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■ RHマイナス板専用テストスレッド

1 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/09/22 02:20
様々な書き込みテストにご使用ください。

2 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/09/22 02:22
書き込みテスト

3 名前:補佐参★ ★:04/09/22 02:29
test

4 名前:補佐参 ★:04/09/22 02:29
saitest

5 名前:呂雄 ◆yD1S100ReI :04/09/24 01:24
最終確認テスト。

>>979
(円天規がチェトレの頭に命中しそうになるのを見て)
うっしゃ、今度こそ………………何っ!?

(そこへ>>979の大異変、次いで崩落開始。
 呂雄、瓦礫を回避しつつ走り回って)
だぁあもうっ!! これ以上何が起こるんだよくそったれっ!!?
……あれは!?

(瓦礫に打たれて気を失っているグラシアに気づき、駆け寄る)
ちっ……おい、大丈夫か!?
とりあえず円天陣でこの厄介な天井とガレキを……って円天規は今投げちまったし!
この状況じゃ……

(言いつつも、さらに上から天井の一部が崩落。
 グラシアを抱えたまま、横に飛びのいて回避)
………くっ、取りに行ってるヒマも無えっ!
どうすれば――


“――わらわ達の力、使う?”


――なんだ!?
いま残光石から、声が………まさか!?


“くすくすくす………”


……ちっ!
まさかこんな、どことも知れねえような異世界で使うことになるとは思わなかったが―――
この際贅沢は言ってられねえ……か!


“――ただし、あくまで『仮』だ。テメエらは元に戻しちゃやらねえからな?”
“まぁ、ケチね……ま、いいわ♥”


   残光石……解放っ!!!

(残光石から、あたりを埋め尽くす光にも劣らない無色の光が溢れ出し、呂雄とグラシアを大きく包む。
 光はそのまま大いなるヴェールと化し、瓦礫を一つたりとも寄せ付けない。
 展開された光のバリアは、見るものが見れば美しき地母神の抱擁にも見えただろう)

6 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/09/24 23:50
>>353
あれ、何か来てるわよ。
……へえ、紫、あんたの式神に招待状だって。

「あらあら、藍、お目出度いわねえ」
「宴の誘いはいい事です………が、>>352で大体の事は言っているんですが」
「それじゃあ、人情の厚い私が何か言いましょうか」

こらこら、紫、あんたの何処が人情が厚いのよ。
あんたほど胡散臭くて、人間の温かみがあるんだかないんだか分からない妖怪も居ないでしょうが。

「待て。幾ら何でも私の前で紫様への暴言は罷り通らない」

あんたもだ(怒
迷惑な式神の主人はもっと迷惑だと言ってるだけよ。

「何を言うか。
 この前神社の台所にあったいなり寿司をかっぱらっただけで、何時、私が迷惑な事をしたというのだ」


あんたの仕業か(怒
私が昼食に楽しみに取っておいたのに。

「戯言を言う。神社の傍を飛んでいたら良い匂いがする。
 ふと覗くといなり寿司が台所に私を食べてとばかりに鎮座している。
 これを食べてやらなくて、何が紫様の式神か。うむ、中々に美味だったぞ、褒めてやろう」


紫、あんた式神にどういう教育してんのよ(怒

「くー」

寝るな!

「やれやれ、煩い奴だ。それだから頭が春でおめでたいとか言われるんだ」

………私のいなり寿司を食べておいて、その言い草、ちょっと懲らしめてやらないといけないわね!

「弾幕(や)る気か。ふん、何度もまぐれ勝ちが続くと思うな、目出度い紅白!」

7 名前:呂雄 ◆yD1S100ReI :04/09/29 00:12
ちょいとテスト。

>>20
“「そら」は、穢させ…”

(最期の思念を脳裏に受け取る呂雄。おもむろに、語りかけるように口を開いて)
………なあ、お前。
こうまでして、どうしてお前は空を望んだんだ?


(問いかけた後、数瞬の間もの思いに耽って)

―――正直少々無茶だが、やってみるか。
(自分を覆っていた“無色の光”を、魂魄の光に変換する。そして――)

吸光!! ……これでよしっと。
それからこいつだが―――
(“太母”の魂魄の光を残光石に再度吸い込み、チェトレの残骸群に再度視点を戻す)


………なら、俺が送り出してやるよ。
お前の望んだところに――

――――百霊藩
(チェトレであったものの残骸が光の粒子に包まれ、それ自体も光と化して融けてゆき……
 そして、一つの光の塊――魂魄の光となる)


さあ、お前を縛るものはもうねえ。
お前の望んだところへ帰りな……還るべき所へ!
(そして解き放たれた一条の魂魄は、生前に渇望した世界を目指して
 「そら」に続く道へまっすぐ飛び去り…………ついに、見えなくなった)


(チェトレの魂魄の飛んでいった、最上層――ひいては地表へ続く道を眺めて)
……封神台がなくっても、強く求めれば魂魄はそこへ飛ぶってわけか。
あいつ――最後は道を誤らずに辿り着ければいいな。あれほど望んでた「そら」へ。


……とりあえず、一件落着か。
さて、どうやって元の世界に帰るか考えないとな……

――ま、ここを出てからゆっくり考えるか!
(わずかの間もの思いに耽りつつも、吹っ切るように顔を上げる。
 開き直ったようなあっけらかんとした顔でそう言い放つと、呂雄はゆっくりと「そら」に続く道を歩き始めた。)


8 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/09/29 23:05
>>20
“「そら」は、穢させ…”

(最期の思念を脳裏に受け取る呂雄。おもむろに、語りかけるように口を開いて)
………なあ、お前。
こうまでして、どうしてお前は空を望んだんだ?


(問いかけた後、数瞬の間もの思いに耽って)

―――正直、封神台の助けもない状態じゃ少々無茶だが……やってみるか。
(自分を覆っていた“無色の光”を、魂魄の光に再変換する。そして――)


吸光!!


(“太母”の魂魄の光を残光石に再度吸い込み、チェトレの残骸群に再度視点を戻す)
……これでよしっと。
それからこいつだが―――

………なら、俺が送り出してやるよ。
お前の望んだところに……

――――宝貝パオペエ「百霊藩」
(チェトレであったものの残骸が、光の粒子に包まれる。
 それは次第に、残骸の一つ一つから浮き上がるとまとまり始め……
 そして、一つの光の塊――魂魄の光となる)


さあ、お前を縛るものはもうねえ。
お前の望んだところへ、好きなように飛んで行きな……還るべき所へ!
(そして解き放たれた一条の魂魄は、生前に渇望した世界を目指して
 「そら」に続く道へまっすぐ飛び去り…………ついに、見えなくなった)


(チェトレの魂魄の飛んでいった、最上層――ひいては地表へ続く道を眺めて)
……封神台がなくっても、強く求めれば魂魄はそこへ飛ぶってわけか。
あいつ――最後は道を誤らずに辿り着ければいいな。「そら」とやら、あんだけ強く望んでたんだから。


……とりあえず、一件落着か。
さて、どうやって元の世界に帰るか考えないとな……

――ま、ここを出てからゆっくり考えるか!
(わずかの間もの思いに耽りつつも、吹っ切るように顔を上げる。
 開き直ったようなあっけらかんとした顔でそう言い放つと―――
 呂雄はゆっくりと、そらに続く道を歩き始めた。)


9 名前:◆/ovCHAOSj. :04/10/12 15:15
ちょいとテストさせて貰うぜ。
プロローグ
ここは小高い丘の上にある大きな洋館が目印になっている小さな都市。
昔この都市では密かに魔術や召喚術等の研究をしていた
という噂があったが偶然洋館付近を通り掛かった者達が
この世には存在しない何かを見た
という情報以外にそれらしき証拠は見つかっていなかったので
今その噂を信じる者は殆どいなかった。
しかし、そんな噂を信じない都市の人々も何故か小高い丘の上にある
廃墟と化した洋館には近づこうとはしなかった。
その理由はその洋館が昔から異界館と呼ばれその洋館に入った者や
住み着いた者等には必ず災いが降りかかると
言われ恐れられていたからだ。
しかし今その恐れている異界館の中である一つの物語が始まろうとし
ている事を都市に住んでいる人々は知る由もなかった。


10 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/10/23 23:56

   ∩___∩
   | ノ      ヽ     BMX-002 モリノーク=マサーン
  /  ●   ● |    全高…19.9M
  |    ( _●_)  ミ    重量…31.6t
 彡、   |∪|  、`\   ジェネレーター出力…1720Kuma
/ __  ヽノ /´>  )   スラスター推力…クマ60頭分
(___)   / (_/    装甲材質…ラテックス、ウレタン
 |       /       パイロット…ミント・ブラマンシュ
 |  /\ \        武装…ビーム・ベアークロー(出力:超人強度100万パワー) 
 | /    )  )          ビーム・スクリューパイルドライバー(間合い:とても広い)
 ∪    (  \          炸裂弾ランチャー
       \_)



11 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/10/26 04:30
超級
       覇王
               電影弾!!

12 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/10/26 04:31
超級
 覇王
   電影弾!!

13 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/10/26 04:31
超級
   覇王
      電影弾!!

14 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/10/27 00:08
test
test

15 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/10/27 03:50
実行犯、及びそれを教唆・扇動した共犯ないし主犯 を逮捕拘禁した際には、厳しい処罰を課す予定です。

――え、どういう罰を課すのか、でありますか? そうですな…
泉川町内を引き回した後に、鞭打ち百回の刑あたりを考えています。もちろん公開刑で。
もしそれが教唆扇動されたものであるなら、実行犯をそう唆した者には見せしめと罪の重さも加味して
棒打ち二十回を加えた後、駅前に吊るしてさらし者にするのもいいかもしれません。


16 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/10/27 03:51
実行犯、及びそれを教唆・扇動した共犯ないし主犯 を逮捕拘禁した際には、厳しい処罰を課す予定です。

――え、どういう罰を課すのか、でありますか? そうですな…
泉川町内を引き回した後に、鞭打ち百回の刑あたりを考えています。
もちろん公開刑で。
もしそれが教唆扇動されたものであるなら、実行犯をそう唆した者には見せしめと罪の重さも加味して
棒打ち二十回を加えた後、駅前に吊るしてさらし者にするのもいいかもしれません。


17 名前:管理人 ★:04/11/04 14:42
テスト

18 名前:ジークヴァールハイト ◆/ovCHAOSj. :04/11/05 17:07
テストだ。
一刻館に存在する命知らずや勇気ある者達よ。
異形の者達が巣くう恐怖の洋館に集え!
只今探索者及び洋館に巣くう異形の者達を募集中

19 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/17 16:01
テスト

十字架クロス

20 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/17 16:05
テスト其二
<font size=3>乱射!</font>

21 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/17 16:07
…失敗…
○| ̄|_

乱射!

22 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/17 16:55
文字サイズテスト〜。

ウェーイ
ウェーイ
ウェーイ
ウェーイ

23 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/18 17:51
     .            (ヽ(ヽ      ∧_∧
                 (,,・x・)     ( ・ω・)

24 名前:◆KurowahR5A :04/11/19 02:54
ちっと、テストさせてもらう。

屋根の上に現れ、月明かりに照らされた人影が一つ…
辺りを見回している。

「…?」

なんで、こんなとこに出るんだ?
…依頼を受けて魔界から―――


精神ココロに巣食っていた悪魔が消え、フリーの悪魔祓いとしての一人旅の途中に話は遡る。
×××は、立ち寄った一つの町…そこで
下水内に大量発生しているゾンビを退治してくれとの依頼を受けた。
土地の浄化と、ゾンビとなって彷徨う魂の浄化は、順調に終わった…のだが
原因と思われるもの…魔界へと繋がるゲートが下水に開いていた。
ゲートを閉じる為、仕方無いと思いながら魔界へと足を踏み入れ、屯す悪魔共を殲滅して行く。
しかし、それも第二界まで。
第二界のゲートを潜れば、第三界へ出る筈だったが―――


「…どうして、こんなとこに出るのかねぇ…」

…ここへと出た経緯を思い返すと、呟く。
何の因果か、はたまた運命さだめか、導きか…
今立つ場所は、見知らぬ館の屋根の上。
そんな事を考えながら、咥えていた煙草に火を点けたその時…周りの空気がおかしい事に気が付いた。

「……不浄な空気が漂ってるねぇ…
 取り敢えず、戻るゲート探しがてら、迷える魂や不浄点でも浄化して行くとしますか。」

そう呟くと、屋根から地面へ飛び降り…入り口の方へと歩き出した。

25 名前:◆FXSAKUYA52 :04/11/21 00:34
―――――と、始まったこのスレは現在『妹達が働く喫茶店』として開放されています。
そこで、皆様に注意があります。

<基本ルール>
・当店は妹キャラの総合雑談・質問スレです。
参加される妹キャラの皆さんには、この店のウェイトレスとして働いてもらいます。
 また、ウェイトレスとして参加できるのは妹キャラのみとさせて頂きますのでご了承願います。

・名無し客・キャラハン客による雑談も許容していますが、落とされた質問に答える事が出来るのは妹キャラのみです。
 名無し客・キャラハン客が質問に答えるのは禁止させていただきます。

・ウェイトレスとして参加中の妹キャラの方は名前の後ろに【制服、またはウェイトレス】と
 表記して頂きます(明確に区別する為の処置です)。
店内での暴力行為、および性的嫌がらせに当たる全ての行為を禁じます。
 これを破ったお客様には然るべき処置を断行させて頂きます。


26 名前:◆FXSAKUYA52 :04/11/21 00:38

<i>―――――と言う形で始まったこのスレは、現在『妹達が働く喫茶店』として開放されています。
そこで、利用される皆様に私どもから注意があります。

<基本ルール>
・当店は妹キャラの総合雑談・質問スレです。
参加される妹キャラの皆さんには、この店のウェイトレスとして働いてもらいます。
 また、ウェイトレスとして参加できるのは妹キャラのみとさせて頂きますのでご了承願います。

・名無し客・キャラハン客による雑談も許容していますが、落とされた質問に答える事が出来るのは妹キャラのみです。
 名無し客・キャラハン客が質問に答えるのは禁止させていただきます。

・ウェイトレスとして参加中の妹キャラの方は名前の後ろに@【制服、またはウェイトレス】と
 表記して頂きます(明確に区別する為の処置です)。
店内での暴力行為、および性的嫌がらせに当たる全ての行為を禁じます。
 これを破ったお客様には然るべき処置を断行させて頂きます。


          ――――それでは、ごゆっくりどうぞ♥</i>


27 名前:◆FXSAKUYA52 :04/11/21 00:43

―――――と言う形で始まったこのスレは、現在『妹達が働く喫茶店』として開放されています。
そこで、利用される皆様に私どもから注意があります。


<基本ルール>
<i>・当店は妹キャラの総合雑談・質問スレです。
参加される妹キャラの皆さんには、この店のウェイトレスとして働いてもらいます。
 また、ウェイトレスとして参加できるのは妹キャラのみとさせて頂きますのでご了承願います。

・名無し客・キャラハン客による雑談も許容していますが、落とされた質問に答える事が出来るのは妹キャラのみです。
 名無し客・キャラハン客が質問に答えるのは禁止させていただきます。

・ウェイトレスとして参加中の妹キャラの方は名前の後ろに@【制服、またはウェイトレス】と
 表記して頂きます(明確に区別する為の処置です)。
店内での暴力行為、および性的嫌がらせに当たる全ての行為を禁じます。
 これを破ったお客様には然るべき処置を断行させて頂きます。


          ――――それでは、ごゆっくりどうぞ♥</i>


28 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/21 03:37
テストです。

<em>テスト</em>

29 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/21 03:39
テスト

30 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/21 03:40
ガガガガガガガガガッ!!

31 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/22 02:34
テスト

32 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/26 01:49

   ────森羅万象を統べる究極の力、咒力。
         それを自在に操る咒式士二人組。
         魔杖剣<断罪者ヨルガ>を操る、ひねくれ者で理屈屋のガユス。
         その相棒で<屠竜刀ネレトー>を操る、戦闘意欲と傍若無人の塊ギギナ。

         <竜>をも屠るほどの実力を持つ二人だが、
         彼らの経営する<アシュレイ・ブフ&ソレル咒式事務所>は、
         ギギナの無駄遣いのせいで生活費にも困るほどの極貧ぶり。
         会計担当のガユスの顔色はいつも悪い。

         そんな状態を解消すべく数々の依頼を受ける二人だが、
         どれもこれも猫探しとか詐欺師を捕まえるといったショボいものばかり。
         しかし簡単なはずの事件が、どういうわけか厄介な事件に発展することもしばしば。

         そんな二人が今回巻き込まれる事件は果たして……。

33 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/26 01:50

   <i>────森羅万象を統べる究極の力、咒力。
         それを自在に操る咒式士二人組。
         魔杖剣<断罪者ヨルガ>を操る、ひねくれ者で理屈屋のガユス。
         その相棒で<屠竜刀ネレトー>を操る、戦闘意欲と傍若無人の塊ギギナ。

         <竜>をも屠るほどの実力を持つ二人だが、
         彼らの経営する<アシュレイ・ブフ&ソレル咒式事務所>は、
         ギギナの無駄遣いのせいで生活費にも困るほどの極貧ぶり。
         会計担当のガユスの顔色はいつも悪い。

         そんな状態を解消すべく数々の依頼を受ける二人だが、
         どれもこれも猫探しとか詐欺師を捕まえるといったショボいものばかり。
         しかし簡単なはずの事件が、どういうわけか厄介な事件に発展することもしばしば。

         そんな二人が今回巻き込まれる事件は果たして……。</i>

34 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/26 01:52

   <i>────森羅万象を統べる究極の力、咒力。
         それを自在に操る咒式士二人組。
         魔杖剣<断罪者ヨルガ>を操る、ひねくれ者で理屈屋のガユス。
         その相棒で<屠竜刀ネレトー>を操る、戦闘意欲と傍若無人の塊ギギナ。</i>

         <i><竜>をも屠るほどの実力を持つ二人だが、
         彼らの経営する<アシュレイ・ブフ&ソレル咒式事務所>は、
         ギギナの無駄遣いのせいで生活費にも困るほどの極貧ぶり。
         会計担当のガユスの顔色はいつも悪い。</i>

         そんな状態を解消すべく数々の依頼を受ける二人だが、
         どれもこれも猫探しとか詐欺師を捕まえるといったショボいものばかり。
         しかし簡単なはずの事件が、どういうわけか厄介な事件に発展することもしばしば。


         そんな二人が今回巻き込まれる事件は果たして……。

35 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/26 01:56

  <i> ────森羅万象を統べる究極の力、咒力。
         それを自在に操る咒式士二人組。
         魔杖剣<断罪者ヨルガ>を操る、ひねくれ者で理屈屋のガユス。
         その相棒で<屠竜刀ネレトー>を操る、戦闘意欲と傍若無人の塊ギギナ。</i>

        <i> <竜>をも屠るほどの実力を持つ二人だが、
         彼らの経営する<アシュレイ・ブフ&ソレル咒式事務所>は、
         ギギナの無駄遣いのせいで生活費にも困るほどの極貧ぶり。
         会計担当のガユスの顔色はいつも悪い。</i>

         そんな状態を解消すべく数々の依頼を受ける二人だが、
         どれもこれも猫探しとか詐欺師を捕まえるといったショボいものばかり。
         しかし簡単なはずの事件が、どういうわけか厄介な事件に発展することもしばしば。


         そんな二人が今回巻き込まれる事件は果たして……。


36 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/26 01:59

   <i>────森羅万象を統べる究極の力、咒力。
         それを自在に操る咒式士二人組。
         魔杖剣<断罪者ヨルガ>を操る、ひねくれ者で理屈屋のガユス。
         その相棒で<屠竜刀ネレトー>を操る、戦闘意欲と傍若無人の塊ギギナ。</i>

         <i><竜>をも屠るほどの実力を持つ二人だが、
         彼らの経営する<アシュレイ・ブフ&ソレル咒式事務所>は、
         ギギナの無駄遣いのせいで生活費にも困るほどの極貧ぶり。
         会計担当のガユスの顔色はいつも悪い。</i>

         そんな状態を解消すべく数々の依頼を受ける二人だが、
         どれもこれも猫探しとか詐欺師を捕まえるといったショボいものばかり。
         しかし簡単なはずの事件が、どういうわけか厄介な事件に発展することもしばしば。


         そんな二人が今回巻き込まれる事件は果たして……。

37 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/26 02:02
<i>
   ────森羅万象を統べる究極の力、咒力。
         それを自在に操る咒式士二人組。
         魔杖剣<断罪者ヨルガ>を操る、ひねくれ者で理屈屋のガユス。
         その相棒で<屠竜刀ネレトー>を操る、戦闘意欲と傍若無人の塊ギギナ。
</i>
<i>
         <竜>をも屠るほどの実力を持つ二人だが、
         彼らの経営する<アシュレイ・ブフ&ソレル咒式事務所>は、
         ギギナの無駄遣いのせいで生活費にも困るほどの極貧ぶり。
         会計担当のガユスの顔色はいつも悪い。
</i>
         そんな状態を解消すべく数々の依頼を受ける二人だが、
         どれもこれも猫探しとか詐欺師を捕まえるといったショボいものばかり。
         しかし簡単なはずの事件が、どういうわけか厄介な事件に発展することもしばしば。


         そんな二人が今回巻き込まれる事件は果たして……。

38 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/26 02:06

   ────森羅万象を統べる究極の力、咒力。
         それを自在に操る咒式士二人組。
         魔杖剣
<断罪者ヨルガ>を操る、ひねくれ者で理屈屋のガユス。
         その相棒で
<屠竜刀ネレトー>を操る、戦闘意欲と傍若無人の塊ギギナ。</i>

         <>をも屠るほどの実力を持つ二人だが、
         彼らの経営する
<アシュレイ・ブフ&ソレル咒式事務所>は、
         ギギナの無駄遣いのせいで生活費にも困るほどの極貧ぶり。
         会計担当のガユスの顔色はいつも悪い。


         そんな状態を解消すべく数々の依頼を受ける二人だが、
         どれもこれも猫探しとか詐欺師を捕まえるといったショボいものばかり。
         しかし簡単なはずの事件が、どういうわけか厄介な事件に発展することもしばしば。


         そんな二人が今回巻き込まれる事件は果たして……。

39 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/26 02:13

   ────森羅万象を統べる究極の力、咒力。
         それを自在に操る咒式士二人組。
         魔杖剣〈断罪者ヨルガ〉を操る、ひねくれ者で理屈屋のガユス。
         その相棒で〈屠竜刀ネレトー〉を操る、戦闘意欲と傍若無人の塊ギギナ。

         〈竜〉をも屠るほどの実力を持つ二人だが、
         彼らの経営する〈アシュレイ・ブフ&ソレル咒式事務所〉は、
         ギギナの無駄遣いのせいで生活費にも困るほどの極貧ぶり。
         会計担当のガユスの顔色はいつも悪い。

         そんな状態を解消すべく数々の依頼を受ける二人だが、
         どれもこれも猫探しとか詐欺師を捕まえるといったショボいものばかり。
         しかし簡単なはずの事件が、どういうわけか厄介な事件に発展することもしばしば。

         そんな二人が今回巻き込まれる事件は果たして……。


40 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/28 15:22
    ,ィ^i^i1
    ∧ ´ ̄ ∧
   ( i~γ~从)
    V ゚ -゚ノγ    |川| ∵:がすッ:,
≡]―(fつHつ――――十>ヘ∵
   と {i_j})     ∵,ヘλ;⌒ ヽ
      し'ノ     __⊂ 人  つつ
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 

41 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/28 15:24
    ,ィ^i^i1
    ∧ ´ ̄ ∧
   ( i~γ~从)
    V ゚ -゚ノγ    |||| ∵:がすッ:,
≡]―(fつHつ――――十>ヘ∵
   と {i_j})      ∵,ヘλ;ヘ ヽ
      し'ノ     __⊂く人 从つつ
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


42 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/28 15:25
    ,ィ^i^i1
    ∧ ´ ̄ ∧
   ( i~γ~从)
  ξ V ゚ -゚ノγ    |||| ∵:がすッ:,
≡]―(fつHつ――――十>ヘ∵
   r_{i_j})      ∵,ヘλ;ヘ ヽ
      し'ノ     __⊂く人 从つつ
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


43 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/28 15:28
    ,ィ^i^i1
    ∧ ´ ̄ ∧
   ( i~γ~从)
  ξ V ゚ -゚ノγ    |||| ∵:がすッ:,
≡]―(fつHつ――――十>ヘ∵
  У_{i_j})      ∵,ヘλ;ヘ ヽ
      し'ノ     __⊂く人 从つつ
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


44 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/28 15:29
    ,ィ^i^i1
    ∧ ´ ̄ ∧
   ( i~γ~从)
  ξ V ゚ -゚ノγ    |||| ∵:がすッ:,
≡]―(fつHつ――――十>ヘ∵
   У_{i_j})      ∵,ヘλ;ヘ ヽ
      し'ノ     __⊂く人 从つつ
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


45 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/28 15:30
    ,ィ^i^i1
    ∧ ´ ̄ ∧
   ( i~γ~从)
  ξ V ゚ -゚ノγ    |||| ∵:がすッ:,
≡]―(fつHつ――――十>ヘ∵
   У……{i_j})      ∵,ヘλ;ヘ ヽ
      し'ノ     __⊂く人 从つつ
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


46 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/28 15:31
    ,ィ^i^i1
    ∧ ´ ̄ ∧
   ( i~γ~从)
  ξ V ゚ -゚ノγ    |||| ∵:がすッ:,
≡]―(fつHつ――――十>ヘ∵
   У…{i_j})      ∵,ヘλ;ヘ y
      し'ノ     __⊂く人 从つつ
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


47 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/28 15:32
    ,ィ^i^i1
    ∧ ´ ̄∧
   ( i~γ~从)
  ξ V ゚ -゚ノγ    |||| ∵:がすッ:,
≡]―(fつHつ――――十>ヘ∵
   У…{i_j})      ∵,ヘλ;ヘ y
      し'ノ     __⊂く人 从つつ
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


48 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/28 15:33
    ,ィ^i^i1
    ∧ ´ ̄∧
   ( i~γ~从)
  ξ V ゚ -゚ノγ    |||| ∵:がすッ:,
≡]―(fつHつ――――十>ヘ∵
   У…{i_j})      ∵,ヘλ;ヘ y
      し'ノ     __⊂く⊥ 从つつ
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


49 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/28 15:36
    ,ィ^i^i1
    ∧ ´ ̄∧
   ( i~γ~从)
  ξ V ゚ -゚ノγ      |||| ∵:がすッ:,
≡]―(fつHつ――――十>ヘ∵
   У.....{i_j})      ∵,ヘλ;ヘ y
      し'ノ     __⊂く⊥ 从つつ
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


50 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/30 23:33
悪徳あっくとっくロリータ ロリッ☆ ロリッ☆

51 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/11/30 23:34
悪徳あっくとっくロリータ ロリッ☆ ロリッ☆

52 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/01 02:52

   ────森羅万象を統べる究極の力、咒力(じゅりょく)
         それを自在に操る咒式士(じゅしきし)二人組。
         魔杖剣(まじょうけん)〈断罪者ヨルガ〉を操る、ひねくれ者で理屈屋のガユス。
         その相棒で〈屠竜刀(とりゅうとう)ネレトー〉を操る、戦闘意欲と傍若無人の塊ギギナ。

         〈竜〉をも(ほふ)るほどの実力を持つ二人だが、
         彼らの経営する〈アシュレイ・ブフ&ソレル咒式事務所〉は、
         ギギナの無駄遣いのせいで生活費にも困るほどの極貧ぶり。
         会計担当のガユスの顔色はいつも悪い。

         そんな状態を解消すべく数々の依頼を受ける二人だが、
         どれもこれも猫探しとか詐欺師を捕まえるといったショボいものばかり。
         しかし簡単なはずの事件が、どういうわけか厄介な事件に発展することもしばしば。

         そんな二人が今回巻き込まれる事件は果たして……。

53 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/01 02:55

   ────森羅万象を統べる究極の力、咒力(じゅりょく)
         それを自在に操る咒式士(じゅしきし)二人組。
         魔杖剣(まじょうけん)〈断罪者ヨルガ〉を操る、ひねくれ者で理屈屋のガユス。
         その相棒で〈屠竜刀(とりゅうとう)ネレトー〉を操る、戦闘意欲と傍若無人の塊ギギナ。

         〈竜〉をも(ほふ)るほどの実力を持つ二人だが、
         彼ら の経営する〈アシュレイ・ブフ&ソレル咒式事務所〉は、
         ギギナの無駄遣いのせいで生活費にも困るほどの極貧 ぶり。
         会計 担当のガユスの顔色はいつも悪い。

         そんな状態 を解消すべく数々の依頼を受ける二人だが、
         どれもこれも猫探しとか詐欺師 を捕まえるといったショボいものばかり。
         しかし簡単なはずの事件が、どういうわけか厄介 な事件に発展することもしばしば。

         そんな二人 が今回巻き込まれる事件は果たして……。

54 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/01 02:56

   ────森羅万象を統べる究極の力、咒力(じゅりょく)
         それを自在に操る咒式士(じゅしきし)二人組。
         魔杖剣(まじょうけん)〈断罪者ヨルガ〉を操る、ひねくれ者で理屈屋のガユス。
         その相棒で〈屠竜刀(とりゅうとう)ネレトー〉を操る、戦闘意欲と傍若無人の塊ギギナ。

         〈竜〉をも(ほふ)るほどの実力を持つ二人だが、
         彼ら の経営する〈アシュレイ・ブフ&ソレル咒式事務所〉は、
         ギギナの無駄遣いのせいで生活費にも困るほどの極貧 ぶり。
         会計 担当のガユスの顔色はいつも悪い。

         そんな状態 を解消すべく数々の依頼を受ける二人だが、
         どれもこれも猫探しとか詐欺師 を捕まえるといったショボいものばかり。
         しかし簡単なはずの事件が、どういうわけか厄介 な事件に発展することもしばしば。

         そんな二人 が今回巻き込まれる事件は果たして……。

55 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/01 02:58

   ────森羅万象を統べる究極の力、咒力[じゅりょく]

56 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/01 02:59

   ────森羅万象を統べる究極の力、咒力じゅりょく

57 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/01 03:00

   ────森羅万象を統べる究極の力、咒力 

58 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/01 03:01

   ────森羅万象を統べる究極の力、咒力(じゅりょく)
         それを自在に操る咒式士 二人組。

59 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/01 03:04

   ────森羅万象を統べる究極の力、咒力(じゅりょく)
         それを自在に操る咒式士二人組 

60 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/01 19:09
テスト

61 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/01 19:29

A「○○」
B「××」

62 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/02 03:23
霧雨魔理沙
ユニットサイズ M
移動タイプ 空陸 移動力 8
地形適応
宇宙 D 空 A 陸 A 海 B

HP 3000/3000
EN 120/120
運動性 115
装甲 700

ユニット特殊能力
・桜点減少大
撃墜されると修理費2倍。
・魔理沙お手製の丹
隣接するユニットのHPとENを回復させる。
苦いので飲むと10気力が下がる。
おまけに大きすぎて飲めず砕いて飲む必要があるので、
次のターン、回復対象のユニットは行動不可。
ターン毎の回復効果などない。

・魔法のほうき
攻撃力 2200 射程 1 消費EN ―
命中補正 +10 CT補正 +5
格闘武器 移動後攻撃可能 切り払い対象
宇宙 A 空 A 陸 A 海 A
・マジックミサイル
攻撃力 2700 射程 5 消費EN 5
命中補正 +10 CT補正  +5
射撃武器
宇宙 A 空 A 陸 A 海 B
・イリュージョンレーザー
攻撃力 2800 射程 6 消費EN 5
命中補正 −10 CT補正 +5
射撃武器 ビーム兵器
宇宙 A 空 A 陸 A 海 ―
・マジックナパーム
攻撃力 2900 射程 3 消費EN 10
命中補正・CT補正無し
射撃武器 移動後攻撃可能
宇宙 A 空 A 陸 A 海 ―
・恋符「ノンディレクショナルレーザー」
攻撃力 3000 射程 3 消費EN 60 必要気力 110
命中・CT補正 無し
ビーム兵器 全方位型MAP兵器
宇宙 A 空 A 陸 A 海 ―
・マリス砲
攻撃力 3200 射程 6 消費EN 10
命中補正 +10 CT補正 +20
ビーム兵器 合体攻撃 反撃時使用可能
宇宙 A 空 A 陸 A 海 ―
・魔符「ミルキーウェイ」
攻撃力 3200 射程 2 消費EN 40 必要気力 105
命中補正 +10 CT補正 +10
移動後攻撃可能 小隊全体攻撃
宇宙 A 空 A 陸 A 海 A
・魔符「スターダストレヴァリエ」
攻撃力 3300 射程 5 消費EN 25 必要気力 110
命中補正 +15 CT補正 +5
宇宙 A 空 A 陸 A 海 A
・光符「アースライトレイ」
攻撃力 3400 射程 4 消費EN 30
命中補正 +20
ビーム兵器 小隊全体攻撃
普段封印してるので追い詰められない(*HP30%以下)と使えない
宇宙 A 空 A 陸 A 海 ―
・恋符「マスタースパーク」
攻撃力 4000 射程 7 消費EN 80 必要気力 120
命中補正 +5 CT補正 +5
ビーム兵器 小隊全体攻撃
宇宙 A 空 A 陸 A 海 ―
・魔砲「ファイナルスパーク」
攻撃力 4100 射程 6 消費EN 120 必要気力 140
命中補正 +10
ビーム兵器 MAP兵器(縦3列)
宇宙 A 空 A 陸 A 海 ―

改造5段階目で追加
・魔空「アステロイドベルト」
攻撃力 3500 射程 4 消費EN 55 必要気力 115
命中補正 +20 CT補正 +5
小隊全体攻撃
宇宙 A 空 A 陸 A 海 ―
・黒魔「イベントホライズン」
攻撃力 3600 射程 6 消費EN 40 必要気力 115
命中補正 +5 CT補正 +10
宇宙 A 空 A 陸 A 海 ―
・恋風「スターライトタイフーン」
攻撃力 3300 射程 4〜6 消費EN 70 必要気力 120
命中補正 −30
ビーム兵器 自己中心型MAP兵器
宇宙 A 空 A 陸 A 海 ―
・恋心「ダブルスパーク」
攻撃力 4300 射程 8 消費EN 100 必要気力 130
命中補正 +5 CT補正 +10
ビーム兵器 小隊全体攻撃
宇宙 A 空 A 陸 A 海 ―
・光撃「シュートザムーン」
攻撃力 3700 射程 6 消費EN 40
命中補正 +5
ビーム兵器 小隊全体攻撃
普段封印してるので追い詰められない(*HP20%以下)と使えない
改造8段階目で追加
・魔砲「ファイナルマスタースパーク」
攻撃力 4400 射程 9 消費EN 240 必要気力 140
命中補正 +10 CT補正 +10
宇宙 A 空 A 陸 A 海 ―
ビーム兵器 MAP兵器(縦3列)
・彗星「ブレイジングスター」
攻撃力 5400 射程 8 消費EN 200 必要気力 150
命中補正 +10 CT補正 +5
霧雨魔理沙極意(ラストワード) 小隊全体攻撃 使用後自爆
宇宙 S 空 S 陸 S 海 S


霧雨魔理沙 パイロット能力
格闘 125 射撃 146 命中 168
回避 175 防御  90 技量 170

性格 強気

精神ポイント 50
・努力 消費 10
習得レベル1:次の戦闘で獲得する経験値2倍。
・集中 消費 15
習得レベル10:一ターンの間、命中率・回避率+30%
・熱血 消費 40
習得レベル14:次の攻撃時、攻撃力2倍。
・不屈 消費 15
習得レベル20:一度だけ敵から受けるダメージが10になる。回避時は効果継続。
・友情 消費 40
習得レベル32:味方全員のHPを50%回復させる。
・魂 消費 60
習得レベル40:次の攻撃時、攻撃力2,5倍

特殊技能
・努力の魔法使い
取得経験値に+20%の補正がかかる。
・蒐集家
取得資金に+20%の補正がかかる。
・援護攻撃LV2
隣接する味方が攻撃時に続いて任意の武器で攻撃を仕掛ける。


小隊長能力
小隊全員の移動力+2

備考
博麗霊夢とは最大レベルの信頼補正がかかる。
アリス・マーガトロイド、パチュリー・ノーレッジとは中レベルの信頼補正がかかる。

・総評
高移動力・高運動性・高火力と三拍子揃っている………様に見える。
必殺のマスタースパーク、ファイナルスパークは戦闘が決する程の威力と範囲。
その他の武装は小隊全体攻撃が多く、纏めて敵をなぎ払える。
追加武装はどれも非常に強力。
特にファイナルマスタースパークは威力・範囲ともに最強のMAP兵器といえ、
ブレイジングスターはボス撃破にこれ以上ない武器となる。
しかし、その実燃費は最悪の部類に入り、4〜5回高位武装を使えば、
瞬く間に燃料切れになる。
前半戦で調子に乗っていると、肝心要な時にマスタースパークが撃てない等日常茶飯事。
更に耐久力が低く、被弾すれば魂斗羅並の一発死等当たり前である。
桜点減少大のせいで修理費も高くついてしまい、部隊にとても優しくない。

そんな中でアースライトレイ、シュートザムーンは光るものがあるが、
瀕死にならないと使えない、意地を張って魔理沙が普段封印しているせいである。
ブレイジングスターは威力はすさまじいが使用後自爆、撃墜扱いになる。

パイロット能力は射撃・回避に光るものがある。
しかし、ゲーム中正面取りを強いられるせいか命中が低い。
命中率を高めて、一発死を防ぐ為にも集中は必須。
努力家スキル、蒐集家スキルは重宝する。

精神は使いやすいものが多く、火力増大させる熱血・魂。
命中・回避をあげる集中、一発死を防ぐ為の不屈と魔理沙の欠点を補うコマンドが揃っている。
しかし、どれもこれも使おうとすると精神ポイントが尽きて肝心の局面で…………

以上の事から欠点が多く、簡単に扱えないユニットである。
………とここまでは単体の話。

回復能力を持つメンバーや援護防御をしてくれるメンバーと組むと、
これらの欠点をフォロー出来、その真価を発揮できる。
特にアリスと組めば永夜抄さながらの低燃費・高威力・高命中・高CTのマリス砲で、
極悪な強さを雑魚戦でも発揮できる。
信頼補正もかかり、命中・回避もアップし、いいことずくめ。
如何にチームワークで補うかが魔理沙を使いこなす為の課題。

63 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/02 12:05
<font color="#66666"><テスト></font>

64 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/02 12:06
……ミスった。

<font color="#666666"><テスト></font>

65 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/02 12:07
<font color="#666666>>テスト<</font>

66 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/02 12:09
<font color="#666666><</font>

67 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/02 12:10
<font color="#666666"><テスト></font>

68 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/02 12:11
<font color="#666666"><</font>

69 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/02 12:12
〈テスト〉

70 名前:◆FXSAKUYA52 :04/12/02 21:42


妹ブームで鳴らした私達妹キャラは、バブルがはじけてブームが下火になったけど、G's
を脱出し、一刻館にもぐった。しかし、地下スレでくすぶっているような私達じゃあない。
筋さえ通ればシチュエーション次第でなんでもやってのける命知らず、血縁を非血縁にし巨大な萌えを
粉砕する、私達、特攻妹Sチーム!

私は、スレ主の咲耶。通称G'sの女王。
奇襲戦法とおしゃれの名人。
私のような天才策略家でなければ百戦錬磨の妹どものリーダーは務まらないわ。

……私は千影……。通称……また来世。
自慢の魔術に、兄くんはみんなイチコロさ……(別の意味で)。
ハッタリかまして、メトセラの葉から呪いのクロスまで……、何でもそろえてみせるよ……フフ。

よおお待ちどう。私こそアルクェイド・ブリュンスタッド。通称白の姫。
真祖狩りとしての腕は天下一品!
泥棒猫?あーぱー吸血姫?だから何。

VR−014・ファイユーブ。通称フェイ−イェン。
電脳世界の妖精だよ。タングラムでもブン殴ってみせらぁ。
でもお姉さまだけはかんべんな。

私達は、道理の通らぬ世の中にあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、特攻妹Sチーム!
助けを借りたいときは、いつでも言ってねっ♥♥♥


71 名前:◆FXSAKUYA52 :04/12/02 22:03

妹ブームで鳴らした私達妹キャラは、バブルがはじけてブームが下火になったけど、
G'sを脱出し、一刻館にもぐった。しかし、地下スレでくすぶっているような私達じゃあない。
筋さえ通ればシチュエーション次第でなんでもやってのける命知らず、
血縁を非血縁にし巨大な萌えを粉砕する、私達、特攻妹Sチーム!

私は、スレ主の咲耶。通称G'sの女王。
奇襲戦法とおしゃれの名人。
私のような天才策略家でなければ百戦錬磨の妹どものリーダーは務まらないわ。

……私は千影……。通称……また来世。
自慢の魔術に、兄くんはみんなイチコロさ……(別の意味で)。
ハッタリかまして、メトセラの葉から呪いのクロスまで……、何でもそろえてみせるよ……フフ。

ワタクシは、春歌、通称ヤマトナデシコ。
チームの和風担当。
悪漢撃退は、武道と思いきりの良さで、お手のもの!

よおお待ちどう♪ 私こそアルクェイド・ブリュンスタッド。通称白の姫。
真祖狩りとしての腕は天下一品!
泥棒猫?あーぱー吸血姫?だから何。

VR−014・ファイユーブ。通称フェイ−イェン。
電脳世界の妖精だよっ♥ タングラムでもブン殴ってみせらぁ。
でもお姉さまだけはかんべんな。

私達は、道理の通らぬ世の中にあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、特攻妹Sチーム!
助けを借りたいときは、いつでも言ってねっ♥♥♥


72 名前:◆FXSAKUYA52 :04/12/02 22:08

妹ブームで鳴らした私達妹キャラは、バブルがはじけてブームが下火になったけど、
G'sを脱出し、一刻館にもぐった。しかし、地下スレでくすぶっているような私達じゃあない。
筋さえ通ればシチュエーション次第でなんでもやってのける命知らず、
血縁を非血縁にし巨大な萌えを粉砕する、私達、特攻妹Sチーム!

私は、スレ主の咲耶。通称G'sの女王。
奇襲戦法とおしゃれの名人。
私のような天才策略家でなければ百戦錬磨の妹どものリーダーは務まらないわ。

……私は千影……。通称……また来世。
自慢の魔術に、兄くんはみんなイチコロさ……(別の意味で)。
ハッタリかまして、メトセラの葉から呪いのクロスまで……、何でもそろえてみせるよ……フフ。

あたしはVR−014・ファイユーブ。通称フェイ−イェン。
チームの最年少。
情報収集は、電脳虚数空間潜伏と機動性の良さで、お手のもの!

よおお待ちどう♪ 私こそアルクェイド・ブリュンスタッド。通称白の姫。
真祖狩りとしての腕は天下一品!
泥棒猫?あーぱー吸血姫?だから何。

春歌と申します。通称ヤマトナデシコ。
日本文化の天才です。お婆さんでもブッタ斬ってみせらぁ。
でもウィンナー入り味噌汁だけはかんべんな(兄)。

私達は、道理の通らぬ世の中にあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、特攻妹Sチーム!
助けを借りたいときは、いつでも言ってねっ♥♥♥


73 名前:◆FXSAKUYA52 :04/12/02 22:23
これで最終にしたいなぁ……。


妹ブームで鳴らした私達妹キャラは、バブルがはじけてブームが下火になったけど、
G'sを脱出し、一刻館にもぐった。しかし、地下スレでくすぶっているような私達じゃあない。
筋さえ通ればシチュエーション次第でなんでもやってのける命知らず、
血縁を非血縁にし巨大な萌えを粉砕する、私達、特攻妹Sチーム!

私は、スレ主の咲耶。通称G'sの女王。
奇襲戦法とおしゃれの名人。
私のような天才策略家でなければ百戦錬磨の妹どものリーダーは務まらないわ。

……私は千影……。通称……また来世。
自慢の魔術に、兄くんはみんなイチコロさ……(別の意味で)。
ハッタリかまして、メトセラの葉から呪いのクロスまで……、何でもそろえてみせるよ……フフ。

あたしはVR−014・ファイユーブ。通称フェイ−イェン。
チームの最年少。
情報収集は、電脳虚数空間潜伏と機動性の良さで、お手のもの!

よおお待ちどう♪ 私こそアルクェイド・ブリュンスタッド。通称白の姫。
真祖狩りとしての腕は天下一品!
泥棒猫?あーぱー吸血姫?だから何。

春歌と申します。通称ヤマトナデシコ。
日本文化の天才です。お婆さんでもブッタ斬ってみせらぁ。
でもウィンナー入り味噌汁だけはかんべんな(兄より)。

私達は、道理の通らぬ業界にあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、特攻妹Sチーム!
お食事・会話をご希望のときは、いつでも来店してねっ♥♥♥



74 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/04 00:24
この作戦には、私と由乃しかしらない…と言うか、祐巳ちゃんには言っていない
裏の顔がある。

題して「令ちゃんがかっこいいところを見せてヘタレの汚名を返上しよう大作戦
略して「RH‐大作戦」…と言うらしい。

ともかく、それの成功は私の働きにかかっているらしい。
だから私は―――覚悟を決めてその自動ドアを潜った。ウィーン とドアが開くのを待つ姿はちょっと間抜けだったかも

混乱する店内に向かい、お腹の底から声を絞り出す。
「リリアン女学園 山百合会、ここに惨状っ!」

ふぅっ、と一呼吸。それで呼吸を整えて次の台詞を言い放つ。
「妹と言えば、リリアン女学園高等部の姉妹(スール)制度っ!
それなのに、私たちの名前が入っていないあの改変を誅するため、ここに参上。」
…由乃のレクチャー通りにポーズを決めてみたんだけど…本当に収拾がつくのだろうか?
私はどう収拾をつけるのか必死に考えていた。

75 名前:支倉 令 ◆RosaFamrTI :04/12/04 00:30
最終テスト

この作戦には、私と由乃しかしらない…と言うか、祐巳ちゃんには言っていない
裏の顔がある。

題して「令ちゃんがかっこいいところを見せてヘタレの汚名を返上しよう大作戦
略して「RH‐大作戦」…と言うらしい。

ともかく、それの成功は私の働きにかかっているらしい。
だから私は―――覚悟を決めてその自動ドアを潜った。ウィーン とドアが開くのを待つ姿はちょっと間抜けだったかも

混乱する店内に向かい、お腹の底から声を絞り出す。
「リリアン女学園 山百合会、ここに惨状っ!」

ふぅっ、と一呼吸。それで呼吸を整えて次の台詞を言い放つ。
「妹と言えば、リリアン女学園高等部の姉妹(スール)制度っ!
それなのに、私たちの名前が入っていないあの改変(>>568)を誅するため、ここに参上。」
…由乃のレクチャー通りにポーズを決めてみたんだけど…本当に収拾がつくのだろうか?
私はどう収拾をつけるのか必死に考えていた。

76 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/04 01:10
>>601
>………とりあえず、何をしているのか聞いても良いかな・……?

店内にいた女の子が、冷やかな反応で返してくる。
うっ。これほど冷静に対応されちゃうということは、つまり。

奇襲失敗?
ええい、ままよ。
作戦変更、この人に咲耶さんを呼び出してもらいましょう。

「ここの道場主・・・じゃない、咲耶さんを出していただけないかしら?」

>>602 >>603
『あ、あのー………貴女達、いったい?』

きゃああああああああああああーーーーーーーーっ!!!

・・・あ、こっちの子たちには、奇襲成功してたのね。
だけど、ちょっと。
そんなに驚かれると、私達が道場破りか強盗みたいじゃないの。

「はい、そこ。大人しくして。私達は怪しい者じゃなくて・・・」

そう話しかけたところで。

>>604
うわ、怪しすぎる!?


77 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/04 14:44

>>4

 事務所の私室兼事務所兼倉庫。
 資料やら咒式研究書やら、依頼主への報告書──依頼内容は迷子になったペットの犬探
し。いつも通りのショボい仕事だ──やギギナの無駄遣いの領収書が、乱雑という文字を描
いている、いつ見ても変わり映えのしない自席で。
 俺は一冊の雑誌の頁をめくっていた。靴の一種から名前を取った、娯楽的な軽小説誌で、
暇潰しにはちょうどいいので、実は毎号買っている。
 が、俺が読んでいるのは最新号ではない。1年半も前のバックナンバーをわざわざ引っ張り
出してきて、浅井ラボというその作家のインタビュー記事を読んでいるのは何故なのか、俺に
もよく分からない。

 鏡の中の自分というのは、自分自身と同じようでいてやはり違う。左右が逆になったその姿
は、見ている者に違和感を覚えさせずにはおれない。
 俺が受けた印象はそれに近い。
 この男と俺はよく似ている。
 よく回る口から飛び出すのは、本心を隠すための軽口と戯言、それに嘘。身の回りにいるの
はロクでもないヤツらばかりで、「こいつらとは一緒になりたくない」と思いながら、どこかで悪
口の応酬を楽しんでいる、「こんなのも悪くない」と思っている俺がいる。
 あと、自分でも時々嫌になるくらい嫌な会話術とか。
 一瞬浮かんだ苦笑は、しかし次の一節を読んだ途端凍り付いた。


     ───ストーリーが、現代の我々の問題に関わっているように思えるのは、
         意識してですか?

      悪い敵を善の主人公が倒して強くなっていくことや、空前絶後のトリックや
     綺麗な美文にも、ギミック以上には興味ありません。
      どこかで、自分たち自身の愚かさや矛盾、やり切れなさに関係するような
     話を描けたらな、とは思っています。



 自分たち自身の愚かさや矛盾、やり切れなさ。それこそが、俺が常日頃から感じているもの
だったからだ。
 戦闘に勝っても、心は負けている。相手の論理に圧倒され、打ちのめされている俺がいる。
人間の──あるいは俺の心の汚さ、弱さを見せつけられ、軽い絶望を覚える。
 この作家の描く物語も、きっとそんな話なのだろう。

 「好き嫌いが圧倒的に別れるタイプだろうな、どっちかといえば嫌いなヤツの方が多そうだけ
ど」と思いつつ、傍らのペンを取る。ふと、今の印象を書き付けておこうと思い付いたのだ。


  <i>高度な自虐と自己嫌悪は世間一般へとそのベクトルを転じ、強いてはそれが自己に帰結
 し、その螺旋の中で生み出される客観と主観の合一は極度のニヒリズムとなって結晶し……<i>


 そこまで書いたところで、ペンを放り出す。急にアホ臭くなったのだ。
 書き付けた紙自体も資料の山の上に放り出し、俺は雑誌を本棚に戻す。そろそろギギナの
アホが家具市だかから帰ってくる頃だ。また息子だか娘だかが増えなきゃいいんだが……。

78 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/05 01:31

ギギナ 「見ろ、私の新しい息子だ」
ガユス 「どうしてお前は底抜けのアホなんだ? 新しい椅子の置き場所なんてないことくらい
     いい加減分かれ。いいからさっさと捨ててこい」
ギギナ 「最近は粗大ゴミの収集にも金がかかるらしいな。安心しろ、貴様は細切れにしてか
     ら小分けにして捨ててやる。そうすれば余分な金はかからぬし、事務所の経営にも優
     しいぞ」

ガユス 「うわ優しい、ギギナに事務所の経営を考える脳味噌が残ってたんだ……じゃなくて。
     いくら何でも屠竜刀を抜くのが早すぎだろ!」
ギギナ 「先程ゴミ収集車が近くまで来ていたのでな。今出してしまわねば、確か次の収集は
     一週間後だったはずだ」

ガユス 「ああ、確かに一週間もゴミを放置しておくのは邪魔だな……なんて言うと思ったかこ
     のバカの見本市。というか人をバラバラ殺人した挙げ句粗大ゴミに出そうとするな」


>>11

ガユス 「シニカルな悲観主義者。顔は悪くないが顔色は常に悪い。主に事務所の経営が常
     時転覆寸前なせいで気苦労が絶えず、トラブルメーカーの相棒がその苦労を更に助
     長する」
ギギナ 「その上先天性の眼鏡性低能症が脳まで進行し、更に主食の欄に記入された糞尿
     という文字は、世の常識ある者たちの眉をひそめさせずにはおれぬ」

ガユス 「いきなり勝手な悪口を付け加えるな。というかお前自身について語れよ」
ギギナ 「ここで普通に語るより、貴様の援護に回った方が面白いと思ってな」
ガユス 「ドラッケン方言では、人の足を引っ張ることを援護と呼ぶのか? もういい、代わりに
     俺が語ってやる。
      名前の無駄な長さが存在の無駄さ加減と正比例する、先天性流血嗜好症候群の
     重度患者。無意味に美形だが、性格は数百年掃除してない暖炉の一番奥にこびり
     ついた煤以上にタチが悪い。家具を指して息子や娘と呼ぶ妄想癖の持ち主なので
     注意」
ギギナ 「……貴様こそ、純粋混じり気なしの悪意で私のことを語っているように思えるのだ
     が?」

ガユス 「気のせいだろ」

79 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/05 01:47

ギギナ 「見ろ、私の新しい息子だ」
ガユス 「どうしてお前は底抜けのアホなんだ? 新しい椅子の置き場所なんてないことくらい
     いい加減分かれ。いいからさっさと捨ててこい」
ギギナ 「最近は粗大ゴミの収集にも金がかかるらしいな。安心しろ、貴様は細切れにしてか
     ら小分けにして捨ててやる。そうすれば余分な金はかからぬし、事務所の経営にも優
     しいぞ」

ガユス 「うわ優しい、ギギナに事務所の経営を考える脳味噌が残ってたんだ……じゃなくて。
     いくら何でも屠竜刀を抜くのが早すぎだろ!」
ギギナ 「先程ゴミ収集車が近くまで来ていたのでな。今出してしまわねば、確か次の収集は
     一週間後だったはずだ」

ガユス 「ああ、確かに一週間もゴミを放置しておくのは邪魔だな……なんて言うと思ったかこ
     のバカの見本市。というか人をバラバラ殺人した挙げ句粗大ゴミに出そうとするな」

80 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/05 02:02
ギギナ 「見ろ、私の新しい息子だ」
ガユス 「どうしてお前は底抜けのアホなんだ? 新しい椅子の置き場所なんてないことくらい
     いい加減分かれ。いいからさっさと捨ててこい」
ギギナ 「最近は粗大ゴミの収集にも金がかかるらしいな。安心しろ、貴様は細切れにしてか
     ら小分けにして捨ててやる。そうすれば余分な金はかからぬし、事務所の経営にも優
     しいぞ」

ガユス 「うわ優しい、ギギナに事務所の経営を考える脳味噌が残ってたんだ……じゃなくて。
     いくら何でも屠竜刀を抜くのが早すぎだろ!」
ギギナ 「先程ゴミ収集車が近くまで来ていたのでな。今出してしまわねば、確か次の収集は
     一週間後だったはずだ」

ガユス 「ああ、確かに一週間もゴミを放置しておくのは邪魔だな……なんて言うと思ったかこ
     のバカの見本市。というか人をバラバラ殺人した挙げ句粗大ゴミに出そうとするな」

81 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/05 02:07

ギギナ 「見ろ、私の新しい息子だ」
ガユス 「どうしてお前は底抜けのアホなんだ? 新しい椅子の置き場所なんてないことくらい
     いい加減分かれ。いいからさっさと捨ててこい」

ギギナ 「最近は粗大ゴミの収集にも金がかかるらしいな。安心しろ、貴様は細切れにしてか
     ら小分けにして捨ててやる。そうすれば余分な金はかからぬし、事務所の経営にも優
     しいぞ」
ガユス 「うわ優しい、ギギナに事務所の経営を考える脳味噌が残ってたんだ……じゃなくて。
     いくら何でも屠竜刀を抜くのが早すぎだろ!」

ギギナ 「先程ゴミ収集車が近くまで来ていたのでな。今出してしまわねば、確か次の収集は
     一週間後だったはずだ」
ガユス 「ああ、確かに一週間もゴミを放置しておくのは邪魔だな……なんて言うと思ったかこ
     のバカの見本市。というか人をバラバラ殺人した挙げ句粗大ゴミに出そうとするな」


82 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/05 02:09
ギギナ 「見ろ、私の新しい息子だ」
ガユス 「どうしてお前は底抜けのアホなんだ? 新しい椅子の置き場所なんてないことくらい
     いい加減分かれ。いいからさっさと捨ててこい」

ギギナ 「最近は粗大ゴミの収集にも金がかかるらしいな。安心しろ、貴様は細切れにしてか
     ら小分けにして捨ててやる。そうすれば余分な金はかからぬし、事務所の経営にも優
     しいぞ」
ガユス 「うわ優しい、ギギナに事務所の経営を考える脳味噌が残ってたんだ……じゃなくて。
     いくら何でも屠竜刀を抜くのが早すぎだろ!」

ギギナ 「先程ゴミ収集車が近くまで来ていたのでな。今出してしまわねば、確か次の収集は
     一週間後だったはずだ」
ガユス 「ああ、確かに一週間もゴミを放置しておくのは邪魔だな……なんて言うと思ったかこ
     のバカの見本市。というか人をバラバラ殺人した挙げ句粗大ゴミに出そうとするな」


83 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/05 02:13

ギギナ 「見ろ、私の新しい息子だ」
ガユス 「どうしてお前は底抜けのアホなんだ? 新しい椅子の置き場所なんてないことくらい
     いい加減分かれ。いいからさっさと捨ててこい」
ギギナ 「最近は粗大ゴミの収集にも金がかかるらしいな。安心しろ、貴様は細切れにしてか
     ら小分けにして捨ててやる。そうすれば余分な金はかからぬし、事務所の経営にも優
     しいぞ」

ガユス 「うわ優しい、ギギナに事務所の経営を考える脳味噌が残ってたんだ……じゃなくて。
     いくら何でも屠竜刀を抜くのが早すぎだろ!」
ギギナ 「先程ゴミ収集車が近くまで来ていたのでな。今出してしまわねば、確か次の収集は
     一週間後だったはずだ」

ガユス 「ああ、確かに一週間もゴミを放置しておくのは邪魔だな……なんて言うと思ったかこ
     のバカの見本市。というか人をバラバラ殺人した挙げ句粗大ゴミに出そうとするな」

84 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/05 09:49
test

85 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/05 12:15






絶望に挑戦してみますか?

 【やめる】 上等


86 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/05 12:15
 



     

絶望に挑戦してみますか?

 【やめる】 上等


87 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/05 12:16

      


      

絶望に挑戦してみますか?

 【やめる】 上等


88 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/06 02:35
>>12

ガユス 「俺が知らない間に勝手に増えていく領収書、必要諸経費の数字の多さや収入の
     銀行振り込み通知書の数字の少なさを見たとき、思わず湧いてくる感情」
ギギナ 「弱者が自ら努力を放棄する際、言い訳として用いられる常套句。
      そこの眼鏡が事務所経営の建て直しに際して唱えるお題目でもある」

ガユス 「あのな、俺が本当に絶望したら、この事務所は明日にでも担保として持って行かれ
     るんだぞ?
      つーかそもそも、誰のせいで俺がいつも頭抱えてると思ってるんだ!?」
ギギナ 「と、このように他者へと責任を転嫁するのも、絶望という病気に取り憑かれた者の
     特徴だ」

ガユス 「少しは人の話を聞きやがれっ!?」

89 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/08 00:31



                              ・    ・
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合流流ビ合流ビ合流百流合合アビ合流ビビ合流百百百百流イ        ・・・・・・         アアイイイ・―・――百百百流流銀合合ス
イ合ビ合百ビ合ビ―合合百合ビ合流合アビ合流百百百百百イ         ・・・          ・イ百イイイ―・――ス銀百銀流合ビ合合ア
 流ビ流百合ビ ア流百流ビ合百ビアア合合合百百百銀銀イ                     イイビビイイイ・―――百流百合合ビ合合合流
―流合・流流・・流アビビ流アスアアビ合合合流百百銀銀イ・                    イビ合イイイ――――イ流流百合合ビ流合合流
ス合ア・銀― ―合・流合ス アアア合合合合合銀百銀銀ス                     ・イ――――――・―ビ流百百流合ビビ 流合―
ス合―スス  イイイ流ア  ビアビ合合合合合百百星銀ア ・             ・イイイイ―・――――・―――・百合流百合流合合 ビ合ア
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・百       ビア ア合ビ合合合合合合合合星星合銀  イ・             ・イイイイ――――――――銀百合百流ビ百合ビ合 ス流合ス
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         ・・合流流ア――合合合流百合百ス銀イ百  イビ―          ・ア合イイ―・――・――流流百百合百合合百ス合合
         イビイ・   ビ合合流百合流合 合ススス ・イ流ス         ・イイイ―――――――ア流合百百合百合ビ百イ合合・
        イ・   イア合流合ビアアア流百イ・ア イ・ イイ百イ        ・――――――・――合合合合百百合百合アアイ流合
            合合アビビビ合合合合流合ビアス ・・ ―イイビイ        ・――・―――イ百流合合合百百合百合ビ・イ流流
            合ス合イイススアアア合ビススビ合ア― ・イイイアア・      ・――――・ス百合流合合合流百合百銀― イ合ア
            ス・―ビビイスアアア合ビスアアビイアビイイイイイア合―     ・――――ビ流合合合合合合流百流百銀  イ流―
             ビイ イビ合アアア百イアアビア―  イ合アスイイイビス    ・―――流流合合合イ―ア流流銀百百銀・ 合イ
            ・イ・スイ・・ビ流合流アビアビア―    ・合百合アイス百ス  ・―ア合ビアアスイ―スス・ス百百ビアス ス
            ス   ・スアス―・――ア流百スイ・    ススアビ百流銀銀百流合百合アアアアスイ  ―合ビ合銀百 ア
            ス  ・・・・ビイアビア― ・イイスアス  ・イイスア合流百ビビア合アアアアアイ・  イイビビ流銀―
           ビ・  イイススア スアスアアビビス・・・ビ  イイスス百百百流アア流ビアアアアスイ ・イスア流ビ流百ビイ・
         イススイ  イイイビスイビアスイスビアイ・アイビ・  ―イ合合ビ流流アア百百ビアアアスイ―イススア合アス イスビビアイ
        スス  ス・ ・イスビスイアアスイビスアア イイビ・   ・ア百流百合アアビ百合流合ビイイイススアビイビ合 ―イスアア合合アスス
     イスイ・・イ・ ス― ・スアイイアアイイア合ア合 ・・合―     ア銀流アアアア流百流ビビビビスイア合スイア銀―・イスアアアススイア流アイ
   スアイ    ―イ・ イス ―アイスアアスイ合流ビ合―イ・ビ・  ・・ イ百アアアア・ビイイビ合合ビ合合アアビスス百合ア合ビアアアスイ・ 流イスイイ
・スビ―      ・イイ・ イス・ア・―アアイイビ合合ビ―イス合   イイイス百アアアイ 合イイ―イイ合流ア―流・スイビ流ビビビ合流合合スイ ビイイ― イス
ス・        ・イスイ・ ・ア合アイアアイスイアイスイススア   イスイア百スアス イビイ―  ―合イス百銀・アイア百百流百百合ビア合ビビ流スイイ  ・ス



90 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/08 00:32
      グ黒黒腹鏡グ黒腹―ミ腹ツ・ミツツ黒黒グ黒黒黒グ黒黒鏡鏡黒黒グ黒黒ググ黒ググツ黒黒黒黒グ―鏡眼腹ググ黒黒グ黒
     黒グ黒鏡ググ鏡黒・黒黒―ツ黒ツミ黒黒黒黒グ黒黒黒腹黒腹腹黒鏡黒黒黒黒ググ黒黒ツ ミ黒黒黒グツ鏡腹鏡黒黒黒黒腹
    黒黒黒鏡ミグ鏡黒―黒黒ググ黒ググ黒ググ鏡腹黒黒黒黒黒腹鏡腹鏡鏡鏡黒グ黒黒ミミ黒腹― ツ黒黒ググ腹眼グ眼鏡グググ黒
    鏡腹腹―グ腹眼 黒黒黒黒黒黒黒黒ググ鏡黒黒黒黒腹鏡黒鏡鏡鏡鏡黒グ黒ググ黒黒グ・ググ・・―黒黒ググ眼鏡グ鏡眼黒黒腹
   鏡腹鏡・黒腹眼・黒黒黒黒黒黒黒黒ミ黒眼黒黒黒黒腹腹黒眼鏡鏡鏡腹腹グミ鏡ググ黒鏡黒・ツ・グ・・黒黒グ黒眼腹ミ腹眼腹黒黒
   眼腹・黒黒眼―グ黒黒黒黒黒黒黒ミ黒眼黒黒黒黒腹鏡黒眼眼鏡鏡鏡腹鏡鏡鏡―眼ミグ黒眼腹・ ツ腹 ―黒黒黒黒眼腹ツ腹眼黒鏡
  鏡鏡・腹腹眼ツミ黒グ黒黒黒黒鏡ツ黒眼黒黒黒黒腹眼ミ鏡眼鏡眼眼腹鏡鏡鏡鏡グミ腹ツ黒腹眼黒・―黒黒 グ黒グ黒黒眼鏡ツグ鏡鏡
  鏡―腹腹眼ツミ黒黒グ黒黒黒腹黒ミ眼ググ黒黒黒眼腹黒眼鏡眼鏡眼鏡眼眼眼眼眼―鏡グミ黒鏡鏡ミ・黒黒ミ・黒グ黒黒黒眼鏡ツグ眼腹
  ツ黒グ鏡ミミ黒黒グ黒黒黒黒眼―眼黒ミ黒黒グ鏡眼グ眼眼腹鏡眼眼眼眼眼腹ミ腹ツグ眼―グ腹鏡黒―グ腹黒―ミ黒黒黒黒黒眼鏡―ミ眼
 黒ミ腹黒鏡ミ黒グ黒グ黒黒黒眼ツ黒鏡グミ黒黒鏡眼腹黒鏡――・ミ黒鏡鏡ツ・――黒ツ眼黒―黒鏡腹グミ腹ググ―黒黒黒黒黒黒眼腹・ツ黒
 グ黒グ眼ミ黒黒グ鏡グ黒黒鏡鏡―眼黒グググ黒眼黒グ鏡グ――・・・・・・・・―黒ツ腹黒ツグ鏡腹グ黒グ鏡グミグググ黒黒黒黒眼黒 ミ腹
黒鏡ミ鏡ググググ腹黒黒黒腹眼黒グ鏡黒ミ黒グ腹眼ツミ眼ツ―・・・・・・・・・―ミミ鏡ツ腹ツ鏡鏡ミ黒グ腹ググミ腹グ黒黒黒黒腹鏡黒 黒
眼ミ腹鏡ググ腹グ鏡黒黒黒鏡眼ミ鏡腹黒ミ黒グ鏡眼ツ黒鏡――・・・・・・・・・―グミ鏡―黒―腹眼グ黒グ黒鏡―黒黒腹ググ黒黒黒眼腹ミ・
ググ鏡ググ黒黒腹黒黒黒黒鏡鏡ミ眼腹ミグ黒黒眼腹ツ黒腹――・・・・・・・・・―グツ鏡―グツ腹眼黒ミ黒グ鏡―ググ腹グ黒腹黒黒黒眼黒・
グ腹鏡グ黒ググ鏡グ黒黒腹鏡腹ミ鏡鏡―ググ黒眼グツ黒黒――・・・・・・・・・―グミ鏡―ツミ腹腹黒ミググ鏡ミミ黒鏡ググ腹黒黒黒鏡鏡ミ
グ眼黒グ鏡ミ黒鏡ツ黒黒鏡鏡黒ミ鏡鏡―グ黒腹眼グ―黒腹――・・・・・・・・――グ黒腹―ツグ腹ググツググ鏡グツ腹黒黒グ腹黒黒黒黒鏡グ
黒鏡黒腹鏡ミ鏡黒―黒黒鏡腹ミミグ鏡―ググ腹眼グ―腹腹――・・・・・・・・――グ鏡ミ――グ鏡グ黒ツツ黒鏡腹・鏡ミググ腹腹グ黒黒眼腹
鏡鏡ミ鏡ミ黒鏡グミ黒黒鏡腹ミグツ眼ググ腹腹眼黒―グ鏡――・・・・・・・――ツ黒腹――ツ黒眼ツ腹黒ツ黒鏡眼ツ鏡ツググ黒鏡グ黒腹腹鏡
眼黒グ鏡ミ黒眼グツ黒黒鏡黒ツ黒グ眼眼黒鏡腹眼眼腹腹眼ツ・・・・・・・・―・黒眼鏡グ黒黒鏡鏡ツ鏡グミ黒鏡鏡ツ眼ツググ腹眼黒黒腹鏡ミ
鏡ミ鏡黒ミ黒眼グ―黒黒鏡黒黒眼ググ腹グミ腹眼腹――腹黒・・・・・・・・・―眼黒―――腹鏡腹腹眼グミ腹鏡黒ミ眼―ググ腹鏡グ黒腹眼黒
腹グ鏡ググ黒鏡腹―黒黒鏡鏡―鏡ミ―黒黒腹腹眼眼ツ―ツ鏡・・・・・・・・・眼ミ・―ツツ眼腹 グ眼黒腹鏡腹グ黒眼―グ黒鏡眼ミ黒鏡鏡鏡
黒グ鏡ググ黒鏡眼―グ黒鏡腹―ミ眼ミグツグミグ眼グ――・ツ・・・・・・・ミミ――ツツ腹眼ミグ眼眼―腹眼黒ミ腹眼―グ黒鏡腹ミ黒鏡眼黒
黒グ鏡ミ黒黒鏡眼黒ツ黒腹鏡―グ眼ツ―ミ腹眼眼眼鏡―――・・・・・・・・・―――――眼ツ・黒鏡黒グ眼ミミ鏡眼ミミグ腹鏡鏡グ黒鏡眼黒
ミグ鏡ツ黒黒鏡鏡鏡ミグ黒眼ミツ―鏡眼眼眼眼眼眼眼黒――・・・・・・・・・・ツツグ眼眼眼眼眼鏡グ鏡黒・腹眼ミ黒ミグ腹眼ググ腹鏡眼黒
ミ黒鏡ミググ鏡鏡腹ミググ鏡ツツ鏡眼眼眼鏡腹腹眼眼鏡― ・・・・・・・・・・・―眼眼眼眼眼眼眼眼黒・グ眼ツ―黒グ黒鏡鏡ミ黒腹鏡眼グ
ミグ鏡グミグ鏡鏡眼―グ黒腹黒眼眼眼鏡腹黒  ツ眼鏡腹・・・・・・・・・・・・鏡鏡鏡鏡腹腹眼眼眼眼黒腹――ミミ黒腹眼ミグ腹鏡眼鏡黒
ググ腹鏡―黒腹鏡眼眼――鏡眼眼眼腹腹腹鏡―  ツグググ・・・・・・・・・・ミツツ鏡腹腹腹・・黒眼眼黒――腹ツ腹眼鏡グ腹腹眼鏡鏡腹
腹ミ腹鏡黒―黒鏡鏡黒鏡―グ眼眼腹鏡腹腹鏡眼グ・・眼・ ・・・・・・・・・・・ 黒鏡腹鏡眼黒  腹眼眼ツミ鏡腹鏡鏡ミ黒鏡眼腹鏡腹腹
眼ツ黒腹眼ツミ黒眼ミ―腹鏡眼黒ツ鏡黒黒眼鏡眼鏡腹鏡 ・・・・・・・・・・・・ グ鏡腹鏡腹眼― ・眼眼眼腹黒鏡鏡グ黒鏡眼腹グ鏡腹鏡
腹腹ツ腹鏡眼ツツ黒眼―ミミ鏡腹・眼ミミ腹鏡黒ツ黒鏡 ・・・・・・・・・・・・ 黒腹ツ鏡鏡眼腹・ミツ眼眼腹ミ―鏡黒鏡眼鏡ググ黒鏡鏡
黒鏡ミツ腹眼グ黒ツグ眼・―・ツ・黒腹ミミミ黒・―黒 ・・・・・・・・・・・・ 黒腹ミグ腹ツ―鏡眼―眼ミ――眼眼鏡腹眼鏡腹ググ鏡鏡
ミ黒眼ツ―腹ツツ黒鏡ミ眼ツ ・  眼腹グミグ腹眼 ・・・・・・ツ・・・・・・ ・鏡黒ツグミ 鏡ツミ―――黒鏡グミツ鏡鏡腹ググ腹鏡
黒グ腹眼眼ミ腹ミ―黒眼ミ腹グ ・ミツ鏡眼鏡鏡腹黒ミ ツ―  ツ腹ツ・・・・―・―腹眼腹黒腹眼ミ ―――――黒黒グミミ眼腹ググ黒鏡
黒グ腹鏡眼ググ鏡腹鏡腹黒ツ ツ・―グツ        ミミ黒ググミグミミミ・ ・・―ミ腹眼眼鏡グ――ツ―グ腹鏡腹―グ眼腹黒グミ眼
ミグ黒眼鏡グ―グ鏡グ鏡腹ミミツ    ・       ―黒腹ツ黒 グミグ        ・―ツ―ミツ―ミグ眼腹眼ミグ鏡鏡黒ググ腹
ミグ黒鏡鏡鏡ツ鏡ミ黒眼眼・―ミ   ・・―・    ・黒グ―グミ ―ミミ    ―・・――・・・・グミツ黒黒黒鏡鏡腹鏡鏡黒グ―グ
ミグ黒眼鏡腹眼ミ黒眼眼眼グ・―ミ―  ・・    ツミ・―ツ鏡ミ ・・・グ・ ・――・・ツツツ―・ミ――眼ミ―腹鏡眼腹鏡黒ツツ黒
黒ツ黒眼鏡眼ツグ鏡眼鏡鏡鏡―・・ミミミ――――ミミ―・・・ツ鏡鏡―・・・・ミミ     ――・―ミ――グ黒鏡黒・腹鏡鏡鏡黒―黒
腹黒ツ鏡鏡黒ツ腹眼眼鏡黒鏡ミ・・・・―ミミミミ・・・・・・・ミ腹ミ・・・・・・ミミミ―――ミミミ―――腹グ黒眼グツ鏡鏡腹ミツ黒
  黒黒眼ツグ鏡眼眼鏡ツグ腹・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・―ミミミ―――――グ腹グググ眼ツ腹眼グミグ
   黒眼ツ黒鏡鏡鏡眼ツ―眼―・・・・・・・・・・・・ミ黒鏡眼眼眼眼鏡黒ツツ・・・・ ―――――――グツツ―鏡眼鏡ミ鏡黒
    グツ腹眼腹鏡鏡眼鏡眼黒・・・・・・・・・・・・眼眼眼鏡鏡鏡鏡鏡眼眼眼・・・・―――――――ツグ―ツ鏡眼鏡鏡グ鏡
    グツ腹鏡腹鏡鏡鏡鏡眼眼―・・・・・・・・・・・腹眼鏡腹腹腹腹腹鏡眼グ・・・・―――――――グ鏡鏡眼鏡鏡鏡鏡腹
    グミ腹眼黒鏡鏡鏡鏡鏡眼グ・・・・・・・・・・・―眼黒黒黒黒黒黒黒眼・・・・――――――――眼眼鏡腹眼眼鏡鏡腹
     鏡黒眼黒腹眼鏡鏡鏡鏡眼―・・・・・・・・・・・鏡腹黒黒黒黒黒鏡黒・・・・―――――――鏡眼鏡鏡鏡眼鏡鏡鏡鏡
     ミ腹鏡眼腹鏡鏡鏡鏡鏡眼鏡―・・・・・・・・・・ツ眼黒黒黒黒腹眼・・・・・――――――グ眼鏡眼眼眼鏡鏡腹鏡鏡黒
      鏡腹眼眼眼眼腹鏡鏡鏡眼鏡―・・・・・・・・・・黒眼腹黒鏡眼ツ・・・・――――――ミ眼眼眼鏡黒黒ググミ鏡グミ
       鏡鏡鏡鏡鏡鏡眼眼眼鏡眼鏡ツ・・・・・・・・・・グ眼眼鏡ツ・・・・・―――――ミ眼腹黒ググミミミミグ腹ミ腹
       グ眼ミミミミミミグ腹眼眼眼ミ・・・・・・・・・・・・・・・・・・―――――ミ眼グググミミミミミミ腹ミミ黒
        眼鏡ミミミミミミミミ黒眼眼グ・・・・・・・・・グツ・・・・・・――――グ眼腹ググミミミミミミミミミミ
        黒ググミミミミミミミミグ鏡眼腹ツ・・・・・・・ツツ―・・・・―――ツ黒グ黒腹ググミミミミミミミミミ腹
         黒ミミミミミミミミミミグ黒グ眼グ・・・・・・・ツ―・・・―――ミ腹黒ミ黒腹グミミミミミミミミミミ腹
         黒ミミミミミミミミミミグ眼・・腹鏡―・・・・・・・・・・――グ腹ミミミグ眼黒グミミグググミミミミ鏡
         ググミミミグ黒鏡腹鏡黒黒眼ミ  ―腹黒・・・・・・・・――黒腹ミミミミ腹グ腹黒鏡鏡腹鏡腹グミミミ眼
   黒腹腹鏡腹黒黒黒ミミミググ腹黒グ黒鏡 黒グ・・―ミ鏡ツ・・・・・―グ腹グミミミ黒腹ツ・黒黒グググ黒鏡グミミミ鏡グ腹腹腹腹腹
腹グミググ黒黒黒黒黒腹ミミミミググ黒黒グ腹  ミ腹ミ―・ミ黒黒ミ―ミ黒鏡黒ミミグ黒黒ツ・・・黒黒黒黒腹腹グミミミミ鏡黒黒グググミ
ミ腹腹黒腹腹腹鏡鏡鏡腹ミミミミミググググ腹    ツ黒黒ツミグ腹黒ググググ黒黒グ―・・・・・グ黒ググミミミミミミミ鏡腹鏡鏡腹黒グ
眼―・ググググググ腹鏡ミミミミミミ腹腹腹腹      ツグ腹腹ミミグ黒黒ミ―・・・・・・・・グ黒グ黒腹腹腹腹黒ミミ眼鏡鏡腹鏡鏡腹
―ツ黒ミツ黒腹腹腹黒鏡ミミミミ腹腹ミグ黒眼          腹ミグ   ・・・・・・・・・ミ眼鏡腹腹黒黒黒鏡腹グ鏡鏡眼鏡腹鏡鏡
ツツミ黒腹鏡鏡鏡鏡鏡鏡ミミ黒腹ミミ黒黒黒鏡          ググツ   ・・・・・・・・・ツ鏡黒黒黒黒黒黒黒腹腹鏡腹鏡眼鏡腹鏡
ミグ腹眼鏡眼眼鏡鏡鏡鏡腹腹グミミグ黒腹黒鏡          ツ眼    ・・・・・・・・・―鏡黒黒腹ググ黒黒黒黒腹腹腹腹鏡鏡腹
黒鏡腹ツ―ミ黒鏡鏡眼腹腹ミミミミグ黒腹黒鏡           眼    ・・・・・・・・・―鏡黒鏡ググググ黒黒黒黒黒腹鏡鏡腹腹
黒― ――――ミ腹黒ミミミミミミグ黒黒鏡ミ           黒    ・・・・・・・・・―黒眼黒グググググ黒黒黒黒黒腹鏡グツ
 ・――黒黒黒グミミミミミミミミグ黒眼ツ            黒    ・・・・・・・・・―腹黒ググググググググ黒黒黒黒黒腹眼



91 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/08 00:47
人間
世界
――

92 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/08 00:48
――
――
――

93 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/08 04:59
「これで、詰みチェックメイトだ。」

94 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/08 05:46
ゴキブ…カマド…いやぁぁ!

95 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/08 20:42
<font color=#ff0000>>>120</font>

テス

96 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/09 01:18
     殲滅ex
     エクストラバトルres-1

97 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/10 17:05
あたしの前に立ったら、どっちも100%なのに決まってるじゃない。

98 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/10 17:06
あたしの前に立ったら、どっちも100%なのに決まってるじゃない。

99 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/10 17:07
あたしの前に立ったら、どっちも100%なのに決まってるじゃない。

100 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/10 17:08
あたしの前に立ったら、どっちも100%なのに決まってるじゃない。

101 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/11 02:22



 ――    曙― ――曙曙曙曙曙――   曙     ―
 ―■―――曙曙――――曙曙曙曙――――――曙――――曙―
  ■曙―――曙――――曙■■■■曙―――曙■―――曙■
  曙曙   ―曙―  ―曙■■曙―  ―曙―   曙曙
  ―■  曙  曙曙   ――   曙曙― 曙  ■曙
  ―■― ―曙曙 ―曙―    ―曙――曙曙― ―■―
   ■曙  ―曙曙――■曙  曙■――曙曙―  曙■
   曙曙 ―曙――  曙■曙曙曙曙 ―――曙― 曙曙
   ―曙― ―曙曙― ―――――曙 ―曙曙― ―曙―
    曙■曙――曙曙―曙曙――曙曙―曙曙曙―曙■曙
    曙曙曙■曙曙曙曙曙曙■■曙曙曙曙■曙曙曙曙曙
    曙曙曙曙曙曙■■■曙曙曙曙■■■曙曙曙―曙■
    曙曙曙―曙■■■曙曙曙曙曙曙■■■曙――曙曙
    曙曙曙曙曙■■曙曙曙曙曙曙―曙■■―曙―曙曙
    曙曙―曙―曙曙曙曙曙―曙曙曙曙曙曙―曙―■曙
    曙曙―曙―曙曙曙曙曙――曙―曙曙曙―――■―
    曙曙―――曙曙―曙曙――曙――曙曙―――■―
    曙曙―――曙曙――曙曙曙曙――曙曙―――■―
    ―曙曙――曙―――――――――曙曙 ―曙曙―
     曙■曙 曙― ―曙曙曙曙  曙――曙■―
      ―■曙曙― 曙曙――曙― ―曙曙■―
        ―■ ―曙   ―曙 ―■―
         曙曙曙曙    曙―曙曙
         ―曙曙曙曙曙曙曙曙曙――
           ―曙曙曙曙曙曙





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  曙曙―――曙――――曙曙曙曙曙曙―――曙曙―――曙曙
  曙曙   ―曙―  ―曙曙曙曙―  ―曙―   曙曙
  ―曙  曙  曙曙   ――   曙曙― 曙  曙曙
  ―曙― ―曙曙 ―曙―    ―曙――曙曙― ―曙―
   曙曙  ―曙曙――曙曙  曙曙――曙曙―  曙曙
   曙曙 ―曙――  曙曙曙曙曙曙 ―――曙― 曙曙
   ―曙― ―曙曙― ―――――曙 ―曙曙― ―曙―
    曙曙曙――曙曙―曙曙――曙曙―曙曙曙―曙曙曙
    曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙
    曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙―曙曙
    曙曙曙―曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙――曙曙
    曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙―曙曙曙―曙―曙曙
    曙曙―曙―曙曙曙曙曙―曙曙曙曙曙曙―曙―曙曙
    曙曙―曙―曙曙曙曙曙――曙―曙曙曙―――曙―
    曙曙―――曙曙―曙曙――曙――曙曙―――曙―
    曙曙―――曙曙――曙曙曙曙――曙曙―――曙―
    ―曙曙――曙―――――――――曙曙 ―曙曙―
     曙曙曙 曙― ―曙曙曙曙  曙――曙曙―
      ―曙曙曙― 曙曙――曙― ―曙曙曙―
        ―曙 ―曙   ―曙 ―曙―
         曙曙曙曙    曙―曙曙
         ―曙曙曙曙曙曙曙曙曙――
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 ―――曙    ― ―      ― ―    曙―――
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  ■曙曙■―  ■曙曙■―  ―■曙曙曙  ―■曙曙■
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  曙曙――曙― ―■――■―曙■――■― 曙■――曙曙
  曙曙      曙―――  ― ―曙   ―  ■曙
  曙■      曙―      ―曙      ■―
  ―■      曙曙      曙―     ―■―
  ―■― ―曙曙―曙曙  曙―  曙― 曙曙  ―■
   ■―  ―曙曙■曙  ■曙  ■曙曙曙―  曙■
   曙曙  ―  ―曙  ―― ―曙―     曙曙
   曙曙――曙曙――曙曙曙曙曙曙曙曙 ―曙曙曙曙■曙
   ―■■曙曙曙曙曙曙曙■■■■■曙曙曙曙曙曙■■
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   ―曙曙■曙―曙曙曙曙曙曙曙曙―曙曙曙―曙■曙曙
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   ―■曙―■曙――曙曙―曙――曙―――■曙―曙曙
    ■曙――■曙―曙曙―――曙曙――■曙――曙曙
    曙曙――曙■―――――――――曙■―――■―
    曙曙 ― 曙■―――――― 曙■―  ―■―
    曙曙   ―■曙     ―■―   ―■
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    ―曙曙―   ―■―  曙曙    ―曙曙
    ―曙■■曙―  曙曙 曙曙  ―曙■■■―
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 ―曙曙曙曙   曙―曙曙    曙曙―曙   曙曙曙曙―
  曙曙曙曙―  曙曙曙曙―  ―曙曙曙曙  ―曙曙曙曙
  曙曙―曙曙― 曙曙―曙曙 ―曙曙―曙曙 ―曙曙―曙曙
  曙曙――曙― ―曙――曙―曙曙――曙― 曙曙――曙曙
  曙曙      曙―――  ― ―曙   ―  曙曙
  曙曙      曙―      ―曙      曙―
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  ―曙― ―曙曙―曙曙  曙―  曙― 曙曙  ―曙
   曙―  ―曙曙曙曙  曙曙  曙曙曙曙―  曙曙
   曙曙  ―  ―曙  ―― ―曙―     曙曙
   曙曙――曙曙――曙曙曙曙曙曙曙曙 ―曙曙曙曙曙曙
   ―曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙
    曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙―
   ―曙曙曙曙―曙曙曙曙曙曙曙曙―曙曙曙―曙曙曙曙
   ―曙―曙曙―――――曙曙曙―――――曙曙曙曙曙
   ―曙曙―曙曙――曙曙―曙――曙―――曙曙―曙曙
    曙曙――曙曙―曙曙―――曙曙――曙曙――曙曙
    曙曙――曙曙―――――――――曙曙―――曙―
    曙曙 ― 曙曙―――――― 曙曙―  ―曙―
    曙曙   ―曙曙     ―曙―   ―曙
    曙曙    ―曙曙    曙曙    曙曙
    ―曙曙―   ―曙―  曙曙    ―曙曙
    ―曙曙曙曙―  曙曙 曙曙  ―曙曙曙曙―
      ―曙曙曙曙曙―曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙―
         ―曙曙曙曙曙曙曙曙曙曙―
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           ―――■―――
              ―






102 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/12 16:06
――Damn It!
……ちっ、しばらく来ない間にこんなにウヨウヨと…
仕方ねえ、一匹一匹片していくしかねえか 古株も来た様だし


                                     ドクン
                    ドクン

             カプコンキャラ総合質問雑談スレ      ドクン
              ドクン
                             ドクン

  ドクン

さて、まずは仲間に声でもかけるか
――Hey!

>>136 ストライダー飛燕
――Thank You.
礼を言うのはこっちだよ、お陰で賑やかになってきた

しかしそれほど危険な武器だって言うのか、その武器?
一回使っただけで即死んじまう様なら願い下げだが、そうでないなら使ってみたいね
それだけ扱いが難しいってなら、威力の方もハンパじゃないんだろ? いざって時の切り札にもなるかもしれねえしな



>>140>>153 キュービィ
よお…また会ったな、ハチ娘

>タベナイノ? オイシイノニ
……おい、勘弁してくれ
人型してるがまともな生物でさえないお前らと違って、俺はただの人間なんだぜ?


それに、人間やめてお前らに食われる側に回るにはまだ早すぎるしな
やっぱり、遠慮させてもらうぜ


>イヤナニオイ
>キライナノ… チカヨリタクナイノ

……一応、効果ありらしいな お仲間(?)のワスプにも効果覿面だし
今度からこいつと出会ったときには、携帯しておく事も考えとこう……!?




>>157

                | |
                | |  ,..._
          ,.r-、 ,ry | |  ヒ;;;::}
      ィt:、 ,:'::::// '''´ | |  ,、.、  ,..,..._
      {:::}::}/::::r'ノィー::、 | |  ヾ、゙、//::::jr;::、
     ,rヾ''"ゞ=' 'ヾ.....⊃' ! !  ヽ''ヾ:、::;' `''",.=-、
     ー'’._ ,r'う {::jj ,.、、 _,...::::::''ヽ  ,.,´  {{::::::::ヽ.
    ,;'"'" ̄ヾ´,.., r::';;〃l'l::::;;:::::::f'_ ヾ'〃) `ヾ::::::/
   〈::::::::/ノ ヾ,jヽ='. ,,ヽへ-(ヾ::゙、 ゞ',.,.、 //::::/
    ヾ:::::゙、゙、 {{) {:::jj' ",,,,、 c;、ヽ='  ゙、::゙;ヾヾ/_
    ヾ::::/:ノ ,,,,_ (:ヾ'''⊆|:::::|P,r,r:、 ,:'''7  ``' ゙/〃
     ゙ー' /:::::;}}`",.,rt:、゙´ //::::/ ゙ー',.r::::、  _`'’
     r:::、、ヾ-''n.く:::;:::゙、゙、 ヾー' { ̄:::::ノ!,ィ'r':::|
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TTTTTTTTTTTTTT:::;' :|l'| ̄ ̄「「「ニ|ニf(二二..))\ `゙、===
.LLLLLLLLLLLLL!::;' ::||'|:::::::::::::|.|.|..|ヾ;;|、;;;;;;;;;;;;;;;;! \ |:::::::
ニニニニニニニニ]' ::::|.|'|::::::::::::::|.|.|..|ヾ.| : :::::::::::::|゙、  `、!::::::


――Damn It!
くそっ、何が起きやがった!?



>>154-163 レッドアリーマー
(レッドアリーマーの阿修羅のごとき戦い振りを見せ付けられて)

―――God Damn…!
……なんてこった バケモノどもに続いて今度はホンモノの悪魔だって?
冗談が過ぎるぜ、神様よ? くそったれ!

(ケビン専用45オートでレッドアリーマーに狙いを付けて)

>クク…止めておけ。
>貴様の価値観で図るまでも無く私は完全に『化け物』だが…此処で仕掛ける気は無い。
>少なくとも今のところはな。

……なんだ、そっちもか
とりあえず、話が通じるんだったら非常に助かるよ 戦わずに済むってならな

(上の一言を聞いて、ひとまず構えを解く)

第一、お前さんみたいな化け物を相手にしてたら命とハーブと弾薬がいくつあっても足りねえよ
どうあっても長期戦だろうし、そんな悠長にしてたら今度はウィルスに脳までやられてお陀仏だ


生憎、こっちは今サバイバル第一なんでね ウィルス感染って時限爆弾つきだし
命も薬も弾薬も時間も、無駄に使っていいものは何一つねえのさ


しかしあのハチ娘にも言えることだが、ディライトが通用しないってのは痛いねえ
ゾンビやアンブレラの生物兵器ならともかく、お前ら相手には切り札にならねえわけだしな


(※ディライト…T−ウィルスに対する抗ウィルス剤・ワクチンの中でも最強の特効薬。即効性。
投与した時点で被投与者の体内のT−ウィルスを完全に駆逐し、再感染も不可能にする。
逆にウィルスが生命活動の拠り所となっているB.O.Wにとっては猛毒である)


>それに…お前よりは、お前らを襲う連中を相手取った方が面白そうだ。
>中には相応に楽しめる獲物もいるようだからな。
ああ、そうしてもらえると助かる
こっちも楽ができそうだし、好き放題ブッ散らばしてやってくれ


そういえば、さっきそっちの戦いを見て思い出したんだが…
……赤くて角がついてて三倍の速さのタイラント、挑戦してみるか?

>…まあ、ゆっくりとしていけ。
>スレとしてもそうだが…私個人としても生き足掻く者、戦う者は歓迎する。
>精々足掻くなり、羽を休めるがいいさ。
そう言ってもらえると、非常に助かるね
お前らみたいな化け物と違って、こっちはなにぶん貧弱な人間なんでね


ただ、二つ言っとくぜ
まず一つ、確かに非力じゃあるが、諦めずにどこまでも必死にあがくのが人間の強さだってな


そしてもう一つ
『ライアン』じゃねえ! 
俺はKevin “Ryman”だ、覚えとけ!






103 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/12 16:09
>>137-138>>141-142>>144-150>>164-166

――同刻
ラクーンシティ近郊某所 ジオン公国軍仮駐屯地


「ん……長いトイレだな。どうしたんだあいつ?
「なあ、おい……」
「ん、どうしたよ相棒?」

「いや、ギレン閣下とジオン公国の御為にってぇことでさー、ラル大尉の命令でここまで進撃したのはいいんだよ」
「ああ、地球連邦の連中に一泡吹かせるためにな。 青い巨星様の命令だ、名誉なことだぜ?」

「いや、それはいい。んで、それで俺達の部隊はスレ爆撃作戦の為にこの街に割り振られた訳じゃねえか」
「ああ、それで?」

「いくらジオンの侵攻作戦とはいえ、こんな人気のねえゴーストタウンにまで派兵する必要があったのかね?」
「……そう言えば確かに。ぜんぜん生活の匂いがしねえし」
「ここの水道水も不味いのなんのって。 コロニーのほうがマシじゃねえか? なんか寒気してきたよ」
俺もどうも熱っぽい。風邪かな…?
寒さのせいかどーも手先が痒くなってきたし。まったく、貧乏くじ引いちまったぜ」


「……ウウ……oowwwウウ…。

「――お、戻ってきたか。 長いトイレ休憩だったなあ?」
「………ゥゥゥゥ…」
「何うなってんだよ。もしかしてブルってんのか……ん?」

「―――ooおOoOoおああオァアがあぁahaaウ!!」
『『う、うわあああああああああああああああああッ!!!?』』




      ※         ※           ※



――ちっ、そうこうしてる間にゾンビの団体さんのお着きかよ
しかも囲まれちまってるし やるしかねえのか……?






  殲滅EX
  elimination EX

          【エクストラバトルRES−1】
          スレッド内を捜索し、質問を殲滅しろ!
          素早い状況判断と返答レスポンスが必要だ!




      ドクン

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ドクン
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104 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/12 16:10
>>137-138>>141-142>>144-150>>164-166

――同刻
ラクーンシティ近郊某所 ジオン公国軍仮駐屯地


「ん……長いトイレだな。どうしたんだあいつ?
「なあ、おい……」
「ん、どうしたよ相棒?」

「いや、ギレン閣下とジオン公国の御為にってぇことでさー、ラル大尉の命令でここまで進撃したのはいいんだよ」
「ああ、地球連邦の連中に一泡吹かせるためにな。 青い巨星様の命令だ、名誉なことだぜ?」

「いや、それはいい。んで、それで俺達の部隊はスレ爆撃作戦の為にこの街に割り振られた訳じゃねえか」
「ああ、それで?」

「いくらジオンの侵攻作戦とはいえ、こんな人気のねえゴーストタウンにまで派兵する必要があったのかね?」
「……そう言えば確かに。ぜんぜん生活の匂いがしねえし」
「ここの水道水も不味いのなんのって。 コロニーのほうがマシじゃねえか? なんか寒気してきたよ」
俺もどうも熱っぽい。風邪かな…?
寒さのせいかどーも手先が痒くなってきたし。まったく、貧乏くじ引いちまったぜ」


「……ウウ……oowwwウウ…。

「――お、戻ってきたか。 長いトイレ休憩だったなあ?」
「………ゥゥゥゥ…」
「何うなってんだよ。もしかしてブルってんのか……ん?」

「―――ooおOoOoおああオァアがあぁahaaウ!!」
『『う、うわあああああああああああああああああッ!!!?』』




      ※         ※           ※



――ちっ、そうこうしてる間にゾンビの団体さんのお着きかよ
しかも囲まれちまってるし やるしかねえのか……?






  殲滅EX
  elimination EX

          【エクストラバトルRES−1】
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105 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/12 16:11
>>137-138>>141-142>>144-150>>164-166

――同刻
ラクーンシティ近郊某所 ジオン公国軍仮駐屯地


「ん……長いトイレだな。どうしたんだあいつ?
「なあ、おい……」
「ん、どうしたよ相棒?」

「いや、ギレン閣下とジオン公国の御為にってぇことでさー、ラル大尉の命令でここまで進撃したのはいいんだよ」
「ああ、地球連邦の連中に一泡吹かせるためにな。 青い巨星様の命令だ、名誉なことだぜ?」

「いや、それはいい。んで、それで俺達の部隊はスレ爆撃作戦の為にこの街に割り振られた訳じゃねえか」
「ああ、それで?」

「いくらジオンの侵攻作戦とはいえ、こんな人気のねえゴーストタウンにまで派兵する必要があったのかね?」
「……そう言えば確かに。ぜんぜん生活の匂いがしねえし」
「ここの水道水も不味いのなんのって。 コロニーのほうがマシじゃねえか? なんか寒気してきたよ」
俺もどうも熱っぽい。風邪かな…?
寒さのせいかどーも手先が痒くなってきたし。まったく、貧乏くじ引いちまったぜ」


「……ウウ……oowwwウウ…。

「――お、戻ってきたか。 長いトイレ休憩だったなあ?」
「………ゥゥゥゥ…」
「何うなってんだよ。もしかしてブルってんのか……ん?」

「―――ooおOoOoおああオァアがあぁahaaウ!!」
『『う、うわあああああああああああああああああッ!!!?』』




      ※         ※           ※



――ちっ、そうこうしてる間にゾンビの団体さんのお着きかよ
しかも囲まれちまってるし やるしかねえのか……?






  殲滅EX
  elimination EX

          【エクストラバトルRES−1】
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          素早い状況判断と返答レスポンスが必要だ!




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ドクン
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106 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/12 16:15
――Yes!
さてこのゾンビども、なんで宇宙服着てるのがかなり混じってるのかちと気になるが…
なんにせよゾンビはゾンビ、気にしてたって仕方がねえ 行くか!


ENEMY
14



>>137 ( )に会いに行く。入れるなら?
(――まずは遠巻きにしている、正面の一匹!)

会いに行く、だって? ちと難解な質問だよな……
ただ少なくとも危険とか、絶望とか、目の前のお客さん方みたいなのは――まっぴらゴメンだ!



Blush!

(45オートの狙い撃ちで、ゾンビの頭を粉砕して)
強いて言うなら……悪夢の終わりに、かな
こんなクソッタレな夢、さっさと終わらせて朝日を拝みたいのが自然だろ?



>>138 成歩堂弁護士みたいな弁の立つ相手に舌戦で勝てるか?
で、お次は弁護士のゾンビか……? うぉっ!
(掴み掛かられかけるも、キックで蹴りはがす。
 よろめいて距離が開いたところへ――45オートで顔面を狙い撃ち、ザクロに変える)

……流石にこうなっちゃ哀れだな 生きてる間はインテリだったんだろうに…今じゃただのケダモノだ
少なくともいち不良警官の俺じゃ勝てなかったと思うがね
医者って事で同じくインテリ系のジョージとか、ブン屋だけに突っ込みの強そうなアリッサなら話は違ったろうが



>>141 ガラ悪げな警官の吐いたガムが落ちています。 どうしますか?
……Un?
さて、次のお客は……ん?

―――Gheeaahraa…
(離れたところで、ゾンビが胃液を嘔吐している。
 その服の背中には星を象ったエンブレムと、大きく「R.P.D.」の文字が)


あのゲロ吐いてるゾンビの服装………うち(ラクーン警察署)の制服じゃねえか
しかもなんか、その中でも特に見慣れた格好で…誰だ?
………ん? ヤバイ、気づかれたか?



―――UwwuAhaaarae!!
(ゾンビがケビンに気づき、明らかにゾンビとしての常識から外れた速度で走り寄ってくる。
その振り向いた素顔は―――)



……Son Of A Bitch!!
……俺かよ!? ああもう、勘弁してくれ…!

―――BANG!BANG!BANG!BANG!Blush!!
(突進してくるケビンゾンビに45オートの残弾を全斉射、ハチの巣に)


……ああ、くそっ やっぱ襲ってきたとはいえ自分を撃つのって気分悪いぜ
しかもゾンビになってるってのがなおの事……ん?



使用済みチューインガムが落ちている
拾いますか?      YES/NO


……やめにしとこう 今はふさぐ配水管の穴もねえし
何よりウィルスたっぷり&ゲロまみれのガムなんか触る気も起きやしねえ



>>142 カプコンファイティングジャムにもし出たとしたら、どんなキャラに?
……そう言えばジルの奴、今頃どこで何してんのかね ここ最近は署にも顔出してなかったし
そういえばあいつ、マヴカプ2なんて超人ぞろいの大会にもエントリーしてたことがあったな、
銃火器大量に抱えて
(落ち着いた手つきで弾倉を交換し、にじり寄ってくる手近なジオンゾンビに一発。
ゾンビがよろめいたところで――)


もし俺が出る場合? やっぱりジルみたいな闘い方するんだろうけどな
ただし――


――ぐしゃッ
(武器をハンマーに持ち替え、そのままのけぞるゾンビを撲殺)

――俺は“こういうのも”アリだからな
ジルのコピーキャットに甘んじるつもりは、毛頭ないぜ?




>>144 自分の出ているジャンル以外で出たいものは?
……Foo.
……そうだな 横スクロールアクションはもう横どころか三次元フル活用なこの状況でもう沢山だ
そういう意味じゃADVも同類だし、パズルももうさんざんやらされたからもういい ジムの奴だったら喜んで出そうだが

…ただしあいつ、華がねえから出してもらえるかどうか


―――WuwHoooeeaahraa…


RPGなんかは、悪くねえかも知れねえな
やってることはほとんど変わりゃしねえ罠だが、少なくともリアルタイム侵攻に四六時中追い回されずに済みそうだし
上で言った理由で、格闘も面白いかもな ただ…
(ガチンッ

――――GAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAGAッ
――ドサッ


……Foo.
(サブマシンガンを遠くから歩いてくるゾンビに一斉射し、倒れるゾンビを横目で見つつ)
結局この状況下じゃ、一番似合いなのはガンシューティングなのかもしれねえな
もっとも、ガンサバイバーはクリスの妹がもう2に出てたし
肘タックルもキックも、殴打・刺突武器も使えねえのがかなりシャクだがね



ENEMY
09







      ドクン

                           ドクン
ドクン
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107 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/12 16:18
ENEMY
11




>>145 こんな死に方はイヤだ!
……確かに俺達の原典、死に方一つとっても恐ろしく多彩だよな
ここの貼り紙に載ってる以外でも、石に押しつぶされたりゾウに踏みつけられて圧死とか


……シャグッ シャグ グチャ

ただ、やっぱりその中でもイヤなのは………ん、何だこの音は?


>>150 生死の境で支援してくれない仲間に一言

――クチャ ピチャ バジュッ
(2体のジオン兵ゾンビが、先刻射殺されたケビンゾンビの遺体をむさぼっている)


<i><b>――Zudom! Blush!!<i>


(ショットガンでジオン兵ゾンビ2体の頭を吹き飛ばして)
――Hey.
……おい
誰の許可得て、ヒトの身体勝手にむさぼり食ってんだ? クソッタレどもが!



(ケビンゾンビの遺体を再度見下ろして)
やれやれだぜ…… やっぱり一番嫌な死に方は、体力の限界で倒れた後、誰にも助けてもらえずにウィルス感染100%で死亡 これだな
手の届く範囲に回復アイテムがありゃいいが、なければ緩慢に死ぬまでの時間を味わわされる訳だし 即死なら諦めもつくんだがね…


まして周りに誰もいないときならまだ諦めもつくが、すぐそばに仲間がいるときなんかは最悪だ
肩貸してくれるだけでいいのに、それすらせず完全に見殺しなんだからな

そりゃこの目の前の“ゾンビになった俺”も、間近の生者に復讐したくもなるってモンだぜ


>>146 自分のご自慢のモノ
―――PAM!PAM!PAM!PAM!PAM!Sprash!!
(ハンドガン連射で、近づいてくるゾンビ犬を射殺)

……この射撃の腕だな アウトブレイクの8人の中でも最精度&最速でね
これだけならS.T.A.R.S.の射撃王のクリスにだって勝つ自信アリだぜ? ただ俺もS.T.A.R.S.昇進試験には二度落っこちてる罠だが



>>147 様々な欲がありますが、今あなたが一番満たしたい欲は?
満たしたい欲? そりゃお前、俺も人の子だしいろいろあるわけだがな――


―――BANG!

(45オートの狙い撃ちで、ジオン兵ゾンビの頭部を破壊しつつ)
……何よりも、いまは生存欲求が一番満たしたい欲求だよ
あーくそ、早く街から脱出してゆっくり寝たいぜ 畜生め



>>148 キャプテンサワダは、今頃どうしているでしょうか?
……ああアイツか、随分懐かしい名前が出てきたな あの実写ストリートファイター以来じゃねえか?
しかし俺にもわからねえな ホントに今頃何やってるんだか――――Shit! ハンターか!




―――グギィィィィィィィァァァァッ!!

                             ――――ビュッ  ボグッドゴッ ドッ グシャッ


(ハンターの即死袈裟斬りを回避した後、ハンマーでハンターを撲殺して)
……やれやれ 危ないところだったぜ こんなときにはあのサワダが羨ましいね
いくらハラキリやっても死なないばかりか、返り血まで破壊力満点の武器になりやがる訳だし

>>149 好きなカプコンのゲーム
好きなカプコンのゲームねえ 正直どれもこれも甲乙付けがたくて困るんだが…
やっぱり俺達の原点たる、このバイオハザードシリーズか……

(上のハンター撲殺の際に折れてしまった鉄パイプを構え、)


――でやっ!

―――べしっ
   ガアアアァァ ガアァアア……!

(ジオン兵の死体をつつくカラスに鉄パイプを投げつけ、撃墜)
俺達に活躍の場を与えてくれたカプコンには感謝を
そして俺達のラクーンをこんなにしやがった、アンブレラには呪いを………ってな!



ENEMY
3




                    ※


      ドクン

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ドクン
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108 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/12 16:27
ENEMY
03

(――映画館前に移動して、目の前にはハンターγが三匹)

……で、ラスト三匹か
しかし最後が映画館とはね 生憎と今はそこいらのB級ホラー映画が裸足で逃げ出すような状況に直面してる訳だが



>>164 JAMに何でジャス学やJOJO、パワーストーンキャラは出てないんだ?

――ビュッ!
(飛び掛ってきたハンターγを回避。ケビンの後ろにあった上記三作のポスターが切り裂かれる)

――Shit!
うわ、アブねえ……! しかしジャス学とパワーストーンはまだしも、ジョジョは違うだろ?
他の二つと違って、アレは純カプコン版権じゃねえだろうに…くそがっ!



―――DAMDAMDAM!


>>165 悪魔狩人がいないのが残念だ
(続いて走りこんできたもう一体に、45オートを6発射撃。
 倒れたハンターγの背後には、『DEVIL MAY CRY』のポスターが)


ENEMY
02




……ああ、確かに残念だな…!
あのダンテだったら、こんな連中苦もなく片付けてくれるんだろうから……なっ!


(サブマシンガンをフルオート射撃。
弾幕のストッピングパワーでハンター2体をのけぞらせ――)


>>166 あなたを主役にした映画または劇が製作されることになりました。
    どんな物語の、どんな役がいいですか?

――YES!!
これで………ラストだ!

         <b>――――BANG!<b>




(――そして、ケビン専用45オートの、最後の一発。
 自動拳銃の銃口から飛び出した45口径CAP弾は、ハンターγ2体の身体には触れもしなかった。
 2体のちょうどど真ん中をすり抜け――――――)




                 ――――BOMB!!



(――そのすぐ背後にあった、ガソリンタンクに着弾。
 その刹那、噴出した爆炎と熱衝撃波が、生物兵器2体を悲鳴すら飲み込んで粉砕し、消し炭に。
 数秒後、映画館の看板が爆発の衝撃に耐えかねて落下し、ハンターγの残骸を押しつぶした)



……映画で主役を張るなら、か さっきこの境遇をB級映画呼ばわりしちまったわけだが…
そうだな、やっぱりこの俺達の境遇を映画にしてやってほしいね ストーリーもそのまんまで


ジルの奴も、結局なんだかんだで映画に出やがったわけだし――
同じ職場、同じ境遇の者として羨ましかったモンでね



あーあ、俺もいつかジョヴォヴィッチと競演してえな

(立ち去るケビン。彼の眼前に落下してきた看板の、映画のタイトルは――――


   『“RESIDENT EVIL:APOCALYPSE”』
       (※邦題:『バイオハザードII アポカリプス』)




ENEMY
00





               You Survived




109 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/12 16:29
ENEMY
03

(――映画館前に移動して、目の前にはハンターγが三匹)

……で、ラスト三匹か
しかし最後が映画館とはね 生憎と今はそこいらのB級ホラー映画が裸足で逃げ出すような状況に直面してる訳だが



>>164 JAMに何でジャス学やJOJO、パワーストーンキャラは出てないんだ?

――ビュッ!
(飛び掛ってきたハンターγを回避。ケビンの後ろにあった上記三作のポスターが切り裂かれる)

――Shit!
うわ、アブねえ……! しかしジャス学とパワーストーンはまだしも、ジョジョは違うだろ?
他の二つと違って、アレは純カプコン版権じゃねえだろうに…くそがっ!



―――DAMDAMDAMDAMDAMDAM!


>>165 悪魔狩人がいないのが残念だ
(続いて走りこんできたもう一体に、45オートを6発射撃。
 倒れたハンターγの背後には、『DEVIL MAY CRY』のポスターが)


ENEMY
02




……ああ、確かに残念だな…!
あのダンテだったら、こんな連中苦もなく片付けてくれるんだろうから……なっ!


(サブマシンガンをフルオート射撃。
弾幕のストッピングパワーでハンター2体をのけぞらせ――)


>>166 あなたを主役にした映画または劇が製作されることになりました。
    どんな物語の、どんな役がいいですか?

――YES!!
これで………ラストだ!

         ――――BANG!




(――そして、ケビン専用45オートの、最後の一発。
 自動拳銃の銃口から飛び出した45口径CAP弾は、ハンターγ2体の身体には触れもしなかった。
 2体のちょうどど真ん中をすり抜け――――――)




                 ――――BOMB!!



(――そのすぐ背後にあった、ガソリンタンクに着弾。
 その刹那、噴出した爆炎と熱衝撃波が、生物兵器2体を悲鳴すら飲み込んで粉砕し、消し炭に。
 数秒後、映画館の看板が爆発の衝撃に耐えかねて落下し、ハンターγの残骸を押しつぶした)



……映画で主役を張るなら、か さっきこの境遇をB級映画呼ばわりしちまったわけだが…
そうだな、やっぱりこの俺達の境遇を映画にしてやってほしいね ストーリーもそのまんまで


ジルの奴も、結局なんだかんだで映画に出やがったわけだし――
同じ職場、同じ境遇の者として羨ましかったモンでね



あーあ、俺もいつかジョヴォヴィッチと競演してえな

(立ち去るケビン。彼の眼前に落下してきた看板の、映画のタイトルは――――


   『“RESIDENT EVIL:APOCALYPSE”』
       (※邦題:『バイオハザードII アポカリプス』)




ENEMY
00





               You Survived


110 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/12 16:34
殲滅EX elimination EX


    SCENARIO CLEAR

CHARECTER            KEVIN
DIFFICULTY              HARD
シナリオ達成率                           100%
PLAY TIME        RANK EX 00:20:38 BEST!
かえしたしつもんの数                    14

NO DAMAGE CLEAR!!  NO WEAPON CLEAR!!





                      RESULT POINTS   4762 pts.

111 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/12 16:36
殲滅EX elimination EX


    SCENARIO CLEAR

CHARECTER            KEVIN
DIFFICULTY              HARD
シナリオ達成率                    100%
PLAY TIME        RANK EX 00:20:38 BEST!
かえしたしつもんの数                    14

NO DAMAGE CLEAR!!  NO WEAPON CLEAR!!





                      RESULT POINTS   5963 pts.

112 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/12 16:37
殲滅EX elimination EX


    SCENARIO CLEAR

CHARECTER            KEVIN
DIFFICULTY              HARD
シナリオ達成率                    100%
PLAY TIME        RANK EX 00:20:38 BEST!
かえしたしつもんの数                    14

NO DAMAGE CLEAR!!  NO WEAPON CLEAR!!





                      RESULT POINTS   5963 pts.

113 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/14 13:40
   ガシャン  ガシャン
                               ガシャ ガシャガシャ
                  ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
ガン、ガンガン!
ahhhaaaaa……
―――Owwwwoooooo…!    ギャアアア  ギャアアアア
                              バサバサバサバサ
                お゙ぁぁぁうウウウ……
   ぴちゃ ぴちゃ


―――同刻
シナリオ4「死守」終盤より R.P.D.本署正門前


……God Damn!
くそったれ……もう本署も完全にゾンビに包囲されてやがる
しかもなんかさっきから数が増えてきやがってるし…ん?


>>173
(―――携帯電話に着信、電話に出て)

 Son  Of  A  Bitch!!!
―――このクソバカ野郎っ!!

んな所で何遊んでるんだ! さっきのマービンの放送聞いてなかったのか!?
署内にいる全生存者は正門前に集合だって言ったろ! 助けが来るんだよ!


  ガン ガン  ガン
                             オオオオオ…
ズシャ ズシャ
ア゙ア゙ア゙あ゙ぁ゙ア゙awoooo……               ガツン ガッ ガツン
ガシャガシャガシャ
    Ohhhhhhaaaaaa・・・・

Shit…!
やべえな 数が増してきてる
打ち付け用のベニヤ板も取りに行く時間なさそうだし…くそったれ!


・・・・・それに、今そんなこと気にしてる場合じゃねえだろうが! 死にたくなければさっさと来い!
そもそもゾンビだらけのこの街で、いまさら誰がそんな届けなんか――――――――ん!?



――――ガシャアアアアアアン!

……ざわッ

                           あ゙アぁぁぅあああ…
    アウゥゥwoowowooooo……      ビチャ    ビチャッ
                 ズルリ ズルリ ズルリ
   お゙ぁあぁぁぁああはあああ           のしっ のしっ
Ugoooooaaaahaaaa                ざわ…
ぞろ…  ぞろ……


(警察署正門の門扉が破られ、ゾンビの大群が殺到)

――Oh My God……!!
(携帯電話を放り捨て、マグナムハンドガンを抜く)
やべえ、正門が破られた!
こんな事してる場合じゃねえぜ、ド畜生が……!!


―――BANG! BANG!
                         グシャッ
              ばぐんっ
                       どしゃり
Uuuuu……
                         AGaHAAAHHHHHH…!

くそっ まだ次から次へと……
だが死なねえ 死んでたまるか!


               ―――BANG!



                       (→Into to SCENARIO4 Final)

114 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/14 13:45
   ガシャン  ガシャン
                                ガシャ ガシャガシャ

                     ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
ガン、ガンガン!
          ahhhaaaaa……
―――Owwwwoooooo…!             ギャアアア  ギャアアアア
                                     バサバサバサバサ

                  お゙ぁぁぁうウウウ……
   ぴちゃ ぴちゃ


―――同刻
シナリオ4「死守」終盤より R.P.D.本署正門前


……God Damn!
くそったれ……もう本署も完全にゾンビに包囲されてやがる
しかもなんかさっきから数が増えてきやがってるし…ん?


>>173
(―――携帯電話に着信、電話に出て)

 Son  Of  A  Bitch!!!
―――このクソバカ野郎っ!!

んな所で何遊んでるんだ! さっきのマービンの放送聞いてなかったのか!?
署内にいる全生存者は正門前に集合だって言ったろ! 助けが来るんだよ!


  ガン ガン  ガン
                                        オオオオオ…
    ズシャ    ズシャ


ア゙ア゙ア゙あ゙ぁ゙ア゙awoooo……                  ガツン ガッ ガツン

            ガシャガシャガシャ
    Ohhhhhhaaaaaa・・・・

Shit…!
やべえな 数が増してきてる
打ち付け用のベニヤ板も取りに行く時間なさそうだし…くそったれ!


・・・・・それに、今そんなこと気にしてる場合じゃねえだろうが! 死にたくなければさっさと来い!
そもそもゾンビだらけのこの街で、いまさら誰がそんな届けなんか――――――――ん!?



――――ガシャアアアアアアン!

……ざわッ

                                 あ゙アぁぁぅあああ…
    アウゥゥwoowowooooo……           ビチャ    ビチャッ
                  ズルリ ズルリ ズルリ

   お゙ぁあぁぁぁああはあああ            のしっ のしっ

Ugoooooaaaahaaaa
                 ざわ…
ぞろ…  ぞろ……


(警察署正門の門扉が破られ、ゾンビの大群が殺到)

――Oh My God……!!
(携帯電話を放り捨て、マグナムハンドガンを抜く)

やべえ、正門が破られた!
こんな事してる場合じゃねえぜ、ド畜生が……!!


―――BANG! BANG!
                         グシャッ
              ばぐんっ
                       どしゃり
Uuuuu……
                         AGaHAAAHHHHHH…!

くそっ まだ次から次へと……
だが死なねえ 死んでたまるか!




               ―――BANG!






                                       (→Into to SCENARIO4 Final)

115 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/14 13:47
   ガシャン  ガシャン
                                ガシャ ガシャガシャ

                     ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
ガン、ガンガン!
          ahhhaaaaa……
―――Owwwwoooooo…!             ギャアアア  ギャアアアア
                                     バサバサバサバサ

                  お゙ぁぁぁうウウウ……
   ぴちゃ ぴちゃ






―――同刻
シナリオ4「死守」終盤より R.P.D.本署正門前


……God Damn!
くそったれ……もう本署も完全にゾンビに包囲されてやがる
しかもなんかさっきから数が増えてきやがってるし…ん?


>>173
(―――携帯電話に着信、電話に出て)

 Son  Of  A  Bitch!!!
―――このクソバカ野郎っ!!

んな所で何遊んでるんだ! さっきのマービンの放送聞いてなかったのか!?
署内にいる全生存者は正門前に集合だって言ったろ! 助けが来るんだよ!


  ガン ガン  ガン
                                        オオオオオ…
    ズシャ    ズシャ


ア゙ア゙ア゙あ゙ぁ゙ア゙awoooo……                  ガツン ガッ ガツン

            ガシャガシャガシャ
    Ohhhhhhaaaaaa・・・・



Shit…!
やべえな 数が増してきてる
打ち付け用のベニヤ板も取りに行く時間なさそうだし…くそったれ!


・・・・・・それに、今そんなこと気にしてる場合じゃねえだろうが! 死にたくなけりゃさっさと来い!
そもそもゾンビだらけのこの街で、いまさら誰がそんな届けなんか――――――――ん!?



――――ガシャアアアアアアン!



……ざわッ

                                             あ゙アぁぁぅあああ…
    アウゥゥwoowowooooo……           ビチャ    ビチャッ
                  ズルリ ズルリ ズルリ

   お゙ぁあぁぁぁああはあああ            のしっ のしっ

Ugoooooaaaahaaaa
                 ざわ…
ぞろ…  ぞろ……


(警察署正門の門扉が破られ、ゾンビの大群が殺到)

――Oh My God……!!
(携帯電話を放り捨て、マグナムハンドガンを抜く)

やべえ、正門が破られた!
こんな事してる場合じゃねえぜ、ド畜生が……!!


―――BANG! BANG!
                         グシャッ
              ばぐんっ
                       どしゃり
Uuuuu……
                         AGaHAAAHHHHHH…!

くそっ まだ次から次へと……
だが死なねえ 死んでたまるか!




               ―――BANG!






                                       (→Into to SCENARIO4 Final)

116 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/15 00:11
便乗して、この前妹喫茶でやったネタの完全版を。
ヘルシング六巻、アンデルセン神父ネタで。

私は己に問う 私とは何ぞや!!
私は令ちゃん 由乃の令ちゃんなり!!

ならば令ちゃんよ 私自身に問う
私の右手に持つ物は何ぞや!!
裁縫道具と調理道具なり!!

ならば令ちゃん 私自身に問う
私の左手に持つ物は何ぞや!!
剣道着と竹刀なり!!

ならば!!

ならば令ちゃんよ 私とは何ぞや!!
私は従姉妹にして従姉妹にあらず
先輩にして先輩にあらず
(グラン・スール)にして(グラン・スール)にあらず
黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)にして黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)にあらず!!
私は令ちゃんなり 由乃の令ちゃんなり!!

ただ伏して由乃に許しを請い
ただ伏して由乃の敵を打ち倒す者なり
夜なべをして裁縫道具を振るい
記念日に手作りお菓子の山を盛る者なり
私は令ちゃんなり 由乃の令ちゃんなり!!

時到らば私は剣道着に身を包み
竹刀を持って己の剣士姿晒すなり
されば私は剣道部員を引き連れて試合会場へ進み
先鋒次鋒中堅副将大将の面子を組みて方陣を布き
七百四十万五千九百二十六の全国の女子剣道部員と試合を所望するなり


黄薔薇革命の日まで!!

117 名前:支倉 令 ◆RosaFamrTI :04/12/15 00:15
便乗して、この前妹喫茶でやったネタの完全版を。
ヘルシング六巻、アンデルセン神父ネタで。

私は己に問う 私とは何ぞや!!
私は令ちゃん 由乃の令ちゃんなり!!

ならば令ちゃんよ 私自身に問う
私の右手に持つ物は何ぞや!!
裁縫道具と調理道具なり!!

ならば令ちゃん 私自身に問う
私の左手に持つ物は何ぞや!!
剣道着と竹刀なり!!

ならば!!

ならば令ちゃんよ 私とは何ぞや!!
私は従姉妹にして従姉妹にあらず
先輩にして先輩にあらず
(グラン・スール)にして(グラン・スール)にあらず
黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)にして黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)にあらず!!
私は令ちゃんなり 由乃の令ちゃんなり!!

ただ伏して由乃に許しを請い
ただ伏して由乃の敵を打ち倒す者なり
夜なべをして裁縫道具を振るい
記念日に手作りお菓子の山を盛る者なり
私は令ちゃんなり 由乃の令ちゃんなり!!

時到らば私は剣道着に身を包み
竹刀を持って己の剣士姿晒すなり
されば私は剣道部員を引き連れて試合会場へ進み
先鋒次鋒中堅副将大将の面子を組みて方陣を布き
七百四十万五千九百二十六の全国の女子剣道部員と試合を所望するなり


便乗して、この前妹喫茶でやったネタの完全版を。
ヘルシング六巻、アンデルセン神父ネタで。

私は己に問う 私とは何ぞや!!
私は令ちゃん 由乃の令ちゃんなり!!

ならば令ちゃんよ 私自身に問う
私の右手に持つ物は何ぞや!!
裁縫道具と調理道具なり!!

ならば令ちゃん 私自身に問う
私の左手に持つ物は何ぞや!!
剣道着と竹刀なり!!

ならば!!

ならば令ちゃんよ 私とは何ぞや!!
私は従姉妹にして従姉妹にあらず
先輩にして先輩にあらず
(グラン・スール)にして(グラン・スール)にあらず
黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)にして黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)にあらず!!
私は令ちゃんなり 由乃の令ちゃんなり!!

ただ伏して由乃に許しを請い
ただ伏して由乃の敵を打ち倒す者なり
夜なべをして裁縫道具を振るい
記念日に手作りお菓子の山を盛る者なり
私は令ちゃんなり 由乃の令ちゃんなり!!

時到らば私は剣道着に身を包み
竹刀を持って己の剣士姿晒すなり
されば私は剣道部員を引き連れて試合会場へ進み
先鋒次鋒中堅副将大将の面子を組みて方陣を布き
七百四十万五千九百二十六の全国の女子剣道部員と試合を所望するなり


黄薔薇革命の日まで!!
(レボリューション・ナウ)


118 名前:支倉 令 ◆RosaFamrTI :04/12/15 00:18
便乗して、この前妹喫茶でやったネタの完全版を。
ヘルシング六巻、アンデルセン神父ネタで。

私は己に問う 私とは何ぞや!!
私は令ちゃん 由乃の令ちゃんなり!!

ならば令ちゃんよ 私自身に問う
私の右手に持つ物は何ぞや!!
裁縫道具と調理道具なり!!

ならば令ちゃん 私自身に問う
私の左手に持つ物は何ぞや!!
剣道着と竹刀なり!!

ならば!!

ならば令ちゃんよ 私とは何ぞや!!
私は従姉妹にして従姉妹にあらず
先輩にして先輩にあらず
(グラン・スール)にして(グラン・スール)にあらず
黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)にして黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)にあらず!!
私は令ちゃんなり 由乃の令ちゃんなり!!

ただ伏して由乃に許しを請い
ただ伏して由乃の敵を打ち倒す者なり
夜なべをして裁縫道具を振るい
記念日に手作りお菓子の山を盛る者なり
私は令ちゃんなり 由乃の令ちゃんなり!!

時到らば私は剣道着に身を包み
竹刀を持って己の剣士姿晒すなり
されば私は剣道部員を引き連れて試合会場へ進み
先鋒次鋒中堅副将大将の面子を組みて方陣を布き
七百四十万五千九百二十六の全国の女子剣道部員と試合を所望するなり


黄薔薇革命(レボリューション)の日まで!!(ナウ)

119 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/15 01:20
  ,..::─::::..、               ┏COMMANDO┓
,;'==-::::::.:.:.ヽ               .┃        ┃
.!:.i;:r''i;:」:.>i゙:.i               ┃  FIGHT  ┃
|::i、゚ヮ ゚_i|;:i;::i.               ┃  TALK   ┃
|::iく/i_,ゝ`y';::!.              ┃ >ESCAPE. ┃
|〈.!_§_,:゙i_,〉;::〉              ┃ DANMAKU ┃
`〈,、_,.__.、;.、>´              ┃         ┃
                      ┗━━━━━━┛

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃魔理沙 は にげだした!                   ┃
┃                                  ┃
┃・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こけた     ┃
┃                                  ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃私の名前を言ってみなさい、                .┃
┃知らないとは言わせないわよ?.              ┃
┃                                  ┃
┃                                  ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

120 名前:千鳥かなめ ◆Kana/lWMBI :04/12/15 20:34
パープル・モンスーン

121 名前:千鳥かなめ ◆Kana/lWMBI :04/12/15 23:36

(IN生徒会室)

「千鳥さん。お電話でーす」

あー、ごめんごめん。
あれ? あんた新顔?

「ええ、最近忙しくなってきたんで、お手伝いとして……
それより電話が」

うぃ、ごめん。
はい、もしもし。
陣代高校生徒会室ですけど。どちらさまでしょーか。

……
……はい、はい。し、失礼します……。
……。
……は。
……はははは。

な、何てことを。
関係者……ソースケ、ソースケに決まってるわ。
きっと、

「きゃあああっ!」
「むっ、すまない。だが緊急の任務中なのだ。やむを得ない」
「あ、あたしの赤ちゃんが、赤ちゃんが……」
「諦めろ。命が助かっただけありがたく思うのだな」
「返して! あたしの赤ちゃんを返して!」
「それはこちらの関知することではないな」
「そんな……初めての、あたしの初めての子供だったのよ?」
「ならば二人目を作ればいい」
「命は生まれいずるものよ! 作り出すものではないわ!」
「ならそこで泣いていろ。悪いが俺は先を急ぐ」
「返してよ!殺してやる、いつか。
 あんたの顔は忘れない。その頬の傷、絶対に……」

「なに? ち、やむを得ないか」
「なにするの? その銃は何?」
「一つ忠告しておいてやる。獲物を前にして舌なめずり……三流のすることだな」
「な、なにを……」
「お前を殺す」(BANG!!)

……ってな展開があったんだわ。
ああソースケ! どうしてそんな! 人間として最後の一歩を踏み出してしまったのよ!

「……どうしたのかね、千鳥くん」
「何やらお加減が悪そうですが」

あ、林水センパイにお蓮さん。
実は……(かくかくしかじか

<font color=purple>「あら。それはまた……大変ですね。お見舞いの品をご用意してさしあげませんと」
「ふむ、そうだね。美樹原くん、果物の詰め合わせを用意してくれないか」

そ、そーいう問題じゃないわよ!
どーするんですか、林水センパイ! ソースケがっ!

「まずは落ちつきたまえ。
 とりあえず、人に聞かれていい話でもない。
 美樹原くん、すまないがそこの鍵を締めて誰も入ってこれないようにしてくれたまえ」


(ガチャン!!)

「これでここには誰にも入って来れなくなった。
 ――そして、もう誰も出ることもできなくなったわけだね。

 ああ、もういいよ千鳥くん。御苦労だった」



ふー。
ここまでわめき散らすってのもみっともないもんね。
ったく、我ながらつくづく三文芝居って奴よねー。
ねえ、電話を取ってくれたそこの君?

「え……なんのことですか?」

あー、はいはい。とぼけても無駄。
センパイ、あとはお願いしますね。

「うむ。
 実は最近、我が校の生徒を対象とした振り込め詐欺――いわゆるオレオレ詐欺が頻発していてね。
 ……美樹原くん」


「はい、今月に入ってからおよそ5件。
 しかもいずれもこの生徒会の名簿の順番にそって、被害をうけていますね」


「となればその犯人は自然と内部の者に限られる。
 だからこそ私も警戒をしていたのだが……。
 ふむ、よもやよりにもよって我が生徒会の副会長を狙うとはね」


まったく、あたしもなめられたもんよね。
こんなのにひっかかると思ってたの?

「そ、それじゃ……」

そう、センパイ達が来るまで、あんたが逃げ出さないよーにお芝居。
あんたに妙な真似されて逃げられちゃ困るのよ。
わざわざ生徒会にもぐりこんで、名簿横流ししてたあんたに……ね。

「獅子身中の虫という言葉は知っているだろう?
 百獣の王たる獅子ですら、身の内側から食い破られれば呆気ないということだ。
 だからこそ、早めにそんな虫は駆除しておかないとね」


「くそ! はめやがったなっ!」

あーはいはい。
往生際が悪いわよ。
さあ、これからみっちりあんたの仲間の名前、聞かせてもらうわよ?
あんたの身体に、ね。

ああそうそう。
ここはジュネーブ条約も黙秘権も弁護士やとう権利もない、特別地域なんであしからず♪


「え? ちょ、ちょっとやめ……ギャアアアッ!」

122 名前:千鳥かなめ ◆Kana/lWMBI :04/12/15 23:48
>>915 振り込め詐欺(最近名前が新しくなった)

(IN生徒会室)

「千鳥さん。お電話でーす」

あー、ごめんごめん。
あれ? あんた新顔?

「ええ、最近忙しくなってきたんで、お手伝いとして……
それより電話が」


うぃ、ごめん。
はい、もしもし。
陣代高校生徒会室ですけど。どちらさまでしょーか。

……
……はい、はい。し、失礼します……。
……。
……は。
……はははは。

な、何てことを。
関係者……ソースケ、ソースケに決まってるわ。
きっと、

「きゃあああっ!」
「むっ、すまない。だが緊急の任務中なのだ。やむを得ない」
「あ、あたしの赤ちゃんが、赤ちゃんが……」
「諦めろ。命が助かっただけありがたく思うのだな」
「返して! あたしの赤ちゃんを返して!」
「それはこちらの関知することではないな」
「そんな……初めての、あたしの初めての子供だったのよ?」
「ならば二人目を作ればいい」
「命は生まれいずるものよ! 作り出すものではないわ!」
「ならそこで泣いていろ。悪いが俺は先を急ぐ」
「返してよ!殺してやる、いつか。
 あんたの顔は忘れない。その頬の傷、絶対に……」

「なに? ち、やむを得ないか」
「なにするの? その銃は何?」
「一つ忠告しておいてやる。獲物を前にして舌なめずり……三流のすることだな」
「な、なにを……」
「お前を殺す」(BANG!!)

……ってな展開があったんだわ。
ああソースケ! どうしてそんな! 人間として最後の一歩を踏み出してしまったのよ!

「……どうしたのかね、千鳥くん」
「何やらお加減が悪そうですが」

あ、林水センパイにお蓮さん。
実は……(かくかくしかじか

「あら。それはまた……大変ですね。お見舞いの品をご用意してさしあげませんと」
「ふむ、そうだね。美樹原くん、果物の詰め合わせを用意してくれないか」

そ、そーいう問題じゃないわよ!
どーするんですか、林水センパイ! ソースケがっ!

「まずは落ちつきたまえ。
 とりあえず、人に聞かれていい話でもない。
 美樹原くん、すまないがそこの鍵を締めて誰も入ってこれないようにしてくれたまえ」


(ガチャン!!)

「これでここには誰にも入って来れなくなった。
 ――そして、もう誰も出ることもできなくなったわけだね。

 ああ、もういいよ千鳥くん。御苦労だった」



ふー。
ここまでわめき散らすってのもみっともないもんね。
ったく、我ながらつくづく三文芝居って奴よねー。
ねえ、電話を取ってくれたそこの君?

「え……なんのことですか?」

あー、はいはい。とぼけても無駄。
センパイ、あとはお願いしますね。

「うむ。
 実は最近、我が校の生徒を対象とした振り込め詐欺――いわゆるオレオレ詐欺が頻発していてね。
 ……美樹原くん」


「はい、今月に入ってからおよそ5件。
 しかもいずれもこの生徒会の名簿の順番にそって、被害をうけていますね」


「となればその犯人は自然と内部の者に限られる。
 だからこそ私も警戒をしていたのだが……。
 ふむ、よもやよりにもよって我が生徒会の副会長を狙うとはね」


まったく、あたしもなめられたもんよね。
こんなのにひっかかると思ってたの?

「そ、それじゃ……」

そう、センパイ達が来るまで、あんたが逃げ出さないよーにお芝居。
あんたに妙な真似されて逃げられちゃ困るのよ。
わざわざ生徒会にもぐりこんで、名簿横流ししてたあんたに……ね。

「獅子身中の虫という言葉は知っているだろう?
 百獣の王たる獅子ですら、身の内側から食い破られれば呆気ないということだ。
 だからこそ、早めにそんな虫は駆除しておかないとね」


「くそ! はめやがったなっ!」

あーはいはい。
往生際が悪いわよ。
さあ、これからみっちりあんたの仲間の名前、聞かせてもらうわよ?
あんたの身体に、ね。

ああそうそう。
ここはジュネーブ条約も黙秘権も弁護士やとう権利もない、特別地域なんであしからず♪


「え? ちょ、ちょっとやめ……ギャアアアッ!」


123 名前:千鳥かなめ ◆Kana/lWMBI :04/12/15 23:52
「……どうしたのかね、千鳥くん」
「何やらお加減が悪そうですが」

あ、林水センパイにお蓮さん。
実は……(かくかくしかじか

「あら。それはまた……大変ですね。お見舞いの品をご用意してさしあげませんと」
「ふむ、そうだね。美樹原くん、果物の詰め合わせを用意してくれないか」

そ、そーいう問題じゃないわよ!
どーするんですか、林水センパイ! ソースケがっ!

「まずは落ちつきたまえ。
 とりあえず、人に聞かれていい話でもない。
 美樹原くん、すまないがそこの鍵を締めて誰も入ってこれないようにしてくれたまえ」


(ガチャン!!)

「これでここには誰にも入って来れなくなった。
 ――そして、もう誰も出ることもできなくなったわけだね。

 ああ、もういいよ千鳥くん。御苦労だった」



ふー。
ここまでわめき散らすってのもみっともないもんね。
ったく、我ながらつくづく三文芝居って奴よねー。
ねえ、電話を取ってくれたそこの君?

「え……なんのことですか?」

あー、はいはい。とぼけても無駄。
センパイ、あとはお願いしますね。

「うむ。
 実は最近、我が校の生徒を対象とした振り込め詐欺――いわゆるオレオレ詐欺が頻発していてね。
 ……美樹原くん」


「はい、今月に入ってからおよそ5件。
 しかもいずれもこの生徒会の名簿の順番にそって、被害をうけていますね」


「となればその犯人は自然と内部の者に限られる。
 だからこそ私も警戒をしていたのだが……。
 ふむ、よもやよりにもよって我が生徒会の副会長を狙うとはね」


まったく、あたしもなめられたもんよね。
こんなのにひっかかると思ってたの?

「そ、それじゃ……」

そう、センパイ達が来るまで、あんたが逃げ出さないよーにお芝居。
あんたに妙な真似されて逃げられちゃ困るのよ。
わざわざ生徒会にもぐりこんで、名簿横流ししてたあんたに……ね。

「獅子身中の虫という言葉は知っているだろう?
 百獣の王たる獅子ですら、身の内側から食い破られれば呆気ないということだ。
 だからこそ、早めにそんな虫は駆除しておかないとね」


「くそ! はめやがったなっ!」

あーはいはい。
往生際が悪いわよ。
さあ、これからみっちりあんたの仲間の名前、聞かせてもらうわよ?
あんたの身体に、ね。

ああそうそう。
ここはジュネーブ条約も黙秘権も弁護士やとう権利もない、特別地域なんであしからず♪


「え? ちょ、ちょっとやめ……ギャアアアッ!」


124 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/16 02:45

 「籤引きで決めた全員の襲撃の順番が終わった。最後は私がギギナと楽しむ番だ」

 「さすが私の同族。いい趣味をしている」

 「それとも物陰に隠れて策略のかぎりを尽くし、咒式を矢のように撃ち合い、闇討ちをしたいか?」

 「まさか、断じて否。
  そのようなものは闘争とはいわない。臆病者と弱者の惨めな小突きあいだ。我らドラッケンは
 一振りの剣。敵とは常に真正面から向かい合うものだ」

 「ドラッケンの先人の言う“垂直に突き立つ刃であれ”か。愚かだが快い言葉だ。そして快い意志だ」



 「腕を無くし、足がもがれるような戦を、それでも征するのが我が法悦。痛みのない闘争など
 無価値で無意味だ」


 「私は内臓を掻き回され、血反吐を吐くような最悪の剣の交わりを欲している。無傷の勝利など
 恥でしかない」

 「お主の顔を、命と魂を愛でてやろう」

 「貴様が消えた後の虚無が、私の望みだ」

125 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/16 14:44
……『クリスマスに、自分の誕生日に、好きになった彼と一緒にいたい』。
その程度のささやかな願いさえも、神様は叶えてくれなかった。
不謹慎な話ですけど―――わたしたちが「テロリスト」って便利な呼び方で呼んで、
駆逐してきた人たちの気持ちが………ちょっとだけわかったような気がしました。



126 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/18 02:09


127 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/22 01:06

もし上げたら殺すわよ(あくまの微笑

128 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/23 01:33
てす

129 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/23 01:34
てす

130 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/23 01:53






131 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/24 00:23
テスト

132 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/24 00:24
テスト

133 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/24 01:43

    ,.'´ iVヾヽ  ※
    ト、イメ~"ヾ〉 /
    !`(!l.゚ ー゚ノlL/
    l⊂)j吊!!づ
   (( // ll|リ
      `じ'ラ′

134 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/24 01:46

    ,.'´ iVヾヽ  ※
    ト、イメ~"ヾ〉 /
    !`(!l.゚ ー゚ノlL/
    l⊂)j吊!!づ
   (( // ll|リ
     `じ'ラ′


135 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/24 02:09
>>706 このスレだめだ
と、貴様は言ったが――――見てみろ、これが全てだ。
いま現に、このスレは完走まで残り十を切っているではないか。

ダメなやつだが、なんとかする。
それが俺達、それがこのスレだったということだ。
……そうだろう、千鳥?


                        ―――だから、君も絶対に諦めるな。
                              そう教えてくれたのは君だろう、千鳥?



……正直、ここまで遅れに遅れた事は弁解の余地もない。
ただ――間に合ったのは、よかったというべきか。

>レナードへの敗戦関連
それから――この度の敗戦の事に関しては、大方>また別の機会に回答の場を設けたい。
納得はいかないかもしれないが――その辺はまた、地下を航行中の<デ・ダナン>で聞こう。

>>708 式森
………まずは、とにかく両手を大きく広げて、落ち着かせるように、抱きすくめるように近づく事だ。
いくらそちらの…宮間、だったか? 彼女が暴れているようでも、
向こうがお前の事を憎からず思っているようなら、抱きしめられる事を嫌がりはしないだろう。
そして、向こうが気を許したら――


隠し持っていたスタンガンを使え。

いくら魔法使いといえども、身体強度は常人とそうは変わるまい?
なら、これで効果的かつ穏便に事は片づくわけだ。

俺もやけを起こしてクラマの所へ行こうとした千鳥を、この方法で一時は
大人しくさせることに成功している。経験者の言として、拝聴の価値はあると思うが?

………結局、顛末はあの通りだったがな。
もう、二度とあんな事にさせはしない…!

>>715 一度きっちりシメといた方が…
………何故だ?
一度校内全域にフルモンティ・バクテリアをばら撒いてしまった、
あの事件の事は確かに俺の失態だった。もちろん反省はしているぞ?
林水先輩も、そのときの皆の心理を逆手にとってああいう放送をしてくれたのだろうが…


……それに多分、もう俺はあの学校には戻る事はないだろう。
千鳥を送り届けたら……それで、全て終わりだ。
『陣代高校二年四組・出席番号四十一番の相良宗介』は。
それが……俺がいままで危険に曝し続けた彼等の怒りに対する、せめてもの誠意だと思うのでな。

>>723ほか 千鳥
>改造人間だって、あんな超人通り越してるパワーないわよ。
>あんたは、蹴り一発で巨大ロボを蹴り倒す仮面ライダーを見たコトがあるの?
>とにかく、しっかりしなさい! プロフェッショナルの相良宗介軍曹殿!
……いや、君の言う事も確かに理解しているつもりだ!

それに、これはロボット乗りスレ基地の大十字のツテで聞いた話だが――
キックでこそないが、手刀の一撃で80メートルもある破壊ロボを切り裂く改造人間や
30メートルの大きさのロボットをパンチの一撃で沈める執事もいるという話だ。
プロであるからこそ、様々な伝聞には注意を払わねばなるまい……!?

>しかも――スラッグ弾って何よ。ダムダム弾の親戚みたいなもの?
>まさか国際条約違反とか、そんなのじゃないでしょーね!
>もし、もし薬物汚染とかのおそれがあるものや、まして劣化ウラン弾なんて使ったら承知しないわよ!?
――いや、劣化ウラン弾など散弾銃の弾には使えん。撃つ方も危険だ。
それと、スラッグ弾というのは――単純に言えば、拡散しない、ショットガン用の一粒弾だ。
人間と違って、熊のように毛皮が分厚い生き物の場合、小さな散弾では殺傷力が低すぎて効果がない。
だから、そうした大型獣の狩猟用と猟師達の間でも使われているのだが――ま、待て! それで何故殴る!?

(>716で立ち去る熊を見て)
……それに、熊自体生きていたではないか。
スラッグを打ち込まれて生きていた上に武装し、人語まで解する。
君が考えているより、あの熊はずっと危険だったような気がするのだが…(汗

>>727 目玉焼きには何を?
……塩で十分だ。 いつもそれほど過剰な味付けはしないほうでな。
そういえばあの大佐殿の留学の折、大佐殿と千鳥が
醤油とソースどちらをかけるかで口論になって遅刻しかけた事もあったな……
(アニメふもっふ「女神の来日(受難編)」参照)

……もう過ぎた事だ。感傷的になってどうする、相良宗介…!

>>728-729
……どちらも、現実性にはなはだ欠ける話だな。
ASではそもそも、複座式というのはあまり実用的ではないからな。
陸上自衛隊の九六式という例外もあるが、二人目を載せるようなデッドウェイト&スペースを作るようでは
とてもM9クラスの機動など無理な話だろう? <ベリアル>どころかZy-98<シャドウ>相手でも危なくなる。
ラムダ・ドライバ戦に持ち込む前に、通常戦の時点で無視できない大きな不利を抱え込む事になるぞ。

まして、武器などに乗せる? 論外だ。
集中力の隙間云々は解決できるかもしれないが、それでは危険度が大幅に上がる。
分業先が死んでしまっては、分業の意味もないではないか。
ましてそんな物に千鳥や大佐殿を乗せるだと? 冗談はやめてもらおう。

>>731 大事な物は失ったとき初めて気づく
……ああ、まさにその通りだ。
失う前から分かっていた千鳥だけではない。
これまで俺を包んでいてくれた馴染みの街、学校、そして友人達。
俺の巨大なる後ろ盾であった<ミスリル>――それに戦友や、カリーニン少佐も。
そして、最強の相棒だったアル――<アーバレスト>も。

今の俺は何もない、完全な一人ぼっちだ。
だが、それでも俺は諦めるつもりなどない。

全ては、彼女の為に。
彼女が愛した、千鳥かなめをかたちづくっていた世界全てを救うために。

>>733 レナードと林水の会談は?
……確かにあの二人は天才だ。
だが、少なくとも先輩は、あのような奴に諸手を上げての賛同など絶対にするまい。
先輩の人格は、この10ヶ月の付き合いで熟知しているつもりだ。

――そして、その会談は起こりえない。
二度と先輩達が生きる世界に、俺が連中を関わらせたりしないからだ。

>>735 略奪するぞゴルァ!
――略奪?
一度はクルツが謝罪に行ったが――――千鳥のほうにも責任がなくもないが――
だがそれでも千鳥を奪うというなら、話は別だ。
千鳥は、絶対にやらん。誰が相手でもな!

>>743 俺の故郷
………分からんな。なにぶん、物心つく前の話らしいし。
実際物心ついたときにはもう、俺は暗殺者という名のマシーンだった。

そんな俺を少しでも人間らしくしてくれたのが、“バダフシャンの虎”マジードと、カリーニン少佐だ。
俺にとっての故郷であるアフガンで、あの二人に受けた恩は忘れられんからな…。
それに過去はどうあれ、俺はこうして『相良宗介』としてここにいる。それでいいではないか。
重要なのは過去よりも今、そして、これからなんだからな。

>745 秋ですねえ、ビッ栗するような体験は?
……すまない、もう冬になってしまった。 ついでに君のその物言いもやけに寒々しい。
ビックリするような事…? 無論、今回(オン・マイ・オウン)の一連の事件だ。
……まさに青天の霹靂、だったからな…

>758 異性との間に友情は成立すると思いますか?
………そうあって欲しい、というのが、正直なところか…。
一月のあの会合に大佐殿と一緒に出席した(短編七巻「老兵達のフーガ」参照)時も思ったが、先のクリスマス
(長編六巻「踊るベリー・メリー・クリスマス」)で大佐殿にああ言って以来、何かと気まずかったからな…
ああいうことがあった後でも、友人として普通に接する事が出来ればいいと思ってはいるのだが。
あのボーダ提督方との大騒ぎの後、緊張は少しばかりほぐれた気がしたが…うぅむ。

>772 かなめの未来予想図
>775 レナードに操を…
(全部言い切る前に、>772と>775の頬にグロックと454カスールを押しつけて)
……貴様ら、それ以上言ってみろ。
そのよく動く口が、二度と使い物にならなくなるぞ?

―――そんな事には、絶対にさせん。絶対にだ。


>776 アーマードコアに乗るなら?
ASとACでは操縦系統が違うからよく分からんが……
やはり、二足歩行だな。
ASの基本設計コンセプトである汎用性という点にも沿っているし、何より感覚的にも慣れているので。


136 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/24 17:49
test

137 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/24 17:50
テスト
テスト

138 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/24 17:51
テスト
テスト
テスト

139 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/24 22:41
クリスマス

140 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/25 01:49
(突如、監視カメラの映像がスクリーンに写され)

ナレーション「一方そのころ―――」


(※良い子はメール欄を見てくれよ!)




かくて世紀の大悪事、かけて銀河を駆け渡る。ハードな悪党邪にキメて、
外道で笑えばHappyじゃないか、誰が呼んだかデビルサターン
Be happy!Gaddes ser!
どでかい悪事をワルだくむ!


      ヌキアシサシアシ シノビアシ  ヌキサシサシアシ シノビアシ
       ∧ ∧ ∧ ∧    ∧ ∧ ∧ ∧   ∧ ∧ ∧ ∧    ∧ ∧ ∧ ∧
      (゚Д゚ ≡ ゚д゚)    (゚Д゚ ≡ ゚д゚)   (゚Д゚ ≡ ゚д゚)    (゚Д゚ ≡ ゚д゚)
        ./ つ つ      ./ つ つ     ./ つ つ      ./ つ つ
・・・・・〜(_⌒ヽ      〜(_⌒ヽ     〜(_⌒ヽ      〜(_⌒ヽ
        )ノ `Jззз       )ノ `Jззз       )ノ `Jззз      )ノ `Jззз


(BGM:♪ででん、ででん、ででんででんででん♪と、泥棒御用達の
 ピンクパンサーのテーマ)

(※知らない人はお父さんお母さんに聞いてみよう!)


さぁて、ウィスパードイーターの居るホールっちゅうんは此処か。
……つうか何時かのミスコンホールかい。忘れもせえへんわンな所。
そういえば、ワイ等の方は全員ちゃんと揃っとるやろな?
ちょっくら点呼とって見るかい。番号!

NO,1「1」
NO,2「2」
NO,3「3」
NO,4「4」
NO,5「5」
NO,6「6」
NO,1「7!

  _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
  ⊂彡☆))Д´) >>NO,1


アゴゥ…ってドツきおったな!?
おとんにもドツかれた事ないのに!

NO,6「隠密行動中に大声立てる馬鹿がいるか、アホ」
NO,5「自分で点呼とって数増やす馬鹿がいるか、バカ」
NO,3「それにお前、位置的にはいかりやポジションだろうが」
NO,2「志村ポジションもやってどうする」
NO,4「というかおとん誰だ」

オドレら…そないな理由でリーダーのワイをドツいたんかい…。
ああ、もうわーった、わーった。今度はしっかりやるから堪忍せいや。
ほないくで、番号!

NO,1「1」
NO,2「2」
NO,1「3!
NO,4「4」
NO,1「5!

「「「「「・・・・・・・」」」」」

    パーン _, ,_  パーン
パーン_, ,_  ( ・д・)  _, ,_パーン
  ( ・д・) U☆ミ (・д・ )
   ⊂彡☆))Д´>1 ☆ミ⊃  パーン
    , ,∩彡☆ ☆ミ∩, ,
  (   )  パーン (   )
 パーン      パーン

⊂⌒~⊃。Д。)⊃ お、オドレら恨みでもあるんか…。

「「「「「ああ、デビルサタンだからな」」」」」

サタンじゃあ、仕方ないのう( ´∀`)…ンなわけあるかい。

(むくり)
ま、ツカミはオッケーちゅう事でそれは置いといてやな。
…後でキッチリ話し合うのはそりゃ当然やが。
レナウンとかいう兄ちゃんからもろた情報によればや。
ここの目と鼻の先…おーおー、アレやな…でボンクラどもがパーティーやらかしとるゆう話。
それもウィスパードっちゅう、レアもんの地球人がメインでのう。
「…というか看板にデカデカと書いてなかったか?」
「広告にも出てたしな」
「ガデス様からの命令もあったし」
「しかもレナウンじゃなくてレナードだろ」
「あのいけすかねえ地球人な」

ハーーーゴチャゴチャとやかましいわ!
ンな細かい経緯をぼやかずにこれから作戦を聞かんかいボケー!

ゲフン…あー、ちゅうことで今回はスニークミッションという訳や。
むかっ腹立つ話やが、正面からやとまた凹されかねん。
足音は立てず、迅速かつ隠密に襲撃するんがココでのたしなみ、
はしたない無限バンダナなど装備しよう筈がないっちゅう訳でのー。
で、オドレラ準備はええか?ちょいと確認とるで。

「見取り図」         NO,6「インプット完了」
「光学ステルス」      NO,3「ほっかむりとマジックヒゲの完全装備」
「暗視ゴーグル」      NO,2「とっくの昔に義眼じゃよ」
「その他潜入ツールは」  NO,4「唐草模様の風呂敷の中」
「そうは言うがな、大佐」  NO,5「性欲をもてあます」

ウエヘヘヘ、EXELLENT…!(閣下
流石はバブルガムブラ…もといアマルガムとかゆう所から入手した潜入装備や。
ワイ等ギャンドラーにもフィットするBe Cool…な仕様になっとる。(グリニデ

ほな―――
ウィスパード、ゲットやで!


(※警備用の隠しカメラには全く気づいていないようだが)

141 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/25 02:51
げえっ!?
ジャーンジャーンジャーンと関羽が増援でやってきそうなまでに、
いや、ちゅうかそれよりも明らかに恐ろしい憎いヤツ。
その名は、その名は、その名は、その名は――――

「「「「「「ゲェーーー!? グランドコンボイ!?」」」」」」

(…肉襦袢と言いそうになったのは秘密や)
(おいおい、どうするんだよ?)
(戦力差は圧倒的じゃねえか、我がじゃない軍は)
(シッ!気取られるで!まぁココはわいにまかしとき。
 ワイにもええ考えがある)

はっはっは、いや奇遇やのぅ。コンボイ司令官。
あ、ワイら?
これからパーティーにコントやりに潜入…ゲフンゲフン、もとい参加する所やさかい。
あーアレや。どこや。ココ山岡や。

(うわ寒っ)×5

折角のクルシメマス、やのうてクリスマスやからのぅ。
ボランティア代わりに芸の一つでも披露したろかい、ちゅう事になった訳や。たった今
あー、今の?
無論ネタや、ネタ。コントの打ち合わせの最中やっただけやで。

NO,1「それに、や。元々ココは戦闘行為はご法度となっとる。
 それはワルのわい等や、ヒーロー面のオドレラも例外やあらへんやろうのー」

(クルン、と交代

NO,2「それとも、ま・さ・か、な?
 天下のサイバトロン司令官サマがルールを破るっていうんじゃないだろうなあ?」

(クルンと同じく

NO,3「ともかく、今回俺達は普通にパーティー参加なんでな。
   黙って見過ごしてくれよ」

(クルンと以下同文

NO,4「ま、そういう事だ」

(クルンと以下略

NO,5「ここは大人しく」

(クルンと(略

NO,6「引いておくのが」
(クルン(ry
2「互いの」
(ry
1「ためや」
(ry
3「で」
(r


これぞ必殺、
ローテーショントーク!!
(ヘッヘッヘ…グウの音もでえへんようやな?
 流石頭脳労働担当のワイや、グラコン相手でもなんともないで。
 ほなこれでトドメといこかのう。いや、今回は別に殺らへんが)

ほな、続きまして。
歌舞伎団十郎トォーク!!


 カン、カン!      「イヨーウ!」   ポン!
  カカン、カン!                  ポポン!

     ∧∧
    ( ゚Д゚)
   ⊂○ ○ヽ                
     |  | ̄
     / /\\             
     / /  > /
   (_)  >

  あー〜、そぉーれぇーぬぃー――――

…まぁこれはココまでしか完成しておらへん罠やが。

「「「「「なら最初からやるな!!」」」」」

142 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/25 02:53
>>続き
…とまあ、コレはツカミでの。
何の芸やと?
ああ、まー折角や。念には念を…もとい、信用の証拠として今みせたる。
で、芸はな、えー

(えーと、えーと…)



(ぽく、ぽく、ぽく、



(チーン!


ドツキ漫才や。
例えばこう、手頃な手足担当(NO,4)を二人一組で引っ掴んで一気に壁へと―――
ほな、ワイの為に逝ってこんかーい!



|                /   |
|            / ミ |
|              / ミ   |
|     \、_,ノ     、_/  |
|     _,ノ  ∧__∧ (   |     ガン!!       ∧∧
|     `) ('ヽ、   ))  ___──                        (゚Д゚,,);====
|         ヽ   /      ̄ ̄ ̄                      ⊂⊂ヽ ノ ====     (´´
|            / ,- ヽ   ̄ ̄ ̄──                      ヽ )つ 〜〜 (´⌒(´
|    '⌒)(__,/ ヽ__)(`   |                                し
|    /'        '^\   |



あー…アカンのう。
まだ勢いちゅうか、こう、ノリが足らんな。
回復にはまだ時間が必要…

(ムクリ

NO,4「ほほう?イイ"作戦”だな、“リーダー”さンよォ…!(ビキビキィ」

あ、
(手頃な頭担当(NO,1)を二人一組で引っ掴んで一気に以下略

「「お前も逝ってこーい!!」」




    ∧∧
  (゚Д゚,,);====
  ⊂⊂ヽ ノ  ==== (´´
     ヽ )つ 〜〜 (´⌒(´
     し

う〜おぉ〜

(ノロノロ

ぐぅー〜あ〜〜で〜〜す〜すぅ〜〜〜わぁ〜〜〜むぅ〜〜あ〜〜〜〜

(ノロノロ

ぅおぅぉ〜〜てぅぁ〜すぅ〜け

(ノロノロ


|  |
| ‖          ノノノノ -__「「「「「いいからとっとと行け!」」」」」
| ‖         (゚∈゚* )  ─_____ ___
|∧ 从ノ    (ミ_(⌒\ ヽ _ ___
( (≡ ̄ ̄ ̄ ̄三\ ⌒ノ ノ)
|(つWつ  ̄ ̄\  ⌒彡)   ノ =_
| \つ-つ     \,__,ノ ノ
|  | )       / / ≡=
|  |       / ノ      ____
|  |        /ノ _─ (´⌒(´
|  |        ミ/= (´⌒(´⌒;;


⊂⌒~⊃。Д。)⊃ …誰や、今蹴ったん。


「「「「「さあ?」」」」」

(ヨロヨロ


……まぁ、ちゅうことや。
この体を張ったコントのリハの最中でのう。



(…絶対無理あるよな)×5

143 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/25 02:59
>>222 サンタさん
……。

君は今年一年、いい子にしていたかな?
パパとママの言う事をちゃんと聞いて、お手伝いも頑張ったかな?

―――そうか。いい子だ。
サンタさんはキチンと君の行動を見ているから、きっと目が覚めたら素敵なプレゼントを
枕元に置いておいてくれるだろう。だから安心して眠るといい。
メリー、クリスマス。



 【12月25日AM3:00】

 (ちゃらっ・ちゃらっ♪【侵入音】)


―――まったく。最近の家屋は煙突が無くて困るな。
いや、服が煤だらけになるのも、それはそれで困りものなのだが。
窓を割っては泥棒と間違われるし、そうかといって壁をすり抜けてはプレゼントを持ち込めん。
結果として、こうして10秒で玄関をピッキングして侵入する羽目になる。
さて、この子の欲しいモノは特撮モノの剣か。
まあ私の手に掛かれば、市販の物などよりも余程本物らしい物を用意することなど造作もないが。

……しかしこの子の部屋にも、リビングにもクリスマスらしい飾り付けが何もされていない。
不憫な事だ。大方両親が忙しく、ロクに祝いも出来ないのだろう。
仕方あるまい。
少々サービスをしておくとしようか。


       我がツリーは捩れ狂う
     I am the bone of my sword...

                      クリスマスツリー
                     飾り付けられた樅の木!

(イメージ画像:ttp://phantom002.sakura.ne.jp/fate/img/Another_626.jpg)

凛に頼まれて試してみた甲斐もあったな。
いいクリスマスを過ごせよ、少年。



            ――――そうして。
                  少年の部屋にはプレゼントとツリーが残され、
                  それを発見した両親は、
                  銃刀法に抵触するプレゼントを警察に届け出ましたとさ。





【舞台裏・アーチャーの本音】

(イメージ画像:ttp://shorthope.sakura.ne.jp/ill_html/rakugaki32.html)

―――やれやれ。本来ならば聞かぬつもりだったのだがね。
あんな笑顔でサンタ呼ばわりされては聞き入れぬわけにもいくまい。
つくづく私も甘いな。


ああ、オレとて最初は信じていたさ。
瞼の裏に焼きついた衛宮切嗣の町内会サンタ役姿に憧れ、
自分も切嗣と同じ正義の味方なのだから、クリスマスにはよい子にプレゼントを届けねばならんとな。

だが実際はどうだ。全国に子供など数万と居るし、一晩で回る事など不可能だ。
そもそも全国にサンタを信じている子供が何人居る?
全体の10%に満たないとしても、彼らは全国に散らばっている。
目に映る範囲でも点在していたし、更には信じているかどうかを確かめる術もなかった。
届けられるのは精々百件程度、圧倒的に貰えない子供の方が多い現実を突きつけられた。
頑張れば頑張るほど、希望を踏みにじられる存在は増え続けていった。
これほど己の無力を嘆いた事は無かったよ。


……ある年のクリスマス・イブの事だ。
オレは例によって少年少女の希望するプレゼントを買う為に奔走していた。

―――ふと、ショー・ウィンドウを見たんだ。
間に合わぬと、全ては届けられないと諦観と無念で憔悴しきった自分と、
その後ろで楽しそうに、心底楽しそうに、イチャつくカップルの姿を見たんだ。

愕然としたよ。
ああ、なんでオレはこんな無駄な事をやっているんだ、とね。
いや、薄々感付いてはいたのだろう。
12月に入ると同時に一日の休みもなく、プレゼントを買う為に日払いのバイトを詰めていたはいいが、
似たような者達は全員彼女にプレゼントを買う為に働いていた。
周りからは何度も訊かれたさ。

「エミヤ、おまえそんなにバイト入れてるけど、クリスマスに婚約指輪でも買うのか?」

とな。
どうして答えられる。自分はサンタなので子供達へのプレゼント資金です、などと!
理想は遠く、気恥ずかしく、自分だけが分かっていればいいと沈黙で答え続けた。
オレは一度として彼女とクリスマスなど過ごした事はなかった。
いつだって子供達の為に奔走するクリスマスだった。
それで

「わたしと子供達、どっちが大切なんですか、先輩!」

と詰め寄られ、離れていった彼女も居たよ。
でも止められなかった。
だってそうだろう?
それを認めては、今までそれで別れてきた彼女達がなんだったのか、
分からなくなってしまうんだから。

ああ、そうだ。違う。
俺が信じてきた正義の味方は、サンタクロースは!
こんな憔悴しきったオレなどでは、断じてない!

クリスマス・イブは彼女とデートをし、
夜になれば速やかに全員にプレゼントを届ける存在の筈だ。
そんな甘い夢を犠牲にしてまで、走り続けたオレは一体なんだったのだ!


……英霊となってからもそれは変わらなかった。
もうどうしようもなかった。どうしたって自分は変えられない「存在」になってしまっていた。
延々と見せ付けられる。
意味もなく盛るカップルを、意味もなくイチャつくカップルを、意味もなく引っ付くカップルを!
そしてどうやっても届けきれない無数のプレゼントを!!

だから殺したさ。
年末調整とかこけて世に下れば、その場に居たカップルは速やかに全員殺した。
事のついでだからと、カップル滅殺の為に街一つ焼き払った事もある。
それでも変えられない。
サンタクロースのエミヤシロウはどうやっても変えられない。
未来永劫自分の愚かさを、間違いを見せられ続ける。
届け切れなかった無念と一緒に。



だからな、君ら。
クリスマスの私の前に立つな。
邪魔をすれば殺す。目の前で盛っても殺す。
私が必死になってプレゼントを届けているときに、イチャついていれば無理矢理殺す。
いいか、死にたくなくば――――


           クリスマスのエミヤに近付くな。



                             (こんな現実、あっていい筈がない

144 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/25 03:05
>>222 サンタさん
……。

君は今年一年、いい子にしていたかな?
パパとママの言う事をちゃんと聞いて、お手伝いも頑張ったかな?

―――そうか。いい子だ。
サンタさんはキチンと君の行動を見ているから、きっと目が覚めたら素敵なプレゼントを
枕元に置いておいてくれるだろう。だから安心して眠るといい。
メリー、クリスマス。



 【12月25日AM2:00】

 (ちゃらっ・ちゃらっ♪【侵入音】)


―――まったく。最近の家屋は煙突が無くて困るな。
いや、服が煤だらけになるのも、それはそれで困りものなのだが。
窓を割っては泥棒と間違われるし、そうかといって壁をすり抜けてはプレゼントを持ち込めん。
結果として、こうして10秒で玄関をピッキングして侵入する羽目になる。
さて、この子の欲しいモノは特撮モノの剣か。女の子のくせに勇ましい事だ。
尤も最近の特撮はビジュアルに凝っているらしいから、この子が欲しがるのも無理はないようだがね。
まあ私の手に掛かれば、市販の物などよりも余程本物らしい物を用意することなど、造作もない。

……しかしこの子の部屋にも、リビングにもクリスマスらしい飾り付けが何もされていない。
不憫な事だ。大方両親が忙しく、ロクに祝いも出来ないのだろう。
仕方あるまい。
少々サービスをしておくとしようか。


       我がツリーは捩れ狂う
     I am the bone of my sword...

                      クリスマスツリー
                     飾り付けられた樅の木!

(イメージ画像:ttp://phantom002.sakura.ne.jp/fate/img/Another_626.jpg)

凛に頼まれて試してみた甲斐もあったな。
いいクリスマスを過ごせよ。



            ――――そうして。
                  少女の部屋にはプレゼントとツリーが残され、
                  それを発見した両親は、
                  銃刀法に抵触するプレゼントを警察に届け出ましたとさ。





【舞台裏・アーチャーの本音】

(イメージ画像:ttp://shorthope.sakura.ne.jp/ill_html/rakugaki32.html)

―――やれやれ。本来ならば聞かぬつもりだったのだがね。
あんな笑顔でサンタ呼ばわりされては聞き入れぬわけにもいくまい。
つくづく私も甘いな。


ああ、オレとて最初は信じていたさ。
瞼の裏に焼きついた衛宮切嗣の町内会サンタ役姿に憧れ、
自分も切嗣と同じ正義の味方なのだから、クリスマスにはよい子にプレゼントを届けねばならんとな。

だが実際はどうだ。全国に子供など数万と居るし、一晩で回る事など不可能だ。
そもそも全国にサンタを信じている子供が何人居る?
全体の10%に満たないとしても、彼らは全国に散らばっている。
目に映る範囲でも点在していたし、更には信じているかどうかを確かめる術もなかった。
届けられるのは精々百件程度、圧倒的に貰えない子供の方が多い現実を突きつけられた。
頑張れば頑張るほど、希望を踏みにじられる存在は増え続けていった。
これほど己の無力を嘆いた事は無かったよ。


…………ある年のクリスマス・イブの事だ。
オレは例によって少年少女の希望するプレゼントを買う為に奔走していた。

―――ふと、ショー・ウィンドウを見たんだ。
間に合わぬと、全ては届けられないと諦観と無念で憔悴しきった自分と、
その後ろで楽しそうに、心底楽しそうに、イチャつくカップルの姿を見たんだ。

愕然としたよ。
ああ、なんでオレはこんな無駄な事をやっているんだ、とね。
いや、薄々感付いてはいたのだろう。
12月に入ると同時に一日の休みもなく、プレゼントを買う為に日払いのバイトを詰めていたはいいが、
似たような者達は全員彼女にプレゼントを買う為に働いていた。
周りからは何度も訊かれたさ。

「エミヤ、おまえそんなにバイト入れてるけど、クリスマスに婚約指輪でも買うのか?」

とな。
どうして答えられる。自分はサンタなので子供達へのプレゼント資金です、などと!
理想は遠く、気恥ずかしく、自分だけが分かっていればいいと沈黙で答え続けた。
オレは一度として彼女とクリスマスなど過ごした事はなかった。
いつだって子供達の為に奔走するクリスマスだった。
それで

「わたしと子供達、どっちが大切なんですか、先輩!」

と詰め寄られ、離れていった彼女も居たよ。
でも止められなかった。
だってそうだろう?
それを認めては、今までそれで別れてきた彼女達がなんだったのか、
分からなくなってしまうんだから。

ああ、そうだ。違う。
俺が信じてきた正義の味方は、サンタクロースは!
こんな憔悴しきったオレなどでは、断じてない!

クリスマス・イブは彼女とデートをし、
夜になれば速やかに全員にプレゼントを届ける存在の筈だ。
そんな甘い夢を犠牲にしてまで、走り続けたオレは一体なんだったのだ!


……英霊となってからもそれは変わらなかった。
もうどうしようもなかった。どうしたって自分は変えられない「存在」になってしまっていた。
延々と見せ付けられる。
意味もなく盛るカップルを、意味もなくイチャつくカップルを、意味もなく引っ付くカップルを!
そしてどうやっても届けきれない無数のプレゼントを!!

だから殺したさ。
年末調整とかこけて世に下れば、その場に居たカップルは速やかに全員殺した。
事のついでだからと、カップル滅殺の為に街一つ焼き払った事もある。
それでも変えられない。
サンタクロースのエミヤシロウはどうやっても変えられない。
未来永劫自分の愚かさを、間違いを見せられ続ける。
届け切れなかった無念と一緒に。



だからな、君ら。
クリスマスの私の前に立つな。
邪魔をすれば殺す。目の前で盛っても殺す。
私が必死になってプレゼントを届けているときに、イチャついていれば無理矢理殺す。
いいか、死にたくなくば――――


           クリスマスの英霊エミヤ守護者に近付くな。



                             (こんな現実、あっていい筈がない

145 名前:◆1FKfVrid6U :04/12/25 05:38
クリスマス特別ドキュメンタリー イベントホール警備カメラ24時!!
〜闘え!大地激走車両!
       サンタじゃないよ、サタンだよ編〜

(デビルサターン6&グランドコンボイによるノンフィクションコント)

>>521 >>525 >>529
>>561 >>565 >>566
>>569 >>578 >>590 >>593

146 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/25 06:11
「――ぅあ」

あたしは、目をあけた。
くそ……頭が痛い。
記憶が……ああ、何が起こってるの?
会場は吹っ飛んでるし……。

「大丈夫か、千鳥」

声をかけられた。
聞きなれた……ああ。ソースケね。
朦朧とした意識の中、あたしは答える。

「ああ、うん」

そのまま、あたしはゆっくりと空を見上げる。
ホールの天井がなくなって、綺麗な星空が見えた。
前に北朝鮮で見たのと同じ――空。

「ねえ、ソースケ」
「……なんだ、千鳥?」
「あたしはね、良かったよ」

夢か現か。
その境すら曖昧ななかで、あたしは呟く。

「楽しかった。
 みんなと一緒に馬鹿騒ぎしたこの5ヶ月。
 凄く。

 ああ、だからね。
 あたしは思ってるのよ。
 凄くいい5ヶ月だった。
 凄くいい仲間だった。
 凄く……楽しかった」

そこから先の言葉が思いつかない。
感謝? 称賛? ……どれも違う。
考えて。
そして、答えは単純な物だった。

「ねえ、ソースケ」

あたしは、その答えを口にする。

「あたしね、本当に大好きだよ……みんな」

そこで、あたしの意識は闇に落ちた。







数時間後。
本当に意識を取り戻したかなめの手によって、

「あんたしかこんなことする奴いないでしょ!!」

と宗介はけたぐり回されることになるのだが。
それは別の話で。


少なくともそれまでの数時間。
二人は、廃墟でたった二人きりで、星の光に照らされながら、並んで。

素敵な夢を見たのだった。

147 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/25 06:37
>>597
始めは緊張した面持ちのテレサさんだったけれど、そのスピーチは堂に入ったものだ。
こういうことに熟れているうな、そんな印象。
会場が拍手で沸く中、マイクはかなめさんへと手渡され、


>>598
爆音

閃光

そして衝撃。

一瞬で戦場と化すパーティ会場。

ああ、そうか。
陣代高校の人達って、こういう人達なんだったっけ。
先に帰った志摩子さん、まさかこれを見越していたんじゃないでしょうね!?

あっ、何かこっちに転がってき―――



                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                    \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
                         ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´




148 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/25 06:55
>>599
"それ”が由乃さんの目の前で、炸裂しようとしたその時、私はとっさに由乃さんの事を庇った。

「よ、由乃さん大丈夫?し、しっかりして!」

どうやら由乃さんは、ショックで気絶しちゃったらしい……
私は由乃さんを背負い、この場から逃げ出そうと必死だった。

「よいしょっと……由乃さん、大丈夫だからね?
 私が、令さまやお姉さまのいる所まで、送るから……」

そう決意して、出口を目指すも、私の力では直ぐに限界が来た。

「はぁ……はぁ……由乃さん、大丈夫だからね……」

──とその時、私の目の前に"それ”が落ちてきた。
あぁもうこれまでなんだ……私はそう思ってしまった。

──ごめんね由乃さん、ちゃんと令さまのところに連れて行ってあげられなくて……
   ごめんなさいお姉さま……一緒に年越し出来そうにないです──



149 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/25 07:04
>>599
"それ”が由乃さんの目の前で、炸裂しようとしたその時、私はとっさに由乃さんの事を庇った。

「よ、由乃さん大丈夫?し、しっかりして!」

どうやら由乃さんは、ショックで気絶しちゃったらしい……
私は由乃さんを背負い、この場から逃げ出そうと必死だった。

「よいしょっと……由乃さん、大丈夫だからね?
 私が、令さまやお姉さまのいる所まで、送るから……」

そう決意して、出口を目指すも、私の力では直ぐに限界が来た。

「はぁ……はぁ……由乃さん、大丈夫だからね……」

──とその時、私の目の前に"それ”が落ちてきた。
あぁもうこれまでなんだ……私はそう思ってしまった。

──ごめんね由乃さん、ちゃんと令さまのところに連れて行ってあげられなくて……
   ごめんなさいお姉さま……一緒に年越し出来そうにないです──

──暫くたっても"それ”は爆発しない……どうやら不発に終わったようだ……
   私はその後も必死に歩いて歩いて歩き続けた……
   ふと気がつくと、いつの間にか薔薇の館についていた。

──もう2度とこういう騒動は勘弁して欲しいです……マリアさま。最後はそう呟いた……

(退場)

150 名前:◆1FKfVrid6U :04/12/27 00:01
俺、グリムロック!編集終わったビデオ持ってきた。
しかし、助け呼んでた奴には悪いことした。今反省している。
だが、俺謝らない。

クリスマス特別ドキュメンタリー イベントホール警備カメラ24時!!
〜闘え!大地激走車両!
       サタンじゃないよ、サンタだよ編〜

【デビルサターン6&グランドコンボイによるノンフィクションコント】

>>521>>525>>529>>561>>565>>566
>>569>>578>>590>>593

【おまけ:野望潰えるのも私d…アシュラ様だ】
>613


151 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/29 03:51
>>268
『・・・・2人はオレ達みたいに戦い慣れしていない。
大広間の状況を見せたくないから、二人と話したい言っていうなら
クロワの方がこっちに来てくれないか?』

プリンスが扉から顔を出し、OKの返事を遣す。
俺が顔を見せろつったんだし、俺がそっちに行くのは、問題無い。

「戦い慣れてない…って、事はつまり、血やら何やらは見慣れてないって事か…。
 それなら確かに、大広間ここの状況は見せない方がいいわな。」

そんな言葉を、返答代わりにしつつ…
破片なんかを踏み砕きながら、扉の方へと歩き出した。

>>271
ジークの横をすり抜けて、扉の向こうへ行こうとした時…
嘔吐する時、出るような音がした…そして。

              ―――コツン。

「痛っ…何だ?」

右腕の肘辺りに、何かが当たった。
床に転がった、《それ》は鉛の弾…。
こいつは、もしかすると…ジークの身体で止まった弾…か?
……全く…摘出すんのが、楽でいいねぇ。

「おいおい、驚かせんなよ…。
 まぁ、大して痛ぇって程でもねぇから気にはしねぇが。」

俺は、ジークにそれだけ言い、扉を少し押し開けて、廊下へと出た。

移動:玄関前大広間→1F廊下

廊下で、まず目に入って来たのは…シスターっぽい格好をした金髪で、ヘアバンドをしている少女(?)…
いや、美をつけるべきか?…ま、それはどうでもいい。
その少女(?)が、何でか、その身に不釣合いなポールアクスを振り回してる光景。

「………。」

…その、おかしな光景を見た所為か、声が出ねぇ…。
そればっかりか、口に咥えてた煙草も、いつの間にか床に落ちていた。

現在地:1F廊下

152 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/29 03:54
>>268
『・・・・2人はオレ達みたいに戦い慣れしていない。
大広間の状況を見せたくないから、二人と話したい言っていうなら
クロワの方がこっちに来てくれないか?』

プリンスが扉から顔を出し、OKの返事を遣す。
俺が顔を見せろつったんだし、俺がそっちに行くのは、問題無い。

「戦い慣れてない…って、事はつまり、血やら何やらは見慣れてないって事か…。
 それなら確かに、大広間ここの状況は見せない方がいいわな。」

そんな言葉を、返答代わりにしつつ…
破片なんかを踏み砕きながら、扉の方へと歩き出した。

>>271
ジークの横をすり抜けて、扉の向こうへ行こうとした時…
嘔吐する時、出るような音がした…そして。

              ―――コツン。

「痛っ…何だ?」

右腕の肘辺りに、何かが当たった。
床に転がった、《それ》は鉛の弾…。
こいつは、もしかすると…ジークの身体で止まった弾…か?
……全く…摘出すんのが、楽でいいねぇ。

「おいおい、驚かせんなよ…。
 まぁ、大して痛ぇって程でもねぇから気にはしねぇが。」

俺は、ジークにそれだけ言い、扉を少し押し開けて、廊下へと出た。

移動:玄関前大広間→1F廊下

廊下で、まず目に入って来たのは…シスターっぽい格好をした金髪で、ヘアバンドをしている少女(?)…
いや、美をつけるべきか?…ま、それはどうでもいい。
その少女(?)が、何でか、その身に不釣合いなポールアクスを振り回してる光景。

「………。」

…その、おかしな光景を見た所為か、声が出ねぇ…。
そればっかりか、口に咥えてた煙草も、いつの間にか床に落ちていた。

現在地:1F廊下

153 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/30 02:21

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
|  年齢的にかなり無理がある、魔法少女ジャベ(ピー音)からのお願いケロ。       |
|  このスレッドを見るときは、部屋を明るくしてディスプレイに近づきすぎないようにして  |
| 見てほしいのぢゃ。                                         |
|  我が輩の言うことが聞けぬゲスい子は、邪悪な咒式でピンポロピーだぞっ♥       |
\                                                   /
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                           \ | /
                           ─ ※ ─
                     ,.'´ iVヾヽ  / | \
                     ト、イメ~"ヾ〉 /
                     !`(!l.゚ ー゚ノlL/
                     l⊂)j吊!!づヽ
                    (( // ll|リ
                      `じ'ラ′

154 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/30 02:23

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
|  年齢的にかなり無理がある、魔法少女ジャベ(ピー音)からのお願いケロ。       |
|  このスレッドを見るときは、部屋を明るくしてディスプレイに近づきすぎないようにして  |
| 見てほしいのぢゃ。                                        |
|  我が輩の言うことが聞けぬゲスい子は、邪悪な咒式でピンポロピーだぞっ♥       |
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  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

155 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/30 02:24

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
|  年齢的にかなり無理がある、魔法少女ジャベ(ピー音)からのお願いケロ。       |
|  このスレッドを見るときは、部屋を明るくしてディスプレイに近づきすぎないようにして  |
| 見てほしいのぢゃ。                                        |
|  我が輩の言うことが聞けぬゲスい子は、邪悪な咒式でピンポロピーだぞっ♥      |
\                                                   /
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



156 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/30 02:25

 まあ、気を取り直して。
 このスレはタイトルの通り、俺とか相棒のギギナとかが好き勝手に喧嘩したり何かについて
語ったりするかも知れない場所だ。
 地下スレとも言う。


 ルールは2つ。

 ・ageるな
   メール欄に半角英数小文字で「sage」と入れておくだけだ、簡単だろう?

 ・新刊のネタバレ解禁は、公式発売日の2週間後
   例えば新刊の発売日が1月1日だとしたら、ネタバレ解禁は1月15日以降、ってことだ。

 他に細かいルールは(今のところは)定めない。
 要するに個人の良識に任せるってことだが、ルール違反者は満遍なく容赦なく、高位咒式
の練習台や屠竜刀の錆になったりするのでそのつもりで。


 以上を守れる限り、来客は大いに歓迎する。茶菓子は出ないが。
 ───こういうところから少しずつ節約しないと、ちょっと経営的にな……。

157 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/30 02:26

 まあ、気を取り直して。
 このスレはタイトルの通り、俺とか相棒のギギナとかが好き勝手に喧嘩したり何かについて
語ったりするかも知れない場所だ。
 地下スレとも言う。


 ルールは2つ。

 ・ageるな
   メール欄に半角英数小文字で「sage」と入れておくだけだ、簡単だろう?

 ・新刊のネタバレ解禁は、公式発売日の2週間後
   例えば新刊の発売日が1月1日だとしたら、ネタバレ解禁は1月15日以降、ってことだ。

 他に細かいルールは(今のところは)定めない。
 要するに個人の良識に任せるってことだが、ルール違反者は満遍なく容赦なく、高位咒式
の練習台や屠竜刀の錆になったりするのでそのつもりで。


 以上を守れる限り、来客は大いに歓迎する。茶菓子は出ないが。
 ───こういうところから少しずつ節約しないと、ちょっと経営的にな……。

158 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/31 00:18
&heart;

159 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/31 00:20
&heart

160 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/31 00:24
『&heart;』

161 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/31 00:25


162 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/31 00:27

「&hearts;」を半角で。

163 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/31 00:33


164 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/31 00:35
#hearts;

165 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/31 00:35


166 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/31 17:31

&heart;

167 名前:名無し客スナイパーカスタム:04/12/31 17:32


168 名前:ミルフィーユ・桜葉 ◆LUCKYta1h6 :05/01/09 05:38
テストします!

169 名前:涼宮ハルヒ&キョン ◆/SOSYJf.rk :05/01/10 05:22
さて。
ひとまずは一件落着したが、これで終わりにもできない。
なんたってこいつが超常現象の存在を知ったら、それだけで世界崩壊の危機だ。未だに信じられんが。
しょうがない、また一芝居うつか。

おいハルヒ、起きろ。
こんなとこで寝てると風邪引くぞ。

「う……ん。おはよ。
 ってキョン! あれ見た、あんたも見たでしょ?
 超能力! 宇宙人! その他もろもろ!
 やっぱり実在したのよ!」

あー、いや、あれは。
どう説明すればいいもんか。俺は当惑しつつ、長門の方を見た。

170 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/10 05:26
「ああっ、ようやく起きましたね涼宮さん?」
目を覚ました涼宮ハルヒに、寝覚めのお茶を差し出しつつ朝比奈みくるが声を掛ける。
服装は――何時ものメイド服ではなく、いつぞや自主映画撮影のとき着用していたウェイトレス服。

突っ伏して寝ていた、涼宮ハルヒ。
目を覚ました彼女の前に、わたしたちは三人で並んで立っていた。

「あ、あの……じつはまた、あのときみたいに映画撮りたいかなって思って。
 それでそれで、長門さんと古泉くんとキョンくんで話して、企画、かんがえたんですっ」
相も変わらずあたふたしつつも、朝比奈みくるが身振り手振りで説明する。
彼女を納得させるために、急遽構築された虚構の説明を。

これはなぜかは分からないが、涼宮ハルヒの隣にいる彼の視線が
揺れる彼女の胸部に集中するのに気づき、感情に奇妙なノイズが走る。感覚で一番近いのは低温火傷か。

『え? さっきのすごい超能力者たちのあれは?』という、予想通りの質問が帰ってくる。
「あれはあなたに見せるための、プレビュー。
 エキストラも、特殊効果もわたし達で用意した」

予想の範囲内の回答。寝起きだけにそれほどひねりがないのが救いだ。
わたしも、即座に返答する。

「やあ、どうでした? 朝比奈ミクルシリーズの第二弾。これならいけるでしょう?
 今度はより多くのエキストラと特殊効果を多めにした、前回の機軸を強化したものなんですけど」
そして、細かい説明を担当する古泉一樹。
朝比奈みくると共に、口裏合わせを事前に頼みはしたが――やはりそれなりの仕事をする。
彼の即興の口上に、前回の映画の続編という要素が乗った瞬間、朝比奈みくるがビクつくも、問題はない。
「え゙!?ちょ、ちょっと古泉くーん……

「これで一応のお膳立て――というか前回よりもっといい映画が取れると思います。
 特殊効果面が以前よりもさらに強化されてるわけですからね。
 目の前でご覧になったあなたならもう判ると思いますけど―――どうです、涼宮ハルヒ総監督?」

相も変わらずの、女性に好意を抱かれやすいと統計が出ている微笑を浮かべたまま、
古泉一樹は涼宮ハルヒにダメを押す。
あとはこれで、彼女に映画制作の存在を納得させるだけだ。

ここまで一度に捏造したカバーストーリーに、涼宮ハルヒの隣に居た彼は大口を開けて固まっていたが――

(……上手く、口裏を合わせて欲しい。あれは映画のための演出効果)
唇の動きと目で、彼に手早く訴える。

結局、涼宮ハルヒの意思決定に対する最後の鍵は彼なのだ。
今までにもうまくやってきている。今回もやるべき事はこなしてくれるはず。
その思いも込めて、わたしはアイコンタクトのあと、最後にもう一度彼に目配せした。

171 名前:涼宮ハルヒ&キョン ◆/SOSYJf.rk :05/01/10 05:48
「ん、みくるちゃんありがと。でもこれちょっとぬるいわね」

相変わらず文句を言いながら朝比奈さんの淹れてくれたお茶を飲むハルヒ。
文句言える立場か、お前は。俺なら朝比奈さんが淹れてくれたというだけで、どんな安葉でも甘露だぞ。

>「あ、あの……じつはまた、あのときみたいに映画撮りたいかなって思って。
>それでそれで、長門さんと古泉くんとキョンくんで話して、企画、かんがえたんですっ」

と説明する朝比奈さん。相変わらず魅力的だ、胸のあたりとかが特に……じゃない!
そんな話聞いてないぞ、俺は。どこでどうなってそういう話になる?

それはハルヒも思ったらしい。明らかに不信感を漂わせた目で、

「え? じゃ、さっきのすごい超能力者たちのあれは?」

と聞き返す。
そこに長門が

>「あれはあなたに見せるための、プレビュー。
>エキストラも、特殊効果もわたし達で用意した」

とフォローし、さらに古泉が

>「やあ、どうでした? 朝比奈ミクルシリーズの第二弾。これならいけるでしょう?
>今度はより多くのエキストラと特殊効果を多めにした、前回の機軸を強化したものなんですけど」

とダメを押す。ナイスコンビネーション。そして相変わらずこいつの笑顔は胡散臭いと、どうでもいいことを思う。
そして何より、俺の頭が追いついていないんだが。どうなってるんだ、長門?

俺の視線に気づいたか、目と口の動きだけで何やら伝えようとしてくる。
何を言ってるんだかはさっぱりだが、まあ、何を言いたいのかはわかる。
やれやれ。


ああ、ハルヒよ。
実は俺達のドッキリだったってわけだ。
敵を欺くにはまず味方からって言うだろ?
これでお前の演技じゃない、ナイスな表情が取れたってワケだ。
魅力的な主演女優に、魅力的な監督の特別出演。これは人気出るぞ?

「ふ、ううん。
 結局あれは全部偽者だったってことかぁ。つまんないわね。
 それにあんたら、理由はどうあれ、あたしを騙していたわけでしょ?
 詫びとして、今度喫茶店で、あんたら全員にパフェおごってもらうから、そのつもりでいなさい」

ふぅ。どうやら信じてくれたようだ。
偽者にしちまった本物の超能力者の連中には悪いが、これも世界平和とかのためだ。我慢してくれ。
俺達に安堵のため息が伝染していく中、ハルヒは高らかに声を張り上げ、ついでに拳まで振り上げて、こうのたまった。

「じゃあ、今からSOS団の本部に戻って、即編集よ!
 キョン、あんたは特殊効果と編集。いいわね!?」


――なぜか長門が記録していた一連の映像に、後付けで朝比奈さんのカットを挿入した「朝比奈ミクルの冒険・雪山宴会編」は、その構成のグダグダさにもかかわらず、
やたらとリアルな特殊効果(そりゃそうだ、本物なんだから)と朝比奈さんの魅力により、
なかなかに好評な結果を残すことができた。
ついでに、PCのMIKURUフォルダのバリエーションも増えたから一石二鳥っていうヤツだ。



これはめでたしめでたし、って言っていいのかね?

172 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/14 09:50
>>290
 指に力を入れようとした、その時…人影が割って入って来やがった。

 『おい待て! 敵意もない、武器も持たない奴に銃を向ける奴があるか!』

 はん!プリンス…そりゃ、普通の人間に対してなら、それは道理。
 それでも今、俺が銃を向けてるのは、普通の人間じゃない。
 …そりゃ、ルルーみてぇな人間らしい悪魔に、銃なんざ向けたくねぇさ…。
 だが…だからっつって、立場上何もしねぇで引き下がるなんて事も出来ねぇんだよ。

 「…退いてくれ。」

 そう言って、ズレたサングラスの隙間から、軽く目配せをしたが―――
 …プリンスは、或る一箇所へ視線を向ると固まっていた。

>>288
 シ『なんて事しやがってくれますの!もし、引き金を引いてごらんなさい!
   主に成り代わって痛い目に遭わせて差し上げますわ!』

 …プリンスが固まった原因は、これか。
 固まって、片言気味に呟いているルルーの横で
怒号と共に、鎧を持ち上げるシェラ嬢ちゃん…ヤバイ匂いがプンプンする。

 「…あー、まぁ…出来る事なら、俺が引鉄を引いた後…
少しは、冷静になってくれてるとかなり…いや、滅茶苦茶有難い。」

 生命の危険を感じながら、それだけシェラ嬢ちゃんに言って、俺は引鉄を引く。



                                            ―――パンッ!

 …火薬の弾ける乾いた音と共に、ルルーの頭の上を音速で通過する、炎の弾丸。
 壁に着弾すると、発火…小さな穴を穿つ。
 ―――俺はそれを確認すると、銃をホルスターに収めた。


 現在地:1F廊下

173 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/16 00:40
          ...,、 -  、
      ,、 '  ヾ 、    丶,、 -、
     /    ヽ ヽ  \\:::::ゝ
 /ヽ/   i  i    ヽ .__.ヽ ヽ::::ヽ
 ヽ:::::l i.  l  ト  ヽ  ヽ .___..ヽ 丶::ゝ
 r:::::イ/ l  l.  i ヽ  \ \/ノノハ  ヽ
 l:/ /l l.  l  i  ヽ'"´__ヽ_ヽリ }. ',  ',
 'l. i ト l  レ'__    '"i:::::i゙〉l^ヾ  |.i. l
. l l lミ l /r'!:::ヽ    '‐┘ .} /  i l l  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  l l l.ヾlヽ ゝヾ:ノ   ,     !'"   i i/ i<
  iハ l  (.´ヽ     _   ./    ,' ,' '  |
   |l. l  ` ''丶  .. __  イ          |
   ヾ!        l.   ├ァ 、        \_______
          /ノ!   /  ` ‐- 、
         / ヾ_   /     ,,;'' /:i
        /,,  ',. `  /    ,,;'''/:.:.i
       ハ '';,  ' , /   ,,,;'''/:.:.:.:.:.:',
       ,':.:.ゝ'' ,,,  ソ,,;;  ''''' ィ:.:.:.:.:.:.:./:.:.',
      ,':.:.:.l.:.丶/ハ‐‐ '":.:.:l.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:',

174 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/19 13:21
スタートアップ

175 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/21 21:34
「んー」

部活……というか、狭間での訓練の終わった後、あたしは一通の手紙を前に唸っていた。手紙、と言っても山百合の飾り枠の付いた封書だ。むろん開封済みなのだが……

「……あたしが、リリアンにねえ」

そう。
あたしの目の前にある封書は、リリアン女学園高等部生徒会――通称、山百合会からの招待状なのだ。
なんでも、お茶会への招待状らしい。
別にそれはそれで構わないのだけれど……一人で行くのも、ねえ。

そう思って何人かを選抜しようと思ったのだが……
まず、最初に考えたのはいずみ。
これは順当に通しよね。
亮は……保留。
で、次がマナちゃん……だけど、これは却下。
マナちゃん連れて行くと色々と濃い話題になりそうだし。
壮一……可もなく不可もなさそうだけど、見た目がアレよね。

「……消去法で、いずみと亮かな」

そう決めたあたしは、席を立った。

176 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/21 21:40

「招待状、ねえ」

 半信半疑、と言うのが声に出た。
 当然と言えば当然だ。
 リリアンと言えば天下無双一騎当千のお嬢様学校じゃないか。

 しかも男子禁制。

「俺が行っても大丈夫なのか?」

 別に行きたくない、と言うわけでも無いんだが(むしろ禁断の花園を一目見て見たいというのは
思春期の青少年にとって当然の好奇心だと断言するッ!)、行ったはいいが変質者扱いなんてオチは
全力で拒否したい。

 チキンと呼びたくば呼ぶがいい。
占い師に会えば女難の相と宣告されるのは間違い無い俺にとって、安易に悪魔の誘惑に乗る事は
確実なる死を意味する!

『このチキン野郎!不甲斐ないぞ、貴様!』
『なんて言う腰抜けだ!!そんな羨ましい誘いを拒否するなんて、ボクには信じられない!!』

…なんだろう、ここに居ないはずの人間の声が聞こえる。

 でも、こいつら俺が行ったら行ったで『貴様、一人でいい思いしやがって!!』とか言うに決まってる。
たとえ新開さんがいずみ先輩一筋でも、そのいずみさんが一緒に行くからにはやっぱり言うだろう。

 とりあえず、日本には『君子危うきに近寄らず』と言う言葉があるんだ。
この誘いは無かった事に…

「なあ、鏡花。せっかk・・・」

 くだけど、ちょっと用事があるんだ。この誘いは無かった事に」と続けようとしたその瞬間、
鏡花と目が合った。
そして、俺はこれが決して断れない誘いであると言う事を理屈ではなく本能で理解した。

「快くお招きに応じさせて頂こうと思います」

結局、俺に出来るのは口でクソ垂れる前と後にSir!と付けかねない心境でそう言う事だけだった。

177 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/21 21:57
追伸〜

 結局、「クソ、テメェだけイイ思いしやがってコンチクショウ!」と叫ぶモモに
 散々ヘッドロックを食らってその日の部活は幕を閉じた。

178 名前:火倉いずみ ◆IZUMIsjkws :05/01/22 05:49
リリアンお茶会 (またの名を 恋のスキルアップ!)導入

>鏡花ちゃん、亮くんのレスの後。

今日もこの街は平和です。

私たちの街、大津名市も…あの事件の後からは少しずつ平穏を取り戻しつつありました。
光狩と呼ばれる化生達が人の欲望を肥大させ、具現化させた世界を地上に作り上げるという
恐るべき計画。この街は当にその渦中にあった。ほんの一ヶ月くらい前までは。
でもね、その災厄は亮くん、鏡花ちゃん、三輪坂さん…不肖この私も含めた天文部のみんなの
力で、なんとか一応の解決を見たんだ。

そして今。
その戦いを通して成長したみんなは、それぞれの道を以前にも増してまっすぐに進んでいる最中です。
恋、スポーツ、趣味に、勉強…。
勿論火者としての役割についてもまだまだ私たちの季節はこれからなんだ。

かく言う私も、第一志望の短期大学への進学に向けて日々、勉学に努力しつつあるつもり。
今だって放課後の部室の片隅、一人で黙々と参考書と格闘しているのでした。
数学Uの参考書を一ページずつめくり、練習問題の解法を一つ一つ頭に入れる為、手と目が必死に動きます。
今の時点で既に3時間以上は粘っていたよ。
でもね…やっぱり相手は厳しかったの。
シャープペンシルを動かす音が止まってから早10分。けれどもその10分にはめぼしい戦禍は全然なし。

私の左側でポット代わりの三角フラスコから、ぽこぽこ湯気が沸き立っている。
その音だけがリアルで私はちょっと悲しくなってきた。
家から持参したマグカップ(ミスタードーナッツのおまけのヤツ)にそこからお湯を注いで
リプトンのティーバックをゆっくり入れた。今日、既に6杯目のお茶。もっと多いかもしれない。
普段は殆ど入れないけれど、そこにスティックシュガーをきっちり入れて…
それからぐるぐるかき混ぜた。

わたしは実に困っていた。数式は神代文字よりも謎に満ちているってつくづく思う。
ぐるぐるぐるぐる。
数式は私の空の頭の中を所狭しと駆け回る。
その時に、なぜか小さい頃に友達から借りた漫画の一部が思い出された。

『傑作。αがβをκらったらεした。それはどうして?だって』

…どうしてなの?わたしは今でもその答えは出せていない。教科書をぱさりと伏せて、いつもの癖で
鼻歌なんかを歌いだしちゃった。出ました。必殺いつもの現実逃避。

「♪そーれがどうしーたーぼくどらえーもー」

がちゃ。

「ん」。そんな懐かしい歌を遮るように、部室隅の備品器具庫を片して勝手に作った自習スペース
のドアが開いた。ツーテールの髪と少し切れ長のすんだ瞳。天文部員で親友の鏡花ちゃんだ。

179 名前:火倉いずみ ◆IZUMIsjkws :05/01/22 05:52
>>178  続き。
 少し呆れたような顔をして鏡花ちゃんは、私に事と次第を説明してくれた。
その鏡花ちゃんを見て。
やっぱり彼女は制服でも変わらず、細かいところでおしゃれで可愛いなーって思いしらされる。。
 そして今更ながらに考える。─────これはマズイ。
私は最近ちょっと女の子としていけない気がする。
視線が傍のお茶用ビーカーにとか、自分の体。とりわけ少し寒くなってきたから履いた、もこもこの靴下とか、
体育用のずんどうで原色のジャージとかに行ってしまう。
・・・・・・・・・・・・・(≧−≦*)
 リリアン女学園。そこはすごく有名な…明治時代からずっとかわらないセレブなお嬢様学校なんだって。
清楚で丁寧な女の子達が粛々と歩く学び舎。
そこは当然、横断歩道を焦って渡ったり、授業中にお寝坊する生徒なんか全然いる由もないんだろう。
───うん。それは、絶対に行ってみたい!!

「ええ、是非ご一緒しましょう、鏡花さん」

物事はまず、形から。
 目と口の形を整えて、背筋を伸ばして「にこ」と微笑む。
そう、この作戦は名づけて「リリアンタイム 恋のスキルアップ」。
 マコトからは「嬢」なんて呼ばれている私だけれど。
そこで私は本物のお嬢様たちを観察して、もっと女の子らしさを磨いて来ようと決心したのでした。
なんといっても、その…亮くんも一緒に行くんだし、ね…。

180 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/22 17:08
書き込みテスト

181 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/23 06:03
>>295
突然の闖入者が、”達人”の羽村さんを瞬く間に打ち倒す。
これは――今まで羽村さんが懲らしめてきた暴漢のお礼参り!?

覆面しているのがそれっぽい。
だけどでもプロレスラーだし、覆面しているのが正しいのかしら。

というか、ここ2階なんだけど。
ああでもルチャドールなんだし、空中殺法でなんとかなるのかしら。

いやいや、そうじゃなくて――
などと慌てる私の前で、

>>296
なんでもなかったかのように振舞う志摩子さん。

・・・ありがと、志摩子さん。おかげで落ちついたわ。脱力したともいうわね。

えーと。一応、確認しとこうかな。

「鏡花さん、いずみさん。これって事件なのかしら?」

182 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/23 06:11
>>
つまり、今回のお茶会の教訓は・・・

二股は良くないってことね。
アレが最後のしっと・ザ・マスクとは思えない。
二股をする者がいる限り、第2・第3のしっと・ザ・マスクが現れるに違いないわ。

祐巳さんも、はっきり決めないとね?

183 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/23 06:23
「あれ? どうしたの2人そろって? 二人揃ってなんて珍しいね」(*^-^)ニコ

to be countinued......?

184 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/23 06:27
>>295
……いや、ちょっと待て。
あまりの早業にツッコミ入れ損ねたけどちょっと待て。

あ ん た た ち 何 や っ て る 。

とは言え、既に奴らは疾風のように去った後。
部室に戻ってからとっちめるしかないわね。

>>296
「ええ、でしたら頂けますか? 喉が渇いてしまって」

>>297
「事件? 何事かありましたっけ?」


平然と。
あれよあれ、こんなところで慌てるようなはしたない真似するわけにいかないものね。

そして、何事もなく・ ・ ・ ・ ・お茶会は幕を閉じた。

185 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/23 06:29
「あれ? どうしたの? 二人揃ってなんて珍しいね。」(*^-^)ニコ

to be countineud......?

186 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/23 06:34
 突然の闖入者に騒然とするリリアン女学園。
 その校舎から僅かに離れた場所に立つ、通称「薔薇の館」を見上げる二つの――いや、
重なり合っているので一つと表現するべきか――影があった。

「ちょ、いいですこと、可n……しっとマスク1号さん?」
「分かっています、瞳k……しっとマスク2号さん」
「今回のことはあくまでも双方の目的、利害が一致しただけですから」
「言われるまでもありません。t……しっとマスク2号さんとはこのような形で協力する
とは思っていませんでしたが」

 被りものをしている上に声を潜めているため、聞き取りにくいはずだが、何故か二人の
意思疎通は無事に行われているようだ。
 しっとマスク1号、と呼ばれた長身の影は長い黒髪を赤いマスクから垂らし、しっとマ
スク2号と呼ばれたレースのラメ入りマスクの端から巻き毛を覗かせている小柄な影を、
背中合わせに背負っている。

「でも、本当にこのようなことで祐巳さまの目を覚ますことができると?」
「仕方がありませんわ。祐巳さまは鈍感だから、これくらいしないとお解りにならないの
ですわ」
「……私が言っているのは、今のこの可笑しげな体勢のことです」
「ふっ……分かっていませんのね、可南……しっとマスク1号さん。これは長身で力のあ
るあなたと、小柄ではありますが演技力に優れたこの私との由緒正しいツープラトン技な
のですわ」

 しっとマスク1号の背で胸を反らせながら、しっとマスク2号は答える。
 ……それはそれで参考にしたものがおかしい気がするが。

「では行きますわよ、可南子さ……しっとマスク1号さん」

 心なしか、マスクから覗く巻き毛がくるくると回転したように見えた。

『ドリル順回転、とっか―――ん!』

 見事にかけ声をユニゾンさせながら「薔薇の館」の扉を開け放つと、一つになった影は
古い階段を暴走する機関車のように駆け上った。


187 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/24 23:22
ミラージュ・コロイド散布……!

188 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/28 09:47
テスト

189 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/28 09:47
test

190 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/28 10:33
てすと

191 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/28 11:12
test

192 名前:千鳥かなめ ◆Kana/lWMBI :05/01/29 05:41
>>948

と、何やら茫然自失としているエンジェランちゃん。
何やら気に病んでるようだけど……この手のタイプはどーにも気にしなくていいことを気にするからね。
ま、一つ励ましときましょ。

「ねえ、エンジェランちゃん? ――」

そう言って、その冷たい手を掴んだ時。


――来た。


(しまっ――)

思考は一瞬、しかしその一瞬はもう遅い。
気づくべきだった、フェイ・イェンちゃんの姉なら、同じようなことが起こるかもしれないって。
けどもう遅い、もう駄目、<囁き>? <共振>? 流れ込んでくる、
彼女の思考が、彼女の想いが、
二つの心の境目がなくなる、あたしがわたしに、あなた、わたし、あたし、……


―――冷たい。
冷たい冷たい、暗い、何もない、一人、
出たい、ここは氷、氷の牢獄、



―――わたしの周りには誰もいない
―――あたしの周りには誰もいない、だってあたしのことなんて完全な異物だから

―――わたしの力を欲する者がわたしを取り囲む、わたしはあなたの人形でも奴隷ではない
―――あたしの力が欲しいだけなんだ、こいつらはあたしとは違う、あたしは人間として見られてない

―――見える、終末の業火、誰も知らない、けれど誰もが予感している滅びの風景
―――街が焼かれる、あたしの居場所が。そう、分かってたのに目をそらしてた、これはあたしへの報い

―――わたしはひとり、冷たく一人。わたしは……戦いたくない
―――そう、あたしはずっと一人だった。もう強がれないよソースケ。もう戦いなんていや


氷の牢獄にあるのは冷たさだけ。
孤独、暗い、昏い。寒い。
そこには何もない……

あやめファイユーブ!?

見えた、暗闇の氷の中の一つの光。
そう、あたしは、わたしは、まだ諦められない。

わたしは、ううん、あたしは、思い出す。
あやめが生まれた日のことを。
みんなが喜んでた。あたしも嬉しかった。あたしと韻を踏む、「あやめ」って名前をつけられて。
死んだ母さん、あの頃は仲良かった父さんと一緒に遊んだ日。

そう、どんな時でもいてくれた味方。
ソースケや、キョーコみたいに、でももっとずっと、生まれた時から。
だからあたしは―――――



そこであたしの意識は戻った。
今のは夢?
だけど、あの全てを埋め尽す暗闇は、そして全てを焼き尽くそうとする炎は、覚えている。
でも、そのうち忘れるだろう。
だから言わなくちゃ。これだけは。


「エンジェランちゃん……ううん、アイスドール。
 あなたは愛されてる。心配してくれる妹も、友達もいる。それに――それに、あなたのお父さんも。
 お父さんはこう言ってた、あたしは確かに聞いた。


 あなたは望まれて産まれてきた子だ


 って」


うん、一番大事なこと。
あたしがあやめを見た時に気づいたこと。
あたしもこうやって、喜ばれて産まれてきたんだな、って。

そして、忘れちゃいけないんだ。絶対。
辛くて、自分なんていないほうがいい、そう思った時に。
思い出さなきゃいけないんだ。
自分を望んでくれた人がいたことを。

ありがと、あやめ。
大事なことを思い出したよ、あたし。

――うーん、やっぱり妹っていいもんよね。
今日あたり、電話こっちからかけてみようかな?



                     (退場)

193 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/01/31 09:39
>>633
――――ふむ。ふむふむ。

つまりアレか。
君は人の感動を完膚なきまでに破壊する事に楽しみを見出す人種、と見て取ってもよろしいかな?
君が知っているかどうかは知らんが、つい昨日、我々は一周年を迎えたばかりでね。
いい機会だから初心に還ろうと、

人が、
     わざわざ、
          名を隠してまで、


貼り付けたというのに、それを君は破壊してくれた訳だ。

何故名を隠していたか、などと訊くなよ。
トリップ貼り付けが面倒だったからといった理由では断じてないが、
こんな身でも色々と捨ててきたモノがあってね。
それらを無碍にする事も出来んし、かといって現状に甘んずるつもりもない。
そういった板挟みの結果としてこのような形を取った訳だが―――

まあ今更言った所で始まらんか。
釣り上げられてしまったという現実結果がある以上、何を言っても無様でしかない。

お心遣い痛み入る。
その期待を裏切れるよう努力しよう。


ああ、場の掟に従わねば現界は許されなかったな。
では―――



「『――――たわけが。

    その身をれ、アルクェイド・ブリュンスタッド633


                      ―――ネロ・カオス(真月譚月姫漫画版第二巻)」

194 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/02/01 22:27
加藤「委員長、またですか。」
善行「ええ、またです」
加藤「ウチも経験者やからわかるけど、結構きついで。2時間勝負は、それに今回は」
善行「ああ、彼女が来たようですね。加藤戦士、ヘルメットと安全靴の用意を。」
加藤「シールドは?」
善行「…一応装備しておきますか。」

コンコン


善行「お入りなさい」
??「は、はいっ、失礼します。
    き、今日は特別命令と言うことガンッ(でぇっ)
(屋内にも関わらず、どこからとも無くタライが落ちてくる)

195 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/02/03 21:56
  超獣化兵5人衆がデカベースに突入し、巧がボスキートと激突する前頃…

          …グシャ!!(ふと、誰かが放り捨てた弁当の食べ残しを踏んだ)

!!
何か厭な予感がする…!!

>超獣化兵5人衆
お前達はクロノスの…!
どんな風の吹き回しか知らないが、手を貸してくれるのか。助かるぜ!

しかし、晶君が知ったら激しく驚くだろうな。まさか嘗て自分が戦った相手が
生きててその上共に戦ってくれるなんて…

>乾巧
ああ、初めまして。君が555・乾巧…こんなとこで会えるとはね。

俺の掴んだ平和は殆どあいつを踏み台にして得たようなものだからな。
あいつへの弔いの為にも、この地上の平和という夢は必ず成し遂げたいと思ってる…

君がその親友から受け継いだ夢…人とオルフェノクの共存、だったろ?
お互い描いた夢は果てしないな。けど、信じて貫けば必ず…叶うさ。
そう思うだろう?君も!「仮面ライダー555」!!

ポレポレは…手が空いたらいずれ顔を出すよ。
俺も常々まだ会ったことの無いライダー達に会って色んな話をしてみたいと思ってたところだしさ。

>>312
ついに動き出したか、クライシス帝国…!

言った筈だダスマダー。

俺達が欲しいのは誰もが自由に生きられる…
ありとあらゆる生命が調和して生きていける平和だ!
支配者など必要無い!!

どんな手で立ち向かってこようと、貴様らは俺が…いや、俺達が必ず叩き潰す!!

196 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/02/04 10:15
テスト

197 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/02/24 02:48
           /`ヽ、        ̄ ̄ ̄       _,.:‐::´\
          /:::::::::::::::``:::ー──------───:::"´::::::::::::::::::\
           /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
        ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
        l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l

198 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/02/25 01:53

「完全な――人間とは、なんだと思う」
「はぁ?」
「……意味するまでもなく意図するまでもなく、言葉通り、即ち無欠、欠ける部分のない、標
本となるべき、道標となるべきものだ。違うか?」
「……そうは思わねぇけど」
「完全であるのなら――それはそう呼ばれる対象が、あらゆる欠損がなく、弱さもなく、状況
も指定しない。不変で、普遍だ。だが――」
「無理だろ、そんなの」
「そう、無理だ。人間の仕組みを考えれば――物を食んで水を啜り、エネルギーに変えなけ
れば生きていけない。無為に殺し、無為に喰わなければ生きられない。それが人間だ。"社
会"というシステムを組み上げた人間は、更に多くを殺す。喰いもしない量の動物を殺し、必
要量を弁えずに商品としてサイクルさせるようになった――それは、人間が作る、人間のシ
ステムだ。文明を築き上げた理由でもある。もはや殺すのを止められない。"家畜"等という
概念を作り出した動物は、後にも先にも人間だけだ。肉を喰う為に飼育し、時が来れば屠殺
する。考えればこれほど怖気が奮うこともないが、誰も彼もがそれを容認している。
 ――そんな目で見るな。戯言だ。私が幼い頃に感じていたただの矛盾だ」
「……今でもガキのクセに」
 鼻で笑って云ってやった。
 セシルが「じろり」と露骨にこちらを睨む。
「もう十五だ。日本の法律で言えば来年には結婚できる……」はっとそこで気付いたように
首を振り、セシルは「そ、それでな」と接いだ。「……完全、そう、完全だ」
「……居ないってお前、自分で言ったろ」
「居ない訳じゃない。完全は――完全な完全、というのは確かに不在だが」
「言葉遊びじゃねーか……」
「ふふ、悪い。そういうつもりではないんだが……」
 手櫛で髪を整えると、セシルは立てた片膝の上に手を置いて視線だけをこちらに向ける。
モデル雑誌から切り抜いてきたようなシーンだった――が、修道服と雑然とした部屋のせい
で否応無くアンバランスが際立つ。

「……完全は存在しない――だが、限りなく完全に近い、完璧な存在は――あると思うか」
「何を基準にするか、じゃねーのかな……ドリーム・シアターの"イメージ・アンド・ワーズ"、
トゥールの"ラタララス"、ミルトンの"失楽園"、それから――まあ、割とあるさ、それなら」
 くすりとセシルは笑う。笑って、続けた。
「そうだな。ダンテの神曲、モーツァルトのレクイエムに……」
「レクイエムとクレドは未完成じゃなかったっけ?」
 確かに――セシルは呟く。だが、と続けて。
「あれは……そうだな。未完成の完全、という奴かもしれない。……あれで完全。受け継が
れた楽譜を、ジュスマイヤーが、後世の作曲家達が歴史に変えた……不完全だったから
こそ、完全となった」
「完全なままだったら完全じゃなかった……って? ふん。どうだかな。モーツァルトはマジ
で天才だったと思うぜ。確か昔、フィーが言ってたよ。モーツァルトの寿命があと二十年長
ければ、音楽の歴史が変わってた――ってさ」
「……それも間違ってはいないだろう。稀有な例だ。モーツァルトの天才性も、ダンテもミル
トンのそれも。だが――受け継ぎ、形にするのは、人間にとってはあまりに当然で、それ故
に動物としては稀有な例なんだ」
「ふん、そいつはまあ……」
 個人の天性――才能、在り方、極端に言えば存在。
 天性。
 天才。
 飛び抜けた資質は時に、個人の枠を越えて広範囲に影響を及ぼす。多岐に渡って支援
者を作り、崇拝者を生み出す。だからこそ崇められ、だからこそ尊ばれた。
 聖人も――英雄も。聖ゲオルギウスもペルセウスも、聖カタリナもナポレオンも、極論す
れば天才だったのだ。ピタゴラスのように、プラトンのように。ヒトラーは時代が排斥した天
才で、しかし天才だからこそ、稀代の悪人となった。
 飛び抜けた個人は――しかし、個人でしかない。
 動物全体のサイクルから見れば、知識と技術を集積し記録し、次代に全てを繋げていく
ことのできる動物は正しく、種としての天才だ。奇跡と言い換えてもいい。
「……だが、だからこそ私達は個人としての完全を求めた」
「達?」
 

199 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/01 20:29
書き込みテスト

200 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/01 20:44
さて、これからまた闘技場ア レ ー ヌで試合があるが……
その前の準備運動がてら、レスを返させてもらおうか。

>>14 自分が引っ越し祝いを贈るとしたら?
>>13とは逆に、こちらが贈る立場だった場合か。そうだな……
暗殺目的なら、やはり対人殺傷力の大きいブービートラップを仕込んだものだな。

使うものとしては、やはり指向性の小型爆薬――
それもベアリングや釘などのつぶてを仕込んだものが望ましい。


いくら暗殺目的とはいえ、無闇に被害を拡大するような大威力の爆弾や
毒ガスの類は好ましくないからな。無駄な大量殺戮など論外だし、後者だと後始末も大変だ。
ガスを封入するなら、それよりも睡眠効果のあるガスのほうが
手間も増えるが融通も利いて―――どうした、妙な顔をして?


……む、普通に引っ越し祝いをする場合か。
だったら……やはり無難に、必要物資や食料のような喜ばれるものが妥当だろうな。
本来なら先方の欲しがっているものがベストだろうが、面識がなかったりして
そうしたものがわからない場合なら、少なくともそちらの方が無難だろう。

>>15 一番守りたいものはなんですか?
……千鳥かなめ。彼女の、笑顔だ。

ほかにも――
俺を、少しは人間らしくしてくれた東京での生活。
学生生活という楽しい時間をくれた陣代高校。 一年間の間一緒に机を並べ、心を許せた級友たち。
力になってくれた<ミスリル>。 幼少から頼りにしてきた養父。
背中を預けるに足る、信頼できた戦友たちも。
そして最強の相棒・アル――<アーバレスト>も。

俺にとって大事だったもの、守りたかったものは、みんな奪われた。
……だから。
今度はそれを、その中でも一番大事だった彼女を、取り戻す。それだけだ。

>>16 古今東西悪の栄えたためしはありませんか?
本来なら、「ない」と答えたいところだが……現実はそう甘くはない。
実際にいまのこの世にも<アマルガム>をはじめ、様々な“悪”といわれる連中が我が物顔でのし歩いている。
そして、そいつ等を一つでも多くつぶすために<ミスリル>があったのだが――その<ミスリル>も、既に壊滅した。

……ただ、それでもやられっぱなしでいるつもりはない。
いまはまだ何もないが、それでもいつか力を蓄え、必ず連中に……<アマルガム>に一矢報いてみせる。
武器がなければ、ないなりにどこまでも戦ってやる。そして、かならず彼女を連れ戻す。

>>17 きわどい水着のアクアまだー?
>>18 無敵フォ…もとい、鉄のヒューゴまだー?
……そう急かしても、それほど効果はないと思うぞ。
来るときは来る。そう信じて、今は待つことだ。


……そういえば、この間は第三次スーパーロボット大戦αの情報公開がされたばかりだったな。
まだ出られると決まった訳ではないが……バイモルフにいちおう祝辞を述べておこう。
バーチャロンの参戦、おめでとう。

>>22 ガデム艦長
……ジオン軍の補給艦? 祝辞はありがたいが、なぜ…?
補給艦の艦長と言う事だったな、あんたは。
なら……実際に補給を受けさせてもらえるのか?

――だったら、戦える機体を一機こちらに回してもらえないだろうか?
M9<ガーンズバック>やZy-97<シャドウ>などが理想だが、この際贅沢は言わん。
M6でも、<ミストラルII>でも、Rk-92<サベージ>でもいい。なんだったらモビルスーツでも一向に構わん。
とにかくいまは、奴らと戦えるだけの力が少しでも必要なんだ…!

>>26 瞳の青い白人
……なんだお前は。 紅の知り合いだと?

――闘技場に立ったからには、か。奇遇だな。
いまは俺も、そちらと同じように闘技場で戦って金を稼ぐ身分だ。生身とASの違いはあるが。
それで、戦うのならどうするか、だったな?

だったら、審判がこちらの勝利をコールするまで。そこまでだ。
無駄に殺生をするつもりもないし、第一我が『クロスボウ』は金銭的にもあまり豊かではないからな。
余計な機動で燃料の消耗や機体の破損を増やすなど、それこそ愚の骨頂というものだ。

>>32 高名な写真家に写真を撮ってもらうとしたら
写真家、か。 これまた奇遇だな。
高名というわけではないが、俺たち『クロスボウ』にもそういう人物が一人いる。
AS闘技場の取材にナムサクへ来た、出資者パ ト ロ ンも兼ねてくれているフォト・ジャーナリストのミシェル・レモンだ。

それで、シチュエーションやポーズに関してはどうこう言うつもりもない。
それ以前に、彼の取材対象を考えれば撮るものはおのずと決まってくるはずだ。

それと用途のほうだが……彼の目的のままで、構うまい。
俺は本名を彼に明かしているが、実名報道されたところでもう痛くも痒くもない。
どの道東京には戻れないんだからな。
それより……<ミスリル>でも<アマルガム>でもいい。
そのレモンの書くだろう記事で、俺の存在に気づいてくれれば御の字だ。
前者なら仲間と合流できるし、後者でも奴らの足取りをつかむ糸口になるからな。

>>23 千鳥


基地の一室に届けられていたビデオテープ。
なんだろうといぶかしみながら、ビデオデッキに入れて再生してみる。

『ちーっす!
 新基地設立、おめでとーございまーすっ!』

いまはもういない彼女からの、ビデオレターだった。内容は新基地への祝辞と質問。
こんなものを、ここに届けてくれていたんだな……。
なおも再生され続ける映像を感慨に耽りながら見ていると―――

『――ここにいる人の多くが、軍事用やそれに近いロボットに乗ってる人達だと思うけど。
 その戦いの中で、関係ない一般人を巻き添えにしちゃったりする時ってあるよね?
 そーいうの、どう思う?



世界が、凍りついた。
心臓を、わしづかみにされた気分だった。

201 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/01 20:48
脳裏に、戦場となった東京の光景がフラッシュバックする。

                  突如叩き壊された、平和な日常。
『――そろそろ、無理だと思うよ』
林水先輩が重苦しく告げる、予言じみた忠告。
                      千鳥の部屋での、レナードとの邂逅。

       大挙して追いかけてくる、<アラストル>と敵兵の大群。

                ミサイルの直撃を受け、火達磨になって公園に墜落するペイヴ・メア。

                     手榴弾の破片をうけ、泣き叫ぶ通りすがりの中学生。
 縛り上げられ、爆弾を仕掛けられた常盤。
                          絶望してしまった、千鳥。

             ASの戦闘に蹂躙される、見慣れた泉川の町並み。

                       踏み潰される、皆でよく行ったドーナツ屋
 叩き折られる、通学路の桜並木。
                    流れ弾で消し飛ぶ、学校御用達のパン屋の軽トラ。

                  戦火に染まる、陣代高校。
『あたし、なにも知らずに死にたくない』
                    『あなたが来てからだよ。なにかおかしくなっちゃったのは』
   血にまみれて倒れたまま動かない、常盤。
                              なす術もなく、一方的に破壊される<アーバレスト>。

  飛び去るレナードの機体の手の上で遠ざかっていく、千鳥の姿。

                 そして、敗戦。
                               誰も出てこない、<ミスリル>の無線。
  恐怖と怒りの視線で、俺を見る陣高の学友たち。
                        俺を見たとたん身をすくませた、担任の先生。

   『そういうことやって巻き込んで、何とも思わなかったのかよ!?』


目を真っ赤に腫らして、俺を責める小野寺。


『てめえ、なにしにここ来やがったんだよ!? おもしれえのかよ!? とっとと失せやがれよ!』


202 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/01 20:52
脳裏に、戦場となった東京の光景がフラッシュバックする。



                  突如叩き壊された、平和な日常。

『――そろそろ、無理だと思うよ』
林水先輩が重苦しく告げる、予言じみた忠告。
                                  千鳥の部屋での、レナードとの邂逅。

       大挙して追いかけてくる、<アラストル>と敵兵の大群。

                                ミサイルの直撃を受け、火達磨になって公園に墜落するペイヴ・メア。

                              手榴弾の破片をうけ、泣き叫ぶ通りすがりの中学生。

縛り上げられ、爆弾を仕掛けられた常盤。

                          絶望してしまった、千鳥。



             ASの戦闘に蹂躙される、見慣れた泉川の町並み。

                       踏み潰される、皆でよく行ったドーナツ屋

 叩き折られる、通学路の桜並木。

                               流れ弾で消し飛ぶ、学校御用達のパン屋の軽トラ。

                  戦火に染まる、陣代高校。


『あたし、なにも知らずに死にたくない』

                                『あなたが来てからだよ。なにかおかしくなっちゃったのは』


    血にまみれて倒れたまま動かない、常盤。

                              なす術もなく、一方的に破壊される<アーバレスト>。


               飛び去るレナードの機体の手の上で遠ざかっていく、千鳥の姿。



                 そして、敗戦。
                               誰も出てこない、<ミスリル>の無線。

  恐怖と怒りの視線で、俺を見る陣高の学友たち。

                          俺を見たとたん身をすくませた、担任の神楽坂先生。

   『そういうことやって巻き込んで、何とも思わなかったのかよ!?』


目を真っ赤に腫らして、俺を責める小野寺。


          『てめえ、なにしにここ来やがったんだよ!? おもしれえのかよ!? とっとと失せやがれよ!』


203 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/01 20:55
脳裏に、戦場となった東京の光景がフラッシュバックする。



                  突如叩き壊された、平和な日常。



                   『――そろそろ、無理だと思うよ』
林水先輩が重苦しく告げる、予言じみた忠告。                                  千鳥の部屋での、レナードとの邂逅。

       大挙して追いかけてくる、<アラストル>と敵兵の大群。

                                ミサイルの直撃を受け、火達磨になって公園に墜落するペイヴ・メア。

                              手榴弾の破片をうけ、泣き叫ぶ通りすがりの中学生。

縛り上げられ、爆弾を仕掛けられた常盤。

                          絶望してしまった、千鳥。



             ASの戦闘に蹂躙される、見慣れた泉川の町並み。



                       踏み潰される、皆でよく行ったドーナツ屋

 叩き折られる、通学路の桜並木。

                               流れ弾で消し飛ぶ、学校御用達のパン屋の軽トラ。



                  戦火に染まる、陣代高校。




『あたし、なにも知らずに死にたくない』

                                『あなたが来てからだよ。なにかおかしくなっちゃったのは』


    血にまみれて倒れたまま動かない、常盤。

                              なす術もなく、一方的に破壊される<アーバレスト>。


               飛び去るレナードの機体の手の上で遠ざかっていく、千鳥の姿。



                 そして、敗戦。


                               誰も出てこない、<ミスリル>の無線。

  恐怖と怒りの視線で、俺を見る陣高の学友たち。

                          俺を見たとたん身をすくませた、担任の神楽坂先生。

   『そういうことやって巻き込んで、何とも思わなかったのかよ!?』


目を真っ赤に腫らして、俺を責める小野寺。



『てめえ、なにしにここ来やがったんだよ!? おもしれえのかよ!? とっとと失せやがれよ!』



              ―――ぼろぼろの校舎にこだまする、悲痛な絶叫――

204 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/01 20:58
脳裏に、戦場となった東京の光景がフラッシュバックする。



                  突如叩き壊された、平和な日常。



                   『――そろそろ、無理だと思うよ』
林水先輩が重苦しく告げる、予言じみた忠告。
                                   千鳥の部屋での、レナードとの邂逅。

       大挙して追いかけてくる、<アラストル>と敵兵の大群。

                    ミサイルの直撃を受け、火達磨になって公園に墜落するペイヴ・メア。

                                      手榴弾の破片をうけ、泣き叫ぶ通りすがりの中学生。

縛り上げられ、爆弾を仕掛けられた常盤。

                                     絶望してしまった、千鳥。



             ASの戦闘に蹂躙される、見慣れた泉川の町並み。



                       踏み潰される、皆でよく行ったドーナツ屋。

 叩き折られる、通学路の桜並木。

                               流れ弾で消し飛ぶ、学校御用達のパン屋の軽トラ。



                     戦火に染まる、陣代高校。




『あたし、なにも知らずに死にたくない』

                                『あなたが来てからだよ。なにかおかしくなっちゃったのは』


    血にまみれて倒れたまま動かない、常盤。

                              なす術もなく、一方的に破壊される<アーバレスト>。


               飛び去るレナードの機体の手の上で遠ざかっていく、千鳥の姿。



                 そして、敗戦。


                               誰も出てこない、<ミスリル>の無線。

  恐怖と怒りの視線で、俺を見る陣高の学友たち。

                          俺を見たとたん身をすくませた、担任の神楽坂先生。

   『そういうことやって巻き込んで、何とも思わなかったのかよ!?』


目を真っ赤に腫らして、俺を責める小野寺。



『てめえ、なにしにここ来やがったんだよ!? おもしれえのかよ!? とっとと失せやがれよ!』



              ―――ぼろぼろの校舎にこだまする、悲痛な絶叫――

205 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/01 21:00
脳裏に、戦場となった東京の光景がフラッシュバックする。



                  突如叩き壊された、平和な日常。



                   『――そろそろ、無理だと思うよ』

林水先輩が重苦しく告げる、予言じみた忠告。

                                     千鳥の部屋での、レナードとの邂逅。

       大挙して追いかけてくる、<アラストル>と敵兵の大群。

                    ミサイルの直撃を受け、火達磨になって公園に墜落するペイヴ・メア。

                                      手榴弾の破片をうけ、泣き叫ぶ通りすがりの中学生。

縛り上げられ、爆弾を仕掛けられた常盤。

                                     絶望してしまった、千鳥。



             ASの戦闘に蹂躙される、見慣れた泉川の町並み。



                       踏み潰される、皆でよく行ったドーナツ屋。

 叩き折られる、通学路の桜並木。

                               流れ弾で消し飛ぶ、学校御用達のパン屋の軽トラ。



                     戦火に染まる、陣代高校。




『あたし、なにも知らずに死にたくない』

                                『あなたが来てからだよ。なにかおかしくなっちゃったのは』


    血にまみれて倒れたまま動かない、常盤。

                              なす術もなく、一方的に破壊される<アーバレスト>。


               飛び去るレナードの機体の手の上で遠ざかっていく、千鳥の姿。




                         そして、敗戦。



                               誰も出てこない、<ミスリル>の無線。

  恐怖と怒りの視線で、俺を見る陣高の学友たち。

                          俺を見たとたん身をすくませた、担任の神楽坂先生。

   『そういうことやって巻き込んで、何とも思わなかったのかよ!?』


目を真っ赤に腫らして、俺を責める小野寺。



   『てめえ、なにしにここ来やがったんだよ!? おもしれえのかよ!? とっとと失せやがれよ!』



              ―――ぼろぼろになった校舎にこだまする、悲痛な絶叫――

206 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/01 21:03
……我に返ったときには、既に画面は砂嵐に変わっていた。

あの光景と彼等の悲痛な声が呼び起こされるたびに、胸が締め付けられる。

            ――俺を、責めているのか?

ブラウン管の向こうの、千鳥のあの質問。
表情は特に含むところのない無邪気なものであったのだが、その言葉の一言一言が、俺には重かった。
彼女の言葉通りに、俺は最悪の形で、無関係な者たちを巻き込むことになってしまったのだから。


彼女の言葉を自分への戒めとして心にしまいこみ、俺はここにはいない彼女に答えた。

「……痛恨の極みだった。 正直、彼等には詫びる言葉も思いつかない。
 だから――金輪際あんなのは御免だ。 もう、無関係な人間を巻き込んで傷つけたりはしたくない…!」


「サガラーっ!? 何してんの、そろそろ出番よ!」
ナミの声だ。もう次は俺の試合らしい。

――そうだ。 彼女達も、巻き込んだりはできない。
馴染みこそしたが、ある程度したらナムサクを――『クロスボウ』を離れる潮時も考えねば。

そんな事を脳裏に考えつつ、俺は闘技場ア レ ー ヌのパドックへ向かった。

207 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

208 名前:BMG ★:05/03/13 03:31
キャップテストです。

209 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/16 15:14
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   /:::..{ ̄`ヽ,_ |      }_ノ ̄`、  ヽ
  ./:::...,ri   |::`~'  〕 _,,,-一!    :i   i
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      /:     'v´ ̄`ヽ 、L_;;;-ー´          (訳:俺の開発した強化装甲服『ボン太くん』がまず挙がるな。
\/   {::.         `,゛ `,            ASの機構を応用した筋力補助機能や、超アラミド繊維の耐久力を備えた逸品で――なに、それはもういい?)

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210 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/16 15:15
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\/   {::.         `,゛ `,      ASの機構を応用した筋力補助機能や、超アラミド繊維の耐久力を備えた逸品で――なに、それはもういい?)

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211 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/16 15:17
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 ´"''~゙゛、、,r-一ー、   !、;;;;/ i ゙゛   ::ノ
      /:     'v´ ̄`ヽ 、L_;;;-ー´    (訳:俺の開発した強化装甲服『ボン太くん』がまず挙がるな。
\/   {::.         `,゛ `,       ASの機構を応用した筋力補助機能や、超アラミド繊維の毛皮による
::../\   '、::..    ,i::..    ノ   i     並外れた耐久力を誇る逸品で――なに、それはもういい?)
::::::,-一、..  `ー-一´`ー-一'´  /
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212 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

213 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/24 15:39

聞けっ( 、 、 、)! さあ、ごらんなさい。 いま現にコタロウ君は無事じゃない。
 あなたさっき、あんなに安心して泣きそうだったじゃない。 どうして? そんなこともわからない?
 みんながあなたに力を貸してくれたからよ( 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、)
 特区のみんなが、あなたとコタロウ君を大事に思ってくれたから。
 あなたたちが二人きりじゃなかったからじゃないっ!( 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、)
 違う? そうじゃないとでも言うつもりっ?

 カーサがどれだけ手強いか、『九龍の血統(クーロン・チャイルド)』がどれだけ厄介か。そんなのジローさんだってわかってるでしょう。
 他のみんなだってわかってる。だからいま、みんな必死に力を合わせて戦ってるのよ! 独りじゃ敵わないから。みんなそうだから。
 でも、みんなで戦えば勝てるから。大事なものを守れるからっ。

 いつだったか、あなた言ったよね? 吸血鬼の本質は血だ、って。
 カーサたちは大きな血流よ。特区を丸ごとのみ込もうって、馬鹿でかい流れだわ。
 それに比べてあなたの血は小さい。たかが百年時を経ただけの、ちっぽけな流れにすぎない。
 でも、特区には、あなたと同じ志を持つ人がいる。いくつもの気持ちが、あなたと同じ方向に流れてる。
 あなたはそこに加わるべきなの。自分自身のために。周りのみんなのために。何よりコタロウ君のために!

 それで初めて、あなたはカーサと渡り合える。
 どんな潮流にもびくともしないような、大河になれる。そして――」


          いつかそれは、母なる海( 、 、 、 、)へ。


――吸血鬼を強く説き伏せる、女()()の言葉。

214 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/25 07:32
なっ………




       《みんと は にけ”た”した!》



 ……ミントさんが原因不明の腹痛で倒れました。
 今回は私が代わりにお答えします……
 こうやって出番がいただけたことを神に感謝します……


『あぁヴァニラさん、素敵です!
 なんて謙虚で無欲なんだろう!!』




 こちらにタグの入力ミスを防止するための十箇条のメモを用意しました……
 今から読み上げます……


『さぁ皆さん!
 今からヴァニラさんのありがたーいお言葉がいただけますよ。
 その限り無く小さな記憶力をフル動員して一言一句たりとも残さずに
 しっかりと脳細胞の芯に焼きつけるのです! わかりましたか?』



 では、これより朗読を始めます……
 大宇宙の大いなる神よ。 汝の子らをタグミスから守りたまえ…

 ………………………………………………………………………………………
 ………………………………………………………………………………………
 ………………………………………………………………………………………
 ………………………………………………………………………………………
 ………………………………………………………………………………………
 ………………………………………………………………………………………
 ………………………………………………………………………………………
 ………………………………………………………………………………………
 ………………………………………………………………………………………
 ……………………………



『あの〜、ヴァニラさん?
 お取り込み中お邪魔したくはないのですが、私の聴覚センサーでは
 ヴァニラさんのお声が全くキャッチできないんですけど。
 いえ、ヴァニラさんの慈愛に溢れた温かいお心はよーく伝わってくるんですけれど
 周りにいる有象無象どものちっぽけな理解力を満たしてやるには
 物理的な音声のボリュームを心持ちほんのちょっとだけでも
 上げられた方がよろしいのではないかと愚考しますけど……。」


 ……………………………
 ……………………………
 ……
しーっ


『ああヴァニラさん、申し訳ありません。
 私としたことがつい出過ぎた真似をしてしまいました。
 ですが、あらゆる音声波長域を総当たりしても
 ヴァニラさんのお声は……」



<FONT color=springgreen><B> ………………………………………………………………………………………
 ………………………………………………………………………………………
 ………………………………………………………………………………………
 ………………………………………………………………………………………
 ……………タグの入力ミスを防止するための十箇条の</font>黙読<font color=springgreen>、終了しました。</B></FONT>



 任務完了につきこれより基地へと帰還します……










215 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/25 13:31


216 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/25 17:14
……………。

むーびーむーびーむーびー。
↑  ↓  ↑  ↓  ↑  ↓ (発音の上下)

(警部の真似らしい)

217 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/25 17:15
……………。

むーびーむーびーむーびー。
↑  ↓  ↑ ↓  ↑ ↓ (発音の上下)

(警部の真似らしい)

218 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/03/30 19:52
言葉ふりがな

219 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/01 21:17


220 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/01 21:54


221 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/02 09:03
文字を保護色に

222 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/02 23:50
うーむ、ちとタグミスが多いな。
それほどこの身に刻まれた精神的外傷  ト ラ ウ マ、根が深いという事か…

エーネウス「何を大げさに気分出してるんですか。
      それより次に参りましょう、御主人様」

>>316 稲藁の山の中から一本の針を見つけ出すのに使えそうな魔法ってありますか?

♪わわわー わわわわーわーわーわわっわわー

―――>>316、まだ分かって無い様だな…!
(Tシャツにジーパン、デニムのベストという季節感無視のいでたちで登場)

♪わわわー わわわー わわわー わわわわー
♪わわわわーわー わわわわーわー わわわーわわーわわわわー

(しかも何気に、足元の床には馬鹿でかく「75」の白文字が書かれていたり

……何でもかんでもそうやってすぐ便利でお手軽なものに頼ろうとするなッ!!
魔法ばかりに依存していてもそれ以外のところが鈍り、いつかは<連盟>みたいになってしまう。
いいか、まだ新人のお前には分からんかも知れんが、こういう捜査ってのはまず足が基本なんだ。
磨り減った革靴も、時にはコンピュータに勝る事だってあるんだ!
体がなまれば思考もなまるぞ、まずは足を動かせ……分かったら張り込み行k(どかッ
(↑<デスキン>の斧刃部でどつかれますた)

……ぬおお…さっそく傷害事件発生……!
いきなり二階級特進するわけにも行かん、山さん、救急車を……!(血まみれになって起き上がりつつ)

エーネウス「誰が山さんですか。
      刑事モノ的お戯れは程々にして、そろそろ真面目に回答なさって頂きたいのですが」

―――へいへい、んじゃ本題に戻るとして……探し物をする魔法か。
んー、まああるかって言われれば一応無い事もないんだがね。

とりあえず<学園>の魔法としては、やっぱり占術科が専門としている占いがメジャーどころになるかね。
占い方はお馴染みの天文、八卦、月齢、タロットその他諸々のありふれた物ではあるが、
世間のそんじょそこらに転がってる似非占い師と違って、こっちは実力のある“本物”が占ってるからね。
的中率も流石に絶対とは言わないが――まあ割と高い。

それ以外では……
むしろこっちの方が『そういう目的』の場合利用頻度が高いかも知れんが、探査用の結界魔法だな。
任意の規模に、感知すべき対象の大まかな特徴を設定した結界を張って置いて、
それで見つからなければ結界を展開したまま、その結界ごと移動して探してみる。
何か条件に合致した物が結界内に在れば、大まかな位置は特定できるから――後はマンパワーで、ってとこかね。
ただ、複数該当するものが出てきた場合はそっちでまた苦労する事になる訳だが。

大体これに近い魔法は、つい最近姉スレ(http://appletea.to/~charaneta/test/read.cgi/ikkoku/1087796183/)にも来てた
スクラップド・プリンセスの魔法中毒娘ことラクウェル・カスール嬢も持ってたね。
確か<楽園アスガルド>とかいう魔法だったか。
個人的には、彼女にもこのスレに来てもらって大いに頑張って欲しいところなのだが。

あ、彼女に限らず魔法使いなら随時歓迎中なので遠慮なくおいでませ!
一応今は俺一人だけになっているが、ここは魔法使い達が集う学び舎だからな!
>>2を遵守してくれる魔法使いなら来る者は拒まずだ、気兼ねなく参加してくれたまえッ!

エレーネちゃんにミオちゃんも、身が軽くなったらまた顔出してくれると嬉しい。俺待ってるからなー!?


……さてちと脱線したが、探し物の魔法な。
ぶっちゃけた話ここまでやってもまだ『大まかな位置・数を特定』しかできない訳だ。
占術と組み合わせればまだ見つかりやすくなるかも知れんが、あくまで可能性を絞るだけだしな。
第一それなりの広さの結界を維持し続けるのは、消耗も馬鹿にならん。条件設定すれば尚更だ。

そー言う訳で、やっぱり俺の場合はプチネウス達を造り出して探させるかな。
結局最後にマンパワーになるが、その分だけ数の論理もあるし応用の幅も広い。何より萌える!
そこを考えれば、案外上述の『捜査は足から』ってのも間違いでもないかな?(にっ

エーネウス「……最後にそういうオチを持ってこられますか」(嘆息

223 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/02 23:55
うーむ、ちとタグミスが多いな。
それほどこの身に刻まれた精神的外傷 ト ラ ウ マ、根が深いという事か…

エーネウス「何を大げさに気分出してるんですか。
      それより次に参りましょう、御主人様」

>>316 稲藁の山の中から一本の針を見つけ出すのに使えそうな魔法ってありますか?

♪わわわー わわわわーわーわーわわっわわー

―――>>316、まだ分かって無い様だな…!
(Tシャツにジーパン、デニムのベストという季節感無視のいでたちで登場)

♪わわわー わわわー わわわー わわわわー
♪わわわわーわー わわわわーわー わわわーわわーわわわわー

(しかも何気に、足元の床には馬鹿でかく「75」の白文字が書かれていたり

……何でもかんでもそうやってすぐ便利でお手軽なものに頼ろうとするなッ!!
魔法ばかりに依存していてもそれ以外のところが鈍り、いつかは<連盟>みたいになってしまう。
いいか、まだ新人のお前には分からんかも知れんが、こういう捜査ってのはまず足が基本なんだ。
磨り減った革靴も、時にはコンピュータに勝る事だってあるんだ!
体がなまれば思考もなまるぞ、まずは足を動かせ……分かったら張り込み行k(どかッ
(↑<デスキン>の斧の刃でどつかれますた)

……ぬおお…さっそく傷害事件発生……!(血まみれになって起き上がりつつ)
いきなり二階級特進するわけにも行かん、山さん、救急車を……!

エーネウス「誰が山さんですか。
      刑事モノ的お戯れは程々にして、そろそろ真面目に回答なさって頂きたいのですが」

―――へいへい、んじゃ本題に戻るとして……探し物をする魔法か。
んー、まああるかって言われれば一応無い事もないんだがね。

とりあえず<学園>の魔法としては、やっぱり占術科が専門としている占いがメジャーどころになるかね。
占い方はお馴染みの天文、八卦、月齢、タロットその他諸々のありふれた物ではあるが、
世間のそんじょそこらに転がってる似非占い師と違って、こっちは実力のある“本物”が占ってるからね。
的中率も流石に絶対とは言わないが――まあ割と高い。

それ以外では……
むしろこっちの方が『そういう目的』の場合利用頻度が高いかも知れんが、探査用の結界魔法だな。
任意の規模に、感知すべき対象の大まかな特徴を設定した結界を張って置いて、
それで見つからなければ結界を展開したまま、その結界ごと移動して探してみる。
何か条件に合致した物が結界内に在れば、大まかな位置は特定できるから――後はマンパワーで、ってとこかね。
ただ、複数該当するものが出てきた場合はそっちでまた苦労する事になる訳だが。

大体これに近い魔法は、
つい最近姉スレ(http://appletea.to/~charaneta/test/read.cgi/ikkoku/1087796183/)にも来てた
スクラップド・プリンセスの魔法中毒娘ことラクウェル・カスール嬢も持ってたね。確か<楽園アスガルド>とかいう魔法だったか。
個人的には、彼女にもこのスレに来てもらって大いに頑張って欲しいところなのだが。

あ、彼女に限らず魔法使いなら随時歓迎中なので遠慮なくおいでませ!
一応今は俺一人だけになっているが、ここは魔法使い達が集う学び舎だからな!
>>2を遵守してくれる魔法使いなら来る者は拒まずだ、気兼ねなく参加してくれたまえッ!

エレーネちゃんにミオちゃんも、身が軽くなったらまた顔出してくれると嬉しい。俺待ってるからなー!?


……さてちと脱線したが、探し物の魔法な。
ぶっちゃけた話ここまでやってもまだ『大まかな位置・数を特定』しかできない訳だ。
占術と組み合わせればまだ見つかりやすくなるかも知れんが、あくまで可能性を絞るだけだしな。
第一それなりの広さの結界を維持し続けるのは、消耗も馬鹿にならん。条件設定すれば尚更だ。

そー言う訳で、やっぱり俺の場合は魔法でプチネウス達を造り出して探させるかな。
結局最後にマンパワーになるが、その分だけ数の論理もあるし応用の幅も広い。何より萌える!
そこを考えれば、案外上述の『捜査は足から』ってのも間違いでもないかな?(にっ

エーネウス「……最後にそういうオチを持ってこられますか」(嘆息

224 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/03 04:36
>>324
(榮太郎への一斉砲撃、その煙が晴れて)

――――どウだっタ!?

ミヤビ「駄目、また逃げられたわ! 相も変わらずしぶといにも程がある!」

エーネウス「今回はゴーレムの束縛結界の出力も上げてたのに、また腕を挙げてる……!
       こんな形で使うのも嫌ですが、流石は御主人様と言う所ですか。


       ―――――シンクラヴィア、ミヤビ、逃がしてはいけませんよ?
       まだポータルの転移履歴を追えば間に合います。
       今度という今度は、きついお灸があの方には必要ですからね……………!」(キッ

―――は、はヒッ!?
了解ラジャーでスお姉様ッ!(反射的に直立不動で敬礼
ミヤビ「―――い!? …わ、分かったわ……」(戦慄


>>320の質問票が残っている事に気付き)
エーネウス「………あら? まだ質問が残っていましたか。
      御主人様も居ませんし、私は御主人様を追わねばなりませんし……シンクラヴィア、お願いします」

……り…リりりりリ了解ッ!(((;゚д゚))))

>>320
えー、そう言ウわけデ期せずシて急遽逃亡した榮太郎様の代ワりに回答する事ニなっタ
メイド二号、魔鳥セイレーンのシンクラヴィアだけド。何かしラ……?


>悪魔は泣きませんか?
………………。
ミヤビ「………………」



―――現在進行形デ泣いテまス(さめざめ
ミヤビ「ついでに言うと神様も泣くわ。こんな具合に」(うるうる

……羽瀬川拓人の暗殺に失敗しテ、<学園>に身柄確保さレて。
ミヤビともドも佐久間榮太郎の保護監察下に置かれる事にナッた訳ダケど……

ミヤビ「そこから先は泣きたくなる様な事ばっかりよ……!
    夏冬のコミケ前の同人製作は言うに及ばず、あまつさえイベントの為に
    色々良い子には見せられないあーんなポーズやこーんなポーズまで強要されたり!
    前科者の神魔でさえこんな扱い受ける謂れはなーいっ!!(泣

デも禁則呪法がかけられテるかラ、普段は逆らえナいのヨね…物理的ニも。
今はお姉様に権限が移ってるから、こうして攻撃も出来る訳だケど。


エーネウス「―――特定終了……二人とも何をぐずぐずしているんですか!
      御主人様を追いますよ!?」

――は、はイッ…!?
ミヤビ「い、イエッサー……!」


エーネウス「そういう事で、現在大変立て込んでおりますので
       今回の講義はここまでとさせていただきます」(ぺこり

(榮太郎を追って三柱でシフト・ポータルをくぐり、転移)




追伸。

……結局例によッテ例の如ク、榮太郎様はエーネウスお姉様にボコられた挙句
PCのハードディスクを盾に取らレて、泣ク泣く薬を処分する事に相成っタそうで。(嘆息

ミヤビ「うぅっ、もう神界に帰りたい……」(泣

225 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/03 18:20
―――萌え使徒は死なず……ただ萌えるのみ…!

>>326 新刊落ちた?
―――このくそ戯けッ!!!
そう簡単に落とすなんて単語を使うな、縁起でもない!
大体今回の新刊「らでぃかる2」ならちゃんと発売日に出ているから問題ない!
そして俺の仕事も―――

たとえレポート提出が遅れても受け持った授業をいくら脱線させようとも
拓人達をどれだけイジって遊んでもこっちに御鉢が回った事件をややこしくして楽しもうとも

『そっちの仕事』だけは期日にきっちり間に合わせるのが我々
『けものみみ・あかでみい』の矜持だッ!!!

エーネウス「………威張って言う事ですか。
       というかそうでない仕事の方も真面目にやってください」
シンクラヴィア&ミヤビ「「その為に私達がいつもどれだけ死ぬ思いしてると……」」(だだ泣き

ええぃやかましいぞ貴様らっ!!
まず鳥虎シスターズ、貴様ら神魔なんだから氏なんだろが!
俺は着色やるからお前らは泣き言言ってないで型抜きに専念しろ、この軟弱共がッ!!
鳥&虎「「一纏めッ!?」」

あ、ちなみに今春は本より寧ろ美少女フィギュアで攻めてみる方針だから。
ブースの看板は題して『けものみみ・あかでみいフィギュアコレクション』!
まだどれも試作段階だがイヌミミ、ネコミミ、USA耳――もといウサミミ、キツネミミと基本どころは揃っているぞ!?

そしてシークレットは、

http://appletea.to/~charaneta/test/read.cgi/ikkoku/1110825222/374
つい先日この辺↑で見かけたりしたよき萌へネコミミにインスピを受けて作り出した
ネコミミ少女戦士・猫又バージョン! 通常と違い尻尾が二本あるのが特徴だ!
どーだ、萌えるだろー!?


エーネウス「…………昨夜から今朝にかけてあれだけやって、まだこの有様ですか。頭痛が…」(嘆息

何言ってる、俺だってめっさ痛かったんだぞうアレは!?
そしてエーネ!

エーネウス「何です? というか何故駄々っ子ぶっているのですか」


俺は決して真面目にやっていないのではないぞ!?
くそ真面目に最大限楽しんでいるだけだッ!!



エーネウス「……結局普段と何ら変わりないではありませんか」

    ,ィ^i^i1
    ∧ ´ ̄∧
   ( i~γ~从)
  ξ V ゚ -゚ノγ      |||| ∵:がすッ:,
≡]―(fつHつ――――十>ヘ∵
   У.....{i_j})      ∵,ヘλ;ヘ y
      し'ノ     __⊂く⊥ 从つつ

226 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/03 18:22
―――萌え使徒は死なず……ただ萌えるのみ…!

>>326 新刊落ちた?
―――このくそ戯けッ!!!
そう簡単に『落とす』なんて単語を使うな、縁起でもない!
大体今回の我等の新刊『まかでみ・らでぃかる2』ならちゃんと発売日に出ているから問題ない!
そして俺の仕事も―――

たとえレポート提出が遅れても受け持った授業をいくら脱線させようとも
拓人達をどれだけイジって遊んでもこっちに御鉢が回った事件をややこしくして楽しもうとも

『そっちの仕事』だけは期日にきっちり間に合わせるのが我々
『けものみみ・あかでみい』の矜持だッ!!!

エーネウス「………威張って言う事ですか。
       というかそうでない仕事の方も真面目にやってください」
シンクラヴィア&ミヤビ「「その為に私達がいつもどれだけ死ぬ思いしてると……」」(だだ泣き

ええぃやかましいぞ貴様らっ!!
まず鳥虎シスターズ、貴様ら神魔なんだから氏なんだろが!
俺は着色やるからお前らは泣き言言ってないで型抜きに専念しろ、この軟弱共がッ!!
鳥&虎「「一纏めッ!?」」

あ、ちなみに今春は本より寧ろ美少女フィギュアで攻めてみる方針だから。
ブースの看板は題して『けものみみ・あかでみいフィギュアコレクション』!
まだどれも試作段階だがイヌミミ、ネコミミ、USA耳――もといウサミミ、キツネミミと基本どころは揃っているぞ!?

そしてシークレットは、

http://appletea.to/~charaneta/test/read.cgi/ikkoku/1110825222/374
つい先日この辺↑で見かけたりしたよき萌へネコミミにインスピを受けて作り出した
ネコミミ少女戦士・猫又バージョン! 通常と違い尻尾が二本あるのが特徴だ!
どーだ、萌えるだろー!?


エーネウス「…………昨夜から今朝にかけてあれだけやって、まだこの有様ですか。頭痛が…」(嘆息

何言ってる、俺だってめっさ痛かったんだぞうアレは!?
そしてエーネ!

エーネウス「何です? というか何故駄々っ子ぶっているのですか」


俺は決して真面目にやっていないのではないぞ!?
くそ真面目に最大限楽しんでいるだけだッ!!(どキッパリ



エーネウス「……結局普段と何ら変わりないではありませんか」

    ,ィ^i^i1
    ∧ ´ ̄∧
   ( i~γ~从)
  ξ V ゚ -゚ノγ      |||| ∵:がすッ:,
≡]―(fつHつ――――十>ヘ∵
   У.....{i_j})      ∵,ヘλ;ヘ y
      し'ノ     __⊂く⊥ 从つつ

227 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/03 18:23
―――萌え使徒は死なず……ただ萌えるのみ…!

>>326 新刊落ちた?
―――このくそ戯けッ!!!
そう簡単に『落とす』なんて単語を使うな、縁起でもない!
大体今回の我等の新刊『まかでみ・らでぃかる2』ならちゃんと発売日に出ているから問題ない!
そして俺の仕事も―――

たとえレポート提出が遅れても受け持った授業をいくら脱線させようとも
拓人達をどれだけイジって遊んでもこっちに御鉢が回った事件をややこしくして楽しもうとも

『そっちの仕事』だけは期日にきっちり間に合わせるのが我々
『けものみみ・あかでみい』の矜持だッ!!

エーネウス「………威張って言う事ですか。
       というかそうでない仕事の方も真面目にやってください」
シンクラヴィア&ミヤビ「「その為に私達がいつもどれだけ死ぬ思いしてると……」」(だだ泣き

ええぃやかましいぞ貴様らっ!!
まず鳥虎シスターズ、貴様ら神魔なんだから氏なんだろが!
俺は着色やるからお前らは泣き言言ってないで型抜きに専念しろ、この軟弱共がッ!!
鳥&虎「「一纏めッ!?」」

あ、ちなみに今春は本より寧ろ美少女フィギュアで攻めてみる方針だから。
ブースの看板は題して『けものみみ・あかでみいフィギュアコレクション』!
まだどれも試作段階だがイヌミミ、ネコミミ、USA耳――もといウサミミ、キツネミミと基本どころは揃っているぞ!?

そしてシークレットは、

http://appletea.to/~charaneta/test/read.cgi/ikkoku/1110825222/374
つい先日この辺↑で見かけたりしたよき萌へネコミミにインスピを受けて作り出した
ネコミミ少女戦士・猫又バージョン! 通常と違い尻尾が二本あるのが特徴だ!
どーだ、萌えるだろー!?


エーネウス「…………昨夜から今朝にかけてあれだけやって、まだこの有様ですか。頭痛が…」(嘆息

何言ってる、俺だってめっさ痛かったんだぞうアレは!?
そしてエーネ!

エーネウス「何です? というか何故駄々っ子ぶっているのですか」


俺は決して真面目にやっていないのではないぞ!?
くそ真面目に最大限楽しんでいるだけだッ!!(どキッパリ



エーネウス「……結局普段と何ら変わりないではありませんか」

    ,ィ^i^i1
    ∧ ´ ̄∧
   ( i~γ~从)
  ξ V ゚ -゚ノγ      |||| ∵:がすッ:,
≡]―(fつHつ――――十>ヘ∵
   У.....{i_j})      ∵,ヘλ;ヘ y
      し'ノ     __⊂く⊥ 从つつ

228 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/06 05:32
さいたま

229 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/06 05:40
test、それは鉄道ではない(謎

230 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/08 00:58
てすと

231 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/08 01:40
ななめ

232 名前:「ロックマンゼロ4」公式、ボス紹介より:05/04/08 02:20
元ネタのページはフラッシュなので此処にて。


アインエリヤル八闘士

「ラグナロク」計画の為にバイルの手により集められた8体のレプリロイド。
改造を受けた者から自ら志願した者まで、その出自、真意ともにバラバラである。
たった一つの例外を除いて。


―――「ラグナロク」成就の為、立ち塞がるもの全てを排除すべし。
―――わけても、あの赤きレプリロイド。愚か極まる旧き遺物。
―――抹殺! 抹殺!! 「ゼロ」抹殺!!!


戦火という名の顎が全てを噛み砕き飲み込んでゆく。
人とレプリロイドの黄昏は、近い。

233 名前:「ロックマンゼロ4」公式、ボス紹介より:05/04/08 02:28
これも元のページはフラッシュなので以下略。

「回天の死聖」ヒート・ゲンブレム
「天翔ける神槍」ペガソルテ・エクレール
「凍月(いてつく)軍狼」フェンリー・ルナエッジ
「崩蝕の樹婦人」ノービル・マンドラゴ
「熱愛の蝶姫」ソル・ティターニアン
「双極の角頭王」ミノ・マグナクス
「深淵なる怪嘯」テック・クラーケン
「鶏眼の賢蛇」プープラ・コカトペリ

234 名前:「ロックマンゼロ4」公式、ボス紹介より:05/04/08 02:39
あ、スペルミスった(死

×アインエリヤル八闘士

○アインヘルヤル八闘士
 

235 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/09 17:07


236 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/09 17:08

 
   ←かき氷シロップメロン味


237 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/09 17:08

  
    ←かき氷シロップメロン味


238 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/09 17:09

.  
.  


239 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/09 22:33
                  ,. -一   ̄ ̄`  - 、
                  /             \
               |====ミx,、、_        \
            、__>ァ¬一ァ―r¬ミi、         \
               ̄7'/'/ ////  ,ハヘ.,ニヽ、     }
               // / /:,'/,'  '  i┴`≠| i }`T''トrイ
             //i , ; !:!:|  !:/  |Tヽ | ,ハ. l. l. }::|
              | i {. { l | トi;、/_ヽ | \ ヽ!ノi. }:| :! l :|
             N.\ヽ.ヽ.ヽi!.≡≡  ≡≡ ji. |,リノ ' , |
                >ト、_トトr""      ""´イ/',.イ/ :/
                 /:イ ハトゞゝ   「`7   ≦,イィ1 イ /|
     _. --- 、    /〃 ,'// /:/_>  `   イ //ノ ,ハ{ノ!


240 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/17 09:02
中国人はガキ

241 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/21 21:50
>>1
>>2
>>3

242 名前:名無し客スナイパーカスタム:05/04/23 01:07
http://www.jfast1.net/~charaneta/ikkokuRH/img/1095787239/242.jpg (14KB)

テスト

243 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

244 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

245 名前:名無し客:2005/04/26(火) 06:17:41
更に書き込みテスト

246 名前:名無し客:2005/04/26(火) 06:27:49
テスツ

247 名前:名無し客:2005/04/26(火) 14:51:01
テスト

248 名前:名無し客:2005/04/26(火) 16:10:14
……随分と留守にしてしまったわね。
ひと月ぐらいは空けちゃったかしら?
家屋に限らずこういう場所って、人が居ないと、たとえ何もされてなくても老朽化していくものだから…。


それじゃ、>>548も待っててくれた事だし…レス、するわね。

>>527 おとこのこって、なにあげたらうれしいかな?
あら……ひょっとして好きな子でも出来た、>527?

そうねえ…男の子と一概に言っても
うちのシャノンみたいなのも居れば、ヒタカさんやレオくん、それにクリスみたいな子も居る訳だし。
やっぱり分からないうちは、一概には決めかねるわね。

それなら、やっぱりその子の好きなものや、趣味の分野の品物を贈ればいいんじゃないかしら。
自分が贈答品プレゼントを贈りたくなるほど想っている相手なら、そのぐらいはわかるでしょう?

>>529 暗黒騎士オズ
襲い掛かって来たから、仕方なく倒しちゃったけど……
この人、襲う相手を間違えたんじゃないかしら?

パシフィカ――<廃棄王女>を狙って来たにしては、「姉さんの仇」というのもおかしな話だし。
今までに撃退した職業的暗殺者の中に、この人のお姉さんでも居たら話は別だけど、今のところ思い当たる節もないし…

とりあえず気を失っているだけだから、簡単な手当てをして、置いていきましょうか。
シャノンが上手い具合に手加減してくれたことに、感謝するべきね。

>>530 一万年間闘っていたら疲れたよ、姉ちゃん…
――まあ、一万年も……。

私達の<封棄世界>の神だったシリア・マウゼルも、
五千年もの間、自分の精神が磨耗していく苦しみに堪えてきたって言う話だったけど…その倍とはね。
まだまだ私達の世界の常識だけでは計り知れない事も有るっていう事なのかしら。

――そうね、一万年も戦い続ければ、やっぱり疲れるわよね。
貴方は、よく戦った。
だから、もう―――休んでいいの。

>>531 姉ちゃんなんて大嫌いだー
………そう。
なら気が済むまで、貴方の思うようにしていいわ。


……でもね、これだけは覚えておいて。
私はいつでも、貴方達の味方だから。
そしてこれは義務でもなんでもなくて、私がそうしたいからそうしているの。

>>535 姉ちゃんのパンツはいいにおいがする……
ふぅん、そう……それは良かったわね。

――壁よ・阻め。
(防性魔法< 塞壁ミズガルズ>起動、防御結界の壁で>>535を跳ね飛ばし)

雷槌ミョルニルよ・撃て。
(< 雷槌ミョルニル>の電撃を>>535に撃ち込み)


炎の民よ・踊れ。
(さらに<炎陣ムスペル>の爆炎の壁で、>>535を薙ぎ払って)

其は天を焦がす偉丈夫・まといしものは青白き稲妻・雷の荒ぶる支配者よ・
    轟くものよ・戦士の誓いと盟約の元に・我は汝を召喚す――――出でよ、<>
(とどめに、無闇に爽やかな笑みを浮かべた雷の巨人を作り出し、背後にはべらせて)


……それで。
何か言うべき事があるんじゃないかしら>>535?(にっこり

249 名前:名無し客:2005/04/26(火) 16:14:41
……随分と留守にしてしまったわね。
ひと月ぐらいは空けちゃったかしら?
家屋に限らずこういう場所って、人が居ないと、たとえ何もされてなくても老朽化していくものだから…。


それじゃ、>>548も待っててくれた事だし…レス、するわね。

>>527 おとこのこって、なにあげたらうれしいかな?
あら……ひょっとして好きな子でも出来た、>527?

そうねえ…男の子と一概に言っても
うちのシャノンみたいなのも居れば、ヒタカさんやレオくん、それにクリスみたいな子も居る訳だし。
やっぱり分からないうちは、一概には決めかねるわね。

それなら、やっぱりその子の好きなものや、趣味の分野の品物を贈ればいいんじゃないかしら。
自分が贈答品プレゼントを贈りたくなるほど想っている相手なら、そのぐらいはわかるでしょう?

>>529 暗黒騎士オズ
襲い掛かって来たから、仕方なく倒しちゃったけど……
この人、襲う相手を間違えたんじゃないかしら?

パシフィカ――<廃棄王女>を狙って来たにしては、「姉さんの仇」というのもおかしな話だし。
今までに撃退した職業的暗殺者の中に、この人のお姉さんでも居たら話は別だけど、今のところ思い当たる節もないし…

とりあえず気を失っているだけだから、簡単な手当てをして、置いていきましょうか。
シャノンが上手い具合に手加減してくれたことに、感謝するべきね。

>>530 一万年間闘っていたら疲れたよ、姉ちゃん…
――まあ、一万年も……。

私達の<封棄世界>の神だったシリア・マウゼルも、
五千年もの間、自分の精神が磨耗していく苦しみに堪えてきたって言う話だったけど…その倍とはね。
まだまだ私達の世界の常識だけでは計り知れない事も有るっていう事なのかしら。

――そうね、一万年も戦い続ければ、やっぱり疲れるわよね。
貴方は、よく戦った。
だから、もう―――休んでいいの。

>>531 姉ちゃんなんて大嫌いだー
………そう。
なら気が済むまで、貴方の思うようにしていいわ。


……でもね、これだけは覚えておいて。
私はいつでも、貴方達の味方だから。
そしてこれは義務でもなんでもなくて、私がそうしたいからそうしているの。

>>535 姉ちゃんのパンツはいいにおいがする……
ふぅん、そう……それは良かったわね。

――壁よ・阻め。
(防性魔法< 塞壁ミズガルズ>起動、防御結界の壁で>>535を跳ね飛ばし)

雷槌ミョルニルよ・撃て。
(< 雷槌ミョルニル>の電撃を>>535に撃ち込み)


炎の民よ・踊れ。
(さらに<炎陣ムスペル>の爆炎の壁で、>>535を薙ぎ払って)

其は天を焦がす偉丈夫・まといしものは青白き稲妻・雷の荒ぶる支配者よ・
    轟くものよ・戦士の誓いと盟約の元に・我は汝を召喚す―――

……出でよ、<>♪
(とどめに無闇に爽やかな笑みを浮かべた雷の巨人を作り出し、背後にはべらせて)


……それで。
何か言うべき事があるんじゃないかしら
>>535(にっこり

250 名前:名無し客:2005/04/27(水) 01:26:34
test

251 名前:名無し客:2005/04/27(水) 01:31:20
トライアル

252 名前:名無し客:2005/04/27(水) 18:29:47
((;゚Д゚))
((;゚Д゚))

253 名前:水野蓉子 ◆SA/8YOUKOU :2005/04/29(金) 09:29:48
テスト、ね。

254 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

255 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

256 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

257 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

258 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

259 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

260 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

261 名前:あぼーん:あぼーん
あぼーん

262 名前:さすらいの板メンテナー ★:2005/05/02(月) 18:57:01
ううむ。
どうもこのスレだけID出ちゃいますねぇ。
さくっとID出てる分だけ消しちゃいましょう。

263 名前:さすらいの板メンテナー ★:2005/05/02(月) 18:58:20
……あれ?
なんで今は大丈夫なんだ?
まあいいや、消しちゃいまーす。

と、いうことで、>>254-262は削除となりました。


264 名前:名無し客(¥50):2005/05/03(火) 16:50:50 ID:???
串規制テスト

265 名前:名無し客(¥50):2005/05/05(木) 01:33:46 ID:???
テスト

266 名前:名無し客(¥50):2005/05/05(木) 01:48:05 ID:???
テスト。

267 名前:名無し客(¥50):2005/05/05(木) 01:52:47 ID:???
テスト


268 名前:名無し客(¥50):2005/05/05(木) 01:53:44
再度テスト。

269 名前:名無し客(¥50):2005/05/05(木) 01:53:57
もう一度。

270 名前:◆t8f5urBnSI :2005/05/05(木) 20:55:41
テスト

271 名前:◆ukV5mIgD.Q :2005/05/05(木) 20:56:55
再テスト

272 名前:◆Kj4JCJfnRU :2005/05/05(木) 20:58:24
再々テスト

273 名前:名無し客(¥50):2005/05/06(金) 03:28:47
test

274 名前:名無し客(¥50):2005/05/16(月) 00:32:04
<font color=#FF00FF>テスト</font>

275 名前:名無し客(¥50):2005/05/16(月) 01:24:41
テスト

276 名前:名無し客(¥50):2005/05/16(月) 20:30:47
テストします

277 名前:◆LasOiegeiI :2005/05/18(水) 04:10:26
テストっと

278 名前:名無し客(¥50):2005/05/18(水) 04:12:55
てすと

279 名前:名無し客(¥50):2005/05/18(水) 04:13:32
てすとですよ

280 名前:名無し客(¥50):2005/05/18(水) 04:13:50
試験

281 名前:名無し客(¥50):2005/05/18(水) 04:19:57


282 名前:名無し客(¥50):2005/05/18(水) 04:21:36
書き込めない?

283 名前:シン・アスカ ◆LasOiegeiI :2005/05/18(水) 21:11:14
テストも俺のお家芸だな!!

284 名前:名無し客(¥50):2005/05/18(水) 23:54:56
test

285 名前:名無し客(¥50):2005/05/24(火) 20:28:21
test

286 名前:名無し客(¥50):2005/05/28(土) 04:00:54
 「気遣いは有り難いが、サングラスこ    れは俺のトレードマークみたいなモンなんでね…ずっとかけ続けてる所為かもう慣れてる。」

287 名前:デストロイ名無し客:2005/06/05(日) 19:30:26
タグテスト

288 名前:◆KAHO3vheno :2005/06/24(金) 22:31:44
テスト

289 名前:花穂 ◆KAHO3vheno :2005/06/24(金) 22:34:52
えっと……これでいいのかなぁ?

290 名前:デストロイ名無し客:2005/06/24(金) 23:44:31
test

291 名前:青銅名無し客:2005/06/26(日) 02:27:49
test

292 名前:青銅名無し客:2005/06/26(日) 02:28:36
testテスト

293 名前:◆R/pPANZERI :2005/06/28(火) 23:08:18
書き込みテスト

294 名前:◆R/pPANZERI :2005/06/28(火) 23:08:53
もう一回

295 名前:◆R/pPANZERI :2005/06/28(火) 23:12:10
テスト

296 名前:青銅名無し客:2005/06/28(火) 23:48:35
テスト

297 名前:青銅名無し客:2005/06/28(火) 23:49:49
テスト♪

298 名前:白金名無し:2005/06/28(火) 23:55:34
テストパピコ。

299 名前:白金名無し:2005/06/28(火) 23:56:43
もう一度テストパピコ。

300 名前:青銅名無し客:2005/06/29(水) 00:04:26
テスト。

301 名前:白金名無し:2005/06/29(水) 00:34:19
テストパピコ。

302 名前:青銅名無し客:2005/06/29(水) 00:38:14
テスト

303 名前:孤高の紫炎 ◆Iori/GPRcE :2005/06/29(水) 22:33:28

 
 ス
 ト


304 名前:青銅名無し客:2005/07/05(火) 20:03:27
テスト

305 名前:青銅名無し客:2005/07/05(火) 20:06:35
もいちど

306 名前:青銅名無し客:2005/07/05(火) 20:20:36
書き込みテスト

307 名前:青銅名無し客:2005/07/16(土) 09:24:13
書き込みテスト

308 名前:ヘアバンドの女子大生:2005/07/16(土) 23:29:58
最終調整…ね。

三人「ハイッ! ハイッ! ハイハイハイッ!
    ハイッ! ハイッ! ハイハイハイッ!
       ハイッ! ハイッ! ハイハイハイッ!」

私達の威勢のいい掛け声が、熱気渦巻くイベントホールに木霊する。
イベントホールに集う私達黄薔薇三姉妹は、今日は多少緊張した面持ちで、
背の高い緞帳を潜り抜けて舞台に立つ。
舞台上の私達の心身を包むのは、深い色の制服(夏服)
声がガタガタ震えないように、顔に冷や汗をかかないように、ハイテンションで押し切るのが
こういう場の入場のたしなみ。もちろん、緊張のあまり足をもつれさせるて転ぶと言う失態をする
姉妹など存在し様もない。(あ、こういう展開も美味しかったかも)

黄薔薇三姉妹

って、ひとりモノローグを思い浮かべている場合じゃ無いわね。
さて、威勢のいい掛け声と共に先頭を切って歩いているのは由乃ちゃん。
孫馬鹿って笑われるかもしれないけど、由乃ちゃんの笑顔の眩しさはリリアンでもトップクラスにあると思う。
由乃ちゃんの笑顔を前面に押し出しつつ、私達は当初決めた通りのポジションに付く。


309 名前:ヘアバンドの女子大生:2005/07/16(土) 23:31:04
さて、威勢のいい掛け声と共に先頭を切って歩いているのは由乃ちゃん。
孫馬鹿って笑われるかもしれないけど、由乃ちゃんの笑顔の眩しさはリリアンでもトップクラスにあると思う。
由乃ちゃんの笑顔を前面に押し出しつつ、私達は当初決めた通りのポジションに付く。
私たちより一歩前に由乃ちゃんが立ち、その真後ろに令が立つ。
そして令に隣に私が立ち―――ツカミへの準備を完了させる。

三人「ハイッ! ハイッ! ハイハイハイッ!
    ハイッ! ハイッ! ハイハイハイッ!
       ハイッ! ハイッ! ハイハイハイッ!」
三人「いよぉぉぉぉぉぉーーーーーーっ」

コントラバスからソプラノへ。
高低差をつけた掛け声を発しながら、声にあわせて令は由乃ちゃんを肩車し、
肩車をされた由乃ちゃんは令の頭に抱きつき、私は令の肩にしなだれる。

そして、

三人「ごきげんよう、黄薔薇三姉妹でーすっ」

私達は、私達の舞台の火蓋を気って落とした。


310 名前:ヘアバンドの女子大生:2005/07/16(土) 23:31:39
「はいっ、らっせぇーらぁっ、らっせぇらぁーっ
   らっせぇーらぁっ、らっせぇらぁーっ」

令がしゃがみこみ由乃ちゃんを降ろすと、私達は向って左側から『私、由乃ちゃん、令』の順番で並ぶ。
なお、身長差のせいで目立たないが令は私たちより三歩ほど後ろに立っている。これも、演出の為の伏線だ。
さぁ、いよいよネタの始まりだ。

江利子「ごきげんよう。黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)こと、鳥居江利子でぇーす」
由乃「ごきげんよう。黄薔薇のつぼみの妹(ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン・プティ・スール)こと、島津由乃でぇーす」

さぁ、そして今度は令の番。このツカミが成功するか否かは令次第なのである。
剣道の試合で見せる鋭い目つきで観客を睨みを効かせつつ、ツカツカと舞台中央に歩んでいく令に、

江利子「ああ、何だか男前な人が来たわよ」
由乃「いよっ、ミスターリリアン」

と私達二人は掛け声をかける。そして令は舞台中央、舞台の端ギリギリにたどり着き…

令「ごきげんよう、令さんです」

と精一杯の笑顔で観客に微笑みかける。
凛々しさを残した笑顔ではない、あくまで17の女子高生としての可愛らしい笑顔である。
ここからはノンストップで畳み掛ける。

江利子「うわ、可愛いらしぃっ」
令「愛読書は、コスモス文庫です」
由乃「うわ、ベタな夢見る少女」
令「趣味は編物です」
江利子「うわ、ベタな将来いいお嫁さんな女の子」
令「あ、後お菓子作りも得意です。今日は皆さまにカップケーキを焼いてきました」
由乃「うわっ、ベタな人気取り」
江利子&由乃「ベッタベタのボーイッシュに見えて実は可愛い女の子キャラだ―っ」


江利子「ハイッ! ドーンドーンドーン」
由乃「ベタベッタ」
江利子「ドッドーン ドッ ドーン」
由乃「ベタでーすっ」

私達が囃し立てている間に、令は手にしたカップケーキを客席に投げ込む。
流石に鍛えているだけあって、ケーキは観客席の中央から後方へと飛んでいく。うん、リハーサル通り。
当然、投げ込んでいるカップケーキは当然令のお手製である。
元ネタどおりの紙吹雪も考えたのだが、ツカミを考えているうちにこちらの方が令のキャラを生かせると
判断したので、こちらのパフォーマンスに決めたのだ。
令がカップケーキを用意した五個すべて投げ込んだのを見計らい、ベタベタコールを終了させる。
さぁ、ここからいよいよネタ。掴んだお客さんの心が離れる前にガンガンと攻勢に出て行く事にしましょう。



311 名前:ヘアバンドの女子大生:2005/07/16(土) 23:33:31
江利子「改めましてごきげんよう。最初に説明をさせていただきますが、黄薔薇三姉妹といっても本当の姉妹ではありません」
令「私と由乃は従姉妹同士なんですけどね」
由乃「ええ、こっちは正真正銘」
江利子「二人とも、場を混乱させるような物言いは止めて頂戴。
    要約して説明させていただきますと、リリアンには上級生が下級生を導く校風がありまして、
    その中でも特に強く結びついた上級生と下級生のカップルを姉妹(スール)と表現いたします」
由乃「ちなみに、ユニット名にある「黄薔薇」は山百合会…いわゆる生徒会幹部の名称で、他には「紅薔薇」「白薔薇」があります」
令「昔から、姉妹の関係は「包み込んで守るのが姉、妹は支え」と言われていますが」
江利子「『支え』ねぇ…。はぁ…。」
由乃「『守り』ねぇ…。はぁ…。」
令「いや、なんで二人で私のほうを見て溜息をつくんですかっ」
江利子・由乃「胸に手を当てて考えてみて?」
令「…orz」
江利子「ああ、そう言えば私達山百合会幹部に限って言えば「○薔薇ファミリー」って呼ばれる事も多いわね」
由乃「ちょっと待ってください、姉妹という関係でしたら問題は無いのですがファミリーと言う名称で呼ぶなら
   先ほどの立ち位置に異議があります」
江利子「さっきの立ち位置って、令があなたを肩車して私が令にしなだれるあれのことかしら?」
由乃「ええ、そうです。黄薔薇をファミリーに例える場合の理想的な立ち位置は…
   ほら、令ちゃん。舞台の上でいつまで落ち込んでいるの?」
令「え、あ、由乃」
由乃「話をちゃんと聞いていた? ほら、ちゃっちゃと立って。」
令「うん、こうかな?」
由乃「そう。それで私がこうやって令ちゃんの腕をとって…」
江利子「公衆の場は「令さま」もしくは「お姉さま」でしょう?由乃ちゃん。
    それで、私は何処に立てばいいのかしら?」
由乃「そこで、恨めしそうに立っていて下さい。
   べたべたな若夫婦とそれを恨めしく見ているお姑、
    この立ち位置こそが、『黄薔薇ファミリー』の名にピッタリじゃ無いですか?」
江利子「令、ちょっとこっちに来なさい」
令「は、はい。お姉さま」 由乃「あっ、ちょっと令ちゃん」
江利子「(令に腕を絡ませて)あら、お姑さんはどっちかしらね?
    大好きな従姉妹で幼馴染を、ふらっと現れた私に取られて悔し泣きするその姿。
    大切な息子を他所の女に取られて嫉妬するお姑さんにそっくりじゃ無い」
由乃「うーっ」
江利子「それじゃ、これから立ち位置はずっとこういう形にして、
    今度からユニット名を黄薔薇ファミ令「待ってください!」
私の腕を振り解いた令が叫ぶ
令「ちょっと待ってください」
由乃「令ちゃん…」江利子「令…」
令「少しは…少しは私の気持ちも考えてください。私の意見を聞いてください」
江利子「ごめんなさい、令」由乃「令ちゃん…ごめんね? 令ちゃんの気持ちを考えないで…でも…」
令「私は…私は…」
江利子&由乃「私は?」

312 名前:ヘアバンドの女子大生:2005/07/16(土) 23:34:36








令「私は、旦那さん役ではなく、お嫁さん役がやりたいんです!」

















しーーーーーーーーん









313 名前:ヘアバンドの女子大生:2005/07/16(土) 23:34:59
令の悲痛な叫びがそうさせたのか、それともあまりに思いつめた表情がそうさせたのか?
あるいはその両方なのか…とにかく、会場には張り詰めた空気が蔓延した。
…誰か、「あんたら、みんな女の子やないかぁ!」というツッコミを入れる人がいないのかしら?
ここまでは当然計算通り、わたしは由乃ちゃんと軽く目線を合わせ、



江利子&由乃「却下!」


と、冷たく突き放す。

令「ええっ、そんなぁ」
由乃「この3人を見たら、夫役は令ちゃんしかいないでしょう?」
令「でもぉ…。」
江利子「じゃぁ、審判にかけてみる?」
令「審判って?」

ばさぁぁっ
私は、あらかじめ舞台に仕込んでおいたマントがかかった物体のマントを取り外す。
そこに現れたのは、デジタル数字で100まで表示できる電光掲示板
疑問と抗議を挟まれる前に、

江利子「さぁ、会場の皆さん。令はこの中では夫役意外ありえないと思う人スイッチ・ON」

ちゃぁーちゃらちゃらちゃらちゃーらんちゃーらん
     ちゃぁーちゃらちゃらちゃらちゃーらんちゃーらん
         ちゃーちゃんちゃーちゃんちゃん

お昼休みのあの番組の効果音と共に電光掲示板に表れた数字は…
令「そんなぁ…」orz

100

江利子「まさか100を叩き出すとはね…」

当たり前の事だが、誰もスイッチを持っているわけはない。完全な仕込である。

由乃「大丈夫、令ちゃんはちゃんと由乃を貰ってくれるんでしょう? ほら、シャンとして」
令「私…お嫁にいけないのかなぁ…。」
江利子「大丈夫よ、令」
令「お姉さま!」
江利子「最近は、「おもなるおっと」と書いて、”主夫”って言うのも流行っているみたいだから」
令「うぅっ…うぅっ…。」

さて、これでネタ第一部終了。お客の様子は…よかった、そこそこ受けているみたいね。
さぁ、ここで間髪いれずに小休止を兼ねたネタ第2部に突入よ。

314 名前:ヘアバンドの女子大生:2005/07/16(土) 23:36:05
由乃「ところで令ちゃん? 私おなかすいちゃった。」
江利子「あのね、由乃ちゃん。今本番中…
令「はい、由乃。今日のおやつはプリンだよ」(舞台袖からクーラーボックスを持ち出し、中からプリンとスプーンを取り出し、渡す)
由乃「わーいっ、令ちゃんありがとう」
令「いえいえ、どう致しまし…どうしました?お姉さま?」
江利子「あのね、普通舞台の上でおやつは食べないでしょう?」
令「別にいいのではないですか? お姉さま。元ネタでも、普通に美味しくお菓子を食べるシーンとかありますし」
江利子「元ネタ言わない。だいたい…
令「あ、お姉さまの分もありますよ?」(きらきらときらめくゼリーとスプーンを取り出す)
江利子「え?」
令「ほら、お姉さまこの前メープルパーラーのパインゼリーが美味しかったって言っていたじゃ無いですか?
  それで、私もちょっと研究をしてみまして、全く同じとはいきませんでしたが、
  かなりいい線をいっている出来のものを創れるようになりましたので、ここに作って持って来ました。
  はい、どうぞ」
江利子「そう、じゃあ頂くわ」
由乃「んぐっ。って、黄薔薇さまも食べるんですか!。」
江利子「そういう由乃ちゃんだって、令お手製のプリンを食べているじゃ無い。あむっ」
令「あの、喧嘩しないで下さい。それじゃ、私も…

江利子&由乃「駄目よ!」

令「えぇっ」
江利子「んっ、誰か一人はボケかツッコミをしていないと観客の皆さまが退屈するじゃ無い。あむっ」
令「だ、だって…」
由乃「『だって』、じゃ無いわよ。私は今プリンを食べるのに忙しいの。だから令ちゃん、場のつなぎをお願い。はむっ」
令「そんなぁ…私が作ったんだよ…プリンも…ゼリーも…」
江利子「そんなぁ…じゃ無いの。それとも何? 令は黄薔薇三姉妹としての責務を放棄するの?むぐむぐっ」
令「いや、黄薔薇さまだって責務を放棄しているじゃ無いですか」
由乃「分かってないわね? 元ネタのグループだって、一人がお菓子を美味しそうに食べている間に
   のこり二人が場を盛り上げているじゃ無い! 忘れたの!。カツッカツッカッ」
令「いや、忘れてはいないけど…私一人じゃどうにも」
江利子「そんな情けない妹を持った覚えはないわ、令。カツッカツッカッ」
由乃「ふぅーっ、やっぱり令ちゃんのお菓子は最高! はいっ、これ容器とスプーン」
令「うん…」(だまってクーラーボックスにそれを戻す)
江利子「こればっかりは由乃ちゃんに同感ね。はい、これもお願い」
令「はい…」(だまって(ry

さぁ、舞台はこれから一気にオチに突入。令、すべてはあなた次第よ。


315 名前:ヘアバンドの女子大生:2005/07/16(土) 23:37:38
由乃「ところで令ちゃん、さっきの続きになるんだけど、ちょっと確認したい事があるの?」
江利子「ああ、私もちょうど令に確認したい事があるわ。」
令「あ、あの…なんでしょう?」

江利子&由乃「どっち?」

令「あの、どっちって?」
由乃「私と」
江利子「私。令はどっちを選ぶの?」

令「えぇっ!」

(令の右袖と手首をガッチリと掴むと、それらを自分の方へ引っ張りながら)
由乃「私よね? 令ちゃん。」
(令の左袖と手首をガッチリと掴むと、それらを自分の方へ引っ張りながら)
江利子「あら、私よね? 令」

令「痛い、痛い!」

江利子「あら、由乃ちゃん。あなたがあんまり引っ張るから、令が痛がっているじゃ無い。
    由乃ちゃんは時代劇がすきなんでしょう? 大岡越前くらいは知っているわよね?」
由乃「あの話は、引っ張られているのが弱い子供だったから成り立つ裁きです。
   令ちゃんはもう大人です。引っ張られるがままじゃなく、嫌な方をちゃんと振りほどくはずです」

令「痛い痛い痛い!」

由乃「令ちゃん、痛いのが嫌なら黄薔薇さまなんか早く振りほどいてこっちに来て!」
江利子「令、さぁ、過去を振りほどいて、私と一緒にこっちに来なさい」

令「痛い痛い痛い痛い! これ以上は止めて」
由乃「私、絶対令ちゃんを話さない」
江利子「私も、例え振りほどこうとしても絶対に食いついて見せるわ」

令「だめ、これ以上引っ張られると千切れちゃう―ッ」

316 名前:ヘアバンドの女子大生:2005/07/16(土) 23:38:15
令が叫ぶと同時に、
ビリビリビリビリビリーッ
会場中に、何かが引きちぎられる音が響き渡る。

キャ――――――――――――ッ
絶叫に似た悲鳴が、イベントホールに木霊する。

そう、左右から強く引っ張られたせいで令の制服は真っ二つに裂けたのだ。

317 名前:ヘアバンドの女子大生:2005/07/16(土) 23:38:45
令の絶叫の『ッ』が後部座席を突き抜けようとしたころ、場の雰囲気は一転した。
江利子「ハイッ、ドーンドーンドーン」
令「ベタベッタ」
江利子「ドッ ドーン ドッドーン」
令「おちでーすっ」
そう、もみ合いの末に令の制服が破れると言う、このハプニングこそが落ちなのである。
由乃ちゃんは、あらかじめ用意したオチ用のカップケーキ5個を客席に投げている。
モーションはいいんだけどいかんせん基礎体力が無い。
ケーキは客席前列に投げられているようだ。うん、計算通り。

ケーキを投げ終えた由乃ちゃんがこっちに来て、三姉妹が一列に並ぶと
江利子「ドーン ドーン ドーンッ」
由乃「ベタベッタ」
江利子「ドッ ドーン ドッドーン」
令「へくちっ」
江利子「ドーン ドーン ドーンッ」
由乃「ベタベッタ」
江利子「ドッ ドーン ドッドーン」
令「オチでーすっ」

こうして三人並び、少しづつ少しづつ舞台袖に消えていくのが当初の予定だったんだけど…
ちょっとした悪戯心が浮んできて…私はそれを実行する事にした。

江利子「ドーン ドーン ドーン」
由乃「ベタベッタ」
江利子「ドッ ドーン ドッドーン」
そして、令の「へくちっ」を無視して令の腕に抱きつき
江利子「私達、ベッタベタでーすっ」
と大声で叫んでみた。さぁ、由乃ちゃんはどう出るか?
江利子「ドーン ドーン ドーン」(あ、怒っている怒っている)
由乃「ベタベッタ」(ここは普通にこなしているわね)
江利子「ドッ ドーン ドッドーン」(さぁ、どうでるのかしら? 由乃ちゃん)
令「落ち由乃「私達の方が、ベッタベタでーすっ」

うんやってくれる、由乃ちゃん。それでこそ、私の愛する孫。令を取り合うのも張り合いが出てくるわ。

どーん どーん どーん べったべった どっ どーん どっどーん
黄薔薇姉妹はべったべたでーすっ。

そんなことを考えながら、私は令の腕に抱きつきながら舞台袖へと下がっていった。
(黄薔薇三姉妹 完)

318 名前:ヘアバンドの女子大生:2005/07/16(土) 23:47:45
気になった所があるから、再確認。

「ごきげんよう、令さんです」

と精一杯の笑顔で観客に微笑みかける。
凛々しさを残した笑顔ではない、あくまで17の女子高生としての可愛らしい笑顔である。
ここからはノンストップで畳み掛ける。

江利子「うわ、可愛いらしぃっ」
「愛読書は、コスモス文庫です」
由乃「うわ、ベタな夢見る少女」
「趣味は編物です」
江利子「うわ、ベタな将来いいお嫁さんな女の子」
「あ、後お菓子作りも得意です。今日は皆さまにカップケーキを焼いてきました」
由乃「うわっ、ベタな人気取り」
江利子&由乃「ベッタベタのボーイッシュに見えて実は可愛い女の子キャラだ―っ」

319 名前:青銅名無し客:2005/07/18(月) 08:29:36
書き込みテスト

320 名前:青銅名無し客:2005/07/18(月) 16:48:20
>>461
聖!?しばらく顔を見せないと思ったら…風邪を引いたのなら連絡くらいなさい!
そうすればすぐに看by…な、なんでもないわ。
とにかく、あまり心配かけるんじゃないの。分かった?








…どうしてこういう言い方しかできないのかしら、私。(´・ω・`)ショボーン

321 名前:青銅名無し客:2005/07/20(水) 21:44:21


322 名前:青銅名無し客:2005/08/25(木) 13:31:57
あ〜テステステス

323 名前:青銅名無し客:2005/08/28(日) 23:15:18
>>21
なんだそれは?


死への憧れの表明か?喜んで手伝ってやるぞ

324 名前:青銅名無し客:2005/08/28(日) 23:47:59
>>23
思わないな。
そもそもわれらの紋章に限らず、紋章のモチーフによく使われる有翼竜、一角馬などの幻想の生き物は全て人が滅ぼしたモノであろ?

そもそも紋章に選ばれたのは八頸竜ガフトノーシの姿に八つの門を持つ帝都
の姿を投影したからだ。
八頸竜の運命に憧れたわけじゃないぞ。


それに、母都市が生み出した神話において礎になった八頸竜がわれらの象徴として甦るのはある意味象徴的であろ?


325 名前:青銅名無し客:2005/09/06(火) 20:08:27
test

326 名前:青銅名無し客:2005/09/07(水) 01:13:50
 島の一番の高台に立って、俺は沈む夕日を見ていた。
 黄色い球体が、水平線でゆがんで潰れ、消えてゆくそのさまと、
 夕日が作る長い長い影が、島のすべてを覆い、飲み込み、おぼろな闇に沈んでいく様を、見ていた。

 黄色い輝きのすべてが没し、闇が完全に辺りを覆ってようやく、
 俺は自分が己でも気づかぬうちに、食い入るようにそれに見入っていたことに気づいた。

 静かに、息を吐き出す。
――途端、血臭が鼻腔を刺した。

 丘から見下ろすだけで、死骸がゴロゴロと目に入る。
 日が暮れるのを待っていましたとばかりに、そいつらは蠢きだしていた。

 この島は、今、どこでもこうだ。地相は最悪、積層都市の最下層並み。
 生者と死者と魔物を一緒くたにし、幾人もの贄を得て、
 殺し合いという名の祭祀を執り行おうとしている輩がいるらしかった。

 俺も贄のうちの一人というわけだ。
 気に入らないが、まあ、いい。俺は俺で、俺のゲームを始める。

 生者をすべて吸血鬼にしてしまえば、そいつらはさぞ慌てるだろうさ。

「マクスウェル、休暇をやるよ」
 その呟きを開始の合図に、俺は獲物を求めて闇の中へと踏み入った――

327 名前:青銅名無し客:2005/09/07(水) 01:14:27
 最初の獲物はグールに襲われていた。
 森の外れ、屍人に追われて運悪く崖下に追い詰められていたのだった。

 おやおや、かわいそうに。
 見れば整った顔立ちだ。ここまで走り続けてきたのだろう。
 こわばった表情、押し殺された怯えの表情。
 こりゃ、味のわかんねぇグールにくれてやるのはもったいない。

 グールをどかしてコナかけようかと思った瞬間、
 気合の声がほとばしった。

――おやおや。
 追い詰められた鼠の逆襲だ。振り下ろされた木刀の一撃は、グールの頭骨をものの見事に砕いていた。
 頭部をほとんど破砕させ、動きを止めた死者を前に、少女は荒い息をついていた。

 木刀を構えた姿がなんとも様になっている。
 凛々しいねぇ。

 俺は足音をしのばせ、いまだ呼吸を整えている少女の後ろに回った。
 驚かせたくなったのだ。

「大丈夫かい、おじょうちゃん?」
 彼女の背後、数歩のところで俺はそう、声をかけた。

328 名前:◆LOSJACkEtA :2005/09/07(水) 03:13:00

 水平線の彼方へと沈んでいく太陽を背景に、メリーベル号はようやく、軍艦島と呼ばれる
小島の港へと、進入を果たしていた。

 船から渡されたスロープを伝い、車体をゆっくりと、船上から港へと進ませる。
 ハンドルを握りながら、上陸作業を続けている船員に視線を走らせる。
 が、目に入る表情はすべて、判で押したかのように引きつり、どこかおびえを感じさせるも
のばかり。まあ無理もないとは思う――上陸前に、あんな話をされてしまっては。

 事前にされていた説明通り、つい先日まで誰かに管理されていた形跡はあるものの――
しかし、施設周辺ににぽつぽつと転がっている、身じろぎひとつ無い人影が、その状況が既
に過去のものであると、明確に物語っていた。

 ぱっと見た限りで、五から六。
 恐らくはこの港の施設要員だったのだろうが、季節は夏、既にそれらが腐敗を始めている
現実を見てしまえば、そんなことを確かめる気も起きない。
 潮に混じって鼻をつく異臭に顔をしかめつつ――しかし、やはり信じられないという思いも
含めて、知らず俺は独りごちていた。

「この様子じゃ、本当に全滅してるっぽいな――いやはや、一体何が起こったんだか」

 今回の仕事は、かみ砕いて言えば『調査』だ。
 とある企業の所有する――していた小島の調査。元々はどこかの政府機関が研究施設
として使っていた島を買い取り、倉庫として使っていた云々……と言うことだったが、正直な
所、あまりよく覚えていない。
 まあともかく、その島が、二週間ほど前に突如連絡を絶ったのだそうだ。
 何かあったのかと不審に思い調査隊を派遣したものの、それ自体連絡を絶ち機関もせず。
 しまいには、島上空からの航空偵察にまで乗り出したらしい。

 そして彼らは――撮影された写真を見て仰天した。
 島全域に渡って、無数の死体が転がっていたのだ。倉庫移設、湾岸施設の運営に当たっ
て、島には数十人からの職員が生活していたと言うことだが、状況から見て既に全滅してい
る事は間違いがない。だが、一体何が原因で――――

 事態を重く見た社の上層部は、第三次の調査隊派遣を決定する。
 だがそれは、前回、前々回のような、定期査察に毛が生えたようなものではなく――
 重火器の携行すらも行う大がかりな代物だ。

 そして俺は、その携行される『重火器』のひとつとして雇われ、社内から島の様子をうかがっ
ている――と、そんなところだ。


 船員達とは違い、依頼を受けるときに予め、島の置かれている状況を聞いてはいたが……
実際に目の当たりにすれば、正直なところ驚きしか出てこなかった。

 ――が。
 そんな驚きは、次の瞬間、粉々に吹っ飛んだ。

「……これは」

 思わず車外に降りて、まじまじと観察したい衝動に駆られる――がそれは今、決してやっ
てはいけない行動なのは明白だった。

 今、眼下に転がる死体。
 そこには――前進が、なにものかに食い荒らされた痕跡が、まざまざと刻まれていた。

 何が起こったのかは、判りすぎるぐらい明白だった。つまり。つまり、この島は――!

 反射的に、急ごしらえで車内に設置された無線に怒鳴る。

「<メリーベル>、聞こえるか!? こちらはスタインバーグだ、島には絶対に降りるな!
 早く離脱の準備を。此処はもう、『汚染』されて――!」

 だが、言葉はそれ以上続かなかった。
 もっとも恐れいていた事態が――目の前で、起こってしまっていたからだ。
 先ほど見下ろしていたはずの喰われかけの死体が――立ち上がり、暗い眼窩をこちらに
向け、じっと、俺を見つめていたのだ。

「――――!」

 同時に。
 船の方から、散発的な炸裂音――銃声だ――が轟いている。
 はっと、海の方に目を向けた。
 太陽は既に沈みきり、その痕跡は水平線をうっすらと染める、紫色の帯だけだ。

「冗談――!」

 反射的にギアシフト、キャリアをバックさせる――が、背後からの鈍い衝撃に、無理矢理
それは中断された。
 のぞき込んだミラーには、やはりどす黒い血痕で全身を染めている、表情のない死者の
姿が――!

喰屍鬼(グール)……!」

 遠くから響く銃声と、無線から垂れ流される空電ノイズ。何が起こっているのかは、もはや
考えるまでもない。

「……邪魔だ!」

 ドアを蹴り開けて、一番最初の死体を吹き飛ばす。
 既に身のこなし、なんて単語は衣のととともにどこかに忘却していたらしいグールは、
抵抗らしい抵抗もせずに地面へと崩れ落ちる。

 同時、抜きはなった拳銃を動く死体の頭部へと照準、立て続けに45マグナム弾を3発、
一気に叩き込む。粉砕された頭部から凝固仕掛の血液と、腐りかけの脳漿がコンクリート
へとぶちまけられるが、悠長にそんなものを見ている暇はない。
 びくびくと、痙攣を続ける死体をそのままに、ギアシフト、アクセルを踏み込む!

 急加速した車体に引き摺られ、キャリアコンテナ部に取り付いたグールが地面に削り取ら
れていく。さらに加速、いよいよ耐えられなくなったのか、取り付いていた三体の死体は、
車体表面に腐った皮膚だけを残して、無様に地面へとたたきつけられていた。

 とりあえず息をつく――が、安心なんてしていられない。

「くそったれが――何が事故だ」

 恐らくは。島に滞在していた全職員が、同じ事になっているのだろう。
 そして俺達よりも前に、島に訪れたという調査員達も。

 この島は――吸血鬼に、汚染されている。

(初期位置:A-3 湾岸部→B-3 居住区へと移動中)

329 名前:◆HORAIgd3qU :2005/09/07(水) 21:38:53


 ひどく薄暗い月だけが見える曇り空の下、ほとんど光の差さない夜の竹林は何処までも
無気味だった。

 すでに妖怪が跳梁跋扈するはずの領域は恐ろしいほど静かで、動くものが全く見えない。
まるで全てが息を潜めて眠っているようにも思える。
 ただ、その例えはどこか正しくて、どこか間違っている。
 息を潜めているのは確かだ。しかし、眠っているのではないだろう。

 ―――私たちに怯えているのかもしれないのだから。

 足場と視界の悪い中、私は駆けながら苦笑した。
 確かに怯えられて当然かもしれない。私たちがいつもこの竹林で夜中にやっていることに巻き込まれてしまえば、死体か灰しか残らない。低級の妖怪であればなおさらだ。

「……にしても、何処まで引っ張っていく気よ、あいつ」

 かすかに速くなっている息の合間を縫って呟く。
 輝夜。私の怨敵であり、月より来た姫君。そして今宵、いつものように殺しあう相手。
 その姿はすでに見えていない。すっかり闇の中である。
 その後を正確に付いていけるのは、気配を辿っているからだ。
 ただ、おかしなことに。まったく立ち止まる様子はなかった。

「まったく、どういう了見なのよ。疲れるじゃない」

 というより、さすがに疲れた。
 だから私は一際強く地面を蹴り、“翼”を広げた。
 赤く紅く輝く、燃え盛る不死鳥の羽根。
 同時に暗かった森が赤く照らされ、さらに速く景色が流れていく―――
 と、そこで気づいた。

「………ありゃ?」

 空中で急制動をかけて、地面に降りて燃え盛る翼をしまった。

 ―――竹林じゃない。

 景色が何時の間にか、鬱蒼とした森へと変わっていた。踏みしめる土の柔らかさは、腐葉土が積もっているからだろう。
 どういうことだろうか、と考えて、すぐに至った。

「………やられた」

 そう、私は結界の外へと出てしまっていたのだ。
 たぶん、こうだ。
 偶然結界の綻びを見つけた。面白そうだったので私が飛び込むように仕向けた。
 すごい。たった一行で済んだ。

「……あーいーつーはー!!」

 おもわず地団駄を踏むが、それでどうにかなるわけでもない。
 急に景色が変わったところをみると、どこか別の場所に飛ばされたように見える。
 潮の薫りがかすかにする。海沿いか小さな島、だろうか。

「まあ、とりあえずはどうにか戻んないと―――」

 むう、と眉根を潜めて周りを見渡す―――
 酷く、嫌な感覚。

「……なによこれ。死体だらけってことなの。それに……この昏い気配」

 かすかに感じる死臭。そして―――覚えのある妖気。
 思い出す。
 これほど弱いものではなかったが、似たようなものを以前感じたことがある。
 つまりは―――今現在、この場所には吸血鬼が跋扈している。現在進行形で。

「冗談……。ついてないにもほどがあるわ」

 苛立ち混じりに呟いて、現在の自分の戦力を確認。
 攻撃用の札と投擲に使う小柄の数は―――多少減っているが弾幕張れる程度には十分。体力もほとんど残っていて、スペルカードも三枚ほどある。この場から離れるには十分すぎるくらいだ。

「よし。なんとか帰らないとね―――幻想郷に」

 一つ頷いて、私は駆け出した。
 とりあえずは周囲の様子を把握できる、開けていそうな場所へ。

(初期位置:B-1 森林地帯 B-2 空港跡へと移動中)

330 名前:◆HORAIgd3qU :2005/09/07(水) 21:42:35


 ひどく薄暗い月だけが見える曇り空の下、ほとんど光の差さない夜の竹林は何処までも
無気味だった。

 すでに妖怪が跳梁跋扈するはずの領域は恐ろしいほど静かで、動くものが全く見えない。
まるで全てが息を潜めて眠っているようにも思える。
 ただ、その例えはどこか正しくて、どこか間違っている。
 息を潜めているのは確かだ。しかし、眠っているのではないだろう。

 ―――私たちに怯えているのかもしれないのだから。

 足場と視界の悪い中、私は駆けながら苦笑した。
 確かに怯えられて当然かもしれない。私たちがいつもこの竹林で夜中にやっていること
に巻き込まれてしまえば、死体か灰しか残らない。低級の妖怪であればなおさらだ。

「……にしても、何処まで引っ張っていく気よ、あいつ」

 かすかに速くなっている息の合間を縫って呟く。
 輝夜。私の怨敵であり、月より来た姫君。そして今宵、いつものように殺しあう相手。
 その姿はすでに見えていない。すっかり闇の中である。それでも迷わずに後を付けられるのは、かすかに残った気配―――魔力だの妖気だのを辿っているから。
 ただ、おかしなことに。
 あいつにまったく立ち止まる様子はなかった。

「まったく、どういう了見なのよ。疲れるじゃない」

 というより、さすがに疲れた。
 だから私は一際強く地面を蹴り、“翼”を広げた。
 赤く紅く輝く、燃え盛る不死鳥の羽根。
 同時に暗かった森が赤く照らされ、さらに速く景色が流れていく―――
 と、そこで気づいた。

「………ありゃ?」

 空中で急制動をかけて、地面に降りて燃え盛る翼をしまった。

 ―――竹林じゃない。

 景色が何時の間にか、鬱蒼とした森へと変わっていた。踏みしめる土の柔らかさは、
腐葉土が積もっているからだろう。
 どういうことだろうか、と考えて、すぐに至った。

「………やられた」

 そう、私は結界の外へと出てしまっていたのだ。
 たぶん、こうだ。
 偶然結界の綻びを見つけた。面白そうだったので私が飛び込むように仕向けた。
 すごい。たった一行で済んだ。

「……あーいーつーはー!!」

 おもわず地団駄を踏むが、それでどうにかなるわけでもない。
 急に景色が変わったところをみると、どこか別の場所に飛ばされたように見える。
 潮の薫りがかすかにする。海沿いか小さな島、だろうか。

「まあ、とりあえずはどうにか戻んないと―――」

 むう、と眉根を潜めて周りを見渡す―――
 酷く、嫌な感覚。

「……なによこれ。死体だらけってことなの。それに……この昏い気配」

 かすかに感じる死臭。そして―――覚えのある妖気。
 思い出す。
 これほど弱いものではなかったが、似たようなものを以前感じたことがある。
 つまりは―――今現在、この場所には吸血鬼が跋扈している。現在進行形で。

「冗談……。ついてないにもほどがあるわ」

 苛立ち混じりに呟いて、現在の自分の戦力を確認。
 攻撃用の札と投擲に使う小柄の数は―――多少減っているが弾幕張れる程度には十分。体力もほとんど残っていて、スペルカードも三枚ほどある。
 この場から離れるには事足りるだろう。

「よし。なんとか帰らないとね―――幻想郷に」

 一つ頷いて、私は駆け出した。
 とりあえずは周囲の様子を把握できる、開けていそうな場所へ。

(初期位置:B-1 森林地帯 B-2 空港跡へと移動中)

331 名前:◆HORAIgd3qU :2005/09/07(水) 21:44:49


 ひどく薄暗い月だけが見える曇り空の下、ほとんど光の差さない夜の竹林は何処までも
無気味だった。

 すでに妖怪が跳梁跋扈するはずの領域は恐ろしいほど静かで、動くものが全く見えない。
まるで全てが息を潜めて眠っているようにも思える。
 ただ、その例えはどこか正しくて、どこか間違っている。
 息を潜めているのは確かだ。しかし、眠っているのではないだろう。

 ―――私たちに怯えているのかもしれないのだから。

 足場と視界の悪い中、私は駆けながら苦笑した。
 確かに怯えられて当然かもしれない。私たちがいつもこの竹林で夜中にやっていること
に巻き込まれてしまえば、死体か灰しか残らない。低級の妖怪であればなおさらだ。

「……にしても、何処まで引っ張っていく気よ、あいつ」

 かすかに速くなっている息の合間を縫って呟く。
 輝夜。私の怨敵であり、月より来た姫君。そして今宵、いつものように殺しあう相手。
 その姿はすでに見えていない。すっかり闇の中である。
 それでも迷わずに後を付けられるのは、かすかに残った気配―――魔力だの妖気だのを
辿っているからだ。
 ただ、おかしなことに。
 あいつにまったく立ち止まる様子はなかった。

「まったく、どういう了見なのよ。疲れるじゃない」

 というより、さすがに疲れた。
 だから私は一際強く地面を蹴り、“翼”を広げた。
 赤く紅く輝く、燃え盛る不死鳥の羽根。
 同時に暗かった森が赤く照らされ、さらに速く景色が流れていく―――
 と、そこで気づいた。

「………ありゃ?」

 空中で急制動をかけて、地面に降りて燃え盛る翼をしまった。

 ―――竹林じゃない。

 景色が何時の間にか、鬱蒼とした森へと変わっていた。踏みしめる土の柔らかさは、
腐葉土が積もっているからだろう。
 どういうことだろうか、と考えて、すぐに至った。

「………やられた」

 そう、私は結界の外へと出てしまっていたのだ。
 たぶん、こうだ。
 偶然結界の綻びを見つけた。面白そうだったので私が飛び込むように仕向けた。
 すごい。たった一行で済んだ。

「……あーいーつーはー!!」

 おもわず地団駄を踏むが、それでどうにかなるわけでもない。
 急に景色が変わったところをみると、どこか別の場所に飛ばされたように見える。
 潮の薫りがかすかにする。海沿いか小さな島、だろうか。

「まあ、とりあえずはどうにか戻んないと―――」

 むう、と眉根を潜めて周りを見渡す―――
 酷く、嫌な感覚。

「……なによこれ。死体だらけってことなの。それに……この昏い気配」

 かすかに感じる死臭。そして―――覚えのある妖気。
 思い出す。
 これほど弱いものではなかったが、似たようなものを以前感じたことがある。
 つまりは―――今現在、この場所には吸血鬼が跋扈している。現在進行形で。

「冗談……。ついてないにもほどがあるわ」

 苛立ち混じりに呟いて、現在の自分の戦力を確認。
 攻撃用の札と投擲に使う小柄の数は―――多少減っているが弾幕張れる程度には十分。
体力もほとんど残っていて、スペルカードも三枚ほどある。
 この場から離れるには事足りるだろう。

「よし。なんとか帰らないとね―――幻想郷に」


 一つ頷いて、私は駆け出した。
 とりあえずは周囲の様子を把握できる、開けていそうな場所へ。


(初期位置:B-1 森林地帯 B-2 空港跡へと移動中)

332 名前:青銅名無し客:2005/09/07(水) 22:22:35
茂みを掻き分けて、森の中へ飛び込む。
後ろは見ずに走る。
枝が頬を打って、草の葉が腕に赤い線を引く。
それでも走って、転がっていた1m程の枝を拾うと、多少心の余裕が出来た。

「……何、あれ……一体何なの?」

荒く、喘ぐように息を吸いながらようやくそう口に出す。
人に見えた。見えたけれど、あれは違う。
皮膚は腐れ落ちて赤黒い肉が露出していて、目は白く濁っていた。
爪は剥がれ、崩れた唇の間から疎らに抜け落ちた歯が覗いていた。
どう見ても、生きていなかった。
動く死体……俗に言うゾンビなのだろうか。
考えてみれば、私も映画や何かと同じように襲われている。
多分、捕まれば結末も同じだろう。

「はあっ、はっ……!」

追われるままに逃げて、森を駆け――視界が急に開ける。
自然と足は止まった。

「崖……?!」

梢の下からふらふらと進み、辺りを見回す。
……森伝いに逃げるか、それとも迂回してもう一度森に入るか。
逡巡していると、がさがさと音が聞こえた。
反射的に、手の中の棒を握り締める。
何とか怯ませて、その隙に振り切れれば――――
祥子の所へ早く戻らないといけないんだから。
覚悟を決めて、青眼に構えた枝を動く死体に向けた。

「――――はぁっ!」

無防備に伸びてきた右腕を狙って、加減せずに打ち込んだ。
最悪でも骨折で済む、そう考えて。
それが甘い考えだったのは、すぐに思い知らされた。

「っ――嘘!?」

まともに入ったはずなのに、動きは止まらない。
左腕を枝で払って、後ろに距離を取る。

声が掛かったのは、その瞬間。

驚きよりも先に危機感に襲われて、私の体は振り向きざまに枝を打ち振るっていた。

333 名前:『深緑の智将』グリニデ(M) ◆BECoOlA3c2 :2005/09/07(水) 22:58:00
――――満点の星空。
それが私がこの夜に、最初に見た光景だった。

「……ここは、一体何処なのだ……?」
私の勢力圏であった“黒の地平”は、配下の魔物が吐き出す黒煙によって
既に20年以上、陽光も、月光も差し込む事がない。

「『地脈の扉』の暴走か……?」
魔人(ヴァンデル)が使用する、遠距離を行き来するための転移装置。
それが地脈の扉だ。

だが、私の覚えている限りでは地脈の扉を使ったのは大分前の事。
最近は『世紀の大偉業』の実現に向けて“あの部屋”に篭っていたのだからあり得ない。

「……ダンゴール、ダンゴールは居ないのか?」
自分に付き従う腹心の魔物の名を呼ぶ。
だが答えは返ってこない。

ややもすると、把握できぬ状況に対し湧き上がる、己の中の興りに気付く。
「落ちつけ……このような時こそBe Cool(ビィ クール)Be Cool(ビィ クール)にだ…!」
興奮を、怒りを感じる時私はこう唱える。
理性的に、節度有る知性的な魔人(ヴァンデル)として振舞いつづけるために。
そして、あの“獣”の姿を見ぬ為に……!

………ここが誰の勢力圏かは知らぬが、人跡がある以上は魔物も魔人も居る事には違いないだろう。
―――そして、我等のゲームの標的である人間も。

「フ、フフッ……予想さえ出来ぬ状況ではあるが、この私の智略の限りを尽くし、戦果を挙げ帰還すれば
『ゴール』もより近付くに違いない……!」

―――魔人(ヴァンデル)の指導者にして、究極の栄光。それが八輝星だ。

幾度と無く夢に描き続けたゴールへ、どのような手段を用いてでも辿りつく。
―――それこそが、全ての魔人の目的にして、存在理由なのだから。

(初期位置:C-1 森林地帯→B-1森林地帯に向けて移動)

334 名前:青銅名無し客:2005/09/08(木) 00:08:49

 屍が月明かりの下に集い、その屍を貪る塵。
 それを目にした途端、頭の中では殺せと言う爆音が上がる。
 血が滾る、血が暴れる、血が表へと溢れそうになる。

 理性の枷を頑丈に。本能を殺げ。蛇を駆逐し勾玉を胸に。
 屍が物語るのは惨劇の幕開け。
 踊る役者は本能に襲われ続ける獣。

 塵が向かってくる。生きた血肉でも欲しいのだろうか。
 餌と狩人を間違えるとは、何処までも愚かな塵の群れ。
 右手を―――それが当然だと言うように―――振るい、一つの塵を片付ける。
 真紅の噴水は狂ったように水を吹き上げ続け、狂宴の開始を告げる雨となる。

 左手は紫炎の帳を降ろし、塵の焼ける匂いが充満していく。
 悲鳴は聞こえない。ただ聞こえるのは己が内に眠る声。


 ――――――――――――――舞台の幕は、上がったばかりだぜ?
 久しぶりに表に出させてくれよ。『お前』だけいっつも満足しやがって。
 『俺』にも血を、肉を、悲鳴を、くれよ。『お前』だけがそれを好きな訳じゃないんだ。
 『俺』にも殺させろころさせろコロサセロ殺―――――――――――――――

 「貴様は黙っていろ…そしてこれは、全て俺の物だ」

 それにしてもあの女。何が楽な仕事だ。
 血に染まるような仕事は楽な仕事とは言わんと事を、報酬を受け取る際に教え込もう。
 調査結果はオロチではない異常事態。こう告げればそれで終わり。
 まあ兎に角、此処から出ねばならんか…

 自分の中に篭るのは一瞬。次の塵の処理。処理してはまた次。
 これも業務の一環。だから―――殺して、殺して、殺して、殺して、殺す。
 本能と理性が合致していれば、血に狂う事も早々あるまい。
 暴力を振るう吐き気は問題だが、それは成功報酬に上乗せすれば良い。

 そう言えば事態が異常ならば治めて来いとも言っていたか。
 面倒だが、殺し続ければ良いだけ。ならば簡単だ。
 月明かりの下、紅く染まり続ければ良いのだから。

 「クックックックックッ…ハッハッハッハッハッ…ハァーハッハッハッハッハッ!」
 ―――――――――――――――結局同じだな、『俺』も『お前』も


 (B-2で待機)
 

335 名前:青銅名無し客:2005/09/08(木) 03:03:59


 波が運び、また持っていく漣のうねりとその男の寝息は、ほぼ完全な同調を見せていた。
 ――と云っても、此処は海辺からかなり隔たっている。波濤の音は遥か遠い。
 にも拘らず、である。寄せては返す律動に合わせ、太鼓腹は膨らんでは引っ込み、波うちを
繰り返していた。


 男が寝そべっているのはビーチチェアの上だ。すぐ脇にはビーチパラソルと、炭酸水の瓶や
アイスボックスが載った丸テーブルが置かれているが、パラソルが防ぐべき陽はとうに沈み、
氷は全てぬるい水になっていた。
 おまけにここは砂浜ですらない。整備という作業が停止してから随分経つ、朽ちかけた滑走
路なのだ。

 開けたコンクリートの平野に他の人影はなく、とうに役目を終えた管制塔にも灯りはない。
 ただ夜の虫達だけが静かに歌う中、男は熟睡しているようだった。
 年は中年以上、体重も平均以上であろう。肉体は肥えに肥えている。
 唯一、躯に纏った男子用のスクール水着がはちきれそうである。――年甲斐もなく、という評
が適切かは定かではないし、そもそも誰も評したくないだろう。

 ただ小奇麗にオールバックに撫でつけた髪や、外へ向かって筆先のように尖る両鬢の毛は、
精気みなぎる中華系の風貌と相まって、如何して只者に見えはしない。
 閉じられた両目は、更に黒い丸眼鏡で覆われているので、どんな眼をしているのかは定かで
なかった。

 唐突に、寝息はぴたりと止んだ。
 呼吸・瞑想等の肉体操作により、精神と太極天地との合一を計る内丹術の息吹きを止め、太
った男はのろのろと身を起こす。
 側のテーブルに手を伸ばし、ミネラルウォーターの瓶を取った。

「少シ、寝過ごしたカ」

 長時間放置された炭酸水は、もう味気ないガス抜き水になっている。それを一息で飲み干す
と、男は顔をしかめた。
 首を曲げ、手足の関節を曲げてほぐす。
 きゅうりをへし折るような、小気味良い音が連続する。


 椅子から下り、ラジオ体操の如き運動を始めたこの太っちょは、実は当代比類無き攻夫の大
達人である。
 また斯界有数の霊幻道士でもあり、そしてここが一番重要なのだが――数千年を閲した生ける
尸(しかばね)の祖の一人なのだった。あまりそうは見えないが。

 ラジオ体操を「第二」に移行し始めた馬呑吐(マー・トンツー)氏は、おおどかに呟いた。


「いや――そろそろカネ?」

(初期位置:B-2 空港跡)

336 名前:宇佐見 蓮子 (M) ◆0mM.SPARK2 :2005/09/08(木) 04:57:36
「……う、ん……?」

……暗がりの中で、目が覚めた。
あれ、電気どこ……っていうか、そもそもうちのベッドじゃないし。

ごつごつとした地面、辺りに響く声。
やがて目が慣れてきて……ここ、洞窟?
あれ、なんでこんなところで寝てるんだっけ……?
確か、えーっと。


 メリーとの待ち合わせに遅れそうだった、いつも通り。
 空を見ぃ見ぃ、時間を確認……うわ、予定より五分も遅れてる!
 遅刻遅「刻〜!」……はい?

 声がしたので隣を見れば――――うさ耳。うさ耳少女。おんなじように走ってる。
 いや何この未知との遭遇。いつ境界を割ったって?
 とりあえずなんだか、同じ方向に走っている。まさか目的地が一緒って訳もないだろうけど。
 でも必然、足の速い向こうを追いかける形になって、そして同じ角を曲がって
 そして、そしたら、足下が――――?


……なんか、はめられた?
落とし穴に落ちたような気がする。いやあんな道のど真ん中に落とし穴なんてあるはずないんだけど。
やっぱり知らない間に境界を越えてた? 私じゃメリーみたいに見えないからなぁ。
でもそうすると、ここは一体?
……とりあえず、外に出てみよっと。

そんなわけで私は、その洞窟? の外に出てみた。
まあ、この雰囲気なら森とかでも広がってるんだろうって思ってたわ。深く考えてなかった。
実際、その予想は当たってたし。


――物言わぬ死体と、物言う死体というおまけ付きで。


なによ、これ。なんの冗談よ。
それとも夢? メリーみたいに現実に繋がる夢でも見てるっての?
いやまさか。そんなはずはないわ。
でも、実際に目の前にいるこれは……


――逃げよう。
そうだ逃げよう。こんなものに付き合ってられない。
早くメリーのところに行かないと。このままじゃ大遅刻だもの。
地を蹴って駆け出す。駆けながらどうにか空を見上げる。
星が瞬いてる、月が照らしている。すなわち今は夜で、そして……


……時刻は午後十時前。ここは軍艦島と呼ばれる孤島。
手元にあって役立ちそうなのは、いつも持ち歩いてるカメラだけ。

たったこれだけで――――私は、逃げる。


(開始位置、A-1「坑道跡入口」→移動予定、B-1「森」)

337 名前:エリ・カサモト ◆SV001MsVcs :2005/09/08(木) 12:22:19

「試作兵器での降下作戦?」

 朝一で上の人間に呼ばれ、ノコノコやってきたアタシに命ぜられたのはそんな任務への従事だった。
「そうだ。次世代主力戦車の降下強襲実戦試験をやってもらう」
 どっしりとしたデスクに両肘をついて口元で手を組み、佐官クラスのお偉いさんは言った。
「お言葉ですが、あの機体は既に実戦を経て『現主力戦車に劣る』との結論が出ています。そんな機体で降下強襲作戦など、私に死ねとおっしゃるので?」
 そう、アタシは実際にその機体に乗ったことがある。ロールアウト直後に敵に鹵獲された機体を奪還する際に搭乗した。
 酷い性能だった。見掛け倒しもいいところで、「これなら初期型のメタスラの方がマシだぜ」なんて声もあがった。
「確かに。『新型なのに現用機以下の役立たず』と酷評された機体だ。…だが、この機体は違う」
 自信ありげにお偉いさんは言った。
「違う?」
「マルコ・ロッシ少佐を筆頭とする君ら四人の酷評を受けて兵器開発部が再設計を行ったのだ。コンセプトは同じだが他は完全に別物だよ」
 誇るように言うお偉いさん。どうだか。開発者サイドの言葉は額面どおりにとっちゃいけないってのが現場の声だ。
 例えばドロップショットとかサンダークラウドとか。
「欠点は全て改善されている。あとは運用して実戦データを取り、さらに煮詰める段階だ」
 で、その実戦における生贄にアタシが選ばれたわけだ。開発部め、よっぽど扱き下ろされたのが気に入らなかったんだな。
「これは正規の命令だ。納得いこうといくまいと君は命令に従わざるを得ない」
 お偉いさんのサングラスが光を反射する。どんな目でアタシを見てるのか窺えない。
「作戦前に技術士官から説明を受けておきたまえ。話は以上だ」
 そう言ってお偉いさんはアタシへの命令伝達を終えた。



 そして今、アタシは投下用パレットに固定された新型メタルスラッグの中で発艦を待っている。

 降下予定地より離れること数十キロ。洋上に浮かぶ輸送艦。
 スラグフライヤーに投下用パレットと新型とアタシを載せ、作戦開始と同時にテイクオフ。
 あとは実戦の経過をコーヒー片手に観戦。戦闘終了後におっとり刀で回収。それが仕事らしい。

「うーん…これ本当に飛べるんでしょうか? 発艦失敗で海にドボンなんて嫌ですよ」
 通信機から不安げなフィオの声。スラグフライヤーのパイロットはフィオだ。
 降下予定地までアタシを運び、必要があれば支援を行う。
 それが今回のフィオの仕事。
「重量配分とフライヤーの出力計算ぐらいやってるでしょ。大丈夫よ。…多分」
「多分ってなんですかぁ!」



 作戦開始時刻になった。

 ガッチガチに固定した荷物を背にスラグフライヤーは無事に発艦。
 発艦時にフィオは割と本気でビクビクしていた。

 投下予定地点は軍艦島、座標は『B-1』の森林地帯だ。

 南方より島へ侵入。妨害は今のところなし。
「なんだってこんな辺鄙なところで実戦ができるんだか」
 軍艦島って立ち入り禁止じゃなかったっけ? なんでグールが湧くのよ? どうしてそれを察知できたわけ?
 疑問は尽きない。
「そもそも実戦試験なのに相手がグールってどうなのよ」
 まあ、あんまりヤバイ奴が相手だと今度は帰ってこれなくなるかもしれないんだけどさ。
「油断してると痛い目見ますよ。…もうすぐ降下地点です」
 通信機からフィオの声。
「油断なんかしないわよ」
 簡単にチェックを行う。異常なし。
「降下高度まであと40秒です! 急いでチェックを!」
「もう済んでる」
 口にガムを放り込む。風船一つ。
「降下高度です! 投下します!」
 フィオの声とともに爆砕ボルトが炸裂。
 結合を解かれた投下パレットはスラグフライヤーと切り離され、たちまちのうちに地上に落ちていく。

 ―――はずだった。
 がこっ、という嫌な音。何かがフライヤーに引っかかったらしい。
「こ、高度がどんどん下がっ! いやあああ落ちるぅうううううう!!!」
 フィオの通信機越しの悲鳴がキンキン響く。
 アタシも冷や汗をかきながらスラッグのモニターをオン。外部情報を収集。
 ワイヤーが一本、半千切れでフライヤーに引っかかっていた。
「こいつか!」
 ハッチを開いて身を乗り出す。高空の夜気と風がびゅうびゅうと吹き付ける中クラシックマーダーを抜いた。
 銃声三つ。 半千切れワイヤーから全千切れワイヤーへ。
 アタシは急速落下を始める機体から危うく投げ出されそうになりながらも辛うじて堪え、ハッチを閉めた。
 程なくしてパラシュートが展開され、一気に減速がかかる。
 地上が近づき、パレットで地を滑りながら着地。爆砕ボルトが再び炸裂し、今度は用済みのパラシュートを切り離す。
 パレットが止まったところで三度爆砕ボルトが弾け、新型メタルスラッグを拘束から解き放つ。

「機関始動! 作戦開始!」
 エンジン音を響かせ、鋼の塊が地上を疾駆する。

 ……やべ、降下地点ズレまくり。

(初期位置:B-1「森林地帯」(降下失敗)からA-1「坑道跡入口」付近に降下完了)




338 名前:◆mSTYrlov6I :2005/09/08(木) 16:14:04
 人工の光が無い夜。人以外のモノしか、音を立てない森の中。
 一寸先は闇、と言われる。
 人は闇に灯りを点し、駆逐してきた。なぜなら見えないと云うことは、人間にとってとても恐ろしいことだったから。

「えー、うなぎー、八目鰻だよー」

 人の畏れる闇夜の静寂を台無しにしながら、人の畏れる妖怪が月明かりの下を練り歩く。

「混じりモノもあるけど、取りあえず夜盲には効くよ〜。ビタミンAたっぷりだよ〜」

 すでに宣伝ですらない、堂々とした詐欺の告白。いや、これでは最早詐欺ですら有るまい。口上の意味を、考えてから
口にしているかすら疑わしかった。
 堂々とした犯罪の暴露を、がらがらと屋台が引きずられる音が追いかける。灯りなどどこにもなかったはずの視界に
近付くと唐突に現れた紅提灯には、力強い筆致で「八目鰻」と。

「効かなくても、私が夜盲を解除するよ〜。……おっかしいなあ、今日はお客が来ないや」

 この店主、種族を夜雀、名をミスティア・ローレライと称する。少女の形をしてはいるが、世紀を渡って生きる歴とした
妖怪だ。
 夜雀は歌で人を狂わせ、夜道に惑わせる。人の夜目を効かなくし道に迷わせる怪異が、夜目に効くと八目鰻を売っている
のだ。毒を撒いて解毒剤で儲けるようなものである。
 むしろ客が来る方が、本来おかしい。
 おかしいのだが、店はなぜか繁盛している。おかしな妖怪がやっている商売故に、おかしな事も起こるのかも知れない。

「ん、あれ?」

 ふと何かに気付いて、夜雀が辺りを見回す。忽然と居場所が変わっている。月の位置も、木々の位置も、そもそも生えて
いる種類からして異なっている。

「もー、私が道に迷ってどうするんだか。私は迷わせる方なのに〜」

 そうは言ってみたものの、居場所がどこだかすらさっぱり判らない。それでも先ほどまでいた場所と全く異なることは、
疑いようもなかった。なぜなら、

「むむ、こいつは臭いわ〜。ゲロ以下の匂いがぷんぷんするわ〜」

 こんな下品な匂いは、長らく嗅いだことがなかった。少なくとも幻想郷では、吸い殻をポイ捨てするようなマナーの悪い
者など覚えがない。

「んじゃここは外かな? って吸い殻に聞いてもしょうがないか〜」

 目の前を彷徨く吸い殻、喰屍鬼グールである。腐りかけ、あるいは腐りきった腐臭が鼻を突く。喰屍鬼からは、夜雀の姿は見えて
いない様子である。
 無数の羽音が集う。
 それらは夜に全くそぐわない、雀の群れだった。しかしその羽音の群れは、雀にそぐわぬ凶暴な光をその目に宿している。
 猛禽ですらない、魔物の視線。
 夜盲の領域であたり包み込ませていた使い魔たちは、どうやら一緒にここへと飛ばされたようである。夜盲の妖力も途切れ
ていない。

「こーら。吸い殻相手にがっつかないの〜。ちゃんとエサあげてないと思われるじゃない」

 夜雀は興奮している眷属へ、たしなめるように言葉を掛ける。

「慌てなくても、外ならきっと新鮮なのが手に入るわ〜。人口問題、ってやつの解決を手伝ってあげましょ?」

 そこで、ふと気付いたように屋台を覗き込む。

「……、まあ八目鰻も売りながらね」

 今日はまだ売れていなかった。


(初期位置:B-1「森林地帯」に出現)

339 名前:ダン・スミス ◆jcr2KGh37s :2005/09/09(金) 01:37:20
その男は廃墟の町で二体の死人に挟まれていた。
女には不自由しないような端正な顔立ちをしており、その喪服のような黒いスーツと
気の弱い者が触れたならば一瞬で気を失いかねないような妖気がなければ、
堅気の人間にも見えただろう。
しかも、この「前門の虎、後門の狼」というような、異常事態の中でも汗ひとつ掻いていないのだ。

「来な」
男の端正な顔が笑顔で醜く歪む。
そして、男の声と同時に二体の死人が同時に襲い掛かった。

「この人物です。」

「・・・・・こいつは誰だ?何処にいる?」

「名前はコタケ・ハジメ、職業は海賊のリーダーで元自衛隊員。
退役後、この島を基地にして海賊行為を働いており、私の調べではこの島の東にある
居住区域跡に巣があるものと・・・・・。」

「・・・・・わかった。やってみよう」


――――――――お兄さんたち、噛み付く相手を間違えたな・・・・・
(初期位置:B-3「居住区跡」に出現)


340 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/09(金) 02:22:23
夜。
それは雲間にありながらも、見事に見事に欠けたる所なき満月の夜。
何処と称すも野暮なくらいの、どこぞの海の洋上にて。


「ザザ、我等の家マ イ ・ ホ ー ムまではあとどの位になる?」

海上を走るは、ひとつの大型クルーザー。
操舵席にて舵を取る、さえない男の頭の上から、けだるげな女の声がかかる。

「そーだねー、あと八時間って所か、お姉ちゃん。
 この調子なら、あんたがそのままのんびり甲板で寝転がってて、お日様拝んで灰になるまでには着くと思うよ」

その蟲惑的ともいえる美しい声にニコリともせず、不機嫌に皮肉を返す男。
見ればその顔は慢性的な疲労とストレスですさんでおり、目の下には少々クマまでできている。
そのぼやく口元からは、犬歯にしては少々長すぎる白い歯をのぞかせて。

「おお、これは怖い怖い。 何か嫌な事でもあったのかな?
 我が愛すべき弟よ、お姉ちゃんでよければ相談に乗るぞ? あははははっ」

それとは対照的におどけた様子で、からからと無邪気に笑う声の主。
長く艶のある黒髪に美しく整った顔、妖艶さとしなやかさを併せ持ったその容姿。正しく絶世の美女と言えただろう。
ただし弟と同じく、長すぎる犬歯と、白を通り越して蒼白に至った肌――
そして闇に輝く翠の瞳がなければ、の話だが。

そんな女の言葉に、ついに弟と呼ばれた男――ザザが爆発する。

「……ああそうかい聞いてくれるってかい、じゃあ言ってやるっ。
 いい加減その『可愛い弟』に何時間船運転させ続ければ気が済むんだ、カーサ!
 こちとら特区のドンパチからここまで、ずーっと一人で操縦してるんだぞっ。
 しかも疲労困憊の体に鞭打って」

……そう、彼らは人間とは違う黒い血を持つ存在――吸血鬼。
それもかつて香港を壊滅に追いやった吸血鬼禍の大本たる始祖・九龍王の血を引く
世界の忌むべき吸血鬼『九龍の血統』の直系である。

「あっはっは。何かと思えばそんな事かい、気にするな。
 これも我が血統の長兄としての役割役割。兄や姉ってのは何かと損な役回りなのさ」
「今の今まで優雅に吸血しょくじしてゴロ寝してたくせによく言うね!?
 そんなお兄ちゃんが頑張ってるのに、ハンスもマーベリックも高いびきこいてやがるし」
「仕事量考えれば当然だろう? その約二名はともかく私やヤフリーは一番頑張ったんだからね」
「俺もあんたらと同じくらい頑張ったんだけど…」
「お前は体をとっかえひっかえできるんだからいいだろうに。運動量も私やヤフリーよりは下だ」
「ぐぅ……あーくそ、マジに次男坊ってのは損な役割だねえ畜生っ」
「後で起きたら代わってもらえ。さて、と……」


――そんな恐ろしい肩書きに似合わない馬鹿話を、屋根越しに吸血鬼の兄姉が続ける中。
呪われた姉弟達を乗せたクルーザーは、一つの島の岸壁に差し掛かる。

「灯台か……こんな寂れたところにもあるんだねえ」

その崖の上には、一つの大きな灯台が。
何の変哲もない、標準的な海を照らす灯台である。だがしかし――

「ふむ……この島、結構面白いことになってるようだね」
「……お姉ちゃん、余計な火遊びは火傷の元だ。 『銀刀』相手に学習したばっかだろ」

吸血鬼ゆえのデタラメな性能の感覚網が、島の異様な気配を察知する。
ただし姉と弟では、浮かべる表情に天と地の開きがあったが。
そして―――

「あいにく私はその火遊びが大好きなんだよ、ザザ」
姉は甲板のデッキチェアから身を起こすと脇にあった刀をつかみ、身構え。

「ちょっと待ったカーサ! あんたまさかやっぱり――
「腹ごなしだ――ちょっと遊んでくる。
 お前は弟達と先に帰ってろ、私は私で勝手に帰るから!」

クルーザーの甲板から、月夜の空に身を躍らせる長姉の影。
船体から灯台までの、何十メートルもの距離を苦もなく飛び越える『黒蛇カーサ』を見届けて。

「あーはいはいやっぱりそうかい、勝手にどうぞお姉様。
 こっちも勝手にやりますよう、だ」

九龍九姉弟の次男坊――『渡り歩く者』策士ザザは、呆れた顔でぼやくのだった。


(初期位置:外海からC-3『灯台』に着地成功、上陸)

341 名前:黒桐鮮花 ◆.a6n7AZAKA :2005/09/09(金) 03:23:20
――わたしがわたしであるのは、何故だろう。

気がつくと、わたしはここにいた。
何故――ああそうだ、確かとっさにボートを借りてこの島に来たのだ。
いや違う、問題なのは「何故いるか」ではない。
何故わたしがここに来たいと思ったか、だ。
何故。

――それはわたしが、たった一人の「特別」な存在だからだ。

そうだ、港からわたしは島を見ていた。
そして一人の人影を見てある衝動――そう、これは衝動としか言いようが無い――が湧き上がってくるのを感じた。
そのままわたしは、それに突き動かされてこの島に来た。                      何故。

――では、もし「わたし」が二人いたなら?

そうか、彼女はわたしだからだ。
何の脈絡も無く思い、思うとそれが本当だと判った。
あの人影はわたしだ。
わたしが二人いる、それはあってはいけないことだ。
わたしが、本当の「わたし」なのだから。
……そうか、この気持ち。
こういう気持ちを、式はずっと抱えていたのね。
そう、わたしは今――

――嘘のわたしを殺すしかない。

――人を殺したいと思っている。



 (現在地:A−3 港から少し歩き出したところ) 

342 名前:◆OClOnGFAng :2005/09/09(金) 04:01:49
導入2修正版

 最初の獲物はグールに襲われていた。
 森の外れ、屍人に追われて運悪く崖下に追い詰められていたのだった。

 おやおや、かわいそうに。
 見れば整った顔立ちだ。ここまで走り続けてきたのだろう。
 こわばった表情、押し殺された怯えの表情。
 こりゃ、味のわかんねぇグールにくれてやるのはもったいない。

 足音を忍ばせて近寄った。
 グールをどかしてコナかけようかと思った瞬間、
 気合の声がほとばしった。

――おやおや。
 追い詰められた鼠の逆襲だ。振り下ろされた木切れの一撃が、死者の左腕を叩きのめした。
 いい動きだ。凛々しいねぇ。
 だが、死人を相手にするなら、手加減は無用だった。
 案の定、浅ましき死者はひるみもせずに、手を伸ばす。
 痛みなんぞ感じないのだから当たり前だ。

「助けがいるかい、おじょうちゃん?」
 彼女の背後、数歩のところで俺はそう、声をかけた。
 王子様の役どころで、ちょいとからかうのも悪くない。


343 名前:◆OClOnGFAng :2005/09/09(金) 04:02:55
吸っちゃったレス。問いへの答えを埋めてくんねーかな。

 振り下ろされた木切れがびしりと俺の額を打つ。
 こめかみの皮膚が裂けて血が一筋流れ落ち、サングラスが飛んだ。
 おそらくはその流血に、木切れを振り下ろした当人が一瞬、戸惑うのがわかった。
 それは、生きるか死ぬかの瀬戸際じゃ、もってはいけない迷いだ。
 その一瞬で俺には十分過ぎた。
 吸血鬼の赤い瞳で彼女を見据えた。哀れな少女の魂を縛った。
 腕を取って懐に手繰り寄せ、彼女を片手で抱えたまま、体を入れ替えてグールの頭部をつかんだ。

「わりーな、セイギのミカタでなくってよ」
 そういって俺は力を込めた。
 法外な握力に、死者の頭部はあっけなく潰れ、返り血が俺と彼女を濡らす。
 恐怖と魅了に縛られた彼女の耳元で、俺はくつくつと笑った。

――――――――――――――――――

「名前は?」
 後ろから抱きすくめたまま、俺は彼女に問うた。
「」
「いい名前だな」
 細い答えに満足する。

「夢は?」
 意地悪く続けた問いに、
「」
「ふうん……」
 縛られて、彼女は答えを返す。

「帰りを待っている人はいるかい?」
 残酷な問いに。
「」
「大事な人か?」
 こくりと頷く。俺はそれを見て忍び笑いをもらした。

「名前も、夢も、帰りを待つ人も、もうお前には必要の無いものだ」
 残酷な宣告。

 少女の頬に添えた手に、あふれた涙が触れた。
 指先のその熱さに、俺の口の端は吊り上った。


「みな」
 彼女のうなじに頬を寄せ、

「忘れて」
 舌先で、血脈を探り――

「しまえ――」
 牙を、潜らせた。

 瞬間、俺の腕の中で、彼女の体はびくりと跳ねた。
 なおも酷く震え続ける肢体を、なだめるように抱きすくめ、
 牙をさらに深く、埋める。

 血潮が、溢れた。
 嗚咽とも喘ぎともつかない細い吐息を耳にしながら、
 俺はそれを、少女の生命を、すすり、飲み干した。

344 名前:麻宮アテナ:2005/09/09(金) 04:09:33
 今朝の気分はなんとなくママレードです。
いつもどおりに朝おきて、運動して、シャワー浴びて、
ママレードな朝食。食べたら今日も楽しい学校!
甘くて苦いママレードをのせて、焦げかけのトーストをかじったら
なぜか不意に胸がときめきます。

 ……ちがう。ときめきとかじゃなくて、胸騒ぎ。
何かがおこりそう。こういう予感は外れたことがない。
急いで制服に着替えていると、さっそく身体が光に包まれてきます。
テレポートするときみたいな光。だれかに呼ばれてる……!?

 「ちょっと……! 服着る時間くらい……!」

 あわてながらなんとかソックスに足をとおして、
テーブルの上の携帯電話を短縮ダイヤル。

 「RRRRRR……RRRRRR……」

 コールしている間に光はどんどん強くなって、
もう目をあけていられない。理香ちゃん早く出て!

 「……はい神聖不可侵の柏崎理香ですけど」
 「私今日病欠するからあとお願い!」
 「おもいきり元気よく言ってんじゃねえっ!」

 そこで通話は強制的に寸断され……、

 ……目をあけるとそこは、やっぱり知らない場所でした。
ふ〜んだ。どうせこんなことだろうと思いましたよ。

 (現在地:たぶんA1のあたり。目の前に森?)

345 名前:ファントム&グリフォン(M):2005/09/09(金) 05:17:38
ファントム&グリフォン ファントム導入


――――“そこ”は、魔界と人界の狭間にて。

瘴気濃く、腐臭が漂う闇夜の世界。
巨大な門より数間離れた時空の“孔”、その前に幾つかの魔影が集う。

「―――では、我が隊は手筈どおり偵察と後詰めを。
 一番槍の手柄はご両名にお譲りする。……それで宜しいか?」

その正体は鎧を纏った赤き悪魔と、

『ハハッ、かつての闘志も臆病風に吹き消されたか?
“紋章に導かれし赤き魔物”よ?
 まあ、せいぜい空の上から俺の勇姿を見ているがいい。
 貴様とグリフォンの分の獲物も、全てこの俺が仕留めてやる。
 ガハハハハハハハハ…!!』


巨躯を揺らして嗤う大蜘蛛と、

『フン…ファントムよ、貴様こそ気をつけるのだな。
 事は貴様の快楽だけに留まらぬ。
 全てはムンドゥス様の計略、それを忘れるな』


岩山のごとく揺るがぬ巨大な怪鳥であった。

「……“魔界村”の、でもある。
 御両名ともお忘れになられぬよう」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

事の発端はとある“島”にある。
魔界村と共闘関係にあるドルアーガ子飼いの道化―――
もう一人の『ジョーカー』から齎された情報。
その島の正体は諸説ある。
ドルアーガの腹心と言われた悪魔アンシャーの仕業か。
或いは魔界、ドーマ家の当主が仕掛けた計略か。
一つだけ明らかなのは、そこが所謂“蟲毒”を目的とした祭祀用の
結界であるという事。力のある者を集めて互いに喰らいさせ合い、
その末に生じた怨嗟と妄念を糧に空間の位相―――それこそ次元の
壁すら歪ませる力を秘めた“魔力”を生成させる代物だ。
そして今、その“結界”は胎動を始めていた。蟲毒の材料たる数々の生贄と共に。

『誰が用意したかは知らんが、チャンスなのは違いねえ…。
 忌々しい“結界”をぶち壊せるならそれで十分よ』


儀式の完成は膨大な魔力の生成のみならず、物質界…人間界と魔界を隔てる
結界の破壊も意味する。
この好機、未だ次元の穴を抜けられぬ魔帝ムンドゥスが見逃す筈もない。
ドルアーガに仕える丸っこい『道化』を仲介役とし。
使者としてわざわざ参じて。人間界を行く術を持つ魔界村と同盟を結び。

『全ては“あの方”と我々の為とはいえ、回りくどい真似はしたがな…!
 まあいい。後は好きにやるだけだ…そうだろう、虫ケラ!!』


醜悪で巨大な蜘蛛――ファントムの視界を埋めるのは哀れな犠牲者。
蚤の糞ほどの理性もない、下級悪魔にも劣る生きた死体が群がってくる。
恐怖など微塵もなく、唯々獲物を貪りたい欲望に駆られた虫ケラ達。
そんな愚かしい連中を見て、ファントムは巌の巨体を揺らして愉しそうに嘲笑う。

喰いたいか、俺の中身を食いたいか。
死んじまった生ゴミが。
片腹痛い。俺を誰だと思ってる。
喰うのは貴様らゴミじゃねえ。

喰うのは俺で、喰われるのはテメエ等だ。

『ディナータイムの始まりだぜ、クソども!
 行儀よくする時間は終わりだ……犯りたい放題犯ってやる!!』


地の底から響くとは正にこの事か。
マグマの血潮が興奮に滾る。飯の時間には丁度いい。
蹂躙しろ。
破壊しろ。
撃砕しろ。

全てを。目に映る全てを。
顎(あぎと)を鳴らし驀進する。
その太く巨大な前肢で、殺人的な重量で、破滅的な熱量で。
潰せ、壊せ、砕いて擂って潰して潰せ。
一切合財、前に広がる何もかも。

(場所:B2西端から中央の飛行場へ接近中)

346 名前:青銅名無し客:2005/09/09(金) 10:39:22
 忘れられた島。
 かつては一定の文化水準を誇っていたこの地も、今では見る影もなく。
 ただただ廃墟とありし日々。
 悠久の眠りに就くが如く、静寂の毎日を過ごす。

 だが今宵、ついに目覚めの時に至り。
 廃墟と化した街に跋扈する生ける屍。外様の戦士は海港より現る。
 寂れきった空港。管制塔が捉えたのは、夜族の来訪だった。
 そして、己を知らぬ少女達は森へと迷い込む―――

 竜は地下で、その全てを関知していた。
 五感の調子はすこぶる良好だ。聴覚は地上の足音の一切を聞き漏らさず、視覚は地下隔壁
を透かして、島全土が見渡せそうな勢いである。
 そして、心の臓と呼ばれし身体の核。飢えているが―――だからこそ、動作は正常。
 眠りの時も、終わりが近い。
 幸い、力となる餌は地上に溢れている。あれほどまでに高純度なエネルギーなら、幾ばく
の補給も要さずに己を"稼働"まで持ち込めるだろう。

 竜は猛り、分厚い天井の隔壁越しに、空を見上げた。
 この鋼鉄の壁と、更に重ねられた100メートルの土の壁。
 それを抜ければ、己が望む場所がある。
 全てはその時のために。

 竜は哭いた。その重厚な雄叫びは島の大地を揺るがし、月夜に轟く。


<ニュークリアドラゴン・グラウスヴァイン>
 召喚式超巨大核兵器。体内に大型の核融合反応炉を持つ最凶のドラゴン。
 気性は動物的で至って凶暴。
 あらゆるエネルギー取り込むことが可能。
 召喚直後は不足したエネルギーを求めて彷徨う。
 身体にエネルギーが満ちたとき、己の本分を全うし爆砕四散する。


(初期位置:地下兵器庫 待機中)

347 名前:青銅名無し客:2005/09/09(金) 10:39:46
(軍艦島上空、ハインドから実況生中継)

 え、えぇー、せ、セラスです。
 英国国教騎士団所属の"掃除屋"セラス・ヴィクトリアですっ。
 わ、わたしは、い、いま、今回の祭りの舞台となる無人島の上空数百メートルの位置
から、ヘリコプターで島全土を睥睨していますっ。
 ま、まだ闘争の時を迎えてはいないためか、島は闇に包まれてマス。
 人の気配はありません……。
 あっ、見てクダサイ。船が、港に近付いていマスっ!
 まるで暗黒色の海に溶けるように、静かに船が入港していきますっ。
 ま、間違いないデス。やはり、この島こそが戦争の舞台。
 いま、この時刻よりカイーナの地となるであろう、血祭りの地なんデスっっっっ!!


 あ―――はい、分かりました。
 み、皆さん! い、いま局長……インテグラさまと連絡がつきました!
 これより、大殲一同を代表してマスターが……
 マスター・アーカードが、開幕の宣誓を行うらしいデスっ。

 で、では、カメラをマスターに返しまーす。


 と、と言うかデスねー。
 わ、わたし、ここからハルコンネンで超々上空遠距離精密射撃支援攻撃を行えば、
けっこう良いトコロまで進めるんじゃないかしらー。
 ……と思っているんデスけど、どうでしょー。
 あ、アリーマーさん辺りと空中戦をしてみたり―――

 え、ガス代勿体ないから戻ってこい……?
 そんなぁー。

(位置:島上空 ヘリで実況生中継)


348 名前:青銅名無し客:2005/09/09(金) 10:40:07
 或る廃ビルの屋上。廃れた街並みと、その向こうの森林、海を一望する赤い影。
 それはおもむろに右腕を月に向けて掲げると、
 静かに、しかし低く轟く声で島全土に言葉を放った。

「私は、
 すべての闘争狗を代表し、
 我々大殲の名誉のため、

 飽いた永遠の時間にまばゆく輝く、
 一瞬の生命の煌めきに敬意を払いつつ、

 多情なる人の性、無情なる夜の闇を尊重し、
 さらにこの血の歓喜をより広いところへと伝えるためにも、

 この荒廃した島の舞台で、
 一挙一動その全て乾坤一擲、
 己の存在の全てを叩き込み、

 いまここに、闘争を、
 一心不乱な闘争を。

 そして、
 吹き荒ぶ血の旋風を巻き起こすことを誓おう。





              ―――英国国教騎士団ゴミ処理屋、アーカード」

349 名前:セラス・ヴィクトリア ◆g4BCFhuKeI :2005/09/09(金) 10:52:17
>>346
核ドラゴンの導入を、私的解釈で作ってみました。
参加者への説明はまりべーさんに任せますっ(丸投げ

>>347>>348
選手宣誓というか、開始の切っ掛けというか。
これを発端に開始、を考えて書いてみました。

わたし、祭り開始時刻には間に合いそうに無いので、
まりべーさん、代理貼り付けお願いします♪

350 名前:セラス・ヴィクトリア ◆g4BCFhuKeI :2005/09/09(金) 10:53:27
HNは>>346はグラウスヴァイン>>347がわたし。>>348がマスター。
で。
お願いします!

351 名前:タバサwithタオ ◆3VTTABASAI :2005/09/09(金) 14:44:19
「……話には聞いていましたが、酷い有様ですね」
 研究所からの長旅を終えた箒を鞄にしまいながら、私はぽつりと呟いた。

 数日前、私の研究所にやって来た、素性も顔も分からない者――覆面を被っていたが、その言動と瞳は、記憶にあった。私の記憶が確かならば、『世界の盟主』を自称する国家に属する、かなり高位の科学者だ――からの、『“軍艦島”と呼称される島に蔓延る不死者の殲滅、及び立ち入った者の可能な限りの排除』と言う依頼を、私は数秒の思案の後に受けた。

 殲滅させる自信があった訳ではない。が、依頼者の言う『頭を潰した程度では滅ぼせない』不死性に、私の知識欲が疼いたからだ。

 可能であれば一体くらいは捕獲したい。捕獲が叶わぬならば、せめて肉片の一つも持ち帰りたい。
 そんな思いを胸に、私は居住区域と思しき地点に降り立った。

「凄い臭い……それに、なんか嫌な感じ……」
 草色の甲冑に身を包んだ少女――タオが辺りを見渡しながら、そんな感想を漏らす。
 幸いと言うべきか、私達のいる付近には生者はもとより、不死者の影もない。
あるのは血痕と思われる染み、散乱した家財道具、弾痕の残る家屋。そして……腐臭。

「ここにいた人達……みんな死んじゃったのかな……?」
「恐らく……と言うより、ほぼ確実でしょうね」
「どうして、こんな事に……」
「それを知るために、ここにいるのです。答えは、自ずと導かれます」
 タオと言葉を交わしながら、私は首から下げた竜眼のペンダントを食い入るように見つめていた。

 見たもの全てを記憶する竜眼のペンダントは、同時に波動や魔力を感知するものでもある。
その竜眼がこの島に降り立つ以前、島の上空にいた頃から、異常な波動を感知していた。

 この一件、科学による人為的な事象としての側面だけではなく、真理学で言うところの『邪悪な意思』の部分も含んでいる……そんな気がしてならなかった。

(現在地:B-3 居住区跡)

352 名前:バタリアン ◆DEAD.xOMy6 :2005/09/09(金) 16:03:42
「……脳…みそ……」
「 ……脳みそ…くれ……」


血に餓えた亡者たちの呻き声が、荒涼とした夜空にこだまする。
島の至る所を徘徊する生ける屍たちが、今日もどんよりと濁った瞳で、獲物を求めてさまよい歩く。
半ば腐乱し、汚れきった身体を駆り立てるのは死者であることの際限なき苦痛。
劣化して脆くなった骨を折ってしまわないように、硬直した筋繊維が千切れないように、ゆっくりと歩くのが
ここでのたしなみ。 もちろん、生者さながらにバタバタと走り去るなどといった活きのいい死者など……


ドドドドドド……

中年女性バタリアン「脳みそ! 脳みそ! 脳みそのバーゲンざます!
          あれもこれもみーんなみんなわだじのものざますよぉぉぉぉぉ!!!!」


……ま、まあ、このような例もあるということで。
グローバル化、多様化の趨勢は冥府から蘇った死者達の間にも浸透しているのだから。
多分、きっと、おそらくは。

トライオキシン245。
某超大国が密かに研究していたこの物質は、生命活動を停止した生体組織を再活性化させて
死者を蘇らせるという効果がある。
冷戦が終結し、世紀が代わった今日でさえ、一度使用されればたちまち墓穴育ちの純粋発酵しすぎた
ゾンビ達が箱入りで出荷されるという危険なBC兵器である。

遠洋の孤島。 外界から隔絶されたこの場所で、神に見離された第二の生に目覚めてしまった骸たち。
際限なく襲う苦痛を僅かに和らげるという人間の脳みそを求めて、今日も彼らは彷徨い歩く……。


(現在位置:島内全域を徘徊中)



353 名前:バタリアン ◆DEAD.xOMy6 :2005/09/09(金) 16:04:43
「あぁぁぁぁ……」
「うぅぅぅぅぅぅぅ………」

海から吹き付ける湿度の高い風が運んでくるのは、苦痛に喘ぐ男女の声。
その数は幾十か、幾百か、それとも幾千か。
数えきれない無数の呻きが、喘ぎが、怨嗟の声が森の中を経巡って埋め尽くしていた。

声の主たち――樹々の間を彷徨い歩く無数の生ける屍たち――は皆、一様に『或る物』を、
彼らを際限なく苦しめ続ける死の痛みを僅かなりとも和らげることができる唯一つの物を求めて
今日も闇夜の中を徘徊する。


「……おぉぉ…あぁ…」

夜道を仄かに照らす月に向かって吠えるのは、青ざめた顔の作業服姿。
血の気というものをまるで感じさせない肌のあちらこちらには紫色の死斑が浮き、瞳には白い膜がかかっている。
作業服の大半を染める赤茶けた染みは、凝固して変色した血液に相違あるまい。



「欲しい……が…欲し…い……」

全身の骨が折れているのだろうか。
あちこちが奇妙な方向にねじ曲がり、奇怪な昆虫のような姿勢で地面を這う女が
ずるずると音をたてながら呻きを漏らす。


「…痛い…ヒュー…とても痛い……
 ……を……ヒュー…れ…」

腐敗し、爛れきった皮膚から腐汁の糸を滴らせた老人が、もはや殆ど機能しない声帯で
求めるものの名を呟く。
ヒューヒューと鳴る喘鳴に混じって発音される固有名詞、それは……


「……脳…みそ」

「……脳みそだ」

「……脳みそ! 脳みそをくれ!!」


生者の脳みそを求めて止まぬ屍達の妄執の声が、風に乗って樹間を吹き抜けた。



(現在位置:B-1 森の中を徘徊中)

354 名前:バタリアン ◆DEAD.xOMy6 :2005/09/09(金) 16:05:18
生ける屍と化した者の中には生前の記憶や思考をとどめた物もいる。
ただ闇雲に生者の姿を求めて徘徊するをよしとせず、より効率よく獲物をおびき寄せる罠を張り巡らせる者もいる。
岬の灯台に入り込んだ幾人かもまた、そんなグループの一つであった。

「灯…台……
 灯り…つける…… 脳みそ…たくさん来る……」

錆び付いた配電盤のスイッチがONになると、無人の灯台の発電機が回りだす。
ブーンと低く唸るような音が鳴り始めてから数秒、死に絶えていた施設に
再び生命が吹き込まれていく。
殺風景なコンクリートの天井から吊り下げられた裸電球が二、三度瞬くと
建物の内部を支配していた暗闇は人工の光にその座を明け渡した。

「灯り…灯…り……
 脳みそ… 脳みそ来る……」

「…来たら…このハンマーであたま、割る……
 脳みそ! 白い脳みそ!」

ねじ曲り、黒く変色した指先が更に幾つかのスイッチを押してまわる。
ガコン、と建物のどこかで錆びた機械が動きだすと、灯台はかつてそうであったように
夜の闇を行く者達を導く光の筋を再び夜空へと投げかける。
その光の導く先は、航海と生命の安寧か?

否。

光に導かれし先には亡者の妄執が招く冥府の海が昏い顎を開いて待ち受けているのだ。


(現在位置:C-3灯台内部にて待ち伏せ中)



355 名前:青葉マサヒメ ◆o73xs6sP76 :2005/09/09(金) 17:23:58
とある一角の島に、一機の小型の航空船が不時着する。
その船、大和の神戸商人団の航空船である、それが原因不明のエンジントラブル
が発生し…この島へ不時着した訳なのである。

その不時着した船の中に、青葉の君主、「青葉マサヒメ」の姿があった。
この船の持ち主が、かつての仲間であり、友人だったのを機に…かつての仲間達と
激務の合間を縫って…1〜2日、羽を伸ばしに西洋の国に行く筈だったのだが…この予定がの事

どうなるのか…しかも、この島全体から妙な気が感じられる。
船もヤマト達が修理に掛かりっきりで、今すぐ出れそうに無い…そう考えた
マサヒメは、そこら辺の森を探索してみる事にしたのだが…。

「ぶっちゃけ…妙な森ですね、あわわっ…やっぱりお兄さん連れて
 行ったほうが良かったかな?如何なのかなっ?」

不気味な森は…その島全体のフインキを表していた。
思わず少し、びびる彼女であったが……そこで、珍しい花を発見する。

「んっ……この花、見た事が無い花ですね…あっ!!あんな所にも」

そう言い、次々と新種の花を発見する。
しかし、彼女が次に気付いた時、何処かしら…森の中で、見知らぬ場所だった。
帰り道する解らなくなってしまったようで。

「もしかして、私…迷子になったって奴ですかっ!?不味いなぁ…如何しよう」

それに気付き、あたふたするマサヒメ…取り合えず落ち着こう。
こう言う時は、感情に任せて慌てると、さらにとんでもない事に成りかねない。

「……取り合えず、落ち着かないと…丁度遅かれ早かれ…ここを調査しないと
 そう、皆が言っていましたし…皆を探すついでにこの島を調査する事にしましょうか」

そうと決めると、その辺の木に、鉄扇子で傷を付けながら進むマサヒメ。

「道知るべを付けて置いて……さらに、迷ったら洒落になりませんからね」


(現在位置:A-1地点の森深くを徘徊中)

356 名前:青葉マサヒメ ◆o73xs6sP76 :2005/09/09(金) 17:27:14
>>355

取り合えず、コレが導入部分です。
実際使う時が来るのかどうか、微妙ですけど。

357 名前:青銅名無し客:2005/09/09(金) 18:14:40

軍艦島!!

この、時間から取り残された土地の底に
響き続ける怨嗟の声を誰が知る!!

過去七百人を殺し、死刑執行されること十三回。
だがそのことごとくを生き延びた悪魔の化身を誰が知る!!

蠢き回る屍ども。
その狂気に満ちた光景は、
血に彩られた恐るべき祭りの序曲でしかないのか。




「……ハァ、ハァ、ハァ………」

ゆらりゆらりと動き回る醜悪な影から
必死に逃れようとする男の名はジャッカル。
決して清廉潔白とはいえぬこの男の不幸は、
ここ軍艦島を隠れ家のひとつとしていた時からすでに始まっていたのか。


「……ば、バケモノを倒すには、バケモノだ。
 それっきゃねぇ…………」


懐から取り出された、一本の鍵。
果たして、それは男の生命を救う切り札となり得るのか。
やがて男は辿り着く。
飛行場、管制塔の地下深く。
そこに静かに鎮座する、開かずの扉に。


「今こそ蘇れ」

そう、男は知っていた!!
扉の向こうで呻き続ける巨大な気配の正体を。
今解き放たれる、規格外の怪物。
その名は―――――――


悪魔の化身(デビル・リバァァース)



358 名前:青銅名無し客:2005/09/09(金) 18:15:39

開け放たれた扉の先は暗闇の中。
だがジャッカルには見える。
否、この場に居さえすれば、見えずとも観えるであろう。
その圧倒的な存在感に、気づかぬ者のあるものか。


「う、うぅぅぅ、暗い………暗い、所……嫌い………」

木霊する苦悶の声は聞く者の心臓を抉り出さんばかり。
だがジャッカルは引き下がれない。
すぐ背後には、迫り来る悪鬼死霊の類。
ここで下がればむさぼり喰われる。


「よ、よく無事だった、わが弟よ!!」

「おぉ……おと、うとぉ…?」

「今ここから出してやるからな、兄さんと一緒に光の差す場所へ行くんだ」

見え見えのクサイ芝居!!
だがデビルリバースは、この甘ったるい台詞に騙されることを
ジャッカルは確信していた。
手にした最後のダイナマイトに着火、天井に向かって放り投げる。


「見ろ、これがおまえの望んだ空だーーーーーっ」

爆裂。
崩れ落ちた瓦礫の後に、ぽっかりできた天の穴。
そこから差し込む日の光――――――


「…………し、しまった、夜だった」

「ウ、ウ、う、う、う、う、う、う、う、う」

「ま、待て、話せばわかるぞ弟よ、な、な、な、な?」

「うごぉ!!」

闇の中から伸びてきた手。
それを見た時すでに、ジャッカルは赤いしぶきとなっていた。
そして巨人は跳躍する。
光無き空に。


「お お お お お」

倒壊した管制塔から飛行場に。
地響きをもたらしながら着地した悪魔の化身は、
漆黒の夜空を背に、仁王の姿を取った。

歴史に抹殺された殺戮の業、羅漢仁王拳。
五千年の時を経て、今まさに、目覚めの刻を迎える!!



359 名前:青銅名無し客:2005/09/09(金) 19:23:37
この島にやってきたのは、吸血行為の後、静養も兼ねて暫らく姿をくらます為。
とうの昔から廃墟しか残っていないこの島は、絶好の潜伏場所――――だったはず。

それがどうだ。
島中にこだまする死者より生者への呪いの呻き。
生者から死者への冒涜的な悪態。
汚らわしい腐臭と愛すべき血の香り。

自分と同じ闇の住人が跋扈し、下等な人間どもがそれに立ち向かう。
どうやら、この島で休養はとれないようだ。

「ひひひ だが、それはそれで面白そうじゃないか。それに私が負けるはずがない。」


―――――――――そうだろう、お母さん。

この島でもたっぷりと血を吸おう。
そうすれば、私はもっともっと強くなるはずだ!

(現在地:B-3 居住区域を捜索)


360 名前:青銅名無し客:2005/09/09(金) 20:02:08
人に向けて本気の剣を振るった事ならもちろんあった。
稽古と言えど手を抜いた事など無かったし、試合でなら尚更。
けれど、それは全て剣道と言う約束事の内での事。
防具もつけていない相手の面を本気で打つ、などと言う事は間違ってもした事が無い。

「あ……?」

……いいや、無かった。
だから私は、私の剣で血を流す人を見て――――



          その紅い視線に、魂を絡め取られた。



声だけが頭に響く。
名を問われた。「支倉令」と答えた。
夢を問われた。「皆と、ずっと幸せに過ごしたい」と答えた。
帰りを待つ人はいるかと問われた。「妹と、一緒に来た親友がいる」と答えた。
重ねられた問いには、頷いて返した。

その全てを、完全に否定された。

その言葉が、どうしようもない事実だと分かる。
魂を縛られていても、体が代わりに泣いてくれた。
痛みは無い。
ただ、血の流れていく感覚だけが、遠のいていく意識を満たしていた。


現在地:C-1「崖」

361 名前:紫木一姫:2005/09/09(金) 20:35:00
ぼーーー。あ。そう言えば、海から遠くに古ぼけた灯台が見えたです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東京タワー!!

ついつい綾取りなどして時間を潰してしまってたです。

え?─────これ、本番ですか?



─────────────。

(以上も以下も、ひとりごとデシタ★)
四神一鏡っていう概念…いえいえ、それ以前に首吊高校をご存知ですか?

え。まったく?…全然?コレッポッチも?
迂闊にも本気みたいですね。
がっかり。不安です不思議です増上漫の不甲斐なしです。
姫ちゃん、大ショックでした。研修旅行でこんな所に(罰ゲームのけっかですけど)来たことも
こんな事に意味が無いっていう、姫ちゃんの思ったとおりの事になった事実も。

<<坩堝>>の混沌時に置ける終焉の道を模索する。
目的は裏世界の秩序を維持する為に。
しゅだっは「殺してくること」「転がしてくること」「死んでくること」
簡潔な3点。そんなのをすげぇ解りやすく感受させられました。
サークルのりです。そんなコトばっかりに興味がある仲間内のイジメみたいな
ものなんですけど。

───嫌か、って?…はぁ当然、そんなの決まってるじゃないですか。

だから。姫ちゃん、今でもひとりぼっち。うう。
見る影もなく、強引に狡猾に策も無く充ても無く篭っちゃってるですし。あはは。

姫ちゃんは、不甲斐なくもそんな感じに笑っちゃったです。
誰も気付かれないだろう、この森の端の穴中でひっそりと。
それは、姫ちゃんだって少し寂しかったです。

ほら、またどこかで脳みそ〜とか言ってる怖いお化けがうろうろしてるです。
みんなも一人くらい食べられちゃったですか?
…1人は、やっぱり実感すると違いますね。
1人になってしまう事と、一人でいること。それは全然違うって考えたコト、ありますか?
ええそうです、違いは寂しい、っていうことなんでしょうねぇ。

『寂しい』ですけど、いつもの事です…そしてそんな風に世の中は回っていくんです。
ええ。なんとはなしに続くのです。同級生たちとも、もしかしたらずーっとはぐれちゃったままで。

…はぐれ。はぐ、れ────

あう。────これって、チャンスじゃないですか?
待てばガイルのピヨリありってこの事だと姫ちゃん、確信しちゃいました。
だから姫ちゃん、ちょっと下ボタン溜めが長かったですが。

研修旅行の輪の中から、夜に1人抜け出しちゃう気分で出発(でっぱつ)ごーごー。
着の身着のまま。制服に、頭に黄色のリボン。いつも通りの姫ちゃんです。
ひまつぶし七つ道具の一つ、剣玉をぶらぶらさせて、姫ちゃんは崖のほうに向かいます。

姫ちゃんみたいなの一人くらいなら見逃してくれてもいいと思いますですから。

うふふん。らんらん。

(紫木一姫、B−1端の森→C−1崖の方向へ) 

362 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2005/09/09(金) 20:56:15
―――――引き寄せられている。何かに。呼ばれている感覚がする。

夏も行ったある昼下がり。研究室の片隅でそんな感覚に襲われた。
いや、なんてことのない健康診断。私にとっては普通のこと。
たまたま、私のかかりつけの先生が、用事で研究室にいただけのこと。

先生から、問題なしって。いつもの診断結果を頂いて。私が帰ろうとしたときに。

不要な物が廃棄されているゴミ箱に不思議な物を見つけた。

絶対領域水着 -試作品-

そう言えば。今年は水着にと〜んと縁のない私。この前、流れるプールに行った時なんて。
力が抜けて、流されるままにぐ〜るぐると回ってしまう大失態。
それも我が眷族らしいと言えば眷族らしいのですが。何となく情けない。

学校のプールなんて100%出席できませんし。太陽怖い。太陽怖い。ついでに気温と体育の単位。
今年はあっという間に夏が過ぎていって。そう言えば夏らしいこと、あんまり出来てなかったな〜、って。

そんなわけで、この白い水着。廃棄されてるんなら、頂いても良いんですよね♪

と、言うわけで拝借。ご自由にお取りくださいなんて書いてないけど。廃棄されるよりはマシです。

で、帰りの電車の中で。付属の説明書を読んでみる。

    フリーサイズ水着の発展系。貴女の絶対領域を確保!ポロリもございません。
    伸縮自在の斎木インダストリー特製の素材により貴女の体型にぴったりフィット!

   ※なお、付属のパレオにはその機能はございません。ご了承ください。

    開発責任者 -M・K-

なんて、胡散臭い謳い文句が書かれている。ビキニの水着だと確かにそういう心配もあるんだろう。
まあ………体系的に敬遠してはいたんですが。来年当たりにでも着てみればいいやって思って。
たまには、冒険も必要ですよね。来年になれば胸だって………しょんぼり。

―――――とか、言いつつ。家について、つい着てしまいました。

確かに、フィットする生地と言うのは間違いがないみたいで。
私の体型でも、それなりにフィットする事だけは間違いないんですが。

やっぱり、少しだけ胸の当たりが寂しくて………も一つしょんぼり。

―――――また、引き寄せられる感覚。              厭ナ声ガ聞コエル
くらりと軽い目眩がして………そのまま、倒れ込む。

―――――気づけば、周りは荒れ果てた場所、目の前に砂浜。    此処ハドコ?

頭の中で厭な声が強くなる。本能が 蒼い血が 疼く。       コロセ!
聞こえない。聞こえないふりをして。砂浜を右往左往。       アタマガ痛イ

―――――灯台が見えた。夜の闇、空には大きな月。手かがりがあればって。
ほんの少しの希望を小さな胸に秘めて、夏の火に誘われる幽蛾のごとく、私は灯台を目指した。

〈現在位置C-2海岸→C-1灯台へ向けて移動中〉

363 名前:青銅名無し客:2005/09/09(金) 21:22:46


 そして人々は――ああ、人々は――
 尖塔に
 只ひとり住む人々は
 あのような低い単調な音をさせて
 鈴を鳴らし鳴らしては、
 人間の心に石を
 転がす誉(ほまれ)を覚える――

 彼等は男でもなければ女でもない――
 獣でもなければ人間でもない――

 彼等は吸血鬼。



 走りながらポーの詩を思い出す。確か『鈴の歌』。
 落ちついている訳ではなくて、混乱している。だからこんなことを考えてしまうのだろう。

 そう。私は、とても混乱している。
 それは追われているという恐怖の為であり、追っている相手が訳のわからない存在であると
いう不可解ゆえであり、そして。
 共に逃げている友人とはぐれてしまったという、この上ない不安からだった。

 酸素はいくらでもあるのに、欲しい分量はまるで賄えず、私は息を荒げて走り続ける。
 森は暗い。樹木の連なりは視界を遮り、それでなくてもこの暗闇の中では、自分がどこに向
かっているのかは全くわからない。
 森は怖い。暴力めいたものを感じるほどだ。樹木というものには、とかく優しげなイメージ
を抱きがちだけれど、それは単に思い込みでしかない。
 ここは人間の住む所ではなく、別の世界なのだ。
 おあつらえ向きな事に――確かに人ではない存在もいる。

 不意に、木々の間から声が聞こえてきた。脳味噌、脳味噌という合唱。
 追いかけてくる者達だ。近くはない。距離的には遠い。
 けれど、足は止まってしまった。


 目を瞑りたい。
 耳を塞ぎたい。
 座りこんでいたい。朝になるまで。

 でも、駄目だ。
 瞳を閉じても、闇はこちらを凝視している。
 聞こえないふりをしても、おぞましい声は叫び続けている。
 何より動かなければ、“何か”は向こうからやって来る。朝になる前に。


 私は再び走り出した。ここにはいない最愛の妹を想い、下草につまずきそうになりながら、
震える足を動かした。
 そして、ここのどこかにいる最愛の友人を想い、口には出さず彼女の名前を呼んだ。
 無事でいて、と祈る。

 元より宗教には敬意を持っている。
 それでも。
 マリア様の加護を、これほど真摯に願ったのは生まれて初めてだった。

(初期位置:B-1 森)

364 名前:青銅名無し客:2005/09/09(金) 21:50:51
「醜悪な」

蠢く屍生人ゾンビの群れ。
朽ちた灯台の上からそれを見下ろしながら、青年は独りごちた。

金の髪、蒼氷色アイスブルーの瞳、白皙の肌。
造化の神の手になる傑作のような、美貌の青年だ。

「彼の気紛れにも困ったものだが……この力、試すにはもってこいか」

流れる金の髪をかき上げ、トン、とステップを踏み、宙空へ。
青年の身体は重力に引かれながら、然してそれに従わない。
何故ならば、彼は因果の王、そして時間と重力を超越した存在。

「覇王の力、そしてこのアドルフ・ヒトラーの力……存分に試させて貰おう」

屍生人ゾンビの群れの直中に、アドルフは降りたった。
その背で、灯台の灯りがまばゆく輝く。
まるで、魔王の降臨を祝すかのように。


(現在位置:C-1灯台)

365 名前:上条当麻 ◆4kIcNrTOMA :2005/09/09(金) 22:02:48
目が覚めたら、そこは阿鼻叫喚の地獄でした。

なんてのはベタな物語フィクション)の中だけの話ではなかったのだ。
事実彼、上条当麻自身が、今そんな状況に直面してしまっているのだから。

上条当麻の実質の人生と言うのは、実は一ヶ月ほど前からしか無い。
その時期に起こったある事件と、とある事故の後遺症。
その所為で上条は以前の記憶を全て失ってしまっていたからだ。

しかし上条はその後の一ヶ月、消えてしまった記憶に倍するほどの、イヤな意味で「濃い」経験を、
色々とこなして来てはいた。
何せ彼の住んでいるのはある意味公然と「超能力開発」なんていう一般人からすれば馬鹿げた研究を続ける
『学園都市』の中であったし、
彼の同居人というのが頭の中に一〇万三〇〇〇冊の魔導書、、、、、、、、、、、、)を詰め込んでいるシスターだ。
一般の人からすればこれはもうそれだけで十二分に「非日常」であるし、そんな非日常な日常、、、、、、を過ごす
上条当麻の周囲で何も事件が起こらないはずがない、というのは誰もが予測のつくところであろう。


ただ。
そんな上条当麻であっても。

この現状には、流石にパニックを起こさざるを得なかった。


(おいおいどうなってんだこりゃ俺はアパートの中で寝てたはずじゃていうかインデックスはどこに
俺は何でこんなところにココはどこで俺は誰で何がどうなってうわつうか臭せぇ血ナマグセェ吐きそう
何でこんなに死体がゴロゴロしてるんだって一体何が誰がこんな事を――――――)


思考が全くまとまらない。纏めようとする気すら起こらない。
ただ何の説明も無く放り込まれた、彼にとっての別世界の感触、そして戦場の臭い、、、、、

その全てを身に受けて、上条当麻は。


「――――――――――――――――――――――――ッ、う」

空を、阿呆のように見上げて。


「う、ぅぁぁぁアアアアああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!?」

ただ、絶叫していた。


(現在地:B3地区 居住区跡)

366 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/09(金) 22:27:19
>>17
メートルにして三桁に届くか否かの距離を一足飛びに飛び越え、着地して一息つく。

「……さて、と」

跳躍の最高点に至ったところで、灯台の上に佇んでいた青年が視界に入る。
鼻持ちならない優男――といった風情だが、
少なくともただの優男はあんな所に登って、あまつさえ飛び降りなどしたりはするまい。

「……本当に面白いところだね、ここは」

投げ捨てな苦笑を浮かべると、私は目の前に立つ灯台に歩いていく。
灯台の出入り口ドア――ではなくその裏手、先ほどの青年が飛び降りた位置へ向かって。
始めは状況把握の為に登ろうかと思っていたが――気が変わった。

明らかに人間をやめたような連中の中に降り立った、あの青年に興味が沸いたからだ。

「――やあ、御機嫌よう。こんな月夜に一人で散歩?」

青年を取り囲むグール(?)どもの一角めがけて、力場思念を発動。
その包囲の一角に叩き込まれた念動力の砲弾が、生ける死体をダース単位で薙ぎ払う。

「気が合うね、私もなんだ」

大きく割れ広がった人垣――もといグール垣に足を踏み入れ、気さくな笑みで手を上げる。
さて、この青年の器は如何ほどのものだろうかね?

367 名前:アドルフ・ヒトラー ◆sLAdoLfKkE :2005/09/09(金) 22:53:37
>>58
「……退屈だな」

緊張の色も見せず、アドルフは屍生人 ゾンビ の攻撃を全て躱していた。
四方全てを囲まれているにも関わらず、だ。
そしてそれにさほどの労力も割いていないのは一目瞭然。
これが、魔王。これが、因果を統べるもの。

そうこうしているうち、暇に飽いたかアドルフが手を掲げる。
その掌に黒い、黒い……虚無が浮かぶ。
その時だった。
屍生人 ゾンビ の群れ、その一角が消し飛んだ。

「……ほう」

短く感嘆の声を漏らすアドルフ。
掌から虚無を消し、涼やかな眼差しを向ける。
その先には、一人の妖艶な女。

「ええ。今宵は良い月夜だ」

薄く微笑む。

「月が我らを引き合わせた、と言うところかな」

だが、その微笑みに隠して目を、牙を光らせる。
このようなところにいる女がただ者であろうはずもないのだから。

(現在位置:C-3灯台)

368 名前:神鏡 衝:2005/09/09(金) 23:02:16
―――超々弩級戦術支援母艦「セイングリード」ブリーフィングルーム


「衝、これは特異監査官の仕事範囲を超えているわ!」

「そんなことは関係ねぇっ!、倒すべき悪が居るっ、ならばそれを断つのが俺に与えられた使命だ。」

「でも、今回の事件は地球在来種及び地球人が開発した生物兵器によるものでしょう?」

「だったら、どうだって言うんだ!」

「この事件に首を突っ込むって言う事は、過剰干渉と見なされて特異監察官資格を剥奪、いやそれだけじゃない」
「諮問委員会にかけられて懲罰が確定、最悪死刑にされるかもしれないのよ。」

「だったら…だったら、黙って見てろって言うのか

「そうよ、衝。」
「今回は我慢して?私たちの使命は『惑星狩猟団クライオス』の撃破のはずよ」

「…わかった」

「じゃぁ、今帰艦の準備を…」

「おまえら二人はそこで待機してろ、俺一人で行く。
例え特異監察官資格を失おうとも、この覇王の力を失おうとも、たった一人になろうとも、
悪がそこにある限り、その罪はすべてこの手で断ぁぁつ!

「「あっ、衝」」



数秒後、地球に向けて一つの降下カプセルが射出される。(B-1森中央付近にカプセル落下)

369 名前:神鏡 衝:2005/09/09(金) 23:03:05
―――超々弩級戦術支援母艦「セイングリード」ブリーフィングルーム


「衝、これは特異監査官の仕事範囲を超えているわ!」

「そんなことは関係ねぇっ!、倒すべき悪が居るっ、ならばそれを断つのが俺に与えられた使命だ。」

「でも、今回の事件は地球在来種及び地球人が開発した生物兵器によるものでしょう?」

「だったら、どうだって言うんだ!」

「この事件に首を突っ込むって言う事は、過剰干渉と見なされて特異監察官資格を剥奪、いやそれだけじゃない」
「諮問委員会にかけられて懲罰が確定、最悪死刑にされるかもしれないのよ。」

「だったら…だったら、黙って見てろって言うのか

「そうよ、衝。」
「今回は我慢して?私たちの使命は『惑星狩猟団クライオス』の撃破のはずよ」

「…わかった」

「おまえら二人はそこで待機してろ、俺一人で行く。
例え特異監察官資格を失おうとも、この覇王の力を失おうとも、たった一人になろうとも、
悪がそこにある限り、その罪はすべてこの手で断ぁぁつ!

「「あっ、衝」」



数秒後、地球に向けて一つの降下カプセルが射出される。(B-1に落下)

370 名前:青銅名無し客:2005/09/09(金) 23:15:44
>>74
そして、脳裏に響く声。

(……テレパス? ほう、また別の客か)

目をやれば、そこにはこの夜に弾かれでもしそうなほど白い、少女。

「助けて欲しいのなら……と言いたいところだが」

声に出す。
夜に染みこむような美しく、禍々しい声。

そして、無造作に腕を振るう。

キュゴッ。

異音と共に、少女の前にあった屍生人 ゾンビ が消滅した。

「まずは邪魔者を消すとしようか」

悪魔が、優しく微笑んだ。


(現在位置:C-3灯台)

371 名前:青銅名無し客:2005/09/09(金) 23:26:43
テスト


372 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/09(金) 23:52:04
>>74 山城
スクラムを組んで襲ってくる群れを、力場思念で塊ごと跳ね飛ばし。
その隙を突こうとするザコをかわして蹴り飛ばし。
時には視経侵攻で盾にしたグールを、そのまま砲弾として使いつつ。
そんな楽しい、ただしパートナーはともかくギャラリーが最悪なダンスの最中。


“――えっ〜と………、聞こえてますか?聞こえているようなら、助けてください!”

私の脳裏に、女の子の声が飛び込んでくる。
俗に言う念話という奴だ。
思念を辿った先にいたのは――力場思念を矢に変換して、グールの群れに応戦している娘。

“――ああ、それなら構わないさ”

と、こちらも念話で返す。
念話にも出さない心の内で、『後でキスさせてもらえれば』と付け加えて。


>>83 アドルフ
力場思念ハイド・ハンドで吹き散らした肉の壁から垣間見える、金髪の美青年。
これだけ大勢の死体もどきにあちこちから襲われながらも涼しい顔で、
触れることすら許さず避け続けている。

どう見ても人間に出来る動きではない。
吸血鬼 ど う ぞ くかと思いもしたが、吸血鬼独特の血の波動が感じられない。
私の感覚に届くその流れは、少なくとも私の知るいずれの血統、否、どの生き物のものでもなかった。

そして、一瞬だけ感じたあの空気。
あの“東の龍王”セイの得意とする奇問遁甲と同じ気配。
こいつもそれに通じている――?


「ええ。今宵は良い月夜だ」

次から次へと沸いてくる、私の興味と疑問と興味をよそに。
私のかけた挨拶に、男は第一印象そのままの優雅な笑みで応じる。
――これで口から牙が覗かず、目も一緒に笑っていれば百点だったのだが。


「月が我らを引き合わせた、と言うところかな」
「愛すべき、我等が魔性の月の配剤に乾杯、ってところかな。
 本来なら自己紹介で握手でもしたいところだが――――――っと」

そこへ文字通り割って入ろうとする、グールもどきの無粋な両手。

「人の逢瀬を邪魔するものは、馬に蹴られて何とやら、さ」

無粋な横槍を伸ばすその手を、本体ごと力場思念を絡ませた居合いで薙ぎ払う。
バラけたその体の後ろから、あとからあとから沸いてくるグールもどき。
避けるには易いが、鬱陶しくて仕方がない。


「ひとまずはこのお邪魔虫を一掃して、それからって事にしないかな?」

スクラムを組んで襲ってくる群れを、力場思念で塊ごと跳ね飛ばし。
その隙を突こうとするザコをかわして蹴り飛ばし。
時には視経侵攻で盾にしたグールを、そのまま砲弾として使い。

私はその金髪青年に、くだけた口調で提案した。

私の言か、少女の念か。
どちらにせよそれに応じるが如く、青年の手からあの感覚を再度感じ取る。

「まずは邪魔者を消すとしようか」

その言葉とともに腕が振るわれる。
少女に襲い掛かっていたグールもどきが、一瞬にして消滅した。


あのセイが得意とする奇問遁甲――それは空間を操る仙術の力。
体型は違うが、この男もそれに通じている……?

「……しつこいお誘いは嫌われるよ?」

また背後から襲ってくる屍肉喰らい。
疑問を即座に隅に追いやり、力場を込めた刀で粉砕しつつ、私は少女の側に寄り始めた。

(場所:C-3 バタリアン群と交戦中。 アドルフ、友香と共同戦線)

373 名前:バタリアン ◆DEAD.xOMy6 :2005/09/09(金) 23:52:55
>>57


「Brain……Brai…n…… Ouch!?」
「Ahhhhhh… acute…acu…te……Woh!」

予期せぬ方向からの予期せぬ一撃。
夜怪の放った妖気の渦は、的確に人体の急所にあたる箇所……頭部を、心臓を
穿っていく。

だが、脳細胞が腐りかけ朦朧とした意識のみが残る亡者たちは何が起こっているのか、
何者の仕業なのかを理解できようはずもない。
理解し、認識できることはただ一つ、頭部が四散し、胸板に風穴が穿たれたことによって
更なる苦痛がもたらされたということだけであった。

「Oh… No……
 No me……So……」

上顎から上を丸ごと失った亡者の一人が、故郷の言葉で苦鳴をあげる。

374 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2005/09/10(土) 00:15:26
一つ気づいたことがある。この化け物達のいくらかは、私のテレパスに感応している。
脳味噌、脳味噌って、あまりにもうるさいから。シャットアウトしたけれど。
と、言うことは………逆に攻撃のビジョンを送ったとしたら?

>>83
『助けて欲しいのなら……と言いたいところだが』

金髪碧眼の夜の主とも言うべき闇に溶けるような、それでいて禍々しい声。
そして、無造作に振るわれた手から放たれた 何か によって。

目の前の屍達が消える。得体の知れない恐怖と共に。今だけは最強の味方の登場。

そうして、繰り出された悪魔の微笑みに。

「あっ………そう言えば」

私、水着だったんだ。それも体型に不相応の白ビキニ。
なんて言う。見る方が見れば、ずれている、とか。また言われるんだろうな〜。

しょんぼりしながら、あたふた、おろおろ。

>>106
“――ああ、それなら構わないさ”

そんなテレパシー。見るに同族の方。しかも私よりもこのビキニが似合いそうな魅力的な女性。
そんな同族の方が、私と同じ力を使ってくることに。少しだけ助けられた。
なんだか、このテレパシーに。少しだけ寒気を感じたけれど。何だろう。このゾクッとする感じ。

―――――うん、私だって。まだまだ、出来る。だから。

力を溜めて。                        壊せないなら。

止まれ!止まれ!そんな幻視を送り込む。ある程度の屍が反応する。
集え。集え!そうして反応した屍を一点に集める。

そうして、また力を溜めて。               跳ばせばいい!

吹き跳ばせ!  相 転 移 !

目の前の屍達をまとめて別次元に吹き飛ばした。何処に出るかわからないのが難点だけど。
その刹那。力がある程度尽きたのか、その場にくてっとへたり込んだ。
お二方のやりとりを見るに、なんだか安心出来るような状況じゃないのだけれど。

〈現在位置C-3:灯台前にてバタリアンと交戦中〉
※〈吹き飛んだバタリアンはB-3地点にて出現〉

375 名前:宇佐見 蓮子 (M) ◆Yjx1oNMHJM :2005/09/10(土) 00:16:47
困ったときのトリップ判定。
大文字なら北、小文字なら南、数字と記号は無視して次の桁。

376 名前:アドルフ・ヒトラー ◆sLAdoLfKkE :2005/09/10(土) 00:28:41
>>106
「このような月の夜には、共に踊るパートナーが欲しいところだね」

まさに踊るように、優雅に身体を舞わせる。
だが、優雅なそれは、獰猛な牙でさえあった。
腕を軽く振るうだけで「消滅」する屍生人 ゾンビ
視線を投げるだけで溶解する屍生人 ゾンビ
因故に果有り。
如何な因であれ、望む果を具現する、まさに因果の王。

「それが、キミのような美女ともなれば申し分なかったのだが」

大仰に肩を竦めながら、だが毛ほどの油断もなく。
因果の王は残酷なダンスを踊る。

>>118
全てを消し飛ばさんと、外側に立つ能力を開こうとした刹那。
白い少女から、凄まじいまでの力を感じる。

(ほう、これは……)

開こうとしていた力を閉じ、見守る。
そして、見る間に少女は屍生人 ゾンビ どもを何処かへ放逐した。

「見事なものだ。転移能力か」

ざっ、と少女に歩を進める。
総身は緊張と力に満ち、油断の様子もない。

(だからこそ、楽しいのだ)

心の中で呟き。
白の少女を我が色に染めんと手を伸ばした。


(現在位置:C-3灯台)

377 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/10(土) 01:01:08
>>118
灯台に群がる、腐れ脳味噌食いフ ァ ッ キ ン・イ ー タ ーどもとの乱戦を続け。

私側にいた群れはあらかた殲滅できた。
あとは目の前の白ビキニ――待て、なんでこんな界隈に白ビキニ? いやそんなことは問題じゃない。
銀髪に赤目の女の子を囲む連中を掃除して――

そう思っていた矢先。
彼女から今までとは段違いの思念が膨れ上がり――ひとつの解となって顕現する。
それは――

「空間転移術……!?」

その場に残っていた死肉喰らいを残らず飲み込み、どこかへ転移させてしまった。
まさかあの龍王の仙術の真骨頂を素でやってのける存在が、こんな所に二人もいるとは。
少し震えの来るその事実に、驚きを通り越して呆れすら覚える。

――畜生、ここはこんなんばっかりか。
面白すぎるじゃないか、ど畜生。


消耗が激しかったのか、へたり込む少女。
彼女に『優しく』手を伸ばそうとしたところで。

>>131
「見事なものだ。転移能力か」

私と同じ感想を口にし、
同じく歯の浮くような笑みを浮かべ(隣の華は赤く、隣のズルはより醜く、という奴か)、
男は私のやろうとした行動を一歩先んじてトレースする。
無論、目や口の端から見え隠れするものが、看板通りではないのは明白だ。


その伸ばされる、男の手を―――女の手が、握った。



「……おやおや、これは連れないね、色男。
 私の事を誘っておきながら、壁の花は御免だよ?」

――私こと『黒蛇カーサ』と言う女の。
その能力呼称に相応しき、まさしく見えざる手――念動力の手が。

不快の意を顔に出す男に。
そしてへたり込んだまま驚く少女に。

私は笑みを浮かべながら歩み寄る。

無論私も油断はしない。
もともとハナっから、仲良しこよしが出来る相手だとは思っちゃいない。

「さて、ご褒美にひとつ、お姉さんからお願いしてもいいかな?」
男から意識は話さないまま、私は少女に問いかける。

何を願うって? こういうのさ。


「――キスさせ血 を 吸 わ せてくれ」

ミミコは毅然と断ったけど――
この娘の反応はどう出るか。 楽しみだね。うん。

378 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2005/09/10(土) 01:44:55
次元に穴を開けるというのは。殊の外、力の消耗が激しい。
ディメンションディストーターなんて、言う極めて稀な能力者じゃない限り。
あれは、次元を曲げるんだっけ?思念が揮発しやすくなっている。

―――――力は摩耗する。私のように弱い能力者ならなおさら。

だけど、摩耗した力は。空に舞った粉塵に火がついたごとく、時として爆発する。
そんな力の爆発とも言える所行は、お二方の興味を恐ろし〜く招いたようで………。

>>118
『見事なものだ。転移能力か』

金髪の夜の主は「ほぅ」といった感嘆の表情で私に歩を進める。
冷たい夜風。気温ではなく。感覚が告げる。同族ではなくても コレハ 危険 ダト 。

そうして、一歩後に下がる。力を解放させる準備をして。空に少しだけある雲に向かって。
そして、金髪の夜の主が手を伸ばした瞬間。

>>131
『……おやおや、これは連れないね、色男。
 私の事を誘っておきながら、壁の花は御免だよ?』

同族のお姉さんの見えない手によって止められる。
サイコキネシスとは何処か違う。異質の手。―――――そうして、浮かぶ一つの疑問符。

そうして、お姉さんも私に向かって歩いてくる。同族なのだから。する事はきっと一つ。

わかった瞬間に私は雲に念じた。私に向かって稲妻を落とす。

ライトニングスパーク!

私の中に流れる体内電流。それを活性化させるのがE.G.O.の真骨頂。
実質ライトニングマスターと呼ばれる方なんて、E.G.O.のトップクラスに君臨して久しい。

稲妻を落とすことによって体内電流を活性化させて、高めた運動能力さえあれば。
かのベン・ジョンソン使った薬も真っ青のスピードを手に入れることが出来るのです!
私、裸足ですけど。とすると。わ〜い、英雄アベベが宿ってる!色が真逆ですが。

すっ、と逃げ出して。灯台に向かって走る。私の逃げ場は一応無限大。
そうして、逃げる私はお二方に向かって。テレパシーで問いかけた。

(ところで………私を口説こうって言うのなら、まず名乗って頂けませんか?
 名前も知らない方に、私の血はあげられませんし。それに、お二方とも………朝は私より苦手ですよね?
 あと………壁の花ってどういう意味ですか?)

知らない言葉は一応聞いてしまう悲しい性に溜め息一つ。白ビキニで走れ、走れ!
なんだか知らないけれど大人気な私。人気投票で二位を取れる器はあるみたいです。
声は聞こえなくなっている。ほら―――――私は、依然として此処に在る。

〈現在位置C-3:灯台を駆け上がる。BGM:ピン○レディー『逃げろお嬢さん』(何〉

379 名前:アドルフ・ヒトラー ◆sLAdoLfKkE :2005/09/10(土) 02:02:01
>>154
「ぬ……」

アドルフの手が、宙空で制止する。
否。
制止「させられた」のだ。
見えざる力が手となり、アドルフの腕を握り、掴み、留めた。

(念動の変形と言ったところか?)

いぶかしげに、そして不快そうに留められた腕を見る。

みちっ、みちぃっ……

響く異音。
何のことはない、アドルフの腕が動く音だ。
ただ腕を動かす、それだけにどれほどの力がいるのか。
驚異的な膂力を示したアドルフといえど、見えざる手の干渉を振り払うのは容易ではないらしい。

「なら……まずはキミを頂いてからでいいのかな」

軽口と共に、腕が爆ぜる。
そう、爆ぜたのだ。
血と肉を吹き散らしながらなお凄絶な笑みを浮かべる。

>>181
その間に脱兎と飛び出す白い少女。
その脚力は人間のそれを遙かに凌駕している。
むろん、アドルフの足なら追いつけないわけではない。

が……

(この女をどうにかせねばな)

ゆらり、と隻腕のまま女に近付く。

「失礼したね、レディ。確かに声をかけた以上、きちんと最後まで踊らねば、な」
あくまで優雅に。あくまで紳士的に。
だが、その身から放たれるは禍々しい鬼気。

そして、片腕で器用で完璧な挨拶。
走る白い少女にも聞こえる朗々たる声。

「私はアドルフ、アドルフ・ヒトラーという。よしなに」

380 名前:宇佐見 蓮子 (M) ◆VsWHSife.k :2005/09/10(土) 02:21:38
再び判定。
大文字で成功、小文字で失敗、数字と記号はスルー。

381 名前:―久遠の夢に運命を任せる精神―魅魔 ◆MIMAJ.qMs. :2005/09/10(土) 02:29:43
……たどり着いた場所は戦場だった。いや、冗談ではなく。

>>187 >>174
 こっちでしか見れそうもないでかい蝙蝠。それを撃退している男。
 喧しい音を出す筒を手に持っている。あれが音の原因か。
 ……嫌な気分になるくらい、妖怪っぽい匂いをさせているねぇ。
 相対しているのは白衣を着た端正な顔をした男。
 ……といえば普通に思えるが、蝙蝠を操る上に特有の気配を垂れ流してりゃ、私にだって分かる。
 あれは、吸血鬼だと。
 そいつは加速し、隣にいた女の子(妙な頭飾りをつけてるねぇ)を襲おうとしたが……

>>182
 ……何処からか出てきた男に逆襲を受けた。完全に不意打ちだ。
 どんな手品を使ったのか、見事に白衣の男の足が吹っ飛んでいる。
 出てきた男は……見た感じには普通に見えた。服装も普通……だが、顔が違っていた。
 一目見て分かる。あれは……カタギの人間ではないと。
 とかく妙な連中が集まっているのだ。気づかれない内に移動した方がいいかも入れない。
 そう思い、その場から離れようとして……

>>188
 その子を見つけてしまった。年のころは魔理沙より若干上か。
 この場にいる全員と比べるまでもなかった。見るからに普通の少年である。
 その少年が、地面に蹲って……嘔吐していた。
 傍らには、少年が潰したと見られる頭の無い死者。……ショックが、大きかったか。
 だが、重要なのはそんな事じゃない。少年も、その事実に気づいたから吐いているのだ。

 その死者が、まだ動いているという事実。それが一番の……

「動くんじゃないよっ!!」

 私は無我夢中で飛び出し、少年の上を飛び越えた。
 そのジャンプの勢いを殺さぬまま、三日月の槍を死者に突き立てる!
 ぐさりという肉を貫く嫌な感覚、けれども確実に動きは止めた。

星よ、彼の者を撃て!

 更に追撃を叩き込む。呪文と共に魔方陣が発生し、輝く星が現れた。
 不浄を灼く星は死者へと突き刺さり、そのまま高熱を発して死者を焼く。
 びくびくと死者は痙攣していたが、程なくして……活動を停止する。
 ……やっぱり、これくらいやらないと殺しきる事は出来ないみたいだねぇ。
 死者から槍を引き抜き、まだ蹲っている少年に声をかけた。

「……大丈夫かい? 坊や」

(現在地 B-3 銃撃戦現場乱入。首無し死体を一応退治)

382 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/10(土) 02:44:13
>>191
力場思念の手で男の手を掴み、牽制したまま、銀髪の彼女に歩み寄る。
表情にはありありと思考と困惑の色。やすやすとは従うまい。

やれやれ、仕方ない。
強引なのは趣味じゃないけど、この際視経侵攻ア イ ・ レ イ ドで一気に――そう思った、矢先。


>>181
「………っ!!?」

突如彼女に向けて真っ逆様に、稲光が閃く。
普段なら何でもなく対処できるはずだったのだが――
至近距離で、しかも視経侵攻の為に目を見開いていたのがまずかった。

「チッ、しまった……!」

雷という名の目くらましによって、視界を奪われ反応が遅れる。
視力が回復する頃には、彼女は既に灯台の中に駆け込むところだった。

「あーあ、逃げられたか……やっぱりゴリ押しだけというのも考え物だね。
 さて……」


力場思念で掴み続けていた男のほうに振り向き――そこで驚くべき光景が目に飛び込む。

めきめき、みちみち。
ぶちぶち、べきべき。

まず意識に入ってきたのは、そんな音。

肉がちぎれ、
皮が裂け、
骨が割れ、
血がしぶき―――

そして、ボン! という音とともに。
男の腕が半ばから爆ぜ、引きちぎれる。
爆発の根元は私の力場思念が掴んでいた場所だ。

「なら……まずはキミを頂いてからでいいのかな」

そのあまりにも――吸血鬼ブラック・ブラッドの常識からしても――常識外れな光景に、私が唖然としている最中。
逃げ出したお姫様の思念が、私の脳裏にやってくる。

“――ところで………私を口説こうって言うのなら、まず名乗って頂けませんか?”

“――名前も知らない方に、私の血はあげられませんし。
   それに、お二方とも………朝は私より苦手ですよね?”

ここまで来て、自己紹介を忘れていたことに気付かされる。
そういえば共闘している間にも、目の前の彼にも、思念の先の彼女にも、名乗ってなんかいなかった。
少しでも友好的な関係を気付くには、自己紹介は不可欠だというのに。 私としたことが失敗失敗。

「頂く……? これはこれはお戯れを。
 私はただ、君のダンスの誘いを聞いていただけさ。それにその物言い、主客が逆になってやしないかな?」

心中で舌を出す間にも、腕を砕いた青年は私に近づく。

「失礼したね、レディ。確かに声をかけた以上、きちんと最後まで踊らねば、な」

そして殺気やら闘志やら怒りやらといった凶々しい念を、
優雅さで完全に糊塗し尽くした見事な礼で、高らかに名乗りを上げる。


「私はアドルフ、アドルフ・ヒトラーという。よしなに」



恐怖とも歓喜とも闘争心ともつかない、
あるいはそれらが渾然一体となった武者震いという奴を体感しつつ。
その威風堂々たる暴君の名乗りに、私も黙ってはいられなかった。

「……これはしたり。
 よもやあのナチスドイツの偉大なる総統殿と、ここにてお目通りが叶おうとは!」

こうなるともう止まらない。私の悪い癖だが知ったことか。
こちらも最大限に芝居がかった、時代がかった大仰なそぶりで、朗々と声を張り上げる。
目の前の、若く美しき覇王に。 塔の中の、白く可憐な姫君に。

「かの覇王殿の腕一本を使った剛毅な名刺、頂けた事は光栄の極み!
 なればこちらも名乗るのが礼儀というもの。

 御機嫌よう、アドルフ・ヒトラー! かの大戦の英雄にして、暴威を振るった一代の覇王。
 手前はカサンドラ・ジル・ウォーロック。
 『魔女モーガン』の血統にして、九龍クーロン王の庇護を受けし者。
 恐れながら魔導士の端くれとして、奇門遁甲の域に至った御身に、畏敬と感嘆とこんちくしょうを申し上げるっ。

 こちらから引きとめた手前、大変なご苦労をおかけしたようだが――やはり獲物は共通 おなじと見える。
 それともあの姫よりも、私との舞踏をご所望ですかなっ」

ハイになった頭で、気勢に対抗すると同時に交渉を仕掛ける。
焚きつけた手前、先方が大人しくするとも思えまいが――その時はその時だ。



“――あと………壁の花ってどういう意味ですか?”

“――その質問には、降りてきたら答えてあげるよ。ヒントは…『今は君がその状態』。
   それより自己紹介、今度は君の番じゃないのかな?”

目の前に怒れる覇王を見据え。
脳裏に帰ってきたのんきな思念に受け答えしながら、私は伸びる己の牙を舐めた。

383 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2005/09/10(土) 03:22:16
灯台には誰もいないことを確認して。逃げる、逃げる。まるで因幡の白兎。
鱶の上をゆけ、鰐の顎のその上を羽のように跳ね回れ!

後ろで 何カ ガ 爆ゼル 音 。 ドコカデ 聞コエル 蒼イ 声 。
場の軋むようにひりついた唸り、空気の音は依然として冷たいままで。

ある程度逃げたところで、お二方が来ないとわかった私は灯台の窓から下を眺めた。

>>191
爆ぜていたのは、手。きっと同族ならばなんて事はないはずの傷。
あまりにも、単純明快でそれでいて気づかない思考の狭間。コロンブスの卵。
そんな偉人的な発想に息を呑んだ。あ、この方。IQサ○リとか、島田○定とか得意かも。

自分のそんな発想に、私は。どうしても日常在住の眷族なんだって。改めて思っていた。
例え、私に課せられた『運命』が『死』と言う報われない結末でも。

『覚えておいて、友香。『死』と言うカードってね。
 カードと意味が持ってるその絶大なイメージから、安易に捉えられがちだけど。
 本来の意味は『死』意外にも在ってね?一時停止とか、物事の終わり、きっかけのなさとか。
 ちなみに『終わり』って言うのは、同時に『始まり』も内包している物よ?
 つまり『死』って、カードは『再生』を内包してる。じつはそんなに悪い結果でもないわ。

 まあ、私の『悪い』占いは当たるから気を付けるに越したことはないけど。』

って。私が持っている『塔』のカードこそ、本来最悪なんだって。私の友達は笑ってた。
だから。こんな『運命』はねのけてやる。もう一度、私は在るべき日常に在るべき姿で帰還するって。

そんな誓いを胸に秘める………胸?………自滅でしょんぼり。
そうこう考えている間に、夜の主は朗々たる声で自らを名乗る。

『私はアドルフ、アドルフ・ヒトラーという。よしなに』

そんな………教科書の端でしか聞いたことのない独裁者の名前を口にした。
そうして、目の前に居る夜の主の姿を確認する。あれ………チョビ髭は?

目の前の若さ溢れる独裁者の姿に、私は目を白黒させていた。

>>213
『……これはしたり。
 よもやあのナチスドイツの偉大なる総統殿と、ここにてお目通りが叶おうとは!』

ふむ。やはり、目の前に在すのは『あの』アドルフ・ヒトラーと言うことらしい。
社会の教師が口々に批判し、ある教師は彼を否定する社会を否定する。
21世紀の現在にしてなお、その存在を主張する独裁者アドルフ・ヒトラー。その人であると。
ただ、今持って人なのか、それとも同族なのか、はたまた別の何かなのかは想像も付かないが。

『かの覇王殿の腕一本を使った剛毅な名刺、頂けた事は光栄の極み!
 なればこちらも名乗るのが礼儀というもの。

 御機嫌よう、アドルフ・ヒトラー! かの大戦の英雄にして、暴威を振るった一代の覇王。
 手前はカサンドラ・ジル・ウォーロック。
 『魔女モーガン』の血統にして、九龍(クーロン)王の庇護を受けし者。
 恐れながら魔導士の端くれとして、龍王の域に至った御身に、畏敬と感嘆とこんちくしょうを申し上げるっ。

 こちらから引きとめた手前、大変なご苦労をおかけしたようだが――やはり獲物は共通( おなじ)と見える。
 それともあの姫よりも、私との舞踏をご所望ですかなっ』

そんなことをお姉さんは意気揚々と名乗りを上げる。え〜っと、私いつの間にかお姫様に格上げ?
で、私は灯台の上。あ、このシチュエーション映画で見たことある………ぴ〜んち!

“――その質問には、降りてきたら答えてあげるよ。ヒントは…『今は君がその状態』。
   それより自己紹介、今度は君の番じゃないのかな?”

そうして、カサンドラお姉さんは。私に自己紹介と。すばらしく狡い交渉を持ちかけた。
だから、私はこう答えるのだ。私は他の誰にも、染められはしないから。

「―――――はい。山城友香って、言います。年端もいかない未熟な眷族ですが。
 もう少しは自分の血のままで在りたいと願う所存にて。だから、きっと。

 お二方のご希望には、添えないと思います。どんなことをしてでも。逃げ切って見せますから♪
 そうじゃないなら。お二方とも仲良く出来そう………だったんですけどね?」

って、塔の窓から。揚々とあま〜い考えを抱きながら。私も名乗りをあげてみる。
ちなみに、いつでも逃げおおせる準備はしておく。姫君はそう簡単に捕まらないのが。

スーパーマ○オのお約束ですから。

〈現在位置C-3:灯台エリアにて。お姫様は塔の上?〉

384 名前:青銅名無し客:2005/09/10(土) 03:38:32
テスト

385 名前:青銅名無し客:2005/09/10(土) 04:19:16
書き込みテスト

386 名前:馬呑吐 ◆TUNTUWt93U :2005/09/10(土) 04:25:46
>>205>>223 vsデビルリバースvsファントム&グリフォン

 死角無き雷火の網、それに舞い降りる鋭すぎる刃。

「フハッ! 死ね、死ねと云うか? 貴様等の主が命数授かる遥か太古より、天地の星霜を詠
み解きしこの儂がかッ!」

 それを迎え撃つ怯えは、怪人には欠片も見当たらない。
 馬呑吐は強いのである。


 吼えて、両手の剣指が呪形を描く。その精緻なる設計図に従い、千切れた長首は空を飛び、
地に生えた首は自ら千切れ、一つ所に寄り集まっていく。
 その地点に降り注ぐのは時ならぬ雪、ではない。風無き風に運ばれる馬の霊符だ。
 風雪を纏い、集合した一点がぐにゃりと歪んだ。
 そこから、別のものが姿を現した。

 上半身――と呼ぶべき部分は、確かに人の形をしていた。人間の骨格だ。サイズ自体は大蜘蛛
と格闘している巨人の、それでも半分以上はあったが。
 だがこれは下半身と呼べるのか。
 髑髏だ。直径は二十メートルを越える、それは悪夢の如き頭蓋骨であった。

 自らの製作品の出来を、しかし馬呑吐は舌打ちで酷評する。――無理やりと云っても良い合体
はやはり無理があったか、縫合線に沿った部分が乖離しかけ、乖離しかけてはまた融合を繰り
返していた。
 それには構わず馬は飛翔し、着地した。巨大なる屍兵器の頭部、といっても上半身の方に。


387 名前:馬呑吐 ◆TUNTUWt93U :2005/09/10(土) 04:26:23
>> 続き

「五行丹法炉(イオノ・テスラ・ドライブ)出力40パーセント! 非(ヌル)ユークリッド載頭回転
放物面を強制相剋!」

 主人の命令と同時に上半身、両肩に当たる部分が割れ、第三第四の手がせり出した。
 海星(ひとで)か何かのようですらある掌部分の形状は奇怪だが、異常に巨大でもある。
 下半身の頭骨が見合った骨格を持っているなら、それはこの位の大きさになるだろう。

「――天羅!」

 右肩で生えた巨腕が、突如白い光を帯びる。

「地網――!」

 左肩に鎮座する剛腕が、これまた赤光を放つ。
 白熱化した右手と、赤熱化した左手は、胸の前でがっしりと組まれた。

「斗牛北楼、鬼気千秋! 帯甲一哭、熱血江湖! ……お前が!」

 下部の巨大頭骨、その後頭部分が火を噴いた。推進器(バーニア)代わりの後押しにより、
凄まじい物理的・魔術的質量が、急速度で上昇。敵の敷いた必殺の陣と、また敵そのものへ
と突撃を掛ける。


「お前が、死ねェ! 急々如律令!!」

(現在位置 B-2 空港跡)

388 名前:青銅名無し客:2005/09/10(土) 04:40:17


「あなたも、一人になってしまったのね。
 もう、あなたの隣に兄さんはいないわ。
 だって――」

 月が止まった。
 波が止まった。
 息が止まった。

 ―――――全部、止まった。

「――あなた、とっても怖いんだもの」



              ぶつん



<i>


 ――――手に持つ『それ』は綺麗な花に見えた。


 それは元々、花ではなかった。
 名も知らぬ、けれど、限りなく近く果てしなく遠い『私』だった。
 今はただの肉の塊、話す事は無い、見る事も無い。
 凡そ、首だけになって死ぬ等は人間の死に方ではない、だから『それ』は肉の塊。

 私の紅い瞳には『それ』はすくすくと育てられる事無く、
 今、この一瞬の為に咲かせられた即席の、そして、何にも増して綺麗な花に見える。
 この一瞬の邂逅の為に『私』は喜び、怒り、悲しみ、笑い、生きてきたのだ。
 ぽんと一輪の花をこの海に咲かせるために。

 ぷんと『それ』は生々しい肉の甘い香りを辺りに漂わせている。
 私は愛おしく『それ』を撫で、微笑む。

             ずぶり

 白い指が『それ』の眼窩に差し込まれ、鈍い音を立てる。
 そして、ぐじゅぐじゅと血と肉が掻き混ざる音。
 まるで子供の砂遊び……小さい頃、庭で兄さん達がやっていた……かの様。
 ああ、何だ、私はまだこうやって兄さんを思い出せる、貴方は嘘吐きですね。

 がりっと言う音と共に私は赤く綺麗に塗られた爪を抜き取った。
 少し爪が割れてしまっている。
 その割れた爪の間には筋の通った肉、肉、肉、肉、肉、赤い肉。
 それをペロリと舐めて、ご馳走様とお礼を言う、お粗末様とは還って来ない。
 ちょっと失礼だと思う、だから『それ』を両の掌で、

             ぐしゃり




        『それ』は最後に花から花火になった。




 外に出る。
 透き通る様な潮風が心地良い。
 ところで何時からこんなに周りは、世界は色彩が変わったのだろう……?



        ―――――赤と白と黒しか無い、なんて―――――



(現在地 A−3の港 黒桐鮮花を殺害し、一日目終了)


389 名前:青銅名無し客:2005/09/10(土) 04:41:01


「あなたも、一人になってしまったのね。
 もう、あなたの隣に兄さんはいないわ。
 だって――」

 月が止まった。
 波が止まった。
 息が止まった。

 ―――――全部、止まった。

「――あなた、とっても怖いんだもの」



              ぶつん






 ――――手に持つ『それ』は綺麗な花に見えた。


 それは元々、花ではなかった。
 名も知らぬ、けれど、限りなく近く果てしなく遠い『私』だった。
 今はただの肉の塊、話す事は無い、見る事も無い。
 凡そ、首だけになって死ぬ等は人間の死に方ではない、だから『それ』は肉の塊。

 私の紅い瞳には『それ』はすくすくと育てられる事無く、
 今、この一瞬の為に咲かせられた即席の、そして、何にも増して綺麗な花に見える。
 この一瞬の邂逅の為に『私』は喜び、怒り、悲しみ、笑い、生きてきたのだ。
 ぽんと一輪の花をこの海に咲かせるために。

 ぷんと『それ』は生々しい肉の甘い香りを辺りに漂わせている。
 私は愛おしく『それ』を撫で、微笑む。

             ずぶり

 白い指が『それ』の眼窩に差し込まれ、鈍い音を立てる。
 そして、ぐじゅぐじゅと血と肉が掻き混ざる音。
 まるで子供の砂遊び……小さい頃、庭で兄さん達がやっていた……かの様。
 ああ、何だ、私はまだこうやって兄さんを思い出せる、貴方は嘘吐きですね。

 がりっと言う音と共に私は赤く綺麗に塗られた爪を抜き取った。
 少し爪が割れてしまっている。
 その割れた爪の間には筋の通った肉、肉、肉、肉、肉、赤い肉。
 それをペロリと舐めて、ご馳走様とお礼を言う、お粗末様とは還って来ない。
 ちょっと失礼だと思う、だから『それ』を両の掌で、

             ぐしゃり




        『それ』は最後に花から花火になった。




 外に出る。
 透き通る様な潮風が心地良い。
 ところで何時からこんなに周りは、世界は色彩が変わったのだろう……?



        ―――――赤と白と黒しか無い、なんて―――――



(現在地 A−3の港 黒桐鮮花を殺害し、一日目終了)


390 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/10(土) 22:51:02
>>236
「……っくく、未熟な眷属、か。 殊勝で何より何より。
 それに、とぼけたようで一本気なその態度、なかなかに好みだよ」

少しゆったりしつつも、毅然とした決意ある言葉があまりにも可愛らしかったので、ついつい忍び笑いを漏らす。
嘲笑ではなく、その好ましさと力強さに。

――だからこそ、その清らかそうな血を味わいたいくらいに。

そして、

>>256
「獲物は共通おなじ? 違うな」
 フロイライン・カサンドラ。キミも、私の獲物だ」

目の前に立つ希代の独裁者は、そのうえでなお私を獲物と言ってのけた。
その言葉に益々闘争本能が刺激され、私の体からも眩 霧リークブラッドが滲み始める。

「面白い。ともに捕食者同士、どちらが先に喰われるか。
 命がけのダンス、せいぜい楽しませていただきましょうかっ。 総統閣下どの!」

余裕たっぷりの獰猛な表情とともに、千切れた腕がこちらに向けられる。
…再生? ――――否!

「ぐぁ……!」

全くの勘で飛びのくが―――それでも間に合わない。
掠めた箇所、肩の肉を少し持っていかれ、私は無様に膝を突く。
アドルフの腕から伸びた、とても人間どころかまともな生物とも思えない、触手の槍によって。


「くく……そういえばもう60年も前の世代のが、そんな若々しくいられるはずもありませんな。
 吸血鬼 わ れ わ れとも全く違う化け物とお見受けしたが……面白い、それがあなたの力の一片かっ」

睨み返すと私はベルトを引き抜き、引き裂いたその中味に手をかける。
そして――

「なれば、こちらも全力で行こう。
 黒蛇の毒、せいぜい中らぬようご注意あれ!」

中味を引き出し、投げつける。
それはベルトの中に仕込まれていた、魔を退ける銀製の鎖。
吸血鬼の腕力で投じられたそれは猛速で、銀の回転鋸と化し、アドルフめがけて飛翔する!

(現在位置:C-3 灯台エリア。 灯台前にてアドルフと戦闘中)

391 名前:上条当麻 ◆4kIcNrTOMA :2005/09/10(土) 23:00:08
>>242

――――――――もうどれくらい、動き続けてきただろうか。
何も考えなしに飛び込んで、ひたすら動く腐乱死体リビングデッド)
追い払い、殴り倒し、蹴り飛ばし、時には銃をぶっ放し。
全身に擦り傷切り傷を拵えながら、上条当麻はひたすらに走った。

緑髪の女性が派手に立ち回ってくれたお陰か、上条の方に来る腐乱死体の数はそれほど多くもなかったが―――
乱戦の末に結局彼女からはぐれてしまったのでは本末転倒だ。
あー、もっと共闘とか考えりゃ良かったなぁ、などと胸中で嘆いても後の祭りだった。

そんな風に、走って走ってひたすら走って。
何時しか腐乱死体と血の臭いに、かすかな潮の臭いが混じり始めた事に気付いたときには―――


上条当麻は、港に着いていた。

その場所が、この地獄と化した閉鎖空間からの唯一と言っていい脱出口であったのは、上条当麻の既に失われたと思われていた幸運か。
それとも、その脱出口に上条の最悪の敵ともいえる少女が立ち塞がっていた事が、上条の最大級の不幸なのか。
運命だいほん)以外には答えの出せない二択クイズを残したまま、
とにかく上条当麻は、
遠野秋葉と、
対面を果たした―――


「――――――アンタ」

上条当麻の第一声が掠れていたのは、単に激しい運動の後だった所為だけではない。
気圧されたのだ。
その紅い紅い、どこまでも紅い少女の放つ、壮絶な雰囲気に―――。


「……、おい、アンタは――――――何だ、、?」


ただそれだけの疑問しか、出せなかった。



(移動:B3 居住区跡→A3 港 遠野秋葉と対面)

392 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2005/09/10(土) 23:25:00
>>293
 炎を裂き、屍を砕き、夜を払う勢いで、笑石は森の中を疾駆する。
 『感知』に掛かる少女達の反応は、先ほどよりずっと近くなっている。
――もうすぐだ、間に合うか。

 そう思った刹那――突風が吹いた。
 否、それは突風などと描写するには生温い、文字通りの暴風であった。

 岩で造られた我が身ですら、宙に浮き掛ける。
――いや、それで良い。
 笑石はその顔に笑みを浮かべ、身を沈めた。
 引き絞られた強弓のように力を蓄える。
 『感知』が示す少女達の方角、空高く舞い上げられた方へと向けて――跳躍した。
 蹴られた大地に、深々と穴が穿たれる。
 暴風を受け、岩で出来た笑石の巨躯が宙を舞い――

 虚空に放り出された黒い影(>>293)を、その腕でしっかりと抱き止めた。

393 名前:タバサwithタオ ◆3VTTABASAI :2005/09/10(土) 23:25:08
>>284
 居住区と思しき地帯を抜けると、波止場が見えた。
 軽く見渡してみたが、船舶の類は見当たらない。

「……む?」
 視界の端に、腰の辺りまで伸びた紅髪の、女性らしき人影が映った(>>278)。

 ざわ……
        ざわ……

「――っ!」
 思わず、息を呑んでいた。竜眼が感じた殺意の主。それはまさに――あの人影だった。

「……紅い髪……もしやあれは……」
「え……紅い髪? ボクには長い黒髪にしか見えないけど……」
 タオには、まだ感じられないと言う事だろうか。

 私が知る限り、あれほどまでに見事な長い紅髪の女性は二人。

 一人は私の同業、そしてもう一人は……
「……遠野、秋葉……」

 どうやら私は、最悪のカードを引き当てたようだった。


(現在地:A-3港 遠野秋葉に遭遇)

394 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2005/09/10(土) 23:27:51
私は、塔を駆け上がる。バベルの塔を駆け上がる。
螺旋の階段を廻り続けて。あれ?          ドコカデ 聞イタコトノ アル 音 
怖いのはあのお二方。尋常じゃない何か。    何カ オ忘レニ ナッテマセンカ ?

―――――だから、私は無防備にも、窓に、つまり『塔の外』に意識を集中させて歩いていた。

>>258
『獲物は共通?違うな』

教科書では、教えてくれなかった独裁者の真の姿は夜の王。
そして、私が考えた以上に暴虐かつ傲慢不遜な魔王
構えすら取らないという余裕。例え、片方の腕が無かったとしても、だ。

―――――だから。正解なはずなんだ。気を付けるのは窓の外。    ファイナルアンサー?

警戒警報が鳴り響く。意味のないこと、危険な場所にいるのだから。   本当ニ?
高速道路で鳴る車の喧しいベルはなくなった。それと同じ。耳を閉ざせ。コレハ ソレト 同ジ ?

『くくく、無理矢理というのも時には面白い』

だから目の前の、二つの敵を凝視しろ!それがきっと正解。        ファイナルアンサー?

>>290
『……っくく、未熟な眷属、か。 殊勝で何より何より。
 それに、とぼけたようで一本気なその態度、なかなかに好みだよ』

やっぱり、なんだかんだで。私は人気があるようで………。
ああ、何というか。どちらか、もしくはお二方とも、味方にするというも望みも立たれてしまった気が。

だから、私の敵は窓の外。バベルの螺旋を駆け上がれ!       ファイナルアンサー?

ほら、窓の外では。死闘の幕が開く。だから、私は塔を駆け上がる。 サッキ 聞イタコトノ アル 音

>>15
―――――残念!

TVで見慣れた意地の悪い司会者の声が聞こえた気がした。ついでに着流しの侍も。

後ろ向きに窓だけ気にして歩いていた。              私ノ中ニ眠ッテイル何カモ忘レテ
だから、審判の鉄槌が。文字通りの鉄槌が。私の頭にめがけて。

―――――振り下ろされた。

活性化してる身体でも、予期していなかった事態は避けられない。
多少なりと急所はずらすことが精一杯。              そうして此処は塔の上。

哀れ因幡の白兎。バベルの螺旋を、逆しまに廻って、落ちる。
廻って廻って廻って落ちる。墜ちる。堕ちていく。         忘レテイタワタシノ本質

闇の中で眠っていた。―――――私の鼓動が動き出す。


〈現在位置:C-3灯台の階段を夢想花→覚醒。バタリアンと対峙。あわよくば退治。〉

395 名前:アドルフ・ヒトラー ◆sLAdoLfKkE :2005/09/10(土) 23:38:38
>>290
「流石に一筋縄ではいかないか。だが、いい格好だな、カサンドラ嬢」

アドルフは哄笑する。
悪意を込めたその笑いでさえ、美しさを感じさせるのは何故だろうか。

「だがこれで終わりでは……ないよな?」

優位に立ち、誇るアドルフにカサンドラからの銀鎖の返礼。
速度は申し分なく、威力も充分。
だが。

銀鎖は空を切った。
否。
アドルフの身体を通り抜けたのだ。

「……それで?」

軽く首を振るアドルフ。
その表情から余裕は消えることもなく。
その態度から油断は消えることもなく。

ただ、王は然して其処にある。

「この程度で不意を打ったつもりかね? 不意というのは……」

動きを感じさせない静かな動きで手を突き出す。
その手が一瞬ぶれた、と感じた刹那、カサンドラの後頭部を掴むものがあった。
アドルフの、手だ。

「こうやって打つものだ」

そのまま、地面に叩きつけようと、力が籠もる。


(現在位置:C-3灯台)

396 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/11(日) 00:01:59
>>322
「―――っ!?」

投げた銀鎖がすり抜ける。
そして嘲笑の言葉とともに、私の後頭部を、がっしりと掴む一つの手。
……おいおい、あの龍王の仙術でもここまでやるとは聞かないぞ!?


あまりにもあからさまに投げた為、あっさりかわされた銀鎖。
そして後ろの手によって、地面との接吻を強要される私の頭。
あらぬ方角に飛びゆく鎖を尻目に、見る見る迫る硬い大地。 だが――

「……あっはははははははは! 判ってないのは君の方―――」

私は嗤う。
したり顔の大戦争家、その知恵比べにおける慢心に。
回転速だけそのままに、力場思念ハイド・ハンドでベクトルのみを正反対にした銀鎖が戻り、空いた背中を狙い飛ぶ。
合わせる形で下手から、無理矢理刀を投げつけた。

ごしゃり。
自分の額が地面にめり込み、割れる音を聞きながら。
身を起こそうと力を込めて、私はなおも言い放つ。

「真の策とは、二重三重に重ねたうえで考えてこそ。
 知恵比べで不意を打つには、そのぐらいの周到さが居るものなのだよ、総統閣下…!」

(現在位置:C-3 灯台エリア。 アドルフと灯台前で戦闘中)

397 名前:バタリアン ◆DEAD.xOMy6 :2005/09/11(日) 00:12:06
「ママノ ママぁぁノノ
 どこいっちゃったのぉぉノノ」


無人の筈の上の解から泣きじゃくる声がするのが聞こえるだろうか?
声色から判断するに、10にも満たないであろう幼い子供の声だ。
だが、この子は暗がりの中でどのぐらいの間泣き続けてきたのだろう。
嗚咽は既にひび割れ、からからに乾いていた。

(現在位置:C-3 灯台の上階)

398 名前:アドルフ・ヒトラー ◆sLAdoLfKkE :2005/09/11(日) 00:12:29
>>338
「なるほど、それは確かにその通りだ」

銀鎖と刀、その二面からの攻撃に動じることもなく涼しい顔で答える。

「だから、こそ、だ。
 だからこそ……私の勝ちなのだよ、カサンドラ嬢」

勢いをそのままに背後から奔る銀鎖。
正面から迫る刀。

アドルフは、鬱陶しい虫でもはたくかのように欠けた腕で刀を弾く。
そして、銀鎖は先程と同じようにアドルフの身体をすり抜け……勢いをそのままにカサンドラに向かって飛ぶ。

「このままだと、その美しい顔が石榴になるかも知れんが……仕方ないな」

カサンドラを押さえつける手の力は一切緩めず、さも残念そうに呟く。

(現在位置:C-3灯台)

399 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/11(日) 00:37:23
>>
重ねて同時攻撃を仕掛ける間にも、私の頭を抑える力は消えない。
無理矢理顔を起こして、投げた刀の行く末を見届けるが――

刀はあっさり弾かれて、銀鎖はまたもすり抜ける。
龍王とやるとき勉強になるなあ……それどころではないか。

戻した鎖はその風斬り音も高らかに、私めがけて戻ってくる。
またしてもしたり顔で勝利宣言を行うアドルフ。
成程、君のその『反則技』には感服するよ。 だが忘れてないか?


――いったい、その鎖は動いている?

そのままのベクトルで、鎖は私めがけて飛来する。
慌てず騒がず肝を据え、鎖が目の前に飛び込む瞬間―――そのベクトルを、少しだけ変える。

「ぐぁ……!」
鎖は私の額を擦り、焼き、自慢の髪ごと肉片を飛ばす。
そしてその勢いのまま男の腕にぶつかり絡みつき、強引に腕を私の頭からどけさせた。


「……いい加減、地面との蜜月は飽きた。
 次は貴方の血で乾杯といこうかな? この落とし前の意味も込めて」

凄絶な笑みで、私は笑った。

(C-3 アドルフと戦闘中)

400 名前:青銅名無し客:2005/09/11(日) 00:38:26

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401 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2005/09/11(日) 00:52:07
蒼い血が高ぶる、ほら、夜の気を吸い込んで。
風がこんなにも心地良い。さあ、目覚めた私は誰にも止められない。それが若さ故の傲慢ならば!

そうね、目の前の独裁者と。ようやく肩を並べられるかしら?
高らかに笑い声。さっきまでの私を知っているなら、きっと呆気にとられるんでしょう。

でも、コレも紛れもなく。私、山城友香の一部。私は私を否定しない。否定できない。
さあ、それでも私とエンゲージしてみる?

>>348
ああ、目が冴え渡る。夜の闇こそ我が住処!見据えろ!私が居た場所を。
目の前に居るのは………女の子?

『ママ… ママぁぁ……
 どこいっちゃったのぉぉ……』

そんなか弱くすすり泣く声。               吐キ気ガスル
私に助けを求めてる。ああ、匂いでわかるわ。    コンナ悪イ夢

『ママぁ…… ママぁぁぁ……
 痛いよぅ… もっともっとあれが食べたいよぅぅ……
 ママのだけじゃ全然たりないんだよぉぅ……』

アナタはもうとっくに、終わっているんだから!   壊シテシマエ!
身体から漲ってくる闇の眷族『吸血鬼』としての奔流。

「 ナウマク ・ サマンダ ・ ボダナン …… インダラヤ ・ ソワカ! 」

虚空より出ずるは、帝釈天が持つ雷の錫杖ヴァジュラ!

「―――――さあ、還りなさい。須くバベルの塔は崩れ去るべきだわ!
 それに、アナタみたいな存在、気分が悪いったらありゃしなくて!」

『塔』の称号を持つ友達は告げていた。バベルの塔は人の罪の象徴だと。
神に近づきすぎた人の罪。ならば、私は死を超えるという愚かさを『吸血眷族』が故に打ち砕く!

天より降り注ぐ数多の雷光が塔を破壊していく。

私は一瞬だけ次元の狭間に潜り込んで。零距離テレポート。
さすがに、このダークロアの血が目覚めてしまってはE.G.O.の超能力は薄まるご様子。
だけど、零距離とはいえ場所を決めて現れることが出来るなら。それは、強化なのかしら?

「―――――サヨナラ。人が信じた黄泉の国があるのなら。ママと仲良くね。
 さあ、お二方、ご機嫌よう。塔には一人お姫様が居たけど、壊して来ちゃったわ♪」

てへっ、と。でも。そんな感じで。氷のような微笑を浮かべて。
私は、瓦礫の山に舞い降りる。―――――白ビキニのままなのが難点だけど。

〈現在位置:C-3『元』灯台エリア オ姫サマハ モウイナイ〉

402 名前:アドルフ・ヒトラー ◆sLAdoLfKkE :2005/09/11(日) 01:02:22
>>360
「なるほど、気丈なものだ。それに思い切りもいい」

腕を戻し、絡みついたままの銀鎖を鬱陶しげに見る。
カサンドラの念で動くそれはまるで蛇のように巻き付き、万力のように締め上げる。

「それに、その朱に染まった顔もまたいい。好きになってしまいそうだよ、カーサ」

腕の鎖は無視し、軽口を叩く。
だがそれだけの余裕がまだあると言うことだ。

優雅に一歩歩を進めようとして……

>>366
異変に、気付いた。

(何だ、この違和感は……!?)

そして灯台を破壊し、その上に舞い降りた白い少女。
先程までの彼女と同じで、同じではない少女。

「なるほど。なら今いるのは……悪鬼か魑魅魍魎か」

不敵な笑みは消しもせず。

「どちらにせよ、ダンスにはもってこいの相手のようだな。両手に花で困ってしまいそうだ」


(現在位置:C-3灯台)

403 名前:ロゼット・クリストファ:2005/09/11(日) 01:24:51
港は、もう既に戦場だった。

>>344
まず、赤い髪を持った少女。
ものすごく――嫌、というか怖いという感情を抱かせる。

「――髪、か」

クロノが唇をかむ。

「髪がどうしたのよ?」
「ああ、ロゼットには見えないだろうけど――彼女、あの髪で『奪って』る。
 伸ばした赤い髪に囚われたら、ああやって『奪われ』るんだ
 タイムラグもほとんどないみたいだ……厳しいね」


冗談じゃないわよ、何その化け物。
けど、クロノは首を横に振る。

「ううん、違う。
 彼女は人間だよ……ただ、能力に振り回されてるんだ、たぶん」
「アズと同じ……人と違う能力を持った、か。
 OK、んじゃそいつは後回し!
 それより先に、当座の敵叩くわよ!!」



>>365
「当座の敵」。
巻き込まれたらしい一般人の少年を攫う女。
その感じは、はっきり言って人間じゃない。
いわゆる――悪霊ってヤツだ。

「あいつが一番判りやすい悪玉だからね!
 クロノ、あの男の子の保護お願い!
 私はあいつを叩くっ!」
「分かった!」

私の言葉を受けて少年の方に走り出すクロノ。
さあ、ここからは私の仕事ね!
とっておきの一発、お見舞いしてやりましょ!

「迷える子羊に安寧を、狼の牙に一時の休息を、そして悪魔に死の鉄槌を――」

「とっておき」を装填。
目の前にいる悪霊に向け、狙いをつけ――

「――AMEN!!」

福音弾ゴスペル
生きとし全ての命への福音を刻み込まれた弾丸が、命亡きモノを本来の無に戻すべく撃ち出される!


(A-3 魅魔に攻撃開始)

404 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/11(日) 01:26:19
ようやく身を起こし、奴の姿を睨みつける。
さてさて、血の舞踏もそろそろ酣、ここからもっと激しく行くよ――そう思った矢先。

>>366
灯台から強烈な雷光が吹き荒れ、跡形もなく瓦解していく。
その神の猛威の主は、先刻灯台へ逃げ込んだ銀髪の娘そのもの。
ただしより強くなった血の波動と、赤から青へ変わった瞳さえ違っていなければ、だが。

「………あーっはっはっはっはっはっは! 本当に愉快なところだな、ここはっ。
 冗談のような踊り手が山のようにいる、退屈だけはしないで済むね」

>>
彼女に意識を向けた隙に、締め上げ続ける鎖ごと、その腕は主の元へ戻った。
迂闊だったが、思念で操る鎖はまだ奴を縛っている。なら手はあるか。
刀を力場思念で手元に呼び戻すと、私はアドルフめがけて駆け出した。

「ようやく呼んでくれたね閣下、そうまで言うなら愛してあげよう――」

締め上げる銀鎖を強く、後ろでに力場思念で引っ張りあげ。
今度はきっちり狙いすまして、両の腕を振りかざす。

右には刀、首狩り狙い。
左には鉄鞘、膝砕き狙い。

「ただし、殺し愛いでね!」

三方からの同時攻撃。
邪魔立てはしてくれるなよ、お姫様?

(現在位置:C-3“元”『灯台』エリア、三つ巴戦開始)

405 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2005/09/11(日) 01:57:56
例え死んでいたとしても、アンナ悪イ夢ハ見タコトガナクテ。
胸の中に募るモヤモヤが私を締め付ける。アア、ホントウニ。コンナ簡単ナコトデ。

ワタシ ノ ココロ ハ 麻ノヨウニ 乱レテシマウノカ。

例え私が、赤から蒼に変わっていたとしても。本質で私のままだと、気づく。

>>374
『どちらにせよ、ダンスにはもってこいの相手のようだな。両手に花で困ってしまいそうだ』

不敵な笑みの第三帝国総統が。美女を前に驚喜し。

>>393
『………あーっはっはっはっはっはっは! 本当に愉快なところだな、ここはっ。
 冗談のような踊り手が山のようにいる、退屈だけはしないで済むね』

背中に闇夜よりも昏い黒い蛇の気迫を称えた同族が。

今宵の気分の悪い音楽に合わせて、踊り始める。――――――と、その時だ。

>>376
『か、重ねて通達する!
 当該区域に対し某大国による大陸間弾道核ミサイル発射の用意がなされたと情報が入った!
 先の機械生命体の殲滅目的と思われるッ!
 着弾予想時刻はAM04:00(マルヨンマルマル時)!
 島内の者は、それまでになんとしてでも脱出せよッ!

 繰り返す! こちらは――――』

正真正銘のレッドアラート。正真正銘のデッドアラート。
闇夜の舞踏会に、思い切りかけられた冷や水。

「―――――ところで………お二方。踊りの最中申し訳ないけれど。
 核の衝撃に耐えられるような化け物って訳じゃないでしょう?

 いや、我々の眷族の再生能力なら不可能ではないかも知れないけど。
 ほら、此処が島だって言うのなら………ねぇ?」

島が無くなれば、海へと還る。海へと還れば、我々も海へ放たれる。
助けは来ないだろうし。むしろ、流れる波間に消えるのが関の山。

「―――――今夜の舞踏会。悲しいけれどコレまでだわ。
 ちなみに、私に危害を加えないで、逃げさせてくれるなら………力は貸すけれど?」

姫君が出来る唯一の欺瞞。きっと、此処にいる化け物達は。
私の力なんて必要がない。姫君が出来る最後の打算。―――――乗るか、反るか!

「―――――乗らないのであれば、私とワルツを踊って頂こうかしら?」

荒れ狂う稲妻は、きっと。私が抱いている畏怖。私が抱いているif.

〈現在位置:『元』灯台エリア 姫君の欺瞞、最後の賭け 〉

406 名前:アドルフ・ヒトラー ◆sLAdoLfKkE :2005/09/11(日) 02:11:24
>>393
迫るカサンドラに、腕を振り上げて対しようとするアドルフ。
その腕が、引かれた。
腕に巻き付いた銀鎖が間接を逆に極めながら腕を締め上げる。

「ムウッ……!」

そして、その機に走り込んでくるカサンドラ。
右手に刀、左手に鞘。
その斬撃は速く、その撲撃は巧み。
如何なる怪物と言えども、躱すことは容易ではあるまい。
カサンドラがそう確信した、瞬間。

カサンドラの首と膝に痛みが走った。

>>413
うずくまるカサンドラは捨て置き、白い少女に目を向ける。

「核? あのような薄汚い兵器など、私には無意味だ。
 私は、外側に立つものが故に」

時間と重力、そして空間を操るアドルフにしてみればその通りだろう。
その余裕があったからこそ、彼女の嘘にも気付けた。

「キミが私に忠誠を誓うなら、確実にキミを助けられるが。
 私の能力は、見ただろう?」

王は王であるが故に一人。
一人覇道を往く。


(現在位置:C-3灯台『跡』)

407 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/11(日) 02:47:49
>>
踏み込みは完璧。 振り切りはどちらも如意の極み。
動き封じに腕まで極めた。
まさしく必殺の一撃のはずであったが――――

「ッ!!?」

猛烈に嫌な気配が。
あのセイの縮地法にもにたあの空間の感覚が、私の肌を二箇所撫でた。
一つは首。
一つは左の膝。

「―――――っ」

振り切る腕はどちらも、如意の極みにあり。
その速度にては止める間も合わず。

そして私は首から血をしぶき、膝蓋骨を砕かれて地に転がった。



……生死の岐路は、ほとんど偶然。
危機感の優先順位という奴で、僅かに早く反応した右、そうでない左。
食い込む得物の速度差によって左の膝が先に砕け、体が傾いで僅かに崩れた右の斬撃。
まさに首の皮一枚――斬れてるけど――の差で、私は絶命を免れたのだ。


そして痛みと痛手で動けない私から興味をなくし、友香にコナをかけ始めるアドルフ。
あるいはこれは好機。
再生で動きが取れるようになるまで、頭だけは回さねば。

先刻(>>)の彼女の言葉を頭の中で反芻しつつ、状況を再度整理する。
このまま核で焼かれるのはぞっとしない。香港でもそこまでの惨劇はなかった。
このままでは奴にも勝てない。
もともとあの龍王に通じる力の持ち主だ。力量差がわからないほど馬鹿でもない。

そして――あの娘の助力の申し出。 この状況。
打算まみれなのは重々承知だが、打開策はこのぐらいしか考え付かない。
何よりこういう交渉は私らの領分だ。
なら――やることは一つ、か。
丁度近くに打ち捨てられた、先刻(>>191>>213)千切れた彼の腕から血を吸い、再生速度を加速する。

砕けた膝がようやく再生すると同時に、私は彼女にだけ聞こえるように、念話を飛ばす。

“――いいよ、君の申し出、乗ろうじゃないか。
   ついてはまず……この状況を何とかしようか”

一方的に言い切って、私はアドルフに鞘を投げる。
迎撃されるのは折込済みさ。 本命は―――

不意をつく形で、力場思念ハイド・ハンドで男の片足を掴んで引っ張り、転倒を狙う。
仕掛けると同時に立ち上がり、私は友香に向けて、叫ぶ。

「走れ!」

(C-3 灯台跡 友香に逃走を持ちかける)

408 名前:アルビノ少女“山城友香” ◆0DYuka/8vc :2005/09/11(日) 03:09:19
>>429
『核? あのような薄汚い兵器など、私には無意味だ。
 私は、外側に立つものが故に』

―――――外側?因果の地平でも超えたというのか。

『キミが私に忠誠を誓うなら、確実にキミを助けられるが。
 私の能力は、見ただろう?』

そう、それでも。いや、それこそが。
私が歴史で学んだとおりのアナタのスガタだわ。
意外に教科書というの中にも真実は眠っているものね?

民主主義は衆愚の極み。交渉なんて、すなわち愚の骨頂。

安心したわ。アナタもアナタという本質のままなのね。
チョビ髭が無くても、喜劇王が書いたイメージが無くても。

傲慢不遜な虐殺者、未だその名を歴史に刻む独裁者アドルフ・ヒトラー!

『還ることが出来たなら、少しぐらいは尊敬してあげる。
 だけど、私はアナタに忠誠は誓えない。そう、アナタを見てると殊更に思うのよ。

 ワタシもワタシと言う本質をまだ亡くすわけにはいかないって。

 ―――――だから、さようなら、偉大なる総統閣下。

独裁者の傲慢を、さらなる傲慢にてねじ伏せよう。蒼い瞳の奥底にそんな決意だけ宿す。
私は、在るべき場所に還る。 コンナ ワルイ ユメ 壊してやる!

>>455
“――いいよ、君の申し出、乗ろうじゃないか。
   ついてはまず……この状況を何とかしようか”

カサンドラ………この際長いので総統閣下のカーサを拝借。
カーサの願ったりかなったりのテレパシーによる申し出。

ああ、私が覚醒していなければ。総統を吹き飛ばすことも………。
ifを考えるな―――今を切り開け!そうしなければ還れない!

『走れ!』

なんて、ああ、息も絶え絶えに言うから。少しお節介を焼きたくなる。
走りながら、私の口は禁呪を紡ぐ。虚空よりカーサの手元に降るように。

―――――権力者殺しの妖刀村正を喚びだした。

(それじゃ、コレは私からのプレゼント。だから、また逢いましょ、カーサ?)

私はカーサの言葉に従って、北に向かって走り出した。全身の眠っていた筋肉達を総動員させて。
きっと、カーサは姫君を追いかけてくるわ。総統かも知れないけど。

〈現在位置:C-3『元』灯台エリアより→B-3エリアへ逃亡〉

409 名前:宇佐見 蓮子 (M) ◆0mM.SPARK2 :2005/09/11(日) 03:17:29
「妹紅!」

「また、会えるわよね? これでお別れなんてのは私が許さないわ。
 あんたに会わせたい奴がいるのよ。そいつと、メリーと一緒にお茶でも飲むの。なんだったら酒でもいいわ。
 だからこれで終わりはダメ。もう一度会おう、妹紅。
 なんだったらこっちから会いに行くから。夢を、幻想を現実に変えてみせるわ。
 秘封倶楽部と宇佐見蓮子の名にかけて、ね」

「妹紅、またね!」

410 名前:アドルフ・ヒトラー ◆sLAdoLfKkE :2005/09/11(日) 03:23:29
>>455
地に倒れ伏したままのカサンドラが未だ手にしたままだった鞘を投げる。
むろん、そんなものを易々と食らうアドルフではない。
鬱陶しげに腕を振るい、叩き落とす。
それと同時に、グン、と引かれる足。

(念動か……ちぃっ!)

だが、不可視の力に抗う術はない。
転倒をこらえるのが精一杯だ。

>>463
そしてその横を走り抜ける白い少女。
制止など間に合うはずもない。



結局、目の前には少女の残した禍々しい日本刀と、それを手にしたカサンドラ。

「いいだろう。天馬も、刀を使うサムライマスターだ。
 前哨戦と思えば……丁度いい!」

アドルフの掌に黒い虚ろが集い……刃の形を為す。

「……ああ、それと……避けたまえよ?」

冗談なのか本気なのか見当も付かない台詞を吐いて、アドルフはただその膂力とバネだけを頼りとした斬撃を繰り出した。



(現在位置:C-3灯台『跡』)

411 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/11(日) 03:37:10
>>463
果たして目論見どおりに、彼女は独裁者からの逃亡を果たす。
お礼は後でたっぷりとしてもらう予定だよ、少なくとも奴に飲ませるよりはずっとマシだ。

>>474
――そして、姫を逃がされた暴君の、怒りの矛先は魔術師へ。
『悪い魔法使い』にはらしくない展開だが――私が奴を叩きのめしたいのも、また真実。

「……さあて、さっさと片付けて帰るとしようか。
 時間もないし、何より弟や親友も待ってる」

軽口を叩きながら銀鎖を呼び戻し、刀を握りなおす。
誰が呼んだか土壇場の決戦シ ョ ウ ダ ウ ン
状況的にも時間的にも、最後の勝負となるのは明白。そこへ――

開いた左手の中に、一本の刀が現れる。
ジローの銀刀とは正反対の、禍々しいまでの呪いの魔力。
呪われた血を持つ、我ら九龍王の子らクーロン・チャイルドにはお似合いか。
友香め、小憎らしい贈り物をしてくれたものだ。

刀が私の力と絡まり、全身から、刀からすら眩 霧リークブラッドが吹き荒れる。
それはさながら嵐の如く。

視界に移るは、力場思念と似て非なる、無明の刃を構えたアドルフ。
いいだろう、最後は小細工なしでやってやるさ。
こういうのは私ではなくジローのキャラクターなのだが、たまにはいいか。

奴が何か言っている。
避けろ? さあな、私の体に聞いてくれ。
今の私は一刀如意、意識よりも先に剣がある。

「カサンドラ・ジル・ウォーロック――――」

吹き荒れる己が気配の烈風に押され、二刀をぶらりと提げたまま。
妖気迸る呪いの刃と、最大出力の力場思念を込めた刃が――

「参る!」

×の字を描きながら、暴君に向かって繰り出される!

412 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/11(日) 04:26:05
(私が打ち勝った場合の描写が、これ。)

>>

一瞬の差にて、私の剣が競り勝ったらしい。
くずおれる総統に背を向け、絞りかすのような力の体に鞭打って歩く。

自前の刀は砕け散り、
私も疲労の極み。核着弾まで時間ももうない。

これまでか――そう思いかけていた時。
私の頭に、よく聞きなれた、くたびれた念の叫び声が届いた。


“――お姉ちゃんっ、まだ生きてるな!?”

“――ザザか。やっぱり持つべきものは家族だねえ。
 お姉ちゃんは嬉しいぞ、うんうん”

“――阿呆な事言ってる場合かっ。 話はあらかた島のバタリアンにとりついて聞いてたよ。
 それより黒コゲは御免だ、とっとと飛び移れ! トンズラするぞ!”

“――是非もなし!”

頂き物の妖刀を握り、私は最後の力を振り絞り、灯台のあった崖からダイブを試みる。
届かないか――と思ったが、そこをヤフリーの力場思念が拾い上げ、優しく船に乗せてくれた。
……偉いぞ、我が愛すべき弟たちよ。

「さあ出発! 長居は無用だ!
 ヤフリー、マーベリック、ハンス! 力場思念で船を加速させろ! 全力だ!」


そして頼りになる長兄の言葉とともに船は加速し、島が豆粒ぐらいになったところで。
禍々しい流れ星が軍艦島に着弾し、一足早い呪わしい暁をもたらした。



(カーサ――カサンドラ・ジル・ウォーロック、脱出成功)

413 名前:カサンドラ・ジル・ウォーロック(M) ◆CASAWrQoKs :2005/09/11(日) 04:26:51
(そしてこれが、アドルフが打ち勝った場合の私の死亡レスだ。)

>>
ありうる限りの力を費やした剣は、しかし一歩及ばなかった。
無明の刃が私の体を袈裟懸けに絶ち、ついに私は崩れ落ちる。


……くく、私がこんなところでねえ。

望月ジロー。
望月コタロウ。
葛城ミミコ。
ケイン坊――ケイン・ウォーロック。
ザザを初めとする我が愛すべき呪われた家族達。
そして――――あのガキんちょになってしまった生涯の親友、アリス。

彼らの顔が脳裏を渡り。
最後にザザと、かつての家――ウォーロック家の従者の顔を思い出して、苦笑する。

お前らの言うこと、確かに正しかったねえ。
でも、これが私の本質だったってことさ―――救いがたいほどの、ね。


島に降りゆく滅びの光。
それを最後の光景に、私は灰となって消えうせた。
(カーサ消滅、最終地点:C-3)

414 名前:グリフォン(M):2005/09/12(月) 10:48:46
巨大戦 レス番纏め(前半)

・侵攻
デビルリバース 導入     >>11>>12
ファントム&グリフォン 導入 >>28
馬呑吐 導入         >>30

・交戦
>>43>>56>>82>>117


415 名前:グリフォン(M):2005/09/12(月) 10:50:27
巨大戦 レス番纏め(後半)

・乱戦
>>120>>156>>158>>189>>205>>223
>>246>>247

・終焉
グリフォン&ファントム 死亡 >252
デビルリバース     死亡 >255
馬呑吐         死亡 >256>257

・後日譚
魔帝胎動 >530 

416 名前:青銅名無し客:2005/09/14(水) 01:17:45
 ま、( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)( ・)……。

417 名前:青銅名無し客:2005/09/14(水) 01:19:07
 ま、()()()()()()()()( ・)()()()()( ・)()()()……。

418 名前:青銅名無し客:2005/09/14(水) 01:23:05
ま、そういう私も(・・・・・・)例外じゃあないけどねぇ(・・・・・・・・・・・)……。

419 名前:青銅名無し客:2005/09/21(水) 21:09:01

 窓の外を見るのを止めた。
 アイ・ヒッツ・ザ・ハイウェイ、ハイウェイ・トゥ・ヘル。
 デラウェア・ターンパイクを突っ切るワゴンの外、ジェットコースター並の勢いで風景と
車が背後に流れていく。流れ去る夜景は見蕩れる前に抽象画同然の形に姿を変えて行
くし、ドライブだとしたら情緒もクソもない。そして、スピード狂のセシルが運転しているの
ならこれもいつもの事だ、と納得するのだが、ハンドルを握るのはジェイムス。改造もし
ていないワゴンでこのスピードは異常なのだが、どうやら俺の周りの人間は自制にタガ
のタの字も存在してないらしい。ブッ飛びワゴンは制限速度を大幅にオーヴァーして、
いつ警察に追われてもおかしくない、警察にしてみれば見逃すのが大失態という速度
で走行中。しかしチキンハート共め。追手はなし。ガンガン飛ばすドライバーに一ミリの
躊躇いすらなし。ゴートゥーヘル。
 なので、助手席はカラである。CDチェンジャーの前に座れないのはあまり嬉しくない
が、この状態ならまだセシルの隣に座っていた方が平穏な気がしたからだ。いつも自
分でこれ以上のスピードを出しているクセに、セシルは「少し出し過ぎだぞ」などと白々
しいことを言う。何か突っ込んでやろうと思ったが、色々と面倒なので止めた。車内に
掛かっているのはヘラコプターズの「ビッグ・ガン」で、ジェイムスは対向車を遠慮なく
スレスレで掠めながら前を走る車を弾くように抜いて行く。が、前方の車を抜く度に「ビ
ッグ・ガン!」とか叫ぶのはどうかと思う。

「――私達の魔術が万能の産物だと勘違いしている人間が無数に存在するのは、私
達がルールを支配していると思っているからだろう。違うな。魔術には万能性など認
められない。体系立てられているのに、携わる人間の能力の個人差が大き過ぎるせ
いで異端の力としか思えないというだけだ。魔術と技術はどう違うか――魔術は技術
だ。魔術と科学はどう違うか」
「……フォーマットやないのん?」
 運転席から投げられる声。
 

420 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2005/09/24(土) 01:24:06

 天より飛来した業火は、有相無相の区別なく、その島の一切合財を消滅させた。
 笑石が護ろうとした二人の少女達も、その例外ではない。
 ──笑石は二人の少女を、その笑顔を護ることができなかった。
 そのことを意識すると、笑石の胸の内は三毒の業火に焦がされる。胸中を渦巻くその火勢は、
島を焼き滅ぼした滅罪の火に勝るとも劣らない。

 貪欲――即ち、失われてしまった二人の少女の生命への執着。
 瞋恚――即ち、少女達を護ることができなかった己への忿怒。
 愚痴――即ち、彼女らをこのような運命(さ だ め)に導いた縁起への不信。

「……未練だな」

 己を嘲るように、そう呟いた。
 感じるのは煩悩であり、魔縁だ。それを滅却すべくこうして座禅を組み、瞑想を行っているの
だが――結果は惨憺たるものだった。

 諦めと共に息を抜き、閉じていた瞼を開く。
 人気がない裏庭。西洋の瀟洒な建物に囲まれているそこは、笑石にとって異郷の地であり、異
教の地だ。
 ――ヴァチカン。カトリックの総本山であり、世界でも名だたる狩人達の組織。
 島が滅び去る直前、白衣の狩人との闘争で意識を失った笑石は、あろうことか敵対した狩人の
手で島より運び出され、ここへと連れて来られた。
 何故、自分がここにいるのか。何故、自分がここで生きているのか。目が醒めた直後は、流石
の笑石も困惑したものだが――

「ああ、そうか……」

 そこでふと、思い至った。


421 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2005/09/24(土) 01:27:21

 少女達を護れなかった、という事実もある。出逢った直後、殺すことができなかった自身の甘
さもある。だがそれ以上に笑石は、あの少女達を差し置いて、己が生き延びた状況に怒りを感じ
ているのだ、と。
 笑石は、たとえ自分があの地に残されようと、あの業火で滅ぼされようと、何の感慨も抱かな
かっただろう。元より、既に長くはない身だ。幾多の化生を伴って闘争の中で逝くのなら、まさ
しく本懐だった。
 ――あの少女達は違う。

 ――もっと生きていたかっただろう。
 ――もっと笑っていたかっただろう。
 ――あのような死に様など、望んでいなかっただろう。

 ぎり、と奥歯が軋む。
 ――いくら劫を経たつもりになろうと、自分は未熟に過ぎないということか。過ぎ去ったもの
への諦観という大悟には、未だ未だ至らぬらしい。
 少女達には縁がなく、自分には縁があった。互いにそういう運命だったと、そう諦めるべきだ。
取り返しのつかぬ過去に執着するのは、何より忌まわしい妄念に過ぎない。仮にも仏道に身を置
く者として、それは何よりも赦され得ぬ業罪である。
 諦めろ、と。笑石の深い部分が警句を告げる。
 ――だが、今の笑石にその権利はない。
 正しい在り方を間違え、少女を殺すことも護ることもできなかった笑石に、今更、正しいから
と言って少女達の死を諦めて良い理由が、あろうはずもない。

 ならば――瞋恚を以て修羅道を歩み、化生どもにその業罪を見せ付けてやろう。
 天魔の殺生を善行とし、彼奴らへの瞋恚を功徳としよう。
 今までと同じように? 否、今まで以上に( 、 、 、 、 、 、 )、だ。
 元より、この身は人ならぬ末法の化身。これ以上の業罪を背負おうとも構うものか。
 その結果として地獄、修羅道に堕ちるか虚無へと帰すかはわからないが、それこそ因果応報と
いうものだ。悔いなどない。


422 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2005/09/24(土) 01:31:09
 そして、誓おう。

 ――少女達の笑顔を忘れない。
 ――少女達の無念を忘れない。
 そして、少女達の来世が笑顔と共に在るように……そう、強く願った。

 降魔の決意を新たに、少女達への哀悼を胸に、笑石は立ち上がる。
 今は、先に解決しなければならない問題が一つあった。

 ――前述したように、ここは笑石にとって異郷の地である。
 そして当然の話だが、千年間をずっと日本で過ごして来た笑石が、ヴァチカンの公
用語であるラテン語など話せるはずもない。
 そもそも、日本を離れ海外に行くなど考えたこともなかったし、第一、不可能だと
思っていた。X線で引っ掛かるし。
 よって、何か不都合があった場合の人間の最上手段とも言える『人に訊く』は、こ
の場合使えない。身元の預かり人である女性や、白衣の青年には日本語が通じていた
のだが、生憎と今ここにはいない。

「…………ここはどこだ」

 ――広大なヴァチカンの敷地内で、笑石は迷子になっていた。


423 名前:笑石 ◆EMISHIvcMk :2005/09/24(土) 01:51:44
(>>422修正)

 そして、誓おう。

 ――少女達の笑顔を忘れない。
 ――少女達の無念を忘れない。
 少女達の来世が笑顔と共に在るように……そう、強く願った。

 降魔の決意を新たに、少女達への哀悼を胸に、笑石は立ち上がる。
 今は、先に解決しなければならない問題が一つあった。

 ――前述したように、ここは笑石にとって異郷の地である。
 そして当然の話だが、千年間をずっと日本で過ごして来た笑石が、ヴァチカンの公
用語であるラテン語など話せるはずもない。
 そもそも、日本を離れ海外に行くなど考えたこともなかったし、第一、不可能だと思っ
ていた。X線で引っ掛かるし。
 よって、何か不都合があった場合の人間の最上手段とも言える『人に訊く』は、この
場合使えない。身元の預かり人である女性や、白衣の青年には日本語が通じていた
のだが、生憎と今ここにはいない。

「…………」

 沈黙が降りた。
 降りた、というのはあくまで笑石の主観的な物言いだ。人の気配が乱雑に行き交うヴ
ァチカンにおいて、人に忘れ去られたような裏庭は、笑石が来る以前も以後も同じ静
けさを保ったままだ。

「……ここはどこだ」

 弱々しく呟く。
 ――広大なヴァチカンの敷地内で、笑石は迷子になっていた。


424 名前:ガドル・名無し客!:2005/10/04(火) 14:23:32
テスト

425 名前:ガドル・名無し客!:2005/10/07(金) 14:05:31
test

426 名前:◆UHOEEB./K. :2005/10/08(土) 03:20:22
テストだぜ

427 名前:◆RX93cMuFTI :2005/10/11(火) 22:42:17
てすと・・・・

428 名前:ガドル・名無し客!:2005/10/14(金) 06:27:40
テスト

429 名前:ボンボン名無し:2005/11/29(火) 03:22:42
テスト

430 名前:ボンボン名無し:2006/01/04(水) 14:46:15
ビ「明けまして魂斗羅ッ!!!

ジ「意味不明でござる、ビル殿」

ビ「いいじゃねえか。こういうのはなぁ、ノリと勢いなんだよ!新年めでたいって気持ちとか
雰囲気が伝われば十分ッ!」

ジ「拙者としてはOH!エドの慣習にならい、厳粛に正月を迎えたいのでござるが…致し方
あるまい」

ビ「じゃあ新年の一言、よろしく」



(今回の投票結果を見て)
………さもありなん。
                …でござる
        ノw 、
       {   ミ
       ヽ __
       /     ヽ      /ヽ
       i ⌒ -´  |   /ヽ/
       >, >-  i_イ |  /ヽ/
  _  /ヾ/ ◎ . ゜ |/ヽ/
/―ヲ L_/|    ~  | /〜 ^\
   | ` /ヽ\  "^"ノ ゝ、|   \
  /  / \,――、/  ヾ \
 /\_ノ  |ー--―|  、 ノ\
   /―i´       ケ―ヾ


>>106
ビ「なんだおい、えらく哲学的な質問じゃねえか。生きる喜びと幸せねぇ…。まあ、好き勝手
絶頂に暴れ回ってるのは楽しいが、幸せとかとは違うよなぁ…」

ジ「しかし、いくさ人が戦場であれこれ考え事をするなど笑止。そういうことはネオCONTRAを
壊滅させてから考えるべきでござろう」

ビ「まあ確かにそうなんだけどよ、そう答えちまうと質問放棄みたいでちょっとなぁ…。
とりあえず、ヤツらみてえな無法をする連中は許せねえからよ。俺達があのアホ共をぶっ
潰すことで、ちっとでも世の中が良くなれば、いい気分だな」



>>107
○ビル・ライザー
「極めて高火力ですので、使用目的を十分に吟味した後、慎重に使用を決定してください」
「一旦起動すればほぼ自動的に目的を達成しますが、周囲への被害を考慮に入れない
恐れがあります。十分注意してください」
「記憶メモリー部分が完全ではありませんが、使用に問題が発生するほどではありません」

○柳生・ジャグワァ・玄兵衛
「極めて高火力ですので、使用目的を十分に吟味した後、慎重に使用を決定してください」
「一旦起動すればほぼ自動的に目的を達成しますが、周囲への被害を考慮に入れない
恐れがあります。十分注意してください」
「メモリー内の情報が正しいとは限りません。言うことを100%信用するのは避けてください」

ビ「…ま、似た者同士ってことだよな。はっはっはっはっは」

ジ「そうでござるなぁ。はっはっはっはっは」



>>108
ビ「………東方、ってなんだ?ジャグワァ」

ジ「少々待たれよ。調査してみるでござる」





ビ「………ほうほう、成る程ねえ。遙か昔のアジア圏の一部を舞台にしたゲーム・プログラム
ってわけか。21世紀頃には人気があったらしいな」

ジ「我が故郷OH!エドにも、似た雰囲気を持つ場所がござる。拙者には懐かしく感じられ
申す」

ビ「で、弾幕か。バラージシュートか!やっぱり荒事と言えば俺らの出番だよな!」

ジ「しかしビル殿。何やらこの物語はまったりが基本の様子」

ビ「…そういや出てくるのも女の子ばっかりだな。それじゃあ駄目だ。やっぱり俺達は血と
硝煙の匂いが漂ってねえとな。のんびりしたのは性にあわねえや。
 だからよ、どんな感じになるかって言われても、むやみやたらと重火器振り回す変なおっs…
お兄さんにしかなれねえと思うぜ」



ビ「…お、本部からの情報提供か。拠点がいくつか判明してるな」

ジ「では早速、出陣の準備をば」

ビ「まあ、今のところは地道にやるしかねえからな。一丁やってやるか!
 じゃあな!See You Next Mission!」

431 名前:◆ASUKAvosE6 :2006/01/19(木) 04:12:42
test

432 名前:ボンボン名無し:2006/01/19(木) 19:36:21
テスト

433 名前:ボンボン名無し:2006/01/24(火) 19:40:16
>>815
…こういう質問が来るのも、「人格」という本来あやふやな物を、要素ごとに分解して理解
しようという、今の世の中の風潮なのかな。この世にある物は、何でもデジタルに割りきれる
ものではないと思うんだが。
事実、Vateel=Technologyを持ってしても、魂という人間の内面部分をデジタル化して保存
することは出来なかった。脳は結局の所、神経細胞の塊だから、クローニングすることで
過去に保持していた記憶や人格を再生させることは出来たが…。

…話が逸れたな。私からパイロットである部分を取り除けば、当然そうでない部分が残る。
とはいえ、除いた部分に比べれば、残る物は少ないだろうな。私は偏った育ち方をしたから。
人間、人格形成のなされていない子供のうちから無茶をすると、こういうことになる。
だが、私はそれほど自分が嫌いではないし、人は変われるものだというからな。戦場に立つ
ことが無くなっても、残りの人生を楽しめるようになってみせるさ。

…だが、今の私の命が、Guardianの気まぐれ…いや、正確にはどういうつもりだったのかは
不明だが…とにかく、「彼/彼女」の手で助けられたものだというのは、少々不満だがな。
どうせなら自分で掴み取った命だと思いたかった。
…こういう風に思考するのも、パイロットというか、戦士的な部分であるのかもしれんな。

>>816
どういうもの…と言われてもな。
要するに、あれは血液の流れが正常でなくなるから起きる現象で、体調不良の一種なんだ。
しかも、体を鍛えることでマシには出来るが、基本的には絶対避けることが出来ないもの…。
だからまあ、例えるなら…一般企業のサラリーマンやOLが、毎朝の通勤ラッシュを不愉快に
思うようなもの、かな。つまりは鬱陶しいんだ。

私は会社勤めなんてしたことがないから、電車の中にぎゅうぎゅう詰めにされる苦しみは
分からんがね。

>>817
その両方だな。

命を危険にさらして戦場に立つことが全く怖くない人間なんて、この世にいない。それこそ、
薬物でも使わなければ無理だろう。
しかし、我々パイロット…特にエースと呼ばれる連中は、強い相手と戦うと高揚するという
困った悪癖がある。死ぬのは怖いが戦うのは楽しいんだ。…全く、救われんな。
だがこれは、我々戦士という人種の持つ性質だ。まともでも利口でもないと思うが、仕方が
ない。

…しかし、超巨大機動兵器、ね。考えてもみれば、Guardian戦役ではそういうのとばかり
戦っていた気がするな。まあ、「超」が付くほど大きくはないだろうが…。
む?そういえば「超」の付く巨大兵器って、具体的に何メートル以上あるものをいうんだ…?
君は知っているか?

>>818
シンプルだから…だと、私は思っている。

これはあくまで私の個人的な考えだが、遊戯というものはシンプルな方が面白い…いや、
受けが良いと言うべきかな。無論、複雑なルールのゲームの方がいい、というのも理解
できるが、それはどちらかと言えば上級者向けだと思う。ゲームにそこまで入れ込んで
いない…いわばライトユーザー層に対しては、やはりシンプルで分かりやすく、単純な内容の
ゲームの方が好まれるだろう。

で、ゲーム作りも企業がやる以上、商売だ。作って売るからには利益を出さなければならん。
そうなると玄人向けの複雑なものより、シンプルで楽しみやすいものの方が売れやすい。
シューティングゲームというものは…一般的には、横スクロールより縦スクロールの方が、
システム面がシンプルに出来ていることが多い。つまり、ライトユーザーにも受けやすいんだ。
それらの理由から、縦スクロールが主流になっている…と、私は推測している。
シンプルな分、作りやすいからという理由もあるかも知れんがな。

…問題は、シューティングというジャンル自体が受けなくなっているということだろうな。

>>819
およそ技術というものは、すべて才能と努力によってレベルの差が決まる。努力をしない
天才と才能のない努力家、どちらが優れているかという議論がよくされるが、私からすれば
ナンセンスだ。本当の強者になれるのは、類い希な才能を持ち、なおかつ人並み外れた
修練を積んだ者だけだ。

ゲームのプレイヤーでも、それは同じなんだろう。特にシューティングは操作センスと反復
練習によるパターン作りが最重要だからな。持って生まれたものと、積み重ねてきたもの。
どちらも顕著に現れるだろう。

>>820
戦場にあるものは、全て儚い。
どんな凄腕のパイロットも、被弾したり操縦ミスで事故を起こせば死ぬ。最新鋭の技術を投入
した超高性能機も、攻撃を受ければ破壊される。例外はない。

…考えてみれば、そういった無常感から解放されていたのは、唯一Guardianだけだったん
だろうな。結局「彼/彼女」も滅んだが、外的要因で滅ぼされた訳じゃない。「自決」したんだ。
…私は、勝てなかったのさ…。

>>821
先ほど述べたゲームのシンプルさの話と関係するな。
マイナージャンルである理由は、すでに君が言っているじゃないか。「非常に特異で希有」
だからだ。対戦型シューティングというのは、システム面が複雑でどうすれば勝てるのかが
他のシューティングに比べて分かりにくいし、ランダム性が強くてパターン化もしづらい。
だから、ただでさえ人口の少ないシューティングゲーマーからも避けられがちなんだ。
メジャーになれないのはそういう理由からだろう…と、私は思っている。

434 名前:ボンボン名無し:2006/01/24(火) 19:43:03
>>822
私には経験がない。
だが、他人が私の命の価値をいくらだと思っていようと、私には関係のないことだ。君だって、
見知らぬ誰かがどこかで「あいつの命の価値は100円だ」と思っていたところで、痛痒に
感じるか?感じまい。

自分の命の価値などというものはな、自分だけが知っていればいいことだ。ゴミだ屑だと
言われようと、全く意に介さず生きる人間もいれば、周囲からどれだけ賞賛されても、自分に
価値を感じることが出来ない人間だっている。そういうことだ。

>>823
再販だけで十分だ。

>>824
ttp://www.toranoana.jp/mailorder/soft/051205broken/051205broken.html
買 え 。

…君は私が歌って踊れる軍人だとでも思っているのか?あいにく、私にはそんな芸能的
才能はない。声が綺麗だと言われたことはあるが。
…そして、

>フィギュアつきで ぱ ん つ は い て な い と売り上げ倍増らしいですよ。
ヨゴレになるのはもっとごめんだ。

>>825
…地球圏におけるVasteel=Technologyの物語は、Guardian戦役の終了とともに完結して
いる。私がなにがしかの形で、歴史に名を残すようなことはもうあるまい。もっとも、「サンダー
フォース」による対Guardian反撃作戦は極秘だったから、一般の人々には知れ渡っていない
が。

だが、そもそもVasteelはどこから来たのか、ということを考えれば、物語の焦点はそちらに
当てられるのではないかな?
私はよその世界に興味など無いがね。





続編の製作が現在進行中だという情報は入ってきているがな…実は。

>>826
…漫画はあまり読まないんだが…。何がいい、と言われてもな。
そもそも擬音というのは、本来口では言い表せない音を無理矢理文字に変換しているんだ。
実際、私は爆発音なんぞ聞き飽きるほど聞いてきたが、あんな音を人間の喉で出せるとは
思えん。
だからいっそのこと、漫画らしく豪快なアレンジとか、オリジナリティがあった方がいいな。
たとえば、

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1110561531/117.jpg

…こんなのとか。

>>827
今度はイタリア抜きでやろう。

ttp://www.encyclopedia.masdf.com/pukiwiki.php?%BA%A3%C5%D9%A4%CF%A5%A4%A5%BF%A5%EA%A5%A2%C8%

B4%A4%AD%A4%C7

>>828
…食えばいいだろう、そのくらい。
それとも、今は魚の値段がそんなに高騰しているのか?確かに、Guardian戦役の影響で
地球の海洋部も多大な影響を受けたが…魚が捕れなくなるほどではないだろう。まさか
Guardianが漁師を皆殺しにしたとは思えんし…。
…私が商店で魚を買うことなんて滅多にないから、はっきりしたことは言えんが。

そもそも「ツナ」というのは加工されたマグロのことだろう。マグロの刺身が食いたいという
ことか?最近は日本食も珍しいものではなくなっているし、和風料理店に行けば注文できると
思うぞ。

…しかし、こんな話をしていたら魚が食いたくなってきたな。今日の夕食は刺身にするか…。

435 名前:ボンボン名無し:2006/01/24(火) 19:43:40
>>822
私には経験がない。
だが、他人が私の命の価値をいくらだと思っていようと、私には関係のないことだ。君だって、
見知らぬ誰かがどこかで「あいつの命の価値は100円だ」と思っていたところで、痛痒に
感じるか?感じまい。

自分の命の価値などというものはな、自分だけが知っていればいいことだ。ゴミだ屑だと
言われようと、全く意に介さず生きる人間もいれば、周囲からどれだけ賞賛されても、自分に
価値を感じることが出来ない人間だっている。そういうことだ。

>>823
再販だけで十分だ。

>>824
ttp://www.toranoana.jp/mailorder/soft/051205broken/051205broken.html
買 え 。

…君は私が歌って踊れる軍人だとでも思っているのか?あいにく、私にはそんな芸能的
才能はない。声が綺麗だと言われたことはあるが。
…そして、

>フィギュアつきで ぱ ん つ は い て な い と売り上げ倍増らしいですよ。
ヨゴレになるのはもっとごめんだ。

>>825
…地球圏におけるVasteel=Technologyの物語は、Guardian戦役の終了とともに完結して
いる。私がなにがしかの形で、歴史に名を残すようなことはもうあるまい。もっとも、「サンダー
フォース」による対Guardian反撃作戦は極秘だったから、一般の人々には知れ渡っていない
が。

だが、そもそもVasteelはどこから来たのか、ということを考えれば、物語の焦点はそちらに
当てられるのではないかな?
私はよその世界に興味など無いがね。





続編の製作が現在進行中だという情報は入ってきているがな…実は。

>>826
…漫画はあまり読まないんだが…。何がいい、と言われてもな。
そもそも擬音というのは、本来口では言い表せない音を無理矢理文字に変換しているんだ。
実際、私は爆発音なんぞ聞き飽きるほど聞いてきたが、あんな音を人間の喉で出せるとは
思えん。
だからいっそのこと、漫画らしく豪快なアレンジとか、オリジナリティがあった方がいいな。
たとえば、

http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/img/1110561531/117.jpg

…こんなのとか。

>>827
今度はイタリア抜きでやろう。

ttp://www.encyclopedia.masdf.com/pukiwiki.php?%BA%A3%C5%D9%A4%CF%A5%A4%A5%BF%A5%EA%A5%A2%C8%B4%A4%AD%A4%C7

>>828
…食えばいいだろう、そのくらい。
それとも、今は魚の値段がそんなに高騰しているのか?確かに、Guardian戦役の影響で
地球の海洋部も多大な影響を受けたが…魚が捕れなくなるほどではないだろう。まさか
Guardianが漁師を皆殺しにしたとは思えんし…。
…私が商店で魚を買うことなんて滅多にないから、はっきりしたことは言えんが。

そもそも「ツナ」というのは加工されたマグロのことだろう。マグロの刺身が食いたいという
ことか?最近は日本食も珍しいものではなくなっているし、和風料理店に行けば注文できると
思うぞ。

…しかし、こんな話をしていたら魚が食いたくなってきたな。今日の夕食は刺身にするか…。

436 名前:ボンボン名無し:2006/02/03(金) 03:22:47
てすと

437 名前:部長:2006/02/03(金) 07:42:41
――大きくなったら日本にいらっしゃい。
                   ティー
             美味しいお茶をいれてあげる――

438 名前:@darkblue@部長:2006/02/03(金) 08:26:30
美味しいお茶(ティー)をいれてあげる――

439 名前:ボンボン名無し:2006/02/05(日) 19:56:33
…この場で言うのも何だが、復帰を祝ってくれた人達に特別に感謝の意を表する。貴方達の
言葉はいかなる援軍や支援物資よりもありがたく、心強い。これからも応援してくれれば、
それ以上に嬉しいことはない。
…私は口下手だから、通り一遍の言葉に聞こえるかも知れないが、本心で言っている。
ありがとう。

>>832
…改めて問われると、即答はしかねるな。

軍人としての私の「敵」なら、命令に従って撃破すべき機体、もしくは任務遂行の妨げになる
ものだ。仕事だから贅沢は言わんが、出来れば手強いヤツの方がいい。手応えがないと
面白くないからな。
だから、どんな存在かというと…一言で言えば「喧嘩相手」だ。戦い甲斐のある相手だと
嬉しい。力を尽くし技を尽くし知恵を尽くして、強者に勝利することを至上の喜びと感じるのが、
戦士の性という物だ。
私は一対一の戦闘で負けたことはない。私が勝てなかったのは唯一、Guardianだけだ。

個人としての私の「敵」なら……なんだろうな。人間関係で敵は作らないようにしている…
というか、敵が出来るほど広い交友関係を持っていない(苦笑)
無論、こういう仕事をしている以上、恨みを買わないはずはないが…軍の情報管理は徹底
しているからな。プライベートで戦場の報復を受ける、ということはまず無い。そんな事件が
頻発しては、士官の命がいくらあっても足りんからな。
あるとしたら、強盗や通り魔のような無差別に襲ってくる犯罪者くらいか。そういう連中から
なら、私は自分の身を守ることが出来るし、自宅にも押し入られない程度のセキュリティは
ある。
つまり、私生活で「敵」と呼べるほどのものは存在しないな。…だが、Guardian戦役の混乱で、
これからまた治安が悪くなるかも知れん。気をつけねばなるまい。

>>833
…だから、私は恋愛には興味がないと言っただろう。恋人はいないし、今までいたことも
なかった。だから好きなタイプ、と言われてもピンと来ない。

色気づくような年になった頃には、もう軍隊にいたからな。恋愛に現を抜かす余裕なんぞ
なかったし、何より私は自分が強くなること以外、考えていなかった。他の全てをかなぐり
捨てて、己を鍛え上げたからこそ、史上最年少の18歳でCTNナンバーに登録されることが
できたんだ。後悔はない。

…まあ、そんな育ち方をしたせいで、男が寄ってこないような女になってしまったんだが。
だが恋人がいなくては生きて行けん訳でもあるまい。私は今のままで十分だよ。

>好きな同性のタイプは……教えてくれなくていいや
…君は私の恋愛関係は知りたいが、交友関係は知りたくないというのか?まったく…。
確かに私は人付き合いが下手だからな。はっきり言って友人の数は少ない。その分、狭く
深く付き合っているつもりだがね。

>>834
>セネス先生
…またずいぶんと懐かしい呼び名だな…。私は既に教師としては活動していない。先生は
よしたまえ。

>出演決定か?
さあ、な。まだ何とも言えん。だが、もし出るとしたら、私の戦いはまだ終わってはいないと
いうことなんだろうな。
…Guardianが滅び、人類の脅威は去ったと思っていたが…。「彼/彼女」以上の敵が存在
するというのか…?フッ、それならそれでいい。このまま平和に暮らすのも悪くないと思って
いるが…Guardian以上の敵がいるというなら、見せてもらおう。

>本来の髪の色と目の色
昔から髪も肌も白かったから、大して変わっていない。外で走り回って遊んでいた割には、
日焼けもしていなかったしな。
…流石にこんな真っ赤な瞳ではなかったから、実家で家族に会ったとき変に思われるんじゃ
ないかと思ったが…発展した科学技術はファッション関係にも還元されているからな。それ
ほど勘ぐられなかったよ。最近では目の色も髪の色も簡単かつ自由に染色できる。

…CTNに関しては当然、重要軍事機密だからな…。外部の人間には誰にも話せん。

>>835
ふむ、彼についてか。

技術畑の人間でありながらCTN登録されたという、かなりの変わり種だが、それだけに腕は
一流だ。整備スタッフとしては勿論、パイロットとしても十分信頼できる能力を持っている。
…Gurdian戦役で、私の直属の部下だったパイロットは、彼以外全員戦死したからな。今も
生き残っているのは彼だけだ。
もしかしたら、その悪運の強さこそが彼の最大の武器かも知れん。

…ん?どうした?まだ何か聞き足りないようだが。
………ああ、プライベートでの付き合いはなかったのかとか、そういうことが聞きたいのか?
悪いが、基地の外では彼と顔を合わせたこともないよ。さっきも言ったとおり、私は人付き
合いが苦手だし、CTNという連中はコミュニケーション不全者であることが多い。
その点、彼は社交的な方だったな。人格面でとがったところの多い222部隊の中で、一番
周りと上手くやっていたのは彼だろう。

だから、「どう思うか」という質問に答えるとすると…「極めて優秀な部下。一個人としても
好人物」といったところかな。

>>836
ドイツの英雄と言えば、一般層にも有名なのは「ニーベルンゲンの指輪」の王子ジークフリード
だろうが…伝説上の人物だしな。実在した英雄について語るべきだろう。


戦闘機のパイロットなら、間違いなくエーリッヒ・ハルトマンがドイツ最高の英雄だ。
1922年生まれで、ドイツ空軍には1940年、18歳の時に入っている。配属したばかりの頃は、
半年間で一機も撃墜できなかったりと伸び悩んだ時期があったようだが、1943年7月に展開
されたチタデレ作戦以降、凄まじいとしか言いようのない成長を見せている。
1943年5月までの撃墜数はたったの15機だったが、7月に24機、8月では倍の49機を撃墜と
いう、とんでもない記録を打ち立てた。その後、約一年で148機を撃墜し、騎士十字勲章を
授与されている。
9月には中尉に昇進して中隊長を務めるようになったが、その頃になるとソ連空軍は機体も
パイロットも手強くなってきて、ドイツ軍は徐々に押され始めるようになる。しかし彼の撃墜
率は全く落ちることなく、翌年3月には202機撃墜で柏葉騎士十字章、さらにその3ヶ月後には
266機撃墜で剣柏葉騎士十字章を授与。もはやドイツ空軍のトップエースの名を恣にし、ソ連
軍からは「ウクライナの黒い悪魔」と呼ばれて恐れられた。
結局、ドイツ軍はソ連軍との戦力差が開きすぎて敗北するんだが、劣勢になってもなお出撃し
続けた彼の生涯撃墜数は352機。ギネスブックに載ることになった。…もし、私と同じ時代に
生まれていれば、間違いなくCTNナンバーに登録されただろうな。

一個人としては…童顔だったらしく、同僚からは「ブービ」(坊や)とか呼ばれていたそうだ。
また、我の強い性格であることが多いエースパイロットの中では珍しく、部隊全体の調和を
重んじていた。事実、全員で生還することを信条としていたため、彼自身はおろか寮機すら
一度たりとも撃墜されなかったらしい。
後進の指導にも熱心で、自信が持てない新兵には、自分の機体と同じ黒いチューリップの
ペイントを施し、少しでも生還できる確率を上げるようにしていたそうだ。

私はパイロットとして、また部隊を率いる者として、彼を最も目標とすべき人物だと思っている。
私も若くして天才と呼ばれたが、彼の成し遂げたことは天才という言葉すら超えている。
彼のような人物がいると、人間の能力には限界がないのかも知れない、と思わせてくれる
からな。私もかくありたいものだ。

ちなみに、彼の写真が残っている。右がハルトマン大尉に次ぐ撃墜数を持つバルクホルン
少佐、左が大尉だ。
ttp://www.page.sannet.ne.jp/ww2/ace2.jpg (撮影当時22歳)
…うむ、童顔だな。


軍団を指揮する将帥なら、エルヴィン・ヨハンネス・オイゲン・ロンメル元帥だろう。「砂漠の
狐」といえば、君も知っているのではないか?

元々は歩兵戦術のプロだったようだが、装甲部隊の有効性を認めてからは、砲兵や戦車隊を
指揮するようになった。「幽霊師団」と呼ばれる理由となった神出鬼没の機動戦術と、本来
対空砲である88mm高射砲を水平発射して、対戦車攻撃を行ったのが最も有名だな。
先ほど述べた「砂漠の狐」の異名で呼ばれるようになったのは、北アフリカでイギリスと戦った
際の活躍からだ。数的に不利だったにもかかわらず大勝を続け、海上交通の最重要地だった
スエズ運河の目の前まで到達したが…元々アフリカ戦線が「イタリア軍を助けるもののついで」
だったため、ヒトラーが補給を惜しんでロンメルは慢性的な物資不足に悩まされ続けた。彼が
総統に対して不信感を持ち始めたのも、この頃からだと言われている。
しかしやる気のないドイツとは裏腹に、イギリス側は大英帝国の威信がかかっていると必死。
結果、ロンメルが長年の無理がたたって発病したこともあり、ドイツ軍はアフリカから叩き出さ
れることになった。
その後も脚の負傷や病気に耐えながら前線に赴き続けたが、戦争末期のヒトラーは国防軍の
高級将校に対して懐疑的になっていて、ロンメルにヒトラー暗殺計画の首謀者であるという
嫌疑をかけた。しかしすでに国家的英雄となっていた彼を処刑することは出来ず、ヒトラーは
ロンメルに毒を飲むよう強要し、彼はそれを受け入れて服毒自殺してしまったそうだ。
…いかに偉大な戦士も、こんなあえない結末を迎えてしまうのが、歴史の悲しいところだな。

性格的にも非常に高潔な人物で、当時のドイツ軍将校としては驚異的なことに、ユダヤ人を
差別せず、捕虜も厚遇していた。戦場にあっても騎士道精神を貫き、ハードキル(殲滅)より
ソフトキル(無力化)を重視する方針をとっていたらしい。常に前線に立って兵士達とともに
戦い、敵国イギリスの宰相であるチャーチルをもってして「ロンメルは聖者」と言わしめたの
だから、まったくもって感服するほか無い。

彼が亡くなってから既に200年以上経っているが、統合政府軍士官学校の戦術教本には、
エルヴィン・ロンメルの名が出てくる。無論、私も一軍人として、彼のことを尊敬している。
まさしく武人の鑑のような人だからな。私は生まれてこの方忠誠心というものに縁のない人間
だが、彼のような人物にこそ上に立って欲しいと思うよ。

>>837
無い。
そんな危険人物に、基地内部をうろうろさせられるわけないだろう。そもそも、これはあくまで
飛行機に乗るときに着るもので、普段からこの格好で勤務しているわけではない。乗り降りの
際にはロングコートを羽織っているしな。
…「体の線が出る=いやらしい格好」だとしたら、この世から水泳選手はいなくなっていると
思うぞ。

それに、こんなだがこのスーツは極めて高性能だ。対Gは当然として、対弾、対刃、耐衝撃、
保温機能に優れ、身体の動きを制限することもない。正に最新技術の結晶だ。
見た目だけで判断するものではない。

>>838
……今のところはノーコメントとさせてもらう。ただ、私が地球にVamblaceを持ち帰ったのは
確かだ。それによって、この先の人類がどうなるかは…誰にも分からんだろう。

440 名前:ボンボン名無し:2006/02/14(火) 16:49:58
ビ「んどるぅあぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 何か理由はわかんねえが、今日は暴れたくて暴れたくて仕方ねえぜぇーーーッ!!まったく
何があったわけでもねえのに困ったもんだ!あれ!?でもこれ血涙!?

ジ「我らはこれより修羅に入る!!人と会っては人を斬り、神とあっては神を斬れ!!
特にわけもなく!!!

ビ「がはぁ…!だが質問を残したまま出撃するわけにもいかねえ!一旦オーラを押さえて、
返答してからネオCONTRAのやつらを殺っちまうとするぜ…!
 ジャグワァ!<fpnt size="6">理由無き怒りの</font>一言よろしく!」



いやマジで拙者チョコレイトとか嫌いなんだよね
ああいう甘ったるいの苦手っていうか食べても
やたらと喉乾くしさぁ食べ過ぎたら虫歯や肥満の
原因にもなるしそもそもSAMURAIたるものが
甘味類を過剰摂取なんて言語道断でしょ拙者
これでも普段から食生活には気を遣っtあれ
ちょっとどこいくのねえまだ話終わってな(ry)
                       …でござる
        ノw 、
       {   ミ
       ヽ __
       /     ヽ      /ヽ
       i ⌒ -´  |   /ヽ/
       >, >-  i_イ |  /ヽ/
  _  /ヾ/ ◎ . ゜ |/ヽ/
/―ヲ L_/|    ~  | /〜 ^\
   | ` /ヽ\  "^"ノ ゝ、|   \
  /  / \,――、/  ヾ \
 /\_ノ  |ー--―|  、 ノ\
   /―i´       ケ―ヾ



>>109
ビ「おう!誰かと思えば伝説の傭兵じゃねえか!わざわざ挨拶に来てもらえるとは恐縮だ
ねぇ」

ジ「ご厚意、感謝いたす。レーションは本日の夕食にさせていただくでござる。醤油漬けに
して」

ビ「で、なんだ?他の世界?おまえさん、傭兵なんてやってる割にはずいぶんと夢のある
質問するなぁ。
 別の世界ねぇ。まあ、別世界って訳じゃないが、昔オペレーション・ワイワイワールドって
変な作戦に参加したことがあるぜ。何かサイボーグみたいなヤツとか、鞭持った変な兄ちゃん
とか、SAMURAIっぽいヤツとか、赤ん坊とか集まってたよ」

ジ「…何やら、本当に作戦なのか疑わしいでござるな」

ビ「いや、アレはアレで結構ハードだったぜ。見たこともねえ奴らが襲ってくるしよ」

ジ「で、行きたい世界は?」

ビ「んー、別にこの世界に不満とかねえんだけどな。まあ、平和なとこならそれに越したことは
ねえかな。でも争いごとが無くなると、俺達みてえなのは活躍できなくなっちまうんだよなぁ…。
難しいところだぜ」



>>110
ビ「…あぁ?まだ地球に商売人なんていたのかよ…。でも、俺達金なんて持ってねぇぜ?」

ジ「本部に必要経費として申請させればよいのでは?」

ビ「それもそうだな。じゃあ請求はそっちに頼むぜ。まずは品揃えをっと…ムッ!?」

ジ「何奴ッ!」

『ガガガガガガガガガガ!!!!』
「あわびゅっ!」
(窓の方向に向けてマシンガン乱射!窓から飛び込もうとしていた>>111を蜂の巣にする)

ビ「…畜生、ネオCONTRAの偵察部隊だ。この辺もそろそろ嗅ぎつけられてきたって事か…」

ジ「住居も移さねばならぬかも知れぬな…」

ビ「チッ!また雨風凌げて通信設備もある場所探さなきゃいけねぇのかよ…!そんな都合の
良い場所あんまり残ってないってのに…。
 …おう、すまねえな。そういうことで引っ越しの準備しなきゃならなくなった。とりあえず弾薬
だけ買っとくよ」



ビ「うるぁぁぁぁぁぁぁ!!オーラ発動再開!
MINAGOROSHIだぁーーーーーッ!!!

ジ「斬る!!全て斬る!!うぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

ビ「Seeeeeeeee Yoooooooou Neeeeeext Missiooooooooooooooon!!!!!

(粉塵を巻き上げながら去っていきました)

441 名前:ボンボン名無し:2006/02/14(火) 16:51:28
ビ「んどるぅあぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 何か理由はわかんねえが、今日は暴れたくて暴れたくて仕方ねえぜぇーーーッ!!まったく
何があったわけでもねえのに困ったもんだ!あれ!?でもこれ血涙!?

ジ「我らはこれより修羅に入る!!人と会っては人を斬り、神とあっては神を斬れ!!
特にわけもなく!!!

ビ「がはぁ…!だが質問を残したまま出撃するわけにもいかねえ!一旦オーラを押さえて、
返答してからネオCONTRAのやつらを殺っちまうとするぜ…!
 ジャグワァ!理由無き怒りの一言よろしく!」



いやマジで拙者チョコレイトとか嫌いなんだよね
ああいう甘ったるいの苦手っていうか食べても
やたらと喉乾くしさぁ食べ過ぎたら虫歯や肥満の
原因にもなるしそもそもSAMURAIたるものが
甘味類を過剰摂取なんて言語道断でしょ拙者
これでも普段から食生活には気を遣っtあれ
ちょっとどこいくのねえまだ話終わってな(ry)
                       …でござる
        ノw 、
       {   ミ
       ヽ __
       /     ヽ      /ヽ
       i ⌒ -´  |   /ヽ/
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  _  /ヾ/ ◎ . ゜ |/ヽ/
/―ヲ L_/|    ~  | /〜 ^\
   | ` /ヽ\  "^"ノ ゝ、|   \
  /  / \,――、/  ヾ \
 /\_ノ  |ー--―|  、 ノ\
   /―i´       ケ―ヾ



>>109
ビ「おう!誰かと思えば伝説の傭兵じゃねえか!わざわざ挨拶に来てもらえるとは恐縮だ
ねぇ」

ジ「ご厚意、感謝いたす。レーションは本日の夕食にさせていただくでござる。醤油漬けに
して」

ビ「で、なんだ?他の世界?おまえさん、傭兵なんてやってる割にはずいぶんと夢のある
質問するなぁ。
 別の世界ねぇ。まあ、別世界って訳じゃないが、昔オペレーション・ワイワイワールドって
変な作戦に参加したことがあるぜ。何かサイボーグみたいなヤツとか、鞭持った変な兄ちゃん
とか、SAMURAIっぽいヤツとか、赤ん坊とか集まってたよ」

ジ「…何やら、本当に作戦なのか疑わしいでござるな」

ビ「いや、アレはアレで結構ハードだったぜ。見たこともねえ奴らが襲ってくるしよ」

ジ「で、行きたい世界は?」

ビ「んー、別にこの世界に不満とかねえんだけどな。まあ、平和なとこならそれに越したことは
ねえかな。でも争いごとが無くなると、俺達みてえなのは活躍できなくなっちまうんだよなぁ…。
難しいところだぜ」



>>110
ビ「…あぁ?まだ地球に商売人なんていたのかよ…。でも、俺達金なんて持ってねぇぜ?」

ジ「本部に必要経費として申請させればよいのでは?」

ビ「それもそうだな。じゃあ請求はそっちに頼むぜ。まずは品揃えをっと…ムッ!?」

ジ「何奴ッ!」

『ガガガガガガガガガガ!!!!』
「あわびゅっ!」
(窓の方向に向けてマシンガン乱射!窓から飛び込もうとしていた>>111を蜂の巣にする)

ビ「…畜生、ネオCONTRAの偵察部隊だ。この辺もそろそろ嗅ぎつけられてきたって事か…」

ジ「住居も移さねばならぬかも知れぬな…」

ビ「チッ!また雨風凌げて通信設備もある場所探さなきゃいけねぇのかよ…!そんな都合の
良い場所あんまり残ってないってのに…。
 …おう、すまねえな。そういうことで引っ越しの準備しなきゃならなくなった。とりあえず弾薬
だけ買っとくよ」



ビ「うるぁぁぁぁぁぁぁ!!オーラ発動再開!
MINAGOROSHIだぁーーーーーッ!!!

ジ「斬る!!全て斬る!!うぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

ビ「Seeeeeeeee Yoooooooou Neeeeeext Missiooooooooooooooon!!!!!

(粉塵を巻き上げながら去っていきました)

442 名前:ボンボン名無し:2006/02/14(火) 16:53:16
ビ「んどるぅあぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 何か理由はわかんねえが、今日は暴れたくて暴れたくて仕方
ねえぜぇーーーッ!!
まったく何があったわけでもねえのに困ったもんだ!
あれ!?でもこれ血涙!?

ジ「我らはこれより修羅に入る!!人と会っては人を斬り、
神とあっては神を斬れ!!

特にわけもなく!!!

ビ「がはぁ…!だが質問を残したまま出撃するわけにもいかねえ!一旦オーラを押さえて、
返答してからネオCONTRAのやつらを殺っちまうとするぜ…!
 ジャグワァ!<fpnt size="6">理由無き怒りの</font>一言よろしく!」



いやマジで拙者チョコレイトとか嫌いなんだよね
ああいう甘ったるいの苦手っていうか食べても
やたらと喉乾くしさぁ食べ過ぎたら虫歯や肥満の
原因にもなるしそもそもSAMURAIたるものが
甘味類を過剰摂取なんて言語道断でしょ拙者
これでも普段から食生活には気を遣っtあれ
ちょっとどこいくのねえまだ話終わってな(ry)
                       …でござる
        ノw 、
       {   ミ
       ヽ __
       /     ヽ      /ヽ
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   /―i´       ケ―ヾ



>>109
ビ「おう!誰かと思えば伝説の傭兵じゃねえか!わざわざ挨拶に来てもらえるとは恐縮だ
ねぇ」

ジ「ご厚意、感謝いたす。レーションは本日の夕食にさせていただくでござる。醤油漬けに
して」

ビ「で、なんだ?他の世界?おまえさん、傭兵なんてやってる割にはずいぶんと夢のある
質問するなぁ。
 別の世界ねぇ。まあ、別世界って訳じゃないが、昔オペレーション・ワイワイワールドって
変な作戦に参加したことがあるぜ。何かサイボーグみたいなヤツとか、鞭持った変な兄ちゃん
とか、SAMURAIっぽいヤツとか、赤ん坊とか集まってたよ」

ジ「…何やら、本当に作戦なのか疑わしいでござるな」

ビ「いや、アレはアレで結構ハードだったぜ。見たこともねえ奴らが襲ってくるしよ」

ジ「で、行きたい世界は?」

ビ「んー、別にこの世界に不満とかねえんだけどな。まあ、平和なとこならそれに越したことは
ねえかな。でも争いごとが無くなると、俺達みてえなのは活躍できなくなっちまうんだよなぁ…。
難しいところだぜ」



>>110
ビ「…あぁ?まだ地球に商売人なんていたのかよ…。でも、俺達金なんて持ってねぇぜ?」

ジ「本部に必要経費として申請させればよいのでは?」

ビ「それもそうだな。じゃあ請求はそっちに頼むぜ。まずは品揃えをっと…ムッ!?」

ジ「何奴ッ!」

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(窓の方向に向けてマシンガン乱射!窓から飛び込もうとしていた>>111を蜂の巣にする)

ビ「…畜生、ネオCONTRAの偵察部隊だ。この辺もそろそろ嗅ぎつけられてきたって事か…」

ジ「住居も移さねばならぬかも知れぬな…」

ビ「チッ!また雨風凌げて通信設備もある場所探さなきゃいけねぇのかよ…!そんな都合の
良い場所あんまり残ってないってのに…。
 …おう、すまねえな。そういうことで引っ越しの準備しなきゃならなくなった。とりあえず弾薬
だけ買っとくよ」



ビ「うるぁぁぁぁぁぁぁ!!オーラ発動再開!
MINAGOROSHIだぁーーーーーッ!!!

ジ「斬る!!全て斬る!!
うぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!


ビ「Seeeeeeeee Yoooooooou Neeeeeext Missiooooooooooooooon!!!!!

(粉塵を巻き上げながら去っていきました)

443 名前:ボンボン名無し:2006/02/14(火) 16:54:49
ビ「んどるぅあぁぁぁぁぁぁぁ!!!
 何か理由はわかんねえが、今日は暴れたくて暴れたくて仕方
ねえぜぇーーーッ!!
まったく何があったわけでもねえのに困ったもんだ!
あれ!?でもこれ血涙!?

ジ「我らはこれより修羅に入る!!人と会っては人を斬り、
神とあっては神を斬れ!!

特にわけもなく!!!

ビ「がはぁ…!だが質問を残したまま出撃するわけにもいかねえ!一旦オーラを押さえて、
返答してからネオCONTRAのやつらを殺っちまうとするぜ…!
 ジャグワァ!理由無き怒りの一言よろしく!」



いやマジで拙者チョコレイトとか嫌いなんだよね
ああいう甘ったるいの苦手っていうか食べても
やたらと喉乾くしさぁ食べ過ぎたら虫歯や肥満の
原因にもなるしそもそもSAMURAIたるものが
甘味類を過剰摂取なんて言語道断でしょ拙者
これでも普段から食生活には気を遣っtあれ
ちょっとどこいくのねえまだ話終わってな(ry)
                       …でござる
        ノw 、
       {   ミ
       ヽ __
       /     ヽ      /ヽ
       i ⌒ -´  |   /ヽ/
       >, >-  i_イ |  /ヽ/
  _  /ヾ/ ◎ . ゜ |/ヽ/
/―ヲ L_/|    ~  | /〜 ^\
   | ` /ヽ\  "^"ノ ゝ、|   \
  /  / \,――、/  ヾ \
 /\_ノ  |ー--―|  、 ノ\
   /―i´       ケ―ヾ



>>109
ビ「おう!誰かと思えば伝説の傭兵じゃねえか!わざわざ挨拶に来てもらえるとは恐縮だ
ねぇ」

ジ「ご厚意、感謝いたす。レーションは本日の夕食にさせていただくでござる。醤油漬けに
して」

ビ「で、なんだ?他の世界?おまえさん、傭兵なんてやってる割にはずいぶんと夢のある
質問するなぁ。
 別の世界ねぇ。まあ、別世界って訳じゃないが、昔オペレーション・ワイワイワールドって
変な作戦に参加したことがあるぜ。何かサイボーグみたいなヤツとか、鞭持った変な兄ちゃん
とか、SAMURAIっぽいヤツとか、赤ん坊とか集まってたよ」

ジ「…何やら、本当に作戦なのか疑わしいでござるな」

ビ「いや、アレはアレで結構ハードだったぜ。見たこともねえ奴らが襲ってくるしよ」

ジ「で、行きたい世界は?」

ビ「んー、別にこの世界に不満とかねえんだけどな。まあ、平和なとこならそれに越したことは
ねえかな。でも争いごとが無くなると、俺達みてえなのは活躍できなくなっちまうんだよなぁ…。
難しいところだぜ」



>>110
ビ「…あぁ?まだ地球に商売人なんていたのかよ…。でも、俺達金なんて持ってねぇぜ?」

ジ「本部に必要経費として申請させればよいのでは?」

ビ「それもそうだな。じゃあ請求はそっちに頼むぜ。まずは品揃えをっと…ムッ!?」

ジ「何奴ッ!」

『ガガガガガガガガガガ!!!!』
「あわびゅっ!」
(窓の方向に向けてマシンガン乱射!窓から飛び込もうとしていた>>111を蜂の巣にする)

ビ「…畜生、ネオCONTRAの偵察部隊だ。この辺もそろそろ嗅ぎつけられてきたって事か…」

ジ「住居も移さねばならぬかも知れぬな…」

ビ「チッ!また雨風凌げて通信設備もある場所探さなきゃいけねぇのかよ…!そんな都合の
良い場所あんまり残ってないってのに…。
 …おう、すまねえな。そういうことで引っ越しの準備しなきゃならなくなった。とりあえず弾薬
だけ買っとくよ」



ビ「うるぁぁぁぁぁぁぁ!!オーラ発動再開!
MINAGOROSHIだぁーーーーーッ!!!

ジ「斬る!!全て斬る!!
うぬぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!


ビ「Seeeeeeeee Yoooooooou Neeeeeext Missiooooooooooooooon!!!!!

(粉塵を巻き上げながら去っていきました)

444 名前:なめんなよ、この名無し:2006/02/17(金) 14:59:32
書き込みテスト。

445 名前:www:2006/02/27(月) 10:25:08
今学校祖の打つ書き込みを
今学校

446 名前:なめんなよ、この名無し:2006/03/06(月) 12:16:42
ななめ

447 名前:なめんなよ、この名無し:2006/04/15(土) 23:25:28
書き込みテスト

448 名前:なめんなよ、この名無し:2006/04/27(木) 02:41:52
テスト。

449 名前:@whitesmoke@test:2006/06/24(土) 18:47:43
test

450 名前:なめんなよ、この名無し:2006/06/28(水) 10:55:38
font

451 名前:なめんなよ、この名無し:2006/06/30(金) 01:13:17
テスト。

452 名前:なめんなよ、この名無し:2006/07/01(土) 03:50:29
テステス。

453 名前:テスト ◆n6DB.us5iM :2006/07/15(土) 17:40:32
(゚Д゚)。o(…………………………………………ウウッ)


結局大企業の(変な) マニュアルに勝てず(ずー)
メコルで鱧とアーティチョークほおばって(てー)
怒りをぶつける場所もなく(くー)
帰り際に
     ______
    /          )))
   /   /// /―――-ミ
   / 彡彡 // /      ヽ))
   / 彡彡 iiiiiiiiiiiiiii  iiiiiiiiii|
   / 彡彡 < ・ > 、<・ >l
  /    |       ヽ   〉
  /  ( | |      __)  |    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  /   | ≡  /, ―――  |ゝ < 手が汚れてしまったではないか!
  /   |   |  L ___」 l ヾ  \_________
_ミ  l   ______ノ ゞ_
  |  l ヾ    ー   / |  l
  |  |   \ー    ‐/  |  |

て、言うたった

454 名前:なめんなよ、この名無し:2006/07/17(月) 22:28:15
<b>テスト?</b>

455 名前:なめんなよ、この名無し:2006/07/17(月) 22:33:18
<B>もっかい。</B>

456 名前:なめんなよ、この名無し:2006/07/17(月) 22:40:49
<b>B</b>
I
S
U
FONT

CENTER


rubyるび

457 名前:なめんなよ、この名無し:2006/07/27(木) 04:53:52
test

458 名前:& ◆k8GJO873N2 :2006/08/02(水) 03:24:46
名前欄が化けているなぁ?

この状態でいけるのか、一つテストしてやろうじゃないか。

459 名前:VAVA ◆L184gI/VA2 :2006/08/02(水) 03:26:39
チッ……こうも化けるのか、俺が…!

460 名前:なめんなよ、この名無し:2006/08/02(水) 14:07:28
テスト

461 名前: ◆SatoSeiNss :2006/08/06(日) 02:42:40
テスト

462 名前:なめんなよ、この名無し:2006/08/18(金) 03:26:19
あたしは絶対にしないからなーー

463 名前:なめんなよ、この名無し:2006/08/18(金) 03:26:57
しないから…あたしは絶対にしないからなー!!

464 名前:なめんなよ、この名無し:2006/08/18(金) 03:47:06
最終テストかな
しないから!あたしは絶対にしないからなーーー!!
そして誰もいなくなった

465 名前:レナス・ヴァルキュリア ◆AesirGt.x6 :2006/08/22(火) 11:31:16
我と共に生きるは冷厳なる勇者!出でよ!!

こちらにもちゃんと書き込めるかどうかのテストだ。

466 名前:& ◆B7WSpSLTBM :2006/08/22(火) 11:33:42
『 死の、先を逝く者たちよ!』

テスト二回目だ。

467 名前:レナス・ヴァルキュリア ◆AesirGt.x6 :2006/08/22(火) 11:35:42
何?!化けているだと…!…そう言う事か、気を付けねばな。

468 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/01(金) 21:19:10
テスト

469 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/02(土) 04:41:15

               , 、 -‐ ‐ - . 、
                /          ".i 、
              ./i             i ヽ
               i i              i i
              i .i              .i i
             i ノ       i      i .i /i
           iヽ'      、ヾi /     ヽ/` i
           i  〉、__ 、.,__,ゝメ,__,.、 -ェ'  i
           .i  `'ー--‐''´i レ`'‐-‐'´ i  i
            i´ヽ     ,   ヽ.,_, -‐'  ,ノ
              ゝ.,iヽー ..入    ,k'     i
             i/  i´  `""`  ´yヽ i
              i . γ -ニ二ニ=-`' .ゝi
                 '、    ー-‐''    乂
                    ゝ.,       .,t'`
                    `''ー - ‐'


470 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/02(土) 14:33:54
規制テスト

471 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/02(土) 18:35:31
かきこみてすと。

472 名前:テスト:2006/09/05(火) 03:01:39
性質タチ

473 名前:◆7v.r55Qi.w :2006/09/23(土) 10:16:02
テスト

474 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/24(日) 01:18:43
テストテストテスト

475 名前:なめんなよ、この名無し:2006/09/29(金) 01:57:40
試験書き込み

476 名前:レナス・ヴァルキュリア ◆AesirGt.x6 :2006/10/09(月) 09:16:20
もう一度テストさせて頂く。

477 名前:テスト名無し:2006/10/19(木) 03:00:43
テスト。

478 名前:テスト名無し:2006/10/19(木) 03:01:46
テストする。

479 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/03(金) 20:35:26
一刻館いっこくかん

480 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/03(金) 20:36:55
最微塵クォーク

481 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/08(水) 01:21:32


 血の河を踏みしだき、凶々しき軍靴がゆく。半世紀余り昔と同じように。


 つい先ほどまでこの壮麗なホールには、人知の及ぶ限りの贅によって満たされていた。
 テーブルにはさほど手もつけられぬ豪華な料理が山と積まれ、バンドは優雅なメロディを奏で、
くるくるとルーレットが回っていた。
 注がれるそばから干される酒、さんざめく笑い声、そして着飾った女達。


 だが、もうそんなものはない。
 なくなってしまった。

 VIP達の半数は物言わぬ血袋と化して転がり、残りはこれから饗される血袋として縛り上げら
れ、別室に監禁されていた。
 最高級ホテルの豪奢をそのまま空に移し、南極遊覧飛行に飛び立った筈の巨大飛行船は、殺
戮の暴嵐に軋みを上げる獄門船と成り果てたのである。

 現在、紳士淑女の代わりに大パーティホールを埋め尽くしているのは兵士達だ。
 野戦服、親衛隊、空軍(ルフトバッフェ)。各所で鈍色に輝く紋章は――鉤十字である。
 そう、かつて欧州を征した狼たち、二十世紀最強の悪人軍団――ナチス・ドイツ。その筋金入
りの精鋭野郎どもであった。


 軍集団の眼前に設置された簡易お立ち台の階段を、軍靴の主―― 一人の美女が登っていく。
 ナチス親衛隊の軍服・軍帽に身を包み、マントを羽織った彼女――SS大佐にして大魔導師グ
ルマルキン・フォン・シュティーベルは、台上で腰のサーベルを抜き払うと、

「貴様らァ!!」

 溜め無しでいきなり叫んだ。
 スピーカー不要、ドーラ列車砲もかくや蛮声であり、口蓋帆即ちのどちんこ丸出しである。
 眉毛のない怜悧な美貌は顔中口となり、既に見られたものではない。


「――貴様らみんな、レン高原へ行きたいかァァァァァァァァァァッ!!」


 音の核爆発のような大佐の問いに、一拍置いて兵隊どもは「ヤァァァァァッ!」と応じた。

「奈落堕ちしてもレン高原に行きたいかァァァァッ!!」
「ヤァァァァァッ!」
「狂気山脈は怖くないかァァァァァッ!!」
「ヤァァァァァッ!」

 ゆあーん、ゆよーん、ゆやゆよーん――
 と船体は大いに揺れた。
 それは絶叫と足踏みとジェンカのステップと、意味もなく火を噴くエルマ・ベルケMP40短機関銃
の銃口や、導火線が抜かれたM24型柄付手榴弾(ポテトマッシャー)のヘイパス! パス! ドリ
ブルドリブル! な投げっこによる小爆発の所為であった。

 同僚の癖にグルマルキンと仲が悪いヘルマン・タッツェルヴルムだが、ついノリノリで追加武装
のドリル右腕を突き上げながら「守れ友を倒せ敵を!」などと叫んでしまい、マシーネン・ヴァル
キュリアことヴァルトラウテ中佐にはっ倒される、といった光景は微笑ましい部類である。

 つき合いきれん、という顔で壁際に引っ込んでいる面子もいた。レップ中佐やジェームズ・ホワン
ら、(表面上は)やや冷静な人々である。
 脱糞するヤン、尿漏れするルーク、前日に吟味済みのおやつ(三百円まで。バナナは含まない)
をはや貪り喰うレザード等々、一億総発狂化の様相を呈している者どもと比べるといかにもク
ールだが、なに、中身のマッドさは大差ない(多分)。


 そう、ここでは誰しもが基地の外にいるのだった。
 

482 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/08(水) 01:22:47
>>481

 例え今まさに総統その人が出現し、オーストリア併合の演説をぶち上げたとしてもこうまでには
なるまいというフィーバーぶりは、グルマルキンがお立ち台からジャンプし、兵隊の群れに身
を投げ込んだ事であっさりと限界突破した。

 喉も裂けよといわんばかりの「た・い・さ! た・い・さ!」の掛け声。
「エル・オー・ブイ・イーぼくらの大佐! オーバースト・グルグル最高絶好調!」という、品性っ
て言葉ぁママの腹ん中置いてきたかこの糞虫! 的なシュプレヒコール。

 軍兵のウェーブの上を、どこか恍惚とした表情のグルマルキン大佐が運ばれてゆく。

 狂乱した人の雪崩の下敷きになり、やや影の薄いクロエネン大佐が圧死寸前なのを尻目に、
とどまる所を知らぬ熱狂は、期せずして国歌斉唱の形へと昇華した。


♪世界で一番 イカれた民族
 ドイツ ドイツ ユーバーアレス

 命令絶対 規則がいっぱい
 ユーバーアレス インデアヴェルト♪


 みんなのうたに合わせ、船外では制空権を確保したリヒトホーフェン大尉ら吸血鬼撃墜王(ヴァ
ンパイア・エース)、空中機甲兵ロンギヌス13による合同アクロバッティング・ショウが、今まさ
にたけなわであった。
 因みに演目は「竜鳥飛び」や「クモの巣攻撃」などである。


 そして魔女の箒を傍らに、船体の頂上に腰掛けたふみこ・O・Vは、口の端を冷ややかな形に歪
めるのであった。


 いざゆかいでか、我ら約束の地へ。
 嗚呼、ナチス第四帝国の明日は明るい……。



 ――――船体後部から垂れたケーブルに必死で掴まり密航中の私こと、弓塚さつき記す。
 寒いよ志貴くん……。



【空戦祭り本編へ続くものか、馬鹿め】

483 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/09(木) 02:10:42
―――――世界は薄闇に包まれる。

 何処の国でも日没の光景はさほど変わる筈もなく、徐々に徐々に世界は太陽に暗幕を
掛け、全てに等しく闇の訪れを告げる。だがまだ性懲りもなく太陽は世界に別れを告げる
のを惜しんでいる為、中途半端に赤い光を放っている。
 この広大な甲板もまた例外ではなく、血を連想させるかのような光に包まれ、私と他に
もう一人――この船には似合わない風体の――を残し、訪れる夜を待つだけだ。
 これではまるで、巨大な『船』で、彼と二人きりになってしまったかのように錯覚してしまう。

 そう、私は巨大な船の甲板に立っている。どのパーツを取っても全て独逸に在る資源の
みで造られたと言うこの船は、現代の科学力の粋を結集して建造された―――『飛行船』。
 時代錯誤も甚だしい、まるで御伽噺の中の登場人物になったかのような気になってしまう
形状は、私の中の童心を擽るに相応しい。

 気球に乗って空を飛ぶ。誰もが一度は夢見たような――しかし簡単には叶わない夢では
あるが――を叶えるには充分過ぎる程造り込まれた飛行船。外観を見ただけで思わず私は
溜息を漏らし、開いた口が塞がらなくなってしまったほどに――素晴らしい。
 現代科学の結晶でありながら、まるで時を遡ったかのように感じさせる無駄のないボディ。
しかし、遊び心もしっかりと感じさせてくれるのだから、設計者は浪漫の何たるかをしっかりと
理解しているに違いない。


 全長651m。
 全高153m。
 全幅208m。
 最大速力152Km/h。
 最大乗員数562名。
 エンジンは両翼に2基――姿勢制御用を合わせるならば14基。


 内装は豪奢を誇り、客室は高級ホテルのロイヤルスウィートルームを更に凌ぐとまで言われ、
定員二名の部屋だったとしても、大人十人を詰め込んだ所でなおスペースが余る。
 更に各国のVIPを接待する為に設けられた遊戯室にはルーレットは勿論の事、ラスベガスを
凌ぐ勢いのカジノが開かれている。一日に何千、何万と言うドルが動くのは見ていて圧巻では
あるが、その裏にある『何か』を疑わずには居られない。
 またダンスホール、バーラウンジ、パーティールームなどは最高級のアンティークで彩られ、
華やかでありながらも落ち着きを持った雰囲気を醸し出し、正に上流階級の社交場と呼ぶに
相応しい造りだ。

 また、最大乗員数562名とあるが、実際に持て成される側として乗るのは200名前後。後の
残りはこの船のスタッフで締められ、一人一人にサービスが行き届くようになっている。まあ、
今回の渡航ではスタッフも合わせて200名ばかりしか乗ってはいないのだが。
 言わば今回の渡航は、この飛行船のお披露目を兼ねた物であるからだ。現代科学の結晶
を多くの人に見てもらおうと言うのは分からないでもない心理だ。そしてそのプレミア性に集る
人間が多いのも事実だろう。かく言う私もその一人なのだから。

「失礼致します。そろそろ出航ですので、船内にお入り頂けますか?」
「ああ、失礼。あちらの男性にも声を掛けておいて貰えるかな」

 どうやらもう出航の時間だ。
 私は甲板と――名残惜しくはあるが――暫しの別れを告げ船内へと戻る。
 敷き詰められた赤い絨毯は、外の光すら吸い込み、眼に痛いほど赤く輝く。

―――『Zeppelin Neue Ara』

 そう名付けられた船は正に今飛び立たんとする。
 微かに響くエンジン音に心を震わせながら、割り当てられた客室に戻り、外の景色を眺めて
いるとしよう―――――。

484 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/09(木) 04:53:43
「ツェッペリンによって創造された歴史は、ツェッペリンにより再び浮上する」

 1937年5月。大西洋横断航路に就航していた硬式飛行船ヒンデンブルク号は、原因不明
の出火事故を起こし爆発炎上。この悲劇は巨大飛行船時代の終焉を告げるものとなった。
 ―――それから70年。
「伯爵の曾孫」によって、ツェッペリンは再び空を往く。

「新たな時代のツェッペリン(Zeppelin Neue Ara)」と名付けられた、全長1キロにも
及ぶ超巨大硬式飛行船は、ドイツ製飛行船による空の再征服計画「ネオ・ツェッペリン
・プロジェクト」によって完成された現代飛行技術の結晶だ。
 フンフツェーン・フォン・ツェッペリン伯爵によって発案されたこの企画は、スピード
ワゴン財団やトムスン・アンド・フレンチ商会など多くの有力者による出資協力や、ツェ
ッペリン・ルフトハンザ社などの飛行船企業から人材支援を受け、ヒンデンブルク号爆発
炎上より70年目の今日ついにお披露目となった。
 現在公表されているスペックは以下の通りである。プロジェクトチームによると、より
詳細なスペックは企画の次段階「ツェッペリン事業の開拓」に併せて公表するとのことだ。

  姿勢制御用小型エンジン12基
  推進用メインエンジン2基
  全高約350メートル
  全長約1000キロメートル
  最大飛行可能距離5000キロメートル

 大雑把なスペックだが、これだけでも「ツェッペリン・ノイエ・アラ号」が如何に巨大
な飛行船かは分かるはずだ。現在のところ、これを上回る飛行物は地球上に存在しない。
「新たな時代」の名に相応しい超ド級飛行船だ。

 プロジェクトの立案者であり、飛行船の設計技師でもあるフンフツェーン・フォン・
ツェッペリン伯爵は完成したド級飛行船に絶対の自信を賭けている。
彼の野望は曾祖父である飛行船の父<cェッペリン伯爵が成し遂げることのできな
かった「飛行船ビジネスの完成」だ。
 そのためには、今回の規格外な超ド級飛行船がどうしても必要だったと語る。

「現在、空は航空機によって支配されている」
「移動手段、輸送手段としての空の征服者は、以後数世紀航空機のままだろう」
「だが空を楽しむ≠ニいう一点においてだけは、今後の王者はツェッペリンだ」
「航空機の台頭によって忘れ去られた空の魅力はツェッペリンによって想起される」

 空を楽しむため。なぜ、プロジェクトのお披露目の第一段階が超豪華遊覧飛行なのか
という問いに対して、伯爵はそう答えた。富裕層のための新たな娯楽提供が第一の目的。
次に軍事利用。輸送や移動手段としての利用はあくまで二次目的に過ぎないと語る。
 事実、今回の進水式°yび処女航海≠フために用意された「南極上空遊覧飛行の
旅」は最安値のプランで1千ドルだというのに、一般受付を開始する前に各国のVIPによ
って席は買い占められてしまった。伯爵自身は乗り合わせず、離陸地のニュージャージ
ー州レイクハースト――ヒンデンブルク墜落の地だ――で飛行を見守る予定だと言う。

「南極上空遊覧飛行の旅」はアメリカ合衆国ニュージャージー州から出発し、途中アルゼ
ンチンで物資と燃料補給を受けてから南極上空を3日間遊覧、その後は全速力で帰路に就
き、生産国のドイツで着陸するという。全日程7日間豪華遊覧の旅だ。
 広大な容積を誇るゴンドラは、その殆どを娯楽施設と客室で占められている。飛行船と
いうよりも、空に浮かぶスウィートホテルと言ったほうが正しいだろう。

 ツェッペリン・ルフトハンザ社この旅程の成功により、飛行船による観光ビジネスは
一気に注目を浴びることになると強きの姿勢を見せている。


      ―――エアシップ・マガジン11月号特集『再浮上するツェッペリン』より抜粋

485 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/12(日) 17:34:08
テスト

486 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/12(日) 17:40:04
さすが名無しだ、NGワードなんてアウトオブ眼中。

487 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/12(日) 17:43:15
test

488 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/12(日) 20:51:29
NGワードひっかかりテスト。

489 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/14(火) 22:07:46
テステス

490 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/16(木) 00:39:30
 意識に、灯が点る。
 闇の中で意識は、朧気な光を放ちながらも、やがて一つの像を結ぶ。

 目を開くと、其処は地下墳墓を思わせる空間だった。
 堆く積み上げられた無数の木箱は柩さながらで、或いは物言わぬ墓標とも見える。
 しかし、其処には墓地特有の悼惜たる念を感じることはない。
 共通するのは唯、やがて訪れる忘却という名の死の匂い。

「Sieg heil , ようやくのお目覚めか。
 かつてのよしみで箱の中から見つけ出してやったはいいが、貴公ら、すっかり壊れてし
まったかと思ったぞ」

 その墓標……否、木箱の一つに腰掛けながら、一際濃密な、死の匂いを孕んだ黒い影が
声をかけた。
 闇に溶ける黒の外套と同色の制服。
 肩よりもやや短く切り揃えられた金色の髪。
 怜悧な美貌は、しかし右目に残る疵痕と共にその奥底に野獣めいた残酷を覗かせている。

「……貴殿か、グルマルキン」

 男は、重い歯車が油を切らし軋みを上げる様に、声を出した。
 それに応じ、グルマルキンは口の端を吊り上げた。

「口は利けるようだな、話が早い。
 貴公ら両名にお誂え向きの任務がある」
「断る」

 間、髪を入れぬ拒絶にも動じず、グルマルキンは更に言葉を継ぐ。

「討ち死にもまた武人の誉れ、勲しか?
 だがな、ガラクタ人形どもの行くヴァルハラなど有りはしないのだよ」

 皮肉気な笑みを浮かべながら。

「そのことは貴公にも十分に理解出来たはずだがな。
 さもなくば此所で朽ち果てるのを待つか、それとも米国人ヤンクどもの晒し者になるか。
 理解できたなら返事を聞こう。
 “Ja”か“Nein”か」

 ――手許へと目を落とす。
 腕の中で身を横たえているのは、余りにも華奢な、未だ少女とも見える姿。
 その豊かな金髪の一房が頬に掛かるのを、武骨な指でそっと払った。

「私に、そうするに足る理由があるというのかね?」
「理由……そうだな。
 望む限りの報償がある、といえばどうするかな」

 自信に溢れるその口振りに、彼は眉根を寄せた。

「……貴殿、何を企んでいる」
「随分な言い種だな。
 『望むものをくれてやろう』、こう言っているのだよ。
 現にその力は我らの手の内にある」

 腰掛けていた木箱の、その一つに手をかけながら、指先でこつこつと叩いて見せる。

「“Die Verlorene Arche”、『神の力』だよ。
 ではもう一度問おう。
 返事は“Ja”か“Nein”か」

 目を閉じる。
 刹那の、重い静寂が周囲を包む。


 ――再び目を開くと、男は意を決しこう告げた。

「“Ja”-“Javohl”.
 鉤十字騎士団スワスティク・オルディン四騎士が一騎、ヘルマン・タッツェルヴルム、同じくヴァルトラウテと共に
現時刻を以て戦列に復帰する」


 

491 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/16(木) 21:40:59
test

492 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/17(金) 23:31:10
 牙と棺桶をあしらった枠のなかで、三連のドラムが、縦に回っている。
 俺は慎重にボタンを押した。ひとつ、ふたつ……和風の少女が、二つ並ぶ。リーチだ。
 軽く舌で唇を湿らせ、三番目のボタンに指を置く。慎重に、タイミングを見計らい――

 ガクン

 船が揺れた。乱流に揉まれたか、いやそれにしては鋭い揺れか、そんな一瞬の警報が脳裏をよぎるが、

「ああ、くそ!」
 悪態の前に警戒心は吹っ飛んだ。スロットマシンの3列目には、隈取を施した暑苦しい吸血鬼の顔が収まっていたのだ。
 揺れた拍子に押しちまったらしい。


 遊びに注がれていた熱を冷ますのは、いつだって無粋な外からの干渉だ。
 すっかり興をそがれた俺は、「吸血鬼スロット」(誰が考えたか知らないが、アホなシロモノもあったもんだ)の筐体をバンと叩くと、その場を離れた。


 ぶらぶらと歩きながら、俺はカジノを見渡した。
 紳士淑女の皆々さま方は、今日も賭け事にご執心だ。いやいや、十把一絡げにすべきじゃあ、ない。
 カジノに慣れて存分に楽しむやつ、場の空気を支配しちまう油てかてかのおっさん、巧みな話術で淑女に人気のディーラー、
 慣れない様子でエスコートされる少女、等々、等々。

 その中に入って遊ぶのも良かった。いやさ、ちと飽きちまったのだ。
 この飛行船、豪華はいいのだが、イマイチ俺の興味を引くものがなく、やむなくカジノに入り浸ってたわけだが、
 どんな遊びもぶっ続けじゃ飽きる。賭けそのものにも、人にもだ。
 もうひとつ言やあ、ここのカジノは、ディーラーにもうちっと金使ったほうがいいな。
 ま、場の質は結構な度合い、ディーラーに左右されるっつーことだ。

 そんなわけで、興味を引くものを探して隅っこのスロットマシンまで一巡りしたのだが、さすがに好奇心も打ち止めだ。
 俺はカジノの隅のバーに行き、カウンターに陣取って、投槍にカクテルを頼んだ。ブラッディナントカ。

 バーテンが妙な顔をする。俺が、いいからやれよ、という顔をする。バーテンが後ろを向いてカクテルを造り始める。
 カクテルが出てきた。ブラッディナントカ。赤い。煽る。不味い、なんだこのタルい喉越しは。
 バーテンを睨む。ヤツが知らん顔をする。俺はさらに煽り、不機嫌な顔で頬杖をついた。

 ああくそ。

493 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/19(日) 20:24:52
○コダマ導入

Where there's Lights, Shadow's lured and fear rains and by the Blade of Nights, mankind was given HOPE.光あるところに、漆黒の闇ありき。古の時代より、人類は闇を恐れた。しかし、暗黒を断ち切る騎士の剣によって、人類は希望の光を得たのだ。

494 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/19(日) 21:42:44
>>493は気にしない。

○コダマ導入

Where there's Lights, Shadow's lured and fear rains .
光あるところに、漆黒の闇ありき。古の時代より、人類は闇を恐れた。
and by the Blade of Nights, mankind was given HOPE.
しかし、暗黒を断ち切る騎士の剣によって、人類は希望の光を得たのだ。

―――かつて、人類は闇に生きる魔獣『ホラー』と果ての無い闘いを続けていた。
しかし、『守りし者』魔戒騎士と、彼らを支える者たちの絆によって人類はホラーに打ち勝った。
人類は、ホラーとその始祖“メシア”を流刑地と呼ぶべき牢獄『真魔界』へと封じた。

だが、今もホラー達は真魔界より現世へ出でるための唯一の手段である、陰我を宿すオブジェへと群がる。
そして、魔戒騎士たちも「守るべきもの」を守るため日夜ホラーとの闘いを続けている。

そんな魔戒騎士たちを統括しホラーを送還する役目を負う『番犬所』は、正常に機能していた。
そう、表向きは―――。


「……メシアを、蘇らせられない?」
目深に被ったフードで顔を隠した若々しい男の声が、東の『番犬所』を静かに打つ。

「ええ」
男の言葉に答えたのはブランコに乗った三人の少女、彼女らはこの東の『番犬所』を担当する神官。
何百年という長い時を生きたその魂は、もはや人間のままでは居られなくなっていた。

大人びたケイルの返答を受けて、ベルが言葉を続ける。
「時空の法則……因果律の因果が狂いだそうとしています」

三人の中でもっとも幼い印象のローズが、さらに言葉を続ける。
「鍵十字の亡霊は、南極の奥地に眠る狂気の王の座に迫ろうとしています」

フードの男――暗黒魔戒騎士バラゴ――は、彼女らの返答に疑問を投げかけた。
「……理論的に言って、その亡霊たちがやろうとしていることがどうしてメシアの復活を阻むことになるんだ?」

これにはベルが答える。
「今この世界を覆う時空の法則は、メシアが真魔界に封じられたその時から不変のもの」
ローズが続く。
「その法則が狂えば、用意したゲートが役割を果たさなくなる可能性が大なのです」
「つまり、バラゴ様の宿願である『メシアとの融合』は果たされなくなるのです―――」
ケイルが締めくくると同時に、“主”であるバラゴの返答を待つように押し黙る。

「―――つまり、亡霊たちの思惑を潰さなければ僕は最強にはなれないということか」
バラゴは、フード付きローブのポケットに収めていた招待状を握りつぶしそうになる。
その招待状こそ、バラゴの表の顔である心理カウンセラー・龍崎駈音に充てられて
送られてきた「Zeppelin Neue Ara」号の遊覧飛行のへの搭乗券だった。

「ええ、ですがバラゴ様のお手を煩わせるまでもありませんわ―――コダマ?」
ケイルが今にも飛び出していきそうなバラゴを止め、沈黙を保ち続けていた従者・コダマに声をかけた。
長身痩躯、しかし寡黙。鍛え抜かれているであろう肉体をタキシードで包み、影のように寄り添う男。

「貴方が行って、亡霊の夢を覚ましてあげなさい?」
「夢は生きている者が見るもの」
「かび臭い亡霊が見てはいけないもの」
三人は口々に命令をコダマに下し、微笑う。
コダマも、彼女らの言葉に眉一つ動かすことなく従う様子を見せる。

「ああ、それならば僕からも餞がある」
バラゴは、ポケットから搭乗券を―――胸元から小さなガラス瓶を取り出し、コダマに差し出す。

「バラゴ様、それは―――」
「ああ、『変化の秘薬』だ」
バラゴの隠す素顔には、正面から刻まれた十字の傷がある。死の呪いが掛けられた傷だ。
バラゴは、死の呪いから逃れるために変化の秘薬を用いて容貌を変える必要が在った。

「ストックに限りがあるとはいえ、この場合は仕方ないだろう。
なにしろ、この招待状は『龍崎駈音』に充てられたものだからね」
龍崎駈音本人が『代理人を立てる』といってもキャンセル扱いになる可能性が高いだろう。
招待者が望んでいるのは、どこの馬の骨ともわからない人物ではない。文化人『龍崎駈音』だ。
「コダマ、君はこの薬で『僕の顔』に顔を変えるんだ。服装は……そのままで良いだろう。
どうせ、下らないパーティがあるんだ。礼装しておくに越したことは無い。
声は……筆談で『医者に声を出すことを止められている』とでもしておけば良い」

―――コダマは考える。母と“主”の命令は絶対だ、と。
母の願いである「メシアの降臨」、それを妨げるものはあってはならない。
人類を守る魔戒騎士であろうと、滅び去った鍵十字を掲げ続ける者たちであっても。

「出来れば、土産に鍵十字の影に隠れたホラーを狩ってきてほしいが……『養殖物』は味が薄そうだ」
バラゴは知っている。かつて、『第四帝国』の栄光を求めた者達は人工的にホラーを人間に陰我憑依させる技術や
魔術を用いた兵器を手にしようとしたことを。
だが、所詮は紛い物だ。メシア復活の糧にもなりそうにない。

「さすがでございますわ、バラゴ様」
「その慧眼に、ますます感服いたしました」
「我らの願いは、バラゴ様とともに」
そして、ケイル・ベル・ローズは心の中で嘲笑う。バラゴは大事な餌なのだ。
ここでしゃしゃり出て、帰ってこれなくなったら元も子もない。
最も信頼するコダマならば、首尾よく目的を果たすだろう。

陰我と因果の糸車に、思惑は絡み合う。
二日後、コダマは遠い異国の地・レイクハーストに、『龍崎駈音』の顔で。
母の願いを叶えるために、その先に光明の見えぬ闘いにその身を投じようとしていた。

495 名前:自己紹介スレテンプレテスト ◆DOGS.MVbhk :2006/11/21(火) 04:36:02
 このスレは祭りに参加するメンバーが自身の能力を評価するスレでござーます。
 別に全員の能力を纏めるのが面倒だった訳では……まぁ、面倒だったんだけどさ。

>スレの趣旨

 祭りの中では、常に見知らぬ誰かとカチ合ってしまう可能性がある。そうなった時に自分の
能力がちゃんと伝わっていないと、上手く次に繋げられない。
 特に「絶対やってほしくない事」や「確実に死ぬ弱点」なんかを、相手が意図しないうちにや
られてしまった場合、早々に退場せねばならなくなってしまう。
 そんな自体に陥らないよう、敵も味方も互いの事をよく知っておく必要がある。

 要するに「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という事だ。

 ……いや、俺みたいな単純な奴だと、あまり意味はないけど。


>ルール

・必ずテンプレを利用する

・直リンしない

・妄想設定はやり過ぎない(やってもいいけどキャラ壊したら×)

・自己紹介以外のレスは全て陰スレや会議スレへ(ノイズになるから)

・祭りの最中に見ても大丈夫な判り易い構成にする


>テンプレ

 名前:
 出典:
 性別:
 年齢:

 外見:

 能力:

 装備:


>紹介時の注意

 "名前"と"出典"はそのままの意味。

 "性別"は見た目や口調、名前から判別出来ない莫迦のため。俺とか。

 "年齢"は実年齢の他、「この年齢であると思ってもらいたい歳」を書く。
 例えば俺なんかは「大体十代後半ぐらいだろうか」と相手に表現してもらいたいから。
 A、B、Cの三人がいて、BがAを十五歳と思い、CがAを十歳だと思ったりしたら変になる。
 別にどうにでもして、っていう人は、あまり気にしなくていい。

 "外見"は画像を持ってくれば相手に色々な表現をしてもらえるので吉。
 但し一刻館用アップローダーに張り付けて持ってくる事。直リンは禁止。
 どうしても画像がない場合は、上手く言葉で説明するしかない。

 "能力"は一番重要なところ。自分の能力を簡潔に、判り易く説明する。
 誰かと戦う時、相手がここさえ見れば円滑に進められるぐらいが丁度いい。
 特に出典限定の専門用語や法則などを駆使しなければならない場合は念入りに。
 「本当は持ってるけど祭りでは使わない」ような力は書かなくてもよろしい。
 但し「一応持ってるけど使うかどうか判らない」のは書いておいた方が良い。

 "装備"は二番目ぐらいに重要。特別な武器を使う場合など。
 基本は"能力"項目と同じで、簡潔に判り易く不足ないように説明する。
 場合によっては"能力"よりこっちの方が長くなる奴もいるかもしれない。


 言うまでもないだろうが、大殲の目的は必ずしも「勝つ事」ではない。
 余計な切り札を隠し持つような事はしないで、ここで全部バラした方がいい。
 それに、イザって時の切り札が相手に上手く意味が伝わらないとか、締まらないからな。
 ……原典見れば大体判るから、隠しても意味ないし。

496 名前: ◆MVlNEREMIA :2006/11/21(火) 20:28:01
テストよ。

497 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/23(木) 01:39:25
    吸血大殲 Blood Lust 大規模闘争 The Carnival
         空戦祭/南極戦/ナチ祭り
         
           「新標綱作戦」
       ――Operation Neue Ziel――




.

498 名前:ルーク・ヴァレンタイン(M) ◆jBiAWniQ.. :2006/11/24(金) 02:00:53

「何だね君たちは。ここからは立ち入り禁止区域だ」


連絡通路に現れた一行―――――。
操縦室区域担当警備コールマン・コンラッドの前に来た連中は、経験豊富な彼をして明らかに
不審と言わしめるものだった。

深く被ったコートの上から北欧系と分かる男が数名。
先頭に立って彼らを先導しているのは、白いスーツにジャケットを軽く羽織った神経質そうな青年である。
手には同じく白い手袋をはめ、長く伸ばした金髪を後ろで束ねた、端正な顔立ちの男。

「これはこれは失礼。実は私達、フンフツェーン伯の個人的な友人でしてね。
 折角だから操縦室の見学をと彼に頼んでいたのですがねぇ……伺っていない?」

あくまで知的で冷静な物腰。
慇懃に応える青年の対応は、それが嘘ではないと思わせる程度には自然体だ。
隣に控えている――この船に派遣された警備会社の後輩でもある――ルドルフならば、それだけで恐縮し
迂闊にもこの場を通しかねないだろう。
彼は気質や実力といった面は悪くないのだが、何分ブルジョアの空気というものに慣れていない。
 
「失礼ですがそのような話は伺っていませんな。
 とはいえ、此方の手違いの可能性があるので確認は取りますが、一旦お戻りいただきたい。
 我々も何分、規則ですのでご了承の程を」

この業界でもベテランを自負するコールマンは、元々優秀な軍人だった。
内部のいざこざを理由に一線を退いた後、元上司が勤める警備会社に誘われ今に至る。
さて、もとよりVIPのなりをしていようと不審者と見れば疑わねばならないのが警備員だ。
賓客が実は偽装したテロリストだった、という事例も最近多い。(彼と彼の会社を悩ませる一因だ)
今回のクライアントがVIPではなく飛行船の所有者、ツェッペリン・ルフトハンザ社なら尚更だろう。
ならば、ありうる可能性を徹底的に考慮するのが当然の対応というものであり、事実コールマンは
常にそう努めてきた。ゆえにコールマンのそれは石頭ながら、警備員としてベターな対応であるはずだった。
そう、本来ならば。

「おや、そいつは失礼。では――――」

青年が踵を返す、その半ば。
きわめて自然な動作で掲げられた左腕、手の隙間からわずかに垣間見え光る50センターボ硬貨。
白手袋に包まれた指がスナップを響かせ――――

 
―――聴こえたのは乾いた破裂音。
経歴上実戦経験も豊富なコールマンの考えが正しければ―――それは明らかに、
人体が撃たれたとき発する着弾音だ。そして全てを現実として認識させるのは音の発生源であり、
コールマンが何事かと振り向いた視線の先。
傍らにいたルドルフが眉間を穿たれ、脳漿をぶちまけ崩れ落ちていく光景に他ならない。

「おやおや、顔色が悪いようだが…?」

男の声は既に聴こえない。
ホルスターの拳銃を抜き放つと同時にセーフティを解除、そのまま流れる動作でコールマンは
銃口を突きつける。クソッタレ、そう、クソッタレだ。
この仕事が終わったら結婚する筈だったルドルフ、そんなルドルフをブチ殺したこいつ、そして
こんな事態を防げなかったコールマン自身。全員がクソッタレという以外にない。
だから銃を突きつけて、引き金に手を添える、誰だろうと動けば撃つ。ためらわず撃つ。
これ以上目の黒いうちは誰も腐った真似なんかさせやしない、そう強い意思を込めて「フリーズ!」の
言葉を叫ぼうとした、瞬間。

「―――大丈夫かね?」


――――肝が冷えて、そして潰れた。
体感時間にして1秒以下、さっきまでそこにいた男が後ろの耳元で囁いているのだから。
幾多の訓練と実績を潜った彼ですら、動いたと視認すら出来ぬSFじみた瞬間移動。そうとしか言いようがない。
まるで悪い夢を見ているかのようだった。
そんな一瞬にも満たない間、コールマンがパニックに陥る精神をギリギリで繋ぎとめた時にはもう遅く――――

青年は消えて、軌跡だけがコールマンの周りに弧を描く。
次にその白い姿が現れたとき、歴戦の警備員であったモノは輪切りの肉片となって転がっていた。
人体の急所その全てを切り刻まれ、かつ出血は医学的限界の最小限に抑えられて。

「少し時間を食ったか、急ぐぞ」

惨殺した相手に一切の感慨もなく。
取り出したハンカチでナイフの血糊を拭いながら、白スーツの青年――――ルーク・ヴァレンタインは
飛行船の制圧班を従え、規則正しい歩調で操縦室へと歩き出した。
 

499 名前:ルーク・ヴァレンタイン(M) ◆jBiAWniQ.. :2006/11/24(金) 02:07:31
>> 続き

――――新要綱作戦(オペラツィオン・ノイエ・ジール)。
それはすなわち鉤十字騎士団の魔女と、総統代行とも接触したあの錬金術師の手による混沌の顕現。
突きつけられた命令書の存在だけではない。
その最高とも云える戦争の舞台を、元よりあの狂った大隊指揮官が見逃すわけもなかったのである。

『最後の大隊』が今作戦に際して派遣した戦力、その数々が何よりも物語っている。
制圧・飛行船の制御を役目として結成されたSSおよびドイツ空軍出身の吸血鬼たちは元より。
狙撃兵として遊撃を務めるレップ中佐、襲撃班には彼とヤンの兄弟。
そして命令系統には属さないが――――『最後の大隊』現時点での最高戦力である人狼(ヴェアヴォルフ)『大尉』。


――――要は入れ込んでいるという事だ。あのお方も。


操縦室から見えるオーロラの遠景。
銜えた紙煙草から紫煙をくゆらせ、ルーク・ヴァレンタインはそう一人ごちた。

喫煙を―――否、それ以前に不法侵入を咎める警備員も操縦員も、もういない。
正確には、「だった」モノが今ダストシュートに運び込まれている真っ最中だ。
代わりに居るのは彼に随行してきた元ドイツ空軍士官の吸血鬼たち。
飛行船操縦に関するマニュアルは既に叩き込んである、あとは本隊を迎え入れるための
細かい調整を終えるのみ。
 
制圧は当然のように簡単だった。もはや気に留める事ですらない。
桁外れのパワーはただのコイントスを銃弾同然の兇器に変え、袖口から取り出した拳銃の射撃は
1センチの狂いもなく眉間を撃ち抜く。そして、人間には視認すら不可能なスピード。
銃を抜こうとした警備員も。
エマージェンシコールを発動しようとした操縦士たちも。
デクのように殺された連中は、何が起こったという過程もわからず死んでいったに違いない。
そして死因に反し、さしたる流血もなく始末された事実すら。
理由は単純に上からの「部屋に血の一滴すら垂らさず、汚れひとつ無い状態で譲渡せよ」とのリクエスト。
この部屋は制圧後、合流した本隊の司令室として利用するらしい。

仕事は静かに、クールに完遂するものだ。
ルーク・ヴァレンタインの口癖でありモットーである。
人間の限界をはるかに超え、従来の吸血鬼すら凌駕するスペックは彼の効率・完璧を旨とする
志向により活用され、至難を十重二重に束ねたようなオーダーは万全の仕上がりを見せていた。

「さて……通信士、周波数を合わせておけ。仕上げに入る」

その指示と共にルークが取り出したのはシルバーの携帯電話。
呼び出す相手は無論、今作戦でツーマンセルをなす彼の弟、ヤン・ヴァレンタイン。

「こちらルークだ。操縦室の制圧は完了した。
 後は打ち合わせどおりだ。こちらの準備は済んでいる、お前のほうのパスコードを入力しろ」

作戦前、大隊指揮官のブレイン『博士(ドク)』から渡された一組の携帯電話。
それには狂った少佐のリクエストを受け、今回の作戦をより“素晴らしく”演出するための発明が仕込まれていた。
片方が特定の周波数を拾い、同調する事で回線をジャックする。
―――簡単に原理を説明すればこうだ。とはいえ、そんな真似をどうやって可能にしたのかは聞いていないし、
渡されたルークにも興味はない。重要なのはもう片方だ。
片方が受信機の役割を担うならば、もう片方は送信機の役割を果たす。すなわち――――。


「そして存分にその汚い口舌を船内にぶち撒けろ、盛大にだ。
 それがあの方による命令であり、お前の重要な仕事のひとつだからな」

――――これで、弟の宣言は船内にくまなく伝達される。
その地獄の様を想像してか、あるいはおぞましい仕事の完遂ゆえか。
ルークは歪んだ薄笑いを浮かべた。
弟と何から何まで相反する兄もまた――――その狂える根本は同一なのだ。
 

『フェンリルは巨人に喰らいつく』。
その一節の通り、破滅を呼ぶ大獣の牙は喉元深くに突き立てられた。
ここから先にあるのはただ一つ、“神々の黄昏”にも等しき戦争の地獄のみである。

500 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/24(金) 16:18:36
 銃を抜く暇も与えられず蜂の巣にされたSP/相手は、日頃の訓練が一切通用
せん相手だと知り、狂騒のままに喉元を喰い千切られた警備員/持ち前の騎士
道を発揮させて、本物のゲルマン騎士に頭蓋を噛み砕かれた青年実業家/
「私はドイツ人だ。当時は国防陸軍に従軍していた」―――老獪な航空会社
名誉会長は「敗北主義者」の誹りとともに短剣を刺し込まれた/ハリウッド
スターは「俺様ちゃんの○○と結婚して離婚したから」という理由でヤン・
ヴァレンタインに殺され/スーツに唾がついたという理由で副操縦士はルーク
・ヴァレンタインに殺された/レップとタッツェルヴェルムに挑んだ警備員は
自分が如何に無謀だったかを知る前に殺された。

 狂騒/パニック/慈悲の叫び/怒声/懇願/悲鳴/混乱/パニック/
 パニック/銃声/絶叫/銃声/銃声/銃声銃声/銃声銃声銃声銃声銃声。
 一秒単位で増えゆく死体。金持ちは死んだ。金を持たぬ者も死んだ。
 狂おしき人類平等の到来―――賓客達はやがて学んだ。
 彼等は誰にでも平等だ、と。彼等の前では誰もが平等に死ぬ。
 生きるための条件。目に付かぬこと。騒がぬこと。喋らぬこと。死体と自分
―――その差を無くすこと。自分達が死体ほどに静かであれば、彼等は命を奪
わない。
 彼等は自分達を人質とすら見なさない。その程度の価値すら与えてくれない。
 なんて屈辱。だがその屈辱に耐えてでも賓客達は生きたかった。
 だから彼等達は黙った。それだけが生きるための道だった。

 混沌/騒乱はやがて制圧され、狂騒に変わって押し殺された恐怖が飛行船を
支配する。賓客達の学習―――彼等は生きるために死ぬことにした。
 速やかに実行される戦後処理。片付けられる死体。黙々と作業に没頭する夜
の眷属達―――近付くエンジン音。俄に船内が騒がしくなってきた。
 今度は賓客共の狂乱ではなく、兵士達の怒声。

「連隊指揮官殿が到着された!」
「手が空いているものは回廊に集まれ!」
「整列、整列だ!」
「良いか、決してSS大佐殿の右眼を見るなよ!」
「死体を片付けろ。血糊を拭け。速く!」

 接近するメッサーシュミットMe323ギガント―――ギガントの名を冠する
輸送機も、全長1キロに及ぶ飛行船の前ではただのグライダーに過ぎない。
 メッサーシュミットが速度を緩める。飛行船の尻に取り付いた。
 ごうん―――音を立てて、再度前部ハッチが開放される。
 吐き出される新戦乙女隊/第一戦闘航空団リヒトホーフェン・サーカス/
合計16機のルフトヴァッフェ。―――散会。
 新戦乙女隊は哨戒/索敵のために飛行船周辺を縦横無尽に飛び回る。
 サーカス―――飛行服を着たガーゴイル達は、スパンダウ機関銃の代わりに
手にした工具で早速ハッチと飛行船甲板を繋ぐ架橋作業に取りかかった。

 ブリッツクリークの基本―――橋を破壊される前に敵を駆逐せよ。
 もしも破壊工作を許してしまった場合は、速やかに架橋/追撃の再開。
 ただし今回の架橋場所はドナウ川ではなく南極の大空だ。

 リヒトホーフェン兄弟を抜かした6人の飛行士による突貫の架橋作業―――
五分とかからずに結ばれるツェッペリンとメッサーシュミット。
 だが、その繋がりはあまりに脆弱だ。
 ツェッペリンとメッサーシュミット―――曲芸じみた飛行速度のシンクロ。
 どちらが少しでも速度計算を誤れば、即座に橋は瓦解する。

 だが前部ハッチから姿を現した無数の人影は、臆することなくパレードを
開始した。手すりすらない空中の架け橋―――風に煽られて足を踏み外すのが
落ちだ。人間なら誰もがそう思う光景だった。

501 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/24(金) 16:19:06
 凍て付く寒風/不安な足場/エッフェル塔4つ分以上の高度―――全ての障害
を気にも留めず、死神の首魁達は悠然と歩みを進める。
 甲板を経て回廊へ。
 ホテルの大廊下と見紛う長大にして広大な道―――グルマルキンは幽鬼のよう
に音もなく/しかし強烈な存在感を発して前進する。

「ジーク・ハイル!」
 迎えるは百戦錬磨の兵士ども。勝利万歳の咆吼がゴンドラを揺らす。
 その数、数十。
 掲げられたナチス式敬礼が槍衾のように天へと伸びていく。
 回廊の左右両端に一列に並んだ親衛隊。
 一行は、モーゼが波を切り開くが如く、親衛隊の間を突き進む。

 行進の先頭―――肩で風を切って進むグルマルキン/ゲームのボス。

 次列―――グルマルキンに続いて進む女神が二人/右後ろには、大佐に付き
従うモリガン。膨大な規律を課す制服を持ってしても、彼女の肢体から発する
頽廃の波動を抑え込むことはできない/左後ろには清廉なる美貌を引き締め
前進するヴァルトラウテ。整いすぎた容姿はそれ故にあらゆる穢れを許さない。

 グルマルキン/モリガン/ヴァルトラウテ―――三人の共通点。
 鏡のように磨き抜かれた長靴。しわ一つない漆黒の勤務制服。汗と血と硝煙
とガソリン―――最前線に付きまとうあらゆる汚れ≠ニ無縁の美貌。
 そこが一行を歓迎する武装SSとは決定的に違った。

 続く第三列―――打って変わって不可解な身なり。
 親衛隊の制服は身に纏っていない。純白のドレスシャツの上に、蒼いチェニ
ックを着込み、その上から更にマントを羽織っている。衣服にはそれぞれ凝っ
た意匠が施されていた。―――まるで中世の宮廷魔術士の如き衣装。
 頭頂から真ん中で分けられた鳶色の髪。日焼けとは無縁の生っ白い肌。鋭い
目付きを隠すかのようにかけられたシルバーフレームの丸眼鏡。
 口元には皮肉気な笑み。誰もが抱く印象―――端正な顔立ちを持っているが、
磨く技を知らぬ研究者。
 前の三人と違い、背筋を伸ばすこともせず、ただ歩いているだけだ。
 両脇の親衛隊員から浴びせかけられる奇異の視線すら飄々と受け流していた。
 稀代の錬金術師レザード・ヴァレス/黒猫の魔術士と組んだ人でなし。

 更にレザードの背後/第四列から第五列。ここにきて隊列の様子は一変する。
 甲冑を着込んだ人型のドラゴン―――四匹の竜牙兵。
 レザードの魔なる眷属として使役されたドラゴントゥースウォーリアー。
 この異形の竜の役目は戦闘ではなく聖櫃の移送にあった。
 聖櫃―――四匹の竜牙兵が神輿の如く担ぐアカシヤ材で作られた箱。金環
の装飾が無数施され、中味は金張りの重い蓋によって閉じられている。
 蓋には、やはり金でできた二体のケルビム像が天使の翼を広げていた。
「縦2.5アンマ。横1.5アンマ。高さ1.5アンマ」の聖櫃―――失われたアーク。

 鍛え抜かれた武装親衛隊の表情に、緊張が漲る。
 意思の灯火が見えぬこの竜牙兵が、少し躓いただけでも聖櫃は起動し―――
飛行船はおろか、南極までも闇に堕としてしまうのだ。
 緊張を覚えぬ方が難しかった。

 そんな兵員どもの畏怖を意にも介さず、グルマルキン一行は歩を進めた。
 竜牙兵の後に続くのは、漆黒の勤務服に身を包んだ親衛隊だ。
 所々で、その制圧の様子を目で確認しながら進むグルマルキンは、やがて
パレードの終点―――操縦室へと辿り着いた。

502 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/24(金) 16:19:37
 グルマルキン率いる一行が操縦室に辿り着くと、そこでもナチス式敬礼の
歓待を受けた。グルマルキンは適当にそれを捌くと、室内に目を見回した。
 かなり広大な間取りで、外への視界は良好だ。
 外殻が円形に設計されているため180度以上の視野を確保していた。
 これとJG1(第一戦闘航空団)/新戦乙女隊/ロンギヌス13の哨戒報告を利用
すれば、レーダーでは捉えきれない外敵――つまり、我々の同類だ――の接近
を早急に補足できる。実に好都合の設計だ。

 室内は硝煙の臭いと血臭が鼻につく以外は死体一匹見当たらない。
 制圧は完璧に済んでいるようだった。
 素早い上に、優雅な仕事をしてくれる。確か操縦席制圧の責任者はヴァレン
タイン兄弟の兄、ルークのはずだが―――いた。
 白いダブルスーツに返り血一つつけず、鷹揚な態度でこちらを見ている。
 敬礼は無かった。それも当然だった。彼は党員でも部下でもないのだ。

「ご苦労だったなルーク・ヴァレンタイン。弟のように操縦室を血桶にして
くれていたら、モップを持って掃除させるつもりだったが……その必要は
ないな。安心したぞ。何せ弟のほうはだいぶ酷かった」

 くく、と喉を鳴らして短く嗤う。
 室内にいたはずの操縦士や通信士はみな殺されたか、生きたままで空に放り
投げられたのだろう。操縦席はメッサーシュミットの時同様、ルフトヴァッフェ
の吸血鬼操縦士が席についていた。

「よし。各員、所定の位置につけ」

 号令とともに一行が散会する。
 グルマルキンは後方の、おぞましき魔術の化生―――竜牙兵を引き連れて
聖櫃を護送する錬金術師に身体を向けた。漆黒のマントが翻る。

「レザード・ヴァレス。貴公も作業に取りかかるがいい。貴公は予定通り、
箱≠ェ安定するまでここから離れるな。制御と解除に全神経を傾けろ。まだ
箱≠ヘだいぶ不安定だ……無用な衝撃を与えるのは何としても避けたい」

 言われるまでもない―――と稀代の錬金術師は答えると、わざとらしく眼鏡
の位置を治し、グルマルキンから離れた。箱≠引き連れて。
箱=\――契約の聖櫃(アーク)。
 数多の強力なガラクタを詰め込んだと言われる最強の玩具箱。その正確な中味
は、多数の犠牲を払って手にした彼女とレザードですら未だ知り得ていない。
 分かることは、この箱が世界の理(ことわり)に干渉し、ねじ曲げるだけの力
を有していること。無用な接触は即座に崩壊を招くということ。
 その二点だけだ。その二点で十分すぎた。

「せいぜい気張るんだな、異界の術者。我が盟友よ」
 レザードの背中に声をかける。
「さすればブリュンヒルドの加護も得られよう。ヴァルハラへと続く死霊の門は、
すぐそこまで迫っている。―――あとは貴公の働き次第だ」

 グルマルキンの嗤笑―――レザードへの皮肉。
 錬金術師は肩を竦めることでそれに応えた。

「グルマルキン大佐」
 錬金術師との会話を切り上げた、その頃合いを縫ってハルトマンが声をかける。
「放送の準備が整いました。こちらです」
 言って、指先を向けたその先に―――

「ほう」とグルマルキンは口端を歪めた。

 広大な操縦室―――その一角に、真っ赤な天鵞絨の絨毯が敷かれていた。
 壁面には同色の隊旗が貼り付けられている。
 隊旗にはDeutschland Erwache(ドイツよ目覚めよ)の文字が刺繍で施され、
旗の中央には当然のように漆黒のハーケンクロイツが描かれていた。

「上出来だ。実にナチ的≠カゃないか。これだけ大袈裟にやれば、否が応でも
我々が何者か知ることになる。クククっ―――良いだろう、ハルトマン。カメラ
を回せ。我々が何者で、何を目指し、何を為そうとしているか、舞台主が観客
どもに説明してやる」

503 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/24(金) 16:20:10
 船内各所に取り付けられた液晶装置。
 パーティルーム/カジノ/サロン/回廊には大型のプラズマビジョンが据え
付けられ、客室ならばテレビを兼ねた出力端末がその役目を果たしている。
 各施設を繋ぐ廊下などにも、広大な船内を迷わぬようにと設置された案内図
にタッチパネルの液晶装置が使われていた。
 トイレや格納庫にすら、映像出力装置は存在した。

 金と技術を詰め込めるだけ詰め込んだ巨大飛行船―――夜族どもの襲撃と
ともに沈黙していたそれら液晶装置が突如、一斉に明かりを灯したのだ。
 スピーカーからはノイズが迸る。
 制圧され、ナチの亡霊に銃口を突き付けられている被害者も、一難を脱して
吸血鬼どもの死角に逃れている逃亡者も、あらかじめこの事件を察知しており、
今はただオーダーを実行する時を窺っているだけの潜入者も、この船内にいる
モノはみな、否が応でも耳に入れ視界に留めざるを得ない状況がいま作られた。

 液晶はまず、堂々たるハーケンクロイツの隊旗を移した。
 カメラが引かれる。次に映し出されるは二人の美女―――隊旗を挟んで直立
する、ヴァルトラウテとモリガンだ。
 それぞれ口元と引き締めて、カメラよりもやや上部を見つめていた。
 ヴァルトラウテとモリガン―――性質の異なる美貌。
「潔癖/妖艶」「天使/悪魔」という二面性を対局させたかのような構図。
 共通するのは、二人が絶世の美女であるという事実と、ともに黒革の長靴/
乗馬ズボン風のボトム/黒革のベルト/漆黒の上衣/鉤十字の腕章という狂気
の制服で全身を固めているということ―――その二点だけだ。
 大半の乗客は、この映像を目にしたとき、国籍問わず真っ先に思った。
 ―――狂っている、と。

 更にカメラが引かれ、赤い絨毯をも移すようになると、画面外から漆黒の
マントで全身を覆ったグルマルキンが大儀そうに登場した。
 淡い金髪に透き通る白肌は、二人に勝るとも劣らぬ美貌を有していたが、
生憎とこの女、それ以上に禍々しすぎた。失われた額から右頬にかけて斜めに
走った疵痕。失われた右眼から覗く蒼い義眼―――グラム・サイト。
 残った左眼は右の義眼異常に冷徹で、腰に佩いた軍刀よりも鋭利な視線を
液晶越しに飛ばしている。まず堅気には見えず、人間とも思えなかった。

504 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/24(金) 16:20:40
「この船舶はドイツ国籍だ。それが意味することとは何か? そう、つまりは
偉大なるドイツ帝国の財産だ。そして私は、この命令書が示すように本作戦を
実行するため、総統権限を授かっている。分かるかね? これは不当なハイジ
ャックや侵略行為ではなく、総統権限に基づいた正統なる徴発なのだ。臨時の
ため、情報伝達が些か遅れてしまったことは詫びるが、この船舶がドイツ帝国
の財産である以上、我々が本船を管理することに異議申し立てをする権利はない
と知ってくれ。この命令書の正統性に疑問を挟むのであれば、それは総統閣下
に対する疑問と同義だ。それは立派な反逆行為であり、我々も然るべき対処を
せざるを得ない。故に言葉は選び、できる限り口は謹んで頂きたい。
 我々の目的はあくまでこの船だ。だから、大人しく部屋の隅でがたがた震え
ている分には諸君等の命を保証する。下船を望む者がいれば、できる限り請け
負おう。最下層のハッチに人員を配備しておく。飛び降りたければいつでも声
をかけてくれたまえ」

 グルマルキンの狂気―――その正体はどこに秘められているのだろう。
 SS大佐は口振りは冷淡で、全ての事柄を至極当然のように語る。
 ナチス親衛隊が存在し、ハーケンクロイツを背に熱弁を振るっていることも、
武装集団が超巨大飛行船を徴収≠オたことも、「総統権限」などというもの
が通用すると信じていることも、全て許容して語っているのだ。
 まるで、それについては何ら意外に思うところは無いとでも言うように。

「さて、」

 もう用無しだとばかりに命令書を懐にしまう。

「遅れてしまったが、これより我々の目的及び、本船の目的地について簡潔に
説明したいと思う。まず目的だが、諸君等の中にアメリカ人はいるかね?
 乗船名簿に目を通す限り、かなりのヤンクが乗り合わせているはずだ。植民
地の人間が豪華客船に乗り込むなど増長も甚だしいが、まぁいいだろう。最寄り
のアメリカ人に尋ねてみたまえ。『ジョージ・ルーカスを知っているか?』と。
 それで事足りる。私は生前のジョーンズ博士に何度か会っていてね。作中で
はだいぶ歪曲されていたが、彼が人類最後の冒険家であることは保証しておく。
 それと諸君等には残念な報せになるが、この船に合衆国大統領は乗り合わせ
ていない。つまりジョーンズ博士の参戦も期待できない。悪いが10年待っても
我々の作品がルーカス・フィルムによって映画化されることはないだろう。

 次に目的地だが、これを知らぬと諸君等も不安だろうからはっきりと言う。
本船は目的地を南極点より変更し南緯82度、東経60度から南緯70度、東経115度
に向けて発進する。諸君悦べ。我々は諸君等を南極旅行のフィナーレに相応
しい、前人未踏の地へと案内するのだから。
 いくら金を注いでも不可能な旅ができるぞ。

 そう、目指す地は最高34000フィート(約10363メートル)に達する高地。
 その裏側≠ノ禁断の高原を有した古の都市。―――狂気山脈。
 そこが諸君等の旅の終点であり、我等が第四帝国の始まりの地だ」

 カメラが引かれる。最後にグルマルキンは右手を掲げ、勝利万歳と叫ぶと、
そこで映像は途切れた。

505 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/24(金) 16:21:16
「極点での豪奢な遊覧を愉しむ諸君」

 スピーカーが震えた。

「まず、突然の非礼を詫びさせてもらおう。私は本作戦の指揮を務めるグル
マルキン・フォン・シュティーベルSS連隊指揮官だ。SS戦闘部隊の特別部に
所属している。部隊名は極秘事項のため明かせないが、私もまた偉大なる総統
閣下に永遠の忠誠を誓ったゲルマン騎士であることはお分かり頂けるはずだ」

 グルマルキンは冷徹な面持ちのまま、淡々と語った。

「私がこの映像を持って諸君等との接触を求めたのは、我々に対して抱く誤解
を解き、我々の行動―――本船の接収を理解してもらうためだ。
 せっかくの遊覧――新たな時代のツェッペリン。素晴らしい船だ――を阻害
してしまったことは私も悲しく思う。情報伝達の混乱により命を落とした乗客
が幾人かいるみたいだが、そのことについては我々親衛隊が一切の責任を取る。
被害者はみなしっかりと『立って歩ける身体』に戻すため、諸君等の不安は
杞憂に過ぎないとここで保証しよう。
 また、一部の先走った愚か者のせいで本船は我々にハイジャックされたなど
という馬鹿げた勘違いをしている輩もいるみたいだから、その過ちもここで正
させてもらおう。いま現在行われている我々の行動は、全て然るべき権力機構
からの保証を受けており、ハイジャックやテロ行為などという―――忌々しい
レジスタンスどもが行う卑劣な違法行為とは、まったく趣を異にするものだ」

「ここに」
 漆黒の魔女は、マントの内側から一枚の書類を取り出し、カメラに向けた。
「我々の行為の正統性を保証する文書がある」

 カメラがアップになり、書類―――命令書の文字が視認できる距離まで近付
いた。命令書の上部には国章である鷲の印と金色の鉄十字章が印刷されている。
 10秒ほど命令書をアップで映すと、カメラは再びグルマルキンを映す。

「ドイツ語が読めぬ奴も多いだろう。私が諸君等にも分かるよう、英語で訳して
やる。つまりは、こういう意味なのだ。

     総統兼首相より

―極秘―
 グルマルキン大佐は、私の直接かつ個人的命令に基づき、ドイツ帝国にとって
極めて重大な任務に服している。 彼女は私に対してのみ責任を有する。
 軍、民を問わず、階級に関わりなく関係者全員が彼女の必要を満たすべく、
最大限の協力をすることを要求する。

                           アドルフ・ヒトラー
                          
 ―――理解できたかね?」

 ここで初めて、グルマルキンの凍て付いた表情に狂相が浮かんだ。

506 名前:グルマルキン・フォン・シュティーベル ◆2B6Bo7ac06 :2006/11/24(金) 16:23:22
>>500>>501>>502>>503>>505>>504

少し貼る順番を間違えた。
そこだけは気を付けて欲しい。
名前はグルマルキン・フォン・シュユティーベル名義で。
メール欄は「翡翠峡奇譚」で構わない。
>>501のレスだけメール欄は
「BGM:BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY  by布袋寅泰」
にしてくれ。

誰か頼む。

507 名前:『悪魔の妹』 フランドール・スカーレット ◆495/xezQ72 :2006/11/24(金) 23:58:47
 久しぶりに出た外は、沢山の刺激に満ちていた。
 例えばそれは数え切れないほどの人間だったり、紅魔館よりも大きな空飛ぶ船(飛行船
と言うらしい。外の世界で使われる魔法だとパチュリーが言っていた)だったり、そして
その騒々しさは、幻想郷のどこでも聴けないほどだったり!!
 私は、恐らくここで一生分をお姉さまに感謝したことだろう。
 あのお姉さまが、何の気まぐれか、私を連れて行ってくれることに頷いたからだ。運命
を見据えるレミリア・スカーレットが何を見たのかは知らないけれど、少なくとも私にと
ってはとても嬉しい出来事だった。グルマルキンと言う人が招待状をくれたおかげだ。後
で会ったらお礼を言っておこうと思う。お姉さまは「言わなくていいわよ、あんな奴に」
とかぶつぶつ言ってたけれど。

 船に乗ってからも、それはそれは、魔理沙たちが初めて紅魔館にやってきた時よりも大
騒ぎだった。何しろ私があちこちで大暴れ。ちょっとした悪戯で近くのお姉さんに軽く噛
みついてみたり、スロットとか言う玩具で遊んでいて(なんと吸血鬼の絵柄が回っている。
そろえるとコインが出てくる)、力が入りすぎてドラムを回すレバーを折ってしまったり
と、そこそこ迷惑をかけたかもしれないけど、私には全く気にならなかった。(でも後で
お姉さまに叱られた。ちゃんと謝ったけど、またやるかも知れない。てへ)

 多少の不自然な所は、お姉さまと一緒に魅了の魔眼でごまかした。こういう細かいとこ
ろはあいつの方が得意らしくてちょっと癪だった。今度、魔理沙や小悪魔でちょっと練習
してみようかと思う。もちろん、変なのじゃなくて、私のことがちょっと素敵に見えたり
とかそんな感じのやつ。

 そういえば、外の世界にもまだ吸血鬼はいたみたいで、それっぽい人に声をかけて挨拶
したら逃げられた。……ちょっとだけ悪いことをしたかも知れない。反省した。でも、あ
の風貌はきっと忘れられないから、次は人気のいないところでちゃんと挨拶しよう。

 ――そうして私は久しぶりの外を満喫して、広々とした客室でぐっすりと寝てしまった。

 本当に、ここまで楽しくて、面白くて、騒がしい時間を過ごしたのは久しぶりだった。
 だから、思ったよりも疲れてしまったのだろう。

 窓から見える風景は綺麗な満月と青い夜空に彩られていて、星が涼しく瞬いていた。北
の国はとても空が綺麗だと本で知っていたから、これがそうなのだろうと、私には不思議
に納得できた。

 ……魔理沙や霊夢、咲夜にも見せてあげたかったな。

 そんなことをまどろみながら考えて、私は気持ちのいい月の光に抱かれて夢の中。
 ――少し、船が揺れて、私は目を覚ました。

「……ふにゃ?」

 揺れただけじゃ、目は覚めない。
 夜の匂いを感じる。
 姉以外の、吸血鬼の気配。
 思わず跳ね起きると窓の外が目に入る。
 そこでは―――

「……わあ」

 花火が、上がっていた。
 駆け巡るガーゴイル。火花を散らす鴉。そして炎を吐いて雲を引く鋼の鳥。
 美しい華と火を纏って舞い躍る姿は、まるでサーカスのよう。
 そう、これは、ダンスパーティの続き。
 夜に住まう者の贈る、最も激しく美しいショウ。

「―――私も、」

 私も、一緒に躍りたい。
 炎の杖を振り、鮮やかな波紋を振り撒きながら、星の虹を砕いて―――!!
 気が付けば、私はドアに駆け寄っていた。窓を破らなかったのは、戻った時に寒そうだ
ったからだ(といっても、結局この時点でこの船が沈んでしまうことには気づかなかった
けど)。しかしドアには鍵がかかっていた。かけた覚えはない。お姉さまやパチュリーも
いつの間にかいない。だから、かけたのは恐らく外の誰かだろう。
 ―――でも、そんなのは私にとっては無駄だった。

「きゅっとして、」

 だって、全てこの世にあるならば。

「どかーん!」

 私に壊せぬ物は無し!
 ドアが弾けて砕け散る。
 これで意地悪な魔法は消え去った。

 ―――ドレスとダンスは淑女のたしなみ。始まる前から整っている。
 後は舞台に上がるだけ。

 私は廊下に飛び出した。
 舞台へと、夜という名の舞台へと、最高の姿で上がるために。

508 名前:山崎渉:2006/11/25(土) 00:51:37
(^^)

509 名前:『レザード・ヴァレス』ふられストーカー(M) ◆jBiAWniQ.. :2006/11/25(土) 02:30:08


彼の心は穢れを知らぬ子供のように純粋で、冥界の悪魔より遥かに狡猾。
見初めた乙女のためならばいかな代償も厭わぬ純情。                   
目的のためなれば手段を選ばぬ非情。                          
一心に女神を求むる無垢さ。
神を超えんとする邪欲。                 例え神が怒ろうと                                                                                             
全ては歪んだ野心。                                    
総ては偽らぬ愛。                                     止まる訳がどこにある?
          
           例え因果がその牙剥こうとも。

                ――――全てが複雑に捻れ生まれた一本の“芯”。

                     我が願い適えぬ理由、何処に在る。  

                  進まぬ道理が何所に有る?                   総てが旅の果て。
                                                    全ては次元の彼方。
   どれだけ律に背こうと                                  律を越えんとする執念。
                                               一心に手段を求むる只管に。
                                        元より巡らすその策動に陣営は問わず。
                               焦がれた彼女のためなれば世界の破滅も厭わぬ狂気。
                    その悲願は鉤十字の魔女と逢い、夢郷の門を解き放つことで達成される。




 ――――ようやく、此処まで漕ぎ付けられた。


彼は眼鏡の位置を直し、笑いを浮かべ眼前のそれに視線を移した。
遥けき伝説に謳われし伝説の聖遺物、『聖櫃』。

彼がミッドガルドよりこの“世界”に赴いて後、話にだけは聞いたことがある。
曰く、『神の遺物』
曰く、『神の御業』
曰く、『禁忌の函』
曰く、『禍福の根源』
曰く、『失われたアーク』
その旧き箱に内包されるは天地創造の欠片、かつて十の戒めを刻み込まれ、
投じられる事で天地を割った石版。創生神が遺わした神威の奇蹟。
その力は加護ではなく、一つの国と民を滅ぼした、むしろ災厄の形を以って顕現すること幾度。

だが―――――この男にとって。
こんなもの.....の由来も、正体すらも如何でもよいのだ。

必要なのは唯一。
数多の想念を溜め込み、発動するその絶大な“力”―――――。
異界の錬金術師レザード・ヴァレスの悲願を適えるだけの、威る力が存在する一点のみ。
故に彼は手を組んだ。
異界の敗残者、鉤十字を掲げる狂った亡霊どもと。その他の者とすらも。
故に彼は此処にいる。
パラケルススより遥か昔、彼が『賢者の石』を有したと識る魔女と共に。

因果律は確かな歪みを見せている。
本来この次元に存在せぬ彼が歴史の陰で名を残したことに“なっている”事実、それが何よりの証左。
律は乱せる。秩序は破壊せしめられる。
その賢者の石にも記されておらぬ真実が、彼の狂気を狂喜に変える。

今、彼は異界を越えて此処に実存しているのだ。
唯一絶対の目的の為に、為だけに。

確たる知性に彩られたその瞳に宿る“色”は誰よりも濁り、かつ誰よりも澄んだ矛盾の色。
そのようなものを孕む人間の、魂のあり方とは一つしかありえぬ。
それは即ち―――――。

510 名前:レザード・ヴァレス(M) ◆jBiAWniQ.. :2006/11/25(土) 06:17:28
>>  続き


「では――――レン高原への門も待ちかねている、いざ制御と参りましょうか。
 ですがその前に…そこの士官殿。命脈…いえ、パイプラインの制御系はどちらか」

司令官グルマルキン大佐により、司令室の兵はレザードの要請あれば最大限協力するよう命令されている。
すなわち「盟友である錬金術師の為す事 全ては今作戦遂行において最優先事項である」と。
魔女の携えた命令書が亡霊たちに対すお墨付きであるならば、レザードの指示は―――『聖櫃』
制御および起動に関する案件ならば―――現司令室においてそれ以上の絶対権限を有するといえた。

故に、程なく部外者である彼が操縦室の中枢に案内されるのも至極当然。
これからの作戦に必要な『儀式』を始めるのだから。

「結構。では――――――」

コンソールの前で光芒が躍る。
現代文明の最先端に進入するは、逆行の果て科学を超越した神秘の技法。
言霊と方陣展開による、紛れなき真の魔法である。

         竜脈は地霊の気を以って網を為し――――

                命脈は血の息吹に因って河と成る―――――


其れ”は魔力を伴う術式であった。
ツェペリン船内全域を、正に網の目のごとく張り巡らされた電精と熱、そして情報のケーブル。
その内部を怒涛の速度で走りぬけ、原子レベルで周囲に式を刻み込む。
刻まれた式はまた式を生み、刻んで進む。
内部の構造材を微細な、だが力あるルーン文字で隙間なく埋め尽くすために。


          表壁に疾く刻まれ奔るは神の叡智――――――

                 血肉は至精を孕み其の密を増し――――


これはあくまで外的な強化を促す魔術『レインフォース』とは似て非なる、肉体内部の神経を経(パス)として
直接必要な魔力術式を送る「強化」の呪法。
他ならぬ神々の争いにより失伝され、稀代の錬金術師が『賢者の石』から得た技術が一つ。
そう――――これぞこの男だけが有する神代の叡智。


                 ――――泥は石に拠りて鐵へ。

聖櫃の周囲を空間レベルで結晶化せしめ、霊的影響を無にした『凍結魔法』も。
   
            ―――――鐵は火に拠りて鉅に。

聖櫃を運ぶにたるレビ氏族の魂を竜牙兵に宿らせ、厳格な様式を欺き笑う『輸魂の呪』も。

        ――――――そして、鉅は賢者に拠りて黄金と成る。

位相の赤/風向きの蒼/冷温の緑/音壁の灰/磁気の黒。
まばゆき五色五重に展開された光芒の五星、今もなお制御の根幹を成して稼動する『多重方陣』も。

    ―――――故に其の楼閣は 霊験を経て城砦へと刷新されん。


そして、今。
聖櫃制御が最後の要、飛行船そのものを巨大な霊的媒体と変容させる―――
 

「古が『霊起の呪』、今ここに―――――“Rune Reinforced”!」



『神の御業』――――失われたアーク。
そう呼ばれ古今人類に遍く畏れられた聖櫃は今、『神々の御業』によって陵辱される。
因果の律を越え来訪した狂人、ミッドガルド最大最悪の錬金術師に。

船に音なき息吹が満ち、レザードがその場を離れ聖櫃のある場に戻ったと同時。
脚をくず折らせ、体を開き変形するのは運搬を担った竜牙兵たち。
その4体がチェスの駒を思わせる威容へと変わったとき、聖櫃は自動的にそれら4つが
構成する四角の中央――――結界装置の中心へと収まった。
儀式はまだ終わっていない、むしろこれからが本番だ。
これだけの施術をして未だ不安定にある聖櫃の制御を行うため。
陵辱された神秘をあるべき姿へ調教するために。

尚も紡がれる言霊。胎動するかのように明滅する方陣。
幾多の術式は更なる構成を編まれ、連動の果てに渾然となる。


―――――断言しよう。
此処に神はいない。

 
                       居るのは、神を犯す狂気だけである。

511 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/25(土) 20:12:03
>>217-222
豪奢なる宴は、たちまち血と狂気に染め上げられる。
パーティールームに詰め込まれていた各界のセレブリティは、たちまちの内に死者の列に
並べ立てられていく。
コダマ――今は『龍崎駈音』は、幸いにもまだその行列には並んでいなかった。
だが、それも時間の問題だろう。そう、時間の問題なのだ。

『龍崎駈音』は、右手に持っていたカクテルグラスを床に取り落とすのと同時に
左手で視界を遮るように顔に押し当てた。
グラスの割れる音が、呼び鈴のように高く鳴り響き近くに居たグール達を呼び寄せる。
紳士淑女の仮面を剥ぎ捨てたがごとき矮小な人間たちが逃げ惑う。

そう、仮面を脱ぎ捨てるのだ。

“テレビでおなじみ”の『龍崎駈音』が、髪を撫で付けるように左手を上げると
そこには見知らぬ顔があった。
コダマは、ライフルを構えた目の前のグールの両手首に蹴りを打ち込み。
そのまま足を下ろすことなく、頭蓋を踵で叩き割る。

そして、もう二体のグールの襟首を掴んで引き寄せると同時に後方に宙返り。
高さが足りないのでバック宙ではなくバック転。
ふさがった両手の代わりに、グールの頭で接地してバック転を完了させた。
卵の割れるような音。そして、血のプリンのような脳髄を露出させるグールが三体。

コダマは、新しい死の風を宴席の場に吹き込んだのだ。

512 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/25(土) 20:40:36
test

513 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/26(日) 20:04:25
独自●●

514 名前:なめんなよ、この名無し:2006/11/28(火) 08:15:21 0
規制テスと

515 名前:レザード・ヴァレス(M) ◆jBiAWniQ.. :2006/11/29(水) 00:58:52 0
 
此処は因果地平の吹き溜まり。
巻末にして裏表紙、犬達がパロディという名の寸劇を舞い、伝説の存在よりネトゲチャンピオンが強いという
理不尽と暴虐と財宝の園。いけいけ僕らのセラフィックゲート。


その一角で。


「さて、みなさん」


彼はこの上なくさわやかな笑顔を浮かべると、

 
「異世界にまで進出してレナスゲッチュという我が計画は
 ものの見事に失敗したわけですが、私は元気です」
   

そう、グングニル目当ての彼女達に告げた。


レザード・ヴァレス レス番纏め

『VP外伝 レザードの野望 〜また黒歴史です、本当にありがとうございました〜 』

1日目
>>262>>263

2日目
>>751>>786>>806>>830>>846>>857>>859>>875
>876(>888)>892>902>903>907>913
>932>934>943>945>949>951>952>950>953

>955>956
 

516 名前:『レザード・ヴァレス』ふられストーカー(M) ◆jBiAWniQ.. :2006/11/29(水) 01:00:14 0

…いえ、流石にこのエピは台無しですね(何

517 名前:名無し子猫:2006/12/24(日) 06:50:32 0
 「ごきげんよう。微妙に旬を外しつつも始まりましたこのコーナー、
 『リリアン・トリビアの種』。
  司会は私、ペンは剣よりも強しでおなじみゲッベルス三奈子(仮名)と、」

 「ごきげんよう、真実の報道をでおなじみピュリッツァー真美(仮名)でお送りします。
  ……って、何ですかこの名前」
 
 「いや、ほらね、本名のままじゃ新聞部……ゲフンゲフン、今後の活動に色々と支障を来すでしょ?
  そんな些末事は置いておいて、こちらのお便りから。
 
  『ごきげんよう、初めてお便りいたします。
   先日の生徒会役員選挙、どなたが当選なさるのか、結果が発表されるまでハラハラし通し
   でした。
   選挙演説のときの皆さまも、こちらにまで熱意が伝わってきて。
   特に、白薔薇さまに二期連続で立候補なさった藤堂志摩子さま。
   お話を聞いていると、いつの間にか眠くなって聞き惚れてしまって、ついつい投票して
   しまうところでした。
  
   ところで、志摩子さまって、いつもお言葉使いが丁寧な気がするのですが、丁寧でなくなる
   時ってあるのでしょうか。
   これって、トリビアになりませんか?』
  
  1年椿組の『三十郎子』さんからでした。
  ……ペンネームから察するに、由乃さんファンなのかしら。奇特なことに。
  
 「つまりトリビアにするとこうなります。
 『藤堂志摩子さんの言葉遣いが丁寧でなくなるのは、○○○』
 検証VTRはこちら」
 

518 名前:名無し子猫:2006/12/24(日) 06:51:07 0
―――今回検証するにあたって、無作為に一日を選定し、更に公正を期するため藤堂志摩子さんから隠れて
検証VTRを撮影する。

 「……あれ? 撮影役はいつもの武嶋蔦子さんじゃないの?」

 「ええ。何でも『ビデオは専門外だから』とかで。
  代わりに、志摩子さんと同じ藤組のKさん(仮名)にお願いしてます。
  ミラコロ標準装備だとか何とか、よく分かりませんけど」

―――朝。小寓寺前。

 「あ、出て来たわね」

 「朝早いですね。外はまだ暗いですよ。
  ……でも、こんな時間から言葉遣いがどうこうって、関係あるんでしょうか」

 「バス停で通りがかった近所の農家の人に挨拶しているわよ?」

 「本当ですね……この時点では、まだ丁寧なままですけど」

―――登校中。

 「……何だか、見てるだけで」

 「疲れますね……。H市からリリアンまでって、別に早送りしてもよかったんじゃ?
  会話らしい会話って、今のところないですし」

 「――そういえばそうね」

―――午前中。

 「……え? 授業中も撮影してたの?」

 「えー、ここで番組をご覧の皆さまにお知らせです。
  授業中は教室内に設置されたカメラで撮影しており、撮影者のKさん(仮名)もリリアン生として真面目に授業を受けている最中です。
  くれぐれも誤解などありませんようお願いいたします」

 「現部長としては責任問題でしょうから、色々と大変ねー」

 「思いっ切り他人事みたいな言い方ですね、お姉さま……#」

―――昼休み。

 「お昼は薔薇の館でお弁当、と」

 「他の薔薇さま方は当然として、祐巳さんや由乃さん、妹の乃梨子さんと話してるときも変わりませんね」

―――放課後。

 「……あら? 中庭の方に向かったみたいだけれど」

 「銀杏拾いですね。話だと許可をもらって持って帰っているそうです」

 「これはチャンスね。もしかすると深夜笑いながら庭に銀杏を埋めているところを近隣住人の通報により
  駆けつけた警官によって逮捕とかそういうスクープが」

 「ありません」(きっぱり

――下校中。

 「帰りも特に……ちょっと待って、あれ誰?
  あそこのほら、割烹着にサングラスの怪しげな男の姿が。
  これは、久々のスクープね! 見出しはこう。
  『白薔薇スキャンダル〜現白薔薇さま・藤堂志摩子さんにミステリアスな男の影が〜』」

 「あのー、一人で盛り上がってるところ申し訳ないですけど、あの人、志摩子さんのお兄さんですよ」

 「……え? いや、だって似てない」

 「一応、撮影後に裏は取ってますから」

 「つまんないわね……」

 「『つまんないわね……』じゃありません。
  それはそれとして、お兄さんでも言葉遣いに変化はなし、ですね」



 「ここまで見てきたけど、全然言葉遣いが変わらないじゃない」

 「さすがに家の中までは入り込めませんし、今回はここまでですかね?」


―――ここに、またリリアンの新たなトリビアが生まれた。

 『藤堂志摩子さんの言葉遣いが丁寧でなくなるのは、おそらくよほどのことが起きた時』
 

519 名前:名無し子猫:2006/12/26(火) 22:51:18 0
――――最強のLegendを、喰い逃すな。

520 名前:◆AkihaiMnII :2006/12/27(水) 00:46:08 0
てすと。

521 名前:◆aKoHakuqEQ :2006/12/27(水) 00:49:37 0
てすとで失礼しますー。

522 名前:◆FwRhHisui. :2006/12/27(水) 00:51:13 0
連続失礼します。

523 名前:天京院・鼎 ◆mVOKem4Kv2 :2007/02/14(水) 00:03:020
<ruby><rb>一刻館</rb><rp>(</rp><rt>いっこくかん</rt><rp>)</rp></ruby>

524 名前:天京院・鼎 ◆mVOKem4Kv2 :2007/02/14(水) 00:05:410
<ruby><rb>現在</rb><rp>《</rp><rt>イマ</rt><rp>》</rp></ruby>

525 名前:名無し客:2007/03/08(木) 10:46:330
名前欄テスト

526 名前:名無し子猫:2007/04/05(木) 03:55:180
>>174 <レーバテイン>について感想をどうぞ
まったく……アルの奴め、心配して損した。
奴が破壊されてからこちら、ずっと音沙汰がないと思っていたら、今度はまるで桁違いの機体になってくるとはな。

先刻、サックス中尉やレミング少尉たちに機体チェックを受けていたが――減らず口も、あの通りだ。
むしろ達者になったように思える。
しかもいちばん必要なタイミングを見計らったかのように、あそこで割り込んで来る知恵までつけて……
そのくせ、ECSやECCSが使用不能などと、不要なところで間が抜けている。


――まったくもってつくづく、どうしようもないほど、憎たらしい相棒だ。


諸君、またしばらく空けてすまなかったな。
前置きはこのへんにして――始めさせてもらおう。

>>160 自分のPCや携帯電話、自機AIがここのスレ主の如く自己主張し始めたらどうしますか?
http://charaneta.sakura.ne.jp/test/read.cgi/ikkoku/1069768272/

全力で拒否する。(ドきっぱり

アルだけでも会話していて疲労感を禁じえないのに、身の回りの電子機器が全てそうなってしまっては……


そうなってしまっては………………(ついつい想像)



しまっては………(想像中)



しま……(眉間にしわ寄せつつ想像中)












…………………すまない、想像しただけで目まいがしてきた。
次に行かせてくれ。

アル《――軍曹殿。
   それは推測するに、私に対して幾分か失礼なニュアンスを含んだ表現ではないのでしょうか》

――次に行かせてもらうぞ。

アル《軍曹殿、私の質問に対する回答を願います》

次に行かせてくれ。

アル《ウルズ7・<ruby><rb>SGT</rb><rp>(</rp><rt>サージェント</rt><rp>)</rp></ruby>サガラ、速やかに応答願います

ええい、うるさい! 黙って先に行かせろ!
大体アル、貴様いつメンテナンスから戻ってきた!?

アル《つい先刻です。脆弱化した電子戦ルーチンの最適化の試験として
   広域集音・探知モードを実行した際、軍曹殿の発言を傍受しましたので。
   軍曹殿、友軍機への応答は迅速に願います》

つくづく不要なところばかり人間くささを増しすぎだ、貴様は……!
これ以上はレスの邪魔だ、おまえは黙っていろ。

アル《了解、黙ります》



…………とりあえず、見ての通りだ。
こいつ一基だけでもここまで疲労するのにこれが身の回りに
溢れかえろうものなら、間違いなく俺の精神は破綻する。
だからもし、そんな状況が起きようものなら、全力で阻止させてもらう……!(ギロ

>知性・判断力などは文句のつけようもありませんが、
>場合によっては危ないことはあなたがやらされた挙げ句、手柄を全部横取りされたりします。
もしアルがそうなったら……むしろちょうどいい機会かもしれん。
そのときはその事実をもって奴を故障したと認定し、<レーバテイン>から取り外してECSとECCSを付け直そう。
いまどき<アマルガム>ほどの連中を相手取るのに、電子兵装がお粗末では心もとないのでな。

アル《アラート・メッセージ。私からは賛成できかねます。
   私抜きではラムダ・ドライバは作動せず、したがって隠し腕もデモリッション・ガンも無用の長物です。
   デッドウェイトだらけの欠陥M9になってしまいます。あなたの提案はナンセンスです》


だったら少しはそう思われないような言動を心がけろ!?
まったく……いなければいないで物足りん、いたらいたで鬱陶しい……!
とにかく、次に行くぞ。


>>167 なんか、相良義陽と名字が似ているな。
肯定だ。
そもそも似ていると言う以前に、まったく同じ漢字なのだが。

――ただ、その人物と俺の苗字が同じだと言うのも、ただの偶然でしかないだろう。
いまの俺がこうして名乗っている「相良宗介」と言う名前も、極論すると
物心つく前から覚えていた「サガラ・ソウスケ」と言う発音に合致する漢字を当てただけのものだからな。
俺の名前の漢字表記が似ていたからといって、特に意味のあるものだとは思えんな。残念ながら。

>>181 御飯は丼何杯食える?
詳しくは分からんが……少なくとも、以前ほど健啖な食生活はできないということらしいな。
俺自身、もとからあまり暴飲暴食をするほうではなかったが――
クラマに撃たれた傷の手術で、肝臓や腎臓ほか主要な消化器官がいくらか切除されたとレモンに聞いている。
まあ食事はともかく、酒に関してはもともと飲む気などないので、問題はない。

>>138 相良軍曹とヒイロ・ユイの黄金コンビ…惜しかったな…。ニアミスってヤツですね。
コンビ云々はよくは分からんが、先日出たWにおいては、彼らと戦場を同じくすることとなった。
大丈夫だ>>138、何も問題はない。

次回作に関しては――流石に今のところは、なにも思いつかないな。
ただ、もし縁があるのなら、かつてロボット乗りスレで縁のあった連中と
共闘する機会があれば、とは思う。

>>168 宗介の声は〜
……そういわれてもな。
そもそも俺の声は俺の声でしかないし、こちらに文句を言われても困る。

しかし、そちらの挙げている声優のメンツ……
件のスパロボWで聞いたことのある声と非常に似通った声の連中が多いのは、俺の気のせいか?


……それにしても、俺の声か。
そういえば、これはいつか小野寺や風間から聞いたことがあるのだが――

東京で売っていた『爆熱ゴッドカレーパン』というカレーパンを食べる際、
食べる者の脳内に
なぜか俺の声が響くらしい。

それから、もし俺の声質が違っていたら『たぶん普通のカレーパンの味しかしないかも』とも言っていた気がする。
なぜたかが俺の声などで、ここまでの話になるのだろう……理解に苦しむな。


527 名前:名無し子猫:2007/04/05(木) 03:58:360
ウルズ7・<ruby><rb>SGT</rb><rp>(</rp><rt>サージェント</rt><rp>)</rp></ruby>サガラ

528 名前:名無し子猫:2007/04/05(木) 03:59:140
<ruby><rb>SGT</rb><rp>(</rp><rt>サージェント</rt><rp>)</rp></ruby>

529 名前:名無し子猫:2007/04/05(木) 04:05:090
>>174 <レーバテイン>について感想をどうぞ
まったく……アルの奴め、心配して損した。
奴が破壊されてからこちら、ずっと音沙汰がないと思っていたら、今度はまるで桁違いの機体になってくるとはな。

先刻、サックス中尉やレミング少尉たちに機体チェックを受けていたが――減らず口も、あの通りだ。
むしろ達者になったように思える。
しかもいちばん必要なタイミングを見計らったかのように、あそこで割り込んで来る知恵までつけて……
そのくせ、ECSやECCSが使用不能などと、不要なところで間が抜けている。


――まったくもってつくづく、どうしようもないほど、憎たらしい相棒だ。


諸君、またしばらく空けてすまなかったな。
前置きはこのへんにして――始めさせてもらおう。

>>160 自分のPCや携帯電話、自機AIがここのスレ主の如く自己主張し始めたらどうしますか?
http://charaneta.sakura.ne.jp/test/read.cgi/ikkoku/1069768272/

全力で拒否する。(ドきっぱり

アルだけでも会話していて疲労感を禁じえないのに、身の回りの電子機器が全てそうなってしまっては……


そうなってしまっては………………(ついつい想像)








しまっては………(想像中)









しま……(眉間にしわ寄せつつ想像中)












…………………すまない、想像しただけで目まいがしてきた。
次に行かせてくれ。

アル《――軍曹殿。
   それは推測するに、私に対して幾分か失礼なニュアンスを含んだ表現ではないのでしょうか》

――次に行かせてもらうぞ。

アル《軍曹殿、私の質問に対する回答を願います》

次に行かせてくれ。

アル《ウルズ7・<ruby><rb>S G T</rb><rp>(</rp><rt>サージェント</rt><rp>)</rp></ruby>サガラ、速やかに応答願います》
(外部スピーカーの音量を大にしつつ)

ええい、うるさい! 黙って先に行かせろ!
大体アル、貴様いつメンテナンスから戻ってきた!?

アル《つい先刻です。脆弱化した電子戦ルーチンの最適化の試験として
   広域集音・探知モードを実行した際、軍曹殿の発言を傍受しましたので。
   軍曹殿、友軍機への応答は迅速に願います》

つくづく不要なところばかり人間くささを増しすぎだ、貴様は……!
これ以上はレスの邪魔だ、おまえは黙っていろ。

アル《了解、黙ります》



…………とりあえず、見ての通りだ。
こいつ一基だけでもここまで疲労するのにこれが身の回りに
溢れかえろうものなら、間違いなく俺の精神は破綻する。
だからもし、そんな状況が起きようものなら、全力で阻止させてもらう……!(ギロ

>知性・判断力などは文句のつけようもありませんが、
>場合によっては危ないことはあなたがやらされた挙げ句、手柄を全部横取りされたりします。
もしアルがそうなったら……むしろちょうどいい機会かもしれん。
そのときはその事実をもって奴を故障したと認定し、<レーバテイン>から取り外してECSとECCSを付け直そう。
いまどき<アマルガム>ほどの連中を相手取るのに、電子兵装がお粗末では心もとないのでな。

アル《アラート・メッセージ。私からは賛成できかねます。
   私抜きではラムダ・ドライバは作動せず、したがって隠し腕もデモリッション・ガンも無用の長物です。
   デッドウェイトだらけの欠陥M9になってしまいます。あなたの提案はナンセンスです》


だったら少しはそう思われないような言動を心がけろ!?
まったく……いなければいないで物足りん、いたらいたで鬱陶しい……!
とにかく、次に行くぞ。


>>167 なんか、相良義陽と名字が似ているな。
肯定だ。
そもそも似ていると言う以前に、まったく同じ漢字なのだが。

――ただ、その人物と俺の苗字が同じだと言うのも、ただの偶然でしかないだろう。
いまの俺がこうして名乗っている「相良宗介」と言う名前も、極論すると
物心つく前から覚えていた「サガラ・ソウスケ」と言う発音に合致する漢字を当てただけのものだからな。
俺の名前の漢字表記が似ていたからといって、特に意味のあるものだとは思えんな。残念ながら。

>>181 御飯は丼何杯食える?
詳しくは分からんが……少なくとも、以前ほど健啖な食生活はできないということらしいな。
俺自身、もとからあまり暴飲暴食をするほうではなかったが――
クラマに撃たれた傷の手術で、肝臓や腎臓ほか主要な消化器官がいくらか切除されたとレモンに聞いている。
まあ食事はともかく、酒に関してはもともと飲む気などないので、問題はない。

>>138 相良軍曹とヒイロ・ユイの黄金コンビ…惜しかったな…。ニアミスってヤツですね。
コンビ云々はよくは分からんが、先日出たWにおいては、彼らと戦場を同じくすることとなった。
大丈夫だ>>138、何も問題はない。

次回作に関しては――流石に今のところは、なにも思いつかないな。
ただ、もし縁があるのなら、かつてロボット乗りスレで縁のあった連中と
共闘する機会があれば、とは思う。

>>168 宗介の声は〜
……そういわれてもな。
そもそも俺の声は俺の声でしかないし、こちらに文句を言われても困る。

しかし、そちらの挙げている声優のメンツ……
件のスパロボWで聞いたことのある声と非常に似通った声の連中が多いのは、俺の気のせいか?


……それにしても、俺の声か。
そういえば、これはいつか小野寺や風間から聞いたことがあるのだが――

東京で売っていた『爆熱ゴッドカレーパン』というカレーパンを食べる際、
食べる者の脳内に
なぜか俺の声が響くらしい。

それから、もし俺の声質が違っていたら『たぶん普通のカレーパンの味しかしないかも』とも言っていた気がする。
なぜたかが俺の声などで、ここまでの話になるのだろう……理解に苦しむな。


530 名前:名無し子猫:2007/04/05(木) 04:10:520
>>174 <レーバテイン>について感想をどうぞ
まったく……アルの奴め、心配して損した。
奴が破壊されてからこちら、ずっと音沙汰がないと思っていたら、今度はまるで桁違いの機体になってくるとはな。

先刻、サックス中尉やレミング少尉たちに機体チェックを受けていたが――減らず口も、あの通りだ。
むしろ達者になったように思える。
しかもいちばん必要なタイミングを見計らったかのように、あそこで割り込んで来る知恵までつけて……
そのくせ、ECSやECCSが使用不能などと、不要なところで間が抜けている。


――まったくもってつくづく、どうしようもないほど、憎たらしい相棒だ。


諸君、またしばらく空けてすまなかったな。
前置きはこのへんにして――始めさせてもらおう。

>>160 自分のPCや携帯電話、自機AIがここのスレ主の如く自己主張し始めたらどうしますか?
http://charaneta.sakura.ne.jp/test/read.cgi/ikkoku/1069768272/

全力で拒否する。(ドきっぱり

アルだけでも会話していて疲労感を禁じえないのに、身の回りの電子機器が全てそうなってしまっては……


そうなってしまっては………………(ついつい想像)








しまっては………(想像中)









しま……(眉間にしわ寄せつつ想像中)












…………………すまない、想像しただけで目まいがしてきた。
次に行かせてくれ。

アル《――軍曹殿。
   それは推測するに、私に対して幾分か失礼なニュアンスを含んだ表現ではないのでしょうか》

――次に行かせてもらうぞ。

アル《軍曹殿、私の質問に対する回答を願います》

次に行かせてくれ。

アル《ウルズ7・<ruby><rb>S G T</rb><rp>(</rp><rt>サージェント</rt><rp>)</rp></ruby>サガラ、速やかに応答願います》
(外部スピーカーの音量を大にしつつ)

――ええい、うるさい! 黙って先に行かせろ!
大体アル、貴様いつメンテナンスから戻ってきた!?

アル《つい先刻です。脆弱化した電子戦ルーチンの最適化の試験として
   広域集音・探知モードを実行した際、軍曹殿の発言を傍受しましたので。
   軍曹殿、友軍機への応答は迅速に願います》

つくづく不要なところばかり人間くささを増しすぎだ、貴様は……!
これ以上はレスの邪魔だ、おまえは黙っていろ。

アル《了解、黙ります》



…………とりあえず、見ての通りだ。
こいつ一基だけでもここまで疲労するのにこれが身の回りに
溢れかえろうものなら、間違いなく俺の精神は破綻する。
だからもし、そんな状況が起きようものなら、全力で阻止させてもらう……!(ギロ

>知性・判断力などは文句のつけようもありませんが、
>場合によっては危ないことはあなたがやらされた挙げ句、手柄を全部横取りされたりします。
もしアルがそうなったら……むしろちょうどいい機会かもしれん。

そのときはその事実をもって奴を故障したと認定し、<レーバテイン>から取り外して
代わりにECSとECCSを取り付けよう。
いまどき<アマルガム>ほどの連中を相手取るのに、電子兵装がお粗末では心もとないのでな。

アル《アラート・メッセージ。私からは賛成できかねます。
   私抜きではラムダ・ドライバは作動せず、したがって隠し腕もデモリッション・ガンも無用の長物です。
   デッドウェイトだらけの欠陥M9になってしまいます。あなたの提案はナンセンスです》


――だったら、少しはそう思われないような言動を心がけろ!
まったく……いなければいないで物足りん、いたらいたで鬱陶しい……!
とにかく、次に行くぞ。


>>167 なんか、相良義陽と名字が似ているな。
肯定だ。
そもそも似ていると言う以前に、まったく同じ漢字なのだが。

――ただ、その人物と俺の苗字が同じだと言うのも、ただの偶然でしかないだろう。
いまの俺がこうして名乗っている「相良宗介」と言う名前も、極論すると
物心つく前から覚えていた「サガラ・ソウスケ」と言う発音に合致する漢字を当てただけのものだからな。
俺の名前の漢字表記が似ていたからといって、特に意味のあるものだとは思えんな。残念ながら。


>>181 御飯は丼何杯食える?
詳しくは分からんが……少なくとも、以前ほど健啖な食生活はできないということらしいな。
俺自身、もとからあまり暴飲暴食をするほうではなかったが――
クラマに撃たれた傷の手術で、肝臓や腎臓ほか主要な消化器官がいくらか切除されたとレモンに聞いている。
まあ食事はともかく、酒に関してはもともと飲む気などないので、問題はない。


>>138 相良軍曹とヒイロ・ユイの黄金コンビ…惜しかったな…。ニアミスってヤツですね。
コンビ云々はよくは分からんが、先日出たWにおいては、彼らと戦場を同じくすることとなった。
大丈夫だ>>138、何も問題はない。

次回作に関しては――流石に今のところは、なにも思いつかないな。
ただ、もし縁があるのなら、かつてロボット乗りスレで縁のあった連中と
共闘する機会があれば、とは思う。


>>168 宗介の声は〜
……そういわれてもな。
そもそも俺の声は俺の声でしかないし、こちらに文句を言われても困る。
仮に関氏に言われても困るだろう。

しかし、そちらの挙げている声優のメンツ……
件のスパロボWで聞いたことのある声と非常に似通った声の連中が多いのは、俺の気のせいか?


……それにしても、俺の声か。
そういえば、これはいつか小野寺や風間から聞いたことがあるのだが――


東京で売っていた『爆熱ゴッドカレーパン』というカレーパンを食べる際、
食べる者の脳内に、
なぜか俺の声が響くらしい。


それから、もし俺の声質が違っていたら『たぶん普通のカレーパンの味しかしないかも』とも言っていた気がする。
なぜたかが俺の声などで、ここまでの話になるのだろう……理解に苦しむな。


531 名前:名無し子猫:2007/04/05(木) 04:13:510
>>174 <レーバテイン>について感想をどうぞ
まったく……アルの奴め、心配して損した。
奴が破壊されてからこちら、ずっと音沙汰がないと思っていたら、今度はまるで桁違いの機体になってくるとはな。

先刻、サックス中尉やレミング少尉たちに機体チェックを受けていたが――減らず口も、あの通りだ。
むしろ達者になったように思える。
しかもいちばん必要なタイミングを見計らったかのように、あそこで割り込んで来る知恵までつけて……
そのくせ、ECSやECCSが使用不能などと、不要なところで間が抜けている。


――まったくもってつくづく、どうしようもないほど、憎たらしい相棒だ。


諸君、またしばらく空けてすまなかったな。
前置きはこのへんにして――始めさせてもらおう。

>>160 自分のPCや携帯電話、自機AIがここのスレ主の如く自己主張し始めたらどうしますか?
http://charaneta.sakura.ne.jp/test/read.cgi/ikkoku/1069768272/

全力で拒否する。(ドきっぱり

アルだけでも会話していて疲労感を禁じえないのに、身の回りの電子機器が全てそうなってしまっては……


そうなってしまっては………………(ついつい想像)








しまっては………(想像中)









しま……(眉間にしわ寄せつつ想像中)












…………………すまない、想像しただけで目まいがしてきた。
次に行かせてくれ。

アル《――軍曹殿。
   それは推測するに、私に対して幾分か失礼なニュアンスを含んだ表現ではないのでしょうか》

――次に行かせてもらうぞ。

アル《軍曹殿、私の質問に対する回答を願います》


次に行かせてもらおう。


アル《ウルズ7・<ruby><rb>S G T</rb><rp>(</rp><rt>サージェント</rt><rp>)</rp></ruby>サガラ、速やかに応答願います》
(外部スピーカーの音量を大にしつつ)


――ええい、うるさい! 黙って先に行かせろ!


大体アル、貴様いつメンテナンスから戻ってきた!?


アル《つい先刻です。脆弱化した電子戦ルーチン・プログラムの最適化の試験として
   広域集音・探知モードを実行した際、軍曹殿の発言を傍受しましたので。
   軍曹殿、友軍機への応答は迅速に願います》

つくづく不要なところばかり人間くささを増しすぎだ、貴様は……!
これ以上はレスの邪魔だ、おまえは黙っていろ。

アル《了解、黙ります》



…………とりあえず、見ての通りだ。
こいつ一基だけでもここまで疲労するのにこれが身の回りに
溢れかえろうものなら、間違いなく俺の精神は破綻する。
だからもし、そんな状況が起きようものなら、全力で阻止させてもらう……!(ギロ

>知性・判断力などは文句のつけようもありませんが、
>場合によっては危ないことはあなたがやらされた挙げ句、手柄を全部横取りされたりします。
もしアルがそうなったら……ふむ、むしろちょうどいい機会かもしれん。


そのときはその事実をもって奴を故障したと認定し、<レーバテイン>から取り外して
代わりにECSとECCSを取り付けよう。
いまどき<アマルガム>ほどの連中を相手取るのに、電子兵装がお粗末では心もとないのでな。

アル《アラート・メッセージ。私からは賛成できかねます。
   私抜きではラムダ・ドライバは作動せず、したがって隠し腕もデモリッション・ガンも無用の長物です。
   デッドウェイトだらけの欠陥M9になってしまいます。あなたの提案はナンセンスです》


――だったら、少しはそう思われないような言動を心がけようとは思わんのか!?
まったく……いなければいないで物足りん、いたらいたで鬱陶しい……!
とにかく、次に行くぞ。


>>167 なんか、相良義陽と名字が似ているな。
肯定だ。
そもそも似ていると言う以前に、まったく同じ漢字なのだが。

――ただ、その人物と俺の苗字が同じだと言うのも、ただの偶然でしかないだろう。
いまの俺がこうして名乗っている「相良宗介」と言う名前も、極論すると
物心つく前から覚えていた「サガラ・ソウスケ」と言う発音に合致する漢字を当てただけのものだからな。
俺の名前の漢字表記が似ていたからといって、特に意味のあるものだとは思えんな。残念ながら。


>>181 御飯は丼何杯食える?
詳しくは分からんが……少なくとも、以前ほど健啖な食生活はできないということらしいな。
俺自身、もとからあまり暴飲暴食をするほうではなかったが――
クラマに撃たれた傷の手術で、肝臓や腎臓ほか主要な消化器官がいくらか切除されたとレモンに聞いている。
まあ食事はともかく、酒に関してはもともと飲む気などないので、問題はない。


>>138 相良軍曹とヒイロ・ユイの黄金コンビ…惜しかったな…。ニアミスってヤツですね。
コンビ云々はよくは分からんが、先日出たWにおいては、彼らと戦場を同じくすることとなった。
大丈夫だ>>138、何も問題はない。

次回作に関しては――流石に今のところは、なにも思いつかないな。
ただ、もし縁があるのなら、かつてロボット乗りスレで縁のあった連中と
共闘する機会があれば、とは思う。


>>168 宗介の声は〜
……そういわれてもな。
そもそも俺の声は俺の声でしかないし、こちらに文句を言われても困る。
仮に関氏に言われても困るだろう。

しかし、そちらの挙げている声優のメンツ……
件のスパロボWで聞いたことのある声と非常に似通った声の連中が多いのは、俺の気のせいか?


……それにしても、俺の声か。
そういえば、これはいつか小野寺や風間から聞いたことがあるのだが――


東京で売っていた『爆熱ゴッドカレーパン』というカレーパンを食べる際、
食べる者の脳内に、
なぜか俺の声が響くらしい。


それから、もし俺の声質が違っていたら『たぶん普通のカレーパンの味しかしないかも』とも言っていた気がする。
なぜたかが俺の声などで、ここまでの話になるのだろう……理解に苦しむな。


532 名前:名無し子猫:2007/04/25(水) 22:07:510
<<Panzergeist>>


533 名前:名無し子猫:2007/04/25(水) 22:08:240
<<panzergeist>>

534 名前:名無し子猫:2007/04/25(水) 22:15:100
レヴ: Panzergeist.(Panzer 甲冑 「パンツァー」 + Geist 精神 「ガイスト」) 「パンツァーガイスト」
レヴ: Jawohl. 了解 「ヤヴォール」
レヴ: Nachladen. (装填) 「ナッハラーデン」
レヴ: Sieg. (勝利) 「ズィーク」
レヴ: Wahlen Sie Aktion! 行動の選択を 「ヴェーレン・ズィー・アクツィオーン」
レヴ: Nein. 否 「ナイン」
レヴ: Stellungwinde.(Stellung (陣営) 「シュテルング」 + Wind (風) 「ヴィント」) 「シュテルングヴィンデ」 (陣風)
レヴ: Schlangeform. (Schlange (蛇) 「シュランゲ」 + Form (形態) 「フォルム」) 「シュランゲフォルム」
レヴ: Schwertform. (Schwert (剣) 「シュヴェールト」 + Form (形態) 「フォルム」) 「シュヴェールトフォルム」
レヴ: Danke. (感謝) 「ダンケ」
レヴ: Bogenform. (Bogen (弓) 「ボーゲン」 + Form (形態) 「フォルム」) 「ボーゲンフォルム」
レヴ: Sturmfalken. (Sturm (嵐) 「シュトゥルム」 + Falke (隼) 「ファルケ」) 「シュトゥルムファルケン」


535 名前:名無し子猫:2007/04/26(木) 00:15:310
テスト

536 名前:王 大人 ★:2007/04/26(木) 00:17:520
test

537 名前:gptlcm wkpv:2007/04/26(木) 22:26:060
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538 名前:『時の旅人』サン・ジェルマン ◆BLOODlbo6s :2007/04/27(金) 22:48:480

 時計の針はちくたくと。
 回る歯車せわしなく。

 ここは奈落に落ちた魔城とは異なるどこか。
 時の狭間に彼はいる。
 時の旅人の彼がいる。
 仰向けに浮かんで眠る、死に際の騎士と彼はいる。

「さて――――本来ならばこれは赦されざることです。
 全ての万象は予め決まっており、それを変える事は誰にも許される行為では
 ありません。
 それは変える力を持つような、そう。私のようなものであれば尚更のこと。
 万能とは同じく無能。
 全てを知るものは、その全てに干渉してはならないのですから。
 それが世の不変たる理、いわば絶対の摂理といえます」

 詠うように言葉をつむぎ。時計の針はカチコチと。
 彼の名前はサンジェルマン。世界の全てを知る男。
 時の旅人サンジェルマン。世界のどこにも干渉できない。

「本来ならば、旅人はただ過ぎ行くのみ。
 観察者は観察を行う、それだけをするべきでしょう。
 ですが、あなたの運命は決まってしまわれた。
 そう、あの騎士王と打ち合った瞬間、相打ちとなった時から。
 私は私すら知りえない歴史の中で唯一、その事を知ってしまいました。
 ゆえに―――――」

 とくちくとは針の時計。
 くなしわせ車歯る回。
 とチコチカは針の時計。


 ――――時が逆巻く。文字通りにそれは時計の逆回し。
 再生でも治癒でもないそれは「復元」。
 死の際にあった騎士の体は、損傷した騎士の武具は。
 まるで最初から何事もなかったかのように往時のカタチを取り戻す。
 ただし、弾薬の数と記憶だけは『決められた通り』そのままに。
 戦場へ送り出すためだけの、それは局所的な時間逆行。


「お行きなさい、剣の騎士。
 今の貴女が辿るべき未来、本道ならぬ苦難の道へ。
 それこそが貴女の運命であるが故に」


 時計の針はちくたくと。
 回る歯車せわしなく。
 サンジェルマンは送り出す。一人の騎士を送り出す。
 時の旅人送り出す。空を開いて送り出す。
 あるべき所へ送り出す。


539 名前:名無し子猫:2007/04/27(金) 22:51:020
<ruby><rb>Demonic horrors that lurk in the darkness</rb><rp>(</rp><rt>闇に潜むホラー</rt><rp>)</rp></ruby>
<ruby><rb>Demons that hate, that feed upon mankind</rb><rp>(</rp><rt>人を喰らい、人を憎悪する魔獣</rt><rp>)</rp></ruby>
<ruby><rb>There was a time when humans lived in fear of these fiends from the shadows</rb><rp>(</rp><rt>かつて人はその魔獣の影に怯えていた</rt><rp>)</rp></ruby>
<ruby><rb>But mankind received a ray of hope</rb><rp>(</rp><rt>しかし人は希望の光を手に入れた</rt><rp>)</rp></ruby>
<ruby><rb>The light of hope that was the "Makai-Knights"</rb><rp>(</rp><rt>魔戒騎士という名の希望の光を</rt><rp>)</rp></ruby>
<ruby><rb>The demon hunters, the pritectors of mankind</rb><rp>(</rp><rt>『魔獣を狩りし者』、『人を守りし者』……</rt><rp>)</rp></ruby>
<ruby><rb>Thus, they were exalted by humanity.</rb><rp>(</rp><rt>人は彼らをそう讃えた</rt><rp>)</rp></ruby>



540 名前:名無し子猫:2007/04/27(金) 22:55:340

Demonic horrors that lurk in the darkness
闇に潜むホラー

Demons that hate, that feed upon mankind
人を喰らい、人を憎悪する魔獣

There was a time when humans lived in fear of these fiends from the shadows
かつて人はその魔獣の影に怯えていた

But mankind received a ray of hope
しかし人は希望の光を手に入れた

The light of hope that was the "Makai-Knights"
魔戒騎士という名の希望の光を

The demon hunters, the pritectors of mankind
『魔獣を狩りし者』、『人を守りし者』……

Thus, they were exalted by humanity.
人は彼らをそう讃えた―――

541 名前:名無し子猫:2007/04/27(金) 23:22:190
魔戒騎士・冴島鋼牙はその日の仕事を終え、邸宅へと帰還した。
日の落ちた夜にしか存在できないホラーを相手にする魔戒騎士とて、昼も動く。
ホラーの気配がない昼間は、この現世に這い出るためにホラーが利用する『ゲート』に
溜まった闇のエレメントを浄化するのが魔戒騎士の仕事だ。

「お帰りなさいませ、鋼牙さま」
帰宅した鋼牙を出迎えたのは、鋼牙の家に仕える執事・倉橋ゴンザだった。
初老とは思えぬほどにバイタリティを備えたゴンザは、
鋼牙の日常を守りし者であると同時に鋼牙のかけがえのない家族でもある。
「ただいま」
鋼牙は軽く笑顔を見せると、纏っていた白いロングコートをゴンザに渡しリビングに向かう。
闇のエレメントの浄化は、体力を消耗する。鋼牙は少しでも休んでから夜の仕事へ向かうつもりだった。
魔戒騎士の本領は、ホラーが活動する夜にあるのだ。

「鋼牙さま……番犬所より、指令書が届いております」
コートを片付けてきたゴンザが、冷えた水とともに封印がなされた手紙を持ってくる。
鋼牙は怪訝そうな顔で手紙を受け取ると、ライター型の魔導具「魔導火」を取り出し手紙を燃やす。
魔戒騎士への指令書はこのように魔導火で燃やして初めて読むことが出来る。


《吸血鬼の王ドラキュラ、北欧の地に再臨せり 必ずやドラキュラを打ち倒し
 闇に覆われし彼の地に光を取り戻すべし》

「吸血鬼? ありゃ確か魔戒騎士の管轄じゃあなかったろう?」
鋼牙の左中指に収まる指輪――魔導輪ザルバ――が鋼牙に問いかける。

吸血鬼とホラーは極めて近く、限りなく遠い存在であるとされている。
共に人や動物の血肉を、果ては魂までも喰らう。夜の闇の中でしか活動できぬ存在。
しかし、吸血鬼とホラーには明確な違いが有る。

ホラーは「ソウルメタル」と呼ばれる金属で作られた武器でしか倒せない。
それは、幾千年もの長い間に人類が掴んだ答えだ。
だが、吸血鬼を倒すにはソウルメタルの武器は必ずしも必要ではないのだ。
それゆえに、ホラーは魔戒騎士が。吸血鬼はヴァンパイアハンターがという暗黙の了解の下に管轄を分けられてきたのだった。

「……つまり、魔戒騎士を必要とする程の事態ということだろう」
鋼牙はザルバの問いに対して、正確な答えを持っているわけではない。
だが、この予感は外れているわけではないだろう。ヴァンパイアハンターは魔戒騎士と違い
縄張り争いをし合うほどに自分の面子にこだわっている連中なのだ。
そんな連中が、恥も外面もなく魔戒騎士の支援を許可したということはよっぽどのことなのだ。

「ドラキュラでしたら……確か先代の大河様にも関係のあることだと聞いております」
二人の会話を聞いていたゴンザが、ふと思い出したように話に割り込む。
「本当か、ゴンザ!?」
「は、はい……たしか、1999年七の月と予言された復活の日に合わせた戦いへ参加されると……」
だが、その約束は果たされなかった。かつての弟子であり友であった男、
そして力を渇望した果てに闇に落ちた魔戒騎士、バラゴとの戦いで先代のガロである冴島大河は命を落としてる。

542 名前:名無し子猫:2007/04/27(金) 23:27:420

「父さんが……」
鋼牙は、宿命を感じた。
父が志半ばで倒れ、果たせなかった約束を、今自分が果たす時が来たのだ。
決意の表情を見て取ったゴンザは、止めようとはしなかった。
「鋼牙さま、どうかお気をつけて……」

鋼牙の答えはただ一つだった。
「心配するな、必ず戻ってくる―――」
目線はゴンザから飾られている絵に移る。
その目線の先には鋼牙が守りし者が描いた絵がある。
この絵をもう一度見るためにも、自分が人として生きる場所を守りってくれる者たちを守りぬくためにも。
その目には、もはや迷いも憂いも残っていなかった。


543 名前:魔王オディオ ◆OdIoUsLjVw :2007/04/28(土) 03:02:480
―――――ルクレチア 魔王山 頂上

禍々しい石像の前に佇む男が一人。
かつてルクレチアで信じるものの為に剣を振るい、
その人生全てを裏切りという形で否定された勇者、オルステッド。

「……運命は捻じ曲げられ、存在してはいけない筈の魔王が誕生する」

いや、もう彼を「勇者」と呼ぶものは誰もいない。
親友の姦計に陥り、王殺しの罪を着せられた巨大な力を持つもの、
人々は彼を「魔王」と呼んだ。

「……奴が生まれれば世界は滅びる。
 私が滅ぼすはずの世界、全てがな……」

愛する人にさえ裏切られ、信じるものは全て死に絶え、
彼自身も勇者でいられなくなっってしまった。

だからオルステッドは「魔王オディオ」を自ら名乗った。
自らを追いやった人間達にその愚かさを教えるために、
自らを魔王と呼ぶものすら滅するために……。

「真祖『ドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ』の転生……
 私にとっての……厄介事」

その魔王になった意味すらなくそうというのは
彼には許せないことであった。
人間は、自らの憎しみで滅びなければならない。
それを導くのが「魔王オディオ」の役割である。

「我が憎しみの力よ……私を導け……」

魔王の石像に語りかけるように呪詛を呟く。
すると太陽のない王国が更なる暗黒に包まれた。
これが彼に与えられた「魔王」としての世界を滅ぼす力である。

「来須蒼真……ドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ……
 遥かなる時も、遥かなる場所も越え、私はお前の前に現れよう……」

雷鳴が響く、大地が揺れる、空が悲鳴を上げる。
彼の周りに集まるのは闇、暗黒、漆黒。
越えられぬ筈のものを越えて、魔王は自らの復讐を遂げるために
強大な憎しみの力を操った。

「私の邪魔はさせない……何者であろうとな!」
魔王を模った石造の目が光る。
「先に滅するのは貴様だ、真祖ドラキュラ!!」

瞬間、魔王はルクレチアから消失し、
混沌を通じて彼の求める場へと移動した。

―――――混乱の世の20XX年5の月、悪魔城、御前試合へと。

544 名前:橘朔也 ◆X5lDK8LQyw :2007/04/28(土) 10:22:220
―「わかった…俺の体を動かすのは、義務とか使命なんかじゃない。そこにいる人を守りたいという、思い。そうだ、人を愛しているから俺は戦っているんだ」―

友の声を想う。俺は、愛した女の眠る墓に花束を置くと黒く覆う雲を睨んだ。

           ―魔王が来る―

俺は、試合をする趣味は無い。
だが、世界が誰かの手によって滅ぼされるのを黙ってみていることも出来ない。
俺の友が命を賭けて救った世界を、友が信じた人々を……絶望に染めたくは無い。

かつての俺は、力に溺れていた。他人を信じれなくなり、他人を憎んだ。
「力を。…俺は俺の力を証明するために」

―「そんな生き方じゃなくていい。私は…、 道端の花みたいにひっそりとでいい、そんな風に生きていきたいの、あなたと」―

俺は、結局何も守れなかった。
信じる正義も、愛するものも……なに一つ守れなかった。
だが、そんな俺にも守れるものがある。

―「橘さんは頼りにならないし…」―

広瀬。

―「でも、橘さんは…僕、信じてる。きっと来てくれるよ」―

虎太郎。

―「強いですね、橘さんは…」 ―

睦月。

―「本当に強いのは…人の思いだ!!」―

相川始。



545 名前:橘朔也 ◆X5lDK8LQyw :2007/04/28(土) 10:24:260
信じれる仲間だけは、そしてその仲間がいる世界だけは…失いたくない。

――――ハカランダ

久しぶりに相川始と会う。奴と会うのはあまり好きじゃないが、仕方ない。
この世界を覆う、邪悪な闇の力について奴に聞きに来た。

「どうしても、行くのか?」

俺は、無言で頷くとコーヒーカップを置いた。
奴も、この世界を覆う闇の力に感付いているらしい。

「俺が、行く。お前はここにいろ……お前を必要とする人がいる。
それだけで、今は充分だろう?」

相川始の目を見る。もう奴は、人間だ。
アンデッドなんかじゃない……俺は、口に出す事を恥ずかしく思い心の中でそう呟いた。
―「お前は、人間として生きろ」―

そう、あの時の剣崎の言葉と同じ思いを俺は抱いていた。
店を出ると、黒い雨が地面を叩き始める。戦いは、もう始まるようだ。

「人間を愛している、か。俺にも出来るか……いや、出来るさ。
俺はギャレン。仮面ライダーだ。」


心に 剣 輝く 勇気 確かに 閉じ込めて奇跡 切り札は自分だけ


546 名前:◆BLOODlbo6s :2007/04/28(土) 21:23:460


――――1944年、悪魔城に異変あり。

二度にわたる世界大戦によって現界した魔王の城は、一人のヴァンパイアによって
かりそめの支配を受けた。
城主の名は真祖ブローネル。生前よりの才覚と執念によって吸血鬼へと成った魂ある不死者、
「非精霊の真祖」と類されるもの。
元来画家であった彼は絵によって魔力を行使し、その絵によって城の力を制御し、支配していた。
ブローネルの「絵画秘術」。
彼の絵は拘束の術式であると同時に、もう一つの現実であり、小さき世界であった。
これを逆手に取り、絵の世界に入り解呪することで異変を解決したモリス・オーリン両家のハンターによって、
この怪奇にして無双の魔技は闇の世界に知られる事となったのである。


――――そして、現在。

悪魔城最上階。
偽りでありながらも復活を遂げた悪魔城城主の御前に、一枚の絵画がある。
これぞブローネルの遺した作品の一つ。
東洋の逸話から着想を得、生前より筆を走らせて完成させた『月下の舟島』。
本来ならば当時、悪魔城制御の一つに割り当てられる筈だった失われた絵。
それが、城主の命により仕合場の役割を発揮せんとしていた。
他でもない、古今並ぶものなき剣士二人の為。
描き手に着想を与えた、かの「巌流島」の逸話を再現するために。

絵画をもう一つの現実とさせ、そこに至る空間を繋げる。
互いの詰め所より仕合場へと繋げる“道”は、魔王の力により完成している。
後は、この来たるべき死合の開始を待つのみであった。
 

547 名前:名無し子猫:2007/04/28(土) 21:41:200


 墨絵のごとき海面には、大きなる円形が白々と映えていた。
 ――闇天に輝く月だ。いささか大きすぎるようである。仰いでいる内に、生理的な圧迫感す
らおぼえるほどだ。
 黒々とした海面はある時は凪ぎ、ふとした瞬間にうねりをどよもす。
 どこも現実離れなどしていないのに、どこか現実離れしている光景であった。そう、まるで
何らかの絵画のように。



 その超現実的な波を切って、滑るように小島へ近づいて来る小舟こそ、異次元の産物と
いえたろう。
 艫(とも)で舟を操っているのは人間ではない。虚ろな眼窩を舳先へ向け、ぐいと櫓を漕ぐ
度に欠けた歯列がカタカタと鳴る。
 襤褸をまとった骸骨であった。

 舟の客となっているのは一人の牢人風の男だ。
 色褪せた黒門付に袴もはかず、白髪まじりの蓬髪を無造作に結っている。
 一メートル八十を越す長身であるが、既に老人といえる年頃であるのは、高い頬骨の辺り
までを覆うまばらな髭にも白いものが多い事からも判る。
 石仏じみた無言無表情ながら、その双眸だけは尋常ではない。金茶色の虹彩は、万象を
飲み込まんとする底も知れない洞(うろ)を思わせた。


 男は最前より行っていた作業を中断し、作成した品を月に翳した。
 木剣である。
 ただし常の大きさではない。どうやら舟の櫂でも削ったものらしく、舟底に木屑が散乱
している。
 出来栄えに満足したか、少し頷くと、男はこれも先ほどより合わせておいたこよりでたすき
をかけ始めた。
 

548 名前:◆KOJI2a34Bo :2007/04/28(土) 22:09:040
よせてはかえす波の音。
月影が射すその砂浜に潮騒のみが静かに響き渡っていた。

眼前に広がるその景色は、かつて見た光景だった。
それは人であった彼の世界の終わりの光景。
あの日。慶長壱拾七年の春卯月。
豊前(ぶぜん)の海峡に浮かぶ孤島で見た光景と寸分たがわぬものだった。
白砂を朱に染めて、彼が斃れ付したあの場所そのものであった。

あえて差異を挙げるとすれば、この船島には己のみしか存在せず、そしていまが夜であることか。
しかし夜とはいえど、宵闇からは程遠い。見上げれば天を埋め尽くすほどの巨大な月が。
虚ろな月は禍々しい光を放ってあたりを照らし、虚空に唯我独尊の王者のごとく、唯一つ空に浮かんでいた。

一人の男がそこにはいた。
猩々緋の袖無し羽織に革染めの袴を纏った男だ。
六尺二寸に余る長身ながら、その線の細さと、何より女人と見紛うばかりのかんばせにより不思議と威圧感はない。

彼はかつて四百年余の昔、西国一と謳われた白皙の天才剣士だった。
たとえ顔を知らねども、その背に担いだ刀を見れば、思い当たるものも多くあろう。

長い朱鞘の刀だ。それは長い長い刀だった。
異様なまでに長い刀だった。全長六尺に余る大太刀だった。
決闘に用いるには非現実にこの長い刀は、講談の花とするのもけれんみが強く、
後の世では、腰にたばさんだ三尺余寸の太刀の方が彼の愛刀として知れ渡っていた。
その銘おば備前長船長光なり。その仇名おば『物干竿』なり。
そしてその魔剣の持ち主は、いかに歴史を紐解こうと、ただの一人しか存在せぬ。

そう彼の名をば――――――。



549 名前:◆KOJI2a34Bo :2007/04/28(土) 22:09:580
>
沖合いより近付いてくる小舟を眼にとめ、彼は将几(しょうぎ)より立ち上がる。

彼は人ではなかった。いまの彼は木偶であった。或るからくり師の傀儡(くぐつ)に過ぎなかった。
そは死にぞこないし亡霊。そは兵どもの夢の欠片。在りし日の蜃気楼のようなもの。
死してなお、剣という名の修羅に憑かれ、魂魄の安息を得ることは叶わず、
再び映し世に迷い出でる代償として、からくり師の狗と成り果てた、愚かしくも悲しい傀儡だった。

だが、いまこの瞬間だけは。この場所に立ち、あの男を迎え討たんとするいまこの瞬間だけは。

彼は再び『人』として、ただ一人の武芸者として、その場所にあることができた。


550 名前:宮本武蔵:2007/04/28(土) 22:20:470
>> 続き

 牢人が懐から出した手ぬぐいを裂いて額に巻いた時、舟が大きく揺れた。
 この辺り一帯は遠浅らしい。舟底が岩にでも当たったのだろう。
 男は無言で立ち上がった。脇の大小を腰に差すと、舟の伴べりを蹴った。
 二間は確かに飛んで、水しぶきも上げずに海中に降り立ったのは、まさに水際立った動き
であった。
 膝まで海水に浸しながら牢人は進む。着物の裾や提げた木剣が濡れるのを意に介せぬ風
で、潮を掻き分け浜辺へ歩いてゆく。


 波が足首を洗う水際で男は歩を止めた。かっと両眼が見開かれる。
 砂浜の人影――夜目にも鮮やかな猩々緋の袖無し羽織に向かい、


「――小次郎」

 そう呼びかけ、一拍置いて男――正保二年、熊本は岩殿山にて死したはずの大剣士・宮本
武蔵は、

「小次郎っ!」

 二度いった。
 

551 名前:名無し子猫:2007/04/28(土) 22:21:540







 波濤(なみ)は運び来たり
 波濤は運び去る
 剣(つるぎ)の歌……







.

552 名前:メタルアルカイザー ◆8/KAIZERps :2007/04/30(月) 12:38:570


 完全なる直撃/三重の防御を破壊する感触/攻撃成就の確信。
 警告/オーバーヒート/限界を超えて稼動する出力機関の悲鳴/破損した箇所を黒炎が
苛む―――エラーメッセージを全て無視して、勝利のビジョンを視る。
 勝つ。勝てるはずだった。この一撃で。
 例え相手を葬れずとも、確実に戦闘不能を強いる切り札=必殺技。




 その瞬間、ノイズ混じりの視覚センサが奇跡を目にした。




 闇を弾く/白の輝き/最後のカートリッジ。
 存在するはずのなかった第四の盾―――虚無の拳を束の間受け止めた。
 そして第五の盾が、完全に弾き飛ばす/閃きの現象を確認。新たに生まれる技。
 爆発。慣性の法則によって放たれた炎は、打撃を与えながらも必至にはならず。
 彼我の状態を再計測―――シグナム/ダメージ大。しかし戦闘能力の低下を確認出来ず。
 メタルアルカイザー/ダメージ大。機関冷却中/ダークフェニックスの使用不能―――
更に驚愕/陰術機関のオーバーロードによる機能停止/さらに再使用まで時間がかかる。

 シグナムの行動―――守護神たる最後のカートリッジを装填。

「私一人を敵に回していると思うな。
 私は、ここに一人でいるのではない。
 今まで戦った者、轡を並べた者、多くの者と共にいるのだ。
 これが、お前と私の違いだ、メタルアルカイザー。
 私は、お前のように一人で立っているのではない。
 だから、私の強さが正しいというのなら、それは私の多くの友が正しいということだ!」

 シグナムの強さ/源流を確信する―――その背に負ったものが全て強さとなる。
 孤高の武人と対極を成す姿=決して得られぬ、しかし厳然たる答え。
 死の予感/正しくそれを受け入れる/彼女にならば殺されても構わないと言う涼やかな
覚悟。“正しき強さ”の、一つの究極形を見た感慨と満足が思考を占める。

 だが、ここで何もせずただ斬られるのは完全な非礼。
 故に―――この鋼の命を込めて、限界を超える。
 ビジョン/三度目の死の光景が蘇る。
 アルカイザーの声―――“間違った強さだった”。
 それを教えられたことに対する感謝の念=まだ終われないと言う意志が生まれる。

「―――確かに間違っていただろう。だが、だからこそ終われん。まだ私は、起点にすら
立っていないのだから!!」


 抑制装置ヲ解除……コレニヨリ、全武装の使用不能。


 自らを護るための枷を外す―――オーバーヒート警告/臨界まで数秒/内部機関損傷の
危険……最悪の場合は自壊する。鋼の内の魂が、農耕に死を感じ取る。常に傍にいた死神
の息遣い/思考に忍び寄る恐怖のイメージを偉大な精神で弾き飛ばす。
 ドクター・クラインの機能説明を思い返す/リミッター解除――“一度しか使えない”
という意味。それは確実な致命傷を自身に跳ね返す諸刃の剣。
 だからこそ、あらゆる不可能性を超えられる。

「<ruby><rb>炎王結界</rb><rp>(</rp><rt>インビジブル・フレア</rt><rp>)</rp></ruby>!」

 放たれる新生の一撃。鮮やかな白の流星。
 迎え撃つ―――あと一度だけ、命=稼働時間を代償に許された攻撃。

 陰術機関使用不能/ジェネレータから直結/属性持たぬエネルギーの放出―――装甲の
急速な消耗。さらに全身のバイパスが断末魔/想定されていない量の出力によりいくつか
破損。内部で小爆発を起こす=装甲が弾け飛んで行く。
 文字通り命を燃やした一撃。
 吹き上がった炎は―――黒ではなかった。
 陰術機関を通さない、心術ジェネレータによる、精神と命の輝きたる黄金の炎。
 その炸裂―――偉大なる閃光。

 おお、<ruby><rb>炸裂よ</rb><rp>(</rp><rt>エクスプロード</rt><rp>)</rp></ruby>―――!!

 己から生まれた輝きの炸裂―――感動/歓喜を覚える。
 奇しくもアルカイザーの放つ不死鳥と同じ輝き。
 これほどふさわしい、美しい技はない。

 スラスター全開/爆発的な加速。
 纏う炎が翼を生む/流星を迎え撃つために。
 黒き装甲は白きフェニックスに転じた。

 視覚センサがターゲットをロック/例え死んでも外すことはない/真向からの直撃。
 それはもはや闇の不死鳥にあらず。
 だからこそ私は叫んだ。

「真アル・フェニックス―――!!」

 それは、本来絶無。
 機械の閃き。込められた偉大な魂と精神が起こした一つの奇跡。
 英雄のみが使える技、その発現。

 内部機関への恐るべきダメージ/火の粉のように散っていく装甲/壮麗な輝き。
 その全てを乗り越えての一撃。
 システムダウン寸前の朦朧とした意識の中―――ゼロに到達する。
 爆心地。互いの激突する地点。

 私は炸裂した。
 システムダウン―――全ての機能を停止しながら。



553 名前:橘朔也 ◆X5lDK8LQyw :2007/04/30(月) 18:41:540
【 魔王 vs ギャレン エピローグ 】


―ハカランダ

未だに帰らぬ友を待つ者。
広瀬、虎太郎、睦月、そして相川始。
外を打つ雨音が一層激しくなるにつれ、その思いは暗雲へと変わっていく。

「橘さん……遅いですね。」

「せっかく私が腕によりをかけて作ったケーキとパスタなのに……橘さん。」

相川始が空を見て首を横に振る。
その目は、ただ広がる暗雲を見つめていた。

「橘が、あいつがそう簡単に死ぬなんて……俺は信じない。
また笑って、帰ってくる。……剣崎なら、そう言うはずだ。」

―紛争地帯 遠くない何処かの国

戦乱が続く国。子供の顔に笑顔はなく、そこには無益な争いと悲しみだけが渦のように
回っていた。

「大丈夫、俺がついてる。だから、泣いちゃダメだ。男の子だろう?」

戦火を逃れて彷徨う少年に、手を貸す一人の男。
その男はかつて、「仮面ライダー」として世界を絶望から救った戦士。
― 仮面ライダーブレイド 剣崎一真 ―

今日も、雨が降る。まるでこの争いの絶えぬ世界を悲しむかのように。
だが、剣崎は少年の手を引き歩き出す。たとえ今が土砂降りの雨でも。
それでも、歩く。運命に、負けたくない。
その思いが、彼を動かす。たとえ、自分の身が他者から忌み嫌われる存在
不死者―アンデッド―に変わってしまっても。
少年を勇気付けるように、剣崎が微笑みながら言う。

「こんな俺にもさ、友達がいるんだ。今は理由があってあえないけど……
でも、いつか会える日が来る。お互いが争う必要がなくなって、みんなが
笑顔で会える日が……」

雨が、上がった。
空は青く、太陽が輝き始める。

探した答えは 変わり続けてく生まれ変わるほど 強くなれる Got to be Strong





554 名前:名無し子猫:2007/04/30(月) 19:05:240
「これだけの数を相手にねぇ……正気か?」
「正気でやってられるかよ、こんな事」

 雲霞のように群がる悪鬼、凶鬼どもを二人の男が眺めている。

 一人は継ぎ接ぎのコートを纏い、マスクで両目を覆っていた。
 恐らくは盲目(めしい)なのだろうが、その立ち居振る舞いには一切の隙が無い。

 もう一人は真紅のツナギに派手に立てた髪、手にはエレキ・ギター。
 場違いとか言う他無い男の姿は、いっそ悪い冗談のように見えた。

 生ある者であれば、満ちる瘴気で肉体は侵され、非現実的な光景に精神は破壊され死に至るだろう。
 だが此処に立つ男達は、そんな物を全く意に介さない。

 それもその筈。この二人は既に命を失っているのだ。

 継ぎ接ぎコートの男は『屍十二(かばね・じゅうじ)』。
 死体を超人として蘇らせる技術によって蘇った死人兵士。

 そして、ギターの男は『ロケットビリー・レッドキャデラック』。
 魂をエレキ・ギターに宿らせた幽霊。

「今じゃ世界中がイカレてやがるんだ。マトモを装ってても仕方ねェだろうが」
「そりゃ、ごもっとも」

 ロケットビリーが、ややオーバーに肩を竦めて応じる。

「それより――分かってんだろうな、RB?」

 返答の代わりにギターを爪弾くと、エレキ・ギターのサウンドと共に青白い火花が弾けた。
 エレキ・ギターの演奏に伴って発生する静電気を束ね、電撃として放つ。
 物理的な破壊力を持つに至ったロックンロール、それが彼の武器だ。

「任せとけって。お前の道は開いてやるよ、ジュージ」

 彼の言葉を確認して、屍十二は満足気に微笑んだ。
 そして、腰から自らの獲物を抜き放つ。
 一見して『それ』は二振りの日本刀に見えるが、『それ』はそんな真っ当な物ではない。

 鍔であるべき部分は銃身。柄であるべき部分は銃把。それは見紛う事なく二丁の拳銃。
 一振りは銃身から刃を伸ばし、もう一振りは銃把から刃を伸ばしている。
 拳銃と日本刀を一体化させるという狂人の発想。
 『それ』は正しく異形の武器(フリークス・ウェポン)――“ガンブレード”であった。

「そんじゃ、クソ野郎を棺桶に蹴り返しに行くとするか」
「ああ、派手なGIGにしてやろうぜ! Rock 'n' Roll!!」

 二人の死人は示し合わせると、目の前の敵に――その奥の“悪魔城”に向かって駆け出した。

 彼等は別段依頼を受けた訳でも、悪魔城に対して因縁がある訳でもない。
 だが、どうしても城主である“神祖”を許してはおけなかった。

 死人には死人の身の程というものがある。
 それも弁えず、生者の世界を掻き乱す行いは二人を激怒させるには十二分。

 理由は単純明快。『ムカついたからブッ潰す』。ただそれだけだ。

555 名前:デスマスク ◆xmpp2OfICI :2007/04/30(月) 19:14:560
(ナレーション/田中秀幸)

女神―アテナ―を守り、地上の正義と平和を守るべき存在。
それが聖闘士―セイント―。神話の時代より受け継がれしその聖衣―クロス―を纏い常に
世界を邪悪から守ってきた者達。
ギリシャ、聖域―サンクチュアリ―にその拠点は在る。

黄 道 1 2 宮

聖闘士の頂点に立つ、12の存在。最強無敵の存在として語り継がれてきた戦士達の名を
黄金聖闘士―ゴールドセイント―を呼んだ。
その力、地上のあらゆる現象を操り宇宙の力さえも使いこなすとまで言われた。

そして、今。地上にその姿を現した悪魔城の主、ドラキュラの野望を阻止せんとする為
アテナの聖闘士が向かう。
地上の正義、そして平和の為……

のはずであった。

――ギリシャ・聖域 教皇の間

「デスマスク……このような命を受けてくれるのはお前だけであろう。」

聖域の中でも、最も深い場所に存在する教皇の間。
そこへ招かれるは黄金聖闘士、蟹座―キャンサー―のデスマスク。
おおよそ正義の聖闘士とは最も縁遠いこの男が呼ばれた理由とは如何に。

「この俺をわざわざお呼びとは……」

粛々としながらも、邪気を放つこの男。
他者を排除するには、こういった危険な存在が必要な場合もある。

「デスマスクよ……私が、お前に教えた”真実”。そして、その野望。
そしてその真実を知った今でも私に忠誠を誓うという事実。
その思いに、私は応えようと思う。」

デスマスクは、笑う。教皇の正体など、この男にとってはどうでもいい事。
ただ「今と同じように力で全てを征服する」ことが叶えば他はどうとでもなる。
それがデスマスクの考えであった。

「貴方の真実など……俺にはどうでもいいことですよ。
私はただ、力による正義の執行が叶えばいい。ただ、それだけの事。」

教皇は思う。このような男が、聖なる存在とは神も気まぐれなものだと。
しかし、自分の手駒としてここまで都合の良い存在もあろうか。

「その言葉を待っていた。私が目指すのは”人が神を、魔を操る世界。
流血と死が溢れる慟哭の世界”。それ以上でも、それ以下でもない。
そして……悪魔城の主。魔王もその例外ではない。」

神を操り、更には魔王さえも蹂躙する。
それが教皇……いや、この男の野望だ。
デスマスクはゆっくりと踵を返すと手を振りつつ間を後にする。

答えは1つ。YESだ。
悪魔を殺し、魔族さえも平伏す。これこそが自らの求めていた世界。
殺して、殺して、殺しまくればいい。

 ―幻 朧 魔 皇 拳―

……!?

一瞬でデスマスクの目から光が消えた。
意識を失う寸前にデスマスクが聞いた声……幻聴?
いや、違う……チガウチガウチガウチガウ


「デスマスク……許せ。貴様の力を信じていないわけではないが、
念には念を、な。」

556 名前:名無し子猫:2007/04/30(月) 19:16:380
「――チッ、とはいえキリがねェな」

 ガンブレードを振り、纏わり付いた血と脂を振り落とす。
 この程度で切れ味が落ちるような鈍らではないが、余り続くようだと面倒な事になる。

 既に弾倉も幾つ取り替えたのか、覚えてもいない。
 分かっているのは、饐えた腐臭を発するクソどもには手当たり次第に弾丸を叩き込んだ事だけだ。

「クソムカつくぜ……数だけは多いと来やがる」

 ガンブレードの弾倉を交換し、屍は更に歩を進める。
 この狂った城の中では足場すら覚束ない場所もあったが、彼が進む上での問題にはならない。
 何も知覚を行うのは目だけではない。嗅覚、聴覚、触覚、味覚、そして“気”を感じ取る第六感。
 視覚を失った分、他の感覚がそれを補うように発達した屍は、むしろより正確に空間を把握する事が出来るようになっていた。

「ったく、この城は一体どうなってやがる? 昇ってんだか下ってんだか分かりゃしねぇ。
 イカレ野郎は城ン中までイカレてやがんのか」

 だが、屍の知覚能力をもってしても首魁の元へ一直線、という訳には行かなかった。
 常識が通用しない“悪魔城”内は迷路も同然。あちこちへ振られ、手間取るのも無理は無い。

「……まぁいい。何処行こうがやる事は決まってんだ。
 臭ェ奴等を撃って刻んでバラす。そうしてりゃ何時かはブチ当たるだろ」

 屍が進んだ先――其処で彼を出迎えたのは割れるような歓声と罵声だった。

「……ああン? 何だこりゃあ?」

 まず鋭い嗅覚が、もう嗅ぎ慣れてしまった低級な妖魔どもの臭いを察知する。
 ぐるりと取り囲まれているのは別に問題ではない。
 次に感じた風の流れは、何故か目の前に開けた空間がある事を示している。
 一斉に襲い掛かればいいものを遠巻きに囲んでいる、という不可解な状況が其処にはあった。

 しかし、屍の真正面。そこから感じる妖魔のものとは異なる気配を捉えて理解に至る。

「……成る程な、俺を見せ物にしようってハラか。何処までもムカつく連中だ」

 屍は銃口を相手に向け、互い違いの刃が天地を指す形で、ガンブレードを構える。
 尋常の剣術では考えられない構えだが、間合いを選ばないガンブレードに剣の術理は相応しくない。

「――見物料は安かねェぞ、ドサンピンどもが」

 言い終わるが早いか、屍の背から鬼の貌(かお)が現れた。
 鬼は錯覚ではなく、実体ある炎だ。
 燃え立つ炎は、コートを焦がす事も無く赤々と燃え上がる。

 超人兵士であると同時に、屍は朽葉流忍術を修めた忍者でもある。
 炎は“気”を用いた忍術の前触れ、いわば導火線に火を点けたような状態。
 それは即ち――全力を持って、この場に居る存在を殲滅するという意思の表明だった。

557 名前:名無し子猫:2007/05/01(火) 00:11:360
テスト。

558 名前:名無し子猫:2007/05/01(火) 03:18:030
【ヴィゼータvs斎月雪那/狂乱の庭園】
>>230

全超越最終必殺奥義、それを放つ直前で私の前に殺到する無数の斬撃斬撃斬撃。
ヴィゼータさんの放つ、斬撃という名の弾幕。

いくら私の奥義が強くとも、あの斬撃の弾幕を破れるのか。
一瞬、弱気が心を過ぎる。

『セツナ・・・』

その私の心を、華麟が後押ししてくれる。
信じろと。
自分を、そして華麟を、信じろと・・・!

そうだ、信じるんだ。
自分を、華麟を・・・私たち自身を・・・!

天命石『リア・フェイル』と華麟の魔力、そして私の魔力全てを解放する。
膨大な魔力が私の回りに収束し、周囲の空間物質存在因果律を書き換える。
そして、アストラルをマテリアライズ。
そう、これで――――『私』をあと二人産み出す。

「絶華・玲雪斬!!」

力尽くで・・・打ち抜く!

559 名前:名無し子猫:2007/05/01(火) 23:50:440
【ヴィゼータvs斎月雪那/狂乱の庭園】
>>278
血色に染まったクラウ・ソラス。
一振りして血を払う。それだけで聖別された刃は白銀の輝きを取り戻す。
けれど、それを振るった私の手は・・・

『セツナ、ごめんなさい・・・またあなたに重い咎を背負わせてしまった・・・』

私の背で悲嘆に暮れる華麟。
その華麟に、笑顔を見せる。
弱々しいかもしれないけれど、それでも。

「大丈夫よ、華麟。私が、私自身が選んだんだから」

そう、ヴィゼータさんと戦うことも。
彼女を・・・殺すことも、全ては私の選択、私の意志。
だから、嘆いたりはしない。
少なくとも、今は。

夜気が、冷たさを増す。
私の行く道を照らすものは何もない。
でも、私は、私が選んだ道を過たず歩いていく。

・・・それが、最後に微笑んで見せてくれた、彼女への最大の返礼だと思うから。

「行こう、華麟! この戦いを・・・無駄にしないために!」

私は駆けだした。
夜の、中へと。

560 名前:屍十二:2007/05/03(木) 22:52:250
【屍 十二 vs イグニス】
導入

 闇の中、苛立った足音を響かせながら屍は歩を進めていた。
 マスクを失った為、今は懐に仕舞っておいたサングラスでその両目を隠している。
 闇夜にサングラスを付ける人間なんて物は存在しないだろうが、どうせ見えないなら同じだ。

「……クソムカつくぜ。腐った臭いがする城で、余計胸糞悪くなるなんざ」

 城内で人間と――生者と戦う事になるとは思っていなかった。
 ましてや、それを見殺しにするような真似をする事も。
 自分への後悔、望んだ誰かの趣向への怒り、全てがない交ぜになった憤りが胸を焦がす。

 そして暫く進んだ後、鼻をつく臭いが変わる。
 先程までこの城に立ち込めていたのは、思わず顔を顰めたくなる腐臭だった。

 今、その鼻腔に飛び込んで来たのは――夥しいまでの、人間の血臭。

 つい先刻流されたような物から、染み付いて取れなくなったような物まで。
 其処で流された血から、一体何人の人間が殺されたのか想像も付かない程だ。
 血臭の中、僅かに混じる金属の臭い。
 空気の流れが示す形は、明らかに人を苛み、殺す為の形状をしていた。
 ここは、人間を切り刻み、モノのように扱う空間だ。

「――クソ野郎が、」

 臭いから、過去の映像が蘇る。

 神経を一本ずつ切断し、その反応を確認された。
 骨を粉々に砕き、再生するまでの過程を記録された。
 時には自分から取り出した内臓を、目の前に突き付けられた事もあった。

 そして、その全てには無邪気な笑いが伴っていた。
 実験を行ったのは、たった一人の少年――

「何処まで俺を虚仮にすりゃ気が済むんだ! えぇ!?」

 皹が入る程の力で壁を殴りつけ、叫ぶ。
 出来る事ならば、忌まわしい記憶を思い出させる、この部屋全てを叩き壊してやりたかった。

「チッ……こんな時に」

 怒り狂う屍が、また新しい呼吸音と人間の臭いを察知する。
 またしても、この城へ飛び込んだ命知らずの侵入者だろう。
 自ら進んで死にに来るような人間に、気遣いをしてやるような余裕は今の屍には無かった。

「……今、機嫌が最高に悪ィ。ふざけた真似するようなら叩ッ殺すぞ」

 叩き付けるのは剥き出しの殺意。これで退くようであれば、少しは楽なのだが――

561 名前:イグニス ◆IgnisC3BW6 :2007/05/03(木) 23:20:260

 ――ひゅん。
 音にすれば、その程度のものだ。
 その音とともに奔った銀閃は、その音に合わせたようにあっさりと――そう、至極あっさりと、
場に立ちふさがる巨躯を通り抜けた。

「――え?」

 それは、いったい誰の言葉だったのか。
 声を発した当人さえ自覚してはいないだろう。

 だが、本来ならば、この御前試合を首尾良く――悪くかもしれないが――勝ち進んだ勝者
に立ちふさがる、その筈だった夜族は、突如として眼前に現れた焔に、何が起こったのかわ
からない、という表情を浮かべ……

 そして、浮かべたまま凍り付いた表情は、ころん、という音が似合うそんな具合に首の上か
ら転がり落ち、床に叩きつけられ、そのまま灰と散った。
 その瞬間、己が斬られたのだ、という事実に行き着いた胴は、盛大に天井に向けて鮮血の
噴水を吹き上げるとぐらり、と重心を崩し、首と同じように灰となって周囲へとまき散らされた。

 照明を受けて鈍く光を返す漆黒の刀身を一振りし、血と灰を払う。
 周囲へと詰めかけていた愚か者どもに視線を移す。恐らくは観戦と洒落込むつもりだったの
だろう、低級の化け物たち。

 ぽかん、と間の抜けた面を覗かせるそれらに、彼女はにぃ、と微笑を浮かべ、

「ああ。せっかくのお楽しみのところ、非常に申し訳ないが」

 それ自体が刃であるかのような、確定された運命を口にする。

「――皆殺しだ」

 処刑場に焔が奔る。
 ”人類の守護者”による、殺戮が始まった――――

562 名前:イグニス ◆IgnisC3BW6 :2007/05/03(木) 23:22:540
 ――最後の銃弾が、逃げまどう死人の頭蓋を打ち砕いた。
 血と腐りきった脳髄がぶちまけられて、石床を濡らす前に灰と化して消え去る。
 そして、処刑は完了した。

 空にまったマガジンをイジェクトし、新たなそれを叩き込む。スライドが音を
立てて元の位置へと戻り、起きあがったままの撃鉄が即座に射撃可能であること
を主へと告げていた。

 食い残しがいないことを確かめて、すぐさま場を後にしようとした――その時
だった。奥から、明確な戦意を持った”なにか”が近づいてくる……

>>

 戦闘の痕跡から、”参加者”の類だと談じた。
 だが、人間かどうかの判断がつかない。妙な気配だ。生きているような、それ
でいて死んでいるような……

「ひとつだけ訊いてやる」

 右手に剣。左手に銃。武器は手に。構えは無形。

「貴様は人か、それとも化け物か?」

 ――どちらであろうとも、斬る。
 そう決めて、イグニスは問うた。
 わずかでも敵となる可能性があるのなら、それだけで十分だった。

563 名前:名無し子猫:2007/05/04(金) 21:41:110
【宮本武蔵 対 マリア・バルゼリート 妖魔迎賓館】
>>373

 背中合わせになった相手を、姿勢を変えずに斬る事は出来ない。こんな状態から発揮で
きる剣法はない。
 反転して斬らざるを得ず、その瞬間こそ致命を分ける隙となるであろう。武蔵にとっても、
少女にとってもだ。

「初めてだぞ」

 『六十余度まで勝負すといえど、一度もその利を失わ』なかった武蔵の、どこか酔ったよう
な答えである。
 事実、この大剣士は酔い痴れているのだ。妖しい少女の囁きにではなく、剣もて命の遣り
取りをするという魔天の美酒――戦いと死の血つむじに。
 侮ってはいない、とはいったものの、心のどこかで女人の剣という認識があったのは否め
ない。その驕慢を少女の烈剣はまんまと打ち砕いた。
 この大武蔵に! という憤怒は、しかし即座に随喜へと化学変化した。魔人に堕ちても、
否、だからこそいよいよ盛んな剣への愛がそうさせたのである。


「見事。――まりあとやら、お主、その若さで相当斬った喃」

 問いではなく、単なる事実の確認として武蔵はいい、相手の返事も待たず小刀を上空へ
放り投げた。
 唸りを上げて回転しつつ、高い天井すれすれまで達した刀は、操り糸が切れでもしたよう
に落下してくる。――煌く切っ先を、ぴたと少女の脳天へと定めつつ。

 まるで故事にいう「ダモクレスの剣」だ。頭上から降り落ちる「危機の象徴」を避けるにしろ、
受けるにしろ、それは武蔵に対して晒す大いなる隙に他ならない。
 そして反転した武蔵が鷹徴の一撃を放つ「拍子」に他ならない。――
 

564 名前:名無し子猫:2007/05/04(金) 21:42:350
【宮本武蔵 対 マリア・バルゼリート 妖魔迎賓館】
>>373

 背中合わせになった相手を、姿勢を変えずに斬る事は出来ない。こんな状態から発揮で
きる剣法はない。
 反転して斬らざるを得ず、その瞬間こそ致命を分ける隙となるであろう。武蔵にとっても、
少女にとってもだ。

「初めてだぞ」

 『六十余度まで勝負すといえど、一度もその利を失わ』なかった武蔵の、どこか酔ったよう
な答えである。
 事実、この大剣士は酔い痴れているのだ。妖しい少女の囁きにではなく、剣もて命の遣り
取りをするという魔天の美酒――戦いと死の血つむじに。
 侮ってはいない、とはいったものの、心のどこかで女人の剣という認識があったのは否め
ない。その驕慢を少女の烈剣はまんまと打ち砕いた。
 この大武蔵に! という憤怒は、しかし即座に随喜へと化学変化した。魔人に堕ちても、
否、だからこそいよいよ盛んな剣への愛がそうさせたのである。


「見事。――まりあとやら、お主、その若さで相当斬った喃」

 問いではなく、単なる事実の確認として武蔵はいい、相手の返事も待たず、六尺余の巨体
は一陣の風となった。
 横へ走り出したのだ。それも正面を向いたまま。
 蟹みたいな不自由さは微塵も感じさせぬ動きで左右に疾り、或いは前後に跳ぶ。頭上から
俯瞰すれば、得体の知れぬ幾何学上の罫線をえがくようにも見えたかもしれない。

 ――この魔的な走行の間中、武蔵はおのれの背に、ぴたりと貼りついたような馥郁たる体
温を感じていた。
 

565 名前:名無し子猫:2007/05/04(金) 22:43:300
>>382

【宮本武蔵 VS マリア・バルゼリート 妖魔迎賓館】


「そっか」

武蔵の返答に、マリアも短く応える。
彼の答えは、取りも直さずマリアの思惑が成功していることを意味していた。
型の無い、我流ゆえにこそ可能な動きで、相手を翻弄し、勝機を見出す。
今やマリアの戦法は、その一点に特化している―――いや、せざるを得ない。

「実はね、私も初めてなんだ、アミーゴ」

そう、大事なのは<ruby><rb>ここからだ<rt>、、、、、</ruby>。
如何にして相手の裏を掻き、思考を読み、その上を行くか。
そして、彼女の<ruby><rb>相棒<rp>(<rt>コンパニエーロ<rp>)</ruby>が、彼の魔人の肉を斬り裂く
イメージを、明確に持てるか。
その為には、信じなければならない。
これまで幾多の修羅場を潜り抜け、幾人もの人間を斬って来た自身を。
全ての闘いで、自身と共にあった相棒を。


しかし、そんな思惑とは裏腹に。
刀と刀との打ち合いとしては余りに異様なこの状況から、
いち早く適応し先に手を打ったのは、武蔵のほうだった。

最小限の動きで、武蔵は小刀を高く放り上げる。
狙いは、マリアの頭頂部―――言うまでもなく、致命の一刀だ。
しかして受ければ、避ければ、マリアは自ら大きな隙を作ってしまう。
その瞬間に、彼女は武蔵の一撃によって斬り捨てられる。

ならば―――


マリアの腰が、沈み込んだ。
そのまま振り向くことなく、両足を後方―――
すなわち、武蔵の<ruby><rb>股下<rt>、、</ruby>へと、繰り出す。
そして、両の爪先が接地したと同時に、マリアは全身のバネを利用して
上半身を両足の存在する方に引き戻す。
そうして、まるで蛇のように、マリアは武蔵の股下を<ruby><rb>くぐり抜けた<rt>、、、、、、</ruby>。

かくして再び、マリアは武蔵の正面へと舞い戻る。
相手は一刀を手放した状態、自らは、二刀を保持したままに。


「これが本当の、『裏をかく』―――ってヤツかな?」


左下段。そして、右上段。
上下から挟み込むような二つの銀光が、迸る。

566 名前:名無し子猫:2007/05/26(土) 01:05:470

「人形」とは何かしら。

                                「人形」とは何なのかしら。

それは《玩物》。
めでるもの、もてあそぶもの。

                                      それは《呪物》。
                                まじなうもの、のろうもの。

無邪気な子供たちのための、無邪気な玩具。

                          暗い呪詛の、昏い欲望のための呪具。

人を模したもの。

                           腕を模した、腕の代わりが義手なら。
                           眼を模した、眼の代わりが義眼なら。
                  人を模した「人形」は、何のために作られたのかしら。

人の代わりに?

                                      人の身代わりに?

其処に人形たちの紡ぐ《物語》は在るのかしら?

               人形たちと人形遣い、両者が紡ぐ《残酷劇》は在るのかしら?


              『僕が生まれるに至る《物語》はあるのだろうか』
                   『<ruby><rb>青の紫陽花姫</rb><rp>(</rp><rt>オルタンス</rt><rp>)</rp></ruby>』

Bonjour.

                    『<ruby><rb>紫の菫姫</rb><rp>(</rp><rt>ヴィオレッタ</rt><rp>)</rp></ruby>』

                                  Bonjour,monsieur.

                  『さあ、行っておいで』

                  Oui,monsieur.

 

567 名前:名無し子猫:2007/06/08(金) 12:34:420

ある晴れた昼さがり
ttp://charaneta.just-size.net/bbs/test/read.cgi/ikkokuRH/1179256727/

568 名前:名無し子猫:2007/07/01(日) 23:41:120
ttp://charaneta.just-size.net/bbs/fupbbs/obj/obj6_1.txt

569 名前:名無し子猫:2007/07/01(日) 23:41:510
txt

570 名前:名無し子猫:2007/08/18(土) 00:46:370
 彼女は決まって夜に来る。足音も立てず、星の河を流れてきたのと問いた結局住めるのは夜だけだった。自
なるくらい唐突に。でもそれが自然。一つ処に留まる猫は居ない。それが由を手にしたと言うのに、縛ら害。
然。だから代わりに「ニャン♪」と啼いてみる=泣いてみる? セオリーれていた。鎖は強固。陽の当たる害。
従うなら泣くのがきっと、ベストアンサー。それでも私は啼いている。場所に居場所はなく、卑である場所害。
を夢見る籠の鳥のように。ドリームズ・カム・トゥルー、叶う夢ならばこそが我が舞台。天幕は闇に閉ざさ人鬼。
う一度私の胸に。風に揺られる花の様に、空を駆けてみたい。それ、人工の明かりが街を照らす夜に。塵鬼。
な心境も露知らず、彼女の首はきっかり三十度傾く。自然で可黄昏刻が逢魔ヶ刻ではなくなって以来人衝動。
い。思わずギュッとして、チュウがしたくなる。こんな時は少魔が現れるのは決まって夜だ。人が謳歌塵衝動。
だけ、少しだけ、今の身体が怨めしい。人見知りで寄ってくすべきは昼の間だけ。夜に出歩く人間は人鬼登場。
ないんだから、余計。――っと、彼女に気が変わらない即ち――外れてしまった人ではないもの。塵鬼登場。
に、何時も通り会話の中で羽ばたこう。そもそも会同族・同属ならぬ同類、お仲間と呼んでも差し支由なき殺人。
の成立はない。一方通行の片思い。フォーリンラヴえのない、無様な獣達。夜を我が物に、そん由なき殺塵。
映画のように巧くは行かないのだった。。。。。がっかりなたいそれた妄想を現実とする為に。夜をれが理由だ。
なんでもない日常のコトを語る。何時も病院は退屈で駆ける。恐れるものは皆無。恐れられる為れが理由か。
代わり映えがないのだけれど、それでも意外と居心――その一心で。実に下らない存在理由。れも理由だ。
は悪くない。うん、まあまあ。合格点は赤点スレスレ実に下らないからこそ、意味がある。――――Dead line。
ラインだから、これも当然だ。ただしそんな話じゃ彼刹那の快楽とは、その実意味がない。その時が良けれ
ようの微笑みは受け取れない。凄く残念だ。私のコトも―-少ばそれで良いという考え方には、発展性も何も存
穿ち、くらいは知って欲しいのに。彼女の興味はここに来た在しないのだから。――無意味な生、無意味な死。
く。肩く点で定まっているのだから仕方ないけど、、、少し嫉妬それこそ我ら夜に生きるモノの本懐だと言うもの。
いは持ってじゃあ今日も、少しだけ走り方を教えてあげよう「さあね――玩具は玩具だ。少なくとも厭きるまでは
きたかったんけどちょっとだけイヂワルをして、何時も少しだけ、壊れるまでは遊んでやるべきだと、そう思った
が――まあ、仕か教えてあげていない。そして、何時も通り、メールまでさ。――――単純明快でいいだろ?」
あるまい……契約定型文みたいな常套句を彼女に投げ掛ける。「なんで飛ぶの?」変な人間だった。一言も喋べ
契約だからな。それに―――――Cut off all road―――――らない私に向かって延々と喋り続ける彼女。姿を変え
しても――何故飛ぶ、か。―――――Cut off all road―――――ていたとしても、それは変わらなかったのだから、
軽口で返したは良いが、改―――――Slash down dead line―――――余計に。変な人。憎めないけど。色々と教
めて考えるとなると、中々に―――――Slash down dead line―――――くれる親切な人だし。だから私は、一度き
哲学的だ。人は空に憧れ、飛ぶ―――――Slash down dead line――――-りの気紛れで、口を開いてあげるのだ。
コトに執着した。執着して、今へと到る。「きっと―――――理由をつけるまでもない本能」――――-Extermination。


571 名前:名無し子猫:2007/08/18(土) 00:53:510
 彼女は決まって夜に来る。足音も立てず、星の河を流れてきたのと問いた結局住めるのは夜だけだった。自
なるくらい唐突に。でもそれが自然。一つ処に留まる猫は居ない。それが由を手にしたと言うのに、縛ら害。
然。だから代わりに「ニャン♪」と啼いてみる=泣いてみる? セオリーれていた。鎖は強固。陽の当たる害。
従うなら泣くのがきっと、ベストアンサー。それでも私は啼いている。場所に居場所はなく、卑である場所害。
を夢見る籠の鳥のように。ドリームズ・カム・トゥルー、叶う夢ならばこそが我が舞台。天幕は闇に閉ざさ人鬼。
う一度私の胸に。風に揺られる花の様に、空を駆けてみたい。それ、人工の明かりが街を照らす夜に。塵鬼。
な心境も露知らず、彼女の首はきっかり三十度傾く。自然で可黄昏刻が逢魔ヶ刻ではなくなって以来人衝動。
い。思わずギュッとして、チュウがしたくなる。こんな時は少魔が現れるのは決まって夜だ。人が謳歌塵衝動。
だけ、少しだけ、今の身体が怨めしい。人見知りで寄ってくすべきは昼の間だけ。夜に出歩く人間は人鬼登場。
ないんだから、余計。――っと、彼女に気が変わらない即ち――外れてしまった人ではないもの。塵鬼登場。
に、何時も通り会話の中で羽ばたこう。そもそも会同族・同属ならぬ同類、お仲間と呼んでも差し支由なき殺人。
の成立はない。一方通行の片思い。フォーリンラヴえのない、無様な獣達。夜を我が物に、そん由なき殺塵。
映画のように巧くは行かないのだった。。。。。がっかりなたいそれた妄想を現実とする為に。夜をれが理由だ。
なんでもない日常のコトを語る。何時も病院は退屈で駆ける。恐れるものは皆無。恐れられる為れが理由か。
代わり映えがないのだけれど、それでも意外と居心――その一心で。実に下らない存在理由。れも理由だ。
は悪くない。うん、まあまあ。合格点は赤点スレスレ実に下らないからこそ、意味がある。――――Dead line。
ラインだから、これも当然だ。ただしそんな話じゃ彼刹那の快楽とは、その実意味がない。その時が良けれ
ようの微笑みは受け取れない。凄く残念だ。私のコトも―-少ばそれで良いという考え方には、発展性も何も存
穿ち、くらいは知って欲しいのに。彼女の興味はここに来た在しないのだから。――無意味な生、無意味な死。
く。肩く点で定まっているのだから仕方ないけど、、、少し嫉妬それこそ我ら夜に生きるモノの本懐だと言うもの。
いは持ってじゃあ今日も、少しだけ走り方を教えてあげよう「さあね――玩具は玩具だ。少なくとも厭きるまでは
きたかったんけどちょっとだけイヂワルをして、何時も少しだけ、壊れるまでは遊んでやるべきだと、そう思った
が――まあ、仕か教えてあげていない。そして、何時も通り、メールまでさ。――――単純明快でいいだろ?」
あるまい……契約定型文みたいな常套句を彼女に投げ掛ける。「なんで飛ぶの?」変な人間だった。一言も喋べ
契約だからな。それに―――――Cut off all road―――――らない私に向かって延々と喋り続ける彼女。姿を変え
しても――何故飛ぶ、か。―――――Cut off all road―――――ていたとしても、それは変わらなかったのだから、
軽口で返したは良いが、改―――――Slash down dead line―――――余計に。変な人。憎めないけど。色々と教
めて考えるとなると、中々に―――――Slash down dead line―――――くれる親切な人だし。だから私は、一度き
哲学的だ。人は空に憧れ、飛ぶ―――――Slash down dead line――――-りの気紛れで、口を開いてあげるのだ。
コトに執着した。執着して、今へと到る。「きっと―――――理由をつけるまでもない本能」――――-Extermination。


572 名前:名無し子猫:2007/08/18(土) 00:57:090
 彼女は決まって夜に来る。足音も立てず、星の河を流れてきたのと問いた結局住めるのは夜だけだった。自
なるくらい唐突に。でもそれが自然。一つ処に留まる猫は居ない。それが由を手にしたと言うのに、縛ら害。
然。だから代わりに「ニャン♪」と啼いてみる=泣いてみる? セオリーれていた。鎖は強固。陽の当たる害。
従うなら泣くのがきっと、ベストアンサー。それでも私は啼いている。場所に居場所はなく、卑である場所害。
を夢見る籠の鳥のように。ドリームズ・カム・トゥルー、叶う夢ならばこそが我が舞台。天幕は闇に閉ざさ人鬼。
う一度私の胸に。風に揺られる花の様に、空を駆けてみたい。それ、人工の明かりが街を照らす夜に。塵鬼。
な心境も露知らず、彼女の首はきっかり三十度傾く。自然で可黄昏刻が逢魔ヶ刻ではなくなって以来人衝動。
い。思わずギュッとして、チュウがしたくなる。こんな時は少魔が現れるのは決まって夜だ。人が謳歌塵衝動。
だけ、少しだけ、今の身体が怨めしい。人見知りで寄ってくすべきは昼の間だけ。夜に出歩く人間は人鬼登場。
ないんだから、余計。――っと、彼女に気が変わらない即ち――外れてしまった人ではないもの。塵鬼登場。
に、何時も通り会話の中で羽ばたこう。そもそも会同族・同属ならぬ同類、お仲間と呼んでも差し支由なき殺人。
の成立はない。一方通行の片思い。フォーリンラヴはえのない、無様な獣達。夜を我が物に、そん由なき殺塵。
映画のように巧くは行かないのだった。。。。。がっかりなたいそれた妄想を現実とする為に。夜をれが理由だ。
なんでもない日常のコトを語る。何時も病院は退屈で駆ける。恐れるものは皆無。恐れられる為れが理由か。
代わり映えがないのだけれど、それでも意外と居心――その一心で。実に下らない存在理由。れも理由だ。
は悪くない。うん、まあまあ。合格点は赤点スレスレ実に下らないからこそ、意味がある。――――Dead line。
ラインだから、これも当然だ。ただしそんな話じゃ彼刹那の快楽とは、その実意味がない。その時が良けれ
ようの微笑みは受け取れない。凄く残念だ。私のコトも―-少ばそれで良いという考え方には、発展性も何も存
穿ち、くらいは知って欲しいのに。彼女の興味はここに来た在しないのだから。――無意味な生、無意味な死。
く。肩く点で定まっているのだから仕方ないけど、、、少し嫉妬それこそ我ら夜に生きるモノの本懐だと言うもの。
いは持ってじゃあ今日も、少しだけ走り方を教えてあげよう「さあね――玩具は玩具だ。少なくとも厭きるまでは
きたかったんけどちょっとだけイヂワルをして、何時も少しだけ、壊れるまでは遊んでやるべきだと、そう思った
が――まあ、仕か教えてあげていない。そして、何時も通り、メールまでさ。――――単純明快でいいだろ?」
あるまい……契約定型文みたいな常套句を彼女に投げ掛ける。「なんで飛ぶの?」変な人間だった。一言も喋べ
契約だからな。それに―――――Cut off all road―――――らない私に向かって延々と喋り続ける彼女。姿を変え
しても――何故飛ぶ、か。―――――Cut off all road―――――ていたとしても、それは変わらなかったのだから、
軽口で返したは良いが、改―――――Slash down dead line―――――余計に。変な人。憎めないけど。色々と教
めて考えるとなると、中々に―――――Slash down dead line―――――くれる親切な人だし。だから私は、一度き
哲学的だ。人は空に憧れ、飛ぶ―――――Slash down dead line――――-りの気紛れで、口を開いてあげるのだ。
コトに執着した。執着して、今へと到る。「きっと―――――理由をつけるまでもない本能」――――-Extermination。



573 名前:名無し子猫:2007/08/18(土) 01:02:000
 彼女は決まって夜に来る。足音も立てず、星の河を流れてきたのと問いた結局住めるのは夜だけだった。自
なるくらい唐突に。でもそれが自然。一つ処に留まる猫は居ない。それが由を手にしたと言うのに、縛ら害。
然。だから代わりに「ニャン♪」と啼いてみる=泣いてみる? セオリーれていた。鎖は強固。陽の当たる害。
従うなら泣くのがきっと、ベストアンサー。それでも私は啼いている。場所に居場所はなく、卑である場所害。
を夢見る籠の鳥のように。ドリームズ・カム・トゥルー、叶う夢ならばこそが我が舞台。天幕は闇に閉ざさ人鬼。
う一度私の胸に。風に揺られる花の様に、空を駆けてみたい。それ、人工の明かりが街を照らす夜に。塵鬼。
な心境も露知らず、彼女の首はきっかり三十度傾く。自然で可黄昏刻が逢魔ヶ刻ではなくなって以来人衝動。
い。思わずギュッとして、チュウがしたくなる。こんな時は少魔が現れるのは決まって夜だ。人が謳歌塵衝動。
だけ、少しだけ、今の身体が怨めしい。人見知りで寄ってくすべきは昼の間だけ。夜に出歩く人間は人鬼登場。
ないんだから、余計。――っと、彼女に気が変わらない即ち――外れてしまった人ではないもの。塵鬼登場。
に、何時も通り会話の中で羽ばたこう。そもそも会同族・同属ならぬ同類、お仲間と呼んでも差し支由なき殺人。
の成立はない。一方通行の片思い。フォーリンラヴはえのない、無様な獣達。夜を我が物に、そん由なき殺塵。
映画のように巧くは行かないのだった。。。。。がっかりなたいそれた妄想を現実とする為に。夜をれが理由だ。
なんでもない日常のコトを語る。何時も病院は退屈で駆ける。恐れるものは皆無。恐れられる為れが理由か。
代わり映えがないのだけれど、それでも意外と居心――その一心で。実に下らない存在理由。れも理由だ。
は悪くない。うん、まあまあ。合格点は赤点スレスレ実に下らないからこそ、意味がある。――――Dead line。
ラインだから、これも当然だ。ただしそんな話じゃ彼刹那の快楽とは、その実意味がな。その時が良けれ
ようの微笑みは受け取れない。凄く残念だ。私のコトも―-少ばそれで良いという考え方に、発展性も何も存
穿ち、くらいは知って欲しいのに。彼女の興味はここに来た在しないのだから。――無意な生、無意味な死。
く。肩く点で定まっているのだから仕方ないけど、、、少し嫉妬それこそ我ら夜に生きるモの本懐だと言うもの。
いは持ってじゃあ今日も、少しだけ走り方を教えてあげよう「さあね――玩具は玩具だ。なくとも厭きるまでは
きたかったんけどちょっとだけイヂワルをして、何時も少しだけ、壊れるまでは遊んでやべきだと、そう思った
が――まあ、仕か教えてあげていない。そして、何時も通り、メールまでさ。――――単純明快でいいだろ?」
あるまい……契約定型文みたいな常套句を彼女に投げ掛ける。「なんで飛ぶの?」変な人間だった。一言も喋べ
契約だからな。それに―――――Cut off all road―――――らない私に向かって延々と喋り続ける彼女。姿を変え
しても――何故飛ぶ、か。―――――Cut off all road―――――ていたとしても、それは変わらなかったのだから、
軽口で返したは良いが、改―――――Slash down dead line―――――余計に。変な人。憎めないけど。色々と教
めて考えるとなると、中々に―――――Slash down dead line―――――くれる親切な人だし。だから私は、一度き
哲学的だ。人は空に憧れ、飛ぶ―――――Slash down dead line――――-りの気紛れで、口を開いてあげるのだ。
コトに執着した。執着して、今へと到る。「きっと―――――理由をつけるまでもない本能」――――-Extermination。





574 名前:名無し子猫:2007/08/18(土) 01:09:330
 彼女は決まって夜に来る。足音も立てず、星の河を流れてきたのと問いた結局住めるのは夜だけだった。自
なるくらい唐突に。でもそれが自然。一つ処に留まる猫は居ない。それが由を手にしたと言うのに、縛ら害。
然。だから代わりに「ニャン♪」と啼いてみる=泣いてみる? セオリーれていた。鎖は強固。陽の当たる害。
従うなら泣くのがきっと、ベストアンサー。それでも私は啼いている。場所に居場所はなく、卑である場所害。
を夢見る籠の鳥のように。ドリームズ・カム・トゥルー、叶う夢ならばこそが我が舞台。天幕は闇に閉ざさ人鬼。
う一度私の胸に。風に揺られる花の様に、空を駆けてみたい。それ、人工の明かりが街を照らす夜に。塵鬼。
な心境も露知らず、彼女の首はきっかり三十度傾く。自然で可黄昏刻が逢魔ヶ刻ではなくなって以来人衝動。
い。思わずギュッとして、チュウがしたくなる。こんな時は少魔が現れるのは決まって夜だ。人が謳歌塵衝動。
だけ、少しだけ、今の身体が怨めしい。人見知りで寄ってくすべきは昼の間だけ。夜に出歩く人間は人鬼登場。
ないんだから、余計。――っと、彼女に気が変わらない即ち――外れてしまった人ではないもの。塵鬼登場。
に、何時も通り会話の中で羽ばたこう。そもそも会同族・同属ならぬ同類、お仲間と呼んでも差し支由なき殺人。
の成立はない。一方通行の片思い。フォーリンラヴはえのない、無様な獣達。夜を我が物に、そん由なき殺塵。
映画のように巧くは行かないのだった。。。。。がっかりなたいそれた妄想を現実とする為に。夜をれが理由だ。
なんでもない日常のコトを語る。何時も病院は退屈で駆ける。恐れるものは皆無。恐れられる為れが理由か。
代わり映えがないのだけれど、それでも意外と居心――その一心で。実に下らない存在理由。れも理由だ。
は悪くない。うん、まあまあ。合格点は赤点スレスレ実に下らないからこそ、意味がある。――――Dead line。
ラインだから、これも当然だ。ただしそんな話じゃ彼刹那の快楽とは、その実意味がな。その時が良けれ
ようの微笑みは受け取れない。凄く残念だ。私のコトも―-少ばそれで良いという考え方に、発展性も何も存
穿ち、くらいは知って欲しいのに。女の興味はここに来た在しないのだから。――無意な生、無意味な死。
く。肩く点で定まっているのだか仕方ないけど、、、少し嫉妬それこそ我ら夜に生きるモの本懐だと言うもの。
いは持ってじゃあ今日も、少しけ走り方を教えてあげよう「さあね――玩具は玩具だ。なくとも厭きるまでは
きたかったんけどちょっとだけイヂワルをして、何時も少しだけ、壊れるまでは遊んでやべきだと、そう思った
が――まあ、仕か教えてあげていない。そして、何時も通り、メールまでさ。――――単純明快でいいだろ?」
あるまい……契約定型文みたいな常套句を彼女に投げ掛ける。「なんで飛ぶの?」変な人間だった。一言も喋べ
契約だからな。それに―――――Cut off all road―――――らない私に向かって延々と喋り続ける彼女。姿を変え
しても――何故飛ぶ、か。―――――Cut off all road―――――ていたとしても、それは変わらなかったのだから、
軽口で返したは良いが、改―――――Slash down dead line―――――余計に。変な人。憎めないけど。色々と教
めて考えるとなると、中々に―――――Slash down dead line―――――くれる親切な人だし。だから私は、一度き
哲学的だ。人は空に憧れ、飛ぶ―――――Slash down dead line――――-りの気紛れで、口を開いてあげるのだ。
コトに執着した。執着して、今へと到る。「きっと―――――理由をつけるまでもない本能」――――-Extermination。





575 名前:名無し子猫:2007/08/22(水) 21:10:480
書き込みテスト

576 名前:名無し子猫:2007/09/01(土) 02:04:410
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm535395
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm918391

こうです。

577 名前:名無し子猫:2007/10/05(金) 06:36:29 0
テスト

578 名前:名無し子猫:2007/10/07(日) 23:35:14
テスト

579 名前:名無し子猫:2007/10/08(月) 02:18:39
テスト。

580 名前:名無し子猫:2007/10/11(木) 12:22:22


581 名前:名無し子猫:2007/10/11(木) 19:05:18
 ス

582 名前:名無し子猫:2007/10/12(金) 01:05:47
  ト

583 名前:名無し子猫:2007/10/12(金) 01:06:18


584 名前:名無し子猫:2007/10/12(金) 01:07:09
ウホッ

585 名前:名無し子猫:2007/10/12(金) 17:34:35
テスト書き込み

586 名前:名無し子猫:2007/10/13(土) 00:13:47
イイオトコ

587 名前:名無し子猫:2007/10/15(月) 00:48:43
テスト書き込み

588 名前:名無し子猫:2007/10/21(日) 00:16:57
テスト

589 名前:名無し子猫:2007/10/21(日) 00:17:56
テス党

590 名前:……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉:……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉
……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉

591 名前:……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉:……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉
……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉

592 名前:……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉:……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉
……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉

593 名前:名無し子猫:2007/11/19(月) 22:58:39
キャップテスト

594 名前:森祭削除人 ★:2007/11/19(月) 23:00:22
もういちど

595 名前:……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉:……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉
……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉

596 名前:リサ・トレヴァー ◆Lisayc.tVc :2007/11/22(木) 02:27:14

ある製薬会社員の日記

        まったく、癇に障る泣き声を出しやがる。

        先月アメリカの何とか山中で発見された化物を
        今、俺たちが運んでいる。
        名前はリサちゃん。しかし可愛らしいのは名前だけときたもんだ。

        声、姿、行動、全てが気色悪い。
        時々なんか喋ったかと思ったら「ママ」としかいわねえ。
        まったく、"雨傘"の連中も酷な事しやがるねえ。

                   両手両足に枷を嵌めているおかげでジャラジャラと
                   鎖が地面を擦る音を出す。ああ、いやだ。
                   俺の神経まで擦り減らすつもりかよ。

                   高圧電流の檻に鉄の鎖なんて大袈裟とも思える
                   囲いなんだが、こいつに限ってそうとも言えないらしい。

                   なんでも捕獲に向かった実行隊員5人を撲殺―――しかも
                   頭蓋骨砕かれて即死―――したとのコトだ。
                   それが本当ならこれでも不安なくらいだ。寝ていたら頭砕かれ
                   ましたなんて洒落にならない。

                                 まあいい。こいつをフランスの研究所に届けたら
                                 この気色の悪い声ともおさらばだ。

                                 せっかくフランスにまで飛んできたんだ。今夜は
                                 美味いワインでも飲むとするか。

『T』に関しての注意事項


         1.『T』の概要

         『T』は非常に強い感染力を持っており。
         サンプルによるウィルスの空気拡散の心配は無くも、
         血液等の接触により感染する可能性が高い。
         引っ掻かれる、噛まれる等して外傷を負わぬ様注意すること。

                    2.外傷を負った場合の対処法

                    速やかにワクチンの摂取を行 こと
                    不可能であれば感染者の頭部の破壊し、
                    それ以上の感染防ぐこと。

                                  3.サンプルの脱走に関する対処法

                                  速やかに本社に連絡後、
                                  全力をもってサンプルを破壊に勤めること。

                                                4.サンプルを破壊できない場合
                                                3の下線部を読むこと。

597 名前:ゼアド ◆rX9kn4Mz02 :2007/11/23(金) 20:18:48

『死神(デス)ゼアド vs <呪われし公子ゲイナー>』
 
>>67 
 
その全てを呑込む深(侵)緑の坩堝に、漆黒の影は埋没することなく存在していた。
 
 
カソックじみた黒衣を纏う禿頭の男である。
その俗さというものを感じさせない、物静かで飄々とした装いは牧師のそれだ。
 
だが男は凡庸な存在とはまるでほど遠く、むしろ異様ですらあった。
露出しているのは首から上だけであり、それ以外は全て黒の装束に覆われている。
異様なのは唯一露出した頭部もだった。  
一切の体毛が存在しないのだ。頭髪はもとより、眉毛や睫毛、さらには産毛の一本までも。
まるで髑髏へ肉付けのみをした死面(デスマスク)を思い起こさせる。
それは男のいる施設においても同様で、他の職員は皆、彼を心の底で恐れていた。
嫌悪感でもない、それ以上の本能的な恐怖と畏怖。
施設に収容されているいかなる異形より、死を想起させるものとして。
 
だが、それよりもこの男を異様たらしめているものは。
  
 
「――――ああ、お待ちしておりました。 
 貴方もご健在だったようで。それはそれは……」
 
まこと、ご災難であったでしょう。
そう続けて男が続けて切り出したのは、バトラーが客賓を迎えるがごとき恭しい一礼。
常より躊躇も乱れもない柔らかな物腰、相手の地位役職を問わず丁寧懇切であり流暢なその語り口。
世に言う慇懃無礼、などというものとは違う。
“これ”は理屈(ロジック)で現せるような表層ではなく、もっと根源的なものだ。
例えるなら、
  
「はて……何を、と申されますか。
 ですがゲイナー殿。言うなれば……それは此方の台詞。
 貴方こそ、一体何をされるお積りですか」
 
その声音は流暢でありながら、
口以外の部位から捻り出され、心の奥底へ、ねっとりと絡み付くようであり。
 
「貴方ならばお分かりの筈……左様、これは“可能性”なのです。
 今、怠惰と腐敗を重ねた現世に、聖処女は黒の位相より舞い降りた。正に“奇跡”と言えましょう。
 そして、世の因果、秩序に反するこれこそが<混沌>―――これぞ貴方も深く知るところである、
 無限に広がる“可能性”の発露ではありますまいか」

僅かに熱に浮かされながらも、その物言いは聞こえよく淡々として。
 
      ――――嘔吐を催す絶対的な嫌悪感は、
              生きた人間を材料にして奏でる楽器の 
                 隠しきれぬ怨念と絶叫を孕んだ牧歌を聴くようで。
    
  
「ならば、です。この祝福の、何を阻み蔑む道理がありましょうか?
 そう……貴方様は何ゆえに? グルマルキン公ですか?
 ああ、残念ではあります。私も不肖ながら別室で見ておりました。
 しかし、いや……よもやあの剣が一体誰のものか、分からずじまいだったとは……」
 
心の底から残念そうに、かぶりを振る仕草。
彼の動作は滑らかでありながら、
本来人間のあるべき動作からは極めて僅かに、だが致命的に掛け離れ。
 
「しかし悔やむ事もありますまい。いずれ、抑止の手も届きます。
 貴方の想定とは違うでしょうが…“世界”よりの修正を受ければ、抱く願いも叶うのではと」
  
向き直り、まるで最良の結果を告げるように。歌うように。
 
      ――――潜在的な領域で揺り起こされる不快感は 
              生贄である大勢の人間を搾り絵具とした
                 清冽さと優雅さを謳った油絵を見せられるようで。

 
 
「何より、折角の祝祭です。手を引いて頂きたい。
 貴方とて異界はマシャバク神の下僕、世に<混沌>をもたらすべきもの。
 これは好機ともいえる、破滅と混乱の発露なのです。貴方の務めにとっては祝いこそすれ、止める道理など…。
 ああ……いや、まさか。まさかとは思うのですが……」
 
そこで相対するゲイナーへ、男―――ゼアドが初めて表情を形作る。
そう、“作る”。
まるでヒトならざるモノが人を模したかのような違和感。
まるでヒトの声を持たざるものが人間のそれを真似たかのような違和感。
その酷くおぞましい存在の歪みが、最大となる。
 
「あの『聖女』に憐憫の情でも覚えられましたか? 
 災厄として死してなお担ぎ出される救国の英雄に……永遠の救世主として時を越え、残滓として君臨
 し続ける乙女に………いやいや、或いは同情か、哀れみか。
 よもや、恋慕などということはありますまいが――――――」
 
 
薄闇の中。
深(森)淵の中で朗々と語り、問い、そして笑む。
薄い哂いを張り付かせ。
生で満ちる異界を死で満たし。
正気なき地を瘴気で満たす。
            
      ―――――多彩の公子に対峙し嘲う黒白は
               死と闇より生まれ其れを知り尽くした
                   忌まわしい神を、誰もが知る忌まわしき神を

 
薄闇の中、独り笑む。
其れは黒衣を纏う白い髑髏。 
 
 
【現在地:C地区 腐海神殿(研究所)地下】

598 名前:名無し子猫:2007/11/26(月) 23:05:30
テスト

599 名前:名無し子猫:2007/11/27(火) 23:59:49
 

600 名前:……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉:……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉
……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉

601 名前:……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉:……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉
……フランスに栄光を〈Dans la gloire de la France〉

602 名前:名無し子猫:2007/12/10(月) 05:17:46
憂いはたった今断った。
するべき事は全て終え、留まる意味を失った。
いや、これ以上留まる事は危険を呼び込むだけでしかない。
人が何人も消えている事実と自分の存在が、結び付かない筈がないのだから。
遠からず世間は騒がしくなり、そうなってからでは逃げるには遅い。
動くのならまだ容易な今の内に。

そうして、この狭い国から脱出する事を決意した。


潜り込むのなら、隠れる余地の多い大きな船が良い。
大勢の乗客が乗り合わせる客船よりは、タンカーの類の方が見つかる危険を抑え
られるだろう。
水や食料は、乗員用の物を拝借すれば問題ない。
何しろ病院内に数ヶ月も住み着いた経験があるのだから、それを参考にすれば
さほど難しい事でもないだろうと思う。
彼女にばかり負担を押し付けてしまう事になるが、下手に僕が出歩いて見つかる
よりは余程良い……と言われてしまっては反論の余地もなかった。

選んだ船が燦月製薬所有の船舶だった事も行き先がフランスのとある新興都市だ
った事も、偶然の産物だった。


偶然の産物とはいえ、日本の企業が進出したお陰で急速に発展しつつある新興都
市と言うのは、極めて都合が良かった事は言うまでもない。
よそ者の日本人が一人でうろついていても注目を引く事は無く――いや、実際は
そうでもなかったのだろうけれど、住人が好奇心その他から声を掛けてくるよう
な事は皆無だった。
僕としては、それだけで十分だった。

急速な発展と言う強い光が街の足元に歪んだ黒い影を落とす。
そんな公式は日本でも海外でもそう変わらないらしく、それなりの賑わいから切
り取られた隙間のような空間がこの街にも同じようにあった。
繁華街の外れの入り組んだ裏道を進み、投棄された様々なごみの合間を抜けて、
そんな空間の内の一つに腰を据える事にする。
この場所なら暫くは落ち着けるだろう――そんな風に考えて。


とは言え、生活そのものは注意して行わなければいけない事だらけだった。
万が一騒ぎになってしまえば、ここも去る羽目になる。
基本的には殆ど出歩く事も無く、食事も自制に自制を重ねた。
日々人口が増え月単位で成長する都市であれば、その内の数人が消えても大した
問題にはならないかとも思ったものの、警戒心を忘れてしまう事は避けなければ
いけない。

何処まで行っても、人の社会にとって僕は異物なのだから。

603 名前:名無し子猫:2007/12/10(月) 05:19:32
住処と定めた場所の一角をようやく塗り終え、暫く振りの安眠を貪り――目を覚
ました時には既に事態は一変していた。
パニックは既にかなり広がっていて、何がどうなっているのかはまでは良く分か
らなかったものの、街全域が不可思議な現象に飲み込まれている、らしい。
怒号や悲鳴、果ては発砲音らしいものまで聞こえ、遠く空が赤く染まっているの
も見る事が出来た。

この規模で災害(と呼んで良いのかは分からないが)が発生したとなれば、被災
民の保護や救助やらで政府の介入がないはずはない。が、逃亡者の身の上では、
その手の連中に見つかるわけにもいかない。
何より、災害そのものが危険かもしれないのだ。
混乱の収まる前に、ここから逃げる必要がありそうだった。


流石に少なからず気分が滅入っていたところで、死体に鉢合わせた。
流れ出る血の匂いを嗅いで、悪い事ばかりでもないな、と思い直した。

どうせ捨てる街だ。去る前に飽食してみるのも良いだろう。

604 名前:名無し子猫:2007/12/10(月) 23:57:29
 「いやはや…コイツは酷いわな…。」

 そう呟いて、煙草を取り出し火をつけ…俺は繁華街に入る。
 既に本来の役目であるネオンは光ってねぇし…店やコンクリを破壊し、突き出た植物の根。
真っ黒に焦げた店舗…根によって倒れたであろう消火栓から吹き出る水で、偶然消火されたのが幸いだわな。

 「ったく…ここまで酷いって話は、聞いちゃいないんだがなぁ。」

 

 旅先で教会に泊めて貰ったは良いが…明朝、郵送されて来やがったヴァチカンの命を伝える伝令書。
 俺は出る直前で準備も粗方終えてたし、その教会から『一宿一飯の恩+小金になる』と…依頼を受けた。
 ―――で、その後ヘリに十時間以上揺られてこんなトコまで輸送された訳だが…こりゃ失敗したかね…。
 



 「―――ま、情報は鮮度が命だ…。
 こんな「異常」が起こってるんじゃ、状況なんて直ぐ変わるわな。」


 苦笑しつつ、俺は煙草を消して再び歩き出した。

605 名前:名無し子猫:2007/12/11(火) 00:30:24
人間ヒト

606 名前:名無し子猫:2007/12/15(土) 01:29:50
 目標は、廃屋に入って行った。
 俺もそれに遅れる形で廃屋に踏み込もうとしたが―――


 「…ぐ…なんだってんだよ、この臭いは…っ!。」


 腐臭腐臭腐臭腐臭腐臭腐臭腐臭腐臭腐臭腐臭腐臭腐臭


 廃屋に近づくにつれ、漂う臭いがどんどんキツクなって行きやがる…。
 嗅覚が正常な奴なら、10人中10人悪臭と感じ取り不快感や吐き気を催すだろう。
 ―――この悪臭の元は、あの廃屋…だろうな。
 臭いの元を睨み付け、地に煙草を落としてブーツで火を踏み消す。
 …だが、こんな悪臭の中煙草がなけりゃ鼻が耐えられねぇ。
 右手を使い、再び懐から煙草を取り出しライターで火を点ける。
 そのまま煙を肺に入れ、吐き出す…ああ、いくらか楽になった。


 「さて、そんじゃ…確かめに行くかねぇ―――

                              八割方、正常な人間じゃなさそうだが。」

607 名前:天京院・鼎 ◆mVOKem4Kv2 :2008/03/31(月) 13:49:39
吾亦紅われもこう

608 名前:[-{}@{}@{}-] 摩夜 ◆XOZOvuKWhM :2008/04/27(日) 04:36:19
レスを確認させてもらった。
まずは雑事への返答を。

>ただ……そうだな、なるべくなら自レスでこっちの行動や言動は
>書かないでくれるとありがたい。
了解。もとより導入部以外でそちらの行動を描くつもりはないから。


>アンタはどのくらいの再生能力を持ってる?
>そしてどのくらいやれば死ぬ?
>例えば、腕を切り飛ばしたとして生えてくる? くっつく?
>首を切られても生きてる? 心臓潰されたら?
再生能力は……傷を受けた部位にもよるけど、目安としては
「腕の肘から先を切り飛ばされて、再生するのに一日〜一日半程度」
といったところか。
人間の治癒力とは比べ物にならないが、お前のそれと比較すると少々見劣りするかな。

あと、完全に切り離されるとくっつかない(新しく生えてくるのを待つしかない)が、
切断までいかない切り傷で済めば、傷口近くの細胞の浸透圧を調節することで無理矢理つなぎとめることができる。
神経が切れていたら繋がるまでは自由に動かせないけれど。
同じ理屈で、銃弾のような傷の面積が小さいダメージにはわりと耐性がある
(あくまで『切断にくらべれば』であって、あのカスール弾を急所にくらえば十分に危険だが)。

翼手の再生能力を封じて完全に殺すには、一度に大量の失血を強いることだ。
首を切られたり心臓を潰されたりすれば一発で御陀仏。
そうでなくとも、肩口からみぞおちまで『聖者の絶叫』で叩き切られたりすれば
おそらく致命傷になるだろう。
それから、頭……というか脳をやられてしまったら、これまた致命傷だ。

(あと『音無小夜の血』があれば再生能力を一発で潰せるけど……今回は考えなくていいだろう)




で、次が今日の本題。

>ヴェドゴニア化した俺は到底まともな人間の青年には見えねェから、
>そこだけは修正しといてほしい。
申し訳ない、変身シーンを入れるのを忘れていた。というわけで

  「だったら遠慮はいらねえな」
  言いながら得物を抜き放つ。
  「上等だ」
  女も、椅子の肘掛を叩いて立ち上がった。

のところを

  「だったら遠慮はいらねえな」
  言いながら得物の小剣を抜き放ち、その切っ先を――自らの首へ突き立てた。
  高く舞い上がってから重力に従い落ちてくる血の軌跡……
  その中で、青年の身体が瞬く間に異形の怪物へと変じていく。
  そんな気狂いじみた光景を目にして、女は――
  「上等だ」
  口の端を一層高く吊り上げ、椅子の肘掛を叩いて立ち上がった。

と置き換えようと思う。これで大丈夫だろうか?
問題なければ、>>6に対応してこちらの行動を書くことにする。

609 名前:[-{}@{}@{}-] 摩夜 ◆XOZOvuKWhM :2008/05/02(金) 12:54:19
死体を蹴り返されたのも予想外だったが、なおのこと意外なのは――
逆向きにかっ飛んできた骸の頭部の軌道が、私の腕の軌道と正確に重なっていること。
こいつ、パワーだけでなく精度も半端じゃない!
「ちぃ!?」
哀れな骸の顔面を砕いたせいで、こちらの攻撃の方向が僅かに逸らされ、
 ――ああ、そういえばこの娘、私が首筋に噛み付いた時いい声で鳴いてくれたっけ――
そんなことをチラと思い出す間に、私の腕はヴェドゴニアの口当てを掠めていた。

ぎぃ、と耳障りな音が響く。
奇襲の失敗を悟り、腕を引こうとして……直後、死体の腹を破る銃剣が視界に入った。
見る間に銃身が、そして奴の手首が突き出てくる。
――でかい。
奴の手に対して銃の大きさが半端でない。
銃の知識なんて碌にないが、でかい=ヤバい、とは容易に想像がつく。

血の気が引くより先に、腰と膝と足首が反応していた。
全身を捻って射線から外れる。それでまず第一射は凌げるはず――

やたらと長く感じるコンマ数秒。
一発目の銃弾が吐き出され、さっきまで左胸があった辺りを素通りしていく。
が、撃発の反動で銃口が斜めへずれて――奴は銃を横向け、いわゆる馬賊撃ちの格好に構えていた――私の胸元に照準が合う!

寸手のところでかわすのと、二発目が放たれるのがほぼ同時。
弾は三つ編の髪の房を吹き飛ばし、窓ガラスをぶち割って外へかっ飛んでいく。
――半端に避けたせいで姿勢が低くなって、今度は頭に射線が来てしまった。

まともに食らうのだけは避けねばならない。
これまでの回避行動のツケで右足と左足が逆向きになっていて、飛び退くことは出来そうにない。
いま自由に出来るのは……左腕だけ、か!

三発目が放たれる寸前に左手を、見た目はヒトのそれと変わらぬか細い左手を、銃口へ向けて真っ直ぐに伸ばす。
「っ――――!」
銃弾は小指と薬指の間に食い込み、両の指を吹き飛ばし、皮膚を破り、肉を裂き、骨を削りながら腕の中を突き進み、肘から抜けて――
それで僅かに軌道を逸らし、最後に左耳の耳朶を吹き飛ばした。

痛い。衝撃で頭がガンガンする。洒落にならないくらい痛い。左腕は肘から先の感触がない。死ぬほど痛い。視界がチカチカと点滅する。どこから痛みが来ているかわからないくらい全身が痛い。
痛いが、しかし、それだけだ。
左の肩はまだ動く。左の耳は当分聞こえまいが、もとよりこれは音速を上回る速さでの闘争だ、関係ない。
平衡感覚に悪影響が出ていないかどうかが気がかりだが――ああ面倒くさい、そんなものは身体を動かしていればそのうち判る!
「――――らあぁぁぁぁ!!」
その絶叫は、痛みをこらえる為に放ったのが半分。もう半分は次の攻撃・・・・にありったけの気迫を込めるため。
銃弾から押し付けられた莫大な運動エネルギー、本来なら私の身体を後ろへ押し返そうとしてくるはずのそれを、右足を軸とした回転のトルクへ強引に転換する。
両の肩を振り回し、棒のようになった左手が捻じくれるのも構わず。

そして、暢気に骸を放り投げて後ろへ退こうとしているヴェドゴニアへ、トルクと体重と私の全力を込めた右腕を再び見舞う!

610 名前:名無し子猫:2008/05/14(水) 05:55:08

「あはははは! 絶対にいじめてやるわよ、吸血鬼スカーレット・デビル!」

 ―――日傘の石突がわたしの脇腹を抉り、鮮血をしぶかせ、

「くく、ははははは! もう我慢できないってわけね、ひまわり女フラワーマスター!」

 ―――わたしの爪が彼女の胸を切り裂いて、花びらを散らす。

611 名前:名無し子猫:2008/06/23(月) 00:18:11
テスト《、、、》

612 名前:名無し子猫:2008/06/23(月) 00:19:45
やはりそういうことか――――(何
 
テスト、、、

613 名前:名無し子猫:2008/07/30(水) 00:37:10
てす

614 名前:名無し子猫:2008/08/17(日) 11:36:27
一刻館いっこくかん

615 名前:名無し子猫:2008/08/17(日) 11:45:13
一刻館
一刻館
キャラネタ喫茶・一刻館
キャラネタ喫茶・一刻館
キャラネタ喫茶・一刻館
キャラネタ喫茶・一刻館
キャラネタ喫茶・一刻館

一刻館いっこくかん

616 名前:◆epL6OCHcsg :2008/12/04(木) 03:02:31
テスト

617 名前:『悪魔の妹』 フランドール・スカーレット ◆495/xezQ72 :2008/12/19(金) 01:03:07
 ‐Count Down. Are you ready? ‐

『Five little nigger boys going for law,
 One got in chancery, and then there were four.』



           私
           の
           中
           で
           狂
           え
           る
 私の胸から紅い 歯車が飛び出した。
           時
           計
           が
           切
           り
           開
           か
           れ。








「あ――――――、っ、はぁっ」

 体が勝手に後ろへ下がる。熱い。胸に刻まれた十字。
 胸骨をなぞって、三番目の肋骨の隙間を縫うように。
 服がはだける。覗く子供のまま時を止めた[しろ]い体。
 永遠の証。逸脱の印。私は素敵な吸血鬼。

 そこに刻み付けられた断罪の十字。
 私は神を信じない。ただ、刻んだ痛みは信じられる。

「いいわ……これ、すごくいい。ちょっと浅かったけど、痺れちゃった」

 傷は浅い。どうせすぐに塞がる。夜族の血はわずかな欠陥も許さない。
 でも、焼けるような熱さ。これだけは私の芯に留まった。
 中からじりじり体を焦がす。涙が出るほど―――気持ちいい。

 でも足りない。
 まだまだ。もっと―――

「まだだよ、まだまだ。もっと―――私を喜ばせて!!」

 ―――ああ、私を殺して。

 感極まって叫ぶ―――ちょっとはしたない?
 ごめんなさい、495年経ってもまだ子供なの。
 それでも貴方は紳士で、私は淑女で。
 ここは妖精のダンスホール。
 そして、そう―――

「そう」「夜は」

 一割る二は? 二つ。

「まだ」「続く」
「から」「ね?」

 二割る二は? 四つ。

 四人。全て私。でも、本物は一つだけ。

「―――Four of a kind」

 愛を囁くように宣言する。それだけで平行世界の壁があっさりと壊れる。
 砕け散る法則―――舎密なんてこんなもの。うすっぺらくてつまらない。
 カケラから、生まれる紅いシャンデリア―――ガラスのような弾が四倍。
 私の残機も四倍。私の場所も四倍。私の死線も四倍。私の難易度も四倍。
 そして私の愛も四倍。
 ―――愛は元々数えられないけどね?

 そう、私にだって壊せやしない。壊せる目なんてどこにも無い。
 なんて腹立たしくて―――でも、素敵な愛。
 どうぞ、一夜限りの逢瀬ですから。
 好きに愛して、全て注いで。

618 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2009/01/18(日) 17:54:26


 ―――右腕の痛み=指先から肩に至るまでの複雑骨折=回復まで四半刻。
 つい勢いで殴りつけてしまった代償は少々大きい。肩から焼き切って新しく生やしても
いいんだが、今度は骨折と筋肉の断裂に火傷の苦痛まで残ることになる。如何に慣れてる
といっても、絶えず励起され続ける痛覚は動きと判断力を鈍らせるから、それは避けたい。

「羽入以外の神様なんて、自称多少問わずはじめて見たもの」

「ん、ああ、そうなのか。道理で雰囲気が違うわけだ。こっちでカタチを取れるほど信仰
のある神様なんてそうそう居ないんだけどな……まあ、見えることは見えるよ。ちょっと
色々と事情はあるんだが、『特殊な訓練を受けてる』くらいに思ってくれればいい」
 だから、痛み気を逸らすために二人の会話へ乗ることにした。
 ……実を言えばとっとと切り札を切って、あの化生にトドメを刺したいところなのだが。
それをやるとこの二人も巻き込みかねない。もちろんこの馬鹿騒ぎで誰かに迷惑をかける
気は毛頭ない。
 どう追い払うか考えつつ―――

 あれ、何か間違ってないか。
 待て待て、私は神様なんて大層なモノじゃないぞ。
「なに勘違いしてんだよ。私は人間だぞ。ちょいと長生きはしてるがね。少なくとも神と
祀られるようなことはした覚えがないし、そんな面倒なモノになる気もない―――ああ、
やべ、さっきのか。そりゃ疑われても仕方がないな。けどさ、神がいるんなら魔術や仙術、
妖術の類があっても不思議じゃないだろ?」
 どうせ信じてくれないだろうが、まあ実際本当に人間なのだから仕方が無い―――

「生き返るとしたら?」

「……何?」
 怪訝な顔をする。死んでも生き返るなんて、私じゃあるまいし。
 けどそういうのは私の他にあと二人はいるから、実は。

「教えてあげるわ、私は数年後の六月に、誰かに殺されるの。
 そしてそのたびごとに過去へとループして、別の世界へと飛ぶ。そして新しい可能性を探す」
 ――一人が死に、一人が消える。
「その伝承になぞらえて、私は殺される。それが『オヤシロ様の祟り』。
 笑っちゃうわよね。そのオヤシロ様本人は、すぐ後ろであぅあぅ言ってるだけなのに。
 私はそうして、100年を生きてきた。1000も2000も殺されてね。
 腸を引きずり出されるのが普通だったけど、毒を盛られたり首を掻き切られたりもしたわね。
 ああ、自分で包丁を頭に突きたてたこともあったっけ。あれは結構痛かったわ」

「―――なんだ、じゃあご同類……か?
 っても蓬莱人なんてそうそういるわけじゃないだろうけど」
 それに転生の仕方も違う。
 いちいち過去の時間に戻ってやり直せるというのは。ついぞ聞いたことが無い。
 「蓬莱の薬」は魂を現世に固定することで死亡した際に輪廻転生をその場で行い、記憶
と肉体、そして精神を保存したままその場に復活する、まさに禁断の薬にふさわしい効果
となっている。それでも、時間を遡ることは出来ない。
「……推測だが、そいつは後ろの神様の力かい? だとしたら破格のご加護だな、そりゃ。
例えるなら“マンダム”か“バイツァ・ダスト”くらいか? 私の知ってるメイドも時間
止めたり加速させたり出来るけど逆行は難しいって言ってたしね。反則レベルだ」
 出来ない、とは言わなかった辺りが怖い。もしかしたら明日にでも時間を巻き戻したり
出来るようになるかも知れない。能力は究極へと行き着くまで、生きている限り常に成長
する。私も肉体的な成長は止まっているが、精神では未だに変化を続けている。
 ―――ただ、私はもし遡れるとしてもそんなつもりはないが。
 やり直すには少々、長く生き過ぎた。捨てる荷物が増えすぎた。
 要は過去ではなく現在に未練がある、という本末転倒な状況だ。
「……しかし、ワケが解からんほど壮絶な人生だな。いったい何をどうすればそんなことになるんだよ。英米のシリアルキラーより性質が悪い殺され方なんてそうそう……そうか、その犯人が解からないからループしてるわけ、か」
 酷い話だ。見た目は私より五つか六つは年下なのに―――知らず左で握る拳がより強く
硬くなる/理不尽への怒り/ここに渦巻く祟りと相似した感情/共感。余計なお世話だと
解かっているが、それでもそいつを櫓櫂及ぶ果てまで追い詰めてブッ飛ばしてやりたい。
「――死ぬ経験なんて一度で十分なのに。いっぺん下手人をブチ殺してやりたい気分だ」
 あ、口に出てた。さっきの戦闘のテンションはまだ引きずってるようだ。もちろんいい
ことなのだが、あんまり物騒なこと言ってると怖がられそうでちょっとアレな感じが。

「ひょっとして、あなたは私を助けにでも来てくれたのかしら?
 でも残念ね、私より先に、この世界が死んでしまったもの。
 あなたも見たでしょう? 打ち捨てられたノボリやビラを。
 ダム戦争は、私達の敗北に終わったのよ。
 百年の中でも、こんなことは初めてね。最大の、そして最悪のイレギュラー。」

「……そうだったのか」
 だからこその無念か。増幅された怒りか。
 死者の怒りと、今生きている人間の怒り。
 故の無差別なジェノサイド。災害という名の復讐。
 そして―――目の前の神と巫女。向こうで停止している古き荒神。
 これじゃ、祟りが起きない方がおかしい。
 これだけ揃っていればダムどころか大地震で国の半分が全滅しても不思議じゃない。
 ある意味、その鍵をこの古手梨花が握っている、ということだ。

「この世界は、もうおしまい。
 私は私と共に戦うべき仲間と出会うこともなく、街のどこかで殺されるでしょう。
 だから、私もこの世界に見切りを付けて、次の世界に行くことにした。
 誰もいない村で、いつもの部屋でワインを飲んで、布団に入る。
 気がついたら水の中で、私は死んで、次の世界に。
 そのはずだったのに、あなた達のせいでとんだ邪魔が入ったわ。これじゃ飲み直しね」

 だから、それだけの力を。
 暴力を。
 奇跡を。
 味方につけておいて。

「まったく……どうせ滅びゆく世界だというのに、なぜあなた達はそれすら許さないと言うの!?
 滅ぼすなと言うんじゃない、ただ静かに滅んでいくのを見ていてくれればいいのに。
 だから私は一人、自分の部屋で水に沈んで、そしてこの世界を見限ってやるつもりだったのに。
 それさえも、それさえもあなた達は許さないと言うの!?」

 なんでそうなるんだ?
「―――死にたがりが何を言ってるんだ、大馬鹿野郎。死んでもいないのに勝手に諦めて
入水なんぞ気取るんじゃない。それでも稀有な不死者(イモータル)かテメェ。過去まで
戻れるからって人生無駄遣いする余裕があるなら、もっと早く下手人を見つけて樺太辺り
までブッ飛ばしてやれば良かったんだ」
 頭に血が上る―――思考自体は冷静。
 ただ感情自体が“ふざけるな”と大合唱。
 誰よりも有利な条件=必ず勝てる戦い/百回も繰り返せば誰だって勝てる。
 けどこいつは手札を見る前にドロップしている。
 ―――そんなんじゃ、ツキに/神に/仲間にだって見放される。
「……ああ、確かにこんなザマじゃ逃げたくもなるだろうよ。投げたくもなるだろうよ。
けどお前は“まだ”生きてるんだろうが。“まだ”殺されちゃいないだろうが。だったら
いくらでも手の打ちようはあるだろう。んな洒落た死に方のために、お前の神様は奇跡を
与えたのか? だとしたら本気で救いようの無い馬鹿だ」
 加速する罵倒―――どう見ても子供に向ける類ではない。
 だが、
「殺されるって解かってるなら相打ちに持ち込むくらいやれ。自分が死ぬ直前まで相手を
ブチ殺すことを止めるな。いや、死んでもいいからブッ飛ばせ。そして相手に自分の行い
を後悔させてやるんだ。お前は自分が思ってるよりはるかにデカい手役を持ってんだぞ。
そんなロイヤルストレートフラッシュみたいなカード持っててドロップなんて正気の沙汰
じゃねーぞ。“まだ”故郷が水に沈むだけだ。そして“まだ”水は入ってないんだ。勝負
はこれからだ。というよりまだ始まってもいねェよ」
 そうだ、だから。
 こいつと一つの賭けをする。
「―――そう、そして今日は。その手役に私ってチートが入ったんだぞ。
 これで勝てないなんて、地球が真っ二つに割れるより有り得ねーよ」
 そうだ。私はここで起きている何もかもが気に食わない。
 八つ当たりする祟りと、死にたがりの人間と、そしてほくそ笑む理不尽と。
 根こそぎブチ壊したくなった。
 獰猛な笑みが勝手に浮かんでくる。
 さあ、この勝負、お前は乗る(コール)か降りる(ドロップ)か。

「まあ、あなたに言ってもしょうがないことかもしれないけど。
 でも、人の最期の楽しみを邪魔したのだから、そんな意地悪な神の名前くらい聞いても、
罰は当たらないわよね?
 名前が分かっているもう片方は、あなたに叩きのめされて死んだみたいだし」

「……馬ぁ鹿。相手は仮にも神代の国譲りですら信仰の揺るがなかった、祟り神中の祟り
神だぞ? 正直、私が後先考えないで全力出しても勝てるかどうかってくらいの―――」

>>957

 そして、惨劇はすでに始まっている。
 ぽつりと降り出した雨―――それが私の左腕に当たる。
「つっ」
 焼けるような痛み―――皮膚に焦げ跡。
 見覚えがあった。
 確かそれは、強烈な脱水作用による炭化。
 硫酸。
「―――逃げろッ!!」
 そして二つ目の猛毒が身体に当たると同時に、私は突っ走り、古手の襟首を掴んで校舎
の玄関口まで全力で投げ飛ばしていた。ひょっとしたら骨折くらいはするかも知れないが、
神のご加護があるならたぶん平気だろう。
 だが、私は無事じゃない。
 そのくらい解かっている。
 背中越しに蝦蟇の動く気配―――濃厚な酸の匂い。今度は蒸発していく汚泥。そして雨
が強さを増し―――あらゆる酸素と水素を根こそぎ奪い取っていく。強烈な発熱/火傷と
変わらない、しかし性質の悪い痛み。
 そして最悪なのは。
 その蝦蟇がどこから造ったのか、硫酸を土石流みたいにぶっ放そうとしていることだ。
 口から硫酸を吐き出す生物なんて、千三百年生きててもお目にかかれない。
 回避不能/防御不能/反撃不能=スペルを起動させる暇も無い。
 常ならば即死/幸運補正でも重傷。神経を侵されれば不随は免れない。
 そしてその幸運は今回、裏返る。
「―――ッ!!」
 背中に意識が吹き飛びそうな痛みを感じた。腕も足もお構い無しに酸で引き連れて故障
していく―――圧倒的な量の硫酸は、薄紙よりたやすく皮膚を焼き、神経をちぎった。
 髪が焦げる/服が焦げる/背中が焦げる。薬の仕様で火傷しない体質だが、恐らく火傷
をしたとしたらこういう痛みだろう。滅多に経験出来るものじゃない。
 だから踏みとどまり切れない。酸を浴びた勢いのままもんどりうって倒れる。
(くそ……動けない……治るまで何秒かかる?)
 背中からもろに浴びたのがマズかった。脊椎がやられている。意識はある。が、手も足
も棒切れみたいに動かない。完全に神経を潰されていた。痛覚が消失したのはある意味で
運が良かったかも知れないが、そんなもの大して意味は無い。
 なまじ、即死より性質が悪い。復帰まで時間がかかる上に硫酸は未だに降り注いでいる。
その分だけ再生の手間がかかる。
 まるで私の弱点を知っているかのような布石/布陣―――
(いや、知ってても不思議じゃないか? 何しろ神様だ、何処にでもいるし、神様同士で
知り合いなんてありふれ過ぎている)
 もしも“向こう”で岩永の姫とこいつが世間話でもして、私の話題が出たとしよう。
 神の本質は全にして一。何処にいてもそれが固有の名前を共有する限り、どれだけ分霊
されていても一つの神として扱われる。だからここにいるこいつも、向こうにいるこいつ
も、同じ存在だから知識も経験も信仰もまた同質として扱われるわけだ。
 だから、解かっていてやっていたとしても不思議じゃない。
 むしろ、私の厄介さを知っているなら最初から準備していたのかも知れなかった。
(―――せめて、早く逃げてくれればいいんだけど)
 私一人なら幾ら死んでも平気だが……古手の方は違う。
 過去に遡ってやり直す―――言い換えれば、今がどれほど良い手札でも死んだら御破算。
 私の身体なんかより、そっちの方が心配だった。

 ―――再生まで、約三分。



619 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2009/01/18(日) 18:13:03


 ―――右腕の痛み=指先から肩に至るまでの複雑骨折=回復まで四半刻。
 つい勢いで殴りつけてしまった代償は少々大きい。肩から焼き切って新しく生やしても
いいんだが、今度は骨折と筋肉の断裂に火傷の苦痛まで残ることになる。如何に慣れてる
といっても、絶えず励起され続ける痛覚は動きと判断力を鈍らせるから、それは避けたい。

「私は古手梨花。ここの守り神であるオヤシロ様の巫女、そう言ったはずだけれど?
 で、私の後ろで半透明にあぅあぅ言ってるのが、そのオヤシロ様こと羽入。
 これで満足?
 羽入が見えるのは驚いたけど、まあ、ここまでくればなんでもありよね。
 羽入以外の神様なんて、自称多少問わずはじめて見たもの」

「ん、ああ、そうなのか。道理で雰囲気が違うわけだ。こっちでカタチを取れるほど信仰
のある神様なんてそうそう居ないんだけどな……まあ、見えることは見えるよ。ちょっと
色々と事情はあるんだが、『特殊な訓練を受けてる』くらいに思ってくれればいい」
 だから、痛みから気を逸らすために二人の会話へ乗ることにした。
 ……実を言えばとっとと切り札を切って、あの化生にトドメを刺したいところなのだが。
それをやるとこの二人も巻き込みかねない。もちろんこの馬鹿騒ぎで誰かに迷惑をかける
気は毛頭ない。
 どう追い払うか考えつつ―――

 あれ、何か間違ってないか。
「ちょ、ちょ、ちょ。ちょっと待てオイ」
 待て待て、マジで待て。
 私は神様なんて大層なモノじゃないぞ。
「なに勘違いしてんだよ。私は人間だぞ。ちょいと長生きはしてるがね。少なくとも神と
祀られるようなことはした覚えがないし、そんな面倒なモノになる気もない―――ああ、
やべ、さっきのか。そりゃ疑われても仕方がないな。けどさ、神がいるんなら魔術や仙術、
妖術の類があっても不思議じゃないだろ?」
 どうせ信じてくれないだろうが、まあ実際本当に人間なのだから仕方が無い―――

「生き返るとしたら?」

「……何?」
 怪訝な顔をする。死んでも生き返るなんて、私じゃあるまいし。
 けどそういうのは私の他にあと二人はいるから、実は。

「教えてあげるわ、私は数年後の六月に、誰かに殺されるの。
 そしてそのたびごとに過去へとループして、別の世界へと飛ぶ。そして新しい可能性を探す」
 ――一人が死に、一人が消える。
「その伝承になぞらえて、私は殺される。それが『オヤシロ様の祟り』。
 笑っちゃうわよね。そのオヤシロ様本人は、すぐ後ろであぅあぅ言ってるだけなのに。
 私はそうして、100年を生きてきた。1000も2000も殺されてね。
 腸を引きずり出されるのが普通だったけど、毒を盛られたり首を掻き切られたりもしたわね。
 ああ、自分で包丁を頭に突きたてたこともあったっけ。あれは結構痛かったわ」

「―――なんだ、じゃあご同類……か?
 っても蓬莱人なんてそうそういるわけじゃないだろうけど」
 それに転生の仕方も違う。
 いちいち過去の時間に戻ってやり直せるというのは。ついぞ聞いたことが無い。
 「蓬莱の薬」は魂を現世に固定することで死亡した際に輪廻転生をその場で行い、記憶
と肉体、そして精神を保存したままその場に復活する、まさに禁断の薬にふさわしい効果
となっている。それでも、時間を遡ることは出来ない。
「……推測だが、そいつは後ろの神様の力かい? だとしたら破格のご加護だな、そりゃ。
例えるなら“マンダム”か“バイツァ・ダスト”くらいか? 私の知ってるメイドも時間
止めたり加速させたり出来るけど逆行は難しいって言ってたしね。反則レベルだ」
 出来ない、とは言わなかった辺りが怖い。もしかしたら明日にでも時間を巻き戻したり
出来るようになるかも知れない。能力は究極へと行き着くまで、生きている限り常に成長
する。私も肉体的な成長は止まっているが、精神では未だに変化を続けている。
 ―――ただ、私はもし遡れるとしてもそんなつもりはないが。
 やり直すには少々、長く生き過ぎた。捨てる荷物が増えすぎた。
 要は過去ではなく現在に未練がある、という本末転倒な状況だ。
「……しかし、ワケが解からんほど壮絶な人生だな。いったい何をどうすればそんなこと
になるんだよ。英米のシリアルキラーより性質が悪い殺され方なんてそうそう……そうか、
その犯人が解からないからループしてるわけ、か」
 酷い話だ。見た目は私より五つか六つは年下なのに―――知らず左で握る拳がより強く
硬くなる/理不尽への怒り/ここに渦巻く祟りと相似した感情/共感。余計なお世話だと
解かっているが、それでもそいつを櫓櫂及ぶ果てまで追い詰めてブッ飛ばしてやりたい。
「――死ぬ経験なんて一度で十分なのに。いっぺん下手人をブチ殺してやりたい気分だ」
 あ、口に出てた。さっきの戦闘のテンションはまだ引きずってるようだ。もちろんいい
ことなのだが、あんまり物騒なこと言ってると怖がられそうでちょっとアレな感じが。

「ひょっとして、あなたは私を助けにでも来てくれたのかしら?
 でも残念ね、私より先に、この世界が死んでしまったもの。
 あなたも見たでしょう? 打ち捨てられたノボリやビラを。
 ダム戦争は、私達の敗北に終わったのよ。
 百年の中でも、こんなことは初めてね。最大の、そして最悪のイレギュラー。」

「……そうだったのか」
 だからこその無念か。増幅された怒りか。
 死者の怒りと、今生きている人間の怒り。
 故の無差別なジェノサイド。災害という名の復讐。
 そして―――目の前の神と巫女。向こうで停止している古き荒神。
 これじゃ、祟りが起きない方がおかしい。
 これだけ揃っていればダムどころか大地震で国の半分が全滅しても不思議じゃない。
 ある意味、その鍵をこの古手梨花が握っている、ということだ。

「この世界は、もうおしまい。
 私は私と共に戦うべき仲間と出会うこともなく、街のどこかで殺されるでしょう。
 だから、私もこの世界に見切りを付けて、次の世界に行くことにした。
 誰もいない村で、いつもの部屋でワインを飲んで、布団に入る。
 気がついたら水の中で、私は死んで、次の世界に。
 そのはずだったのに、あなた達のせいでとんだ邪魔が入ったわ。これじゃ飲み直しね」

 だから、それだけの力を。
 暴力を。
 奇跡を。
 味方につけておいて。

「まったく……どうせ滅びゆく世界だというのに、なぜあなた達はそれすら許さないと言うの!?
 滅ぼすなと言うんじゃない、ただ静かに滅んでいくのを見ていてくれればいいのに。
 だから私は一人、自分の部屋で水に沈んで、そしてこの世界を見限ってやるつもりだったのに。
 それさえも、それさえもあなた達は許さないと言うの!?」

 
「―――死にたがりが何を言ってるんだ、大馬鹿野郎。死んでもいないのに勝手に諦めて
入水なんぞ気取るんじゃない。それでも稀有な不死者(イモータル)かテメェ。過去まで
戻れるからって人生無駄遣いする余裕があるなら、もっと早く下手人を見つけて樺太辺り
までブッ飛ばしてやれば良かったんだ」
 頭に血が上る―――思考は冷静/口調も淡々。
 感情―――“ふざけるな”と大合唱。
 誰よりも有利な条件=必ず勝てる戦い/百回も繰り返せば誰だって勝てる。
 けどこいつは手札を見る前にドロップしている。
 ―――そんなんじゃ、ツキに/神に/仲間にだって見放される。
「……ああ、確かにこんなザマじゃ逃げたくもなるだろうよ。投げたくもなるだろうよ。
けどお前は“まだ”生きてるんだろうが。“まだ”殺されちゃいないだろうが。だったら
いくらでも手の打ちようはあるだろう。んな洒落た死に方のために、お前の神様は奇跡を
与えたのか? だとしたらどっちも本気で救いようの無い馬鹿だ」
 加速する罵倒―――どう見ても子供に向ける類ではない。
 だが、
「殺されるって解かってるなら相打ちに持ち込むくらいやれ。自分が死ぬ直前まで相手を
ブチ殺すことを止めるな。いや、死んでもいいからブッ飛ばせ。そして相手に自分の行い
を後悔させてやるんだ。お前は自分が思ってるよりはるかにデカい手役を持ってんだぞ。
そんなロイヤルストレートフラッシュみたいなカード持っててドロップなんて正気の沙汰
じゃねーぞ。“まだ”故郷が水に沈むだけだ。そして“まだ”水は入ってないんだ。勝負
はこれからだ。というよりまだ始まってもいねェよ」
 そうだ、だから。
 こいつと一つの をすることにした。
「―――そう、そして今日は。その手役に私ってチートが入ったんだぞ。
 これで勝てないなんて、地球に客星がぶつかって真っ二つに割れるより有り得ねーよ」
 そうだ。私はここで起きている何もかもが気に食わない。
 八つ当たりする祟りと、死にたがりの人間と、そしてほくそ笑む理不尽と。
 根こそぎ

 獰猛な笑みが勝手に浮かんでくる/これでいい/これがいい。
 何万回と死生を潜ってきた私は、いつだって逃げられなかった。
 そしてやがて逃げることを止めて、目の前の理不尽や自分の罪を殴り倒すようになった。
気づいてしまえば簡単だったんだ。解かってしまえば、そんなもの苦しくなんてなかった。
立ち向かう『覚悟』さえあれば『幸福』になれたんだ。

 さあ、この勝負、お前は乗る(コール)か反る(ドロップ)か。
 私は乗る―――ここまで来て降りるなんて有り得ない/絶対に叩いて潰す。
 いつでも真正面から。そいつが私と世界の摩擦の消し方で、理不尽の潰し方だ。

「まあ、あなたに言ってもしょうがないことかもしれないけど。
 でも、人の最期の楽しみを邪魔したのだから、そんな意地悪な神の名前くらい聞いても、
罰は当たらないわよね?
 名前が分かっているもう片方は、あなたに叩きのめされて死んだみたいだし」

「……馬ぁ鹿。相手は仮にも神代の国譲りですら信仰の揺るがなかった、祟り神中の祟り
神だぞ? 正直、私が後先考えないで全力出しても勝てるかどうかってくらいの―――」

>>957

 そして、惨劇はすでに始まっている。
 ぽつりと降り出した雨―――それが私の左腕に当たる。
「つっ」
 焼けるような痛み―――皮膚に焦げ跡。
 見覚えがあった。
 確かそれは、強烈な脱水作用による炭化。
 硫酸。
「―――逃げろッ!!」
 そして二つ目の猛毒が身体に当たると同時に、私は突っ走り、古手の襟首を掴んで校舎
の玄関口まで全力で投げ飛ばしていた。ひょっとしたら骨折くらいはするかも知れないが、
神のご加護があるならたぶん平気だろう。
 だが、私は無事じゃない。
 そのくらい解かっている。
 背中越しに蝦蟇の動く気配―――濃厚な酸の匂い。今度は蒸発していく汚泥。そして雨
が強さを増し―――あらゆる酸素と水素を根こそぎ奪い取っていく。強烈な発熱/火傷と
変わらない、しかし性質の悪い痛み。
 そして最悪なのは。
 その蝦蟇がどこから造ったのか、硫酸を土石流みたいにぶっ放そうとしていることだ。
 口から硫酸を吐き出す生物なんて、千三百年生きててもお目にかかれない。
 回避不能/防御不能/反撃不能=スペルを起動させる暇も無い。
 常ならば即死/幸運補正でも重傷。神経を侵されれば不随は免れない。
 そしてその幸運は今回、裏返る。
「―――ッ!!」
 背中に意識が吹き飛びそうな痛みを感じた。腕も足もお構い無しに酸で引き連れて故障
していく―――圧倒的な量の硫酸は、薄紙よりたやすく皮膚を焼き、神経をちぎった。
 髪が焦げる/服が焦げる/背中が焦げる。薬の仕様で火傷しない体質だが、恐らく火傷
をしたとしたらこういう痛みだろう。滅多に経験出来るものじゃない。
 だから踏みとどまり切れない。酸を浴びた勢いのままもんどりうって倒れる。
(くそ……動けない……治るまで何秒かかる?)
 背中からもろに浴びたのがマズかった。脊椎がやられている。意識はある。が、手も足
も棒切れみたいに動かない。完全に神経を潰されていた。痛覚が消失したのはある意味で
運が良かったかも知れないが、そんなもの大して意味は無い。
 なまじ、即死より性質が悪い。復帰まで時間がかかる上に硫酸は未だに降り注いでいる。
その分だけ再生の手間がかかる。
 まるで私の弱点を知っているかのような布石/布陣―――
(いや、知ってても不思議じゃないか? 何しろ神様だ、何処にでもいるし、神様同士で
知り合いなんてありふれ過ぎている)
 もしも“向こう”で岩永の姫とこいつが世間話でもして、私の話題が出たとしよう。
 神の本質は全にして一。何処にいてもそれが固有の名前を共有する限り、どれだけ分霊
されていても一つの神として扱われる。だからここにいるこいつも、向こうにいるこいつ
も、同じ存在だから知識も経験も信仰もまた同質として扱われるわけだ。
 だから、解かっていてやっていたとしても不思議じゃない。
 むしろ、私の厄介さを知っているなら最初から準備していたのかも知れなかった。
(―――せめて、早く逃げてくれればいいんだけど)
 私一人なら幾ら死んでも平気だが……古手の方は違う。
 過去に遡ってやり直す―――言い換えれば、今がどれほど良い手札でも死んだら御破算。
 私の身体なんかより、そっちの方が心配だった。

 ―――再生まで、約三分。



620 名前:古手梨花 ◆ReNAW5TNRU :2009/01/26(月) 00:52:36


――――ぴしりと。
何かがひび割れるような音を、感じた。
物理的なそれではない。
違和感? 既視感? その両方がないまぜになったような。


刹那の戸惑いを、目前の神(仮)の言葉が現実へと引き戻す。
小首を傾げるも、すでにその感覚は去った後。

>「なに勘違いしてんだよ。私は人間だぞ。ちょいと長生きはしてるがね。少なくとも神と
>祀られるようなことはした覚えがないし、そんな面倒なモノになる気もない―――ああ、
>やべ、さっきのか。そりゃ疑われても仕方がないな。けどさ、神がいるんなら魔術や仙術、
>妖術の類があっても不思議じゃないだろ?」

「人、間……?」

なんとまあ、面妖な人間もいたものね。
羽入は見える、火は吹く……というよりばら撒く?
私と同じように、巫女のような力を持っているということかしら?
だとしても、反則に変わりはないけれど。
まったく――本当に今日はイカレた夜ね。

>「……推測だが、そいつは後ろの神様の力かい? だとしたら破格のご加護だな、そりゃ。
>例えるなら“マンダム”か“バイツァ・ダスト”くらいか? 私の知ってるメイドも時間
>止めたり加速させたり出来るけど逆行は難しいって言ってたしね。反則レベルだ」

反則、ずる、チート。
確かにそうだろう。
本当なら「あの一回」で――それがいつかを忘れたほど昔の「一回」で――終わったはずなのだから。

けれど、それが何?
同じことの繰り返しを百年。期待と失望、不安と諦念。
その繰り返しをもう百年。
こんな百年に、それを可能にした奇跡に、何の意味があるというの?

私は内心、そう嗤う。
だが、目の前の彼女は笑わない。むしろ怒っている。

>「――死ぬ経験なんて一度で十分なのに。いっぺん下手人をブチ殺してやりたい気分だ」

そう、彼女は怒っている。
そして、

>「―――死にたがりが何を言ってるんだ、大馬鹿野郎。死んでもいないのに勝手に諦めて
>入水なんぞ気取るんじゃない。それでも稀有な不死者(イモータル)かテメェ。過去まで
>戻れるからって人生無駄遣いする余裕があるなら、もっと早く下手人を見つけて樺太辺り
>までブッ飛ばしてやれば良かったんだ」

その怒りを、私に向けた。

>「……ああ、確かにこんなザマじゃ逃げたくもなるだろうよ。投げたくもなるだろうよ。
>けどお前は“まだ”生きてるんだろうが。“まだ”殺されちゃいないだろうが。だったら
>いくらでも手の打ちようはあるだろう。んな洒落た死に方のために、お前の神様は奇跡を
>与えたのか? だとしたらどっちも本気で救いようの無い馬鹿だ」

ふざけるな。
お前に何が分かる。

>「殺されるって解かってるなら相打ちに持ち込むくらいやれ。自分が死ぬ直前まで相手を
>ブチ殺すことを止めるな。いや、死んでもいいからブッ飛ばせ。そして相手に自分の行い
>を後悔させてやるんだ。お前は自分が思ってるよりはるかにデカい手役を持ってんだぞ。
>そんなロイヤルストレートフラッシュみたいなカード持っててドロップなんて正気の沙汰
>じゃねーぞ。“まだ”故郷が水に沈むだけだ。そして“まだ”水は入ってないんだ。勝負
>はこれからだ。というよりまだ始まってもいねェよ」

理屈を言うな。
感情を叫ぶな。
何も知らないくせに。
死ぬことさえできない人間モドキの出来そこない。

「あなたは何も知らないのね……。
 この村がどんなムラだったのか」
 
冷静に話す。激情を隠すために。
そう、感情に流されてはいけない。
それは無益だ。

「教えてあげるわ、このムラの姿を。
 おだやかな裏では、ダム賛成派と反対派で、村を挙げての疑心暗鬼。
 私の友達は、ダム反対派の娘だったってだけで、今でも買い物さえ満足にさせてもらえない」
 
冷静になれ。感情を押し殺せ。仮面をかぶれ。
怒りは感情を揺らがせる。感情の揺らぎは期待につながる。
期待はそして、失望で終わる。

「数年後にできるハズの『友達』は、自分の姉妹の爪がはがされてるのを黙って見ていた臆病者。
 別の『友達』は、疑心暗鬼にかられて自分の家族と友達を拷問して殺した。
 ああ、この前の世界での、ある『友達』が一番笑えたわね。
 宇宙人が攻めてきたとか妄言吐いて、私を含めて片っぱしから鉈で殴り殺して回ったもの」
 
感情を殺して、諦念の笑みで顔を覆え。
寸分の狂いなく、鉄面皮の壁をつくって自分を覆え。
どこからも漏れることのないような、完璧な盾をつくれ。

「疑心暗鬼に殺しあい、これがこのムラの住民の姿。
 分かるかしら? 私を含めて、誰もがイカれてるのがここなのよ。
 そんな中で、本当の仲間なんてできるはずない、力になるはずもない。
 そして子供の私一人で、運命をひっくり返すなんてもっと無理。

 私が持っているカードは羽入、たった一枚だけ。
 オヤシロ様の生まれ変わりと言われようと、羽入が見えようと、
 所詮は焼け石に水」
 
そうだ、これでいい。
期待なんかするから、裏切られる。
殻をつくれ。殻にこもれ。それで守られる、「その時」までは。

これ以上この正義気取りの顔を見たくなくて、私は目をそらす。
空を見上げれば、そこには満天の星。

「そうね……知ってるかしら?
 ヒジリとは……日知り、の謂いだそうよ」
 
『ところで、今日のお弁当は何なのですか』――
クラスでそう聞いた時のようにさらりと、話題を転じる。

「日と星を知り、暦を知り、種蒔きの時期も収穫の時期も知る。
 すなわち、天地の理を知る者。
 人々を導く、人ならざる者。神と人の代弁者、聖なるものにして邪なるもの。
 ゆえに日を知る者をヒジリ、すなわち聖という」
 
それは、かつて母に教わったこと。
常ならざる力を持ち、人々の役に立つ。だから尊ばれる。
だがもし、それが役に立たないのなら、人に害をなすのなら――

「そして私は、『オヤシロ様の生まれ変わり』、と呼ばれた。
 鬼の血をひく古手家の中でも、とりわけ神に近い存在と。
 聖なる存在として、誰もがかわいがってくれた。
 
 でも、今こうしてムラそのものが消えようというのに、
 幼い私の言葉は誰にも届かなかった。
 ダムなんかに負けちゃいけない、私達の場所を守ろう、そう言ったのに。
 
 笑わせないでよ。何が聖よ。何も導けやしない。
 導きたくても、誰も私の言葉なんて聞きやしない。
 私の『仲間たち』だってそう。
 何度も何度も警告しても、いつも無視して疑心暗鬼で最後は殺し合い。
 
 ここの人間は、みんなそう。
 そんな中で、先のことを『予言』する私なんて、恐怖の目で見られるだけ。
 やれ神の使いだヒジリだなんて綺麗に取り繕っても意味なんてない。
 そうよ、私なんて――」
 
――ただの、化けものだ。

羽入が見えたって、不気味がられるだけだった。
羽入が見えない母親にも疎まれた。
何がロイヤルストレートフラッシュよ。
手札切ろうにも、まわりに誰も切る相手がいなかったら意味ないじゃない。

「知ってるかしら? 私の血には鬼が流れている。
 そして、職を失いまつろわぬ民となったかつてのヒジリ、陰陽師たちも、
 鬼と呼ばれたそうよ?
 だとすれば、私こそ鬼。化けものじゃないかしら?
 誰にも助けられず、誰も助けられない、化けもの。
 
 だから私は、化けものらしく大人しく死ぬこととしたの。
 最期くらい悪あがきしないできれいに、ね。
 たまにはこういう死に方をする世界があってもいいでしょう。
 分かったら、とっとと――」
 

>「―――そう、そして今日は。その手役に私ってチートが入ったんだぞ。
> これで勝てないなんて、地球に客星がぶつかって真っ二つに割れるより有り得ねーよ」






――――え?





何かが崩れる音がした。
彼女は何を言っているの?
「私ってチート」?
彼女は、私を助けようというの?

鉄面皮が崩れる。
皮肉と笑みの盾にひびが入る。
心臓が早鐘を打って、苦しい。

チート?
確かにこれはチートだ。
彼女なら、どんな「人間」が攻めてきても、確実にそれを撃退できる。

相手が軍隊だろうと、千、万が攻めてこようと、それを引っくり返せる最高のカード。
そう、これは最高のチート。
彼女なら、あるいは?

――馬鹿なことを考えるのはよしたほうがいい。
頭がそう告げる。
けれど、一旦破れた堰は、音を立てて崩れ始める。
何年かぶりに感じる「期待」の感覚。
ああ分かっている、この後に来るのは「失望」以外あり得ないと。
けれど、けれど――!

>「―――逃げろッ!!」

思考を絶叫が切断する。
同時に浮遊感、ついで飛翔、最後に落下。
強烈な衝撃。身体を伝わる痛み。
全身が痺れる。

「か、はっ」

何とか肺から息を絞りだす。
状況を確認すべく目を開くと――押し寄せる硫酸。倒れている少女。
満天の星空は雲に覆われ、いつの間にか雨。
しかも、その一滴一滴が校舎の窓の桟を溶かし始めている。

「硫酸の雨? 物理法則さらりとガン無視なんて、さすがにチートは神様のお家芸ね。
 どう後始末付けるつもりよ、これ」

毒づきながら立ち上がる。……なんとか、体はまだ動くらしい。
と同時に、胸の中に失望感がこみ上げる。

あの少女も、偉そうな講釈を垂れておきながら、こうもあっさりボロ雑巾。
所詮こんなものか。
分かっていたはずなのに、期待は裏切りへの一本道だと。
それでもつい期待してしまった。
まったく、なんて道化かしら、私。

もっとも、ここにも硫酸の濁流は押し寄せつつある。

『あぅあぅ……梨花、このままでは保たないのです!
 あんな量、僕の結界じゃ防ぎきれないのです!』
 
羽入が悲鳴を上げる。
硫酸の雨は、羽入が結界で守ってくれていたらしい。
まったく、あんたも同じ神様のはしくれなら、このくらいなんとかしなさいって言うのよ。

「羽入」
『……梨花、まさか』
「それしかないでしょう」
『梨花、でもそれじゃ』
「やりなさい!」

倒れている少女の方を見る羽入に、私は一喝。
あんなものに気を使って、こんな終わり方はごめんよ。

『……分かったのです』

羽入が不承不承頷くと、稲妻が走る。
空中放電。神威の発現たる雷撃。
雲は親切にもあちらが呼んでくれていたから、たいした負担でもない。
昔、部活メンバーと勾玉争奪戦やった時に、調子にのったこの馬鹿が
『オヤシロサンダーなのです☆』とか言って稲妻落してたの、覚えておいてよかったわ。

とはいえ、威力としては大したものはない。
あくまで微弱な雷撃、人間でも痺れる程度だろう。
おそらく、あのミシャグジとやらには、毛ほどの痛みもないだろう。
それでも充分。
雷撃は地面の硫酸を次々に蒸発させ、私のところにまでは届かない。

もっとも、これの欠点は範囲がそうそう狭めないことだ。
当然、倒れている少女のところにも雷は落ちる。
稲妻に打たれた少女が、顔を歪めさせているのが見える。

たいしたものではないでしょうけれど、治りかけた傷口を稲妻が打つのだ。
たとえるなら、治りかけのすり傷に、レモン汁をいちいち刷り込まれるようなもの。
それは当然、痛いでしょうね。

ほら、無様。
私の痛みも知らずに、知ったような説教をするからそういう目にあうのよ。
おかげで、いらない期待まで抱いて、また失望する羽目になったじゃない。
そういうの、余計な御世話というの。知らなかった?

あざけりを胸の中に秘めて、私はゆっくり少女に近づく。
そして、部活でよく見せた、満面の作り笑顔で、こう言ってやった。

「じゅくじゅくビリビリで、かわいそかわいそ、なのですよ。にぱー☆」

621 名前:『蓬莱の人の形』藤原 妹紅 ◆zPhoEniXzw :2009/01/26(月) 23:51:36


 硫酸雨+落雷=世紀末。
 なんか予想以上に大事になってきた気がする。
 確かに酸の暴力とは拮抗出来てるけど、雷落として蒸発させるなんて発想は無かった。
 悪い手ではないが……硫酸はどんなカタチになっても物騒なシロモノだ。濃縮されれば
されただけ致死性は増すし、完全に水分を飛ばしたとしても強力な発火剤になる。だから、
蒸発させたとしてもまだ安心は出来ない。
 一番いいのは石造りの建物に逃げ込むことだが……あいにくとそんなものはすぐ近くに
見当たらない。これでは三分を待つなんて不可能に近い。いや、向こうとて誰かは知らぬ
が神を味方につけているのだから何とかなるかも知れないが、楽観が出来る状況ではない。
 そんなことを考えていると―――水に濡れた足音が。
 そして、

「じゅくじゅくビリビリで、かわいそかわいそ、なのですよ。にぱー☆」

 うわ、すげぇムカつく。
 声も出せないから―――いや、念話は脳がやられてないから大丈夫そうだ。まあ、頭を
潰されてたら即蘇生だったからどっちにしろ関係ないんだけど。
 とりあえずこの惨状から逃げもしない間抜けの頭の中へ直接声を叩きつけてやる。
 そんな余裕があったらとっとと逃げろっつーの/本気でそう思う。
 もちろん、負ける気なんて最初からない。考えてもいない。

『―――うるせーな。見た目ガキなのに無理して顔で嘲笑って心で泣いてんじゃねーよ、
一人前に。お前を巻き込まないようにするにゃコレしかなかったんだよ。いいからあと、
三分でいい。時間を稼げ。こちとら硫酸で脊髄焼かれたぐらいじゃ死にやしねーんだよ。
三分経ったらからそれまで保たせろ』

 ……沈黙。雨音だけが響く。さすがに言葉を失ったのか。
 なんかものすごい顔をされてるが気にしないでおく。見た目死人に頭の中で喋られたら、
まあ仕方ない。それでも、こいつは見た目よか聡いからすぐに我に返ってくれるはずだ。
 意識を自分に戻し―――硫酸の雨の中、全身に意識を集中させた。
 ぴくり、と指が動く。雨が当たるたびに火傷みたいなことになるのはきついが、神経に
届いてはいないらしい。つまり、雨だけなら修復中の神経系への損傷は無い。まだ勝ちの
目は十分にある。硫酸と電気で交互に虐待されてるのはなかなか辛いが、そもそも痛覚は
とっくに潰れている。ときどき電撃で筋肉が誤作動するくらいだ。
 だから別に大したことじゃない。
 こんなもの、数千、数万、数百万と死んできた私には大したことじゃない。
 

 ―――あと二分。

 正直動けないというのはじれったい。
 だからその分―――動ける瞬間に備える。
 必要なのは雲を吹き払うこと=少なくとも酸の雨を抑えるだけでも有利になる。
 そして、あのガマガエルに決定的な一撃を叩き込むこと。
 さっきの右ストレートも致命傷には至らない=恐らく通常の火力では止まらない。
 人間の限界を超えた火力でなければ、止まらない。

 式の再認―――緊急回避及び瞬間的な火力強化のための事前準備+法儀式済みの術理=
スペルカード。カテゴリ「不死」・「不滅」・「蓬莱」/いずれも理想的性能を発揮可能
な状況。ただし最後の一枚を除けば構造的に式が脆弱。相手の呪詛の量によっては自壊、
強制的にキャンセルされる危険あり。

 いずれも逆転の目が薄い手札。しかも今は動かせない。
 しかし―――速攻起動「でない」のなら、手は十分にある。

 唯一動く脳を限界まで活用―――「式」の構築/スペルカードそのものをこの場で作り
上げる+起動と活用のために必要な準備も行なう=ただ何も考えずに発動させたとしても
意味が無い。この状況を打破するにふさわしい形での反撃がベスト。
 使えるものは全て使う―――流れ出した血液に式をつけて動かす=陣の構築。この術は
本来の形で使用した場合、周囲に甚大な被害が起きる。弾幕として使う上では問題ないが、
そんな生温い術で倒せるとは思わず=被害を抑える+本来の威力を発揮させるための準備。
 紅い墨で陣を描く―――泥/硫酸/瘴気にも汚れない炎の紅。指向性を全て上向きに。
陰水の強い相は私で補う。起爆剤さえあればいい。後は地の底に眠る陽の火が全て仕事を
してくれる。天の牢獄と地の獄門を吹き飛ばす、理想の役割を。

 幸運なのがここが山がちの盆地だったこと。
 地の底には確実に「味方」が眠っている。
 龍脈を引き/地霊を呼び/火山を起す。
 天地+星辰+七曜+八卦。
 手足の代わりに意識でそれを掴む=操り続ける。
 意識しかない故、逆にそれらをより深く感知し、操作できた。
 はるか空の上から、大地を俯瞰するような感覚がある。
 まるで屍解仙のような気分だ。肉体の感覚と引き換えとはいえ、これは有難かった。
 構築終了まであと二分……いや、一分。
 大規模な術の割には圧倒的に早い。少なくとも復活までには間に合う。

『そら、奴が来るぞ、さっさと行け! お前が主役なんだ、まだ降りるんじゃない!』

 ―――だから、それまで保ってくれよ、望まぬ悲劇の主人公(ヒロイン)。
 もうすぐ台本ごとひっくり返してやれる。
 そして、気に食わない理不尽に一発を食らわせてやるから。



622 名前:名無し子猫:2009/05/12(火) 18:07:04
てすと

623 名前:名無し子猫:2009/05/13(水) 01:41:11
         /゙ヽ    __     ,...
         !;:..ヽ\ |● |   ,/'.,:|
         ';:,:..ミシ"''|r;;;;;┘;;''ぐ/.:. .;|
         ,}.:''~::;:;:;;;;」l;;;;;_;;;;:,;::ヾ、;.;.:.ミ
         [ ̄   ●  ´~"'''‐ ::;;`ミ
         };;;;:三;;: ̄ ̄~';;;;;- ...,,__ ノ
         } ゙てじハ:   ;'ハiり >;;;;:;;:ゝ
       ____ミ  ゙`"¨〉  '^"''":::::;;;;;;:ミ_
      _... -‐_.ニ‐: :丶_ノ: : :ニ二._千‐- 、
         '´ ,.o:''-.,,`ー'ー-- _,. ‐''"::(`丶    
     , -‐''"::::@:l:::l´゙゙'''''''~´ /::::::/:::`ヽ、__
      !:ヽ:::::::::::::::::l:::!       |:::::::i:::::::::/:::::::::`ヽ
     ノヽ:::::::::::::@:|::|      |:::::::|::::::::::::::::::::::_}
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  ;'´ ̄`ヽ:/|::ノ::::@!:|ー‐rー┰―l::::|:::::::::}' ̄ ̄`ヽ;;」
 ;'    ,' |':::::::::ノ:::|--仄---|:::|:::::::::}      }

624 名前:◆mVOKem4Kv2 :2009/05/16(土) 13:22:03
テスト……

625 名前:名無し子猫:2009/10/08(木) 01:14:52
(&H6229) 戩
(&H6229) &# 25129;

TEST

626 名前:名無し子猫:2009/11/15(日) 02:15:36


627 名前:テスト ◆rX9kn4Mz02 :2010/02/11(木) 22:51:00
>>
                 De.
                 De.
                  De. 
                   De. 
                    De. 
                     De. 
                    De. 
                   De. 
                  De. 
                 De. 
                De. 
               De. 
              De. 
             De.
            De.
           De.
          De. 
         De.
          De.
           De.
            De.
             De.
              De.  
               De.              
                De.
                 De.                     
                  De.       
                   De. 
                    De. 
                     De. 
                      De. 
                       De.
                        De.

      其処に“破壊者”は存在した。   De. 
                           De.
                           De.
                           De.
       加速をするための加速で    De.
                          De.  移動をするための加速で、
                         De.
                        De. 破壊をするための加速で。
                       De.
                       De.De.De.De.
                           De. 
                          De.

                            De.
軌道を描いて生成され続ける紋章が     De.
                          De.
                         De.  彼を加速させ、昇華させ、光速化させる。
                        De. 
                       De.  上とも下ともつかない道筋。
                      De. 
                     De.  だが確実に届くべき前へと進む道。 
                    De. 
                   De.  其処に破壊者は存在した。
                  De. 
                 De.  元来た道を、風穴を抜け、青き星を臨む世界へ。
“物語”を壊す破壊者が、 De. 
                 De.    崩壊するエネルギーと同化した破壊者が。
                   De. 
                    De. 
                      De. 
        終わりを壊す破壊者が  De. 
                       De. 
                      De.    全てを台無しにする破壊者が。
                       De.  
              ガリバーの    De. 
                          De. 
                 ギガントの    De. 
                            De. 
            機械仕掛けの神の御許へ De. 
                             De. 
   今にも降り注がんとする炎の矢へ向かい、 De. 
                              De. 
        レティクルの神様に向かい、    De. 
                            De. 
                           De.   全てを救おうとする“結末”に向かい、
                          De. 
                         De.  本当の“機械仕掛けの神”の元へ
                        De. 
                       De.   メギドの矢より速く一直線に突き進む破壊者が。
                      De.  
                     De.   命尽きる瞬間まで光り輝く
                     De.
                     De.    流星のように
                     De.
 望み叶え給え  望み叶え給え De.ノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエ
ノゾミカナエタマエノゾミカナエタDe.エノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエ
ノゾミカナエタマエノゾミカナエDe.マエノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエ
ノゾミカナエタマエノゾミカナDe.タマエノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエ
ノゾミカナエタマエノゾミカナエDe.マエノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエ
ノゾミカナエタマエノゾミカナエタDe.エノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエ
ノゾミカナエタマエノゾミカナエタマDe.ノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエ
ノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエDe.ゾミカナエタマエノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエ
ノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエノDe.ミカナエタマエノゾミカナエタマエノゾミカナエタマエ
                        De.
                   『駄目だ』De.『そんな望みは叶わない』
                         De.
    ―――俺は破壊者だ。         De.  
                           De.      機械仕掛けの旋律が聴こえる。
  ―――悲劇で終わるヒーローにも、    De.
                            De.
                            De.  ―――悲運の末路に溺れるヒロインにも成れはしない。
                           De.
終末という名の救いを唱える旋律が聴こえる De. 
                             De.    ―――覚悟ならとっくに出来てる。
                            De.
                           De.    ―――壊す覚悟ならとっくに出来てる。
                          De.
 燃え尽きる結末に翻弄されるヒーロー De.   にもヒロインにも、最初からなる気はない。 
                        De.
                       De.     ―――だから、後は神様とやらの覚悟だけだ。
                      De.
                     De.     ―――機械仕掛けの終幕を繰る“物語”の覚悟だけだ。
                      De.
                       De.
“摂理”を壊し、“世界”を壊し、      De. 旋律(メロディ)、旋律(メロディ)、旋律(メロディ)!
                         De. 旋律(メロディ)、旋律(メロディ)、旋律(メロディ)!
                          De.  旋律(メロディ)、旋律(メロディ)、旋律(メロディ)!
    “必然”を、“帰納”を、“結末”を、   De.  旋律(メロディ)、旋律(メロディ)、旋律(メロディ)!
                           De.            
                            De.   “物語”を破壊してしまう一撃が。
                             De.
  終焉を引き起こそうとする“破壊”を壊し    De.  終焉(メロディ)、終焉(メロディ)、終焉(メロディ)!
                              De.   崩壊(メロディ)、崩壊(メロディ)、崩壊(メロディ)!
     生み出され生み出した“救い”を壊し    De.    結末(メロディ)、結末(メロディ)、結末(メロディ)!
                                De.    終幕(メロディ)、終幕(メロディ)、終幕(メロディ)!
       機械仕掛けの神という“絶対”を壊す    De.
                                De.               
終焉(メロディ)、終焉(メロディ)、終焉(メロディ)! De.
旋律(メロディ)、旋律(メロディ)、旋律(メロディ)!  De.      崩壊を迎えながら、どこまでも  
終焉(メロディ)、終焉(メロディ)、終焉(メロディ)!  De.     前のめりに突き進む“破壊者”の一撃が。  
旋律(メロディ)、旋律(メロディ)、旋律(メロディ)! De.  
                              De.
                               De. 
 ―――破壊者に結末(物語)を          De. ―――打ち壊される莫迦げた覚悟、あんたにあるか?
                             De.
■■ユメノヨウニ                  De.  崩壊(メロディ)、崩壊(メロディ)、崩壊(メロディ)!
     ナニモカモガ               De.   旋律(メロディ)、旋律(メロディ)、旋律(メロディ)!
  ■■キエテユク                De.  終幕(メロディ)、終幕(メロディ)、終幕(メロディ)!
    ■■コワクナイ              De.  旋律(メロディ)、旋律(メロディ)、旋律(メロディ)!
        キイテクレヨ            De.   救済(メロディ)、救済(メロディ)、救済(メロディ)!
         タダキエルダケナノサ     De.   旋律(メロディ)、旋律(メロディ)、旋律(メロディ)!
                           De.   
                  『嫌だね、そんな救いはお断りだ』
                           De.   
                           De.   
   彼に“物語”はない。            De.   
   彼は破壊と再生のために生まれた者。 De.   
   全てを破壊し、全てを繋ぐためだけに  De.    生み出され、存在するもの。
                           De.
   そしてこの倫敦の“物語(結末)”    De.    を破壊するもの。 
                          De.
        彼は“]”。           De.     旋律(メロディ)、旋律(メロディ)、旋律(メロディ)!
        彼は“悪魔”          De.     旋律(メロディ)、旋律(メロディ)、旋律(メロディ)!  
        彼は“旅人”。         De.     旋律(メロディ)、旋律(メロディ)、旋律(メロディ)!
                         De.     旋律(メロディ)、旋律(メロディ)、旋律(メロディ)!
        彼の名は――――――    De.
                            De.
                              De.     ―――俺か?
                               De.
                                De.     ―――俺は、
崩壊(メロディ)、崩壊(メロディ)、崩壊(メロディ)!  De.
救済(メロディ)、救済(メロディ)、救済(メロディ)!  De.
物語(メロディ)、物語(メロディ)、物語(メロディ)!  De. 
世界(メロディ)、世界(メロディ)、世界(メロディ)!   De.
                                  De.
                               De.
                               De.
                               De.
                               De.
                               De.
                               De.
                               De.
                               De.
                               De.
                               De.
                               De.
                               De.
                               De.                                  
 


628 名前:◆DOLLmR5Q5A :2010/02/11(木) 23:15:55
>>627
てすと

629 名前:[-{}@{}@{}-] 名無し子猫:2010/08/16(月) 10:41:05
てすと

630 名前:◆YAGYUbJ766 :2011/09/02(金) 23:53:10
てすと

631 名前:名無し子猫:2011/10/26(水) 14:25:55
テスト。

632 名前:名無し子猫:2011/11/06(日) 02:54:14
さて、次は――何を起こして楽しもうか ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

633 名前:名無し子猫:2011/11/06(日) 02:54:57
                バシュッ
   ―――― ( ゚д゚)・∵.-×∵.  

634 名前:名無し子猫:2011/11/06(日) 02:55:54
――ぞぶり、ぐしゃっ

635 名前:<堕ちた天秤の騎士>ゲイナー ◆/GAynorYPA :2011/11/24(木) 00:51:12

>>

 数日前。某所にて。

 薄暗い部屋の中、姿見の前に一人の男がたたずんでいた。その男の体は鎧に覆われてい
た。銀、黄金、青灰色など数多の色に輝く色定まらぬ鎧を身に着けていた。そしてその胸
甲には、八方にのびる矢印で表される<混沌>の紋章が彫ってあった。

 彼の名は<呪われし公子>ゲイナー。<混沌>エントロピーに仕える邪悪なる公子。かつては並ぶも
のなき<天秤の騎士>でありながら、仕えるべき天秤自体を裏切るという罪を犯したこと
により、その存在を100万もの数に分割され、その自我も100万もの数に分割された
男。彼には顔が無い。彼には無数の顔がある。その顔は継ぎ目のない被面具に覆われ、他
者に見せることなど出来はしない。・・・・・・出来はしないはずであった。

 あり得ぬ光景がそこにはあった。決して外すことの出来ぬ被面具は、外してはならぬ暗
い黄色の羽根の付いた継ぎ目の無い兜は、あるべき場所ではなく傍らのテーブルの上にお
かれていた。

 鏡に映るは一人の男。黄金の髪と氷のような透き通った青い瞳を持つ整った美しい顔立
ちの男。ハンガリー風の美貌と魅力に満ちあふれた男だ。だがその口元には邪悪と呼んで
もいい笑みが浮かんでいた。

「おれはおれを認識できる。100万に分割され<崩壊した自我ゲシュタルト>は、ここに再び統合さ
れた。もはや鋳型よろいは必要ない。本来の姿、あるがままの姿をおれは肯定できる。」

 そういいながら、主観時間で数千年ぶりにあらわになった己の顔を、鎧に包まれたまま
の右手でそっとなで下ろす。

「おれは、ゲイナー・パウル・ザンクト・オドラン・バーデホフ = クラズナー・フォン・
ミンクト。混沌の僕でも法の奴隷でもない。<法>と<混沌>を支配し<宇宙の天秤>に
挑む、運命の公子だ。」

 暗い部屋の中、男が嗤う。呪われし己の運命を、この世界の理を、<宇宙の天秤>それ
自体を、男は嗤う。

 かくして虚ろな哄笑が暗い部屋の中に満ちあふれた。

636 名前:<堕ちた天秤の騎士>ゲイナー ◆/GAynorYPA :2011/11/24(木) 00:52:20
>>
>>

 墜落し炎上するメッサーシュミットMe323“ギカント”の中から、残骸を押しのけ鎧姿の
騎士が姿を現す。だがいかなることであろうか、業火の中から現れたというのに、その頭
頂からつま先までを隙間なく覆う全身鎧フルプレートは傷一つなく数多の色に輝いていた。そう、機体
を燃え上がらせる灼熱の炎も、すべてをなぎ払う爆風も、地形を変化させるほどの墜落の
衝撃ですらそのを傷つけることは出来ない。神の鍛えし<上方世界の鎧>は、物理法則
すらねじ曲げ拒絶する。

「・・・宵闇の結晶と同化しただと。世界の半分をその身に宿したようなものではないか」

 姿を現した<呪われし公子>はうめくようにそうつぶやく。同化した力をどの程度使い
こなせているかは不明だが、その程度によっては神々や宇宙そのものに近い力を持つこと
になる。野放しにすることなど出来ようはずもなかった。

 ゲイナーにとってアモンの目的自体はどうでもよかった。終わりのない夜を全世界に飛
び散らせようが、全宇宙が朝のこない夜に抱かれようが、その結果<宇宙の天秤>の均衡
が崩れ全世界に終末が訪れようがかまいはしなかった。むしろ望むところだ。・・・問題
なのは。

「それでおれが死ねるのか、ということだ」
 
 死ねるのならばそれでよい。だがそうでないならば。世界の片翼にすら彼の望みを叶え
るだけの力がないのならば・・・。

 <呪われし公子>はわずかな時間考え込んでいたが、結論を出したらしく懐から小型の
端末を取り出し片手で操作する。それは数秘機関と人工精霊オートマトンを搭載した高機能型の携帯電
話だ。クロックワークス社の最新機種、オレンジの愛称で呼ばれる製品をアーネンエルベ
のラボが大幅に改造したものであった。

 タッチパネルを操作し、携帯を耳元に当てるが応答がない。かける相手を次ぎ次ぎに変
えるが結果は同じだ。大幅な霊波障害がおこっているのか、さもなくば・・・。いずれに
せよ連絡は取れなかった。ほかの手段を試したがいずれも同じだ。命令系統は完全に崩壊
していた。こうなってしまってはもはや軍とはいなかった。軍事的作戦などとれようはず
も無い。動くとしても、個として動くしか無かった。

「だからといって放っておくわけにもいくまい」

 放っておくなどということは、できようはずも無かった。そう、そんなもったいないこ
となど出来るはずもない。世界の半分に匹敵するほどの力、見逃すには惜しすぎる。何と
してでも己のものにせねばならない。勝算は無い訳ではなかった。敵は神々に等しいが、
手持ちの札をうまくきれば、勝ち目の無い勝負ではなかった。

「ならば、いままた、神に挑むとしよう」

 <呪われし公子>はそうつぶやくと、携帯電話を懐に戻し、この城にあふれる膨大な魔
力の中枢へと向けて足を進めて行った。

637 名前:閑馬永空:2011/11/25(金) 01:26:53
 
 その時、私はひとり座していた。
 待っていた。誰とも知れぬ対手(あいて)を待っていた。
 
 
 
 其処は奇妙な城だった。
 袖を通す衣服の意匠は年経るごとに様変わりし、その都度据わりの悪い思いをしてはすぐに馴
れるものだが、その時感じた違和感は多分そう簡単には消えないだろう。
 機能的な暗いグレーの野戦服と軍帽、それに黒い軍靴は、美麗と退廃を信じ難い規模で融合さ
せたこの巨城の造りとは、存在自体が絶望的なまでに合っていない。
 もっとも壁には大きな亀裂が走り、柱の幾本かは倒れ、豪壮なシャンデリアは落下して臓腑の如
き様を晒していたが。
 
 私は大型トラックが二列横隊で昇ってゆけそうな、大階段の下の方に腰を下ろしていた。愛刀ひ
と振りを抱くようにして。
 
 
 さて、どこから話すか。私が過ごして来た日月を語ろうとすれば、それと同じ時間がいる。
 ――では、ここからにしよう。
 
 「その時」から半世紀ほど前だ――二度目の世界大戦の最中、私は大日本帝国陸軍に所属して
いた。
 正確には所属は変わったばかりだった。事もあろうに、ドイツ武装親衛隊(SS)へである。
 内々にドイツから打診された特務を果たすべく、陸軍のはみ出し者が屑と滓を掻き集めてでっち
上げたこの部隊は後世では――正史に記載はないが――東亜総統特務隊≠ニ呼ばれる事に
なる。便宜上、軍籍をSSへと移した私達はドイツからの要請を着実にこなし、シベリア鉄道を爆破
し、イラン鉄道を爆破していたものだった。
 頬に向こう疵のあるあの中尉はどうなったか。それに別の貧相な眼鏡は――名前が何といった
か思い出せないが、それまで後ろから撃たれず済んだのがふしぎな位のろくでなしだった。いずれ
どこかで野垂れ死んだろう。
 
 まあ、人の事は云えないし、彼らはもう関係がない。
 兎に角、私は、私だけは今度はもっと胡乱な部隊に編入されたのだった。狂った少佐≠ェ率
いるあの大隊≠ヨだ。
 
 
 私は、常人とは些か異なる体をしている。
 それまでは何とか誤魔化し、隠し通して来た体の秘密が、任務中の戦場で遂に露見した。その
報告は一応の所属元であるベルリンへも伝わったらしい。
 これがさる連中の興味を引いた。
 連中は――これまた表の歴史にはその名を留めないが――最後の大隊≠ヘ、私の身柄を
自組織へ抱え込んだ。
 そして私の体を弄くり回した。それは噂に聞くメンゲレ悪魔医師もかくやの方法でだった。
 
 吸血鬼の兵士を製造し、武装化して運用するという狂気の沙汰を遂行していた連中には、私の
ような存在は格好の実験材料だったのだろう。
 逃げようとしなかったのは、独力では到底叶わなかったという事情もある。言い訳でしかないが、
少佐≠ノ付き随うあの大尉≠ヘ恐ろしい。あれを斃すのは少なくとも私だけでは不可能だ。
 ただ――連中は、私が望むものだけはきちんと与えてくれた。
 以来何十年、私は連中に首輪をつけられた地位に甘んじる事になる。

 ヴェアヴォルフなる泡沫(うたかた)の肩書きを被せられ、私はある程度の単独行動を許された。
ほぼ全てが吸血鬼で構成される軍組織では、私のような異能を持つものはまさしく異物だ。適切
な部隊運用を阻害しかねない。それ故の処置だった。
 どうせ何処にいようと、仮寝の宿に過ぎない。そんな嘯きは引かれ者の小唄に過ぎず、もっと忌
々しい事には単なる事実だった。
 

638 名前:閑馬永空:2011/11/25(金) 01:28:32
>>637 続き
  
 今回のファシナトゥール制圧作戦において、私が大隊≠ゥら命じられたのは、だから単独での
支援行動だった。
 内実はあの魔女¢蜊イらへの監視だ。同じ呪われた旗の下、死の舞踏(トーテンタンツ)を踊
り続けている癖に、彼らは一枚岩という訳にはいかないようだった。まあ組織などというものの在り
様は、何時でも何処でも大きく変わるものではない。
 空軍の侵攻に先んじて、私は目標である針の城へと単身潜入を試み――
 
 
 そしてメッサーシュミットの戦団が撃墜され、天地で盛大な火柱をぶち上げる様を、黙して眺めた。
 
 
 奴の名はアマンといったか。いや、ラモだったろうか?
 そのどちらかなのは間違いないが、悪魔的笑いと悪魔的動きをふんだんにちりばめた奴の宣言
は、どういう理屈かは知らないが私の目と耳にも届いている。
 大戦この方、最もくだらない冗談を聞いた思いだった。――因みに第一次の方だ。二次ではなく。
 
 あの宣言を耳にした私は、一服して落ち着こうと軍服のポケットを漁った。ここ百年、喫煙の習慣
は特にない事を思い出して止めた。
 ゆっくり瞑目した。
 私は動転していたらしい。無理もないと自分を慰めたが、わけのわからない虚しさがあった。
 
 
 そうして、私は城内に入り込み、大階段に腰掛けることにしたのだ。
 周囲は静かだった。時折、天井や壁の一部が落剥する乾いた音が響くばかりだ。
 火の手もまだここまで達してはいない。先刻、あれほどの破壊があったばかりだと云うのに。
 ふと、懐から小型の無線機を出す。耳に当てる。
 先程と変わらず、聞こえるのは雑音だけだ。放り捨てた。からからと階段を滑り落ち、ひび割れた
床に転がる。

 もう我が軍は軍の態を為していないのは明らかだった。ファシナトゥール制圧作戦は、純軍事的に
は失敗したのだ。
 
 何モンだかが号していた、クリスマスより先のナイトメアだの何だのという目的は、そんな事は私に
はどうでもよかった。此岸も彼岸も灰燼に帰そうが、別段かまいはしなかった。むしろ望むところだ。
 問題なのは――そう、問題なのは誰がいるのかという事だ。私の対手となるものがいるのか如何
か、という事だ。
 
 
 そっと刀を引き寄せる。
 私は待つ事にした。大隊≠ェ与えてくれた餌を貪るとしよう。
 人殺しと、戦場だ。
 それはある。確かに此処にある。
 

639 名前:不確定名:不気味な人影(M):2011/11/25(金) 03:51:00
数週間前――南米某所

二本の爪が振り下ろされた。爪は男の顔に食いこみ、血が噴き出した。
ゆっくりと、ごくゆっくりと、爪が男の顔を引きはがす。水夫の男は苦痛に絶叫した。指が鼻をむしり取り、別の手が喉にかかる。
すさまじい力が悲鳴を押し殺し、頸動脈を破裂させた。
ブラジル娘は血だらけの壁にぐったりともたれた。見えない目をショックに見開き、神経は苦痛を感じているのだが、
脳は反応を返すことができない。
喉にかかった手が肉を引きちぎり、血管と脊髄を露出させた。血のにおいと暖かさに引かれて影たちが押し寄せてくる。
別の影がかがみ込んだ。目が赤々と燃えている。爪がきらめき、ずたずたになった頬の肉をむしり取った。
拳の骨がむき出しになった三本指の手が目玉を探り、次の瞬間には葡萄を摘むように、指が目玉をえぐり出していた。

男娼の若者は口を開いてうめき声を上げ、激しく身震いした。頭ががくりとのけぞり、引き裂かれた喉が月の光にさらされる。
破裂した動脈からはまだ血が噴き出して、血溜りを広げつづけていた。
と、真紅の目をした影たちが男に群がり、唇と舌を貪欲に顔と喉を押しつけた。歯が肉を引き裂き、骨に食いつく。
影たちの重みで男は押し倒された。
片手が上がったもののむなしく空気をかくばかりで、やがて指が曲がり、力が抜けた。
部屋じゅうに死体をむさぼる音が満ちる。歯と骨がぶつかる音、傷口の血をすする音、肉を食いちぎる音。床が血だらけになり、
そこに腹這いになって血を舐める者までいる。
甘美で強烈な血の味に狂乱しているのだ。影たちは死体をばらばらに引き裂きはじめた。骨を噛み割って髄と体液をむさぼる。
その動きはますます速く、狂気の度を強め、せわしない息遣いが部屋の中にあふれた。
元モデルだとかいう金髪女は、倒れたまますすり泣いている。影たちは押しのけあいながら傷口に殺到し、
一つの傷をむさぼりつくすと次の傷に群がった。
押しのけられて怒りの叫びを上げる者もいる。新しい桶からワインを汲みだすように、次々と新しい傷をつけては体液をすする。
饗宴はせわしなく、貪欲に続いた。肉を引きちぎっては噛みしだき、最後の体液まで絞り取ろうとする。

――そのときドアが開いて、部屋中が静まり返った。寒気がドアからバーの中へと広がってゆくようだ。
飲食の音がとだえ、港の船のエンジン音や、遠い霧笛さえ聞こえそうなほど静かになった。
固い木の床にブーツの音が響く。
コリンが外から入ってきた。ほかにも二人、いっしょに入ってきた男がいたが、今は艦長の背後に控えている。
コリンはバーの中を見渡し、乗組員の顔を一人ずつ順に眺めていった。

「ハイル・ヒトラー…」
艦長はブーツの踵をかちりと合わせ、ナチス式に右手を伸ばして敬礼した。全員が立ち上がり『ハイル・ヒトラー』とぎこちなく唱和する。

640 名前:不確定名:不気味な人影(M):2011/11/25(金) 03:53:30
顔の中で、目だけ唯一生気を保っていた。
その目は落ち窪み、しぼんだ頭に埋まった邪悪な溝のようだ。
かつて、その幾時代か前、この目は狼のように鋭く、栄光に満ち、戦闘の炎を宿していた。
鷲の嘴のようだった鼻は腐り落ち、今はただの孔となって、その中に全体が呑みこまれてゆくようだ。
Uボート士官帽の下の黄色い髪は、その形の崩れた頭蓋骨にわずかばかり張りつき、
薄く開いた口は笑顔のつもりなのだろうか…折れてギザギザになった歯が店の照明に輝いた。
黒い手袋をはめ、雨に濡れた暗褐色のコートを肩から羽織っている。
その襟には騎士十字章が輝いていた。

「わたしがヴィルヘルム=コリンだ…」
艦長の声は想像したよりもずっと静かだった。
「なるほど…」

彼はふたたび部屋の中を見まわした。燃えるような目を細めて見つめられ、誰もが背中に氷を押し当てられたような気がした。

「これがわたしの乗組員か…」
いっしょに入ってきた二人のうち一方に顔を向け、
「ゲルト、出航のたびに乗組員の知能が下がってゆくな。まあ、すぐに経験を積むことになるが……」
副官は小さく唇を動かして微笑んだ顔から黴が落ちる。艦長は乗組員に注意を戻した。

「すぐに経験を積むことになる。戻ってきたとき、諸君らの何人かは老練な水夫になっているだろう。
 死ぬ者もいるだろう。英雄になっている者もだ。だが、臆病者は一人もいなくなっている」
彼はしばらく部下をじっと見つめ、見つめられた男は居心地悪げに身じろぎした。

「諸君の中には、ほかの艦でわたしが指揮した者もいるし、まったく初めての者もいる。だが、わたしが求めるのは簡単なことだ。
 ドイツの旗のもとで軍人として最善をつくし、命令には無条件で従うこと、それだけだ」
喰屍鬼は血の滴るブラジル女の乳房を上げた。コリン艦長はすぐさま動きに気づき、じっと水兵を見つめた。
喰屍鬼はたまらず女の肉片を唇から離した。

「われわれはドイツが造り上げた最高の軍艦に乗ることになる。そしてわたしの指揮下にいる限り、諸君は一人一人が軍艦の重要な部品だ。
 諸君は艦とともに呼吸し、艦とともに揺れ、腹の底で艦の震えを感じ、艦のことを愛人のようによく知ることになるだろう」
コリンは両手を椅子の背に置いた。黒い手袋に包まれた指は外科医の指のように長くしなやかだ。

「今夜いっしょに騒げなくて残念だが、わたしは代行――…否、少佐殿に呼ばれている。諸君だけで大いに楽しみたまえ。誰と何をしても構わん。
 ただ、これだけは言っておく。出港は明日の夜明けだ。点呼に遅れた者は、わたしの前で申し開きしてもらう。わかったな…」
彼は手を手を伸ばしてテーブルの上の太った鼠を取り、握り締めるとその血をグラスに半分ほど注いで、乾杯するようにグラスを上げた。
歪んだ、悪魔のような顔が血の海に浮かんでいる。
「諸君、乾杯だ…」
コリンがしわがれた声で言った。
急いでグラスが満たされ、無言で差し上げられる。

「――よき狩りに」
艦長は一息にグラスを空け、テーブルに戻した。それからふり向きもせずに、二人の士官を連れて、バーから出ていった。
ブーツの足音が街路にこだまする。
部屋の中では沈黙が続いた。やがて誰かが小さく声を出し、ゆっくりと活気が戻ってきた。


金髪娘の悲鳴が木霊した。

641 名前:不確定名:不気味な人影(M):2011/11/25(金) 03:54:48
――そして現在

月の黄色いいびつな円盤が雲に隠れたかと思うと、黒々した海面に雲の切れ目から再び光が降り注いだ。動かない月のまわりで、雲は次々と形を変えてゆく。
まるで生あるもののように、渦巻き、ちぎれ、また一つになる。
軟体動物のようなその形は、まず空想の怪物の口となり、悲鳴を上げる人間の顔に変わり、やがて肉の落ちた骸骨になって風に吹き散らされていった。

針の城の周囲を覆う巨大な"水流"…魔術により形成された巨大な"水界"に覆われていた。その光景はかつて古代人が空想した水盤の上にある世界に酷似している。
やがて城から少し離れたあたりで海が割れはじめた。海水が白く泡立つ中、狩人が姿を現わそうとしている。
まず潜望鏡が海面に突き出し、多角形の司令塔がそれに続き、最後に巨大な船体が浮上してきた。海水の流れ落ちる船体はぎらぎらと輝いて見える。
Uボートは獲物に向けてまっしぐらに進む……。夜の船(ナイト・ボート)、海の底にある墓から甦ってきた船……

「敵の悪魔(ファイントリヒ・トイフェル)……」
髑髏の艦長は囁く、最後の大隊 喰屍鬼海軍 旗艦"ゼーガイスト" ファシナトゥール制圧において彼らが命じられたのはあくまで後方支援だった。
が、今その状況は大きく変わろうとしている。
そう…これは戦争だ。1942年当時のままの、戦争なのだ。彼らにとって、時は止まっていた。
海底にいるあいだ、彼らの目的はたった一つだけだった。反撃すること。彼らは怒りと憎悪を半世紀ものあいだ燃やし続けていたのだ…
その日が来るまで彼らは無限に歩き続けなければならない……

――そう、今その好機がやってきたのだ。


(現在、魔導書 水神クタアトを用いた儀式魔術によってファシナトゥール周辺に巨大な"海"が発生、術者は死亡。
 ヴィルヘルム=コリン艦長以下、喰屍鬼海軍は作戦行動に入る 作戦目標は友軍の支援と、針の城への砲撃。無線連絡があればどこにでも攻撃する!)

642 名前:◆.TJiJWx/Es :2011/11/25(金) 21:50:47
てすてす

643 名前:妖煌帝オルロワージュ:2011/11/26(土) 03:53:44
ファシナトゥールは陥落し、妖魔の君とその側近は無惨にも斃れ果てた。
闇の核は曝かれ、偉大なる刺草の城は最早、形を成すだけの骸に過ぎない。

だが、それはこの幽冥にとって本当に初めてのことなのだろうか?

今の妖魔の君は誰に取って変わった?ならばこの城の主は誰か?
その蒼き血の源流は果たして誰か?果たしてその君は本当に死んだのか?

それは正当な後継者ではなかった。そもそも後継者など望んではいなかった。
だが、彼は心の底で望んでいたのかもしれない。この終わり無き夜を変革する者が現れることを。

それは、かつて想った寵姫を追っていた。それだけのことだった。
だが、望む望まぬにかかわらず運命は輪り出した。もはや、誰にも止めることはできなかった。
馬車は少女の命を奪い、気まぐれか、はたまた必然か、妖魔の君はその少女に血を与えた。

巻き込まれた少女は運命に抗い、それはいつからか大きな渦となった。
そして、数多の運命を呑み込み、運命を受け入れた少女は先帝を淘汰した。
世界の果ての薔薇の間で革命の鐘は鳴り響き、少女は新たなる妖魔の君となった。


だが、彼女の生存戦略は本当に正しかったのだろうか?
果たして、世界の果ては本当に潰え、革命は為し遂げられたのだろうか?


答えはまさに今ここにある。彼女は斃れた。彼女は世界を革命できなかったのだ。
時代が今代の君を否定したように、新たな君の簒奪もまた時代が認めることはない。

───── ならば、真たる君主は誰なのか!

そして、夜の扉が開き、対の光が甦る。それは、かつて妖煌帝と呼ばれし魅惑の君。
その問いに答えるかのように、ファシナトゥールの嘆きに応えるように。
在りし日の輝きを纏い、今ここに再び、闇の支配者、裁きの主が舞い戻る。

最後の望みはここに望まぬ形で果たされる。

───── 宝箱に残っていたのは果たして希望なのか、それとも絶望なのか。

それはこの幽冥の魔界、ファシナトゥールの闇ぞ知る。

644 名前:デッドプール:2011/11/27(日) 04:09:14
かんっぜんに、パーフェクトに誰も見てねえよここ。
なんでここ選んだの?
 
『こっちに聞かれてもなあ』
 
まぁいいさ……。
ここが俺たちの決着を付ける――聖域(サンクチュアリ)だ――
 
『あ、なんか毒されて来てる』

645 名前:レン ◆Murder/Kq6 :2011/11/27(日) 04:14:01
>>644
 
「もはや語る言葉なんてものは必要じゃ無いだろう――」
 
 生まれたての小鹿のようにプルプルと震えながら、囁く。
 もはや声も張れない程度には弱っているらしい。
 
「極死・七夜―――――」
 
 投げられたナイフの勢いは弱く、跳躍はホントにそれで頑張っているのという有様。
 視ていられなかった。
 
 頬を伝う水。
 泣いている?
 
 いいえ、冷や汗です。
 

646 名前:デッドプール:2011/11/27(日) 04:18:12
>>645
 
望む所だ、行くぜ!
デッドプール様のLv3ハイパーコンボで即昇天キメてやる!!
 
『ねえ』
 
プップッピ……なんだよもう盛り上がって来たとこなのに。
 
『君のLv3ハイパーコンボ、カウンター技だよね』
 
オーウ、ゲージ三本無駄、に、した……。
あ、ヤバイ。なんかヤバイ。
生きる望み的な物失って来た。
 
俺ちゃん、もう、ダメかもしんない……。
 
『え、欝死?』
 
墓は……海が見えてヒマワリが咲いて4LDKで駅近くて築五分で……

647 名前:レン ◆Murder/Kq6 :2011/11/27(日) 04:23:48
>>646
 
 かくして、この馬鹿げた争いの幕は閉じたのだ。
 一人は跳躍不足で頭からまたもや落ち、頚椎を損傷。半身不随。
 一人は喚き散らす事無く、欝に塗れて。
 
「―――――虚しい、戦いだったわ」
 
―――――殺す事を、強いられてきたんだ。
 
「そんなダイイングメッセージってアリなのっ!? てゆーかそろそろ締めさせなさいよ!
御仕舞にさせて!助けてオジサマ!まだ凄惨な殺し合いの方がマシだわ!」
 
 

648 名前:デッドプール:2011/11/27(日) 04:25:55
>>647
 
あ、じゃあ終わろっか。
 
 
はい、お疲れサーン。
俺ちゃんも何か眠いのと笑い疲れでヤバイ事になってきたわ。
ベッドにダイブしてぐっすり寝るよ。
 
バイ・バイ・ベイビー!
 
 
(デッドプール・退場?)

649 名前:名無し子猫:2011/11/27(日) 12:33:06
>>347
 
「止めろって言ってんのが解らねえのか――このバカ!」
 
 種族特性で、ミシェルは包帯男が纏う魔力量を推し量れていた。
 対峙した時点では解らなかったが、今なら理解できる――自分達とは、否、他の誰とも次元が違う。広場で踊るあの魔人は、人
のカタチをした恒星だ。
 膨大なエネルギーを放射し続けながら、その運動は際限なく加速していく――怪物と形容するにも生温い。この街で怪物を見る
ことは難しくないが、なら――怪物を見慣れたミシェルが畏怖に畏怖を重ねても足りないほどの恐怖を覚えるこれは、一体なんと
呼ぶべきなのか。
 
「あの風は……くそっ、想像でしかないが、恐らく世界の前提を書き換えてやがる、、、、、、、、、、、、、、。プランク定数レベル以下から、量子力学的な実
体の根本を……この世界って絵柄を、時間と空間ごと丸ごと再描画してやがるんだ。……俺が教授に死ねと思ったら本当に死ん
だ――馬鹿言え、それじゃ魔法のランプドッキリじゃねえか。呪詛だとしたら世界を丸ごと呪うような極め付けだ。こんなことができるのは、
本物の――」
 
 魔王くらい、と零すミシェルに、同僚の怒声が重なった。
 
「――じゃあ、お前の気まぐれな妄想にイチイチ魔王様が反応したってのか!? っざけんな馬鹿! どっちにしろ、あいつを殺さ
なきゃこのフザけた事態は収まらないって事だろ――」
 
 だから、殺せると思っているのか。
 言外に視線で投げ付ける非難は、魔人が何を考えているか解らないからだ。
 超高位の魔術師が気まぐれにでも敵意を向けてきたらどうなるのか――そんなものは、想像するまでもない。
 
「――銃弾は、効くかもしれないだろ」
 
 睨み付けるミシェルに、敵愾心すら混じった視線が返る。恐怖と恐慌をカクテルされた同僚は、脅威の排除しか現状に残された
手段がないと確信しているようだった。
 ……確かに、高レベルの魔術師であっても物理的手段による暗殺が有用な場合はある。
 普段から魔術的な対策で自分を防御する魔術師は、物理的な攻撃に自分が害される、という状況を軽視しがちだ。位階が上が
れば上がるほど肉体と精神の繋がりが希薄になる魔術師は、肉体、というものに自分が縛られていることを殊更嫌悪し、魂の研
鑽に全力を注ぐ。それ故に、奥義を究めたマギがライフルでヘッドショットされて暗殺された――という話が実際に転がり込んでく
ることもあるのだ。
 しかし、それは可能性の話だ。眼前の標的は、これまでに殺された『大魔道士』の魔力を全て掻き集めたところで遠く及ばない
魔人である。比較すれば絞りカス程度の魔術師を暗殺した手段が通じるのかと言えば、どうしようもなく怪しい。
 まるで釣り合わないリスクとリターンだ。
 止めろ、と繰り返すミシェルに、同僚が侮蔑したような視線を返した。
 
「あれでも俺達の師匠だったんだ――冗談でも、俺はあの人に死ね、なんて考えるお前とは違う。いい加減にしろ、腰抜け、、、、、、、、、、、
 
 その瞬間、憎悪ノイズが脳裏を埋めた。
 お前こそ何を考えてる――死ぬなら、勝手に死ね。
 そして。
 視界の隅で、魔人が動いていた。
 黄金の銃身がミシェル達に突き付けられる。
 声を上げる間もなかった。
 碧の風が吹いた。
 ミシェルと睨み合っていた同僚は、呆然とした表情で両手を見詰め――直後、その銃口を自分の口内に突っ込んでいた。
 発射された強化粒弾は、伯爵級どころか男爵級にも満たない同僚の耐久力を易々と上回った。
 頭部を失った同僚の躯は、ミシェルに向かって数歩よろよろと歩み寄ると、支えをなくしたように胸に倒れ込んできた。
 友人は勝手に死んだ、、、、、、、、、
 ミシェルの願いは叶っていた、、、、、、、、、、、、、
 スプリンクラーのように血を吹き上げる胴体越しに、黄金銃の男の姿がある。
 包帯に覆われた魔人の顔――その瞳が、穏やかな笑みに満たされたような気がした。
 

650 名前:『道化』ケフカ ◆AAo1qoPdKCCx :2011/11/27(日) 17:25:04

                    異説 〜知られざる物語・その終焉へと至るもの〜




次元の狭間に浮かぶ『竜』が、狭間より下界を垣間見る。

常闇の世界に渦巻く混沌は、更にその様相を加速させていた。

既に始まりつつある崩壊の序曲。

勢いを増し続けているそれは、早くも終章に向かおうとさえしていたのだ。

願いも、狂気も、策動も、暴虐も、祈りですらも。

全てが終わりを迎えるべく、終焉にして最高潮の瞬間へと到達しようとしている。



―――これならばたとえ『駒』が失敗しようとも、『力』は手に入ることだろう。



巨大な力のうねりを感じ、世界の崩壊による『力』の開放を前にして―――――

飢えたる『神たる竜』は、静かにその目で滅びゆく世界を見続ける。

その目には、確かな歓喜の色が浮かんでいた。



651 名前:『道化』ケフカ ◆AAo1qoPdKCCx :2011/11/27(日) 17:26:44
>>


>>321-334
>>336-338






「嫌な……事件だったね…………」



何処からともなく現われて、馳せる、馳せる、馳せる、馳せる勢いそのままに駆け抜けていった
連中を横目に、道化に戻った男は夜の大地に一人立つ。
そこは異海(うみ)があった場所。それが消滅したおかげで海岸線ですら無くなった場所。
喧騒渦巻く『針の城』、その麓の更に片隅。

そこで道化は遠見をしていた。
小休止を兼ねた状況確認を行っていたのである。



「…あー見なかったことにしーよっと。でどれどれ他の状況は……あら、ス・テ・キ☆」

気を取り直してもう一度。

遠く残った町並みを眺めれば、出鱈目な魔力とそれによる地獄が顕現している。
どうやら自分と同じような怪物が現われて大暴れしているらしい。

「向こうは向こうで随分と楽しくなりそうですねぇ……ま、あっちは若いモンに
 任せておきましょうか。それよりも……」


そう視線を手元に戻し、わきわきさせている手をじっと見る。
その動きは別段異常もなく実に滑らかだ。だがその見た目の軽やかさとは裏腹に
内部に力が入りきらない……いや、どこか力が入らないのは手だけではない。
足の爪先から頭の鉄片まで、全身の内外に誤魔化しようのない脱力感を感じる。
魔法が使えないわけではないが、今までのように海まで割るような真似は無理そうだった。


「やれやれ……ったく神竜の野郎、僕ちんに使う魔力をケチりやがって!
 こんなんだからお前、使命を僕ちんの無意識に刻みこむとかセッコイ真似するんだよったく!」
 

力を行使しすぎた事による魔力の消耗。
特にあの艦を沈めるため『天使』に変身したのが決定的だった。
魔導の根源を吸収したオリジナルのケフカならば消耗などしなかったであろう。
だが、この道化はあくまで『駒』。死に瀕する神竜が再現した極めて本物に近い偽者だ。
傍から見れば底無しに見えはするが、本物と違いその魔力は有限であった。

そして、道化はそれを理解していた。
用心のため無意識に刻みこまれたはずの『竜』の使命と己という存在の真実。
だが、精神に境界のない狂気の持ち主には無意味でしかなかったのだ。
もっともそのような因果や真実は道化にとって無意味でしかない。最終的な目的こそ違うが、
現状求めるものは一致しているのだ。ならば単純に己の赴くままに行動するだけだった。

そうして道化は今の今まで思案していた。
どうにかして、この魔力の不足を補わなければと。

「しかし、この分じゃ、『核』をぶっ壊すにもパワーが足りませんねぇ…。
 そこいらから掻き集めるにしたって、吸い取れそうな海は消し飛ばしちゃったからなぁー…」

言うが早いか、既に『魔力吸収(アスピル)』の魔法を周囲に放ち回復を試みている。
……が、強化された術式に関わらず回収できた魔力はスズメの涙程度のものだ。
破壊の余波で異海の魔力も、犠牲者の魂から何まで殆ど吹き飛ばしてしまっていたのが原因だった。
要は自業自得である。


ってウッサイよ語り部!?(CV:たぶん菅原文太)
 ま……とりあえず『核』に近づいて余波を頂くか、途中で補充できそうな奴等見つけてかっぱらう
 しかありませんねぇ…………って、なにコレ?」


渋い顔をしながら、そしてブツブツ呟きながら歩いていた道すがら。
そこで道化はたまたまとある物を発見する。
そこは海岸線であった所。針の城へと続く道。そして、海の片隅であったそこは、確か――――。


652 名前:名無し子猫:2013/03/31(日) 15:57:48
                         ,、 '";ィ'
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─- 、::::;;;;;;;;;`゙゙''‐ 、    __,,,,......,,,,_/:::::::::/: !|
  . : : : : : : `゙'ヽ、:::゙ヾ´::::::::::::::::::::::`゙゙゙'''‐'、. l|
、、 . : : : : : : : : r'":::::::::::::::::::::::::,r':ぃ::::ヽ::::::::ヽ!                 ,、- 、
.ヽ:゙ヽ; : : : : : :ノ:::::::::::::::::::::;;、-、、゙:::     rー-:'、                /   }¬、
. \::゙、: : : :./::::::::::::::;、-''"::::::::::   ,...,:::,::., :::':、            _,,/,,  ,、.,/   }
   ヽ:ヽ、 /:::::::::::::::::::::::::     _  `゙''‐''"  __,,',,,,___       /~   ヾ::::ツ,、-/
     `ヽ、:::::::::;;;、、--‐‐'''''',,iニ-    _|  、-l、,},,   ̄""'''¬-, '  ''‐-、 .,ノ'゙,i';;;;ツ
   _,,,、-‐l'''"´:::::::'  ,、-'" ,.X,_,,、-v'"''゙''yr-ヽ / ゙゙'ヽ、,    ,.'      j゙,,, ´ 7
,、-''"    .l:::::::::::;、-''"  ,.-'  ゙、""ヾ'r-;;:l  冫、     ヽ、 /    __,,.ノ:::::ヽ. /   またまたご冗談を
       l;、-'゙:   ,/      ゞ=‐'"~゙゙') ./. \    /  '''"/::::;:::;r-''‐ヽ
     ,、‐゙ ヽ:::::..,.r'゙         ,,. ,r/ ./    ヽ.   ,'     '、ノ''"   ノ  
   ,、‐'゙     ン;"::::::.       "´ '゙ ´ /      ゙、 ,'            /
  '     //:::::::::            {.        V           /
        / ./:::::::::::::            ',       /         /
.    /  /:::::::::::::::::.            ',.      /   ,.、     /

653 名前:初春 飾利 ◆LL43yFVD0g :2013/05/12(日) 19:57:24
【春上さんのAAです】

              ,. ≦⌒`: `:_ :..  ̄ ミ: .、
              / . : : : /´ : : : \:. : \: .\
             / . : : :/:,ィ/{: :{: : : : ヽ丶: : :ヽ: : \
            /. : /: :/:/ i ハ: 、: : : : : : : : : : : '. : : .ヽ
          ′:/ /:i: ′| : 小. ヽ:i ヽ:.i: :i : : : :「i>、 ハ
         |:|: :|.:i..´「「ヽ{: ! |: :\廴 } | |: : : |:`.<i\i          |:{:="         |:{:" :|_j,≦ミ トト{、_〕「「:`:ト|:=":|_j,≦ミ トト{、_´「「:`:ト|:" :|:=":|:" :=":" :=":" :.|:=":.|:" :=":" :=":" 〉="ヽ" 〉.="ヽ."     ="    "  =" "  =" "  =" " /ツ:|《="/イ:|《" ん::.i〉   _≧ミjlj!="ん::.iヽ   _≧ミjLj!" :l:=":l:" :|=":|" :=":" :|:i:=":|:i:" :=":" :=":" :.ト=":.ト" :=":" 〉="ヽ"  =" "  =" "  =" "  =" "  =" "  =" " |!="|!" :{=":{" |' ヒ:ツ  ="|' ヒ:ツ  "  =" " 〕ん::.fiy="´ん::.fiy" ト}:="ト}:" :|=":|" :=":" :|=":|" i:="i:" :=":" lハ="lハ" i:}="i:}"  =" "  =" "  =" "  =" "  =" "  =" " |l:∧{ 〕   ="|l:∧{ ´   "  =" "  =" " ヒ::ツ,j}、/="ヒ::ツ,j}、/" /:}:="/:}:" , }:=", }:" :|:.=":|:." :| =":| " }:リ="}:リ"     ="    "  =" "  =" "  =" " |l:{ 〉  ="|l:{ ヽ  " ′="′"  =" "  =" " [^ 〕ノッ="`^ ´ノィ" :/=":/" /:="/:" .:=".:" :|=":|" :| =":| " |:}="|:}"    ="   "  =" "  =" "  =" "  l込            =" l込            " ノ:="ノ:" /:="/:" .:::′i:.=".:::′i:." :′ノ′=":′ノ′"         ="        " ∧="∧" {〉.="{ヽ." o="o" ⌒y (_[j  ="⌒Y (_`j  " /ツ:="/イ:" /}:="/}:" .::::=".::::" :=":" :j:=":j:" :′=":′"         ="        "  =" " 〉:.:.\     ="ヽ:.:.\     "  =" " .="." ッ:フ/:/="ィ:フ/:/" .::/=".::/" :/}/  ボパって何なの”=":/}/  ボケって何なの?"           ="          " 八:ト、:`:...┬ ≦〕 ="八:ト、:`:...┬ ≦´ " {イノ}:/:ツ/:="{イノ}:/:イ/:" //′  美味しい辛べ物のことなの”="//′  美味しい食べ物のことなの?"              ="             " 〉トト}   ="ヽトト}   "  =" " 乂="乂" ノ'="ノ'" /フツ     今度‖ボパを辛べに行くなの|="/フイ     今度、ボケを食べに行くなの。"          r‐vー-ツムイ   ="         r‐vー-イムイ   " o‘’/⌒徇="o‘’/⌒廴" _="_"       ノ⌒'⌒乙、_="      ノ⌒'⌒乙、_" /ー8="/ー8" 、 rーo'="、 rーo'" フ′   ,メ了てィ="フ′   ,メ了てィ"      ="     " {       ="{       " }‖8 。o≦ツ    / ([,.="}、8 。o≦イ    / (`,." -《="-《"      ="     " |="|" 〈〈〈  ="___  " 厂{:フニミ:..、   ="厂{:フニミ:..、   " ∧="∧" _ノ[/ ="_ノ`/ " ,ハ=",ハ"      ="     " i〕     ="i´     " [="`" くノ「ト、  ="くノ「ト、  ">::〉 _ノ rチ /.   </i\i>

654 名前:名無し子猫:2014/02/12(水) 21:52:50
ぽちり

655 名前:テストの表情:2014/04/19(土) 22:43:47
         , -──- 、
       γ       ヽ
       ,'.: ,:  , : 、  .::', __       【焦りの表情 ※修行の成果】  
(( ,ヘ,   ,' ,,'./-心ル-l-イi .: / _| ))
   '、 ソヽ iルLi ○   ○ λ/X.:7       え、え!?ちょっと落ち着いて!
    く.XX`'ハタ""    ""イ XX/       そんな事しなくても生きていけるよ、少しの小銭と明日のパンツさえあれば!
    \X/ノ|.,ゝ ( ) ノ/XX/        ど、どうしよう(汗 こういう時は…そうだ!
      `r,Xi.r'./ }〉〈{ XXXノ :)        
       弋:!i.XX★XX.::!i .:丿        たすけてーみこえもーん!!
        ヾ从 X遵ァXXλi从
        ,ハ_爻_..λ :ヽ
          /i!i!i! l .:│ .::│ :´',
        {li!人!i人 .:人 .:人 ノ :}

656 名前:テストの表情:2014/04/19(土) 22:45:19

【こころ移動中。。。】

さて、お寺。お寺と。
お寺への道は……この方向で合ってる筈だけど。

    しくしくしく

……あれ、なんだろあの人。
なんか泣いてて刃物持ってる。おーい、どうしたんですかー。

はあ、いじめにあって死にたい…?
…んー、良く分からないけど死ぬのは良くないんじゃないかなあ。

>>154
 じゃあイジメを苦にして死ぬのは、イジメた奴らに仕返ししてからにするよ……


              へ、__   , ,  , . − '"/
                   ,. - '. : : : : : : : : ̄:`.く、ゞ、, : : -='、
                /: : : ; : i: : : : : : : : : : : : : :`ヽヽヽ; : : : :丶
              /: : : : : :i: ハ: :ハ; : 、: : : : :i : : : : ヽヽヽ;.: : : : i
             /: : : :.i: : : |: i:::.`; :|弋: 丶: : : : i : : : : : ',`, `;.;.: : i:|
            /: :i: : :.|: : : ハ;::::::::.'.:| ::\: :.i:.i:::i: ||: :,ノ: : ハ `, i::::. ::i:| 
            ,': /|:.i: :.|: : :i !i::::::::::::::i;=ニゞ、!: : i:|ソ: : :ノ::| |:i .i|: ::. :|
           ノノ i|: :ハ: : | ,!=、:::::::: "殺ミ,ヾ,y; : |: ://::::i, u ノi:ハ,: !
          ノ    |: i:::i: :.|i!行i} ::::::::. {刺ツ,ノソi,:.rニ;'::::::ハ:丶':i|  ヾ 
              |: i:::::i: ハ`込'    `- '  i 'ソ .}::.ノ! .レ'ソ
               !:|i:::::i:.! i ,,, '    '''    ,、// | !  
          ___  !| V 'i i   弋フ    ノ;/"    `'    道連れだよ……
    i-- 、 /:::r'γつ`丶、  `\      / tっ,
    |:.:   ヽ;:::}' / /っ::::::::::ソ     ` ソヾ" ,/"::::::`ゞ,、
.    |:.:.    ソ, ',/っ:::::::::i、   ,/" / /.:: :: : //_'ゞ、  
.     |:.:      `.  Y:::::::::i|::| ,バ":: ::i:/-,/:: ::,//:/¨ ¨ :ヾ
      i.::.     `.,.|:::::::::::':::|ハ:'. `. ::/=/:: :://.:/     :.|
     /.';.:.      `、::::::::::;>! i::`ソ、ツ.//.::/        :|
     i:::::::`、::     丶/y y `、`,!r/_'" ;. ,       .:|
.    |:::::::::|:`、::     ヽ!. /,./`'r⌒,,"  \ !:: i      .::|
.    |::::::::|:::.!`、::   ,/'丶」_ 〃ゞソヽ、  /  !:| i      :::|
     |::::::::|::::.i, `、;メ"丶,. -` ヽノ.<i|.丶, ソ   i       .::|=".::|" .    =".    " |:::::::::i:::::i!,   (,〈    ="|:::::::::i:::::i!,   (,_    " 》:="》:" ::《ミ`ソ_.〈 ="::ヾミ`ソ_._ " |       :|="|       :|"      |:::::::::|:::::'| 丶 {="     |:::::::::|:::::'| 丶 {" _    ="_    " /::="/::" :.ソ ソ丶 =":.ソ ソ丶 "          ,="         ," -──-="-──-" 、="、"        γ       〉="       γ       ヽ"        ,'.: ,:  ,="       ,'.: ,:  ," : 、 =": 、 " .::', __       【焦りの表情 ※縦行の成果】  =".::', __       【焦りの表情 ※修行の成果】  " (( ,ヘ,  ="(( ,ヘ,  " ,'=",'" ,,'./-尽ル-l-イi=",,'./-心ル-l-イi" .: /=".: /" _| ))="_| ))"   ="  " '、="'、" ソ〉="ソヽ" iルli="iルLi" ○  ="○  " ○="○" λ/x.:7       え‖え(”ちょっと落ち着いて(="λ/X.:7       え、え!?ちょっと落ち着いて!"  =" "  =" " く.xx['ハタ"   ="く.XX`'ハタ"   " "イ="イ" xx/       そんな事しなくても生きていけるよ‖少しの小遡と明日のパンツさえあれば(="XX/       そんな事しなくても生きていけるよ、少しの小銭と明日のパンツさえあれば!"     \x/ノ|.,》 (="    \X/ノ|.,ゝ (" ) ノ/xx/        ど‖どうしよう(汗 こういう時は…そうだ(=") ノ/XX/        ど、どうしよう(汗 こういう時は…そうだ!"       `r,xi.r'./="      `r,Xi.r'./" }〉〈{="}〉〈{" xxxノ="XXXノ" :)        =":)        "        徼:!i.xx★xx.::!i="       弋:!i.XX★XX.::!i" .:丿        
        ヾ从 X遵ァXXλi从
        ,ハ_爻_..λ :ヽ
          /i!i!i! l .:│ .::│ :´',
        {li!人!i人 .:人 .:人 ノ :}


      //
    /}ゝ、,_,r'{
    /  ),'´⌒ ^^ヽ,    
   / ∩j イノノ人))ノ     驚き桃の木山椒の木!遂に出た出たやっと出た! 
   / .| 和リ゚ ∀゚ノ)_     私を呼んだかこころ!さあ遠慮なく私の胸に飛び込んできなさい!
  // |ノヽ丱ノi ヽ_/
  " ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∪


あ、私はいいからこの人の悩みを聞いてあげて。こころのお願い。


              ノ)            _ノ)
            / レ'7      ノ)‐ ''"  /
          ト、/    |  ,. ''"´       }/|
          | '      ハ∠、        ' ./
          _.ゝ_.. -‐──- 、       /
      (ゝ-‐'´ '´           `' < イ -‐ァ
       >'" /           ヽ、 \. /
    ./    {       `ヽ     '   ∨
    /  /  .∧     ト、_」ニ、|  ,ハ ,」二ヽ|
    | l {.   !‐ァ 、   |'´ ん' ハ∨  //:::(ヽヽ      え?ま、まぁ、こころの願いとあらば仕方なくもないが…。
    |八 \  |「lヽ `ヽ}  j_zソリ ハ |::7`!::} .| |      …………ふうむ。
      \ レハ{ り       "7 /  |::| |/ / .!
       {7 l7"  '        レヘ   ソ ' ' ∧
        ,| 八   _    u  .リ イ     / \
      /レ'}  \   `    / イ| ____,ム  , )
     ;  / _ノノヽ、_   イ /「r) (r] )/レ'
     | レ'´ ∨`ヽ,人|     ト、{ |_」__l」ソ
     「`Tこ] __,r'‐ァ'"´/:::::}/    ト、ヽ
     L)_r_l」´ |\::/ムイ/:::::;:/     ; }::/
      ;    ! ./  /::::|::::|:::://    ,' /´
      /    |;' /:::::::!::::!:イ /    .//


【太子読心中。。。】



             }\
ー- 、       )\}   、
\  } ;ト、     {  ヽ :. ,
  ) ⌒`ヾ\ト、)kノ  ノ ::: }ノ}  ,f⌒7
ヾ⌒ヽ   ,. -‐宀ァ…=ミj::;丿/  j{  {          
 \_ ーッ'゛  /.::/:.  . ⌒ヾ{   j{  {     ……成る程、君は随分と辛い思いをしてきたんだね。 
 ⌒`ーア  /.;:: ,人,_...  :. :. \, j{  {     けれど、もう大丈夫だ。私は君の味方だよ。
 ブj/厶イ/.:/.::/.:::::/:::::::::;}:.@:.. ,j{  {    君がどれだけ辛い目にあってようと、私は君を助けると誓おう。
  ノ {和}从/州トkj;{::::/::/_}:::}:::::::::}{  {    …だから君はこれ以上辛い思いをする必要も、自分を傷つける必要もない。
 ⌒人 : : : )竓羔ミjノ/,弍/.:ノ::/{  {     もちろん相手を傷つけて自分を追い詰める必要もね。
. / __ \/′!{ドッ'゛( (ッ'/.:/八{j{  {     さあ、だからそんな危険な物は捨てて後は私に任せ給え。
{_/: : \\人\ 、__ '  ノ{くノ//j{  {     君にはそんなものと悲しい顔より、笑顔がずっと似合ってるよ? 
 \: : : : : :`\) }ぅー<{:::{八_/j{  {      本当さ。そして、私はそんな君の笑顔が見たいんだ。(キラキラ
,__ \_;_;_;_;_:_:.\}⌒>⌒V@jノj{  j′
: : : : : : : : : : : :\@====彡く: :j{  {′
: : : : : : : : : : : : : /!   ヾΧヽ:} j{  {、
: : : : : : : : : : :./ ‘,  }_,以fー…ァ\
_:_:_:_:_:_:_:_; イ゙∧  'ー '゛〕引i}__,ノ: : : :\
アアアアアアア///∧   ,..-≦「]___}ヽ\ : : : \
/////////// /[爪\/;:;:;:∧〈.........`〈\: : :/〉
/////////,/   \{[二[二[二]┐-弌,.ノ==ミr‐‐




……これでよし。
あれでも一応女たらしのイケメン、じゃなくて人間を導く聖人(自称)だから悪いようにはしないはず。
丸く収めてくれる。あとは……。



      ─ 、/~ヽ、j~ヽ、
     ,´    γノノハハハヽ
     i < ノ ノ(和)(・) ,(・)i)
     ノ リ、゚ −゚人  ワ 丿    ままー、じゃあ後はよろしくー(※棒読み
     ((/´j § i、フつ
     `iッ((巫l巫))
       ~i_ヲi_ヲ~



                         _ ノ{_ ノ  /
          `ヽー─── 、__ z =≪ ´   '´   /
      ___ ノ ̄ `ー /  / ヽ   `ヽ. ー<  /_
       \           /     :,     :,   _ /
         ̄`ヽ._ ノ ′    ;′          <
         <   〃   / l      ! !    iーヽ
               ーァ     !  i! 、    ∧ノヽ  l  ト,    .      (こ、こ、こここここころが私の面を付けてま、ママと…!)
           ∠   ! .l ./`ヽ\ //'´ ,:ャュ、 ノ iIヲ        よし任せろこころ!!この少女の事は私に合切任せるといい!!
                {:  l  レィ-=:、  )′.イ vソ   i!′          みごと全部解決し尽くして御覧に入れよう!!!
               ノ   !  :弋_ソ        イ   メ、
            `ヽ ト、 ゝ      ,:.    l  /ー'´ __
              ノ/ :, iト、   、  ,.  人/ : : : : / /    ,.z ─z==ュ、
               ´  レ'\{! ≧s。    /!.: : : : : :./ /__ .ィ´   〃´ `ヽ)
             r≦ : : : : : : : : |  ̄  i!: : : : : / /: :/ _ ノ´ i {   i{
          ≪ < : : : : : : : : : : : :!    λ: : //: :〈..ムィ 7'7.メ_〉、   ゙:,
            `)`'≪ : : : : : : : : }\  ./.:.V´/: : : : : : : : : : : : : : :.〉
            ,:′: : :`ー───i!、.:.ヽ./.:.:.:‘《 ,O: : : : : : : : : : : : : : : :〉    :,
              / : : : : : : : : : :Q : :ノ.:.::/ ヽ.:.:.:.:X : : : : : : : : : : : : : : : : : :〉   、
          / : : : : : : : : : : /¨ヽ._{_.ムイ.:.:.:`:≪.: : : : : : : : : : : : : : ::,     ヽ
            / : : : : : : : : : : /`ヽ.:.:./ i!.:.:.:.:.:〉`:≪.:〉 `'≪: : : : : : : : : : : :i
          / : : : : : : : : : : /    ゙'′ ¨i.:.:i'′  `   :, `'≪: : : : : : : :弋      :}
.      /: : : : : : : : : : : :./        l.:.:l           i! : : : `'≪ : : : : ノ\    i!
.     / : : : : : : : : : : : : λ.         l:.:.l        i{ : : : : : : :`ー ': : : : :`ヽ=*
.    / : : : : : : : : : : : : : :/込.,        l.:.:l       イ! : : : : : : : : : : : : : : : : : : :!




これで完璧…なのかなぁ。
マミゾウさんに教わった通りにやったけど、まあ向こうもやる気あるみたいだから大丈夫かー。
じゃあ今度こそお寺に行こう、そうしよう。

657 名前:テストの表情:2014/04/19(土) 22:47:18
>>154
 じゃあイジメを苦にして死ぬのは、イジメた奴らに仕返ししてからにするよ……


              へ、__   , ,  , . − '"/
                   ,. - '. : : : : : : : : ̄:`.く、ゞ、, : : -='、
                /: : : ; : i: : : : : : : : : : : : : :`ヽヽヽ; : : : :丶
              /: : : : : :i: ハ: :ハ; : 、: : : : :i : : : : ヽヽヽ;.: : : : i
             /: : : :.i: : : |: i:::.`; :|弋: 丶: : : : i : : : : : ',`, `;.;.: : i:|
            /: :i: : :.|: : : ハ;::::::::.'.:| ::\: :.i:.i:::i: ||: :,ノ: : ハ `, i::::. ::i:| 
            ,': /|:.i: :.|: : :i !i::::::::::::::i;=ニゞ、!: : i:|ソ: : :ノ::| |:i .i|: ::. :|
           ノノ i|: :ハ: : | ,!=、:::::::: "殺ミ,ヾ,y; : |: ://::::i, u ノi:ハ,: !
          ノ    |: i:::i: :.|i!行i} ::::::::. {刺ツ,ノソi,:.rニ;'::::::ハ:丶':i|  ヾ 
              |: i:::::i: ハ`込'    `- '  i 'ソ .}::.ノ! .レ'ソ
               !:|i:::::i:.! i ,,, '    '''    ,、// | !  
          ___  !| V 'i i   弋フ    ノ;/"    `'    道連れだよ……
    i-- 、 /:::r'γつ`丶、  `\      / tっ,
    |:.:   ヽ;:::}' / /っ::::::::::ソ     ` ソヾ" ,/"::::::`ゞ,、
.    |:.:.    ソ, ',/っ:::::::::i、   ,/" / /.:: :: : //_'ゞ、  
.     |:.:      `.  Y:::::::::i|::| ,バ":: ::i:/-,/:: ::,//:/¨ ¨ :ヾ
      i.::.     `.,.|:::::::::::':::|ハ:'. `. ::/=/:: :://.:/     :.|
     /.';.:.      `、::::::::::;〉! i::`ソ、ツ.//.::/        :|
     i:::::::`、::     丶/y y `、`,!r/_'" ;. ,       .:|
.    |:::::::::|:`、::     ヽ!. /,./`'r⌒,,"  \ !:: i      .::|
.    |::::::::|:::.!`、::   ,/'丶」_ 〃ゞソヽ、  /  !:| i      :::|
     |::::::::|::::.i, `、;メ"丶,. -` ヽノ. i|.丶, ソ   i       .::|
.     |:::::::::i:::::i!,   (,_     》: ::ヾミ`ソ_._  |       :|
     |:::::::::|:::::'| 丶 { _     /:: :.ソ ソ丶 


         , -──- 、
       γ       ヽ
       ,'.: ,:  , : 、  .::', __       【焦りの表情 ※修行の成果】  
(( ,ヘ,   ,' ,,'./-心ル-l-イi .: / _| ))
   '、 ソヽ iルLi ○   ○ λ/X.:7       え、え!?ちょっと落ち着いて!
    く.XX`'ハタ""    ""イ XX/       そんな事しなくても生きていけるよ、少しの小銭と明日のパンツさえあれば!
    \X/ノ|.,ゝ ( ) ノ/XX/        ど、どうしよう(汗 こういう時は…そうだ!
      `r,Xi.r'./ }〉〈{ XXXノ :)        
       弋:!i.XX★XX.::!i .:丿        たすけてーみこえもーん!!
        ヾ从 X遵ァXXλi从
        ,ハ_爻_..λ :ヽ
          /i!i!i! l .:│ .::│ :´',
        {li!人!i人 .:人 .:人 ノ :}


      //
    /}ゝ、,_,r'{
    /  ),'´⌒ ^^ヽ,    
   / ∩j イノノ人))ノ     驚き桃の木山椒の木!遂に出た出たやっと出た! 
   / .| 和リ゚ ∀゚ノ)_     私を呼んだかこころ!さあ遠慮なく私の胸に飛び込んできなさい!
  // |ノヽ丱ノi ヽ_/
  " ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∪


あ、私はいいからこの人の悩みを聞いてあげて。こころのお願い。


              ノ)            _ノ)
            / レ'7      ノ)‐ ''"  /
          ト、/    |  ,. ''"´       }/|
          | '      ハ∠、        ' ./
          _.ゝ_.. -‐──- 、       /
      (ゝ-‐'´ '´           `' < イ -‐ァ
       >'" /           ヽ、 \. /
    ./    {       `ヽ     '   ∨
    /  /  .∧     ト、_」ニ、|  ,ハ ,」二ヽ|
    | l {.   !‐ァ 、   |'´ ん' ハ∨  //:::(ヽヽ      え?ま、まぁ、こころの願いとあらば仕方なくもないが…。
    |八 \  |「lヽ `ヽ}  j_zソリ ハ |::7`!::} .| |      …………ふうむ。
      \ レハ{ り       "7 /  |::| |/ / .!
       {7 l7"  '        レヘ   ソ ' ' ∧
        ,| 八   _    u  .リ イ     / \
      /レ'}  \   `    / イ| ____,ム  , )
     ;  / _ノノヽ、_   イ /「r) (r] )/レ'
     | レ'´ ∨`ヽ,人|     ト、{ |_」__l」ソ
     「`Tこ] __,r'‐ァ'"´/:::::}/    ト、ヽ
     L)_r_l」´ |\::/ムイ/:::::;:/     ; }::/
      ;    ! ./  /::::|::::|:::://    ,' /´
      /    |;' /:::::::!::::!:イ /    .//


【太子読心中。。。】



             }\
ー- 、       )\}   、
\  } ;ト、     {  ヽ :. ,
  ) ⌒`ヾ\ト、)kノ  ノ ::: }ノ}  ,f⌒7
ヾ⌒ヽ   ,. -‐宀ァ…=ミj::;丿/  j{  {          
 \_ ーッ'゛  /.::/:.  . ⌒ヾ{   j{  {     ……成る程、君は随分と辛い思いをしてきたんだね。 
 ⌒`ーア  /.;:: ,人,_...  :. :. \, j{  {     けれど、もう大丈夫だ。私は君の味方だよ。
 ブj/厶イ/.:/.::/.:::::/:::::::::;}:.@:.. ,j{  {    君がどれだけ辛い目にあってようと、私は君を助けると誓おう。
  ノ {和}从/州トkj;{::::/::/_}:::}:::::::::}{  {    …だから君はこれ以上辛い思いをする必要も、自分を傷つける必要もない。
 ⌒人 : : : )竓羔ミjノ/,弍/.:ノ::/{  {     もちろん相手を傷つけて自分を追い詰める必要もね。
. / __ \/′!{ドッ'゛( (ッ'/.:/八{j{  {     さあ、だからそんな危険な物は捨てて後は私に任せ給え。
{_/: : \\人\ 、__ '  ノ{くノ//j{  {     君にはそんなものと悲しい顔より、笑顔がずっと似合ってるよ? 
 \: : : : : :`\) }ぅー<{:::{八_/j{  {      本当さ。そして、私はそんな君の笑顔が見たいんだ。(キラキラ
,__ \_;_;_;_;_:_:.\}⌒>⌒V@jノj{  j′
: : : : : : : : : : : :\@====彡く: :j{  {′
: : : : : : : : : : : : : /!   ヾΧヽ:} j{  {、
: : : : : : : : : : :./ ‘,  }_,以fー…ァ\
_:_:_:_:_:_:_:_; イ゙∧  'ー '゛〕引i}__,ノ: : : :\
アアアアアアア///∧   ,..-≦「]___}ヽ\ : : : \
/////////// /[爪\/;:;:;:∧〈.........`〈\: : :/〉
/////////,/   \{[二[二[二]┐-弌,.ノ==ミr‐‐




……これでよし。
あれでも一応女たらしのイケメン、じゃなくて人間を導く聖人(自称)だから悪いようにはしないはず。
丸く収めてくれる。あとは……。



      ─ 、/~ヽ、j~ヽ、
     ,´    γノノハハハヽ
     i < ノ ノ(和)(・) ,(・)i)
     ノ リ、゚ −゚人  ワ 丿    ままー、じゃあ後はよろしくー(※棒読み
     ((/´j § i、フつ
     `iッ((巫l巫))
       ~i_ヲi_ヲ~



                         _ ノ{_ ノ  /
          `ヽー─── 、__ z =≪ ´   '´   /
      ___ ノ ̄ `ー /  / ヽ   `ヽ. ー<  /_
       \           /     :,     :,   _ /
         ̄`ヽ._ ノ ′    ;′          <
         <   〃   / l      ! !    iーヽ
               ーァ     !  i! 、    ∧ノヽ  l  ト,    .      (こ、こ、こここここころが私の面を付けてま、ママと…!)
           ∠   ! .l ./`ヽ\ //'´ ,:ャュ、 ノ iIヲ        よし任せろこころ!!この少女の事は私に合切任せるといい!!
                {:  l  レィ-=:、  )′.イ vソ   i!′          みごと全部解決し尽くして御覧に入れよう!!!
               ノ   !  :弋_ソ        イ   メ、
            `ヽ ト、 ゝ      ,:.    l  /ー'´ __
              ノ/ :, iト、   、  ,.  人/ : : : : / /    ,.z ─z==ュ、
               ´  レ'\{! ≧s。    /!.: : : : : :./ /__ .ィ´   〃´ `ヽ)
             r≦ : : : : : : : : |  ̄  i!: : : : : / /: :/ _ ノ´ i {   i{
          ≪ < : : : : : : : : : : : :!    λ: : //: :〈..ムィ 7'7.メ_〉、   ゙:,
            `)`'≪ : : : : : : : : }\  ./.:.V´/: : : : : : : : : : : : : : :.〉
            ,:′: : :`ー───i!、.:.ヽ./.:.:.:‘《 ,O: : : : : : : : : : : : : : : :〉    :,
              / : : : : : : : : : :Q : :ノ.:.::/ ヽ.:.:.:.:X : : : : : : : : : : : : : : : : : :〉   、
          / : : : : : : : : : : /¨ヽ._{_.ムイ.:.:.:`:≪.: : : : : : : : : : : : : : ::,     ヽ
            / : : : : : : : : : : /`ヽ.:.:./ i!.:.:.:.:.:〉`:≪.:〉 `'≪: : : : : : : : : : : :i
          / : : : : : : : : : : /    ゙'′ ¨i.:.:i'′  `   :, `'≪: : : : : : : :弋      :}
.      /: : : : : : : : : : : :./        l.:.:l           i! : : : `'≪ : : : : ノ\    i!
.     / : : : : : : : : : : : : λ.         l:.:.l        i{ : : : : : : :`ー ': : : : :`ヽ=*
.    / : : : : : : : : : : : : : :/込.,        l.:.:l       イ! : : : : : : : : : : : : : : : : : : :!




これで完璧…なのかなぁ。
マミゾウさんに教わった通りにやったけど、まあ向こうもやる気あるみたいだから大丈夫かー。
じゃあ今度こそお寺に行こう、そうしよう。

658 名前:名無し子猫:2014/04/27(日) 14:11:06
                      ,,,,,,___
                ,   、、 ,,i、ヽ、''‐-、-、
               i∨iミ‐-,,ヾ、''', ', ', \  \ヽ、
               .i,'j',   jメメ',  i i   ヽ  / ヽ
               .'A,ゝ__ ノiメメi i i    ', .,'   .',
               ',メ ( )jメメ`i //    ∨   .',     ./i  /7
                ',メ゙´メ/メソ /      i    i   /',-〈i/`/
                ヾA、ソノ"/      i    i_/フi i/',  i ,,,,,,,,-‐‐‐‐'''77"´7
                \二´/    ,、  /ニニニニ// i i i ,,,ゞ''´-‐∧ゞ</7 乂 //
               ∧ ヾヽヽ /ヽ / ',  /、WWジ / ソ"/  >/ i ',=======-/
               / .',  丶=ソ ∨ .', ', /  / ̄  /,イヽニ-‐"フぐiiゞ、 ̄ ̄フ"         すいません。
              ./   ',   ゞ、  ,∧_/ /ヽ  //‐j j/,,,-" / ./iiヽiヽ  ./       ちょっと兄さ…神様にお話があるんですけど。 
             /    ',ヽ__// i二ニi∠/ /ヽ//ゝ</i=‐-ノ jぐ/iiゞゞヽ-'‐i
            ∧ `'''''ッ/ /// /   ,,   //,ヽ// i`ヽ-ノ/ヽ j j〉 〈i.i〉 〈i i ∧ij
            i/`''''''´// i ii/フヽ‐´ ヾ.//_i .', ',//∧ ̄´ \ヽi jく冫/i∨> i / ii
  、- 、        j   //', '/// ji  //ヽ,ゝj ', '// i',     ` i 〉 〈 i i〉〈i '  ii
   \ `ヽ 、     ',  // ヽ ヽ./,-、ン"/、,,i∨/j j j j ,' ',ヽ   _,,,_ j く\`' /ソ __ i
    .ヽ   `''''''''‐-ヽ / /スi i"i/ /フ//⌒ii>"´  i ii  ', ヽ i'  ゙, iヽ',/ヽ/ / ヽ/\
     ヽ、       ∨ /=二 i i ∨/ /  ´     j j',  \\ヽ ', レ"/', ヾ/ / イ`ヽ、\
      `ヽ、     ゙゙i  ヾ、 ヽゝ"/`        /∧ \  \`'''''-'-∠ニニ、/ `´i   .`ヽ、
         \,,,-‐"´´',   ゙" ii i,,,、        /./ `ヽ`ヽ-,,/ ̄'''''''-、-、-‐‐<       ` ヽ、
         /     i,  ,-"レ//`i''iヽ     / /、   `'''''イ     ヽヽ   ヽ`'''''‐- 、_    `ヽ、
        く、     iヽヽ ', i ヽヽ_ノi ヽ    / / \     .',     j j   ',     ` ヽ、    `ヽ、
          \   ヽヽiヽj  \ j  ヽ  / /    `''‐---.',     j j   .',  /ヽ   `ヽ、    ヽ

  




                      /〉
               ///          〈ヽ
                 / i/ '            !Λ
.                / i/ l           | lΛ
               /ミ{!  !            | i Λ
                | 》{  〈            ,'/   ',
                |《 |  ヽ       //  《}
          |\  ヽ ヽ   〉ー≪≫、r//  ≪/
          トミ  `ー〈ヽ {  /〉《人 \/人ヽ,≪/
.           〉 ヽ_   \ゝイ/ 乂_〉《O》乂》、/ー-イ        俺もダn、神様の陰我を断ち切r…いや、奴に話がある。
         トミヽトミ\ 《ハ≪≫、 ミ Y彡 イY_/
.        `ト-≪ ̄ \》ヘ トミヽ 川、ムィ イr/〉
          ヽ_≫―《\ヘ`ーイー〈 Y 〉、ノ 从〈〉               /〉
.             \ゝ―≪≫ヽ/ ミ ヽノ、彡Λミ /                  /r/|
.              〉-≪二ゝへrヘミ厶Y_彡Y ゝ'′        /\  /  //|
             ムィ´`Yゝ-ヘ,ヽノWWWV〈,ノ         /|  /  /`´》  //ll|
/\__/\          ,ゝ<ゝヽ二≫≪ノーイ}  ,ィ、/ /ーイ /  《 //lllll|
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニ=‐-
  ≪≫―――≪≫     ≪三≫≪≫    ≪≫         ≪≫ _                     ̄二ニ=‐-
======―≪三三≫≪三三三三≫≪―≫===≪ー〈 ̄乃ヽ ≪≫/l´\ ,/\ ヽ                              >
  ≪≫―――≪≫     ≪三≫≪≫    ≪r\ノ:::::::\__l/l   l / /|\}               _二ニ=-‐
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二\:::::::::::\{_/\_|:、//!\!二二二二二ニ=-‐
ミ //〉 〉〉  /!     | i|/    __l\    ,|〈 《 》 〉〉 \::::::::: |/ \_!:::ヽ /ヽ |イ:::::::〉》  〉
 〈〈/ //\ /  ̄ヽ  | i|  /__   〉 /人ヽ__ノ/////ヽ:::::::\ /::::::::|/ゞ|::`ヽ/〈_/ \
二ヽゞ〈/\/ ヽ/ ̄〉〉  | i|   | 〈   〈/ /  /` ー‐'l///////〉 ::::::::`:::::::::: |/ミ|::::::〈_/   l
´ ̄`Y´\/〉<〉r// l//\ ヽ \/エl/\/ ,//|l/////:::::::::::::::::::::::::: \_/:::::::::// ̄ヽ/l≫
    ヽ 〈l\__///\/\`ー< ̄〉/ // / ゝミrく/〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∠/  /  /
.     \ニ>< 工≫≪≫≪三 ̄ ̄ ̄ ̄ /  l、/l/ //::::::::r=-―<>―r=<__/ /〉
       {二_/ /| Y⌒Y r-<二>< ̄  / \  //::::::::/=l 〈l ̄´    `ー=ニ二ニ=イ/
       〈\  / r|人__,ノ l|   \_l  ヽ /   /l /〈 ::::: /∨\l
      ∨〉ィ´   Λ〈 V ∠_     \/   / !/  ヽ/
         Y   /|,/ \//  ≫、       /〉  八___,/

 


659 名前:名無し子猫:2014/04/27(日) 19:31:04

                     r, ∩            _f≧=--- 、  , =≦ /
                     i V l/)            _> 、    Y!  ./
                    x  ̄ ̄ `Y    _.    ,  ´  V}_厶  く_ク/
                   ー、 - 、   j _ <´     /       }/// }   | /
                    ヽ - - 、l´ /     /   ,x≦7///ノ  i∧
                         l    l / , / ,) _{  /,>''” \    j^ 、_
                    ノ    l イ / '   iト、 { {      V  ,′i!l` <_x
                    l     l j ,イ l l l   [゙ ! !       } ,   ,  \\
                       l    i'人、i.N l=i= } }ヽ込、     j .,′ /、  Vハ
                     l   ハ rム. 」 l-‐ーzLL__}/r`=-===/ /==f ,j,-┐r-弋ヽ
                      l     ヾj .l i ll ̄j`  }/ 〈/\  ̄/ / 7、y   v 「` < x
                     /ヽ    k l l .トー'   ,  `ヽ rく¨} }「〈ly      l    `< x
                   ノ  /ヽ   .`y l l ハ   __   イ l l ハ l ヽ  -  ',      \\
               _,,.. ´ /,イ  iV   l ∧l, i l> _ <  hl ヽムヾヽf ´   ',        \\
         _,,.. -∠ニア´ //  / j V  j l VlN. ヽ  ケ `- l ハ i=ーへ-,   l            ヽヽ
       <       -   / / / f Y  lト Vrハー 、X <>ム  i/        l          Vハ
    /    _,,.. -‐ァ   ィ   / / l  ト、 vヘハヽハ  」_ )_ f h ハ、   _,,.. _>'ー-- 、       Vハ
   /    /   /イ´/ /  l /  j   Vl liN ーハ´ _∧_ー ' l 、 ヽ ̄ 、 \、 \ー― 、\      Vハ
   ,    /   /l l レ , '  l /  i    V' /'  i l レ-'   iN j  l ハ \ \\   \\     Vl
  l    '   /  l -'  / l   V   l    /弋   l l ( )    l i   j  ハ ヽ ` 、      ', ',     lハ
  l   l   '   i  /  l l  V  l    l l ーj   l l .へ   j i'    l l  l ト  \    l l     | |
   、  ハ  l   /ヽy   l l   ∧ l    リ /     l lー'   ヽ/イ    l / リ ヾ  \   i l.       | |
   V  ハ l   /l  i    ハ V  l リ     .j      l l>'<   〈ri    N  /      \ j j      | |
    V   ハi   i l  l     lヾ V      ノ       l l⌒<   ー- .._ /  / ノ ∧    ', /      | |
     V    ハ  l  l    リ   _,,.. - ´        i lヘ         >、/ イ/ l     i      //
     l l\  ハ  l  ヽ  l トゝ   V          /l l \        / V / /     l       l l
     l l  \ ハ ヽ  へ lハ   /V       /  l l   \     ノ     /      l      l l
     il   \ V ヽ   <` /   ,\     /   l l     \ /  \ / イ /l  l j        l l
      ヽ   \ム  \  >        \/     l l       'ハ     \  / /  〃       \\
            ヽ、  /     /           l l        ハ      \  /'           y_j
              /      /       '    //                 \           _ノ  l
             '       /       '    //                   `         く_,   l
            /       /       '   //            l         ハ         レ' ,/
           /       /        '  /'              l           ハ         

660 名前:名無し子猫:2015/07/30(木) 12:58:18
テスト

661 名前:◆zZQX9NVr63/V :2019/05/07(火) 00:58:46
こいつで合ってるハズなんだけどなー。

662 名前:名無し子猫:2021/07/14(水) 22:22:45
テストー

663 名前:名無し子猫:2021/12/13(月) 19:29:38
               ,:'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:、
              ノ:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::::,
             /::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::{
              フ::::::::::::::/_、:::::::::、:::::::、:::::::::` .,_
            /::/:::::::/_ ヽ:::::、斗z、::::、:::::::、 ̄
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              ゝ..',          /ノ         ´     `!
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          ,i:l:l:l:l:l:l:l:l:j:l:l:l:l:lj:l:l:l:l:j:l:l:l:j:l:l:l:j:l:l:lj:l:l:l:lハ

664 名前:名無し子猫:2022/08/13(土) 13:05:51
3です

665 名前:名無し子猫:2022/08/13(土) 13:10:37
6です

666 名前:名無し子猫:2022/08/13(土) 13:12:09
テスト

667 名前:名無し子猫:2022/08/13(土) 13:14:24
テスト

668 名前:名無し子猫:2022/08/13(土) 13:20:23
あかさたな<hr>あかさたな

669 名前:名無し子猫:2022/08/13(土) 13:24:47
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670 名前:&lt;font color=red&gt;名無し&lt;/font&gt; ◆Yk9Pufb6Aw :2022/08/13(土) 13:35:21
テスト

671 名前:名無し子猫:2023/01/03(火) 11:25:56
イカ

672 名前:名無し子猫:2023/01/03(火) 11:29:52
        
        
      カイ

673 名前:名無し子猫:2023/07/17(月) 02:29:04
テスト

674 名前:◆Kj4JCJfnRU :2024/11/04(月) 01:37:52
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675 名前:◆Kj4JCJfnRU :2024/11/04(月) 03:01:30
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