/慈悲の叫び/怒声/懇願/悲鳴/混乱/パニック/
 パニック/銃声/絶叫/銃声/銃声/銃声銃声/銃声銃声銃声銃声銃声。
 一秒単位で増えゆく死体。金持ちは死んだ。金を持たぬ者も死んだ。
 狂おしき人類平等の到来―――賓客達はやがて学んだ。
 彼等は誰にでも平等だ、と。彼等の前では誰もが平等に死ぬ。
 生きるための条件。目に付かぬこと。騒がぬこと。喋らぬこと。死体と自分
―――その差を無くすこと。自分達が死体ほどに静かであれば、彼等は命を奪
わない。
 彼等は自分達を人質とすら見なさない。その程度の価値すら与えてくれない。
 なんて屈辱。だがその屈辱に耐えてでも賓客達は生きたかった。
 だから彼等達は黙った。それだけが生きるための道だった。

 混沌/騒乱はやがて制圧され、狂騒に変わって押し殺された恐怖が飛行船を
支配する。賓客達の学習―――彼等は生きるために死ぬことにした。
 速やかに実行される戦後処理。片付けられる死体。黙々と作業に没頭する夜
の眷属達―――近付くエンジン音。俄に船内が騒がしくなってきた。
 今度は賓客共の狂乱ではなく、兵士達の怒声。

「連隊指揮官殿が到着された!」
「手が空いているものは回廊に集まれ!」
「整列、整列だ!」
「良いか、決してSS大佐殿の右眼を見るなよ!」
「死体を片付けろ。血糊を拭け。速く!」

 接近するメッサーシュミットMe323ギガント―――ギガントの名を冠する
輸送機も、全長1キロに及ぶ飛行船の前ではただのグライダーに過ぎない。
 メッサーシュミットが速度を緩める。飛行船の尻に取り付いた。
 ごうん―――音を立てて、再度前部ハッチが開放される。
 吐き出される新戦乙女隊/第一戦闘航空団リヒトホーフェン・サーカス/
合計16機のルフトヴァッフェ。―――散会。
 新戦乙女隊は哨戒/索敵のために飛行船周辺を縦横無尽に飛び回る。
 サーカス―――飛行服を着たガーゴイル達は、スパンダウ機関銃の代わりに
手にした工具で早速ハッチと飛行船甲板を繋ぐ架橋作業に取りかかった。

 ブリッツクリークの基本―――橋を破壊される前に敵を駆逐せよ。
 もしも破壊工作を許してしまった場合は、速やかに架橋/追撃の再開。
 ただし今回の架橋場所はドナウ川ではなく南極の大空だ。

 リヒトホーフェン兄弟を抜かした6人の飛行士による突貫の架橋作業―――
五分とかからずに結ばれるツェッペリンとメッサーシュミット。
 だが、その繋がりはあまりに脆弱だ。
 ツェッペリンとメッサーシュミット―――曲芸じみた飛行速度のシンクロ。
 どちらが少しでも速度計算を誤れば、即座に橋は瓦解する。

 だが前部ハッチから姿を現した無数の人影は、臆することなくパレードを
開始した。手すりすらない空中の架け橋―――風に煽られて足を踏み外すのが
落ちだ。人間なら誰もがそう思う光景だった。

501 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/24(金) 16:19:06
 凍て付く寒風/不安な足場/エッフェル塔4つ分以上の高度―――全ての障害
を気にも留めず、死神の首魁達は悠然と歩みを進める。
 甲板を経て回廊へ。
 ホテルの大廊下と見紛う長大にして広大な道―――グルマルキンは幽鬼のよう
に音もなく/しかし強烈な存在感を発して前進する。

「ジーク・ハイル!」
 迎えるは百戦錬磨の兵士ども。勝利万歳の咆吼がゴンドラを揺らす。
 その数、数十。
 掲げられたナチス式敬礼が槍衾のように天へと伸びていく。
 回廊の左右両端に一列に並んだ親衛隊。
 一行は、モーゼが波を切り開くが如く、親衛隊の間を突き進む。

 行進の先頭―――肩で風を切って進むグルマルキン/ゲームのボス。

 次列―――グルマルキンに続いて進む女神が二人/右後ろには、大佐に付き
従うモリガン。膨大な規律を課す制服を持ってしても、彼女の肢体から発する
頽廃の波動を抑え込むことはできない/左後ろには清廉なる美貌を引き締め
前進するヴァルトラウテ。整いすぎた容姿はそれ故にあらゆる穢れを許さない。

 グルマルキン/モリガン/ヴァルトラウテ―――三人の共通点。
 鏡のように磨き抜かれた長靴。しわ一つない漆黒の勤務制服。汗と血と硝煙
とガソリン―――最前線に付きまとうあらゆる汚れ≠ニ無縁の美貌。
 そこが一行を歓迎する武装SSとは決定的に違った。

 続く第三列―――打って変わって不可解な身なり。
 親衛隊の制服は身に纏っていない。純白のドレスシャツの上に、蒼いチェニ
ックを着込み、その上から更にマントを羽織っている。衣服にはそれぞれ凝っ
た意匠が施されていた。―――まるで中世の宮廷魔術士の如き衣装。
 頭頂から真ん中で分けられた鳶色の髪。日焼けとは無縁の生っ白い肌。鋭い
目付きを隠すかのようにかけられたシルバーフレームの丸眼鏡。
 口元には皮肉気な笑み。誰もが抱く印象―――端正な顔立ちを持っているが、
磨く技を知らぬ研究者。
 前の三人と違い、背筋を伸ばすこともせず、ただ歩いているだけだ。
 両脇の親衛隊員から浴びせかけられる奇異の視線すら飄々と受け流していた。
 稀代の錬金術師レザード・ヴァレス/黒猫の魔術士と組んだ人でなし。

 更にレザードの背後/第四列から第五列。ここにきて隊列の様子は一変する。
 甲冑を着込んだ人型のドラゴン―――四匹の竜牙兵。
 レザードの魔なる眷属として使役されたドラゴントゥースウォーリアー。
 この異形の竜の役目は戦闘ではなく聖櫃の移送にあった。
 聖櫃―――四匹の竜牙兵が神輿の如く担ぐアカシヤ材で作られた箱。金環
の装飾が無数施され、中味は金張りの重い蓋によって閉じられている。
 蓋には、やはり金でできた二体のケルビム像が天使の翼を広げていた。
「縦2.5アンマ。横1.5アンマ。高さ1.5アンマ」の聖櫃―――失われたアーク。

 鍛え抜かれた武装親衛隊の表情に、緊張が漲る。
 意思の灯火が見えぬこの竜牙兵が、少し躓いただけでも聖櫃は起動し―――
飛行船はおろか、南極までも闇に堕としてしまうのだ。
 緊張を覚えぬ方が難しかった。

 そんな兵員どもの畏怖を意にも介さず、グルマルキン一行は歩を進めた。
 竜牙兵の後に続くのは、漆黒の勤務服に身を包んだ親衛隊だ。
 所々で、その制圧の様子を目で確認しながら進むグルマルキンは、やがて
パレードの終点―――操縦室へと辿り着いた。

502 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/24(金) 16:19:37
 グルマルキン率いる一行が操縦室に辿り着くと、そこでもナチス式敬礼の
歓待を受けた。グルマルキンは適当にそれを捌くと、室内に目を見回した。
 かなり広大な間取りで、外への視界は良好だ。
 外殻が円形に設計されているため180度以上の視野を確保していた。
 これとJG1(第一戦闘航空団)/新戦乙女隊/ロンギヌス13の哨戒報告を利用
すれば、レーダーでは捉えきれない外敵――つまり、我々の同類だ――の接近
を早急に補足できる。実に好都合の設計だ。

 室内は硝煙の臭いと血臭が鼻につく以外は死体一匹見当たらない。
 制圧は完璧に済んでいるようだった。
 素早い上に、優雅な仕事をしてくれる。確か操縦席制圧の責任者はヴァレン
タイン兄弟の兄、ルークのはずだが―――いた。
 白いダブルスーツに返り血一つつけず、鷹揚な態度でこちらを見ている。
 敬礼は無かった。それも当然だった。彼は党員でも部下でもないのだ。

「ご苦労だったなルーク・ヴァレンタイン。弟のように操縦室を血桶にして
くれていたら、モップを持って掃除させるつもりだったが……その必要は
ないな。安心したぞ。何せ弟のほうはだいぶ酷かった」

 くく、と喉を鳴らして短く嗤う。
 室内にいたはずの操縦士や通信士はみな殺されたか、生きたままで空に放り
投げられたのだろう。操縦席はメッサーシュミットの時同様、ルフトヴァッフェ
の吸血鬼操縦士が席についていた。

「よし。各員、所定の位置につけ」

 号令とともに一行が散会する。
 グルマルキンは後方の、おぞましき魔術の化生―――竜牙兵を引き連れて
聖櫃を護送する錬金術師に身体を向けた。漆黒のマントが翻る。

「レザード・ヴァレス。貴公も作業に取りかかるがいい。貴公は予定通り、
箱≠ェ安定するまでここから離れるな。制御と解除に全神経を傾けろ。まだ
箱≠ヘだいぶ不安定だ……無用な衝撃を与えるのは何としても避けたい」

 言われるまでもない―――と稀代の錬金術師は答えると、わざとらしく眼鏡
の位置を治し、グルマルキンから離れた。箱≠引き連れて。
箱=\――契約の聖櫃(アーク)。
 数多の強力なガラクタを詰め込んだと言われる最強の玩具箱。その正確な中味
は、多数の犠牲を払って手にした彼女とレザードですら未だ知り得ていない。
 分かることは、この箱が世界の理(ことわり)に干渉し、ねじ曲げるだけの力
を有していること。無用な接触は即座に崩壊を招くということ。
 その二点だけだ。その二点で十分すぎた。

「せいぜい気張るんだな、異界の術者。我が盟友よ」
 レザードの背中に声をかける。
「さすればブリュンヒルドの加護も得られよう。ヴァルハラへと続く死霊の門は、
すぐそこまで迫っている。―――あとは貴公の働き次第だ」

 グルマルキンの嗤笑―――レザードへの皮肉。
 錬金術師は肩を竦めることでそれに応えた。

「グルマルキン大佐」
 錬金術師との会話を切り上げた、その頃合いを縫ってハルトマンが声をかける。
「放送の準備が整いました。こちらです」
 言って、指先を向けたその先に―――

「ほう」とグルマルキンは口端を歪めた。

 広大な操縦室―――その一角に、真っ赤な天鵞絨の絨毯が敷かれていた。
 壁面には同色の隊旗が貼り付けられている。
 隊旗にはDeutschland Erwache(ドイツよ目覚めよ)の文字が刺繍で施され、
旗の中央には当然のように漆黒のハーケンクロイツが描かれていた。

「上出来だ。実にナチ的≠カゃないか。これだけ大袈裟にやれば、否が応でも
我々が何者か知ることになる。クククっ―――良いだろう、ハルトマン。カメラ
を回せ。我々が何者で、何を目指し、何を為そうとしているか、舞台主が観客
どもに説明してやる」

503 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/24(金) 16:20:10
 船内各所に取り付けられた液晶装置。
 パーティルーム/カジノ/サロン/回廊には大型のプラズマビジョンが据え
付けられ、客室ならばテレビを兼ねた出力端末がその役目を果たしている。
 各施設を繋ぐ廊下などにも、広大な船内を迷わぬようにと設置された案内図
にタッチパネルの液晶装置が使われていた。
 トイレや格納庫にすら、映像出力装置は存在した。

 金と技術を詰め込めるだけ詰め込んだ巨大飛行船―――夜族どもの襲撃と
ともに沈黙していたそれら液晶装置が突如、一斉に明かりを灯したのだ。
 スピーカーからはノイズが迸る。
 制圧され、ナチの亡霊に銃口を突き付けられている被害者も、一難を脱して
吸血鬼どもの死角に逃れている逃亡者も、あらかじめこの事件を察知しており、
今はただオーダーを実行する時を窺っているだけの潜入者も、この船内にいる
モノはみな、否が応でも耳に入れ視界に留めざるを得ない状況がいま作られた。

 液晶はまず、堂々たるハーケンクロイツの隊旗を移した。
 カメラが引かれる。次に映し出されるは二人の美女―――隊旗を挟んで直立
する、ヴァルトラウテとモリガンだ。
 それぞれ口元と引き締めて、カメラよりもやや上部を見つめていた。
 ヴァルトラウテとモリガン―――性質の異なる美貌。
「潔癖/妖艶」「天使/悪魔」という二面性を対局させたかのような構図。
 共通するのは、二人が絶世の美女であるという事実と、ともに黒革の長靴/
乗馬ズボン風のボトム/黒革のベルト/漆黒の上衣/鉤十字の腕章という狂気
の制服で全身を固めているということ―――その二点だけだ。
 大半の乗客は、この映像を目にしたとき、国籍問わず真っ先に思った。
 ―――狂っている、と。

 更にカメラが引かれ、赤い絨毯をも移すようになると、画面外から漆黒の
マントで全身を覆ったグルマルキンが大儀そうに登場した。
 淡い金髪に透き通る白肌は、二人に勝るとも劣らぬ美貌を有していたが、
生憎とこの女、それ以上に禍々しすぎた。失われた額から右頬にかけて斜めに
走った疵痕。失われた右眼から覗く蒼い義眼―――グラム・サイト。
 残った左眼は右の義眼異常に冷徹で、腰に佩いた軍刀よりも鋭利な視線を
液晶越しに飛ばしている。まず堅気には見えず、人間とも思えなかった。

504 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/24(金) 16:20:40
「この船舶はドイツ国籍だ。それが意味することとは何か? そう、つまりは
偉大なるドイツ帝国の財産だ。そして私は、この命令書が示すように本作戦を
実行するため、総統権限を授かっている。分かるかね? これは不当なハイジ
ャックや侵略行為ではなく、総統権限に基づいた正統なる徴発なのだ。臨時の
ため、情報伝達が些か遅れてしまったことは詫びるが、この船舶がドイツ帝国
の財産である以上、我々が本船を管理することに異議申し立てをする権利はない
と知ってくれ。この命令書の正統性に疑問を挟むのであれば、それは総統閣下
に対する疑問と同義だ。それは立派な反逆行為であり、我々も然るべき対処を
せざるを得ない。故に言葉は選び、できる限り口は謹んで頂きたい。
 我々の目的はあくまでこの船だ。だから、大人しく部屋の隅でがたがた震え
ている分には諸君等の命を保証する。下船を望む者がいれば、できる限り請け
負おう。最下層のハッチに人員を配備しておく。飛び降りたければいつでも声
をかけてくれたまえ」

 グルマルキンの狂気―――その正体はどこに秘められているのだろう。
 SS大佐は口振りは冷淡で、全ての事柄を至極当然のように語る。
 ナチス親衛隊が存在し、ハーケンクロイツを背に熱弁を振るっていることも、
武装集団が超巨大飛行船を徴収≠オたことも、「総統権限」などというもの
が通用すると信じていることも、全て許容して語っているのだ。
 まるで、それについては何ら意外に思うところは無いとでも言うように。

「さて、」

 もう用無しだとばかりに命令書を懐にしまう。

「遅れてしまったが、これより我々の目的及び、本船の目的地について簡潔に
説明したいと思う。まず目的だが、諸君等の中にアメリカ人はいるかね?
 乗船名簿に目を通す限り、かなりのヤンクが乗り合わせているはずだ。植民
地の人間が豪華客船に乗り込むなど増長も甚だしいが、まぁいいだろう。最寄り
のアメリカ人に尋ねてみたまえ。『ジョージ・ルーカスを知っているか?』と。
 それで事足りる。私は生前のジョーンズ博士に何度か会っていてね。作中で
はだいぶ歪曲されていたが、彼が人類最後の冒険家であることは保証しておく。
 それと諸君等には残念な報せになるが、この船に合衆国大統領は乗り合わせ
ていない。つまりジョーンズ博士の参戦も期待できない。悪いが10年待っても
我々の作品がルーカス・フィルムによって映画化されることはないだろう。

 次に目的地だが、これを知らぬと諸君等も不安だろうからはっきりと言う。
本船は目的地を南極点より変更し南緯82度、東経60度から南緯70度、東経115度
に向けて発進する。諸君悦べ。我々は諸君等を南極旅行のフィナーレに相応
しい、前人未踏の地へと案内するのだから。
 いくら金を注いでも不可能な旅ができるぞ。

 そう、目指す地は最高34000フィート(約10363メートル)に達する高地。
 その裏側≠ノ禁断の高原を有した古の都市。―――狂気山脈。
 そこが諸君等の旅の終点であり、我等が第四帝国の始まりの地だ」

 カメラが引かれる。最後にグルマルキンは右手を掲げ、勝利万歳と叫ぶと、
そこで映像は途切れた。

505 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/24(金) 16:21:16
「極点での豪奢な遊覧を愉しむ諸君」

 スピーカーが震えた。

「まず、突然の非礼を詫びさせてもらおう。私は本作戦の指揮を務めるグル
マルキン・フォン・シュティーベルSS連隊指揮官だ。SS戦闘部隊の特別部に
所属している。部隊名は極秘事項のため明かせないが、私もまた偉大なる総統
閣下に永遠の忠誠を誓ったゲルマン騎士であることはお分かり頂けるはずだ」

 グルマルキンは冷徹な面持ちのまま、淡々と語った。

「私がこの映像を持って諸君等との接触を求めたのは、我々に対して抱く誤解
を解き、我々の行動―――本船の接収を理解してもらうためだ。
 せっかくの遊覧――新たな時代のツェッペリン。素晴らしい船だ――を阻害
してしまったことは私も悲しく思う。情報伝達の混乱により命を落とした乗客
が幾人かいるみたいだが、そのことについては我々親衛隊が一切の責任を取る。
被害者はみなしっかりと『立って歩ける身体』に戻すため、諸君等の不安は
杞憂に過ぎないとここで保証しよう。
 また、一部の先走った愚か者のせいで本船は我々にハイジャックされたなど
という馬鹿げた勘違いをしている輩もいるみたいだから、その過ちもここで正
させてもらおう。いま現在行われている我々の行動は、全て然るべき権力機構
からの保証を受けており、ハイジャックやテロ行為などという―――忌々しい
レジスタンスどもが行う卑劣な違法行為とは、まったく趣を異にするものだ」

「ここに」
 漆黒の魔女は、マントの内側から一枚の書類を取り出し、カメラに向けた。
「我々の行為の正統性を保証する文書がある」

 カメラがアップになり、書類―――命令書の文字が視認できる距離まで近付
いた。命令書の上部には国章である鷲の印と金色の鉄十字章が印刷されている。
 10秒ほど命令書をアップで映すと、カメラは再びグルマルキンを映す。

「ドイツ語が読めぬ奴も多いだろう。私が諸君等にも分かるよう、英語で訳して
やる。つまりは、こういう意味なのだ。

     総統兼首相より

―極秘―
 グルマルキン大佐は、私の直接かつ個人的命令に基づき、ドイツ帝国にとって
極めて重大な任務に服している。 彼女は私に対してのみ責任を有する。
 軍、民を問わず、階級に関わりなく関係者全員が彼女の必要を満たすべく、
最大限の協力をすることを要求する。

                           アドルフ・ヒトラー
                          
 ―――理解できたかね?」

 ここで初めて、グルマルキンの凍て付いた表情に狂相が浮かんだ。

506 名前:グルマルキン・フォン・シュティーベル ◆2B6Bo7ac06 :2006/11/24(金) 16:23:22
>>500>>501>>502>>503>>505>>504

少し貼る順番を間違えた。
そこだけは気を付けて欲しい。
名前はグルマルキン・フォン・シュユティーベル名義で。
メール欄は「翡翠峡奇譚」で構わない。
>>501のレスだけメール欄は
「BGM:BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY  by布袋寅泰」
にしてくれ。

誰か頼む。

507 名前:『悪魔の妹』 フランドール・スカーレット ◆495/xezQ72 :2006/11/24(金) 23:58:47
 久しぶりに出た外は、沢山の刺激に満ちていた。
 例えばそれは数え切れないほどの人間だったり、紅魔館よりも大きな空飛ぶ船(飛行船
と言うらしい。外の世界で使われる魔法だとパチュリーが言っていた)だったり、そして
その騒々しさは、幻想郷のどこでも聴けないほどだったり!!
 私は、恐らくここで一生分をお姉さまに感謝したことだろう。
 あのお姉さまが、何の気まぐれか、私を連れて行ってくれることに頷いたからだ。運命
を見据えるレミリア・スカーレットが何を見たのかは知らないけれど、少なくとも私にと
ってはとても嬉しい出来事だった。グルマルキンと言う人が招待状をくれたおかげだ。後
で会ったらお礼を言っておこうと思う。お姉さまは「言わなくていいわよ、あんな奴に」
とかぶつぶつ言ってたけれど。

 船に乗ってからも、それはそれは、魔理沙たちが初めて紅魔館にやってきた時よりも大
騒ぎだった。何しろ私があちこちで大暴れ。ちょっとした悪戯で近くのお姉さんに軽く噛
みついてみたり、スロットとか言う玩具で遊んでいて(なんと吸血鬼の絵柄が回っている。
そろえるとコインが出てくる)、力が入りすぎてドラムを回すレバーを折ってしまったり
と、そこそこ迷惑をかけたかもしれないけど、私には全く気にならなかった。(でも後で
お姉さまに叱られた。ちゃんと謝ったけど、またやるかも知れない。てへ)

 多少の不自然な所は、お姉さまと一緒に魅了の魔眼でごまかした。こういう細かいとこ
ろはあいつの方が得意らしくてちょっと癪だった。今度、魔理沙や小悪魔でちょっと練習
してみようかと思う。もちろん、変なのじゃなくて、私のことがちょっと素敵に見えたり
とかそんな感じのやつ。

 そういえば、外の世界にもまだ吸血鬼はいたみたいで、それっぽい人に声をかけて挨拶
したら逃げられた。……ちょっとだけ悪いことをしたかも知れない。反省した。でも、あ
の風貌はきっと忘れられないから、次は人気のいないところでちゃんと挨拶しよう。

 ――そうして私は久しぶりの外を満喫して、広々とした客室でぐっすりと寝てしまった。

 本当に、ここまで楽しくて、面白くて、騒がしい時間を過ごしたのは久しぶりだった。
 だから、思ったよりも疲れてしまったのだろう。

 窓から見える風景は綺麗な満月と青い夜空に彩られていて、星が涼しく瞬いていた。北
の国はとても空が綺麗だと本で知っていたから、これがそうなのだろうと、私には不思議
に納得できた。

 ……魔理沙や霊夢、咲夜にも見せてあげたかったな。

 そんなことをまどろみながら考えて、私は気持ちのいい月の光に抱かれて夢の中。
 ――少し、船が揺れて、私は目を覚ました。

「……ふにゃ?」

 揺れただけじゃ、目は覚めない。
 夜の匂いを感じる。
 姉以外の、吸血鬼の気配。
 思わず跳ね起きると窓の外が目に入る。
 そこでは―――

「……わあ」

 花火が、上がっていた。
 駆け巡るガーゴイル。火花を散らす鴉。そして炎を吐いて雲を引く鋼の鳥。
 美しい華と火を纏って舞い躍る姿は、まるでサーカスのよう。
 そう、これは、ダンスパーティの続き。
 夜に住まう者の贈る、最も激しく美しいショウ。

「―――私も、」

 私も、一緒に躍りたい。
 炎の杖を振り、鮮やかな波紋を振り撒きながら、星の虹を砕いて―――!!
 気が付けば、私はドアに駆け寄っていた。窓を破らなかったのは、戻った時に寒そうだ
ったからだ(といっても、結局この時点でこの船が沈んでしまうことには気づかなかった
けど)。しかしドアには鍵がかかっていた。かけた覚えはない。お姉さまやパチュリーも
いつの間にかいない。だから、かけたのは恐らく外の誰かだろう。
 ―――でも、そんなのは私にとっては無駄だった。

「きゅっとして、」

 だって、全てこの世にあるならば。

「どかーん!」

 私に壊せぬ物は無し!
 ドアが弾けて砕け散る。
 これで意地悪な魔法は消え去った。

 ―――ドレスとダンスは淑女のたしなみ。始まる前から整っている。
 後は舞台に上がるだけ。

 私は廊下に飛び出した。
 舞台へと、夜という名の舞台へと、最高の姿で上がるために。

508 名前:山崎渉:2006/11/25(土) 00:51:37
(^^)

509 名前:『レザード・ヴァレス』ふられストーカー(M) ◆jBiAWniQ.. :2006/11/25(土) 02:30:08


彼の心は穢れを知らぬ子供のように純粋で、冥界の悪魔より遥かに狡猾。
見初めた乙女のためならばいかな代償も厭わぬ純情。                   
目的のためなれば手段を選ばぬ非情。                          
一心に女神を求むる無垢さ。
神を超えんとする邪欲。                 例え神が怒ろうと                                                                                             
全ては歪んだ野心。                                    
総ては偽らぬ愛。                                     止まる訳がどこにある?
          
           例え因果がその牙剥こうとも。

                ――――全てが複雑に捻れ生まれた一本の“芯”。

                     我が願い適えぬ理由、何処に在る。  

                  進まぬ道理が何所に有る?                   総てが旅の果て。
                                                    全ては次元の彼方。
   どれだけ律に背こうと                                  律を越えんとする執念。
                                               一心に手段を求むる只管に。
                                        元より巡らすその策動に陣営は問わず。
                               焦がれた彼女のためなれば世界の破滅も厭わぬ狂気。
                    その悲願は鉤十字の魔女と逢い、夢郷の門を解き放つことで達成される。




 ――――ようやく、此処まで漕ぎ付けられた。


彼は眼鏡の位置を直し、笑いを浮かべ眼前のそれに視線を移した。
遥けき伝説に謳われし伝説の聖遺物、『聖櫃』。

彼がミッドガルドよりこの“世界”に赴いて後、話にだけは聞いたことがある。
曰く、『神の遺物』
曰く、『神の御業』
曰く、『禁忌の函』
曰く、『禍福の根源』
曰く、『失われたアーク』
その旧き箱に内包されるは天地創造の欠片、かつて十の戒めを刻み込まれ、
投じられる事で天地を割った石版。創生神が遺わした神威の奇蹟。
その力は加護ではなく、一つの国と民を滅ぼした、むしろ災厄の形を以って顕現すること幾度。

だが―――――この男にとって。
こんなもの.....の由来も、正体すらも如何でもよいのだ。

必要なのは唯一。
数多の想念を溜め込み、発動するその絶大な“力”―――――。
異界の錬金術師レザード・ヴァレスの悲願を適えるだけの、威る力が存在する一点のみ。
故に彼は手を組んだ。
異界の敗残者、鉤十字を掲げる狂った亡霊どもと。その他の者とすらも。
故に彼は此処にいる。
パラケルススより遥か昔、彼が『賢者の石』を有したと識る魔女と共に。

因果律は確かな歪みを見せている。
本来この次元に存在せぬ彼が歴史の陰で名を残したことに“なっている”事実、それが何よりの証左。
律は乱せる。秩序は破壊せしめられる。
その賢者の石にも記されておらぬ真実が、彼の狂気を狂喜に変える。

今、彼は異界を越えて此処に実存しているのだ。
唯一絶対の目的の為に、為だけに。

確たる知性に彩られたその瞳に宿る“色”は誰よりも濁り、かつ誰よりも澄んだ矛盾の色。
そのようなものを孕む人間の、魂のあり方とは一つしかありえぬ。
それは即ち―――――。

510 名前:レザード・ヴァレス(M) ◆jBiAWniQ.. :2006/11/25(土) 06:17:28
>>  続き


「では――――レン高原への門も待ちかねている、いざ制御と参りましょうか。
 ですがその前に…そこの士官殿。命脈…いえ、パイプラインの制御系はどちらか」

司令官グルマルキン大佐により、司令室の兵はレザードの要請あれば最大限協力するよう命令されている。
すなわち「盟友である錬金術師の為す事 全ては今作戦遂行において最優先事項である」と。
魔女の携えた命令書が亡霊たちに対すお墨付きであるならば、レザードの指示は―――『聖櫃』
制御および起動に関する案件ならば―――現司令室においてそれ以上の絶対権限を有するといえた。

故に、程なく部外者である彼が操縦室の中枢に案内されるのも至極当然。
これからの作戦に必要な『儀式』を始めるのだから。

「結構。では――――――」

コンソールの前で光芒が躍る。
現代文明の最先端に進入するは、逆行の果て科学を超越した神秘の技法。
言霊と方陣展開による、紛れなき真の魔法である。

         竜脈は地霊の気を以って網を為し――――

                命脈は血の息吹に因って河と成る―――――


其れ”は魔力を伴う術式であった。
ツェペリン船内全域を、正に網の目のごとく張り巡らされた電精と熱、そして情報のケーブル。
その内部を怒涛の速度で走りぬけ、原子レベルで周囲に式を刻み込む。
刻まれた式はまた式を生み、刻んで進む。
内部の構造材を微細な、だが力あるルーン文字で隙間なく埋め尽くすために。


          表壁に疾く刻まれ奔るは神の叡智――――――

                 血肉は至精を孕み其の密を増し――――


これはあくまで外的な強化を促す魔術『レインフォース』とは似て非なる、肉体内部の神経を経(パス)として
直接必要な魔力術式を送る「強化」の呪法。
他ならぬ神々の争いにより失伝され、稀代の錬金術師が『賢者の石』から得た技術が一つ。
そう――――これぞこの男だけが有する神代の叡智。


                 ――――泥は石に拠りて鐵へ。

聖櫃の周囲を空間レベルで結晶化せしめ、霊的影響を無にした『凍結魔法』も。
   
            ―――――鐵は火に拠りて鉅に。

聖櫃を運ぶにたるレビ氏族の魂を竜牙兵に宿らせ、厳格な様式を欺き笑う『輸魂の呪』も。

        ――――――そして、鉅は賢者に拠りて黄金と成る。

位相の赤/風向きの蒼/冷温の緑/音壁の灰/磁気の黒。
まばゆき五色五重に展開された光芒の五星、今もなお制御の根幹を成して稼動する『多重方陣』も。

    ―――――故に其の楼閣は 霊験を経て城砦へと刷新されん。


そして、今。
聖櫃制御が最後の要、飛行船そのものを巨大な霊的媒体と変容させる―――
 

「古が『霊起の呪』、今ここに―――――“Rune Reinforced”!」



『神の御業』――――失われたアーク。
そう呼ばれ古今人類に遍く畏れられた聖櫃は今、『神々の御業』によって陵辱される。
因果の律を越え来訪した狂人、ミッドガルド最大最悪の錬金術師に。

船に音なき息吹が満ち、レザードがその場を離れ聖櫃のある場に戻ったと同時。
脚をくず折らせ、体を開き変形するのは運搬を担った竜牙兵たち。
その4体がチェスの駒を思わせる威容へと変わったとき、聖櫃は自動的にそれら4つが
構成する四角の中央――――結界装置の中心へと収まった。
儀式はまだ終わっていない、むしろこれからが本番だ。
これだけの施術をして未だ不安定にある聖櫃の制御を行うため。
陵辱された神秘をあるべき姿へ調教するために。

尚も紡がれる言霊。胎動するかのように明滅する方陣。
幾多の術式は更なる構成を編まれ、連動の果てに渾然となる。


―――――断言しよう。
此処に神はいない。

 
                       居るのは、神を犯す狂気だけである。

511 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/25(土) 20:12:03
>>217-222
豪奢なる宴は、たちまち血と狂気に染め上げられる。
パーティールームに詰め込まれていた各界のセレブリティは、たちまちの内に死者の列に
並べ立てられていく。
コダマ――今は『龍崎駈音』は、幸いにもまだその行列には並んでいなかった。
だが、それも時間の問題だろう。そう、時間の問題なのだ。

『龍崎駈音』は、右手に持っていたカクテルグラスを床に取り落とすのと同時に
左手で視界を遮るように顔に押し当てた。
グラスの割れる音が、呼び鈴のように高く鳴り響き近くに居たグール達を呼び寄せる。
紳士淑女の仮面を剥ぎ捨てたがごとき矮小な人間たちが逃げ惑う。

そう、仮面を脱ぎ捨てるのだ。

“テレビでおなじみ”の『龍崎駈音』が、髪を撫で付けるように左手を上げると
そこには見知らぬ顔があった。
コダマは、ライフルを構えた目の前のグールの両手首に蹴りを打ち込み。
そのまま足を下ろすことなく、頭蓋を踵で叩き割る。

そして、もう二体のグールの襟首を掴んで引き寄せると同時に後方に宙返り。
高さが足りないのでバック宙ではなくバック転。
ふさがった両手の代わりに、グールの頭で接地してバック転を完了させた。
卵の割れるような音。そして、血のプリンのような脳髄を露出させるグールが三体。

コダマは、新しい死の風を宴席の場に吹き込んだのだ。

512 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/25(土) 20:40:36
test

513 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/26(日) 20:04:25
独自●●

514 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/28(火) 08:15:21 0
規制テスと

515 名前:レザード・ヴァレス(M) ◆jBiAWniQ.. :2006/11/29(水) 00:58:52 0
 
此処は因果地平の吹き溜まり。
巻末にして裏表紙、犬達がパロディという名の寸劇を舞い、伝説の存在よりネトゲチャンピオンが強いという
理不尽と暴虐と財宝の園。いけいけ僕らのセラフィックゲート。


その一角で。


「さて、みなさん」


彼はこの上なくさわやかな笑顔を浮かべると、

 
「異世界にまで進出してレナスゲッチュという我が計画は
 ものの見事に失敗したわけですが、私は元気です」
   

そう、グングニル目当ての彼女達に告げた。


レザード・ヴァレス レス番纏め

『VP外伝 レザードの野望 〜また黒歴史です、本当にありがとうございました〜 』

1日目
>>262>>263

2日目
>>751>>786>>806>>830>>846>>857>>859>>875
>876(>888)>892>902>903>907>913
>932>934>943>945>949>951>952>950>953

>955>956
 

516 名前:『レザード・ヴァレス』ふられストーカー(M) ◆jBiAWniQ.. :2006/11/29(水) 01:00:14 0

…いえ、流石にこのエピは台無しですね(何

517 名前:名無し子猫:2006/12/24(日) 06:50:32 0
 「ごきげんよう。微妙に旬を外しつつも始まりましたこのコーナー、
 『リリアン・トリビアの種』。
  司会は私、ペンは剣よりも強しでおなじみゲッベルス三奈子(仮名)と、」

 「ごきげんよう、真実の報道をでおなじみピュリッツァー真美(仮名)でお送りします。
  ……って、何ですかこの名前」
 
 「いや、ほらね、本名のままじゃ新聞部……ゲフンゲフン、今後の活動に色々と支障を来すでしょ?
  そんな些末事は置いておいて、こちらのお便りから。
 
  『ごきげんよう、初めてお便りいたします。
   先日の生徒会役員選挙、どなたが当選なさるのか、結果が発表されるまでハラハラし通し
   でした。
   選挙演説のときの皆さまも、こちらにまで熱意が伝わってきて。
   特に、白薔薇さまに二期連続で立候補なさった藤堂志摩子さま。
   お話を聞いていると、いつの間にか眠くなって聞き惚れてしまって、ついつい投票して
   しまうところでした。
  
   ところで、志摩子さまって、いつもお言葉使いが丁寧な気がするのですが、丁寧でなくなる
   時ってあるのでしょうか。
   これって、トリビアになりませんか?』
  
  1年椿組の『三十郎子』さんからでした。
  ……ペンネームから察するに、由乃さんファンなのかしら。奇特なことに。
  
 「つまりトリビアにするとこうなります。
 『藤堂志摩子さんの言葉遣いが丁寧でなくなるのは、○○○』
 検証VTRはこちら」
 

518 名前:名無し子猫:2006/12/24(日) 06:51:07 0
―――今回検証するにあたって、無作為に一日を選定し、更に公正を期するため藤堂志摩子さんから隠れて
検証VTRを撮影する。

 「……あれ? 撮影役はいつもの武嶋蔦子さんじゃないの?」

 「ええ。何でも『ビデオは専門外だから』とかで。
  代わりに、志摩子さんと同じ藤組のKさん(仮名)にお願いしてます。
  ミラコロ標準装備だとか何とか、よく分かりませんけど」

―――朝。小寓寺前。

 「あ、出て来たわね」

 「朝早いですね。外はまだ暗いですよ。
  ……でも、こんな時間から言葉遣いがどうこうって、関係あるんでしょうか」

 「バス停で通りがかった近所の農家の人に挨拶しているわよ?」

 「本当ですね……この時点では、まだ丁寧なままですけど」

―――登校中。

 「……何だか、見てるだけで」

 「疲れますね……。H市からリリアンまでって、別に早送りしてもよかったんじゃ?
  会話らしい会話って、今のところないですし」

 「――そういえばそうね」

―――午前中。

 「……え? 授業中も撮影してたの?」

 「えー、ここで番組をご覧の皆さまにお知らせです。
  授業中は教室内に設置されたカメラで撮影しており、撮影者のKさん(仮名)もリリアン生として真面目に授業を受けている最中です。
  くれぐれも誤解などありませんようお願いいたします」

 「現部長としては責任問題でしょうから、色々と大変ねー」

 「思いっ切り他人事みたいな言い方ですね、お姉さま……#」

―――昼休み。

 「お昼は薔薇の館でお弁当、と」

 「他の薔薇さま方は当然として、祐巳さんや由乃さん、妹の乃梨子さんと話してるときも変わりませんね」

―――放課後。

 「……あら? 中庭の方に向かったみたいだけれど」

 「銀杏拾いですね。話だと許可をもらって持って帰っているそうです」

 「これはチャンスね。もしかすると深夜笑いながら庭に銀杏を埋めているところを近隣住人の通報により
  駆けつけた警官によって逮捕とかそういうスクープが」

 「ありません」(きっぱり

――下校中。

 「帰りも特に……ちょっと待って、あれ誰?
  あそこのほら、割烹着にサングラスの怪しげな男の姿が。
  これは、久々のスクープね! 見出しはこう。
  『白薔薇スキャンダル〜現白薔薇さま・藤堂志摩子さんにミステリアスな男の影が〜』」

 「あのー、一人で盛り上がってるところ申し訳ないですけど、あの人、志摩子さんのお兄さんですよ」

 「……え? いや、だって似てない」

 「一応、撮影後に裏は取ってますから」

 「つまんないわね……」

 「『つまんないわね……』じゃありません。
  それはそれとして、お兄さんでも言葉遣いに変化はなし、ですね」



 「ここまで見てきたけど、全然言葉遣いが変わらないじゃない」

 「さすがに家の中までは入り込めませんし、今回はここまでですかね?」


―――ここに、またリリアンの新たなトリビアが生まれた。

 『藤堂志摩子さんの言葉遣いが丁寧でなくなるのは、おそらくよほどのことが起きた時』
 

519 名前:名無し子猫:2006/12/26(火) 22:51:18 0
――――最強のLegendを、喰い逃すな。

520 名前:◆AkihaiMnII :2006/12/27(水) 00:46:08 0
てすと。

521 名前:◆aKoHakuqEQ :2006/12/27(水) 00:49:37 0
てすとで失礼しますー。

522 名前:◆FwRhHisui. :2006/12/27(水) 00:51:13 0
連続失礼します。

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